長澤まさみ ドラマ 岳 山が教えてくれたこと
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岳にて・・・
山での撮影は何が大変でしたか?
やっぱり体力ですね。事前に体力作りをしたと言っても男性陣と比べると運動能力が違うので、その大変さはありました。でも、皆で力を合わせて良い映画にしようという、テンションが高い現場だったので、楽しく前向きに撮影できましたね。
― 今回の役と長澤さん、似ているところは?
負けず嫌いのところは似てるかな。久美は周りに負けたくないタイプですが、私は自分に負けたくないタイプなんです。方向が違うので久美の気持ちが分からない部分もありましたが、基本的な負けず嫌いな所や、根気強さは共通点かもしれないです。
― 撮影現場には女性も多かったと
そうなんですよ!カメラアシスタントの方から照明部の方、メイクさん、衣装さん、小道具さんと女性が多くてしかも逞しい方ばかり(笑)。「この現場にいたい!」と思って仕事をしている人たちばかりだったので、その頑張りに勇気づけてもらって前に進むことができましたね。
― 山々が美しく、でも怖い、辛いシーンもあって衝撃をうけました。長澤さんは山にどのような印象をお持ちですか
山にはいい部分もあれば、もしかしたら怖い部分もあるのかもしれないですね。山って登っていると自分のペースがだんだん掴めるようになるんです。初心者は一生懸命登って疲れてしまうんですが、山のガイドさんは体の力が抜けていて自分のペースで進んでいくんです。それを見ていたら、自分のペースを掴むってことは人生においてもすごく大切なことなんだろうなと感じました。
というのも視界が違うんですよね。最初は滑ると危ないから足元しか見ていなくて、本当に視界が狭いんです。でも慣れてくるとだんだん視界が広がって、最後には景色を見渡して気持ちいいね、天気いいねって言えるくらいの余裕を持てるようになる。視野を広く持てるようになるには時間がかかる、そう感じたら自分のペースを掴むために、自分のやりたいこと・やれることを少しずつやっていくことに意味があるんだなって思いました。
― 山岳救助隊のお仕事についてどう思いますか
正義感だけでは務まらないし、好き嫌いでやれる仕事ではないと思います。仕事って、その場にいることで自分なりの達成感や幸福感を感じて仕事と向き合えれば、ちゃんとその仕事がでると思うんです。救助隊もひとつの立派な職業だと思います。
― 久美は女性の山岳救助隊員でしたが
男性も女性も関係ないと思いますね。どんな仕事も男性だけ、女性だけという境目はなくなってきているし。だからやりたいという気持ちがあったり、自分はこれだと思えるものがあれば、女性にも頑張ってやってほしいと思います。
― 山の撮影で楽しかったことは?
よく撮影現場で、じゃんけんで負けた人が勝った人のジュースをおごる“ジュースじゃんけん”をやるんですけど、それを山荘の生卵でやって、負けた人に生卵を買ってもらって皆で卵かけごはんを食べていました。小栗くんが卵かけごはんのCMをやっていたので、小栗くんバージョンをレクチャーしてもらったりして楽しかったです(笑)。山の上ではそういう小さなことが幸せに感じられるんですよね。降りてきたら元の生活に戻っちゃうんですけど・・・。そういう日常の有難みを感じられたのも山の良さだったなと思います。
― 今回の映画の見どころは?
みんなの頑張りですね。この映画の中で頑張っている人たちの一生懸命さや、ひたむきな姿を感じてもらえたらいいなって思います。危険を伴う場所でも、スタッフ、キャスト、皆が「いい映画になるように頑張ろう!」という同じ熱い気持ちで作っていたので、その想いもスクリーンを通して伝わるんじゃないかな。人間臭さみたいなのも心に残ればいいなと思います。
― 家族や仲間とのつながりを感じました
人を信用しようとしなければ、何もできないですからね。三歩さん(小栗さんの役名)も最初会ったときはもしかしたら苦手なタイプだと思う人もいるかもしれないけれど、でもまず信用してみて、どうなるか。そんな風に人に対して対応をしてみる事も、人生であってもいいんじゃないかなと思います。難しいですけどね。
ーーーと言うことーーー
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