歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2021.09.14
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カテゴリ: 身体について

♪ 姿見にずっと見られている部屋にまだ本心を出せないでいる


 爺さまのストイックで、決して浮ついたりしない性格というのはどこから来るのだろうか。褒められても大喜びするわけでもなく大したことじゃないって、自分で自分の評価を下げてしまう。謙虚と言えばそれまでだけれど、自分を許容できない何かがあって、素直に心を解放する事ができないだけみたい。

 完璧主義者かと言えばそうかもしれないけれど、けっこういい加減なところもあってそんな立派なタマじゃないのは確かだね。体質というか、脳の癖というか、どうも理屈では説明できないような、めんどくせー性格らしい。多分、脳内ホルモンの仕業だろうとは思うけれど、そうそう簡単に変えられるものでもなさそうなのでなんか気の毒そうだ。



 確かに「ひ弱で、中途半端」な存在なのに、もっと上等、上質であるべきだっていう思い込みみたいなのがあるようです。それが、「上等、上質」をすべての人を対象にしてしまってるってのが質の悪いところ。いつも何に対しても、不平と不満に囚われちゃっているようで、“お気の毒”って思って見てる。だけど、向上心がそうさせているんだったら、それはそれで良いけどもったいない話だよね。
 マイナス思考かと言えばそうでもなくて、自惚れも不遜なところもけっこうあって、あんがい人に嫌われたりしてるんじゃないの。図々しいところもあって自己中だしね。ようするに、わけわかんないんだよこの人、この爺さん。 



 鏡の間ほどじゃないけど右の壁に大きな姿見があって、PCの前に座ってたまに見てることがある。チラッとだけど、自分の顔を見て笑って見たりしている。何、あれ。水面に映った自分の顔をみて喜んでるナルキッソスじゃあるまいに。口角を上げる練習というか、笑顔の自分が見たくてやってるみたいにも見える。

 正面左には、猫の上に「笑ってごらん」なんて文字が入ってる掛けもの(絞りとローケツ染め併用の染め絵)があって、なにやら意味ありげに垂れ下がってる。この猫がなんとも無表情で、まるでひと頃の爺さまそっくり。壁に決意や目標を書いて貼ってる人がいるらしいけど、この部屋はそういうのとはちょっと違う感じ。

 ウソ笑いでも、笑うのは心身にいい効果があるってどっかで聞いたことが有るけど、そういうのを意識してるんだろうか。きっとそうだ、ナルシストの反対の自分を客観的に眺めて、「笑って!」って自分に言い聞かせてるのだろう。


 タイトルに「◇」が付いている日記は、飼い猫ピピの目線で書いています。吾輩はピピである・・ご主人様(爺さま)は・・・。





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最終更新日  2021.09.14 07:38:15
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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