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一日中気持ちよく晴れて、アパートの廊下から見える日光の山々がとてもきれいでした。 群馬県境の白根山は名前の通りいつ見ても真っ白い雪を被っているのに栃木県側の男体山、特に我が家から見える東側の顔は山肌に残った白い筋状の雪だけです。それにしても建物や電柱や電線が邪魔ですねぇ!少し前ならこんな景色が見えたらすぐに車を出すところなのですが、さすがに歳をとったのかイマイチ気合が入りません。廊下に出て山を眺めているだけで手が冷たくなり体が冷え込んでしまうような寒さでもありましたし・・・。栃木県のコロナ感染者が増えているのも出かけるのをためらう大きな原因になっているのも事実です。そこで昨日花旅仲間に送ったアーカイブスの写真を少し。もう10年以上前になりますが、中禅寺湖畔の歌が浜でこんな氷の結晶?を見たことがあるのです。 木の幹にも、小枝の一本一本にも平らな板状の氷がついていて、それはきれいなものでした。 こんな形の氷を何というのでしょう?樹氷? 霧氷? しぶき氷? エビのしっぽ?全部違いますよね?どなたかご存じだったら教えてください。 お願いします。新年の初もうでは二荒山神社中宮祠と決めていて、そのたびに中禅寺湖畔の歌が浜には立ち寄っているのですが、こんな氷の花を見たのは後にも先にも一度きりなのです。この日も空気がキンキンに冷えた朝だったのでしょうが、若いときは苦になりませんでしたよ。 この時期でないと見られないない身の引き締まるような厳冬の奥日光の景色、大好きです!
2021.01.21
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久しぶりに自分のブログを開いてみてびっくり!タイトル画像は紅葉の明智平のままだし、いまだにあきらめず訪問してくださっている方もいらっしゃるみたいだし・・・!大変失礼いたしました。パソコンを変えるのを言い訳に休み始めたらなんだかそれが当たり前になってしまって今日まで来てしまいました。せめてタイトルだけでも変えておくことにして今日から冬の前日光でお付き合いください。このところ栃木県のコロナ感染者数が増えるばかりで少し前から10万人当たりの感染者数が 東京、神奈川についで3位になったと思ったらいつまでもそれを維持したまま・・・。今年は喪中だったこともあり、恒例にしていた奥日光の二荒山中宮祠に詣でることもなくずっとステイホームの暮らしを続けています。山歩きを趣味にしてきたにしては意外に(実は意外でも何でもないのですが)インドア派の私、家に居続けることに飽きることもなく日々を楽しんできました。最近の私の頭の中はいろいろなことを考えたり、過去の思い出をたどったりしていることが多く、たまに車の運転をする時には、さあ、これからは余計なことを考えないように、と自分に言い聞かせてからハンドルを握ることにしています。寒い日々が続いていますが、少しずつ日は長くなり寒梅や蝋梅の花だよりも聞かれるようになって自然は着実に春に向かっているのを感じます。一日も早く本物の春を笑顔で楽しめようになりたいと願う毎日です。
2021.01.11
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数日前に2階のベランダから写した写真と似たような画像をネットで見つけました。11月6日(金)の夕方4時半頃、あまりに西の空が赤いので思わずスマホで写したのがこの写真。 モコモコとした雲の間から差す赤い日差しは夕焼けと呼ぶにはふさわしくないし、夕焼けの翌日はいいお天気になるはずなのに、この翌日のお天気は良くなかったし・・・との疑問が一気に解決しました!雲の名前は「ひつじ雲」。 雲ができるのは高さ 2,000m程度。似たような形の「うろこ雲」はもっと高く上空 5,000m以上にあり、どちらも天気が崩れる前兆なのだそうです。ネット上にはもっと詳しい説明があったのですが、私にとっては「ひつじ雲」を知っただけで充分満足です。この時間帯に花旅仲間の女性たちはみな西の空をながめて自然の作り出す素敵な光景に見入っていたことが分かっています。コロナ禍の今は一緒に出かけることはありませんが、自然が大好きな仲間が同じ時間帯に同じ感動を味わっていることがわかっているだけで大きな幸せを感ずることができてありがたいです!このところブログを書くのが億劫になっていました。原因はカメラの画像を取り込むのがうまくできなくなっていること。Windows10には対応していないのがわかっているキャノンの画像編集ソフトをだましだまし使っていたのですが、突然フェイドアウトしたり、画面が真っ暗になったりとストライキを起こすようになってしまったのです。あきらめて新しいソフトを導入したのですが、機能がやたら多すぎて自分がやりたい操作がどこに隠れているのかまだつかめないでいます。スマホからアップしてもいいのですが、時間はたっぷりある身なのでもう少し四苦八苦してみようかと思っています。さて、どうなりますことやら・・・?
2020.11.10
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栃木の山々が紅葉の美しい季節になってきました。今見頃になっているのは標高1,000m前後の場所。奥日光のいろは坂や中禅寺湖周辺は平日でもかなりの渋滞が発生していると聞いています。高齢者が渋滞に合わず、静かに紅葉を楽しめそうな場所として選んだのは平家の落ち武者の里、湯西川。私たちが選んだコースは霧降高原から旧栗山村土呂部を経由して湯西川に入るちょっとマイナーなコース。霧降高原もかなり色づきが進み、青空にも恵まれて、六方沢から高原山や月山、夫婦山がすっきりときれいに見えました。 六方沢橋付近は標高が1,400m以上あるので、もう紅葉は終わっているかと思いましたが、橋の下を覗くとまだきれいな錦絵でした。 以前は柵の上からのぞき込むことが出来たのですが、自殺者が多く出たために柵は高く柵の幅も狭くなったので写真が撮りにくくなってしまいました。柵の外にスマホを出すのはリングでもつけていないとちょっと怖いです。大笹牧場で一休みして下っていくと鬼怒川沿いの山々の紅葉がとてもきれいでした。川俣方面に少し進んで土呂部方面に右折するとあとは一直線に登っていくだけ。土呂部ダムもいい色合いでした。 本物はもっときれいだったのですが・・・きちんと舗装された道路ですがさすがに道幅は狭く時々来る対向車とのすれ違いには気を使います。道沿いはずっと赤や黄色の紅葉の林が続きます。 以前福島県の田代山に登るときはこの道を使っていたのですが、いつからかほとんど全面開通していることがなくなってしまいました。私たちが行ったこの日も湯西川との分かれのところに通行止めの標識。行けるところまで、と先へ進むとやはり山の神のそばの馬坂林道への分かれのところにゲートがありました。私たちがここまで入っていったのは大きくてきれいなもみじにご挨拶したかったから。 見上げると明るい日ざしを透かして赤や黄色の細かいもみじの葉がキラキラ輝いていました。 湯西川方面に車を進め、温泉街や平家の里を通り越して私たちが目指す目的地は安が森林道を入った安が森キャンプ場、安らぎの森。この日、この道で出会ったのは一台の清掃車。 道路の落ち葉を箒で掃いている作業員が二人!毎日どれほどの落ち葉がたまるかわからないような場所でのこの作業! 気が遠くなるようです。キャンプ場は平日とあってか車が一台もなかったのでこの景色を見ながらお弁当を食べました。 正面の建物は宿泊施設。 キャンプ場の受付やテントなどの貸し出しもやっているそうです。この芝生の部分に入るのにも入場料を取られるとは後で知って驚きました。私たちの目的地は安が森林道を1kmくらい?入ったところ。 「周遊歩道 2.7km」の標識のある場所です。下に下りて行けば流れのそばの美しい景色が見られます。 私たちは反対側の階段を登って紅葉の森の中を歩いてきました。 今年の紅葉は台風に傷めつけられていないので、かなりきれいでした! ここに停まっていたのは私たちの車をいれて3台。クマの心配が頭をよぎったけれど、立派なカメラを持った方がこれまた大きな音のするクマ鈴をつけていてくれたので一安心。そばを歩いていたのはキノコ採りの籠を腰に下げた地元の方。もう一台の車で来ていたのは地元の旅館の関係者の方。ヤマナシの実を集めに来ていたところで、小さくてかたいヤマナシを果実酒にしてお客さんに出すのだそうです。 金平糖と一緒に!下戸の私も飲んでみたくなりましたよ!帰りは湯西川ダム建設で新しくなった快適な道を走ってきました。道路がきれいになって遠い所だった湯西川がぐんと近くはなりましたが長いトンネルが多くて美しい紅葉の山が見えなくなったのは残念です。川沿いのくねくね道を紅葉した山々を見ながら走ったのが懐かしいです。 湯西川ダムの下流の方の紅葉はまだこれからのようでした。さらに川治、鬼怒川と下ってきて宇都宮が美しくなるのはいつ頃になるのでしょう?できるだけゆっくりと秋を楽しませてほしいものです。
2020.10.29
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旧栗山村の月山に出かける予定を立てていた仲間から、途中が通行止めになっていて行くことが出来ない、という情報をもらい調べてみました。すると今年の4月下旬から日蔭牧場から先が通行止めになっていました。原因は月山トンネルに崩落の危険があるため。いつもの駐車場は栗山ダムの前。 トンネルを通らなければ絶対行くことはできません!しかも解除の予定はないとのこと!5月初旬にはアカヤシオで全山ピンクに染まる美しい山なのに、何とも残念です。この山が秋には赤く染まってとても美しいのですが、登る人はほとんどなく私たちの秘密の場所のひとつだったのに・・・。ピンクの花が咲くアカヤシオは秋になると真っ赤に紅葉してとてもきれいなのです。ちなみに現在ブログトップに使っている画像は奥日光の明智平。真っ赤に紅葉しているのはアカヤシオです。行けないことが分かると余計に懐かしくなったので過去の10月24日に登った月山の写真で思い出を振り返ってみました。登り口はロープにつかまっての急登。 登山道はどこまでも続く紅葉の道。 少し登ると栗山ダムの水面を見下ろすことが出来ます。なんとこの日はダム湖の上に虹がかかっていました。 月山山頂です。登ったことのある方は、あのアカヤシオだとすぐにわかるでしょう? 霧降高原、六方沢方面が良く見えます。後ろの山は赤薙山、女峰山方面。 少し下ると今市ダムが見え始め、下りの道すがら何度も見ることが出来ます。 下ってきたバーベキュー広場はこの季節は背丈よりも高いススキが見事でした。 駐車場に戻る道すがらもきれいな紅葉がずっと見送ってくれました。 いつの日か再びトンネルが通れるようになったらぜひおすすめしたい山のひとつなのです。
2020.10.25
