新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2007年01月28日
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親父が死んで、これまで疎遠だった家族も打ち合わせに集まる頻度が高くなった。

関わりを持ちたくもない親戚とも、相当顔あわせを行った。もううんざりとをいうぐらいだ。こまかな事務手続きが延々続くけれども、所詮多額現金が残っているわけでもなく、親父の事業関係者が、かすりをとって荒稼ぎをした軌跡を眺めているだけというような心境だ。それで、暇つぶしに母親とまた昔のエピソードを掘り返しては面白がっている週末だった。

どうも親父の運気も半端ではない。これは、あまり何度も話題にしているのでこの日記を読んでいる人は、呆れるかもしれないがやはり親父もなにか霊的に庇護されているのかと思うほどだ。世間では、不幸な交通事故や辻斬りのような無惨極まりない非業の死を遂げる人が多いというのに、どこ吹く風というほど健やかな息のひきとりかただった。棺の中でも、昔どうりのおちゃめな顔で寝ていたので恐ろしげな気配もない。棺の周囲にも、最後をみとった女性たちが色々とお越しだったが、なんという艶福家だと笑うしかない。こちらも特段拒むこともなく出棺のきわのきわまでオープンにスペースを開放して差し上げていた。まあ、草葉の陰の親父からもなんとさばけた息子と感謝されていることだろう。母親自身がその手の女性のご参加に、まるで平気だったし、晩年の親父を巧みに重宝して相互依存な関係で楽しんでいただけただろうと達観しているように思えた。親父の筋の高祖父に竹次郎というこれまた超絶的な艶福家がいて、こちらが妻妾同居も堂々と押し通し近隣に顰蹙をかいつつも、平然と過ごしたものでそんな無理無体の「伝統」があるのかもしれない。

その高祖父(つまり親父にとっての曾祖父)が、暴力体質で親父の性格を曲げたのだが、
その一方で病床にあっても女性に囲まれて過ごしていられる奇特なDNAも貰いうけたの
かもしれない。

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今回は、母親の守山空襲の話題は抜いておく。

母親と、話し合ったのはそんな親父から自分は一体何度ぐらい殺されかけたのかという枚挙だ。よくぞ、こんな酷い親父に殺されずにすんだという笑い話なのだけれど、それが自分の運気の強さだと思う。2歳の腸重積では、3人の医師から助からないと診断されたらしい。完全に土色になりはて、葬儀屋の手配を考えるほどだったそうだ。一説によれば、腸重積はウィルス性疾患による腸閉塞だという。たしかに、肝臓にも異変が残っているらしく内科医によれば、2歳頃に肝炎ウィルスが襲来した痕跡があるという。これは克服されているのだけれど、その痕跡で肝臓の機能が一部ダウンしている部分があるらしい。アトピー発症のスペクトルも広い。その割には、病気らしい病気をしないし、風邪で寝込んだのも数回あるかないかだ。二十代以上では皆無といっていい。すこぶる健康体と言ってよいだろう。その2歳の危険な事態も実は父親の無為でことさら危なかったのだと母は言う。

5歳の放火で死ななかったのも、強運といえば強運だがその翌念ぐらいに親父から風邪で寝ているところを薬を間違えて投与され、それも大人の摂取量の劇薬の睡眠薬で危なかった。しかもそのような酩酊状態にある自分をバイクの後ろに乗せて天王寺動物園につれていったのだ。いまもその時の危なさを覚えているが、酷い親父だと思う。

そんなこんなで殺されかけた数をかぞえていると、悪意で殺されている世間の人たちが気の毒になるほど運良く助かってきた。危なかった。危なかったが、助かるというのは自分も運気が強いのだろうか。多少、不運がやってきてもこれまでの幸運に免じて甘んじて受けようと思う。


テレビで映画「赤い月」をみた。なかにし礼も凄い。世の中には凄い人が沢山いるものだ。
凄いという以前に、圧倒的運気の強さ。これがないと始まらないらしい。多少の偏差値で差別され学歴社会の勝ち組、負け組みたいな話で鬱々するのや止めよう。勝ち組とやらもせいぜい多少の年収と少しは豊かそうな環境にあるだけで、その心象はどこまで豊かなものかあやしいものだと思う。いずれも運気の強さでは、自分らの敵ではなさそうだ。




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最終更新日  2007年01月28日 23時20分16秒
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