ハーブのある庭

ハーブのある庭

2008/03/21
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カテゴリ: 特別な出来事‥
今日、やっと専門学校の二年目が終わりました。

初めての、他の同級生を遥かに凌ぐ地獄のような実習。
基礎を終えた実技、実践の増加。
夜が来るのが恐くなるような不眠症。
職員の大幅削減による、仕事の激務。
引き続き周期的に崩れる自分の体調。

特に花粉症デビューは花好きの自分にとっては最悪な事態で、他にも介護職ならではのヘルニアデビュー、坐骨神経痛はまさに地獄でした。
歩行困難になった日々はまさに恐怖で、今は普通に歩けることにさえ感謝です。


でも、相変わらずの職員不足。

現時点では残り9名。
まさに異常事態です。

今日、契約更新がありましたが、時給30円アップのみで相変わらずの時給800円台。

派遣ナースを使うようになって自身がついたのですが、明らかに派遣ナースの給料の半分はおかしい。
倍もらってもいいくらいの働きぶりだと思っています。


今後も、フル勤務でも生活保護以下の生活が続くことは明らかです。
徐々に心身ともに弱っていく、かつてからいるベテラン職員たち‥


まさに、現状は地獄のよう。



それでも、2年目は皆勤賞でがんばりました。
実家に帰った時以外、一度も風邪や病気で休まなかった。
血圧160とか、動悸や息切れで座っているのもきついような悲惨な状況になってもやりとげたのは一つの自信になりました。


本当によくがんばったと、自分自身を褒めてあげたいです。




今日、仕事の面談の時、「人にはない感性を持っている。おまえが休みの時はその業務が止まる。それでは駄目だから、もっと他の人にも伝達するのが課題」と、明らかに自分の仕事ぶり、能力を評価してくれるボスの言葉がありました。
本当に嬉しかった。

確かに、自分にしかできない業務は増えました。
介護に必須ではないけれど、花や音楽の価値は数値では測れない、特別なものがあります。



昨日は2名が、歌レクの時に号泣しました。
今週は、俺が撮った写真に多くの利用者が感動してくれました。
園芸レクで作った作品にも、キレイだと、賞賛の言葉がありました。


どれも大学で学んだ経済学、数値では示せない、生活の質を上げるのに必要なものです。




あと一年で、どれくらいそれを他の職員に伝えるか、それが俺自身の課題だと思います。
仕事と勉強の両立の過酷さは、この2年間で嫌というほどわかりました。
まさに筆舌に尽くし難い苦労を味わったから‥‥‥





その中でいかに自分自身に余裕を持ち、業務をこなしていくか‥

頭ではわかっていても、なかなか難しいです。


俺ももはや介護の中心人物の一人‥
周囲を引っ張っていく存在として、いかに周りに良い刺激を与えるかが大切ですね。


でも、今日も言われましたが、何でも自分の内でかかえこまないように気をつけなくては…




きつい、汚ない、給料が低い、危険、休暇なし、規定が厳しいなど‥「9k」とも言われる介護職をしていくからには、セルフマネジメントがますます大事になるでしょう。

今日は自分自身に余裕がなく、いつものようなサービスが提供できませんでした。
動こうにも、体が言うことを聞いてくれなかった‥
そういった事態は極力減らしたい。



介護職の仕事は、利用者を笑わせ、より多くの楽しみを提供することだというのが自論です。
単純にオムツの交換や食事介助をするくらいなら誰でもできる。

でも、最近多い芸人のような勢いだけの笑いではなく、ちゃんと会話の流れに沿った、意味のある笑いを提供することは本当に難しい。


それをこなしてこそ、本当の介護職だと思っています。

どこに行っても恥しくない介護スタッフになること、特別な感性で多くの利用者を楽しませる職員になることが自分の目標です。



そう思えば、目標、夢は尽きることを知りません。




今後も過酷な労働状況は絶対に続きます。
楽になることは‥‥‥‥‥‥ありえません。


同じ給料をもらおうとしたら、もっと楽な職業は無限にあると思います。



それでも俺は介護の仕事を続けたい‥


続けるからには、それなりの信念を持って、きついにしてもその目標がぶれないような意志を持って仕事をしたいです。




介護職とリハビリの勉強、園芸療法のボランティア、音楽活動、写真活動、自己の余暇活動、体調管理をこなしてきた二年目を終えた今、感じた素直な決意をここに記します。

絶対にきついとわかっている三年目ですが、無事ではないのは明らかにしても、最終的に良かったと思える一年にしたいものです。





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最終更新日  2008/03/21 11:22:18 PM
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