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晴れ間が戻った21日、奥日光の紅葉が盛りを迎えているのは分かっていても途中の車の渋滞を想像すると足が向きません。特に高齢者は若い人たちのお邪魔はしない方がいいと思うので、とにかく人の少なさそうな静かな場所を狙ってドライブを楽しんできました。最初の目的地は鹿沼市の奥の前日光高原。でも、宇都宮は高い青空だったのに山には暗い雲がかかっていてちょっとがっかり! それでも広々とした場所に立って色づき始めた山々を眺めると気分がスカッとしました。 放牧されている牛たちが里に帰るのももう間もなくでしょうね。少し散歩をして戻る頃、青空が見えてきましたが、とうとう男体山の頂上までは見えませんでした。 昼食は足尾の銀山平で。 まわりにバンガローの並んだ広い芝生にはあとから来たもう一組のご夫婦とたった4人だけ。前日光では 7℃ と低い気温だったのに日差しのあるこの場所はまるで日向ぼっこをしているようでお腹がいっぱいになると眠気が差してくるような気持のよさでした。 もみじの色づきも始まっていましたからこの木が真っ赤になるころは訪れる人も多くなるのかしら? この後国民宿舎かじか荘の前を通って備前楯山経由で三川合流の地点まで。備前楯山の駐車場には2台の車が停まっていました。知っている人は知っているんですね。 これからの時期、備前楯山の紅葉もきれいなんですよ~!でも、今年はちょっと足がすくみます。この山の山すそにはツキノワグマが生息していることが分かっていますから・・・。三川合流とは松木川、仁田元川、九蔵川の合流地点。昔はこの川沿いにも集落があったのですが、足尾銅山から出る亜硫酸ガスや大火事などの被害で廃村になってしまいました。現在はきれいな砂防ダムが作られ、銅(あかがね)親水公園として整備されています。 ここに来てこの日初めてたくさんの車が停まっているのを見ました。それも首都圏方面の他県ナンバーばかり。 予想していなかったのでちょっとビックリ!すれ違ったバスには小学校高学年と見える子供たちが乗っていました。足尾銅山と鉱毒事件の学習に来ていたのでしょう。 このダムから先が渡良瀬川です。最後に走ったのは足尾と日光を結ぶ旧国道122号線。細尾峠(1193m)を通る道です。1978年に日足トンネルができてからは国道の座を明け渡したほとんど車の通らない山道です。細尾峠は薬師岳、夕日岳、地蔵岳、また茶の木平への登山口となっていますが、この日は車は一台も停まっていませんでした。マイナーな山だし、今年はクマも心配ですから当然かな・・・。でも、紅葉がとてもきれいなところなんですよ。この日も近くの薬師岳がいい色に染まっていました。 観光道路ではないので見晴らしの良い場所は少ないのですが、いい場所を見つけたらどこでも車は停め放題。 対向車がほとんどないのですから・・・。 きれいな紅葉を見て降りてくると、いろは坂方面からきた車の多さに驚きました!2時を少し回ったばかりなのに信号の先にも帰りの車がつながっていたのですから・・・。有料道路に入ってしまえばスイスイなのですが、夕方首都圏まで帰る車の運転手さんには頭が下がる思いです。こんなに大勢の方が訪れてくださる日光という場所がありながら、どうして栃木県は魅力度最下位なのでしょう? 不思議です!個人的には、中途半端でなく思い切って最下位という位置、私はきらいではありません。
2020.10.24
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10月14日の朝、仲間のNちゃんからきれいな画像が届きました。 奥日光の「竜頭の滝」と「金精峠」付近の紅葉です!もうこんなにきれいに色づいたのか、と思うと家にいるのがもったいなくなって10時をまわってから夫と2人でNちゃんの後を追って奥日光へ行ってみることにしました。いろは坂は霧降方面からの霧が流れてきて視界不良。紅葉もまだほとんど色づいてはいませんでした。でも、標高約 1,300の中禅寺湖畔まで登ると色づき始めた木々が目につくようになってきました。 そして、お約束通りに丸山駐車場に着くころは霧も晴れ、ボートハウスに着いた時には空は青く広がって暑くもなく寒くもなく実に気持ちが良かったです! 絶好のドライブ日和になってきました!まずはNちゃんの後を追って金精峠まで行ってみることに。以前の奥日光は今頃の季節にはノロノロ運転で進むほかなかったのですが、さすがに今年は混雑するほどではありませんでした。 それでも一時期よりは県外ナンバーの車が多く、団体旅行のバスもたくさん走っていました。道路はスイスイでしたがさすがに紅葉名所の竜頭の滝はこの時間になってしまうと混雑している様子なのでそのままスルーして先へ進みました。赤沼手前のミズナラ林がきれいに色づいていました。 戦場ヶ原の脇のズミの木には真っ赤な実がたくさんついて、まるで花が咲いたよう・・・。今年は台風が上陸しなかったので、木の葉もズミなどの実も落ちないで残っていてくれたのでしょう。 竜頭の滝を過ぎるとこんなに道路が空いているなんて、いくら平日とはいえ想像していませんでした。思い切って出かけてきて良かった~!標高の高い金精トンネル入り口(1,840m)では紅葉が見ごろを迎えていました。 金精峠からNちゃんたちは湯の湖を一周して帰るという連絡があったのですが、年寄りの私たちはドライブだけ。山王林道を通って旧栗山村に抜けて帰ることにしました。初夏にズミの花がきれいだった光徳入り口のズミの林の中へ入ってみました。 このあと、光徳牧場付近のミズナラ林を走るのが気持ち良かったです。 山王帽子山は思った通りの色づきでした。 この道でのびっくり出会いは・・・ キツネ(ホンドギツネ)でした。奥日光ではシカに会うことはよくありますが、キツネに会うのは珍しいのです。なぜか車の窓を開けても逃げようともしない不思議なキツネでした。山王林道を先へ進んで旧栗山村に入り、川俣の少し手前のところで、黒い影がす~っと横切り道路わきの藪の中へ・・・??!!!「えーっ! 今のクマだった?」「たぶんねえ!」カーブの多い道なので一瞬しか見えなかったけれどおそらくはクマだったのでしょう。山王林道は去年の台風以来通行止めになっていて、つい最近(9月末)に通行可能になったばかりなので長い間この辺りは野生の王国になっていたのかもしれません。人間様は邪魔ものですよね~!栗山村を抜け、霧降横断道路へ。六方沢橋あたりで紅葉が見られるかと期待していたのですが・・・ 霧降はやっぱり霧の中・・・それもかなり深い霧だったので何にも見えませんでした。 キスゲ平ではうっすら色づいた木が見えていたので、晴れたらきれだろうな、と心を残して帰りました。この記事を書いているのは17日(土曜日)。朝から冷たい雨が休むことなく降り続いています。せっかくの行楽シーズンなのに何ということでしょう!人生の秋もゆっくりと過ぎて行ってほしいと願っているんですけどね~!
2020.10.17
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紅葉見ごろの姥が平に行ってきたNちゃんから写真が届きました。あいにく霧雨だったようですが、風も穏やかで昨日までのような寒さも感じることなく楽しく歩いてくることが出来たようです。 姥が平に下りていく途中からの写真ですね。かすかに焼け残った木が見えています。そして、姥が平に下ったところ。 茶臼岳が見えなかったのは残念でしたが、紅葉はまだきれいでしたね! 台風が去った後だというのにひょうたん池が全く波立っていないのは幸いでした。左側のツツジの葉がだいぶ落ちてしまいましたが、直前の寒さで落葉が進んだのでしょうか・・・。昔は「台風一過の秋晴れ」とよく言ったものですが、最近は台風が過ぎてもどんよりした日が続くことが多くなったような気がします。でも、多少の雨や霧でも姥が平は十分楽しめる場所です。今週いっぱいは見ごろが続くでしょうか・・・。
2020.10.12
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小田代ヶ原の草紅葉が終わるころ、本格的な栃木の紅葉シーズンは那須の「姥が平」から幕を開けます。姥が平の紅葉の写真を見てその美しさに感動しあこがれ続けて、ようやく思いがかなったのは50代半ばの頃。自分の目で見た姥が平は写真の何倍もの美しさでした!それまで紅葉というのは見上げるものだったのに那須の紅葉は足元に広がる真っ赤なじゅうたんのようで、自分の体がその赤い色の中にすっぽり包み込まれるのがうれしくて、すっかりお気に入りの場所になり毎年のように通いつめたものです。私たちはロープウェイを利用し、牛ヶ首経由で姥が平に向かう楽なコースをとるのがほとんどでした。 ロープウェイを降りた時はまだ緑が残る景色ですがそれでも盛りの時期はじゅうぶんきれい!さらに牛ヶ首に向かってピークを一つ越えるたびに赤い色の深みが増し、そのたびに仲間たちの歓声があがったものです。 この真っ赤な斜面はまるで茶臼岳からの溶岩の流れのように見えませんか?那須はツツジ類が多いので赤系統の色に紅葉するようです。殺生石との分かれのあたりも大好きな場所でした。 牛ヶ首から見下ろした姥が平。 白く見える場所まで下りて行った場所が絶景ポイントであり、格好の休憩場所になっています。晴れた日には下る途中から見る流石山方面が素晴らしかった~! 枯れた木は茶臼岳が過去に噴火した時の名残だと記憶しているのですが・・(ちょっと自信がない )砂地のような広場から見上げる盛りの紅葉、そして、その上に噴煙を上げる茶臼岳のどっしりした姿が見えれば最高に幸せな気分になれました。 でも、天気が悪ければ茶臼岳が見えないこともしばしば・・・。 こんな霧の中の景色もしっとりしていていいものでした。少し季節が進んでしまうと・・・ 木道を歩いてひょうたん池まで行くのは逆さ茶臼岳を見る楽しみがあるから。 でも、ここの展望場所は狭く、混んでいるときには写真を撮るのも遠慮がちになってしまいます。霧の日などは人が少なくかえって幻想的な紅葉をゆっくり楽しむことが出来たような気がしました。 また、深い霧の日に歩いていて思いがけず見つけたものがありました。足元に小さな赤い花が咲いているかと思ったら・・・。 硫黄ガスが噴出する場所に見られる「イオウゴケ(硫黄苔)」。ハナゴケ科ハナゴケ属の地衣類だそうです。赤い色の部分は「モンローリップ」。 なんだか笑えました 遠望が利かず下ばかり見ていたからこそ目についたもの。どんな時にも楽しみはあるものだと感じました。7日水曜日、NHKの夕方の番組の中で姥が平の映像が流されていました。今年は夏が暑かったので、まだ盛りには早いようでしたが、昨日、今日と11月並みの気温が続いています。現在午後1時を過ぎた宇都宮市内でも暖房が欲しくなるくらい冷たい雨が降っています。冷え込みの厳しい姥が平では一気に紅葉が進んでいることでしょう。これからお出かけになる方、那須は天候の変化が激しい所です。暖かい服装、カッパは必携ですよ!自分の足で行けなくなった私はこうして過去の写真で行った気になって楽しんでいます
2020.10.09
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若くて元気な花旅仲間から奥日光の写真が届いています。 今の狙いどころは小田代ヶ原の草紅葉。最初に届いたのは9月30日。N恵さんからでした。 一日中良く晴れて気持ちの良い日でした。そして、朝方冷え込んだ戦場ヶ原に初霜の降りた日。霜が降りたら草紅葉も終わりかしら?と思っていたら昨日(10月3日)歩いて来たNちゃんからの写真でもまだ小田代ヶ原は帯状に染まった草紅葉がとってもきれい! 早めの緑が残った草紅葉も、こっくりと濃い目に染まった草紅葉もそれぞれに趣があるので、結構見ごろは長いのかもしれません。私の花旅アーカイブスから早い時期の小田代ヶ原とちょっと遅めの小田代ヶ原を・・・。 上の写真は2006年9月20日。そしてこちらは2010年10月8日の小田代ヶ原。 さて今の小田代ヶ原はどんな色をしているのかしら?
2020.10.05
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前回訪れてから4日後、9月29日の常楽寺です。 さすが成長の早いヒガンバナ、咲き始めだった場所はほぼ満開!真っ赤に色づきとてもきれいでした。 珍しい黄色のヒガンバナの周りではいつも誰かがカメラを向けていました。 白い花も清楚で素敵です。 ソバの花の周りのヒガンバナは咲き始めたばかり。まだしばらく見ごろは続きそうです。 粟野の田園地帯はいたるところにヒガンバナが植えられていて車を走らせているだけで楽しかったです。 ヒガンバナの球根には毒があるので、ネズミ除けのために田畑の周りに植えられたとか。農家育ちの夫によれば、ネズミに田の畔を崩されてしまうと水田の水が流れてしまうのだそうです。それにしても昔の人はどうしてヒガンバナの球根に毒があるのが分かったのか、不思議です。ヒガンバナはとてもきれいでしたが、ヒガンバナといえばアゲハチョウ、と思っていた私にはアゲハチョウが一頭も見られなかったのが少々心残りではありました。
2020.10.01
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タイトル画像を秋の小田代ヶ原に変更しました。9月末、木々の紅葉が始まる前の奥日光がまだ静かな時期に一足早く秋色に染まるのは小田代ヶ原の草紅葉(くさもみじ)。例年なら色づき始めた戦場ヶ原を歩いて小田代ヶ原に向かうのですが・・・ 今年は台風で破損した木道の工事がまだ終わっていないので通行止めになっているのです。今日のニュースによれば 11月末に終了するとのことですのでこの景色は来年のお楽しみということ。小田代が原へはハイブリッドバスでも行けるし、別の道もあるのですがこの開けた景色の中を歩けないのは残念ですね。小田代ヶ原は種類の違う植物によって染め分けられた縞模様の美しい姿をしているか、それとも雨がたまって小田代湖と化しているか、年によって全く違った姿を見せてくれます。 草紅葉が見られるのは小田代ヶ原に霜が降りる前の短い間だけ。今年の小田代ヶ原はどんな姿を見せているのかしら?
