歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2023.06.14
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カテゴリ: 花・生物

♪ 真っ白な大輪開くマグノリア顔の大きな女形(おやま)のごとく


 今年も悪しき出来心が・・。孫とキャッチボールをしていて、バックネットの代わりになる電車の高架の壁を使っていた。壁面に的を書いてピッチングの練習。一人で投げている。それで私は手持無沙汰になった。

 すぐそばに泰山木があり、真っ白な大きな花を咲かせている。高木なので手にすることが出来ないが、たまたま手の届くところにあった。それがいけなかった。


 手折っている時にうら若い女性が通りかかり、私を指差した。悪事をとがめているのかと思い、口に指を当てて “しー、内緒だよ” と。そしたら隣の花を指差している。自分も欲しいと言っているのか? 同罪の仲間にしてやろうかと、手折って渡そうとすると、手を振って要らないという素振り。その間、一言もしゃべらない。

 つぼみのと花開いたもの2本を持って、後ろめたさを抱えながら暗くなりかけた道を帰って来た。孫は、このじーじのやっていることをどう思ったのだろうか。こっちもまた、何も言わないのを良い事とにしている、ちょい悪の爺だ。
つぼみの一枝。


13日07:53

 朝の玄関は明るさが弱いので、その分ソフトに写る。
開花している一枝。

洗面所に飾ったものの花の大きさに圧倒され、匂いも充満して・・。

 茶色く変色してくる前に処分した。
 火曜日もスイミングの後に孫がやって来る日。先日、ヤマモモの実を食べさせてやったので、その感想を聞くと「酸味もあってまあまあうまかった」と。それじゃ、自分で採ってみるか?

 やまもも(Myrica Rubra)は、1970年(昭和45)年9月 公募によって知多市の誕生を記念し、「市の木」として指定されている。それで、市役所周辺にはたくさん植えられている。

 暗くなりかけていたが、木に登ったりして採ってきた。昔の子どもは喜んで食べたらしいが、私の故郷の茨城県には無かった。知多に引っ越してきて知った。親父が話す「やまもも」という名前には甘やかなイメージがあったが、食べてみるとさほど旨いとは思わなかった。



 今の子はこのようなものには見向きもしないし、親の世代も知らないだろう。こういうものがあるのだということを知ってもらう意味もあって、是非食べさせたかった。
 持ち帰ると言っていたのに、迎えに来たパパに拒否されたのか、キッチンのテーブルに置かれたたままだった。





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最終更新日  2023.06.14 17:25:41
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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