新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2005年01月19日
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古代米・粟・稗・黍・麦・・・ざっと五穀とはこんなもの。

自分はアトピー体質なので、最近アトピー患者の中に米穀
でのアレルギーなどがあって求めて粟、稗、黍を食する
一群の重症アトピー患者がいることを耳にしたことがある。
米は、今や一部の人達には忌避される食物だったりするらしい。
飽食の時代ならではの風景なのかもしれない。

昔は今日(こんにち)のような米余り現象など夢のまた夢。

白米などは大変貴重な贅沢品。それは深沢七郎の小説で
「楢山節考」なんか読むと猛烈に伝わってくる。新宿の

して生きていられるような錯覚がしてしまうものらしいが、
どっこい地震一発でわれわれはいつでも縄文時代に逆落としに
なる。それが人類というものだ。その証拠に、都留重人という
経済学者の「第一回経済白書」を読めば、1945年の敗戦当時
日本が縄文時代人に転落したのが如実に伝わってくる。戦後の
60年は、日本史の古代から現代をぶち抜いて未来を招きよせて
迷走しているわけだ。個体発生は系統発生を再現するとか。
日本人は、日本史の系統的な伝統をわずか60年で追体験したの
かもしれない。

迷走の結果ふたたび原始日本に転落しないなどという保証は
どこにもない。それはあの阪神淡路大震災を被った近畿の



都留重人
一橋大学元学長
ハーバード大学博士号取得
1947年片山哲内閣の下で経済安定本部次官となり、第1回経済白書
「経済実相報告書」を執筆。


米が、われわれの口にはいってあたりまえとなったのは日本の歴史
で戦後の奇跡的な復興(いや、病的な幸運)に依存した現象であって
日本人は、滅多やたらに米を食ってきたわけではなかった。むしろ
米は晴れ着のようなもので、祭りや正月成人式に食べるような穀物
だった。これはパソコンのモニターをみているようなご同輩にはまず

ならないのである。なぜなら日本人の血脈についての理解の視点が
みごとに欠けているからだ。

肌に粟立つほどの飢餓の記憶が、じつはついこのあいだまで市井の
人々の生活には染み付いていた。米は、そんな時代のスーパーな
なにものかであったのだ。


粟(あわ)

子供の頃に食べた、「粟おこし」だが粟自身をみかけたことはすでに
50年代ですらなかったように思う。

しかし、ながらく日本人の多くの農民は米などもともとハレの日(祭礼)
に頂くもので、常日頃はながらくアワ、ヒエなどの雑穀で、お粥には
大根や芋などを多く入れて水増ししたものだった。NHKの秀作ドラマ
「おしん」を繰り返し放映しているが、あれがむしろまともな日本人の
姿だったというのはあながち老人たちの繰言というわけでもない筈だ。

新米が収穫できると、おのずと神前に供え、最初に五穀豊穣を祈る
神事の後、ありがたく「お下がり」としてかしずかんで「かたじけなく」
頂いたのである。この「かたじけなさに涙こぼるる」というのが天皇制の
情緒的な基礎なのである。この神事にたずさわる神官らのその頂上に
ある人。神祇官の頭目が天皇なのだから。

そこでわれわれが、なにゆえに米を格別に穀物の高い位階に祭りあげたの
かという疑問が湧いてくる。


稗(ひえ)

稗(ひえ)や粟(あわ)が、くだらない穀物なのかといえばけっしてそん
なことはないはずである。にもかかわらず稗には、「卑」というツクリが
あてられている。なんと卑しい穀物だとみなされていたのか、と驚く。
これはおそらく米との価値の差異が際立っていた心象を反映していると
考えるしかない。

この米の異様なまでの傾倒ぶりは、日本人をかたちづくる最大の謎の核心
部分に位置しているとわたしは思う。実は、この米への傾倒がわれわれの
社会の語られざる資源の水脈とつながってきたと私は痛烈に感じるのである。

つまるところ、米はきわめて作りにくい穀物だったのである。

病害虫に弱く、営々たる品種改良を要し、農民小作の血のにじむような
努力の果てにはじめて収穫が可能となり、得ることに険しい極限の穀物だった。
そのことが一方で他の栄養価が高く、意外なまでに美味しい筈の
稗、粟、黍を惜しげもなく雑穀と蔑称させたのであろう。

この過度な誇り高さをおびた穀物を流通させ、日本人の情緒にみごとに
染み渡っている米作。まさしく米作なるものが、われわれの国土の資源
がけしてつねに貧困なばかりではなかったという証左でもある。

まず日本の降水量、水は比較的潤沢に与えられ生活を潤してきた。
すでにこの日記でも水という物質の資源的な奥行きの深さは
再々言及してきている。これだけ雨水に恵まれている国も、
珍しい。当然、植物相は豊かになる。豊穣な植物相と旺盛な
植物の繁殖は、たとえばあの有名な踏鞴製鉄(砂鉄精錬)を
可能にし、分かりやすい話日本刀の成立や秀逸な農耕器具の
形成に基礎づけをなしている。こんな国を資源小国といえば
そうでない国々から、お叱りを被ろうというものだ。贅沢を
いうものではない。



日本の潤沢な資源環境は、まちがいなく日本人にワザと錬度についての
高い緊張感あふれる創意をもたらした。われわれの民族的な最大の獲得
形質は、これ以外にない。



故郷(ふるさと)

作詞者 高野辰之   作曲者 岡野貞一
(文部省唱歌)

1 うさぎ追(お)いし かの山(やま)
小(こ)ぶなつりし かの川(かわ)
夢(ゆめ)はいまも めぐりて
忘(わす)れがたき ふるさと

2 いかにいます 父(ちち) 母(はは)
つつがなしや 友(とも)がき
雨(あめ)に風(かぜ)に つけても
思(おも)いいずる ふるさと

3 こころざしを はたして
いつの日(ひ)にか 帰(かえ)らん
山はあおき ふるさと
水(みず)は清(きよ)き ふるさと









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最終更新日  2005年01月21日 22時42分35秒
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