2020.09.29
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今年は遅いかと思っていたヒガンバナがようやく開花しました。小雨の降る中でしたが、粟野(と思っていたけれど上粕尾が正しかったみたい)の常楽寺まで出かけてきました。常楽寺は東国花の寺百ヶ寺・栃木六番札所に当たり「花のお寺」として知られています。 特に秋の彼岸前後の時期は真っ赤なヒガンバナと白いソバの花とのコラボレーションが素晴らしい場所なのです。去年訪れた時はシカによる食害で蕎麦が全くありませんでしたが、今年は一面真っ白いきれいな花を咲かせていました。 目的のヒガンバナは咲き始めたばかり!でも、生きのいいつぼみがたくさん立ち上がっていたので、これから先が楽しみです。 満開の時期を想像するだけで楽しくなるほど今年は花芽が多いような気がします。下野かるたの「ら」の札は確か「雷神の病治した録事尊」でした。この常楽寺に祀られているのが禄事尊。この郷の名医、中野智玄が雷様の病気をお灸で治したことで、この村には雷が落ちなくなったという言い伝えがあり、雷除けのお寺としても知られているのが常楽寺です。雷の多い栃木県らしい話だと感心したことを思い出しました。 このあたりは周りを山に囲まれた自然豊かな場所で、常楽寺以外にもヒガンバナの群生地が何か所かあります。次は晴れた青空の下に咲くヒガンバナを見に行きたいと思っています。
2020.09.27
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ユーチューブでのフジバカマの上を無数のアサギマダラが舞い飛ぶ姿を見てから、いつかは私も見てみたい、とずっと憧れ続けていました。場所は群馬県中之条町の「花楽の里」まさに「乱舞する」という言葉がぴったりだったのです。現在は名前が「中之条山の上庭園」に変わっているその場所をようやく今日念願かなって訪れることが出来ました。案内のとおりレストハウスの脇から登っていくと確かにフジバカマは咲いていましたが、思ったよりも狭い場所だし、お目当てのアサギマダラはチラホラ見えるだけ! ヒョウモンチョウをはじめ、シロチョウの仲間やLタテハ、ツマグロヒョウモンなどのチョウがたくさん飛び回っているのに、アサギマダラは数が少なくてちょっとがっかりしました。でも、ここにも捕虫網を持ったアサギマダラマーカーの方がいましたよ! 上の写真のアサギマダラのマーキングをしたのはこの方、mitさんだったのです。そして親切な mitからたくさん情報をいただいてまたさらにアサギマダラが好きになりました。今年は天候不順のせいであまり来ていないのだそうです。最後に記念だからと私たちのために一頭のアサギマダラにマーキングをして空に放ってくださいました。 585番のアサギマダラが元気に南へ旅立って遠くまで行ってくれるかと思うとまた新しい夢を見られそうです。アサギマダラの乱舞こそ見られませんでしたが、今日もまたアサギマダラが新しい縁を作ってくれて実り多い一日になりました。久しぶりに高速道路を利用するほどの遠出をしてみて、細胞が活性化するような爽快な気分になりました。今日は夫と2人でしたが、一日も早く花旅仲間と出かけられるような日常が戻ってくれることを祈りたいです。
2020.09.16
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先日届いた茶臼岳からの雲海の写真に続いて、昨日もまた仲間のS子ちゃんからこんな美しい雲海の写真が届きました。 そう、日光市霧降高原きすげ平から見下ろした景色です。2枚目の写真の手すりは 1,445段ある階段(天空回廊)の頂上の小丸山展望台あたりのものでしょうか?急な階段を登りきった後にこんなご褒美が待っていたら疲れも吹き飛んだでしょうね・・・! 木の葉がうっすら色づき始めていて、下界はまだ残暑が続いていても山には秋の気配が漂い始めたようです。ちょうど同じ頃、私はアパートの三階の廊下から空を眺めていました。 都会の屋根の上に広がる空ですが、嵐の去った後のさわやかな青空と白い雲に久しぶりに爽快な気分に浸っていたところでした。空を見るだけでも幸せになれるものだとしみじみ思い、空を見上げる余裕のある毎日をありがたく感じていました。そんな時に届いた霧降高原の雲海は引きこもっていた私の気分を外へ向けてくれました。家の中も十分楽しいけれど外はやっぱり気持ちがいい!雷雨の予報が出ていない日にちょっと出かけてみましょうか・・・。
2020.09.15
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仲間たちと出かけることがなくなって早くも半年が過ぎてしまいました。毎日家にこもって静かな暮らしを続ける中で、高齢者の私たちはそれなりに楽しみを見つけ、それなりに充実した日々を過ごしてはいるのですが、時がたつにつれ出かけるのが億劫になっているのではないか、気力がなくなってきているのではないか、と思うようになってきました。今の時期、まだ仲間たちと出かけるほどの勇気はないけれど、夫婦でドライブに出かけたい場所はいくつかリストアップしてはあるのです。でも、このところの天候不順でそれもかなわない日々が続くと次第に腰が重くなってきていました。そんな中、若い仲間のNちゃんから昨日(8日)届いた那須の写真にパッと目が覚めた気がしました! 何という素晴しい雲海・・・!場所はよく知っている茶臼岳への登山道。おそらくゴンドラの中からは何も見えず、突然目の前に青空が広がった時の驚きと感動・・・昔夫婦2人で同じ経験をした時を懐かしく思い出させてくれました。そして、こちらが茶臼岳頂上直下の写真。空はもう秋の色ですね! 今まで過去の写真ばかり見返していましたが、やはり旬のものはいいですね~!もう、山には登れないけれどきれいな景色を自分の目で見てみたい。少しずつ暑さも和らいできて晴れ間が見られるようになったら・・・と楽しみにしている毎日なのです。
2020.09.10
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(久しぶりに開いてみたら下書きにこんな記事が残っていました。 とっくにアップしたと思っていたのに・・・ 花旅に関係ないからどうでもいいと思ったのかどうか? せっかく書いたのでアップしておきます。)前回、アサギマダラの記事を書きましたが、あの日に写した写真がパソコンに取り込めなくて夜になると一人で四苦八苦していました!あの日の写真は全部スマホ(iPhone SE)で撮ったものだったのですが、ブログに張り付けた2枚以外はなぜか読み込めなくなっていたのです。もちろんリノさんと写した記念写真もです。スマホ上に残しておけば不自由はないのでしょうが、今まで写真は全部パソコンに取り込んで、ある程度たまると外付けハードに保存していたので、同じように続けていきたかったのに・・・。2晩目にふと気づいたのは拡張子が JPG ではなくなっていたこと!HEIC なんて見たことも聞いたこともない(と思うんだけど?)。調べてみると、HEIC (heic)はiPhoneで実装された新しい拡張子で、JPG の半分の容量で高画質な画像を保存できるのだとか・・・。新しいスマホにしてから2か月以上になるのになぜ今頃?そういえば、直前に ios のアップデートをしたことを思い出しました。おそらくあの時に変わってしまったのでしょう。でも、私の使っている古い画像編集ソフトは heic には対応していないようだし・・・いちいち jpg に変換するのもねえ! ああ面倒くさい!と、しばらく投げておいたのですが、スマホの設定でお馴染みの jpg で写真を撮れることが分かり、一件落着!カメラのフォーマットを互換性優先に設定した場合、ストレージを圧迫しないようにとの注意書きがありましたが、私のスマホまだまだ余裕があるし、まあしばらくはこのままでいくことにしました。カメラやパソコンに詳しい方には大したことではないのかもしれませんが、素人の私は写真の取り込み方を変えてみたり、色々やってみて結構時間をつぶしましたよ。頭の中ではアサギマダラ興奮も続いているし、写真ひとつに苦労させられるし(と言いながら楽しんでいるのですが)コロナ自粛で鬱になりかけている人には申し訳ないほど日々充実していて幸せです。あれ、そういえば2枚だけ取り込めたのはなぜ?
2020.09.01
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8月28日、さっそくアサギマダラに会いに行ってきました。場所は私たちにとって一番身近な奥日光。金精トンネルを越えて群馬県へ。菅沼を越える頃から道路わきにヨツバヒヨドリの花が多くなってきて、アサギマダラがいること、いること!道路の右から左へ、左から右へ、ひらひらと空高く飛びあがる個体も多くて、前回(8月7日)のように静かに吸蜜していることがありません。一昨年の8月末もそういえばそうでした。 旅立ちが近いのでしょうか?そこで、一昨年の思い出の場所、丸沼入り口のヨツバヒヨドリの咲く道路わきの小山の前で車を停めました。ここでも姿は見えましたが、飛び回る個体がほとんど。私のカメラでは到底無理なので、スマホで動画でも撮ろうかと少し小山を登って下を振り返ったら・・・ 停車した車から降りてきたのは大きな捕虫網を持った男性。もしかして? とは思ったものの自信がなくて取り留めのない会話を続けていたら、「花旅の方?」と向こうから・・・。 あらー! 2年前にお会いした方! まさかと思いましたよ。2年前を覚えていていただけたなんて しかも花旅という言葉まで びっくりするやら、感激するやら 今回も新しい情報をたくさんいただいて、最後に記念写真まで撮らせていただきました。帰宅後に記念写真と一緒にこの情報を送った一昨年一緒だった仲間たちももちろん大喜び ! 四郎岳が大好きなS子ちゃんが四郎沢にアサギマダラが乱れ飛ぶ場所があると知らされてどんなに喜んだか顔が見えるようでした。さらに「アサギマダラ リノ」で検索していたS子ちゃんが素晴らしい情報を見つけてくれました。「2018年 喜界島のアサギマダラ」という再捕獲情報のサイト。上から11番目に丸沼でリノさんが捕獲したアサギマダラが載っていました。2018年?もしかして、と思いましたがマーキングの日付は 8/16 。そして、このサイトの 2番目と7番目に載っているアサギマダラを山口県でマーキングしたのは、S子ちゃんの親戚の方なのだそうです アサギマダラつながりのご縁がどんどん広がりそうな予感がして楽しいです。二度あることは三度、といいますから来年の8月には花旅仲間うち揃って丸沼近辺にアサギマダラを探しに出かけて、リノさんと再再会することを夢見ています。写真がないので最後は涼しかった(20℃前後)丸沼の写真で終わります。 一昨年の日記はこちらから。2018年8月31日の日記
2020.08.30
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数日前にE花旅仲間の T ちゃんからグループラインにこんな書き込みがありました。「今朝、やまカフェを聞いていたら キベリタテハが見られたと感激してました。(中略) 私たちが見たのは茶臼岳だった?」彼女はよくラジオを聴いている人、私は遅ればせながら「らじるらじる」の聞き逃しサービスでさわりだけ聴いてみました。「やまカフェ」というのは石丸謙二郎さんのラジオ番組でその日は「山に舞う蝶」と題して高山蝶の魅力が語られていました。ちょうどE花旅アーカイブズで次に送ろうとしていたのはまさに那須、茶臼岳方面。ゴンドラを降りて歩き始めて間もなくの岩の上に止まっていたのが「キベリタテハ」でした。 残念ながらこの日は羽を広げた姿を見せてはくれなかったのですが、羽のヘリの黄色が金色にも見えていつまでも見ていたくなったものです。その2年後の8月には同じE花旅の仲間たちと長野県の池の平湿原でキベリタテハに再会しました。しかもこの日は羽を広げた姿が見られて大感激!まるでビロードのようなつややかな小豆色?の美しさに酔いしれました! この日はほかにもたくさんの蝶が飛んでいました。ヒョウモンチョウは奥日光で以前から馴染みがありましたが、下は初めて目にしたチョウです。 結構な数がヒラヒラ飛んでいて、人の周りにも寄ってきましたが、「ベニヒカゲ」でしょうか?仲間の「クロヒカゲ」は地味なチョウでした。池の平にはたくさんの珍しい高山蝶がいて花旅の目的にチョウという新しい楽しみを教えてくれたのも池の平でした。池の平で思い出すのは何といっても「ミヤマモンキチョウ」なのですが、今の季節ではないので今回は省略します。花旅仲間と出かけた9月にも「キベリタテハ」に大騒ぎをした記憶があります。 この時は「クジャクチョウ」にも会えました。 大きな目玉に見つめられているような気になってしまいます。この2枚の写真は高身長の Igさんのもの。カメラがいいのはもちろんですが、背の低い私では見にくい角度のチョウもきれいに撮っていただいています。でも、8月から9月にかけて魅力的なチョウといえば私たちにとっては何といっても「アサギマダラ」。その姿形の美しさ、優雅な飛び方、小さな体で何千キロもの旅をするという壮大なロマンを感じさせるその生態、すべての面で魅力がつきません。2016年8月26日にはあこがれのグランデコ(福島県)にアサギマダラを見に行くことができました。ヨツバヒヨドリの咲き乱れる高原に ヒラヒラ、ひらひら舞い飛ぶアサギマダラ、蜜を吸うアサギマダラ・・・!なぜか人の少ない日で独占状態でアサギマダラを満喫してきました。 すでにマーキング済みのチョウもたくさんいました。このチョウたちが再捕獲されるのはいったいどこになるのか想像するだけで楽しかったです。確か、デコ平から飛び立ったアサギマダラは鬼界が島や台湾で発見された記録があったはず。私たちはいつも旅立つ前のきれいな姿のアサギマダラを見られてありがたいです。アサギマダラの写真を見ていたら、また見に行きたくなってきました。まだ日中は暑いから金精峠付近? あるいは丸沼入り口あたりまで下りて行ったかしら?近いところでは霧降高原もいいかもしれません。もう少し涼しくなれば赤城自然園にもたくさん集まってくるんでした~!さあ、どこへ行こうかな?
