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西岡が涙のサヨナラ打!阪神、聖地初戦の劇勝で単独首位にサヨナラ打の西岡がキャプテンの鳥谷に飛びつく。甲子園開幕戦は感動の幕切れだった(撮影・森田達也) (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)甲子園開幕戦は劇的フィナーレ! 阪神は九回に西岡剛内野手(31)が右中間へサヨナラ打を放ち、3-2で広島に勝利。巨人を抜いて単独首位に立った。金本監督に初めてのサヨナラ勝ちをもたらした殊勲のヒーローはお立ち台で思わず涙。ドラマチックな金本虎はますます熱いで!金本監督(右)も笑顔で西岡を出迎えた 黄色いスタンドが、ゆがんでいった。抑えなきゃと思えば思うほど波は激しく押し寄せた。感謝の言葉も途切れた。西岡が泣いた。タテジマに袖を通し、初めてだった。 「2年間けがをして、この場に立ったことが…本当にうれしいと思うし……。今年、なんとか阪神のために一生懸命やりたいと思っていますので……。温かく見守ってほしいと思います」 我慢しようと思っていた。九回、同点に追いついてなお一死一、三塁。福留、ゴメス、鳥谷が演出してくれたサヨナラ機に金本監督から「お前が決めろ」と背中を押された。2ストライクと追い込まれたが、ノーステップに打法を変更し、右中間を突破。一塁を回ると雄たけびをあげた。祝福のウオーターシャワーを寒さを忘れて浴びた。金本監督にも抱きついた。今季初のお立ち台。甲子園開幕を埋めた今季最多4万6368人の中から、31年間もずっと応援してくれている両親を見つけるのはそう難しくなかった。九回、サヨナラ打を放つ阪神・西岡剛=甲子園球場(撮影・安部光翁) 涙腺が…決壊した。 「かっこ悪いけどね…。とぼけてヒーローインタビューを終えようかなと思ったんですが…」 胸部打撲、鼻骨骨折、鎖骨脱臼、右肘痛、右肘手術…。過去2年間のけがとの戦いに糸が切れそうになった。どうして、こんなにも苦しまなければいけないのか…。「もう…やめたい」。オフに漏らしてしまった。心配をかけるのはわかっていた。でも…。「もう1年ダメやったら考えようや」。「ユニホームを着ているツヨシが見たい」。両親が言った。厳しく、怖く、そして優しかった。 「(両親は)喜んでましたね。久々にああいう顔を見ました。ずっと心配ばかりかけていましたし、逆に僕の前で明るく接してくれていた。無理してたんやろうな、と。きょう少し晴れました」 家族が応援してくれたからこそ今がある。金本監督から「サボリ大魔王」とキャンプ中からイジられた。ありがたいと思うと同時に戸惑った。涙をこらえながらお立ち台でポーズを取る阪神・西岡剛=甲子園球場(撮影・中島信生) 「いつかこういう日がきて『西岡が活躍してくれたな』と言ってもらえるような活躍をしたいと日々やってきました。もう『サボリ大魔王』じゃないぞ、と」 チームは広島先発、D2位右腕・横山弘樹投手(NTT東日本)らに苦しめられ、八回までわずか2安打。そこからの奇跡に指揮官は「なんか絵に描いたような、ドラマみたいな試合でしたね。お客さんは寒い中見てくれていますから。最後に盛り上がってくれて、うれしいですね」と笑顔。首位については「そうなんですか? なんにも考えてもないし」と表情を締めた。聖地初戦で劇勝。生まれ変わった虎そのものだった。 (阿部祐亮)データBOX ◎…阪神の首位は今季初。昨年9月12日(ヤクルトと同率)以来で、単独首位は同年9月9日以来となった ◎…甲子園シーズン初戦に勝利したのは、2013年4月9日の巨人戦(○2-0)以来3年ぶり。甲子園シーズン初戦でサヨナラ勝ちは、09年4月7日の広島戦(○11-10)以来7年ぶり ◎…西岡のサヨナラ安打は13年6月5日の西武戦(単打)以来3年ぶり4度目阪神・西岡がサヨナラ安打! 虎が首位に立つ (セ・リーグ、阪神3×-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)阪神が九回、西岡剛内野手(31)のサヨナラ安打で3-2勝利。金本阪神にとって、甲子園開幕戦で初のサヨナラ勝利。巨人が敗れたたため、阪神が首位に立った。 阪神は1点を追う九回一死から、福留が左前打、ゴメスが中前打で一、二塁とすると、鳥谷が投手前のボテボテのゴロを放った。これを、投手の中崎が一塁に悪送球し、二走・荒木が同点のホームを踏んだ。 さらに、一死一、三塁から西岡が右中間を破るサヨナラ打を放ち、3-2の激勝。この日、首位・巨人が中日に敗れ、阪神が首位に立った。 お立ち台に上がった西岡は「(今の気分は)もう言うことないですね。能見さんに勝ちを付けたいと打席に立ったんですが、もっと早い回に点を取れれば良かったんですけど」と7回2失点の左腕エースを思いやった。 