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2007年08月21日
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夜更けに電話してくる相手など限られている。友人の医師である。彼は独身で、一度も結婚したことがない。もう、四十年近いつきあいだ。こちらのブログでも、何度か彼の話題を取り上げて述べた。シャロックホームズとワトソンのような関係とは違う。教えられる事が多い。


パソコンを買ったのは、いつぞや10年以上前に、ご同様の夜更けの電話でアップルコンピューターが安いという話からのスタートだった。93年の歳末だっただろうか。その何年か前には、彼からファミコンのお奨めがあって、ドラゴンクエストを試してみたりしている。考えれば、パソコンをあの頃に購入してから世の有為転変をモロかぶりしてきた。彼は診察室から出られないという境遇なので、夜更けの電話がきっかけでわたしが世の中の荒波をかぶったりしているのを感慨深く思っているのだろう。


いつも自分の転機に、彼からの夜更けの電話が大きく影響してきたのである。


破天荒な人生スタイルの自分と、地域で専ら女性たちの健康と生命の誕生に貢献している彼がなんで年間数本の電話でコミュニケーションできているのか本当に不思議である。


自分が上海に乗り込んでゆけば、彼はたまさかの年次休暇にその後を散策したりしている。バイクに乗って富山や福井を疾駆しているのも常々電話口で話題になり聞いてくれているので、呆れていた。バイクを購入したのは98年頃だが、その経緯も夜更けの長電話で知っている。今だに自分が乗り続けているというのが驚きだという。こちらにすれば快適で便利、気分転換になるからだけれど、彼からすれば五十代のオヤジがすることではない、と映るそうだ。なんどか大阪へ戻ったときには、自分のバイクを彼に見せたこともあるし、花粉症で困惑する彼を後部座席に乗せて市街地を走ったこともある。環境ボランティアなどといいながら、炎天下を肉体労働で奉仕活動したりするというのも、医師の彼からすると、一般社会通念からそうとう逸脱した行為にみえるようだ。第一、金儲けの対極のすがたである。こちらからすれば、金儲けが下手なだけだと思うのであるが、彼からみると買いかぶりで、金銭欲がなく経済的な価値観とは違った高い志で生きているという風に見えるのかもしれない。


しかし、ここの処環境の悪化についてお互い憂慮することが増えた。



彼は、中国がつくづく空恐ろしいとひたすら嘆息だ。自分が奔走したあとの人間関係を辿って彼も江蘇省などを皮切りに遊びに出向いた中国本土だが、最近は憑き物が落ちたように出かけようという気持ちが失せてしまったらしい。



電話の最後に、怖ろしいことを指摘した。最近中国の胎児スープという話題でインターネット上で画像が流通しているのを見かけたらしい。彼は、無論その筋のプロ。専門職だ。彼の意見では、この画像を見る限り間違いなく人間の胎児を食材にしたスープだという。グルメ道うんぬんではなく、れっきとした殺人事件。もしくは死体遺棄損壊ではないか。このような国でオリンピック開催があったとして、誰が出向くのだろう。

地球温暖化にしろ、輸入食品の危険性にせよ、中国が我々の生活に直撃してくることはここのところ災いばかりという気がする。彼と自分のように中国に復次渡航してまで通い詰めた中国支持派が、引いてしまう今の中国とは一体なんなのだろう。世界の嫌われ者は、アメリカばかりではなかった。




リンク先には、覚悟なしにはけして行かないようお願いいたします。






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最終更新日  2007年08月21日 06時01分11秒
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