2020.08.27
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連日のように猛暑、酷暑のニュースが続き、熱中症で救急搬送される方、亡くなられる方が後を絶ちません。今年の夏は本当に暑いです! コロナ感染症もこの先どうなることやら・・・!おかげで今年のお盆はどこにも出かけず、だれも訪ねてくることもなく、エアコンのきいた家の中で年寄り2人うろうろと過ごすうちに終わってしまいました。普段は昼寝なんかしないのに暑いというだけで昼食後には眠くなり、寝ているはずなのに夜も早く眠くなってしまうのでブログもお盆休みをとっていました。最近は暑さにも慣れてきたのかまた夜更かしがもどってしまったようです。前回のブログでは赤城自然園のレンゲショウマがきれいだったと書きましたが、私にとって一番のレンゲショウマはあの日見た花以外には考えられません。それは2010年8月16日。霧降高原キスゲ平のリフトが撤去される前にとリフトを利用して丸山に登ったのです。帰りはリフトを使わず八平が原(やっぺいがはら)経由で下ることにしました。 笹原を下り、八平が原を過ぎて沢沿いの薄暗い森の中を歩いていた時のこと、同行のYさんが「あら!これは・・・?」と指さした先に咲いていたのは私がずっとあこがれ続けていた「レンゲショウマ」だったのです! はじめて知ったのはどなたの写真集だったか、「天使のランプのような・・・」という形容とともに大きな木の間に咲く優しい色のレンゲショウマの写真が忘れられなくていつか見たい花の筆頭だったのです。花の形がハスに似て、葉の形がサラシナショウマに似ているのでこの名がついたとか・・・。 私たちが目にしたのもうっそうとした森の中の薄暗い登山道。その下にひっそりと咲くレンゲショウマは、まさに「森の妖精」とか「妖精のランタン」という言葉がぴったりでした。 思い出してみるとこの時咲いていたのは 2本。薄暗い足元に咲いている小さい花をよくぞ見つけてくれたとYさんには大感謝です。まるでレンゲショウマが見つけてもらいたがっていたかのようにまさに見ごろの美しい花でした。この時から私のお気に入りのレンゲショウマは丸山下山道のレンゲショウマ。たくさん群生しているところを見てもどこか美しさが違うような気がするのはぜいたくでしょうか?私のスマホの待ち受け画面もこの時のレンゲショウマ。 毎日眺めていても愛おしさが増すばかりです。 2010年8月16日の日記
2020.08.18
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初夏から晩秋まで次々にきれいな花を咲かせて訪れるたびに私たちに感動と安らぎを与えてくれる群馬県の「赤城自然園」。一年で最も暑い今頃でも思いがけないほどたくさんの花が待っていてくれます。 8月の赤城自然園で一番のお目当ては何といっても「レンゲショウマ」。園内のいたるところで群生を作っていて私たちを楽しませてくれます。 うつむき加減の色白の花の何と愛らしいこと!きれいな花を見つけるとみんなで撮影会が始まるのが常です。 「森の妖精」とか「妖精のランタン」という呼び名にも納得です。次々につぼみが上がってくるので花期が長いのもうれしいのです!他にも珍しい花がたくさん咲いていました。 ↑ キツネノカミソリ ↑ キセワタ ↑ シキンカラマツ ↑ ヤマシャクヤクの実初めてこの実を見た時は春に真っ白い優美な花を咲かせていた同じヤマシャクヤクとは信じられませんでしたよ! ↑ 5月に見たヤマシャクヤクの花こんな面白いものを見つけたこともありました。 枝の一部かと思ったら「ナナフシ」という昆虫でした!まさに擬態! うっかりしたら見落としますよね。このほかにも色々な花が咲き、今頃はきのこもたくさん出ていて真夏でも十分楽しめる場所でした。日差しは強くても標高が600mから700mくらいあるので暑さの質が下界とは違います。 こんな大きな木の下を渡ってくる風はとても心地よく、高い山に登れなくなってからの私にとってはとてもありがたいすてきな場所になっているのです。
2020.08.11
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数か月ぶりに県境を越えるドライブをしてきました!昨日も気温が上がる予報が出ていたので、涼しい奥日光へ行ってみることにしたのですが、どうせ行くなら旅する蝶「アサギマダラ」の見られそうなところまで行ってみることにしたのです。気温 22℃前後、アサギマダラの好きな「ヨツバヒヨドリ」が咲いているところ。第一候補は金精峠を越え、菅沼の先の金精道路沿い。まあ、今まで何度も通って、今頃はこの辺り、と見当がつくようにはなっているんですよ!狙いはばっちり的中してたくさんのアサギマダラを見ることが出来ました。菅沼を越えたいつもの場所近くでは道路工事が行われていて、これでは無理かと思ったのですが、少し先の右側に駐車スペースがあったので、車を停めてみたらあちこちで蜜を吸っている姿が見られたのです。 例年だと車の中からヒラヒラ飛び回る姿を見つけて、仲間たちと大騒ぎをするのですが、なぜか昨日はどのアサギマダラもひたすら蜜を吸っていてほとんど飛び回ることがありませんでした。これでは車を走らせながらではなかなか見つからなかったかもしれません。カメラの焦点距離が合わないほど近づいてもさっぱり逃げようとしないので、いたずら好きな夫は何頭も捕まえては放して、を繰り返して遊んでいました。ちょっといたずらしたらやっと羽をひろげてくれました。 じっとしていてくれたので雌雄を区別する黒い性評もよく見えました。 後羽(下羽?)の先に黒い模様(性評)があるのがオス。↑模様のないのがメス。↓ 私たちが見るアサギマダラはたいてい傷も汚れもないきれいな姿をしているのですが、以前八丈島の展示室で見たアサギマダラは羽がボロボロでお世辞にもきれいとは言えない姿をしていたことを 思いだします。夢のように美しいアサギマダラがこれから海を越えてはるか南の方へ 1,000 km以上もの長い旅をするのかと思うとこの小さな姿のどこにそんな力強さがあるのかと不思議に思います。見ただけで何だか幸せな気持ちにしてくれる魅力的なアサギマダラに今年も出会えて、久しぶりに幸せな気分を味わうことができました。来年は仲間たちとワイワイ言いながら見に行けることを信じたいです。
2020.08.08
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昨年の今頃は暑い日差しの下、宮城県栗原市の伊豆沼・内沼で小型遊覧船の上から美しいハスの花を見ていました。 去年は暑い日が多かったので、葉が茶色になって枯れている場所もありましたが、まだつぼみも多くいい時期に訪問できました。ピンクの花は想像よりも大きくて立派で小型遊覧船の上から間近で見られるのが素晴らしく、遠方はるばる訪ねた甲斐がありました。 くわしくはこちら(https://plaza.rakuten.co.jp/hanatabi/diary/201908050000/)をご覧ください。さて、今年の伊豆沼にはどんな景色が広がっているのでしょう?実は仲間の一人が7月末に訪れたのですが、花はおろか葉も育っていなくてただただ沼が広がっていたというのですが・・・!8月に入って気温が上がって少しはハスが育ってくれていればいいのですが、心配です。ネットで調べてみると、内沼では例年 7月20日ごろからのハス祭りが8月10日からに延期されていました。今年は梅雨の期間が長く、気温も低かったのでハスの生育にも影響が出ているのですね。いつも通り、平穏無事というのがいかにありがたいことだったのか、しみじみ感じさせられる今年の夏です。
2020.08.04
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8月に入ったとたんに関東地方の梅雨明けが発表され、ようやく青空が戻ってきました!晴れていると一気に気分も明るくなり、動きも少しは軽やかになるような気がします。青空にも慣れてきてさらに気温が上昇すると、今度は暑い!暑い!とぜいたくを言うようになるのはわかっているのですが、今は汗をかくことも気持ちがいいのです!暑くなったら私たちが避暑に行くのは奥日光。我が家から日光道を利用していろは坂を登りきるのに約1時間。標高差が約 1,000mあるので気温差は 8℃から10℃くらい。まして、中禅寺湖畔のボートハウスあたりで湖から吹いてくる風の中に立てば一気に汗も引いてさわやかな心地になれます。花旅の仲間と出かけるときはボートハウスで一休みして赤沼の駐車場から戦場ヶ原に入り、青木橋、泉門池(いずみやど)と経由して小田代ヶ原に入るのが定番コースでした。戦場ヶ原の木道沿いに咲く色々な花を確認しながら歩くのが楽しかったです。湯川沿いの林の中で最初に探すのは「オニノヤガラ」でした。花とは思えないような地味な色なので、意識して探さないと見落としてしまうのです。 ナラタケに寄生する腐生植物ですが、これでもラン科というのが素人には不思議です。良く目立つ黄色い花は「トモエソウ」。 戦場ヶ原でよく見かけるもう一つの黄色い花は「クサレダマ」。 腐っているわけではありません。漢字で書くと「草連玉」。7月末から8月にかけて戦場ヶ原から小田代ヶ原にかけてどこにでも咲いているのが「ホザキシモツケ」。湯川沿いにも・・・ 近くで見ると小さな花の集まった可愛い花です。 「クサレダマ」と一緒に・・・。 小田代ヶ原に近づくと丈の高い(1 mくらい)「オオウバユリ」が不思議な存在感を見せてくれます。 小田代ヶ原にも「ホザキシモツケ」がたくさん咲いています。 手前の紫色が「ノアザミ」、その奥のピンク色が「ホザキシモツケ」。真ん中にすっくと立っているのが、通称「貴婦人」と呼ばれる小田代ヶ原のシンボルのシラカバの木です。以前は小田代ヶ原に咲く花といえば「ノアザミ」だったのですが、近年は「ホザキシモツケ」が増えてきたために少なくなっていると聞いていますが、どうなのでしょう?下の写真は2010年の小田代ヶ原の「ノアザミ」です。 頭部に一個だけ咲くきれいなアザミなのでなくなってほしくないのですが・・・。 魅力的な花がたくさんあってきりがないなあ・・・。もうひとつ大好きな「クガイソウ」だけアップしておきます。 奥日光を歩いていると思いがけない生き物との出会いもあります。出会えてうれしいのは「アサギマダラ」。 時間帯によっては「鹿」に出会うことも珍しくありません。 背中にWの文字が鮮やかな「コエゾゼミ」は動きが遅いので、簡単にモデルになってくれます。 いつ行っても楽しい奥日光ですが、命の輝く夏の奥日光は動物も植物も力強く感じられるのが魅力です。今年は戦場ヶ原の木道工事がまだ終わっていないようですが、ハイブリットバスを利用すれば私でも行ってみることが出来そうです。今年の小田代ヶ原はどんな顔を見せているのかしら?
2020.08.03
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7月下旬から8月の初めにかけて毎年のように訪れたのは長野県東御市の「池の平湿原」。県内から次第に新しい場所を求めて歩くようになって初めて池の平を訪れた時は、駐車場で車を降りた途端に標高 2,000m のさわやかな風の中に立てることだけで大感動でした。そして、少し歩けば広々とした湿原のいたるところにめったに見られない高山植物が当たり前のように咲いていることにまたまた大きな感動をもらいました! 「イワカガミ」「コケモモ」「ハクサンチドリ」「テガタチドリ」「ノアザミ」・・・。日光に咲く花も那須に咲く花も一挙に、楽に見ることが出来て、今まで高い山に苦労して登っていたのは何だったのかとため息が出るほどでした!そして「クロマメノキ」の上には初めて見る「ミヤマモンキチョウ」がヒラヒラとたくさん飛び回っていました。カメラを構えて何度もみんなでシャッターを切ったのですが、動きの速い「ミヤマモンキチョウ」はファインダーに捉えることさえ難しかったです。きれいに撮れた写真を見ると縁取りのピンク色がとてもきれいです。 オスは黄色、メスは白。 栃木県では見たことのない花もたくさん咲いていました。 ↑ マツムシソウ ↑ リンネソウ ↑ グンナイフウロ ↑ シャジクソウ湿原を一回りして山の方に少し登った「コマクサ園」には大切に保護された「コマクサ」がたくさん見られました。 「コマクサ」はもう少し早い季節に行かないときれいな花が見られないのかな?「ピグミーの森」に入ると林下には初々しい「ゴゼンタチバナ」や「イチヤクソウ」がたくさん咲いていました。 ↑ ゴゼンタチバナ ↑ イチヤクソウそして、ここではこんな珍しい生き物にも出会いました。 ↑ ホシガラス ↑ ニホンカモシカニホンカモシカに出会ったのはE花旅の仲間と出かけた時。私が足尾で見かけた時はこちらが少し動いただけで一目散に茂みの中に隠れてしまったのですが、池の平のニホンカモシカは人間を見慣れているのか私たちの前を行ったり来たり・・・結構長い時間カメラのモデルになってくれました。とはいえ距離はかなりあったのできれいな写真は撮れなかったのですけどね・・・。とにかく花の種類も数も多く、色々な蝶も見られて(もちろんアサギマダラも飛んでいましたよ)花旅仲間の大好きなものがいっぱいの池の平は大のお気に入りの場所でした。夏場の池の平は、私たちのようなフラワートレッキングを楽しむ人たちで大混雑するらしいのですが、私たちが出かけるのはいつも平日。おかげで人が多いとか混雑しているという感覚を持ったことは一度もありません。週末や祝日の混雑時は地蔵峠からシャトルバスを利用しなければならないようでしたが、私たちは池の平湿原まで自家用車で乗り付けることができたので、栃木県からでもゆっくり遊んでこられる場所だったのです。それでも、池の平がもう少し近くに会ったら四季折々もっと楽しめるのになあ、と未練がましい思いを残しながら帰路についたものでした。
2020.07.31
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毎日空を見上げてはため息をつき、コロナ感染者が日本各地に増えていくニュースを見ては憂鬱な気分になり、さすが楽天家の私もこれから先いったいどうなっていくのか心配になってきました。高度経済成長の時代に行け行けどんどんでがむしゃらに仕事に精を出し、人並みに楽しい時もつらい日々も何とか通り抜けて、それなりの幸せな年金生活に着地できた私たちはひっそりとこのまま世捨て人のような生活で一生を終えてもいいかもしれません。でも、これから世の中を支えて働く若い人たちや子供たちはそうはいきません。人と顔を突き合わせ、瞳を見ながら大声で笑いあい、時には涙を流し、肩を抱くような付き合いの中で子供は成長するものだと思っていた世代の私には、今の子供たちがかわいそうでなりません。人との距離をとり、オンラインやらテレワークばかりで言いたいことはネットの中、という新しい日常に慣れてしまったら仲間もつくれないし、恋愛すら自然にはできなくなってしまうでしょう。楽しいことしか書かない、と決めていたブログなのについつい愚痴をこぼしてしまいました!楽しかったよ! きれいだったよ! と書き込むことに何となく後ろめたさや罪悪感を覚えてこのところ日記が書けないでいました。でも、止まない雨はないように出口のないトンネルはないことを信じてまた明日から少しずつ思い出の場所を写真で旅したいと思います。とりあえず今夜はこれで失礼します。おやすみなさい!
