英語の学び方いろいろ

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2004.12.09
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カテゴリ: 英語のお勉強日記
 久しぶりに本の紹介です。

 著者は国弘正雄さんや、村松増美さんなどにならんで、日本の同時通訳者の草分け的存在である小松達也さんです。この方が、こんな題でメルマガを出されたら、きっと相当数の読者が付くだろうなというような本です。

 内容はタイトル通りです。構成は日本語のカテゴリーを「意味の幅の広い日常的表現」、「心の動きを表す動詞」、「政治・ビジネスでの独特な表現」、「比喩を使った表現」と4つに分け、各語の用例を5-6件、それぞれについて英訳が付けられています。

 例えば、「厳しい」ということばに関して、用例として「彼は部下に対しては非常に厳しかった」"He was very uncompromising with his subordinates."「政府の政策は厳しい批判を受けた」"The government policy met stern criticism."といったように、同じ日本語の「厳しい」についても、文脈の中で、英語の対応語が違ってくることを示しています。上の2つの例の他にも、firm,demanding,ruthless,strict,bleak,difficult,toughなどの語が適当であることがあると解説しています。

 小松さんの同時通訳の経験が凝縮されたような珠玉の作品で、おもしろく読みました。通訳者や翻訳家をめざさなくても、言葉のニュアンスを正確に伝えようとする姿勢は、われわれも十分学ぶべきだと思いました。また、英語の学習ひとつとっても、学ぶということは奥深いものだとも感じました。

 数日前に、私自身の英語の学び始めのことを書いた時に、「原点に帰る」というタイトルをつけましたが、今日の副題も、「学びの原点にもどる」とでもつけたいように思います。

(小松達也「訳せそうで訳せない日本語)

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最終更新日  2004.12.10 14:03:10
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