歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2026.07.31
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カテゴリ: 天候異変

♪ 傍らに自然災害不慮の事故運がすべての命なるべし




 ここのところ、ヨーロッパでは日本と同じかそれ以上のレベルで熱波に襲われている。直近ではフランスとスペインで大規模な山火事が発生し、甚大な被害をもたらしている。熱波と乾燥が原因と言われている。



 緯度で言えば北海道と同じくらい。
 イタリア  ミラノやローマなどが北海道(札幌・函館など)とほぼ同じ。
 フランス  南部や中南部(リヨンやマルセイユなど)が該当。
 スペイン  北部やバルセロナ付近が北海道の南端部と同じ。

 それが軒並み40℃を超えているのだから堪らない。
 原因は、北アフリカから暖かい空気が流れ込み、上空の強い高気圧が熱を閉じ込める「ヒートドーム」が形成されたことが大きな要因とされている。
 日本の地形が起こすフェーン現象とは根本から違う。

 これはヨーロッパ全体に及んでいて、2003年の夏(6月〜8月)から本格的に起こり始め、初夏にあたる6月下旬や早い時期(5月末〜6月)から発生する傾向が強まっている。

 今年は、6月21日から28日ごろにかけて、平均気温が平年を10℃程度上回る顕著に高温な日が続き、ドイツやデンマークなど6カ国で国内の最高気温を記録している。



 6月下旬ごろから偏西風が大きく北側に蛇行したことでヨーロッパ上空で高気圧が発達し、高温の空気がとどまったことが原因だと気象庁が分析している。


偏西風の蛇行は日本にも影響を及ぼしている。


2003年のヨーロッパは酷かった。

熱波による死者数(熱中症および過剰死亡による)は、分かっているだけでも35,118人に及んでいる。●ベルギー 150 ●オランダ 1,400 ●ポルトガル 1,316 ●英国・ウェールズ 2,045 ●イタリア 4,175 ●スペイン 4,230 ●ドイツ 7,000 ●フランス 14,802



 米国NASAの地球観測衛星Aquaに搭載されている「NASDAのAMSR-Eの観測データ」から推定された、8月10日〜15日の平均的な地表面付近の気温(温度差)
 この年がヨーロッパの「炎熱地獄」の始まりだった。

 2023年7月の初旬、7月3日から9日までは、地球の平均気温が史上最高となり最も暑い週だった。そして、世界中で最も熱い夏だった2025年のニュースは記憶に新しい。




 ここで気になる記事が目に留まった。
 2023年、気候変動に関する世界的な意識調査が、「気候不安」をテーマに行われ、その結果が発表されている。その第一問では、「気候変動が人びとや地球を脅かすことを心配しているか」を問われ、日本人の答えが特徴的な傾向を示しているというもの。


SOLAR JOURNALより

 日本は、「心配していない」が、調査11か国中で最も高い14.6%。「心配している」は、合わせて8割を超えていて、他国よりやや低いだけに見えるが、内訳を見ると少し違っていることがわかる。

 「極度に心配」と「とても心配」を合計しても十数%で、他国が5割前後から8割を超えているのに対して、非常に少ない。また、「少し心配」が3分の1を占めている。
 つまり、気候変動を “強く不安に思う” 日本人の割合が、他国に比べて極端に小さいという事。

 これは、どういうことか。
 ▲温暖化の知識に欠ける、▲現状認識が不足、▲あきらめている、▲無関心、▲災害に慣れている、などいろいろ考えられるが・・

 別の調査では、「人間が気候変動への対応に寄与できるか」と聞かれた際、世界各国の平均では、YESが8割近くあったのに対して、日本では5割をわずかに超えた程度だった。また、どちらでもないが3割あったという。
 これは、「あきらめ」と「無関心」の結果のバックグラウンドだと考えざるを得ないと。
 前提としての危機感の不足に加え、日本政府の気候変動に対する “はっきりしない考え方や対応策” が影響しているのではないかと。

 このアンケートの結果は、いかにも日本人的というか、腹が座っているという感じがしないでもない。災害の多い国に生きてきて、「忍従と忍耐」を経て「諦観と達観」という観念が醸成されたということかもしれない。それが一人一人の意識の根底に、デンと座っているのかもしれない。

 自分なりに出来ることはちゃんとやっている、誰かにに期待してもしょうがない、成るようにしかならない、成ったらなったまでのこと、もう手遅れでやれることなど無い・・・



 気になった記事ではあるが、いずれ人類という怪獣が自然淘汰されるだけのこと。不慮の事故や理不尽な死が至る所に待ち受けていて、いつ自分がその目に遭うかもしれないという、生命のもつ宿命。
 叡智と崇高な理念を持っているはずの人間が、平気で殺し合いをする。他者を排除し自己中心に生きる、権力という見えないウェポンが、弱いものを淘汰させようと手をこまねいている。それに比べたら、自然災害に遭うことの方がよっぽどマシだ。

 神がいるなら、そんなことをさせておく必要はないはずだが・・・。無神論者のたわ言、無宗教者の空疎な悲観論と言われるかもしれない。
 地球にしてみれば、「馬鹿で破廉恥な怪獣のいない世界が早く来ないかな」ということ、なんじゃないのかな。覆水盆に返らず、身から出た錆、自業自得、割股啖腹、開門揖盗・・・









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最終更新日  2026.07.31 11:42:31
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
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