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ここしばらく、お仕事がハードで読書時間を確保することができません。栗田有起さんの新作もゲットしましたが、袋から出していない状態です。とても悲しいので、お昼休みに美味しいものを食べるキャンペーン(上限300円)を独自に展開中です。そんな中で最近のヒットは↓(株)北都 馬鹿ヤローカレー北海道に行った友達のお土産です。パッケージがすごいコトになっていますよね(笑)馬肉と鹿(エゾ鹿)肉を使っているので、馬鹿ヤローカレー。あまり期待していませんでしたが、コクがあって美味しかったです。もうひとつはこちら↓日清食品 百福長寿麺 鶏だし塩ラーメン。コンビニだと168円。 スーパーだと120円前後で販売しています。二極化の進むカップラーメンですが、この値段でここまで出来るのか!!というぐらいの美味しさです。もうこれは168円の奇跡といっても過言ではありません。最後はこちら↓東洋水産 本気盛 焦がしバター味コーン拉麺コンビニでは180円前後で販売されているハイグレード商品です。焦がしバターの小袋がついていて、食べる前に入れるとバターの風味が・・
2010.03.28
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姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。お転婆な子供だった私は、お化け煙突の見える下町で、母さま、姉さまと3人でつつましく暮らしていました。姉さまは病弱でしたが、本当に美しい人でした。そして、不思議な能力をもっていました。人や物がもつ「記憶」を読み取ることができたのです。その力は、難しい事件を解決したこともありましたが…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさが胸を打つシリーズ第1作。 <感想> ★★★★☆前から読みたいと思っていた作品です。 文庫になっていたので読んでみました。 タイトルのわくらばを漢字で書くと病葉となりますが、あちこちで調べてたら邂逅もわくらばと読むそうです。そう考えるとこのタイトルは巧いなぁ~と思います。さて、本書は昭和三十年代を舞台にした連作短編です。 主人公は特殊な能力を持つ少女で、その妹が過去を振り返る形で語り手になっています。 『花まんま』と同じ癒し系ファンタジー路線ですが、そこにミステリーの要素が若干絡んでいます。 個人的な好みを言うなら、題材やキャラクターの作りこみが得意ではありませんが、とにかく余白にびっちり詰め込まれている昭和三十年代が秀逸で、思いっきり引き込まれてしまいました。 とはいうものの昭和四十年代生まれの私がそんなことを書くと、信憑性を疑われかねません。 正しく言うなら、あらゆる世代が共通の認識としている昭和三十年代のイメージが巧みに取り込まれているといったところでしょうか。 この時代をご存知の方も、そうでない方も、昭和三十年代と邂逅なさりたい方におススメします。↓続編です。
2010.03.27
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読書メーターのコミュニティーに「読書好き!って気づいたのはいつ?作品は何?」という設問がありました。私が活字にハマったきっかけは、小学校の図書室にあった あかね書房 「少年少女 世界推理文学全集」(全20巻)です。たまたま手に取ったシリーズ中のウィリアム・アイリッシュ『黒いカーテン』『アリスが消えた』が、当時の小学生に大ブームだった『ドカベン』より面白いと感じてしまいました。調べてみたら、あかね書房の「少年少女 世界推理文学全集」は1963年~1965年にかけて出版され、数多くの小学校で蔵書になっていたようです。 もし、このシリーズに出会わなければ、本を読む楽しみを知ることもありませんでした。 でも、その代わりにこんな雑誌を愛読するマトモなオッサンになっていたのではないか?などと思ったりもします。
2010.03.21
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“30歳”という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。あの“殺人事件”が起こるまでは…。辻村深月が29歳の“いま”だからこそ描く、感動の長編書き下ろし作品。 <感想> ★★★★★ベテランと常連が顔を揃えた今回の直木賞で異彩を放っていたのが、本書でノミネートされていた辻村深月さんです。 結果はベテランお二人の受賞となりましたが、もっとも注目を集めていたのは辻村深月さんだったような気がします。 実際に読んでみると、この作品で一発授賞もアリだったのではないかという気にさせられます。三時間で一気に読んでしまいました。さて、本書はフリーライターの主人公が、母親を殺害したのち消息不明になってしまった友人の足跡を辿るという筋立てです。 ミステリーを連想される方も多いと思いますが、30歳直前の女性たちの関係性を描く作品だと言えます。 関係性とは即ち繋がりです。 女性同士の繋がり。 母親との繋がり。 地域との繋がり。 いずれもパーフェクトに描かれています。 女性同士の繋がりをさらに掘り下げるとするなら、立場や考え方の違う女性同士との軋轢があります。 この作品でもそこに力点を置いているわけですが、従来の「女ってコワい」で引っ張っていきながらも、その背景にある「女の息苦しさ」が見事に描かれています。 多彩なキャラクターが配されているので、読者はその中に自らの欠片(カケラ)を見出すことができると思います。 そのあたりを痛いと感じてしまうかもしれませんが、それをリアルと言い換えることもできます。 リアルといえば、舞台になる山梨とそこで暮らす人たちがとても丁寧に描かれています。 東京に最も近い固有の文化を持つ町(地方都市)という印象を持っていますが、おそらくアラサーの山梨県民であれば、激しく肯いてしまう箇所がいくつもあるのではないかと思います。 女性の関係性を描くという点では、角田光代さんや桐野夏生さんに似ています。 それらと比較するなら、いい意味でも悪い意味でもエンターテイメントに走りすぎた感が否めませんが、大津波のようにやってくる読了後の感動に抗うことは至難のワザで、私は涙の床上浸水状態でした。 すべての女性の方におススメします。