2020.07.27
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今日も朝から雨が降り続いているし、目や耳に入ってくる情報は楽しくないものばかり!せめて思い出の中だけでもスカッと爽快な気分を味わいたくなりますよ。『栃木の花旅』ならぬ『栃木からの花旅』としてしばしば訪れたのが長野県。中でも霧ケ峰高原の最高峰である車山(標高 1,925m)は冬場のスキー場のリフトを利用して私たちでも簡単に山頂に立つことができるので花旅仲間の大のお気に入りの場所でした。毎年のように通った車山が一番きれいな景色を見せてくれたのは2013年。リフトから富士山が見えただけで大感激だったのに頂上からは南アルプス、北アルプスなどの美しい山々が鮮やかに見えて言葉にならないほどの感激を味わいました。この年はニッコウキスゲも当たり年だったのでリフトを降りた途端に真っ黄色のじゅうたんが出迎えてくれました。 富士山の姿が見えるといつもテンションが上がります! 初めて目にした北アルプスの山々は特徴的な槍ヶ岳をはじめ、はるか遠くからでも拝みたくなるような厳かな雰囲気がありました。 山頂からのハイキング途中、鮮やかなニッコウキスゲの先に北アルプスの山々が見えた時の感動はいつまでも忘れられません。 その後、この車山の肩へは車で何度も通っているのですが、この時のような景色を再び目にすることができていません。山が見えなかったり、キスゲが少なかったり・・・。たった一度きりでもこの素晴らしい景色が見られた私たちは幸せ者です!
2020.07.24
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例年なら梅雨明けするのはちょうど今頃。梅雨が明ければ本格的な登山の季節到来ですが、私たち花旅が登った最高峰は群馬県境の日光白根山(2,578m)。中には3,000m級の山に登る仲間もいるのですが、私に体力がない上に目の前に咲く花に目がとまってモタモタしているのでこれ以上高い山に登るのは無理なのです。でも、白根山に登ってみて低山とは全く違う感動、爽快さを覚えました。もちろん私たちはスキー場からのゴンドラ利用。山頂駅はすでに標高 2,000m。でも、ここからでも山頂ははるか遠く、高く見えていました。 しばらくは樹林帯の中の登りが続きますが、あちこちで小さな花を見つけては足が止まってしまいます。 珍しい「コフタバラン」 「ゴゼンタチバナ」が小さな花の集まりだとわかったのは白根山だったような・・・? バカチョンカメラで写していたころはどうして花は一つなのに実がたくさんなるんだろう?と不思議だったのです。 馬鹿でしたね~!森林限界を越えると急に風が通り、はるか遠くまで見渡せて空の上に出たような気分でした。 白骨樹がある風景も高山独特!岩と砂の急な登山道は結構きつかったのですが、写真を撮るのを休みの言い訳に使っていました。 山頂近くは小さな高山植物がたくさん咲いているお花畑。 疲れを忘れさせてくれました。 ↑ ハクサンチドリ ↑ コマクサ ↑ ツガザクラ ↑ コケモモの中のベニバナイチヤクソウ「五色沼」の青い水を見下ろしながのランチタイム。 湖の前で一人一人記念写真を撮りました。せまい山頂があくのを待って何枚か記念写真を撮って大満足!心を残しながらの下山でした。 2010年7月19日の日記昨日(19日)は予報に反して晴れ間が見られました。しかも若い方には嬉しい日曜日!白根山の狭い山頂は記念撮影待ちの人でいっぱいだったのではないでしょうか?
2020.07.20
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今日も一日降ったりやんだりの繰り返し。空はずっと暗いままの日が何日続いていることやら・・・。その上いくら梅雨の時期とは言え7月とは思えない低い気温の連続に農作物の不作、そして値段の高騰が心配になってきました。九州のような豪雨ではなくてもこんなに毎日降り続いたら奥日光の小田代ヶ原が湖になっているのではないでしょうか・・・。小田代ヶ原が一面の湖になっているのを見るのはたいていは9月に大きな台風が過ぎた後なのですが、これだけ降り続くと、もしや?と思ってしまいます。原の一部に水がたまることはよくあるのですが、一面あふれるような水でいっぱいになると周りの山々が水に映ってそれは美しく見ごたえのある景色になるので同じ季節に何度も見に通ったものです。そこでブログのトップ画像を小田代ヶ原に水が溜まって小田代湖と化した時に物に変えたいと思います。今頃の小田代ヶ原にはノアザミやホザキシモツケなどの花が咲いています。 ここにいったん水が入ると・・・ まるで全く違う場所のようでしょう?わざわざ夜明けをねらって出かけたこともありました。 水が出ると、植物をみることはできなくなってしまいますが、代わりに珍しい生き物が見られるのですが、それはまたその時期にアーカイブスで・・・。戦場ヶ原の木道工事はまだ終わっていないはずですが、低公害バスが千手が浜まで運行されているので小田代ヶ原にも行けるようになったのでしょうね。雨も降り続いているし、高齢者の夫婦は今の時期バスに乗る勇気もないので小田代ヶ原もまだしばらくはお預けかな・・・?
2020.07.18
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日曜日にせっかく青空が見えたと思ったらそのあとは再びの梅雨空が舞い戻り、今年の梅雨は一体いつ開けるやら・・・コロナ感染症はいまだ陽性者が増え続けているし、豪雨被害の損害は計り知れないし、ナシやリンゴが不作と聞いてがっかりしていたら今度はサンマも不漁のようだし・・・。泣きっ面に蜂? 弱り目に祟り目?花旅仲間に毎日送っているラインの「花旅アーカイブス」の写真の中では、青空の下でたくさんの高山植物に囲まれた私たちの笑顔がはじけているのに・・・昨日今日の空模様と比べたらまるで夢の中のようです。今夜も夢のように美しかった7月中旬の流石山の画像で少しでもさわやか気分を味わいたいと思います。今の時期には大峠から流石山にかけて咲くニッコウキスゲが満開の時期を迎え、当たり年には斜面が黄色で埋め尽くされます。このお花畑はニッコウキスゲだけではなく、たくさんの種類の高山植物が咲くので、この時期の私たちは花に夢中になりすぎて、なかなか流石山までもたどり着けないのでした。那須の雄大な山々を望みながらゆっくり花探しをするのが何と楽しかったことか・・・! 少し登ると遠くに茶臼岳が見えてきます。 真ん中に立っているのは「アオヤギソウ」。こちらは「シュロソウ」。 早い時期にはつぼみだった「タテヤマウツボグサ」も華やかに花弁を開いていました。 珍しい「オオバツツジ」に出会ったこともありました。 つつじの王国・栃木に住むものとしては見たことのないツツジ類に出会うのはとてもうれしいのです。せめて夢の中ででももう一度あの尾根歩きができたら幸せだなあ! また遅くなってしまった! 中途半端ですが、今夜はこれで失礼します。おやすみなさい
2020.07.16
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昨日はいつ以来か思い出せないほど久しぶりの青空に大感激 いつも過去の思い出ばかりたどっていたけれどようやく旬の情報でブログが書ける、と勢い込んでパソコンを開こうとしたらなんと! パソコンのロゴが現れたとたんにフリーズ ❕またか!とがっかりしながら少しジタバタしてみたけれど何とも埒が明かないので、バッテリーをはずしたまま早寝してしまいました。今朝になって恐る恐る開いてみたらありがたいことに何の支障もなく動いてくれています。コロナ支援金の10万円も使ってしまったし、もう少しこのガタの来たパソコンと付き合っていこうかと思ったところです。さて、昨日は天気予報は悪くないのに起きた時は前の日と変わらぬ鬱陶しい空模様。まあ、だまされたと思ってとりあえず出かけてみることに・・・。久しぶりの晴れマーク、しかも日曜日、有名どころは絶対大混雑だろうと私たちが行き先として選んだのは下塩原新湯線(私たちは開拓の道と呼んでいます)にある「よし沼」と「大沼」。羽黒街道を北上し、途中「道の駅しおや(上平パーキング)」で食料品を買い込みました。日曜日だったせいか品数豊富で、帰宅してから食べた地場産のきゅうりやナスは新鮮でとても美味しかったです。しかもとっても安かった!そのあとしばらくして強い雨が降り、バシャバシャ水しぶきを上げながら進みましたが、幸い目的地に着く前に雨は上がって次第に雲も切れてきました。6月4日に訪れて以来の「よし沼」のヨシ(葦ともいう)がずいぶん大きく育っていました。 ここでの目的は「バイカツツジ」。少し遅かったかな? まだ残っていた花は径 2cmくらいの小さくて目立たない花でした。 散策している人も少しいましたが、だ~れも目にとめてくれない地味な花でした。でも、私は図鑑でしか見たことのない花を山の自然な場所で見られて満足しました。咲き終わって地面に落ちた花もありましたが、その花と見間違えたのは「ウメガサソウ」でした。 数人の立派なカメラを抱えた人たちが狙っていたのは「ハッチョウトンボ」。私たちも教えていただいて探したのですが・・・「ほら! そこそこ・・・」 「こっちにはメスがいるよ!」と言われても見慣れていない目にはなかなか見つからず。やっと目に入った真っ赤な個体はせいぜい 2~3 cm!しかも手前にはヨシの葉が重なっているし、風は吹いているし・・・。(これはピントが合わなかったことの言い訳です) メスは幸い近くに止まっていたのはありがたかったのですが、オスに比べて何とも地味で、それが理由に見つけにくいのでした。 「ハッチョウトンボ」も初めて見たのでこの日はこれだけでも収穫があったというものです。「大沼」を訪ねたのは午後になって青空が見えだしてから。青空と白い雲がこんなに美しく気持ちのいいものだということをやっと思い出しました! 今年は「バイケイソウ」が当たり年だったようでたくさんありましたが、花の見ごろには少し遅かったかな・・・。 「モリアオガエル」の卵は孵化が終わった後のようでした。「大沼」を後にした私たちは「塩原」にぬけても「鬼怒川」に抜けても道路が混みそうな気がして再び塩屋から帰ることにしました。途中で車のナビ上に「さいかちの木」という表示が現れたのが気になって寄ってみることにしました。「サイカチ(梍)」という木はカブトムシやクワガタムシが集まる木として名前だけは知っていたのですが、まだ現物を見たことがなかったのです。目的の木は道路わきの遮るもののない広々としたところに堂々と立っていました。 この木の間を抜けて、写真では左側の方に100mくらい行った奥にこの木の持ち主の立派なお宅が見えていました。 木の脇に立っている説明書きによれば、代々庄屋を勤めてきたこの家はもと宇都宮氏の家臣で、宇都宮氏の滅亡とともに農業に従事したとのこと。再び宇都宮氏が再興することを願って「再勝(さいかち)」の意味をこめてこの2本の木を植えたとのことでした。その由来がわかると、宇都宮に住む私にはこの大きな木が余計に魅力的に思えてきました。それにしても真っ青な空に向かってそびえたつ2本のサイカチの木のなんと美しかったこと!帰宅後に私が送った写真を見た仲間からは「巨木巡りをやりたい!」という要望が上がっているほど。何の憂いもなく「花旅」でも「巨木旅」でも、マスクを外した仲間たちと出かけられる日が一日も早く来てほしいものです。
2020.07.14
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今年の6月29日に出かけた時のキスゲ平は咲き始めのニッコウキスゲが色鮮やかできれいでしたが、あれから10日以上経った今頃になるとまた別の花がいろいろ咲きだしているだろうと気持ちが惹かれます。でも、最近の低気圧の暴れ方をみるとなかなか出かける気持ちにはなれません。もうしばらくは過去のアルバムで楽しむほかなさそうです。キスゲ平は我が家から1時間程度と手軽に出かけられるので、キスゲの時期だけでも何度も出かけています。霧降という名の通り、霧が出ているのは当たり前・・・ 霧の中のお花畑は日常を離れた独特の美しさなんですよね~!キスゲは少し枯れた花もあってやつれ気味。この時期はカラマツソウやチダケサシなど白い花が混じってきれいです。晴れていると返って暑すぎて往生するくらい・・・。 でも、晴れた日のキスゲの色はやはり鮮やかできれいです!そして、晴れた日には昆虫たちも飛び出してきます。 時には雨の中を歩いたこともありました。 晴れていようが多少の雨が降っていようが、お花がたくさん咲いていればいつもご機嫌の私たちです。この時期、特に色鮮やかなのは「クルマユリ(車百合)」。 「クルマ」というのは葉が車のように輪生しているから。「アヤメ」に変わって咲きだすのは「ノハナショウブ」。 キスゲ平で忘れてはいけないのは「シュロソウ」と「アオヤギソウ」。名前は違いますが実は同じ花なのだそうです。色が赤茶色の方が「シュロソウ」。緑色の方が「アオヤギソウ」です。 「クガイソウ」のやさしい薄紫色が魅力的になってくる頃でもあります。 以前はスキー場のリフトを乗り継いで小丸山まで行けましたが、スキー場が閉鎖になった現在は遊歩道と階段を利用して登ります。下の方はキスゲをはじめとした花を楽しみながら遊歩道を歩き、少し上からはひたすら階段を登ります。階段の名は「天空の回廊」。 何か所か脇に伸びた展望台があり、ここから見下ろす景色はまさに絶景です! 小丸山からさらに丸山山頂(1,689m)を目指した数年前までのお楽しみは「オノエラン」を探すこと。 「今年も会えたね~!」と声をかけたくなる高貴な花・・・数が少ないので、いつまでも大事に守っていきたい花です。天空の回廊の最上段までは1445段!最近は情けないことに500段くらいから戻ってしまうのですが、最後の最後に素敵なお土産をもらったことがありました。それは「アサギマダラ」との出会い! キスゲ平には「ヨツバヒヨドリ」がたくさん咲いているので「アサギマダラ」に出会うチャンスが結構あるのです。リフト利用の時代には足元をヒラヒラ飛んでいるのが分かってもあっという間に通り過ぎてしまうのでなかなか確認できなかったのですが、今は目の前で見ることが出来るようになって階段になったことをありがたく思います。写真を見ながら思い出に浸っているとますますお出かけしたくなってしまいますが、週間天気予報に晴れマークが全く見えない日が続いています。花旅アーカイブスで過去の花旅を思い出す日々がいつまで続くのでしょうか?
