♪ 旧知より友の訃音のゆくりなし生(あ)れて流るるま白なる雲
長生きする人が増える一方で、思いのほか早く逝ってしまう人がいる。先日も古希を過ぎた義兄と、”年寄りは早く死ぬべきだ”なんて軽口をたたいていたばかり。そう言う義兄も半ば長生きするらしい事を察している風で、”あと30年生きると俺も100歳になるんだなあ”などと、嘆息している。
何処か、暖かい地方で晩年を過ごしたい。その候補地は紀伊半島あたりで、南向きの海の見える場所がいいと。その理由を聞いて、私も大いに納得・共感してしまった。
今後、30年以内に「東海・東南海・南海地震」が起きると言われている地域だからで、その大津波で海に流されて、そのまま自然に還る。そんな死に方が理想だと。
この地図の「C」の辺りにいい物件はないものか。
高齢者人口は今後、 「団塊の世代」 が65歳以上となる平成27(2015)年には3,395万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる37(2025)年には3,657万人に達すると見込まれている。その後も高齢者人口は増加を続け、54(2042)年に3,878万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されている。
総人口が減少する中で高齢者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、47(2035)年に33.4%で3人に1人となる。 54(2042)年以降は高齢者人口が減少に転じても高齢化率は上昇を続け、72(2060)年には39.9%に達して、国民の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者となる社会が到来すると推計されている。
総人口に占める75歳以上人口の割合も上昇を続け、いわゆる 「団塊ジュニア」 (昭和46(1971)~49(1974)年に生まれた人)が75歳以上となった後に、平成72(2060)年には26.9%となり、4人に1人が75歳以上の高齢者となると推計されている。
お年寄りに手厚い福祉なんて無理だ。自分もこの中の一員となり、何もかもを自己責任と自己管理してやっていく事になる。国からもそれを強いられるようになりつつある。今、安倍政権はそれを実行に移しつつあり、10年20年計画で年寄りを減らす算段をしている。
そうしないと国が成り立たないのだから仕方がない。孫、子を不幸にしてまで年寄りが幸福になる権利なんてない。国の礎を築いてきたなんて言うのは不遜だと思う。偶々いい時代だったに過ぎないのだから。
1985年に体調悪化のため医師が、ホーキング博士に
対して安楽死を提安したことがあった。
ヨーロッパでは2002年4月にオランダがはじめて安楽死を合法化し、ベルギーとルクセンブルクがそれに続きましたが、自国民にしか安楽死を認めませんでした。それに対してスイスでは、外国人でも自殺幇助機関に登録でき、不治の病の末期であれば安楽死を受けられます。費用は7000ドル(約70万円)で、現在は60カ国5500人が登録しているという。
安楽死、自死、尊厳死、これらの言葉に変わる、何かとってもいい言葉を作ってもらおう。そうしてお国のために、年寄りはそこそこの年齢になったら次へバトンを譲る。早期退職勧奨制度みたいに、「早めに亡くなった年寄りの遺族には、そこそこの奨励金を出す」なんていいと思わない?
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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