2010.03.21
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私たちはたくさんの愛を贈られて生きている。この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」―。人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンを、小説と絵で鮮やかに切りとった12編。贈られた記憶がせつなくよみがえり、大切な人とのつながりが胸に染みわたる。 <感想> ★★★★☆角田祭り第二弾は、短編集の『Presents』典型的な量産型白角田で、読者を選ばない作品です。本書には12の短編が収められていますが、いずれも女性が生涯で受け取るであろうプレゼントがテーマになっています。 生まれて一番初めにもらうプレゼントの『名前』 ホワイトデーにもらった『うに煎餅』 結婚式で友達から贈られる『ヴェール』 子育てに悩んでいるとき贈られた『絵』 子供の結婚式で贈られた『ぬいぐるみ』 角田作品は特定の世代を描く傾向が強いように思いますが、この作品集に関しては、あらゆる世代の女性に受け入れられるように作られています。 個人的には、一人暮らしをはじめるときに母親から贈られる『鍋セット』がお気に入りです。 ル・クルーゼの鍋と雑貨屋で売っている鍋との対比。 夕暮れの商店街を歩く母娘の描写が秀逸です。あのとき母がくれたものは、いったいなんだったんだろうと思うことが、最近になってよくある。もちろんそれはただの鍋である。 けれど、鍋といって片づけてしまうには、あまりにもたくさんのものごとであるように思える。あなたは最近どんなプレゼントをもらいましたか?
2010.03.20
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ケータイを職場に忘れてしまいました。寝る前に充電しようと思って気がつきました。普段、ケータイが目覚まし代わりなので、これでは明日の起きられないかもしれません。というワケで、目覚まし時計を探しましたが、ドコにもありません。 家族全員に確認を取りましたが、みんなケータイのアラームをめざまし代わりにしているので、誰も目覚まし時計を持っていないことが判明しました。う~ん。 困りました。 寝過ごしてしまうと思うと怖くて眠れません。みなさんは目覚まし時計使ってますか?
2010.03.16
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去年の今頃、新潟方面に行きました。新宿から夜行列車に乗っての旅でしたが、途中駅(たぶん高崎)で後続の急行列車を先に行かせるための長い停車時間がありました。となりのホームに入ってきた列車は、なっ、なんとボンネット型の電車でした。↓P1020255 posted by (C)きたあかり↑クリックすると拡大します。私が子供だった頃(70年代)上野駅で見たことがありますが、当時でも古めかしいと感じてました。 こんな電車が今でも現役で走っていることにびっくりしました。 まばらな乗客を乗せて深夜のホームに停車する姿を見ていると、過ぎ去った昭和からやってきた列車なのではないかという錯覚に陥りました。報道によれば、この列車の運行は今回のダイヤ改正で廃止になったそうです。 なにやら淋しい気分になりました。
2010.03.14
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友人・吉元の家探しを手伝いはじめた“わたし”。吉元が「これぞ理想」とする木造アパートはあいにく満室。住人を一人追い出そうと考えた二人だが、六人の住人たちは、知れば知るほどとらえどころのない不思議な人間たちばかり。彼らの動向を探るうち、やがて“わたし”も吉元も、影のようにうろつきはじめている自分に気づき…。奇怪な人間模様を通じて、人々の「居場所」はどこにあるかを描く長篇。 <感想> ★★★★☆一時期、年間4冊のハイペースで新刊が出ていた角田光代さんですが、昨年は短編集がひとつ出ただけで、ファンとしてはヒジョーに淋しい思いをしています。 そこで数少ない未読本を3冊選んで、プチ角田祭りを催すことにした次第です。まずは一冊目が本書『菊葉荘の幽霊たち』です。 『対岸の彼女』でブレイクする前の作品。 言い換えるなら、私バリバリの純文学だからそこんとこヨロシク路線な一冊です。 この時代の作品は読者を選びますが『ピンクバス』や『みどりの月』と比較するなら格段に読みやすく感じました。 エンターテイメントではないので引きの弱さは否めませんが、読み進めて行くと、その世界観にどっぷり浸かることができます。 例えるなら、中身の見えない箱に手を突っ込む感覚といった感じです。 何が入っているかわからない箱に手を突っ込むのは勇気が要りますが、中に入っているものに触れることさえできれば、それが何なのか?見極めたくなる。中に入っているものの正体は最後まで明かされることはありませんが、それを見極めようとする行為そのものが、本を読む楽しみなのかもしれません。全体を覆う独特の浮遊感は好き嫌いがあると思いますが、私は読んでいて心地よくてクセになっちまいそうでした。(笑)
