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トランプ米大統領のブレーンである国家通商会議(NTC)のナバロ議長は
著書「米中もし戦わば」で 「中国共産党中央軍事委員会が2003年、重要な戦闘方式の一つとして『三戦戦略』を公式に承認した」と指摘した。
三戦とは 心理戦、世論戦、法律戦 を意味する のだが、
銃を一発も撃たずに安全保障戦争で勝とうという戦略だ。
◆心理戦は経済、外交圧力、流言飛語などで相手国を混乱に陥れるものだ。 2011年に中国と日本の間で起きた尖閣諸島(中国名・釣魚島)の紛争で、中国が日本へのレアアースの輸出を禁止したことが代表的だ。
◆世論戦は国内外のメディアを操作し、人々が共産党の主張に無意識に従うことだ。 共産党は中国の全てのテレビ、新聞、雑誌だけでなく、インターネットを統制している。14億の中国人は共産党が操るメディアによって興奮し、憤怒することが多い。
◆法律戦はさまざまな文書や地図、国際規約などを引用し、紛争状況を中国に有利な方向へと歪曲(わいきょく)することを指す。 中国は南中国海(南シナ海)の領有権などさまざまな紛争であいまいな歴史的根拠と国際法を掲げ、戦略的利益を固めようとしている。
中国は韓半島(朝鮮半島)のTHAAD問題でも「三戦戦略」をそのまま用いた。THAADの配備用地を提供したロッテグループを執ように締め付けたり、韓国への観光客をストップしたりした経済制裁は心理戦に当たる。
続いて、全ての官営メディアを動員し、反韓ムードを高める世論戦を展開した。「小国(韓国)が大国(中国)の利益を大きく侵害した」という共産党の宣伝術に興奮した一部中国人は、韓国製品を燃やし、反韓デモに乗り出した。中国国内に住む韓国人は身辺の安全を心配しなければならない状況となった。 共産党はこれらの過程を全て操作しておきながら、「中国人民の自発的な不満の表出」だと主張した。
(中略)
「うそも繰り返せば真実になる」という言葉をよく理解しているのが中国だ。 官営メディアと御用学者を総動員し、あれは約束なのだと無限に繰り返せば、あるとき真実になると考えているようだ。
韓国政府は中国との「THAAD交渉はうまくやった」と主張している。やられておいて、やられたことも分からないのだろうか。
囲碁は中国語で「囲棋」と言う、周囲にある石を扱うゲームという意味だ。14カ国と陸の国境を接する中国は碁を打つかのように外交・安全保障戦略を組むことが多い。相手の包囲を避け、すきを攻略し、相手の石の戦略的価値をだんだん低下させる手をよく用いる。今月中旬、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は習近平主席と会談する。THAAD問題での3つのノーのように、またも中国の三戦に巻き込まれ、東アジアの碁盤で弱い石に転落するのではないかと懸念される。
(アン・ヨンヒョン論説委員)
中国と東南アジア諸国が紛争を繰り広げている南シナ海は、韓半島(朝鮮半島)の面積の16倍に当たる350万平方キロメートルという広い海域だ。 中国が領有権を主張する南沙諸島(スプラトリー諸島)は中国本土から1000キロメートル以上離れているが、ベトナムやフィリピンからは100-200キロメートルしか離れていない。
それでも中国は1947年、南シナ海の周りに沿ってU字型の線を9本勝手に引いて(九段線)、南沙諸島を含む南シナ海の85%以上を自分たちの海だと主張している。
「九段線は領有権の根拠となり得ない」という常設仲裁裁判所(PCA)の判決も、中国は無視している。 米国などはU字型の九段線を中国の「飢えた舌」と呼んでいる。
中国は海で領有権争いが起こった場合、多数の漁船をまず行かせる。「海上民兵隊」という公式組織もある。 相手国が「漁船の群れ」を取り締まるため警備艇などを向かわせると、中国も軍艦を派遣して対抗する。数字で中国にかなう国はない。 中国は数百隻の漁船や海上警察船・軍艦で紛争地域をキャベツのように何重にも取り囲み、相手を無力にする。いわゆる「キャベツ戦略」だ。
(中略)韓中間にはまだ海洋境界線がない。両国は1996年、「海の憲法」と言われる国連海洋法条約に加入した後、排他的経済水域(EEZ、沿岸から200カイリ)確定のため数十回にわたり交渉したが、21年たっても結論が出ていない。 両国のEEZが重なる場合、その中間線を境界とするのは国際慣例であり常識だ。
ところが、 中国は「国土面積や人口も反映させるべきだ」ととんでもない論理を押し通そうとしている。大国は海もさらに大きく占めるべきだというのだ。
中国の軍艦が頻繁に中間線を越えてくるのは、海洋境界妥結に備えて活動領域の根拠を残そうという意図である。 一方、 韓国の海洋警察船や軍艦が中間線を越えて向こう側に行ったという話は聞かない。中間線から韓国側にある離於島の海上も中国漁船だらけ だという。 中国海軍は今年の夏だけで2回も西海(黄海)で大規模な訓練をした。中国空軍は4日の韓米空軍訓練に対抗して韓半島近くを偵察した後、「行ったことのない航路に沿って行ったことのない空域で訓練した」と明らかにした。中間線を越えてきたと思われるが、韓国側は知ってか知らでか何も言っていない。
アン・ヨンヒョン論説委員





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