宇宙は本の箱

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飛騨の超人


先生も誤配が元で忍術の本ではなく心霊の本を読まされた。

表紙の写真は、三田光一氏が念写したというよりも、
弘法様が御自ら光になって乾板に写られたという珍しい念写真。
嵯峨天皇の病気快癒御祈念の頃の弘法様。40歳頃だとか。

弘法大師空海



贈られてきた石の上で在りし日の先生

間違いだとは分かったけれど、この写真を見てるとこのまま読み進めたい気になった。
読んでると自分が知ってる事ばかりで、な~んだ、こんなのが超能力か、
こんな超能力なら私は全部知っいる。この人の言う超能力はちょっと信じてもいいかな?
そう思った。



コノ自分ニヨク似タ コノヨク知ッテイル話。コノ感覚ハ何ダロウ。。。
アノ聞コエテ来タ声ノ意味ガモシカシタラ分カルカモシレナイヨウナ。。。

え~と、どんな人だっけ・・・写真を見る。

鍬を持つ哲人


大抵の人は私の好みを難しいと言う。
なぜ私の好みを難しく感じるのか私にはさっぱり分からないが、
いた!!私がなんとなく思い描く理想の姿がそこにあった。

この人に会いに行こう!!
ぜったいぜったい会いに行こう!!
姉妹にも友達にも自分から会おうとはしない私がそう思った。



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その年、サリン事件が初めて報道された頃、机の前でぼーっとしていたら声が聞こえてきたのだった。それは私が使ったことのない言葉で、私が好きではない言葉で・・・
東映映画のような映像と共に聞こえてきた声の不思議に、私は真昼間広辞苑まで開いたのだった。
それが飛騨の超人を読む前だったか、読んだあとだったか、もう記憶は定かでない。
3月頃か。







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