PR
カレンダー
コメント新着
フリーページ
キーワードサーチ
映画「ダ・ヴィンチ・コード」は封切り時に観たんですが、昨日テレビでやっていたので久々に観ました。
今更ですが、ちょっと感じた事を書いてみたいと思います。
原作本は、44言語に翻訳され7000万部の大ベストセラーになったので読まれた方もいらっしゃるでしょう。
作者が、「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」と述べているために、扱われている内容の真偽について当時かなり議論が起きました。
アンチキリスト教的な内容の為、当時米国カトリック司教会議(USCCB)が、教義について反論するウェブサイトを開設しました。
では、キリスト秘教の観点から見たら「ダ・ヴィンチ・コード」はどうなのか?
「ダ・ヴィンチ・コード」の底辺に流れているのは、 グノーシス思想 です。
キリスト秘教とグノーシスは、スタンス的には非常に近いものがあるので、そういう意味では共感できる部分が少なからずあります。
いわゆる正統派キリスト教の立場からではなく、異端の立場から描かれており、そういう意味では斬新でもあり違った切り口からキリスト教を垣間見る事が出来ます。
しかし、「ダ・ヴィンチ・コード」の最大の罪は、キリスト教を血の問題に戻した事です。
「信じがたいことにソフィーの両親はふたりともメロヴィング王家の出身、マグダラのマリアとイエス・キリストの直系の子孫だったという...」。
メロヴィング王朝というのは、ドイツ、フランス、イタリアのもとになった王朝です。ということは、イエスの血が中部ヨーロッパの民族に流れているんだということを言いたいわけです。
せっかくキリストは人間の血縁や血筋や民族や人種を越えるための世界宗教を打ち立てたのに、またここで血筋の問題を引っ張り出しているわけです。![]()
ルカの福音書に「私の弟子になりたければ、親を捨て、兄弟を捨て、子を捨てて、私に従いなさい」(第14 章26 節)とあるのは、「家出して来い」という意味ではなくて(某韓国産カルト宗教は、この部分を「家出して来い」と教えています)、「血を越えなさい」という意味です。
それをまた血の問題に戻しているわけです。
この辺は、血統を重んずる?某韓国産カルト宗教と共通していますね。![]()
それともう一つ、キリスト教がロゴスの受肉を語るのに対して、グノーシスは不可視のキリストに留まります。
キリストの神性を認識するが、ロゴスが肉になったという見解には至りません。
つまり、キリスト教はキリスト=神と捉えるのに対して、基本的にグノーシスの場合はキリスト=人間と捉えます。
キリスト存在がこの地上に受肉した最大の意義は、 ゴルゴダの秘儀 を成就した事にあるのに、「ダ・ヴィンチ・コード」では血の問題(子孫)にすりかえられているわけです。
それまで全くキリスト教とは無縁だった人が「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだら(映画を観たら)、イエス・キリストは神ではなく人間だという印象を持つでしょう。
それこそ、闇の権力(反キリスト)の思う壺ですね。。。![]()
東京シュタイナーシューレ2期生の斉藤工君 2011年01月10日 コメント(8)
雁屋 哲の「美味しんぼ日記」 2010年10月23日 コメント(6)
人生の試練に出会ったら。。。 2010年08月15日