♪ 深閑と静まる畑に鳥のこえあまたのみかん啄まれをり
蜜柑の木の下には沢山の実が落ち、枝が裂けて垂れ下がっているものも有る。かなり荒れている様子が窺われる。少なくとも昨年は手が付けられていない事が推察できる。
持ち主に何が有ったのだろうか。高齢、病気、離農、様々な問題が絡んでいるのかも知れない。木がかなり大きく古いところを見ると、長年にわたって栽培の手が掛けられ、大事に育てられてきたのだろう。それでも何時かはこんな時がやって来てしまうのだ。
高齢化や後継者不足で荒れ果てて、元の自然に戻って行く畑や果樹園が、全国には沢山あるのだろう。人手不足で倒産する会社があるように、農業は長い間その問題と闘ってきた。
今になって漸く政府が農業の根本を変えるべく、全国の農業を支配してきた農協・JA全中の在り方を変えようとしている。
農林族議員らが強く反発する構図は、相も変らぬ自己中心的、保身的政治家の非生産的な厭改革派の暗躍する旧態依然そのまま。4月に統一地方選を控え、農協の集票力に対する配慮もうかがえる。
自給率が他の先進国に比べて極端に低い上に、輸入食品の問題が頻出しているこの状況を打破するために、今こそ過去の柵を解いて根本的な改革をすべき時だというのは、国民すべてが思っていることだろう。
「JA全中」自体が指導・監査権を持っている現行法を改革できなくては話にならない。
地産地消を推進し、農業で生活が出来る道を開く。安全で美味しい国産品を作る喜び。自然を相手にする農業には、創造するという大きな可能性と魅力が内包されている。今まで通りのやり方ではない全く新しいコンセプトで、地域地域で特色のあるものを作る。ブランド化という事に拘る必要は必ずしも無いと思う。
地球温暖化で、農業にも様々な障害が出始めていて、今までのやり方では無理が出て来ている。 NHK[クローズアップ現代] でも取り上げられ、直ぐにでも対策を考える必要を訴えている。今まさにその改革のベストタイミングなのだ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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