Easy Going~気楽に行こう~

Easy Going~気楽に行こう~

2023/10/07
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テーマ: 田んぼ(54)
カテゴリ: イベント
市川農園さんで稲刈りやらせてもらった。
思っきし楽しかった!!!


まずは、お父さんから。
クイズ形式でいろいろご説明。

問題1
田植えの時は、苗3~4本で植え付けましたね。それが分蘖(ぶんけつ)して、何本にも増えています。
さて、何本に分蘖したでしょうか?

①約 20本
②約100本
③約 50本



答え
①約20本
お米3~4粒で、苗3~4本になり、それが約20本に分蘖します。(ちなみに5~6本で植え付けても、約20本になります。)
だからこそ昔から農家は、米一粒も大事にしてきました。

問題2
稲穂1本に、お米は何粒実っているでしょうか?

①約 30粒
②約 80粒
③約150粒

うーん、これまた①でしょうか?
「じゃあ、数えてみましょう!」
はーい!

あれ、生えてるままで数えるって、意外に大変。つか結構多い。

主人の「うわぁ、数えてたのが分からなくなったー!!!」を聞いてゲラゲラ笑ってたら、私も分からなくなったー!!!
いやまあ1から数え直しましたよ。
「きゅ、きゅーじゅーいち!」
「私は121でした」
「96でした」

答え

今年は、特に台風がなかったことで、②と③の中間ですね。

てことは、今年は豊作なのかな?

問題3
お茶碗1杯は、お米何粒でしょうか?

①約 600粒
②約1500粒
③約3000粒

うーん、難しい。③かなあ。また数えるのかなあ。

答え
③約3000粒
朝昼晩1杯ずつ食べるとしたら、6株で1日分になりますね。

そう言われて思わず、目の前の稲を食べ物として見直した。


いよいよ、 稲刈り開始 !!!
左手で1株つかんで、右手のノコギリ鎌でザクリ。なるべく1回で刈る。鎌でうっかり自分の足を切ってしまわないよう注意。

6株でひとまとめ。

ここから(写真を撮り損ねたけど)6株ずつを、昨年の稲藁で結わえる。
藁をぐるっと回して、束をキュッとしめて、結び目は縄をなうようにぐるぐるぐるっとして、結び目部分にぐるぐる部分をぐいっと押し込む。
これが、説明を見てるのと、実際やってみるのが、全然違う。加減が難しい。
ぎゅーっとまとめないと、この後の干し作業で水分が抜けてスカスカになっていくので、落ちてしまう。
ぎゅーっとまとめすぎて空きがないと、ぐるぐる部分を押し込めない。
難しい!難しいって面白い!

市川さんが、「婆ちゃんが上手いんだよなー」と仰った。
落ち穂を拾っておいでのお婆ちゃんに頼んで、手際を拝見させてもらった。
うひゃあ、すごーいっ!
実際やって難しいのを経験した後の、お婆ちゃんの手際の良さ。思わず主人と拍手!!!
お婆ちゃんは、
「こんなのは、何十年もやってるからってだけで…」と照れていらっしゃった(笑)
でもほんと、動画に撮らせてもらえば良かった。

手刈りは1列だけ。
残りは機械で、刈ってヒモで結わえる所までやっちゃう。
ほえー、機械ってすごいなー。あっちゅー間に終わる。
この機械とはまた別で、刈って脱穀(穂から籾を取る)までやるのもあって、今はむしろそれが主流。
ほえー、機(以下同文)。

そして、 かけ干し
さっきヒモでまとめた稲束を、あらかじめ用意されてあった干し場に掛けていく。
ああ、藁のいい香り。胸いっぱいに吸い込む。なんで藁の香りって、こんなに懐かしいんだろ。
稲束はそんなに重くもないので、たったかたったか、作業事態はすぐ済んだ。
天日干し。いい風景。雨が降ったら大変とかありそうだけど、この風景は残って欲しいな。

