新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2005年01月02日
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正月が過ぎてゆく。

テレビをはじめとするメディアに、いささかならぬ怒りが湧いてくる。

静かな怒りではあるが、怒りは深い。人は、なぜこんな風に殺され続けるの
だろうか。正月のテレビのいずこにも、このインド洋で勃発した数十万人
もの途轍もない規模の津波災害にわずかもふれる特別番組もない。ただ
例年のように手抜きのきわみのようなバラエティー番組と性懲りないかたち
の取り溜め歌謡番組ばかりである。

自分なりに、この巨大な津波災害の行く末について漠たる思いとはいえど
ただならぬ影響の大きさを感じるとすでに述べた。


の解説を試みたい。





むかし、50年代に東宝映画「ゴジラ」が話題をかっさらっていた頃のこと。
有楽町にゴジラが登場して、国電の客車が狼藉されるというシーンを恐怖から
固唾をのんで眺めていた小学生のような視点ではなく、なぜあんな巨大怪獣が
闊歩している状況下で、平素どうりに国電の車両がむざむざ通過しなければ
ならないのか、という根本的な疑念なのである。そんな風な疑念をいだく事は
関西では「つっこみ」といわれて日常的な思考のパターンとして認知を得て
いるはずである。いかなる共通感覚として、われわれの普段着の生活でひろく
社会的合意を得ているような視点論点ですら、ヒラの庶民は疑念を抱いてよい。
それが市民社会の基礎にあって、庶民生活者の知恵というものである。

ことは、冗談ではない。


災害ですら、いちどにこれだけの人間が斃れるというような事態にまで一気に
ゆくなどは無かっただろう。あの熱核戦争の勃発を思わせるほどの、大惨事ですらこの
ような途轍もない規模での死者がでるものか。世界はどのように反応しているのだろうか。
わが国のメデアのノー天気ぶりには、ほとほと呆れかえるばかりである。
そして庶民は、そんなメデアに対応して見事に局私的な生活の軌道に閉塞を



踏み込んで考えてみる。

われわれの国土日本のある太平洋側には津波監視のシステムがあったという。
にもかかわらず、インド洋側は未整備であったのだなどというメデアの
ご託宣が耳目を埋めている。馬鹿馬鹿しい。インド洋には海運の運行と
統制は存在しないのか。津波情報すら疎通しないようなそんな海域が
あるとすれば、そんなもの国家安全保障上の大事件ではなか。

真顔でそんな話を信じられるものだろうか。そもそもインド洋などといっても
あのマラッカ海峡を経て、わが国日本にとっても経済水域と呼ばれていた
部分と重なり合っていないとでも言うのだろうか。

いや、それどころか「もしもし、そちらは少々危険ではございませんか」
「お気づきかどうかは存じませんが、いささか尋常ではない危機が迫って
いるのではないでしょうか」と電信を打てないほど世界は弛緩して緊張感を
失っていたのだろうか。いや、国際電話はなんのためにあるのだろう。
電子メールは存在しないのか。いったい巨額の資金を投じて埋設されたる
海底ケーブルは誰のためになんのために存在していたのだろうか。人をバカ
にするにもほどがある。


 小泉純一郎首相は1日夜、談話を発表し、スマトラ沖地震の復興支援のため6日に東南アジア諸国連合(ASEAN)が主催しインドネシアで開かれる緊急首脳会議に出席することを表明した。談話によると緊急支援として当面5億ドル(約510億円)を被災国や国際機関に無償供与するなど「資金、知見、人的貢献の3点で最大限の支援」をする。

 資金面のほか(1)インド洋地域の津波早期警戒メカニズムの速やかな構築のため、日本の技術を活用した関係国との協力推進(2)人的貢献として消防のヘリコプターの活用、自衛隊の航空機、艦船の追加派遣の早急な検討―も行う。緊急支援に加え、社会基盤などの復旧・復興面でも最大限の支援を行う。特に警戒体制の不備が被害を拡大した事情を踏まえ、首相は首脳会議で、18日から神戸で開催される国連防災世界会議で今回の地震に関する特別セッションを設けることを提案する。首脳会議は、インドネシアのハッサン外相が「国際社会の人道的結束」に基づきASEANと日本、米国、中国、韓国などに開催を呼び掛けた。〔共同〕 (22:16)


日本に、 内閣情報調査室 とかいう組織もポストもあるのならばそこは一体なにを
していたのだ。津波の発生をとめろなどというヤクザな要求をしているので
はない。津波が発生したというのならば、その発生を検知した瞬間になぜに
近隣諸国に対して通報できなかったのか?まさか津波は超音速のマッハ15
で伝播するものではないだろう。せいぜいジャンボジェット機よりも少々
遅い程度の速度で海上を伝わってきたはずである。また、海洋にはさまざま
な運行をする船舶が往来しているはずなのである。それらは少なくともわが国
の船舶や英米先進国の艦船であればこの津波に現地レベルで通報ができえたはずで
ある。

そもそも時速数百キロで海上をゆく津波が捕捉できず、これについての対処が
できない国々が「北」が放つ音速のテポドンやノドンに対処できる筈が無い。
日本国民は、この至極当然のことがどうして理解できないのか。少しは怖いと
いう感覚をとりかえしてはいかがだろう。

 「強いアメリカ」を標榜し、軍拡を実施。ソ連を「悪の帝国」と非難し、
ソ連のSS20というミサイルに対抗して西ヨーロッパにアメリカ製中距離
核ミサイルを配備します。それだけではなくレーガンは、宇宙空間からソ連
のミサイルを打ち落とすというSDI(戦略防衛構想)に着手。これは、
当時はやった映画「スターウォーズ」になぞらえ、つまり「滑稽な計画だ」
と皮肉られたのですがスターウォーズ計画と呼ばれます。

 また、グレナダ侵攻(1983年)、リビア爆撃(1986年)など、軍事
行動も行い、各国、とりわけ第三世界と呼ばれる地域から不信を買います。
とはいえ、それ以上には拡大せず、意外と軍事介入には慎重ではありました。
ただし、イラン革命の後、イランと戦うイラクのフセイン大統領に対し、
ラムズフェルドを大統領特使として派遣し、支援の意を表明(イラン・イラク
戦争)。武器も与えていくのですが、もくろみが外れて、湾岸戦争、さらに
先頃のイラク戦争へつながります。




この記事は、クリックして貰えれば分かるようにジョージ・W・ブッシュの話では
ない。ことは20年も前に69歳で大統領に就任したあのレーガン大統領の話で
ある。

今回2004年の末において、まさか宇宙から地上を監視する軍事衛星などの先進
的な機構やシステムの装備品が存在しませんでしたとか宇宙から地上を監視する
軍事衛星の精密観察が起動しておりませんでした、などとは絶対に言わせるつもり
はない。その証拠に、ブーケットに向けて津波の巨大な規模をつたえる衛星写真は
多数報道されているのだ。

私は理不尽な怒りを述べているだろうか?


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最終更新日  2005年01月03日 12時53分16秒
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