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2007年03月26日
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さて、科学技術庁がかつてとりまとめた 大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害に関する試算 は、精読なさったかな。


そうなのだ。

日本が、原子力発電所をめくらめっぽう作り始めたのはあの「三丁目の夕日」時代なのである。皆懐かしがって、涙を流しているあの映画「三丁目の夕日」のあの世界こそ、われわれに無慈悲なカタストローフをもたらしかねない災禍のタネをこの国土に撒き散らし始めた時代でもあったのである。そのことは、あだやおろそかに忘れないようにしよう。


過日、わたしは以下のように述べた。






時速140キロで走るカローラの制禦ができないわれわれには、秒速40キロ(つまり時速14万キロ)の速度など到底乗り物と呼び難いだろう。くわえて制禦の体系には、まっとうすべき持続が同時に問われる。





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原子力発電所の燃料は、ペレットという粒で構成されている。このペレット一粒はひとりの人間が、一年間使いたいだけのたっぷりな電気を、まんまと生産できるほどのパワーを帯びている。なるほど魅力的である。だが、その一粒のペレットが、死の灰に化けることは今どき小学生だって知っている。


この死の灰は、ご希望ならば数万人程度を軽々と死傷させるほどのパワーも持ち合わせているのだ。これも広島、長崎を体験した日本人は、馬鹿でなくまともな人ならばみな知っている。つまり、ひとりの人間に電気を一年間与えるというご褒美に数万人の墓を「交換」してもかまわないという社会だけが、このエネルギーを用いるべきなのである。それは人間の社会ではありえない。それがわれわれの社会の根源的なまでの原則である。


話を続けよう。




なんと驚くことに100万トンの水がいる。

ただし、これは直後に必要なのは当然だが忘れてはならない。
1千年後にも同様に1千トンの水がいる。


さて、われわれの骨も、皮も朽ち果てた百万年後だ。
人類が生存しているや、否やという時代だ。
その時代が来てすら、そのペレットの毒性を薄めて環境から排除するためには10トンの水がいるのである。

このような低劣な技術が「制禦の思想」と馴染むなどという馬鹿どもを、科学者と呼ぶに値するだろうか。


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最終更新日  2007年03月27日 06時31分09秒 コメント(2) | コメントを書く
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