九回に打席に向かう際には、金本監督から言葉をかけられた。西岡は「(金本監督には)監視されてますから。まあ、お前が決めろと。どんどん早いタイミングで行けと、背中を押してもらえたんでそれが励みになりました。監督がいじることによって、ファンもいじりだすんでちょっとやめてもらいたいかなと。キャンプからサボリ大魔王と呼ばれてたんですけど、いつか西岡がやってくれたといってもらえるように、日々努力してます」と感慨深げに話した。 「(首位浮上に)関西の人は早とちりになるんで、まあ謙虚に。僕に謙虚は似合わないと思いますけど、謙虚にいきましょう」とスタンドに呼びかけるシーンも。最後に、「2年間けがして、この場に立てるようにと思ってたんで、本当に嬉しいなと思いますし。今年は阪神のために一生懸命やりたいと思いますんで温かく見守ってほしいなと思います」と、時折言葉が詰まりながらもファンの大歓声に応えていた。能見(一回に2失点。その後は立ち直る)「立ち上がりは難しいからね」高山(甲子園で初の公式戦。三回に二塁打)「やりづらさはなかった。安打になったのはいいこと」【サヨナラ打一問一答】阪神・西岡「キャンプからサボリ大魔王と言い続けられていた」 (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)阪神が九回、西岡剛内野手(31)のサヨナラ安打で3-2勝利。金本阪神にとって、甲子園開幕戦で初のサヨナラ勝利。西岡はヒーローインタビューで喜びの声を上げた。――今の気分は 「いやぁ、もう、いうことないですね」――サヨナラ打 「能見さんに何とか勝ちをつけたい気持ちで打席に入りました。もっと早い回に点をとれたらよかったですね」――甲子園開幕。阪神ファンの笑顔が光ってます 「光っているようにもみえますし、いやぁ…ま、元気ですね」――西岡選手こそ、キャンプから元気 「監視されてますから。さっきも打席立つ前に『お前が決めろ』『初球からドンドンいけ』と背中を押してもらったんで。それが励みになりました」――イジリは 「監督がイジルことによってファンもイジリ出すのでちょっとやめてもらいたいかなと思いますけどね」――金本監督が甲子園初勝利 「キャンプからサボリ大魔王と言い続けられてましたから。いつかこういう日がきて西岡が活躍してくれたなといってもられるような活躍をしたいと日々やっています」――首位に立った 「本当に始まったばかりなんでね。謙虚な気持ちで。僕の言葉から謙虚な気持ちは似合わないかもしれませんが、謙虚にいきましょう」――甲子園には今季最多の観客 「2年間けがをして、この場に立ったことが…本当にうれしいと思うし…(しばらく沈黙し、涙)。今年、何とか阪神のために一生懸命やりたいと思っています…温かく見守ってほしいと思います」鳥谷が同点内野安打!阪神、九回一死から執念見せた3連打九回のドラマ。鳥谷が執念の内野安打で同点にした (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)「あ~」というスタンドのタメ息を背に激走した。ボテボテの打球が鳥谷にとって幸いとなった。大歓声に変わった。 「外は少々(ボール球でも)いこう(と思っていました)。(打球は)当てにいくといったらアレですけど…。(打者を)進めようと(いう気持ちでした)」 1点を追う九回だった。福留の左前へのポテンヒット、ゴメスの鋭い中前打で回ってきた。スコアボードに表示された打率は・140。6日の巨人戦(東京ドーム これまで何度も悩まされたボテボテのゴロに助けられた。中崎の一塁送球がそれた。さらに一塁手・新井が落球…。ボールが一塁ベンチ方向に転々とする間に二走・荒木が本塁生還を果たして、同点とした。新井は手を挙げて守備妨害をアピール。緒方監督もベンチから飛び出したが、判定はもちろん覆らなかった。 金本監督からは就任直後に「お前が変わらないとチームが変わらない」と喝を浴びた。「6番はすごく大事な打順だと思っている」とも言われた。まだ打率・159。福留、ゴメスの後に座る権利を得ているとは思っていない。打者は1打席、1球で変わる。ここから巻き返す。甲子園開幕を彩った“打ち損じ”をムダにはしたくない。 (柏村翔)福留に続いた!阪神・ゴメス、チャンス拡大打9回、安打を放つ阪神・ゴメス=甲子園球場(撮影・中島信生) (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)風穴を空けた福留に続いたのがゴメスだ。九回一死一塁。2ストライクと追い込まれたが、甘く入った中崎の直球を中前に弾き返した。「しっかり球をたたこうと思ったところで、ああいう形で球がきて、よかったよ」。3月29日のヤクルト戦(神宮)以来、9試合複数安打なしと悩み始めているだけに、ここから復調といきたい。勝負強さ発揮!虎・福留、ポテンHでサヨナラ劇の口火九回のドラマ。