新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2007年02月27日
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は(88-91)は、ドイツ統合やEU統合を推進した。この2つの共和党政
権が行った多極化に対し、次のクリントン政権(92-00年)は、旧東側も
含めた全体が市場化された冷戦後の世界で、米英が「市場の中心」になるとい
う「経済グローバリゼーション」を推進した。

 これは、証券、金、石油、穀物などの相場商品について、世界の主要な市場
は必ずアメリカ(ニューヨーク、シカゴ)とイギリス(ロンドン)にあるとい
う「市場の米英中心主義」である。国際金融の儲けの多くが米英に入る仕掛け
になっており、これで資本家も満足して多極主義の推進を控えると、米英中心
主義者は考えたのだろう。

 クリントン政権の戦略は、世界経済の発展の中心が、先進国から旧東側諸国
など発展途上国に移ることを是認した上で、発展途上国の方が儲かるようにな
っても、その儲けの一部が市場を通じて米英の側に転がり込むようにするとい
う「ピンはね」の作戦である。

地球温暖化問題も、このピンはね作戦の一つである。発展途上国は、これか
ら工業化して発展する際に二酸化炭素を多く排出する。先進国は、すでに産業
の中心がサービスや金融、ハイテクなど、二酸化炭素の排出が比較的少ない産
業になっているし、省エネ技術も進んでいる。温暖化対策として二酸化炭素の
排出が世界的に規制され、排出が多い途上国は、排出が少ない先進国に金を払
って排出権を買う必要がある。日本や欧州は、ハイテク技術を途上国に売って
儲けることもできる。発展途上国は、先進国から新たな税金を取り立てられる
ようなものである。

 人間は、カネが絡むと必死になり、何でもやる。ゴアやブレアが米英のナシ
ョナリストだとしたら、途上国から新たな税金を取り立てるために地球温暖化
問題を誇張するのは当然だし、誇張や歪曲は、愛国心に基づいた作戦として正
当化できる。



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昨今、インターネット利用者のあいだでもロイターや共同通信以上に信奉者の多い
田中宇だが、その予想が当たらないのでも有名だ。しかし、彼の冷静かつ緻密な告知
姿勢は、かねてから傾聴に値すると注視してきた。

先日も述べたが、地球温暖化=炭酸ガス主犯説そのものが怪しい。怪しい。きわめて
怪しい謀略的なものだ。昨今の環境屋のように、無邪気に既出の炭酸ガス温暖化主犯説
にくみせず地球温暖化仮説をはめて「一丁上がり」のコンテンツを垂れ流さない姿勢は好ましい。

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ハリウッド映画に、渡辺謙が受賞しようが菊地凛子なる女性がヘアーヌードになろうが
所詮は「ユダヤ資本」のプロパガンダ、その手先になること。そんな謀略宣伝に加担することの
一体何が名誉なのか私には理解を絶する。せいぜい、ハリウッド映画資本の仕事をこわけして

田中宇は、冷静にそれを突いている。見識ある言動だと思う。




地球温暖化のエセ科学
2007年2月20日  田中 宇





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最終更新日  2007年02月27日 08時14分51秒
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