2020.07.10
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栃木県、福島県の境の大峠から流石山にかけての広々とした急斜面、そして、流石山から大倉山へと向かう登山道は7月の花旅の大きな楽しみの場所でした。ここは栃木県一のお花畑といっていいかと思うほどきれいな高山植物が多いのです。甲子道路が全面開通してからは宇都宮からのアクセスが良くなったとはいうものの、日暮の滝から先は男性運転手が頼りの悪路でしたが今はどうなのでしょうね。この日はたまたま梅雨の合間に突然現れた晴れマークに誘われて出かけて行ったので、駐車場に停まっていた車も数台。脇の草むらに咲く「ショウキラン」も元気でした。(このショウキランが無残にもバックした車のタイヤに踏みつけられていたことがあったのです! ) ↑ ショウキラン駐車場から流石山の登り口「大峠」までの道でも珍しい花を楽しむことが出来ました。一体何の実かしら? と、長年の謎だったのは実は「サンカヨウ」でした。 ↑ サンカヨウの実「イチヤクソウ」や「ウメバチソウ」はまだつぼみが固い時期でしたが、白い花が盛りだったのは「モミジカラマツ」。 普通のカラマツソウと違って葉の形がモミジに似ているのです。 ↑ モミジカラマツ私たちが利用している道は旧会津中街道。江戸時代、会津の殿様を載せたお籠を担いだ参勤交代の行列が確かに通ったという証拠の石畳が崩れて残っていて歩きにくい道でした。でも、大峠に着いたとたんに空が大きく開け、急に涼しい風が通りぬけるのが実に気持ちよく感じたものです。 大峠をまっすぐに抜けて行けば(写真では左方面)ランプの宿(今はどうかな?)三斗小屋。右手に登れば流石山を経て大倉山、三倉山方面。左手方向は三本槍岳さらには茶臼岳、朝日岳へと美しい山並みが続きます。 結構急な登りですが、かわいい高山植物が次々に姿を見せてくれるので疲れを感じることはありませんでした。キスゲ、カラマツソウなどのお花畑の後ろにそびえるのは赤崩山。 数は少ないですがチドリ類も咲いています。 テガタチドリかな? ↑ ウサギギク 少し登ったニッコウキスゲの群生地ではまだつぼみが多く満開の時期を想像すると一週間後に再訪したいと思う欲張りな私たちでした。こんなに青い空だったのに山の天気は変わりやすく、急に雲が出てポツポツ雨を感ずるようになったので残念! 流石山まで登らずにこの日は撤退しました。高山植物がきれいな時期と梅雨の時期が重なるので、なかなか思った通りの山歩きはできないのが常でしたが、今思うとあの当時は雷こそ怖かったですが、多少の雨が降っても豪雨災害とか土砂崩れとかの心配をしたことがなかったような気がしますしとしとと静かに降る雨が懐かしいです。
2020.07.09
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茶臼岳鉢巻きコースだけでもたくさんのお花を楽しめるこの時期ですが、峰の茶屋からさらに朝日岳の肩を越え、熊見曽根の奥に位置する隠居倉(1,819m)の下まで行くと、小さいながら栃木県有数のお花畑があることを知ってからは何度も通ったものです。隠居倉が目的の時は登山開始は峠の茶屋から。 峰の茶屋跡から朝日岳への道へと分けた途端、可愛いお花が目に止まりついつい足も止まりますが、ここは帰りのお楽しみ♪♪ 朝日岳に向けてせっせと岩場を登ります。 かなたに隠居倉が見えてきますが、まだまだ遠いなぁ!あの山の手前の平らな所になぜか高山植物がたくさん咲いているのです😊 朝日岳の近くに多いのは「ミヤマシャジン(ヒメシャジン?)」。この日はまだ蕾でした。 お花畑に着いたときに一番最初に目に飛び込んできたのは「ニョホウチドリ」。日光の女峰山で発見されたので「ニョホウチドリ(女峰千鳥)」と命名されたそうです。咲いている場所が限定的で数の少ない貴重な花なのです。私も隠居倉以外では見たことがありません。 もう少し前の時期だと「ハクサンチドリ」や「ノビネチドリ」が咲いているのですが、同時に見せてはもらえないのが残念です。「ニョホウチドリ」の後にやってくるのは「テガタチドリ」の季節。姿勢のいいつぼみがたくさん立ち上がっていました。 開花の始まっている株も・・・。 隠居倉で初めて見て感動したのが「ベニバナイチヤクソウ」。このかわいらしさに魅せられて後日長野県の毛木平まで出かけるようになったです。 他には「ウスユキソウ」「アオヤギソウ」「シュロソウ」「オヤマボクチ」なども隠居倉で覚えた花です。 ↑ ウスユキソウ ↑ アオヤギソウ ↑ オヤマボクチ隠居倉を後にして、熊味曽根までもどってから三本槍方面に少し歩いたところに咲いている「コマクサ」を訪ねたことも懐かしい思い出です。 みんなよく歩きました!若いってそれだけで素晴らしいことなのだと、どうして年を取らないと気づけないのでしょうね・・・!
2020.07.06
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2009年といえば、はるか10年以上も前、仲間たち全員が職場を退職して少しずつ栃木の山の魅力にはまって来た頃、まだ体力にも気力にも十分自信の持てた若い頃でした。那須の雄大な景色に魅了され、イワカガミをはじめ、日の出平のミネザクラやツバメオモトなど珍しい花の咲く那須が大好きになり、この日は茶臼岳の中腹を一周するハチマキコースを歩いてきました。ロープウェイを降りるとこの頃は目の前に明るい緑色が広がっていました。 緑の主は「ガンコウラン」など。 白い花は「マルバシモツケ」。 5月にはきれいだった「イワカガミ」はあまり見られなくなっていました。「牛ヶ首」から無間地獄と呼ばれる噴気孔の脇を通って「峰の茶屋」へ。 あたりは硫黄臭く、岩に触ればかなりの高温。茶臼岳が今も生きているのだと改めて認識させられます。「峰の茶屋跡」から朝日岳の方に向かおうとすると初めての仲間の足がこの看板の前で止まりました。 びっくりしますよね!登山経験があるのは山岳クラブに入っている一人だけ。あとの3人は私も含めてほとんど登山未経験のおばさん、いえ、おばあさんなのですから・・・。でも、危険と知って慎重に歩くぐらいの方が事故を起こさないような気もしています。一度は躊躇しても一歩足を踏み入れてしまえばそこはお花の宝庫、たちまち夢中になってしまいました! ↑ クロマメノキ ↑ ネバリノギラン花穂に触れると本当にねばねばするのです! ↑ ハナヒリノキハナヒリとはクシャミの意味だとか。 花に触ったらクシャミが出るのかしら?中でもみんなが喜んだのは「オノエラン」と「アカモノ」 ↑ オノエラン目印の黄色いWの文字がはっきり見えていますが、背丈が低い(10~15cmくらい?)ので、知らないと見つけにくいかもしれません。 ↑ アカモノ白い花なのに「アカモノ」? 赤い実がなるからでしょうね?つやのある緑色の葉の上に赤と白の色合いがきれいで、私はその凛とした姿が気に入っています。不思議なのはこんな場所に食虫植物の「モウセンゴケ」があること。 ↑ モウセンゴケ駒止湿原のような湿地にあるのは納得できるんですけどね~!お花をたくさん楽しんだ後、朝日岳の登山道の雰囲気だけ見定めて山を下りることにしました。 峠の茶屋へ下る道にたくさん咲いていたのは「ウラジロタデ」。 ↑ ウラジロタデツツジ科の仲間もたくさん咲いていました。 ↑ ウラジロヨウラク ↑ サラサドウダン ↑ ベニサラサドウダン 駐車場に戻った時の仲間たちのいい笑顔が、那須の素晴らしさを物語っているようでした。それにしてもこのいい季節なのに今年は雨が多くて出かけられないのは残念ですね。以前は梅雨時でも結構晴れる日もあったのに最近の変な荒れ方は気候変動のせいなのでしょうか?