福留が左前打で口火 (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)サヨナラ劇の口火を切ったのは4番・福留だ。九回一死で中崎の高め変化球を左前へポトリ。責任を果たし、代走・荒木と交代した。「すんなり勝てればいいんだろうけど、最後の最後で勝てるのはいいこと。負けるより、勝って明日を迎えるのはいいことだね」。開幕から持ち前の勝負強さを発揮する主砲が口元を引き締めた。阪神・江越が3戦またぎで3打席連発!2番スタメン起用に応えた一回、江越が3号ソロ。スタメン起用に第1打席でさっそく応えた(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)指揮官の“勇気ある采配”に応えた。今季13試合目。横田に代わって、「2番・中堅」で初スタメンに抜擢(ばってき)された2年目の江越が、3打席連続本塁打の離れ業だ。 「『やっと来たな』と。集中して打席に入って、その結果がホームランでした」 2点を先制された直後の一回一死。広島のD2位・横山弘樹投手(NTT東日本)のフォークに少し崩されながら、しっかり振り切った。金本監督から連日指導を受けている“間”がとれた。 左翼ポール際へ飛び込む3号ソロ。途中出場した3日のDeNA戦(横浜)、前日7日の巨人戦(東京D)に続く3打席連発は、阪神では2010年6月29日の中日戦(甲子園)でのブラゼル以来。しかも3試合にわたる3打席連発は非常に珍しい。さらに昨季5本塁打した試合はすべて勝利しており、今季も3戦3勝と、不敗神話は「8」まで伸びた。 目を細めたのは起用した金本監督だ。「きのううまくいった(10得点)中で、けっこう勇気がいったけど。目先のことにこだわらずね。それで勝てて、よかった」。凱旋した江越(右)を金本監督も笑顔で出迎えた 勝っているときは動かないのは定石だ。しかも1番・高山、2番・横田は新打線の“顔”。それでも「競争」を選んだ。レギュラーを期待された今季、オープン戦中に2軍落ちするなどドン底まで落ちてから、はい上がってきた男に懸けた。 「江越をいいときにしっかり使ってあげたいというのがあった。高山も含め、どんどん競争してレベルを上げていってほしい。秋まで続くと思うんでね、競争は」 守りに入るのではなく、攻める。その姿勢がドラマを生んだ。「西岡を2番にしようか悩んだけど。くしくも、その2番と7番が打点(を挙げた)。面白いね。甲子園で野球を見るのが好きというお客さんがいっぱいいるんでね」。 ロッカーへ戻る際、江越に耳打ちした。「全部が全部タイミングが合っているわけじゃないぞ」-。ピリッとした一言に、23歳も「残り3打席で1本出せなかった。貪欲に2本、3本出せるようやっていきたい」と目をギラつかせた。激しい競争とともに、金本阪神は成長していく。 (堀啓介)快音甲子園デビュー!虎・高山、6試合連続安打「出塁したかった」3回、二塁打を放つ阪神・高山。投手は広島・横山=甲子園(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)D1位・高山俊外野手(明大)が快音で甲子園デビューだ。三回、D2位・横山弘樹投手(NTT東日本)の変化球をうまくとらえ、左中間に落とす二塁打。6試合連続安打とした。「(1本出たのは)よかったです。1点負けている場面での打席だったので、なんとか出塁をしたかったです」。安打は1本に終わり悔しさをにじませたが、今季19安打。リーグトップタイもキープだ。江越の3打席連続本塁打、阪神では10年ブラゼル以来 (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)江越が3日のDeNA戦(横浜)から3試合にわたって3打席連続本塁打。阪神では2010年のブラゼル(6月29日の中日戦、甲子園)以来6年ぶり。3試合にまたがっての3打席連発は、中日・高木守道が1977年6月12日の阪神戦-14日の大洋戦の3試合にわたって4打席連発を記録した例がある阪神・江越、今季初スタメンの一回に3号ソロ! 3打席連続ホームラン (セ・リーグ、阪神-広島、1回戦、8日、甲子園)阪神・江越大賀外野手(22)が、広島戦に「2番・中堅」でスタメン出場し、一回の第1打席で今季3号ソロを放った。 江越は2点を先制された直後の一回一死、カウント1-1から広島先発・横山の3球目の変化球をジャストミート。打球は左翼ポール際に飛び込む、今季3号ソロとなった。 江越は3日のDeNA戦、7日の巨人戦で途中出場し、いずれも本塁打を放っており、これで3打席連続ホームランとなった。 江越は「打ったのはフォーク。少し崩されたのですが、うまく失投をとらえられました。今日は今シーズン初めてスタメンで使ってもらったので、いつも以上に集中力を高めて打席に立ちました」とコメントした。