新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2005年10月02日
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スターリン;あなたは人類を貧乏人と金持ちの二階級に単純化することに
反対された。もちろん、中間の階層は存在しますよ。あなたの指摘された
技術インテリゲンチャがおり、非常に優秀で誠実な人々もいる。なかには
不誠実でよこしまな連中もいようし、そんな彼らとても十人十色だ。しかし
ながら何より第一に、人類は金持ちと貧乏人。資本家階級と搾取階級に
区分されているのです。この基本的な区分、貧乏人と金持ちとの対立関係
から眼をそらすのは、基本的な事実から目をそらすということを意味します。
私は中間の、両者の関係に挟まった階層の存在を否定しはしない。彼らは
対立する中立を守るか、あるいは準中立的な立場をとる人々です。しかし
繰り返しになるが、社会におけるこの基本的な区分、二大階級間の基本的な
闘争から目をそらすのは事実を無視するということになる。この闘争はずっと
続いており、今後とも続けられることになる。闘争の結果はプロレタリア階級、
労働者階級が決めることになりますね。

HGウエルズ;しかし世の中には貧乏でなくても、よく働き、生産性の高い働き
をする人々がたくさんいるのではないですか。

スターリン;もちろん、小地主、職人、商人がいますよ。しかし一国の命運を
決するのはそんな人たちじゃあない。汗水流す労働大衆、社会の必需品のすべて
を生産する人たちだ。

HGウエルズ;しかし現にすこぶる毛色の変わった資本家もいますよ。利潤の
追求、富を蓄えることしか念頭にない資本家もいるが、犠牲を辞さない資本家
だっている。




「大作家」と「赤い鋼鉄の首領」との議論は、白熱してゆく。

階級闘争の世界史的な現実を認めるのか、否かというおなじみの応酬はここでも
両者の政治的な論点を照射する試金石である。鋼鉄の首領からすれば、階級闘争を
世界的な規模で指揮指導するがゆえに、その指導性を自らの権威とも引き寄せる
階級闘争の世界党を任じているスターリンからすれば、その権威を希薄化させる
中間層インテリゲンチャや開明的商人や職人たちなどの「建設的運動」なるもの
には、断じて古いシステムを破壊する主力の立場をゆずるわけにはゆかないという
事情もある。実は、日本でも多くの共産主義者たちが、敵資本家と対立する自分

し、その集中はいかなる理由があろうとも自分たちの手元で行われなければなら
ないという非妥協的な理由がある。つまり、「権力は自らのものであれかし」、
しかして、「死ぬのは奴等だ」というわけなのである。

これは倫理のレベルでいえば、悪は奴等であって自らは善であるという譲れない
立場の表明なのであるが、そこにはいかなる論証もなしであって常に自己言及
気味に労働者階級は善であり、ブルジョワジーは性悪でなければならないという
都合がある。ひいきめにみても、闘っているのだから敵は悪であり自陣営が善で
あることは守りきらねばならない超越的な「善」なのだというわけだ。






スターリン;われわれが訓練したインテリゲンチャたちは、新しいシステムを支援
しようと積極的に賛成してくれた。今日、こうした技術インテリゲンチャのうち
最高の一団が社会主義社会建設の最先端に立っています。かかる経験をしただけに、
われわれは彼らの長所短所を知り尽くしており、一方で害を及ぼすかと思えば、
地方でミラクルを起こせることもわかっています。もちろん、技術インテリゲンチャ
を精神的に資本主義世界から一気に切り離すことができれば、事情は違ってくるで
しょう。しかし、それは夢物語ですね。










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最終更新日  2005年10月04日 07時15分33秒
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