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今日はホームでパパの誕生会をしてくれるというので母とケーキを作って行きました。直径23cmの型で焼いたので、かなり大きいケーキになりました。到着したら、パパはまだお昼を食べていなかったので、まず昼食を。カレーライスと、ブロッコリーなどの炒め物とコンソメをとろりとさせたもの、デザートは桃の缶詰。今日は比較的飲み込みがよく、調子よくすいすいはかどりましたが、あーあー言うのも忙しく、食事を口に入れても声を出すものだから、飲み込まずに、口から出そうになったり、風邪を引いているので、喉に詰めやすく、何度もむせたり、大きな咳をしては、ものすごい顔をして私をにらみ、いっそう大きな声でわめいたり。母と二人で、もうこのくらい食べればいいよねと、終わりにしようとしたら、介護士のTさんが、やってきて、まだ食べたがってますよと。確かに、お膳の食べ物を真剣に見つめています(^-^;)Tさんがフルーツを大きいまま口に入れるので、そんな大きいのを大丈夫?と思ってみていると、すいすいきれいに食べるではありませんか。Tさんはイケメン(関係ない?)の若い男性ですが、あまりに手際よくきれいに食べさせるので、見とれてしまいました。甘さ控え目のケーキは皆さんにとても喜んでもらえました。お昼を食べたばかりのパパも、12分の1をしっかり完食。食べ終えたところに、本日の目玉、介護士のKさんが、音楽好きのパパの為にサックスを吹いてくださいました。アルトサックスの暖かみのある音色にもう何も言葉を理解しないと思っていたパパが、感激のあまり、顔をくしゃくしゃにして、大きな声で力の限りわめく(吠える?)のです。それはそれは感動的な光景でした。ただ、実際はかなり異様な光景。せっかくの演奏をうち消すほどの大声も冷や汗ものでしたが、まだ飲み込みきれていなかったケーキが、大声をあけるたびにあふれ出てきて、正面でケーキを食べている方に申し訳なくて、それをひたすらティッシュでとり続けました。感動的であると同時にかなり見苦しい光景でしたが、もう皆さん慣れていらっしゃるので、こんなに喜んで~、良かったねー、っと優しい言葉をかけて下さいました。イエスタデー・ワンス・モアや冬ソナのテーマには反応がイマイチだったのですが、モルダウや木星の演奏中はもう、一緒に歌うかのように叫びまくっていたので、やっぱり好きだった曲はわかるのだと思いました。特別養護老人ホームで、誕生日に生演奏が聴けるなんて、認知症の症状がここまで進んでいるのに、こんなに暖かい誕生会をしてくださるなんて、なんてすてきなホームなんだろうと思いました。と、私と母は満足して帰ってきたわけですが……×・×・×・×・×・×・×・×・×・×・×・×・×・×・×・×同じブロックの8人の皆さんの中で普通にお話が通じる方は二人だけ。90台後半の方3人を含めいろんな方がいるので、それはそれは、にぎやかで楽しいんですよ。ケーキなんていらないとか、みんなよく食べるわねと言って、介護士さんにこそこそとたしなめられるMさん。朝食でご機嫌を悪くしたまま、すねて部屋にいたのに、サックスにつられて出てきて、「こんないい音楽聞きながら、大きな声だして、おだまりなさい!」とパパ(本日の主役)を叱りつけるSさん。父がプレゼントをもらったのを見て、なんだか不満げに私の時は絶対いらないと言い張るSさん。介護士さんたちは、身の回りのお世話だけでなく、けんかの仲裁や、苦情やわがままへの対処など、精神的にも本当に疲れる仕事だと思いました。
2008.01.06