虎・金本監督、初のサヨナラ勝利に「絵に描いたような…ドラマみたいな試合」 (セ・リーグ、阪神3×-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園)阪神が九回、西岡剛内野手(31)のサヨナラ安打で3-2勝利。金本阪神にとって、甲子園開幕戦で初のサヨナラ勝利。巨人が敗れたたため、阪神が首位に立った。 本拠地・甲子園初勝利。しかも、初のサヨナラ勝利に金本監督も満面笑み。「絵に描いたような、ドラマみたいな試合でしたね」と、まずは熱戦を振り返った。 サヨナラ打の西岡については「チーム全体が差し込まれ気味だったんで、タイミング早くと。追い込まれるまでは差し込まれ気味だったんで、人の話聞いてんのかと思いましたが(笑)。ただ最後はノーステップで打って、さすがでした」と、たたえた。 また、「外野に飛んだ時点で勝ったと。ほっとしたというか、スタンドを見てうれしくなりましたね」と甲子園初勝利を喜んだ。 ただ、単独首位については、「全くその辺は考えてもない」と気を引き締めた。9日の広島先発・黒田との対戦について、「ベテランらしくコーナーを突いてくる。こういういいピッチャーを打たないと先が見えてこないので。今日も先発は打ち崩せなかったので。黒田を崩して打撃陣が自信をつけてほしい」と、次戦に目を向けた。能見(一回に2失点。その後は立ち直る)「立ち上がりは難しいからね」高山(甲子園で初の公式戦。三回に二塁打)「やりづらさはなかった。安打になったのはいいこと」【金本監督アニトーク】西岡は経験生かした (セ・リーグ、阪神3x-2広島、1回戦、阪神1勝、8日、甲子園) --打席へ向かう西岡に話をしていた 金本監督「チーム全体が、タイミングが差し込まれ気味だったんで、とにかくタイミングを早くとっていけと指示を出したんですが。2ストライクに追い込まれるまで差し込まれ気味で。人の話を聞いているんかと思ったんですが(笑)。最後はノーステップで。経験を生かしましたね。タイミングが合わないときはノーステップで打つという。そういうところはさすがといえば、さすが」 --甲子園の初戦は特別 「やっぱり甲子園で野球を見るのが好きというお客さんがいっぱいいるんでね。よかったですね。最初と最後、盛り上がって」 --あすは黒田と対戦 「こういういい投手を打たないと、先は見えてこない。きょうも先発投手を崩せなかったんで。あしたは黒田を崩して、打線としての自信をつけてほしいです」
Apr 8, 2016
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泣きました!!!1点差で、江越のホームラン以外、チャンスもなかったですが投手陣がねばって、1点差の最終回決して、良い当りではないヒットが続きましたが福留、ゴメス、鳥谷がつないで、同点!!最後、西岡が右中間を抜き、大逆転サヨナラ勝利!!!!!西岡の涙。。。泣きました!!!!巨人が負けて、阪神が単独首位!!!明日も連勝続けてください!!!!!1回表 【田中】 センターヒット 【安部】 空振り三振 【丸】 ライトオーバータイムリーツーベース T0-1C 【ルナ】 レフトタイムリーヒット T0-2C 【エルドレッド】 レフトヒット 【新井】 空振り三振 【鈴木】 セカンドゴロ1回裏 【高山】 空振り三振 【江越】 レフトソロホームラン T1-2C江越選手 1回裏 レフト第3号ソロホームラン打ったのはフォーク。少し崩されたのですが、うまく失投をとらえられました。今日は今シーズン初めてスタメンで使ってもらったので、いつも以上に集中力を高めて打席に立ちました。 【ヘイグ】 空振り三振 【福留】 サードファウルフライ2回表 【石原】 見逃し三振 【横山】 空振り三振 【田中】 空振り三振2回裏 【ゴメス】 空振り三振 【鳥谷】 センターフライ 【西岡】 ファーストゴロ3回表 【安部】 レフトフライ 【丸】 セカンドゴロ 【ルナ】 ファーストフライ3回裏 【岡崎】 空振り三振 【能見】 空振り三振 【高山】 左中間ツーベース 【江越】 ファーストファウルフライ4回表 【エルドレッド】 セカンドヒット 【新井】 セカンドゴロ 【鈴木】 ファーストファウルフライ 【石原】 フォアボール 【横山】 セカンドフライ4回裏 【ヘイグ】 ショートゴロ 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 デッドボール 【鳥谷】 センターフライ 【西岡】 ファーストゴロ5回表 【田中】 セカンドゴロ 【安部】 空振り三振 【丸】 フォアボール 【ルナ】 見逃し三振5回裏 【岡崎】 レフトフライ 【能見】 セカンドゴロ 【高山】 センターフライ6回表 【エルドレッド】 空振り三振 【新井】 センターヒット 【鈴木】 レフトフライ 【石原】 センターフライ6回裏 【江越】 空振り三振 【ヘイグ】 ショートゴロ 【福留】 キャッチャーファウルフライ7回表 【横山】 空振り三振 【田中】 センターヒット 【安部】 サード犠打 【丸】 デッドボール 【ルナ】 見逃し三振能見7回を初回の2失点だけに抑えました!