新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2005年10月07日
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むかし、たまゆら1/fさんのお仕事場のあるあたり。妖しい係争にまみれていた。


曙橋にほどちかい、片町のとあるビルの地下にピアノの小さなクラブがあった。
30年も前なのだろうか。そこのクラブにはアコさんという美しいママがいた。
自分は、クラブなどには用事はない。クラブに通いつめているオヤジに用件が
あって、時折顔をだした。一度席に座れといわれて、いやいや暫く水割り
を舐めていたことがある。まだ30前の俺にすればクラブなどというオヤジらの
趣味には、気味が悪くて早々に退散したかった。

だがその時。顔見知りになったアコさんが客あしらいのセリフが結構面白い。


があっていい街ですね」などと言ってみた。

彼女は、にべもなく「なんか、植民地みたいだけれどね」という。

そこのビルのオーナーは、まだ若くて自分とも10歳も離れていないのだがその
クラブの常連で来客をよく連れてくるらしい。そのオーナーが、政治部記者から
自民党の代議士になりのちに外務大臣などをつとめたあの先生の息子と同級生
だった。財閥系商社に勤務していて、おとなしくしていればいいのにばかばかしい
ことに先物取引に手をだし、かつての同級生だったオーナーに泣きついて
きた。オーナーが先物取引には、手の打ちようがなく俺が関わっているオヤジが
業界の裏工作をすることになったりする。しかし、えてしてオヤジ連中は動かない。
なんだか訳が分からないが実務を俺が動き回っていたりした。

いまや兄貴が幹事長にもなろうというご大層な御家柄だが、くだらない小遣い稼ぎ

なにせこの国では、そのオーナーの友人ちの爺さんは、とんでもないビッグネーム
である。アコさんの嫌う日本を植民地にするレールを牽いた張本人がその商社勤務
の同級生の爺さんなのである。

アコさんは、何食わぬ顔をして奔走しているオヤジらや自分の動きを知ってか、
知らずか。折々に面白いことを言う。綺麗な顔だちに似合わず、内面は鋼鉄のよう


「わたしは主婦なんてインチキだと思う。男は、みんな血みどろで汚れまわって
金稼いでいるのに、それを黙って銀行口座から引き出して生きているのに平気。
あの神経が分からないわ」

本気で、そんなことを思っているふしもある。とても30代の女性の意見とは思えず
黙って聞いていた。

当時自分らがやっていることは、時代の秩序とその流れではもっとも政治的強者と
思われた一族への諂い(へつらい)である。




 おしてるや 難波の小江に 廬作り 隠りて居る
 芦蟹を 大君召すと 何せむに 我を召すらめや…
 かもかくも 命(みこと)受けむと 今日今日と 明日香に至り
 置くとも 置勿(おきな)に至り つかねども 都久怒(つくぬ)に至り
 東の 中の御門ゆ 参り来て…(万葉集 巻16-3886)



祝言人(ほかいびと)と言うのだろうか。太古の昔から、権力に媚諂って「ことほぎ」の
「ほぎ唄」を「ほか」の人に向けて(既成秩序に向かって恭順の表明として)うたう、
壽唄(ほぎうた)のうたい手、とでも言うところであろう。

結局、自分らは笛や琴になりかわり昭和の巨魁とやらの孫のくだらない癪の種を取り払い、
先物取引業界の連中に裏取引で収拾をつけるという。一種のスキャンダル隠しを「献上品」
として、少々のねぎらいを貰い受けた。バーターで手中にしたのは、利権で知られる業界
の特殊な製品の取次で窓口解除という、うさんくさく馬鹿げた恩賜であった。皇居に近いところ
で奔走すると、関西では手にはいらないものもスルスル手中に収まる。大阪にいる仲間達
からは、魔術のようだといわれたものだった。






















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最終更新日  2005年10月08日 22時01分51秒
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