新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2007年10月03日
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滋賀で、ここのところラッシュアワーに電車移動している。湖西は、間抜けな地域で比叡山から滋賀の中心に出ようとすると一旦は、京都のキワである山科まで出かけなければならない。山科から出直しで大津やら、草津やらに出向くのである。


それでなくても、屈辱なのは家父長制温存県にありがちなバイクへの偏見がまだあるようで、日々の生活に最適化されているバイクの選択にもかかわらず移動時間が倍以上、移動経費は3倍以上もかかるのにJRで県内を移動しているのである。しかも山科あたりで駅の階段を上り下りせねばならない。ラッシューアワーに駅の階段の登り降りなど本当にばかばかしく、不条理極まりない。そもそもそういうばかげた企業の理不尽が嫌いで、組織に属さずフリーで過ごしてきたのである。我流で世渡りしているが、別になに不自由はない。組織に所属して、報酬が増えるわけでもなし。むしろうっかり企業内部で雇用契約を採用してしまうと時折、年額報酬総額が激減する場合も多い。今回は、請われて託されたテーマが自分にとって過去十有余年やってきたことの集約的なために、それならばと始めたものなのである。それにしても企業は、個人とは隔絶した合理性を追求している運動なのだと、改めて驚くばかりである。無論、規則規約合意などを裏切って黙ってバイクで通勤するなどを実行しても、滅多に見つかるような地域ではない。しかし、とりあえず企業側の諸規則の状況下で、いちど日常を過ごしてみてその妥当性がどこにあるのかを見極めしたいと考えた。


しかし、所属する研究所に到着するまで一時間以上はかかる。バイクで移動したのならばわずか30分ほどの場所に実に無駄な経費の浪費そのものだと思う。こういう企業の規則は、どうしてQCにかけられないのだろう。

「たて社会」が維持されている理由は、どこかに何らかの理由があるからなのだろう。

腹をくくって、新しい時代を合流するためには組織内部の創意を横断的に形成しなければならない事は昨今自明である。これは、おそらく私見ながらこののちいかなる権威、権力をもってしてもけして忌避できない現実であろう。滋賀という地域性が、どうのこうのと言ってみてもけして悪しき伝統の継続はもはや成り立つわけもなくさっさと年貢を納めればよいのである。にもかかわらずなぜか優良中堅企業ほど、まだ過去数十年ほどの経済社会のわずかばかりな成功体験に縋り、実のところ高々慣性程度のものに過ぎない古い習い性にこだわって、地域に新しい芽吹きのレベルを「たて割り都合」で切り刻んでいつまでそれが許されるというものだろうか。


実は、自分は数年前までメールマガジンを配信していた。その際に、日本的な風景の中でいかにして急成長期待型研究開発ベンチャービジネスが成立可能かを突き詰めて行くとき、どうしてもこの企業、組織、地域を横断するような創意の連鎖が必要だと痛感したのだ。このボトムアップが、どうして形成できるのかについての完璧な解答を持ち合わせている企業は、まだまだ少ないように思う。








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最終更新日  2007年10月04日 06時43分39秒
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