最後は、能見には珍しいガッツポーズ!!7回裏 【ゴメス】 センターフライ 【鳥谷】 フォアボール 【西岡】 ショートフライ 【代打・横田】 空振り三振8回表 (投手交代)能見 → 歳内 (守備交代)梅野 キャッチャー 【エルドレッド】 ショートゴロ 【新井】 ライトフライ 【鈴木】 ライトヒット ランナー鈴木が二盗 ワイルドピッチ 【石原】 フォアボール (投手交代)歳内 → 高宮 【代打・松山】 セカンドゴロ高宮ピンチをセカンドゴロに抑えました!!!!8回裏 (投手交代)横山 → ジャクソン (守備交代)赤松 レフト 【代打・今成】 空振り三振 【高山】 サードファウルフライ 【江越】 空振り三振9回表 (投手交代)高宮 → 高橋 【田中】 空振り三振 【安部】 空振り三振 【丸】 レフトフライ高橋!!二三振にレフトフライ!!三人で打ち取りました!!!これは、最終回の攻撃に弾みがついた!!9回裏 (投手交代)ジャクソン → 中崎 【ヘイグ】 セカンドゴロピッチャー強襲の当たりも、グラブにあたり、セカンドがカバー。。。。おしかった。。。。阪神戦には弱い中崎ですが、今回は、ツキは広島か。。。と、、、思ったところ!!福留のあたりは、赤間つと田中の間!!! 【福留】 レフトヒットもうけもうけ。。。これは、まだまだ阪神にツキが!!超変革金本阪神の甲子園初戦は、このまま終わるはずがない!!!! (代走)荒木そして、一発でサヨナラ!ゴメス!!!またもや追い込まれたが、ピッチャー返し!!! 【ゴメス】 センターヒット今度はセンターまで抜けました!!!! (代走)大和中崎は、またもや追い込みます。。。一球高めにつり球。。。鳥谷、ピッチャー前に、ボテボテ。。。これは、もしかすると内野安打か!!!! 【鳥谷】 ピッチャーヒット T2-2C鳥谷の足が速い!!!!内野安打!!!!あっ!!!!新井さん!!!ボールを逸らす!!!!!荒木ホームイン!!!!同点!!!!!!!新井さん、抗議しています!!!いや、鳥谷、ちゃんと外側走ってるし。。。走塁コーチもちゃんと逃げてて、守備妨害はないよ!!抗議するも、判定は覆らず!!!同点1-3塁で試合再開!!!お祭り男西岡!!!外野フライでも、内野にたたきつけてもサヨナラだ!!!またも、2ストライクに追い込まれます。。。。打ったあああああああああああ!!!西岡、右中間を深々やぶるサヨナラヒット!!!!!!!!!! 【西岡】 ライトオーバータイムリーヒット T3-2Cヒーローインタビューは、もちろんサヨナラ打の西岡!!!!!!後半、、、涙のヒーローインタビューでした!!!!福留との衝突から、故障に悩まされ再び掴んだセカンドのレギュラーそのレギュラーメンバーとしてのサヨナラ打!!!!私も、見ていて、衝突からの苦労を思い出し、涙が止まりませんでした!!!!!ありがとう西岡!!!!!!!!阪神1勝0敗0分け◇公式戦◇開始18時01分◇甲子園◇観衆46368人広 島 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2阪 神 1 0 0 0 0 0 0 0 2X 3【広島】 横山 ジャクソン ●中崎(0勝1敗)【阪神】 能見 歳内 高宮 ○高橋(1勝0敗)[本塁打] 江越3号(神)広島 横山-ジャクソン-中崎阪神 能見-歳内-高宮-高橋
Apr 8, 2016
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Apr 8, 2016
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メッセ、愛娘の手紙に応えた!虎助っ人最長7年連続星でG粉砕やメッセンジャーは8回を7安打1失点。今季初白星をあげた(撮影・森田達也) (セ・リーグ、巨人1-10阪神、3回戦、阪神2勝1敗、7日、東京D)照れ笑い、のち千金打だ。四回、メッセンジャーの勝ちたい一心の“早とちり”だった。一走・岡崎に両手を挙げて制止され、恥ずかしそうに打席へ戻ると、次の球を振り抜いて右前2点打。今季初勝利をつかみ、豪快に笑い飛ばした。 「ファウルで粘り過ぎて、ちょっとカウントを忘れてしまった。結果的に打点というか、点がとれてよかったよ」 2点リードの四回二死満塁。のどから手が出るほどほしい追加点へ、集中しすぎた。カウント1-1から3球ファウルで粘り、2球ボール。まだフルカウントで、押し出し四球と勘違いしてバットを置くと、一塁へと歩き出した。