かけ干し作業と併せて、お父さんもお婆ちゃんも 落ち穂拾い
「穂よりも、藁の根元部分に注意すると、意外にたくさん見つかるんだよね」
私も注意して見てたつもりで、お父さんほど拾えなかった。そうか、根元部分に着目するのか。

作業が一通り済んだ後は、 トークタイム
市川さんが、いちじくを収穫してきて、みんなに配ってくれた。

むしゃむしゃ。品種は「

これまで、いちじくってわざわざ買って食べるものでもないよなーと思っていたのに、今夏、市川さんのいちじくにハマった。
品種の食べ比べもした。
ジャムも美味しく作れた。
何度リピ買いしたか、すっかり分からない(笑)
いちじくの概念が変わった。
これきっと、周りみんなもそうだろう。
最近は買い損ねてばかり。伺ってみれば、無人販売所に並べて5分で完売されたりも。マジですか?!何そのいちじく争奪戦(笑)

それから、お母さんの塩むすびと秋なすのお新香。
塩むすびは、もちろん新米!!!

お母さんの塩むすびは、ほんのり梅酢がたまらない。気を抜くと、いくつでもパクパクいけちゃう美味しさ。
秋なすのお新香も、とっても美味しくて、レシピを教わった。
また、この後に更に、カリカリ梅も出してもらって、これまた程よく酸っぱくて甘くって、気が付いたらパクパク頂いてた。しまったなぁ少しは遠慮しなきゃとか、全然考えもしなかった。


この 市川農園さんの「田んぼの学校」 は、4月に 1時間目「田起こし」 から始まった。

この日の柿の木。


6月は 2時間目「田植え」

この日の柿の木。


7月の 3時間目「草取り」 は、残念ながら参加し損ねた😭

そして今日、 4時間目「稲刈り」
柿の木。

そして渋柿。


農家さんの大変さをほんの少し垣間見しながら、とっても穏やかで楽しい時間を過ごさせて頂いている。
お子さん連れの家族参加が多い。お子さん達が大声出して、小さな生き物を捕まえて、力いっぱい遊んで、キラキラしている。そういうの見てるのも和む。

日本人として、主食のお米の栽培について、一般的にあまりにも知らない。
こんな機会を設けて頂き、私たち素人を相手に、いろいろ教えて頂けて、作業も体験できること、ものすごくありがたい。
お米を、今までより身近で、今までより大事なものに、感じるようになった。

次回は、12月に 5時間目「新米試食会」
「お互いに料理を持ち寄るのもいいね」なんて市川さんが仰る。
えー、これだけお母さんのお料理が美味しいのに、難易度高いよ。
けれど、他の参加者さんの得意料理も頂いてみたいな。またレシピ教われたら嬉しい。
うーん、それなら私は何を用意できるかな、なんて考えてたら楽しくなってきた🎶
それから「正月のお飾りもやってみましょうか」とお父さん。
そっか、農家さんの所には普通に稲穂付きの稲藁があるんだ。一般では手に入らない。
お飾りを自分で作って新年を迎えられるんだ。うわうわ楽しみ❤️

改めて、稲・米・藁って、日本人の生活のいろいろなシーンで登場する。
私は家庭菜園をやるので、夏場に野菜の根元に藁を敷いたりする。
一昔前は、藁で編んだ草鞋が靴の替わりだった。縄も、藁で編んだものだったり。
神社仏閣に飾られている大きな注連縄も、よく考えれば、田んぼで育った稲の藁。どうやってあんなふうに編まれるんだろう。

今まで知ってるようで知らなかったことを教われて、そこそこ知ってたことも一層深堀りして学ばせてもらえてる。
次回も楽しみ。

こんな話をすると鬼が笑うけど、来年も「田んぼの学校」が開催されれば参加したい。


後日談
市川さん所で購入した秋なすで、お母さんに教わったレシピで、お新香作りました。
美味しくできました。ありがとうございます😊







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最終更新日  2023/10/14 12:40:20 AM
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