2020.07.05
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ヒメサユリ(姫小百合)は別名 オトメユリ(乙女百合)とも呼ばれるピンク色のかわいい百合です。福島県、山形県、新潟県の三県が接するあたりにしか咲かない花で、一度「高清水自然公園」の出店で買ってきたことがあるのですが、一年で耐えてしまいました。前回書いた駒止湿原とセットで出かけることが多く、特に女子だけの時に好んで訪れた場所です。福島県南会津町南郷の高清水自然公園内の群生地まで、宇都宮から2時間半くらいだったかな?途中でお弁当を買ったり、田島の道の駅でゆっくりしていると3時間弱かかったような気がしますが、話し好きのおばさんばかりだと車の中が楽しくて運転は全く苦にはなりませんでしたよ。群生地は晴れた日にはお日様が良く当たる見晴らしの良い場所で、緑の中のピンクの花がとてもきれいでした。 中にはこんな白花も・・・。 今年はコロナ感染症の影響で閉園になっているものとあきらめていましたが、先ほどネットで調べたらなんと7月3日から無料開放になっていました。今日からだったんですね~!明日からしばらく雨の日が続きますが、ヒメサユリはいつまで雨に耐えてくれるでしょうか?2012年6月29日の日記2012年7月3日の日記
2020.07.03
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6月末から7月初旬によく訪れていたのは福島県の駒止湿原。昭和村と南会津町にまたがるお花がいっぱいの楽しい場所だったのですが、平成27年の豪雨災害で道路が破損し通行止めになってしまったのです。その後地元の方々の努力で昨年の9月にようやく再開されたのですが、10月の台風で再び通行止めになってしまいました。今は昭和村からは入れるようですが、私たち南会津町の駐車場を利用していた者にとって駒止湿原は簡単には足が届かない場所になってしまったのです。だからこそ余計に今の時期になると懐かしさが募るのでしょう。今頃はキスゲはまだ開花が始まったばかりで湿原いっぱいに広がるのは真っ白い「ワタスゲ」。 初めてこの景色を目にした日はほかの観光客は全く見当たらず、仲間3人だけで独占してしまって、もしや「天国」ってこんなところなのか?と思ったほど感動的な美しさでした。 ここの「ワタスゲ」は木道のすぐそばにあるので自分の体がワタスゲに埋もれてしまう感覚になるのが楽しかったのです。駒止湿原の「ワタスゲ」は大きくてふわふわしてて・・・たまらなくかわいかった~! 「コバイケイソウ」がたくさん咲いた年にうまく当たった時もありました。 腰を屈めて小さな「サワラン」「トキソウ」を探すのも楽しかったです。 ここに咲くアヤメは「ヒオウギアヤメ」とか・・・。 「ハクサンシャクナゲ」が見事に咲いていた年もありました。 駒止湿原には大きな湿原が3つ。 「大谷地」「広谷地」「水無谷地」。これら3つの湿原をゆっくり回って途中でお昼を食べたりおやつを食べたり、写真をたくさん撮りあって一回りするのに約3時間。今思い出しても駒止湿原にはいつもみんなの笑顔があり、楽しかった思い出しかありません。(まあ、花旅もE花旅もいつも楽しいのが事実なんですけどね)今現在、簡単に行けない場所になってしまったからこそ思い出が輝いているのかもしれませんね!
2020.07.01
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6月29日は一日お天気が持ちそうだったので霧降高原のキスゲ平に行ってきました。目的はもちろん「ニッコウキスゲ」。直前に新聞やテレビで紹介されていたので多少の混雑は覚悟の上でしたが、思った通りキスゲ平の駐車場はほぼ満杯!県を跨いでの外出が解禁になったので、この時を待ちかねていた人たちが動き出したのでしょう。 とはいえ、さすがに人里離れた山の上、首都圏の混雑とはわけが違うし、空は大きく開けていて高原に漂う空気はしっとりと肌寒いほど。私たちが着いたのは昼近くでしたが、それでも気温は 14.2 ℃しかありませんでした。下界とは10℃以上の差があるようです。テレビでは下の方で 6~7分咲きと紹介されていたそうですが、ニッコウキスゲは咲きだしたばかりの初々しい美しさでした。 この鮮やかな色合いを何と表現したらいいのでしょう?山吹色? オレンジ色? 橙色?う~ん? やはり「ニッコウキスゲ色」としか言いようがありません。咲き始めでまだ虫もつかない汚れのない輝くような明るい色は実に魅力的です。こんなに大きくにぎやかに咲いている株(2本)もありました。 少し上まで上がっていくと、お決まりのように霧がわいてくるのが気持ちいい・・・! この時期はまだ他の花はほとんどつぼみの状態なので、純粋にキスゲを楽しむことが出来ました。「クルマユリ」や「ホツツジ」はまだつぼみ。「ヨツバヒヨドリ」や「ヤマブキショウマ」などもこれからが盛り。「ヨツバヒヨドリ」に寄ってくる「アサギマダラ」にもまだ会うことが出来ませんでした。「コメツツジ」は一株に一つ二つ開花が始まったばかり。 今、まさに盛りだったのは「オオナルコユリ」。名前にオオ(大)がついている通り、お化けのように大きなナルコユリですが白い花がきれいでした。 開花している花を無理やり下からのぞき込んでみたら、こんな花でした。 こんなに素敵な花だったとは今まで気づかなかったですよ。キスゲ平の上の方はまだ草の緑色が目立っていましたが、もっと高い場所まで一面キスゲ色に覆われるのも間もなく・・・楽しみです。 ニッコウキスゲが高い場所まで咲いて他の花も開花を初めるとキスゲ平の色合いがもっとにぎやかになるはず。それまで、もうしばらくキスゲ平の散策を楽しめそうでした。
2020.06.29
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梅雨時の雨の中でも美しく咲いているのはアジサイ(紫陽花)の花。我が家のベランダの一角でもアジサイが今を盛りと咲いています。 最近友人や後輩から届く写真に鹿沼市磯町の磯山神社からのものが多くなりました。 きれいですね~!いい色ですね~!以前(もう20年近く前かしら?)訪れた時はごく一般的な紫系のアジサイがほとんどだったような記憶なのですが、最近はいろいろな種類のアジサイが植えられているようです。 これがアジサイ?と思うような品種もあるんですね。 この白いのは「アナベル」かしら? ほかにもたくさんの写真を送ってもらいました。「磯山神社」は我が家から車でせいぜい20分少々? 近くていつでも行けるのですが、いつでも行けるということが逆にネックになって訪れる機会を逃しています。今年は「あじさい祭り」がコロナの影響で中止になってしまったので、のぼりや提灯もなく、かえって落ち着いた雰囲気のアジサイを味わえるのではないかと思います。植えられているアジサイは 2500株。まわりはうっそうとした樹木が生い茂る幽玄な雰囲気の神社です。私もお花のきれいなうちに行ってみようかしら?
2020.06.28
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梅雨時のはっきりしないお天気の時は近くでゆっくり楽しむのもいいかもしれないとよく行ったのが鹿沼市の古峰ヶ原。古峰ヶ原神社を見学したり、大広間で直会膳をいただいたり、菖蒲が盛りの今の時期は古峯園を散策したりするのが定番コース。私たちがこのほか楽しみにしているのが、神社から古峰ヶ原に向かう途中の道沿いに咲いている「オオバアサガラ」の白い花を見ること。下りのいろは坂にたくさん咲いているのですが、いろは坂は途中で停まるわけにはいかないし、あまりに高すぎて良く見えないのに古峰ヶ原に来ればゆっくり見られるのを覚えてからは梅雨時になると見に行きたくなるのです。この年のオオバアサガラは花付きもよく、時期もぴったりで(E花旅は20日、花旅は24日)私たちの望み通りのきれいな花を見ることが出来ました。 この頃「マタタビ」の葉が白くなってくるのですが、葉の下で目立たない花に虫を呼ぶために葉が白くなるとか・・・。 では、と葉の裏をのぞき込んでみると花を見ることが出来ます。 これは両性花かな?勝道上人が修行をしたといわれる「深山巴の宿」まで登ると「オオバアサガラ」がまだつぼみだったりして標高差を感じます。 「深山巴の宿」はちょっとおどろおどろしい感じの薄暗さがあって、そこに長い歴史を感じて面白いという仲間と、気味が悪いという仲間に分かれるのが面白いです。 再び神社に戻って古峯園に入ると今の時期は緑がとてもきれいです。 この年は菖蒲の盛りにも当たって幸せ感倍増でした この庭園は背景にしている自然の山々と実にうまく調和しているのが素晴らしいのです。 実はこの翌年、この景色を仕事で忙しいM子ちゃんにも見せたくていたところ、やっと彼女の予定が空いたので行ってみたら・・・ 受付に戻って聞いてみたら「新しい苗を植え付けたので今年は見られません。」だって!チケットを買う前に言ってほしかったですよ!まあ、あとになればこんなことも楽しい思い出の中のひとつなのですけどね。E花旅の仲間とは広~い大広間で直会膳をいただきました。 色々な楽しみ方のできる古峰ヶ原ですが、今年の菖蒲はきれいに咲いているかしら?オオバアサガラは一週間ほど前に見に行った時はまだつぼみでしたが、花付きがいいとは言えないように見えましたがどうでしょうね?最近スマホを新しくして(iPhone6~iPhoneSEに)このところ新しいスマホに慣れるのに時間を取られています。「データの移動はご自分でなさいますか?」と聞かれたのに対して「できません」と言うのもしゃくで「はい、大丈夫です」と安請け合いしてしまったので結構大変でした。データの保存はしてあったので、今の機種なら楽にできるかと思いきや、メール設定からしなけれなならないとは思ってもいませんでした。「メール設定をしなければいけないんだ、」と気づいたのも大分たってからでしたから。ようやく私らしいスマホに近づいてきたので、大事に可愛がってやろうと思っています。とにかく反応速度が速くて、スパッ、スパッと決まってくれるのが心地よいです!これでブログももっとまめに書けるといいのですが( ^ω^)・・・。2016年6月24日の日記2016年6月24日の日記(2)
2020.06.26
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このところ毎日降ったりやんだりを繰り返す梅雨時らしい恨めしい空の色が続いています。私たちが2018年に群馬県の野反湖を訪れた時は今日の空からは全く信じられないくらい良く晴れて青空がきれいでした。その青空を映してか車から降りた途端目に入った野反湖の深い青い色の何ともきれいだったこと! お天気に恵まれた上、この時期に見たい花が全部見られるという幸せな花旅でした。しかもその花全てがちょうど見ごろだったのですから、私たちはついているとしか言いようがありません。めったに見られない「コケイラン」と「カモメラン」にも会えたし、数年おきにしか咲かないという「コバイケイソウ」も大当たりでした。 県外へのお出かけも解禁になったこの頃ですが、平均年齢の高い私たちが密にならざるを得ない車でのお出かけはまだ遠慮せざるを得ないかと来年を楽しみに過去の画像を見るにとどめている今年の花旅なのです。2018年6月22日の日記2018年6月22日の日記その2
2020.06.23
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那須の姥が平といえば紅葉の名所として知られ、その時期には駐車場に車を停めることはおろか道路が大渋滞になることが多いのが常でした。でも、梅雨時のお花の時期には訪れる人が少ないので、遅出早帰りの当時の私たちでもゆっくり楽しめるので毎年のように訪れていたものです。牛ヶ首から下る道はごろごろ石の急な下り坂なのですが、周りの新緑が美しく、目を上げれば茶臼岳が堂々とした姿を見せてくれるし、足元には小さな可愛いお花が咲いていて楽しい道なのでした。 たとえば「イワカガミ」。 「イワカガミとツマトリソウ」 姥が平には「ツマトリソウ」の小さな群落があります。「マイヅルソウ」の群落もきれいでした。 姥が平で一番と思う花は「ムラサキヤシオ」。 栃木県内では比較的数の少ないヤシオツツジなので盛りの花を見られた私たちは幸運だったのでしょう。「ムラサキヤシオ」と茶臼岳。 「ムラサキヤシオ」はひょうたん池の奥にたくさんあるのですが、ひょうたん池まで行くと「逆さ茶臼」をカメラに収めたくて風のない日だとうれしくなったものです。 私のカメラだと本物の茶臼岳と映った山の姿を一枚の写真には収め切れません。それほどに近くて大きい山でした。紅葉の美しい場所は新緑の時期も美しいのが常ですが、新緑の美しさに加えてツツジ類が多く、高山植物にも恵まれている6月の那須は私たち花旅おばさんには笑いの止まらない楽しい所でした。(添付したのはE花旅の仲間と出かけた日の日記です) 2013年6月17日の日記
2020.06.21
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今年は冬場の降雪も極端に少なかったし、気温の高い日が多いせいか花の開花も早いようですが、例年だとまだ奥日光の千手が浜にクリンソウを見に出かけていたものです。2009年のこの日は菖蒲が浜から千手が浜まで中禅寺湖畔を歩いていきました。朝から空模様の怪しい日だったので、傘を持って行ったのが大当たり。途中から結構大粒の雨に見舞われた時間帯もありましたが、晴れた日とはまた一味違ったハイキングを楽しむことが出来ました。 一番の収穫は腐生植物の「ギンリョウソウ」をたくさん見られたことかしら?別名「ユウレイタケ」ともいわれる怪しい姿をした一見きのこのような植物ですが、この日出会ったのはまだ地上に頭を出したばかりのかわいらしいものがほとんどでした。 薄暗くしっとりと湿った日に良く似あう植物です。この時期の千手が浜にはクリンソウ目当ての観光客が多いのですが、雨の日はさすがに訪れる人も少なく、ゆっくりと見ごろのクリンソウを楽しむことが出来ました。 雨の日もめげずに出かけてみると いいことがあるものです!2009年6月18日の日記