すぐに気がついて仕切り直し、続く直球を右前へ。自ら2点打で追加点をあげた。 金本監督も「あれで結構、決まった感はあったんじゃないか」と手を叩いたダメ押し打。一塁上から三塁側ベンチへ、両手を突き上げた。 「過去2試合は不運な部分もあったけど、3度目の正直ということで、やっと1勝できた。チームメートがいい仕事をしてくれたよ」2年連続3度目の開幕投手を務めたが、2戦勝てなかった。打線の援護とかみ合わなかった試合も、3月31日のヤクルト戦(神宮)のようにリードして交代して、勝ちが消えた試合もあった。その日は5時間12分の熱戦で、横浜へ着いたのは深夜。それでも次の日の早朝9時には横浜の街をランニングする大男の姿があった。この日も直球は力強く、立ち上がりのピンチを耐えて勢いに乗った。8回7安打1失点で、来日した2010年以来7年連続勝利だ。 このまま走り続ける。虎のために、愛妻と4人の子供のために。7歳になる長女フランチェスカちゃんが開幕に際し、手紙をくれた。「パパは私たち家族のためにとても一生懸命、働いてくれます。パパは最高です。パパのことを、とても誇りに思っています」。心も満タン。Vへフル回転するつもりだ。 ヒーローインタビューは「日本一のファンの方々、皆さんの応援にいつも感謝しています」と締めくくった。もっともっと勝ち星を積み上げて、周囲を笑顔にする。 (長友孝輔)今季初勝利の先発・メッセンジャーについて阪神・香田投手コーチ「われわれが開幕を任せた投手。本人もそれを自覚してくれている」虎・メッセ、チームのため完投見送った「いつも最後までと思っている」 (セ・リーグ、巨人1-10阪神、3回戦、阪神2勝1敗、7日、東京D)メッセンジャーは“フォア・ザ・チーム”で完投を見送った。「ブルペンのメンバーで投げておきたい人もいただろうしね。いつも最後までとは思っているんだけど」と振り返った。金本監督は「マテオがちょっと(登板間隔が)空いていたので。向こう(メッセンジャー)から言ってきましたよ。『マテオを投げさせなきゃいけないんでしょう? わかっているから』って」と、苦笑いしていた。メッセンジャー、虎助っ人3人目のG戦通算10勝目 (セ・リーグ、巨人1-10阪神、3回戦、阪神2勝1敗、7日、東京D)阪神は7日、今季初の2桁得点の猛攻で巨人に10-1で大勝。 メッセンジャーはバッキー(1962~68年)、ウィリアムス(2003~09年)と並び阪神在籍最長(10~16年)の助っ投。7年連続勝利はウィリアムスに続く球団最長タイ記録となった。 昨季、巨人戦は7試合で2勝4敗、防御率3・57。東京ドームでは4試合で1勝2敗、防御率4・81。ビジターでは横浜の4試合で0勝2敗、防御率4・15を上回り防御率ワーストと苦戦。 ちなみに巨人戦の白星は昨年7月21日(甲子園)以来で通算10勝目(11敗)。阪神の外国人投手が対Gで通算10勝以上マークしたのはバッキー(17勝)、キーオ(13勝)に次いで3人目。【金本監督アニトーク】メッセ、藤浪の両エースが東京ドームで勝てた --開幕投手のメッセに白星 金本監督 「やっとね、やっと。メッセよりもベンチの方がうれしいかな。本当にいい投球をしてくれていた。ナイスピッチングですね」 --打っても平良をKOするタイムリー 「投手なので期待はしていなかったのですが、だんだん(タイミングが)合ってきて、もしかしたら打つんじゃないかなと思っていたら、いいところに打ってくれました」 --昨季は東京ドームで2勝。今季は最初のカードで2勝目 「今年からチームが変わっていくぞということで、メッセも東京ドームは相性悪かったんですかね。藤浪もしばらく勝ててなかったのですが、両エースが東京ドームで勝てたというのがね。すごく前向きに、いい方にとらえています」
Apr 7, 2016
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G倒や!猛虎祭りや!今季最多10点火付け弾の福留に金本監督最敬礼福留は四回、右翼席へ先制の2号2ランを放つ(撮影・吉澤良太) (セ・リーグ、巨人1-10阪神、3回戦、阪神2勝1敗、7日、東京D)阪神は7日、今季初の2桁得点の猛攻で巨人に10-1で大勝。福留孝介外野手(38)が四回に先制の2ランを放つと、後に続けとばかりに打てや打てやの猛虎祭りとなった。東京ドームでのカード勝ち越しは、2014年7月以来8カードぶりで、首位・巨人とは0・5差。8日は今季の甲子園開幕・広島戦。本拠地に戻って、さあ、奪首だ! 打球は右翼席へと一直線に伸びた。誰もが打った瞬間に“行った”と確信する軌道を確認し、福留は虎党の歓声とG党の悲鳴が交錯するなか、ゆっくりと走り出した。 「手応えはよかった。(平良に)テンポよく、いいリズムで最初のイニングは投げられたけど、甘い球を仕留められた。