認知症の症状が出る前に血液でアルツハイマー病の前兆を捉える検査法を開発したと、国立長寿医療研究センター(愛知県)と、ノーベル化学賞受賞者で島津製作所(京都市)の田中耕一シニアフェローらのチームが11日付の日本学士院発行の専門誌に発表した。
蓄積しても発症しない人もいるため、チームは今後、今回の検査法でアミロイドベータの蓄積や認知機能の障害がどのように進んでいくかを検証し、有効性を確認するとしている。
コメント:
脊髄液を採取して、検査をする方法はすでに行われていましたが、少量の血液での検査が可能になったということです。
島津製作所の田中耕一氏は蛋白分画の手法でノーベル化学賞を授与されたことは、衆知の通りです。
しかし、Aβ蛋白は、発症前の20年以上前から蓄積しており、この研究がどれだけ治療に役立つかは不明です。治療薬の開発には役立つかもしれないので、期待したいと思います。
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