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先日読んだ雑誌「料理通信」に「 満席の店を作った若手料理人10人の仕事術
」という特集があって,とっても興味深いことが書かれてあったので,何回かに分けて抜粋を。
まず,池尻大橋に店を構える「 フレンチレストラン オギノ
」の 荻野伸也シェフ
の仕事術。
「気軽な店を作りたい」と語るオーナーシェフは案外多い。
でも,じゃあ気軽ってどういうことなのだろうか?
荻野伸也シェフの答えはこうだ。
「 気軽な店,というお客さんの判断基準は,最終的に値段だと思う。月1回来てもらうには,ワインをしかり飲んで1万円に届かないこと。(以下,省略)
」
フレンチを日常の土俵に上げたいから。彼には自分の店だけでなく「 フランス料理を文化として大衆化させなければ
」という使命感にも似た思いがあるのだ。
東京に溢れるレストランの中で,人の足を向かせるにはどうしたらいいだろう?
「 99人に嫌われても,一人が大好きな店であること
」だと萩野さんは考えた。
オープンの3ヵ月間は閑古鳥が鳴いていたというが,食材が残ったらまかないで食べ,常に新鮮な食材,山鳥などの珍しい国産ジビエもいい状態で惜しみなく出した。ガンガンやっている,という勢いを感じ取った100分の1人の感動が,あっという間に多くの人へと広まった。
次の目標は経営者として,「オギノ」を東京で一番給料を払える店にするのだ。
「 料理人が修行という名のもとにいつまでも安い給料で働かされるのではなく,責任の重さに比例して給料が上がる魅力的な職場にしていかなければ,この業界はダメだと思う。若い人が辞めてしまうのを根性の問題だけで片付けるべきじゃない
」
道は,少ない労力で最大の利益を上げ,従業員に還元することにあるという。
フランス料理の大衆化を実現させることと一見矛盾するようだが,両立させる仕組みづくりに向けて,すでに準備は始まっていた。
「 コンセプトは"期待しない店"
」
フレンチレストラン オギノ
東京都世田谷区池尻3-5-22
グレイスマンション1F
03-5481-1333
11:30~13:30(土,日,祝日のみ)
17:30~23:30(日,祝日は21:30LO)
定休日:月曜日
ママの作ったフラワーアレンジメントはオプションでご用意します。
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