あれで流れが来てくれたので、よかった」 公式戦初登板、20歳の右腕・平良の前に三回まで1安打4三振。自身も一回は、外角低めへのシュートで見逃し三振だった。早くも円陣を組んだ四回、ヘイグが四球で一死一塁。2球目のカットボールをとらえた。完璧な2号2ランで平良を一気に萎縮させた。 主砲が突破口を切り開くと、メッセンジャーの2点打などでこの回計4点をあげて平良をKO。五回にも打者一巡の猛攻で5得点。九回には江越の2号ソロも飛び出し、今季最多12安打で今季初の2桁得点だ。 金本監督は「本当にいい仕事をしてくれます。頼りになります。頼もしい限りというか。四球を選んだり、チャンスで打ったり、走者一塁で一発でバーンと決めてくれたり。言うことがないです」と最敬礼した。 一発の“前兆”があった。三回先頭で打席には平良。浅めの位置をとると、狙いはドンピシャ。右前への当たりに猛チャージし、即座に一塁送球してライトゴロに仕留めた。「チャンスがあれば常に狙っている」という昨年6月27日のDeNA戦(甲子園)以来の好守。守りでいいリズムを作ると、即座に本塁打で先発・メッセンジャーをもり立てた。 試合前には海外からうれしいニュースが飛び込んできた。PL学園高の後輩でドジャースの前田健太がメジャー初先発初勝利を挙げ、初本塁打まで放った。「あれだけ結果を出せるのはすごい。ホームランも打ったみたいだね。(失点)ゼロで終われたので、次の登板にも気持ちよくいけると思う。また頑張ってもらいたい」と喜んだ。 自身も2008年から5年間、カブスなどで奮闘した。海外での苦労をよく知るからこそ、うれしい。刺激を受け、アーチで“競演”した。 巨人との開幕カードを2勝1敗と勝ち越した。東京ドームでの勝ち越しは2014年7月11~13日以来、実に8カードぶりだ。これで首位・巨人とは0・5差。勢いに乗って、チームは8日の甲子園開幕戦(対広島)へと向かう。 「今の調子というか、甲子園のファンに、勢いをそのまま見せてほしいというか。どんどんもっと暴れてほしいですね」 指揮官の言葉にも力がこもる。G倒から聖地での首位浮上へ。頼れる4番が先導する。 (高瀬悟嗣)福留について阪神・片岡打撃コーチ「重い空気をひと振りで消し去ってくれた。(円陣は)試合前にミーティングをしているけど、そこで確認した攻め方と、ひと回りした中での違いを(確かめた)ね」データBOX ◎…福留の東京ドームでの本塁打は今季3試合目で1本目、通算24本目(107試合)。昨季もチームトップの2本(12試合)。中日時代の2004年は5本(5試合)を記録。メモリアル弾も放っていて、プロ初本塁打を1999年4月16日の巨人戦、100号本塁打を04年4月14日の巨人戦で打った ◎…阪神が7日の巨人戦で今季初の2桁得点。昨季は3月29日の中日戦(京セラD、○10-8)、6月16日の日本ハム戦(甲子園、○11-4)、7月31日のヤクルト戦(甲子園、○10-8)で記録虎・ゴメス、裏方さんのおまじない効いた千金タイムリー「みんなに感謝」五回の満塁機に左前へ適時打を放ったゴメス。14打席ぶりの快音だった(撮影・矢島康弘) (セ・リーグ、巨人1-10阪神、3回戦、阪神2勝1敗、7日、東京D)ちょっぴり長いトンネルから抜け出した。ゴメスの3試合&14打席ぶりとなる安打は、お祭りムードの虎ベンチを、さらにヒートアップさせる一打だった。 「(巨人との)この3連戦で、いい結果が出ていなかったから、チャンスで走者をかえすことができてうれしいよ」 四回に福留の2ランなどで4点を先制。続く五回に巡ってきた3打席目は、無死満塁の好機だ。巨人の2番手・土田のスライダーをたたくと、三遊間を強いゴロで抜けた。5点目をたたき出すタイムリーとなった。伝統の一戦は1、2戦ともに無安打。3日のDeNA戦(横浜)で4号アーチを放って以来の快音だ。 「ずっとヒットが出ていなかったから、裏方さんにバットを触ってもらって、『打てますように!』とおまじないをかけてもらっていたんだ。みんなに感謝だね」 試合前の練習中、トレーナー、通訳、広報らに声をかけまくった。わらにもすがる思いだった。チーム関係者は「彼は最近、元気がなかったから本当にうれしい」と手をたたいて喜んだ。もちろん、おまじないだけではない。浮上のキッカケをつかむべく、大量の汗をかいた。若虎の高山、横田らは三塁側ベンチの裏にあるブルペンで、打撃練習を済ませてから全体練習へ。そこにG砲も姿をみせた。「バットの始動が少し遅いんだ」と指摘するオマリー打撃コーチ補佐の投げるボールを打ち込んで出陣。その効果だ。 リーグトップを突っ走る15打点。4本塁打もリーグトップタイだが、この日も5打席で1安打だけ。打率は・178。決してベストの状態とはいえないが、8日は甲子園開幕となる広島戦だ。 「きょうは終わったんでね。あしたに切り替えていくよ」とキッパリ。