2010.03.13
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初めてだった。男から、そんな目で見つめられたのは─。家族を置いて家を出た母が死んだ。葬式で母の恋人と出会った「私」は、男の視線につき動かされ、彼の家へ通い始める。男が作ったベーコンを食べたとき、強い衝動に襲われ…表題作ほか、人の心の奥にひそむ濃密な愛と官能を、食べることに絡めて描いた短編集。単行本未収録の「トナカイサラミ」を含む、胸にせまる10の物語。 <感想> ★★★★☆井上荒野さんは『切羽』で第139回直木賞を受賞しています。 大人の恋愛小説という売り文句をしばしば耳にしますが、大人の目線で恋愛を描く井上さんの作品はジミながら一定のクオリティーを保っているように思います。さて、本書には10の短編が収められています。 どれも食べ物が作品名になっていて料理小説としての側面を持っていますが、ベースは恋愛小説です。 いずれも珠玉ですが、なんといっても表題作は秀逸です。 男女の間には好むと好まざるに関わらず、唐突に訪れる一瞬の間があるような気がします。 それは男女の根本にある極めて官能的なもので、必ずしも恋愛感情と一致するものではありません。 一般的にはそれを昇華させる小説が多いわけですが、表題作に登場する男女はギリギリのところで回避します。 本能と理性がせめぎ合うさまはスリリングかつエロチックです。
2010.03.12
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昭和十七年、南方へ命懸けの渡航、束の間の逢瀬、張りつく嫌疑、そして修羅の夜。波瀾の運命に逆らい、書くことに、愛することに必死で生きた一人の女を描き出す感動巨編の誕生。女は本当に罪深い。戦争に翻弄された作家・林芙美子の秘められた愛を、桐野夏生が渾身の筆で灸り出し、描き尽くした衝撃の長篇小説。<感想> ★★★★☆本書は桐野夏生さんの最新刊。 あらすじにもありますが『放浪記』『浮雲』で知られる林芙美子をモチーフにした作品です。 隠されていた手記という体裁で、登場人物や芙美子が作中で辿る行程も事実に基づいているようですが、核心の恋愛部分に関してはフィクションだとのことです。さて、みなさんは林芙美子という作家にどのような印象をお持ちでしょうか? 諸説あるようですが、相当アクの強い人物だったようです。 芙美子が亡くなったときに、葬儀委員長をつとめた川端康成の弔辞はあまりにも有名ですが私は同じ年に生まれた金子みすゞの生涯と比較してしまいます。 才能に恵まれながら26歳で自死したみすゞ。 ベストセラー作家になった芙美子。 さらに時代背景や境遇を読み込むとするならその人物像が浮かび上がってきます。 本書が描くのは作家として大成した40歳前後の芙美子です。 傲慢がゆえに周囲から敬遠されつつも、小説を書くことと恋愛に情熱を注ぎ込んでいます。 冒頭でも申し上げたように核心の恋愛はフィクションのようですが、芙美子はきっとこんな恋愛をするだろうなと感じました。主な舞台は戦時下の東南アジアです。 日本によって統治され、一見平和のように見えますが、水面下では軍や憲兵が暗躍しています。 恋愛小説に加えて、戦時下特有の緊張感(サスペンス)も味わうことができます。 林芙美子に興味がないという方でも映画『カサブランカ』的な楽しみ方が出来ると思います。桐野夏生さんが林芙美子を描くということで、毒々しいに違いないと思っていましたが、そのあたりはかなりセーブされていました。 群ようこさんも芙美子の評伝を書いていますが、そのスタンスは似ているように感じます。 すげぇ~イヤな奴だけど、この人作家としてはスゴイよ。そんなメッセージを読み取りました。 私も激しく同意します。
2010.03.06
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先日、誕生日がやってきてまたひとつオトナになっちまいました。アラフォーという言葉が市民権を得て数年経ちますが、40代半ばともなると、そのコトバにビミョーな疎外感を覚えたりもします。ちなみにアラ○○ですが、60歳前後はアラカンと呼ぶそうです。アラウンド還暦の略ですが、アラカンなんて嵐寛寿郎みたいでカッコいいですね。 えっ 嵐寛寿郎を知らない? というわけで、おっさんのひとりごとのあとは2月の振り返りです。2月の起床時間。2月の書籍代。7冊 2,970円2月の満足度 29★ (レビューにつけた★の合計です)2月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:2259ページ真綿荘の住人たち読了日:02月25日 著者:島本 理生症例A (角川文庫)読了日:02月20日 著者:多島 斗志之七夕しぐれ (光文社文庫)読了日:02月15日 著者:熊谷 達也贋世捨人 (文春文庫)読了日:02月12日 著者:車谷 長吉汚名読了日:02月11日 著者:多島 斗志之掏摸読了日:02月07日 著者:中村 文則ラットマン読了日:02月03日 著者:道尾 秀介読書メーター
2010.03.05
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