歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2020.06.11
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カテゴリ: 花・生物

♪ 超然と撥ねつけているいさぎよさ白は花いろ無窮なるべし


 先日、シロツメクサの上に寝ころんで空を眺めていたら、白い雲が気持ちよさそうに流れていった。シロツメクサに目を洗われ雲の流れに誘われるように、白い花へと染まっていく自分がいた。



何という名前の木か分からない。

 そうして周りを眺めながら歩いていると、あちらこちらに白い花が咲いているのが目に入って来る。この時期は思いのほか白い花が多い時期だと気付かされる。案外白い花が好かれていて、好んで植えられるのかも知れない。



 名前の分からない花がけっこうあって、この花も珍しい花だが何という木なのか見当もつかない。
 花はクチナシに似ているが、かなり大きくなった木の様子が違うし・・





 この木は何だったっけ、思い出せない。

 あっ、トネリコ? シマトネリコなら常緑で、最近の建売住宅などではよく植えられていて、あちこちで見かける。
 雌雄異株でとうぜん雄の方はこんな立派な花は付けない。





 紫陽花も白はなかなかいいものだ。花が大きいのであまり濃い赤とか紫色をしたのは、涼を呼ぶどころか却って暑苦しく感じたりする。




 南天は「難を転じる」ということで、縁起を担いで庭木に植えられることが多い。
 熊蜂がやって来て羽音を唸らせ、パラパラと花を散らす姿が間もなくみられるようになる。



☆ 画像はすべて拡大できます。







 柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)は葉も花も変わっていますが、北アメリカ原産のれっきとした紫陽花なんですね。
 赤っぽいのもある様ですがほとんどが白。これもやぱり白がいい。



 栗も今が盛りに独特の花を咲かせています。
 椎の花も形は同じですが、黄色いし匂いもきつい。

 栗のこの白い花が山野に咲くさまは何ともいえない郷愁をおぼえます。




 生け垣に混じって咲いていた浪花茨(ナニワイバラ)。
 一重で肉厚の白い花は圧倒的な存在感があり、優雅さよりも清廉さをもった民衆を救って支持されている古城の主のような風格を感じます。





左から、イジュ、エンジェルウィングジャスミン、バイカウツギ

 ここに掲載した写真はほとんど(ヒトツバタゴ以外)がウォーキング中(半径5キロ円内)に撮ったものです。他にもエゴ、トウネズミモチ、タイサンボク、シロヤマブキとか、サルスベリ、ハナミズキ、ザクロ、モッコウバラなど白花タイプのものがいろいろある。

 なんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)は最近はもう珍しくなくなった。知多市内でも何か所かで見ることができる。木曽川流域(愛知・岐阜)と長崎県対馬に数カ所の自生地があるだけという珍しい木なのに。名古屋市熱田区の白鳥公園の西には立派な並木があるし、愛知県には特に多いのかも知れない。



 しかし、環境省レッドリストのカテゴリーの4つに分類される絶滅危惧種のうち上から4番目、「絶滅の危険が増大している種」の「 絶滅危惧II類 (VU) 」に指定されているんだそうです。


 一時期、わが小庭には白い花ばかりが植わっていたことがあるが、何年かするとまた白い花が恋しくなってくるのかも知れない。

 白色は色がないのではなくすべての可視光線を反射するからで、それもただ反射するだけではなく乱反射によって白く見えている(透明なガラスも粉にすると白く見えるようになるし、雪や砂糖も同じこと)。
 潔白と純白は理想の姿として、そこに反骨の精神と決して媚びない潔さを感じていている。白い塊がいつも心のどこかに潜んでいて何かの拍子に顔を出す。 






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最終更新日  2020.06.11 17:11:36
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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