2020.06.18
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若くて体力のあった頃は、それぞれにフルタイムではなくてもちょこちょこアルバイトの仕事が入っていたり、習い事に精を出していたり、子供や孫に時間を取られたりで、なかなか長い時間をとることが出来ず、それでもその隙間をぬって県内の素敵な場所を求めて遊んできました。そして、いざ時間に余裕が出てくる頃には何かと体に支障が出てきて山登りはできなくなり・・・なかなかうまくはいかないものです。その代わり、子供たちも無事に巣立ち、両親も見送って、時間的にも精神的にも余裕が出てきた今は高い所に登る代わりに遠くまで足をのばせるようになりました。6月の花旅で最近人気のある場所は群馬県の「野反湖」、長野県の「毛木平」、宮城県の「蔵王・御釜」など。お花のきれいな場所を探して少し遠くても運転手の男性たちが元気なので女性たちはおしゃべり係を引き受けて長時間のドライブを楽しんできました。本日の花旅アーカイブスはその中のひとつ、長野県の「毛木平」です。花旅仲間のS子ちゃんが探してくれた「毛木平」の「ベニバナイチヤクソウ」が一面に咲く写真を見て一番に興味を持ったのは私の夫でした。那須の隠居倉近くに咲くベニバナイチヤクソウを見ては「めんこいなあ!」と言っていたお気に入りの花だったのです。運転手が興味を持ってくれればしめたもの!さっそく出かける計画を立て、初めて毛木平のベニバナイチヤクソウを見たのが2017年の6月でした。毛木平は甲武信ヶ岳の登山口として大きな駐車場のあるところなのですが、そこへたどり着く前に私たちが魅了されてしまったのは「川上村」のレタス畑でした。 サニーレタスの実った赤い畑、グリーンリーフの緑色の畑、そして、ビニールシートのかかった畑はまるで雪を被ったような美しい風景でした。その中で動いていたのはジョンディアなど高そうなトラクター。(写真はジョンディアではありません) 川上村の基礎知識もほとんどなかった私たちは帰宅後に調べて改めて感心したものです。たどり着いた「毛木平」の「ベニバナイチヤクソウ」は期待を裏切らない素晴らしさでした。 こんなに一面に咲くベニバナイチヤクソウを見るのは初めての私たちは興奮しっぱなしでした。そして、その一本一本の何と美しかったこと!花はもちろんかわいいし、光るような光沢のある葉の緑の何ときれいだったこと! この日の感動が忘れられなくて、その後 2018年、2019年にも訪れているのですが、今年も本当なら今頃あの場所に立っているはずなのです。今年はどんな花を咲かせているのでしょうか・・・。2017年6月16日の毛木平2017年6月16日の川上村
2020.06.17
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6月も半ばになると私たち花旅の足は日光、矢板から「那須」へと向かうことが多くなりました。那須といえば茶臼岳や朝日岳への登山を思い浮かべますが、私たちの目的はあくまでも「花旅」。できるだけお花のある所を歩きたいのでエッチラオッチラ登ることよりのんびりゆっくりお花を探しながら歩くのが常でした。茶臼岳を往復しただけの人には那須岳がお花の宝庫だとは思えないでしょうね。 この噴煙を上げている荒々しい山が那須の主峰「茶臼岳」。でも、私たちは茶臼岳を右手に見上げながらまっすぐ「牛ヶ首」に向かいます。 この時期ロープウェイを降りて歩き出すとすぐに出会うのが「イワカガミ」。 始めてみた時は図鑑でしか見たことのなかった可憐な高山植物をこんなに簡単に見られていいのだろうかとさえ思いましたよ。コケモモも小さくてかわいらしい花です。 「牛ヶ首」近くの岩場をよく見ると、こんな赤い苔が目に入ります。これはたぶん「イオウゴケ(硫黄苔)」。 「牛が首」に着いてから茶臼岳をぐるっと回るハチマキコースを歩けば噴煙を上げている硫黄臭い噴気孔の近くを歩けてここが生きている火山だということを実感させてくれます。左手の日の出平に向かえば、もう少し前の時期ならミネザクラがピンクのきれいな花を見せてくれるし、ツバメオモトの白い花も咲いています。また牛ヶ首から下って姥が平へ行けばまた違ったお花たちが待っていてくれます。2012年のこの日は日の出平でツバメオモトの花を見てきました。 つやつやした葉に真っ白い花がとてもきれいでした。足が達者だったころの私たちはこれから先の季節はせっせと那須通いをしていたことを懐かしく思い出します。2012年6月15日の日記
2020.06.16
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せっかくの週末なのに朝から雨が降り続いています。きれいだった奥日光のズミの花もこの雨でみな散ってしまうでしょうね。この週末を予定していたEちゃんご夫妻はどうしたかしら?青空に映えたズミの白さが忘れがたく、しばらくの間ブログを開くたびに思い出したいのでトップ画像を戦場ヶ原のズミに変えました。この画像は2012年に戦場ヶ原展望台近くで写したものです。(ちなみに我が家の奥日光カレンダー6月はもちろんこの画像です。)
2020.06.13
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またやってしまいました せっかく書き終えた記事がどこかに消えてしまいました 今日書きたかったのは八方ヶ原のレンゲツツジと赤城のシラカバ牧場のレンゲツツジ。もう一度書き直す気力がなくなってしまったので、写真だけ。あとは過去のブログ参照ということでごめんなさい八方ヶ原・大間々台のレンゲツツジ 一瞬だけ霧の間から見えたレンゲツツジ、私たち3人だけが見たレンゲツツジ・・・レンゲツツジが好きになった記念日です。 赤城・シラカバ牧場のレンゲツツジ レンゲツツジは群馬県の県の花でしたね。今年はどんな花を見せているのでしょう?2006年6月15日の日記2013年6月14日の日記
2020.06.13
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関東地方もいよいよ梅雨入りしましたが、今日は梅雨というには激し過ぎてまるで嵐の襲来のようでした。紫陽花の葉の上をカタツムリがゆっくり動いているのを眺めていられるような梅雨だといいのに・・・。昨日、梅雨入り前の最後の晴れ間をねらって奥日光へ行ってきました。家を出た10時頃はすっきりしない空で我が家からは男体山の姿が見えなかったのですが、幸い時間の経過とともに空は青くなり、すっきりと澄んだ空気の奥日光に降り立つことが出来ました。いつものように半月山方面に寄り道しましたが、歌が浜の駐車場がほぼ満車なのには驚きました。中禅寺湖遊覧道路を登って半月山駐車場まで行くといつもはほとんど車のない場所ににこの日はすでに10台も停まっていたのはどうしてなのでしょう?奥日光にも少しずつ観光客がもどってきているのでしょうね。この日の目的のひとつは光徳の日光アストリアホテルに咲くクリンソウ。こんなに車が来ていてはレストランが混むかもしれないと寄り道はやめてホテルに向かうことにしました。三本松周辺のズミは今年は大当たり!どの木にも花がもりもりついていましたが、すでに葉が出ていて緑がかってきたのはそろそろ終盤だという証拠ですね。 アストリアホテルのレストランは意外に空いていて先客は一組の夫婦だけ。ちょっと拍子抜けしましたが、空いているに越したことはありません。 お庭の奥に赤い帯のように見えるのがクリンソウですね。3月初旬に花旅仲間と真岡の山法師というお寿司屋さんで美味しいお寿司を食べて以来の外食でした。二人ともリーズナブルな価格のごく普通のランチでしたが、大きな窓の外に広々したお庭を見ながらのランチでお腹も心も満腹でした!食後はさっそくお庭の散策に出ましたが、ここの大きなズミはすでに木の下にたくさんの白い花びらを落としていました。 白い花びらの中にシロバナノヘビイチゴやムラサキサギゴケ、テングクワガタなどの小さな花もたくさん咲いていました。クリンソウはまさに見ごろ。早いもので5段目くらい、まだつぼみも結構残っていたのでもうしばらく楽しめそうです。 クリンソウは水の流れに沿って咲いているので、少し上の方まで水路をたどってみると四角いコンクリートで囲った場所から流れている水のようでした。山の水を集めているのでしょうか? それとも雨水をためているのでしょうか?仕組みは分かりませんが、この水のおかげで元気なクリンソウが咲いているのでしょうね。ここまでは令花隊の方からの情報のおかげでした。続いて訪れたのは花旅仲間のS子ちゃん情報による「光徳牧場」。ここはソフトクリームを食べなくても建物の脇から裏に回れるようになっていました。ズミもまだ白味がありクリンソウはちょうど見ごろできれいでした! 最後に立ち寄ったのは自分たちが穴場?だと思っている場所。三本松から光徳入り口に至るクロスカントリーのコースです。国道から光徳牧場に向かう道に右折してすぐ左側に車を停め、反対側を覗くと夏場は閉鎖されているのでほとんどわからない小道があるのです。 こんな草藪ですが、歩きだすとすぐに広々とした見晴らしのいい場所に出ます。 しかもこれから先は行けども行けどもズミの木ばかり。ここにはまだ白い花の咲いた木がたくさんあって男体山に向かってズミの中を歩くのはとても気持ちが良かったです。ちなみに両側の背丈くらいの植え込みのように見えるのは全部ホザキシモツケ。もう少し経ったら今度はピンクの道になるのでしょうね。ほとんど人が入ってこないので、聞こえるのはうるさいほどのハルゼミの声。時々カッコウの大きな声が響き渡るのに高原に夏が来ているのを感じました。 青空の下には 男体山、太郎山、山王帽子山、大真名子山、小真名子山などの日光の山々がくっきりと鮮やかでした。 数は少ないですがおなじみの花も見受けられました。たとえば アヤメ、ハクサンフウロ、カラマツソウ(ハルカラマツかな?)など。嵐が来る前に素晴らしい奥日光の景色が見られて本当に良かったです 今年は奥日光に大掛かりな工事が入って遊歩道などをきれいに直しています。この夏は台風の被害が再びこの美しい奥日光を襲うことが無いように祈るばかりです。
2020.06.11
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今日も奥日光からズミとクリンソウの便りが届きました。お出かけしたのは花旅仲間のS子ちゃんご夫妻。素晴しい画像をご覧ください。 お~! いかにも奥日光の風景!裾を引いているのは男体山。 ということは?ウン、ウン。何となくわかる でも、続いて送られてきたこの素敵な画像は一体どこ? 全く見覚えがない・・・降参です 正解は「光徳牧場」駐車場の奥にソフトクリーム屋さんがあるのですが、その奥ですって・・・!いや~! 驚きました連日の穴場情報に何だか私たちも行ってみたくなりましたよ。晴れ間は明日までしか続かないようだし・・・。今年はいろいろな影響が重なってクリンソウ名所の千手が浜に行けないことで、かえって穴場の発見ができたのかしら?面白いものです。
2020.06.09
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今年はアカヤシオもシロヤシオもあまり元気がなかったようで心配していましたが、ようやく奥日光からきれいな写真が届くようになりました。主役は「ズミ」と「クリンソウ」。送り主は花旅仲間のSさん、Nちゃん、そしてNちゃんの後輩の仲間たち。6月4日に出かけたNちゃんたちは赤沼から入り、展望デッキまで歩いて咲き始めたズミの白い花とまだ赤みの残ったつぼみに大感動! 「わ〜、 きれい!」と大喜びしたことでしょう。 遊歩道はそこで通行止めなのでUターンして森の中の道を通って小田代ヶ原まで足をのばしたそうです。 何と気持ちの良さそうな・・・!貴婦人の右手の方に咲いているズミの花が写真でも白く見えています。そして、帰り道。 なんてきれいなクリンソウ 竜頭ノ滝の先の駐車場脇に咲いていたとか。始めてみたお友達はさぞ大喜びしたに違いありません!来年の千手が浜が楽しみになりましたね。続いて6月5日にお出かけしたのはSさんご夫妻。これでもか・・・というほどたくさんの花がついていますね。今年の戦場ヶ原はズミの花が大当たりのようです。 でも・・・ これ以上先には行けないんですよね! 標識の先に、咲いているズミが見えているのに引き返さなければならないなんて… そして、6月7日にご夫妻で出かけられたNちゃんの後輩(弟子?)はズミもクリンソウも一番いい時の素晴らしい写真を送ってくれました。(残念ながらGoogle photoでアルバムにして送ってくれた画像がHEIC形式だったのでパソコンに移動しても見られませんでした。 きれいなズミの写真が無くて残念! JPGへの変換の仕方を覚えなきゃ)下界にいてもお天気の安定した風さわやかな日でしたから山はさぞ気持ちが良かったでしょうね!ここまでは私もかつて経験済みなので想像がつくのですが、アルバムとは別に届いたクリンソウの画像には目がパチクリ! 一体どこで撮った写真なの?千手が浜の雰囲気ではないしーー赤い花ばかりだしーー候補に挙げられるのは「イタリア大使館」?「草加市自然の家」?くらいだけど・・・。それにしても素晴しくきれい! カメラマンの腕もいいんでしょうね。正解は「奥日光アストリアホテル」のお庭だそうです。ずいぶん奥日光は歩いていたのに、全く知らなかったーー 自分の娘のように若い人たちが人生も一段落して山歩きの楽しみにはまってきているようです。あちこち栃木の山を歩いて私も知らなかったきれいな場所をたくさん発見してくれたら嬉しいなあ!近いうちに私もアストリアホテルに行ってみようかしら?
2020.06.08
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