一旦下落していた商品先物価格が、再び上昇している。
金(ゴールド)価格は1トロイオンス1600ドルを超え、銀価格も今年4月以来の高値を目指そうとしている。
そして原油相場も上昇し始め、今年6月26日には一旦1バレル90ドル
を割りそうなところまで下落したが、現在は再度100ドルを超えそうな勢
いである。
一方で原油に次いで取引量が多いコーヒー価格は、ブラジルでの生産
量が好調なこともあり、約半年ぶりの安値になっている。
しかし今後は金(ゴールド)にしても、原油にしても、徐々に下落どころか、
急落することも視野に入れていただきたい。欧米経済の不安定要素から、最高値まで上り詰めた商品相場が一気に
売られる可能性が出てくるのだ。
今の不気味な価格上昇は、2007年8月中旬のサブプライム危機発覚
後もしばらく上昇を続けていたことと酷似している。そして翌年9月15日のリーマン・ショック以降、一気に急落していったこ
とも同時に思い出す。
通貨ドルの弱体化で、金(ゴールド)価格もしばらくは上昇するだろう。
しかしいつまでも安泰とはいえない。
他の商品が急落すれば、それにつられて一緒に下落する可能性もある。
最近、最も多く外貨の比重を金(ゴールド)に移行させた国は、中国でも
インドでもない。
メキシコ
と サウジアラビア
である。
こういった国が今後、大きな痛手を被る可能性が高くなってきた。
とにかく時期的な目安としては、8月から9月であろう。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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