虎党はもちろん、心配してくれた球団スタッフのために感謝の一発を放ってみせる。 (三木建次)データBOX ◎…ゴメスは今季12試合で15打点を挙げ、今季約179打点ペース。シーズン記録は1950年・小鶴(松竹)の161打点(130試合)。球団記録は2005年・今岡の147打点(146試合)。虎・江越、アニキ流指導効果出た!「2打席連発」にうれしい悲鳴9回、本塁打を放つ阪神・江越=東京ドーム(撮影・矢島康弘) (セ・リーグ、巨人1-10阪神、3回戦、阪神2勝1敗、7日、東京D)途中出場した江越が九回、マシソンの高め149キロを左中間へ2号ソロ。「速い真っすぐに負けないようにスイングしようと思っていました。自分の立場上、1打席1打席が勝負なので」。同じく途中出場した3日のDeNA戦に続く、2打席連発。今季5打数3安打、2本塁打に金本監督も「バッティングがだいぶ形になってきた。ほめるしかない。(スタメンの可能性は)いいときに使ってあげたいというのは正直ある」と、うれしい悲鳴をあげていた。阪神D1・高山、リーグトップ今季18安打目「1球で仕留めたい」1回、安打を放つ阪神・高山=東京ドーム(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、巨人1-10阪神、3回戦、阪神2勝1敗、7日、東京D)D1位・高山俊外野手(明大)は一回、先頭で中前打。今季18安打目を放ち、川端(ヤクルト)と並んでリーグトップタイとなった。ただ、その後は安打がなく5打数1安打。「攻め方が変わったということは、僕も段階が1つ上がったということ。次は1球で仕留めたい」と“高山封じ”への反抗を誓い、「この勢いであした(8日)も勝ちたい」と、甲子園開幕を見すえた。金本監督も笑顔!苦労人、阪神・岡崎が2点二塁打「ランディのために」5回、適時打を放つ阪神・岡崎=東京ドーム(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、巨人-阪神、3回戦、7日、東京D)1日のDeNA戦(横浜)以来となるスタメンマスクをかぶった阪神・岡崎太一捕手(32)が、打で先発のランディ・メッセンジャー投手(34)を援護。プロ12年目の苦労人の打点に金本知憲監督(48)も笑顔を見せた。 五回、ゴメスの左前適時打、鳥谷の右犠飛で6-0とリードを広げると、一死満塁で打席には岡崎。相手投手・土田の2球目、低めの直球を叩き、左翼線へ2点二塁打を放った。 岡崎は「ランディのために、どんなかたちでもいいのでランナーをかえしたいという気持ちで打席に入りました。ランディを援護することができてよかった」と女房役らしいコメントで締めた。
Apr 7, 2016
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メッセンジャー投打に大活躍!!8回1失点に、2点タイムリーヒット!!一回りを抑えられた平良に一挙4点!福留の一発は、すごいあたりでした!!さらに、5点!江越が、マシソンからホームラン!!10-1の圧倒的勝利!!1回表 【高山】 センターヒット 【横田】 セカンドゴロ 【ヘイグ】 見逃し三振 【福留】 見逃し三振1回裏 【長野】 右中間ツーベース 【立岡】 ファーストゴロ 【坂本】 ライトファウルフライ 【ギャレット】 ショートフライ2回表 【ゴメス】 空振り三振 【鳥谷】 空振り三振 【西岡】 サードファウルフライ2回裏 【クルーズ】 ライトフライ 【亀井】 レフトフライ 【村田】 センターオーバーツーベース 【小林誠】 サードゴロ3回表 【岡崎】 ライトフライ 【メッセンジャー】 ショートフライ 【高山】 センターフライ3回裏 【平良】 ライトゴロ 【長野】 サードライナー 【立岡】 ショートフライ4回表 【横田】 セカンドゴロ 【ヘイグ】 フォアボール 【福留】 ライト2ランホームラン G0-2T福留選手 4回表 ライト先制第2号ツーランホームラン打ったのはカットボール。初対戦のピッチャーだということはあまり気にしていませんでした。ランディが0点で抑えてくれていましたし、なんとか先に点を取ってあげたいと思っていました。いい一発が打てました。 【ゴメス】 サードゴロ 【鳥谷】 フォアボール 【西岡】 レフトヒット 【岡崎】 フォアボール 【メッセンジャー】 ライト2点タイムリーヒット G0-4T (投手交代)平良 → 土田 【高山】 レフトファウルフライ4回裏 【坂本】 ファーストファウルフライ 【ギャレット】 見逃し三振 【クルーズ】 キャッチャーファウルフライ5回表 【横田】 ライトヒット 【ヘイグ】 レフトヒット 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 レフトタイムリーヒット G0-5Tゴメス選手 5回表 レフトタイムリーヒット打ったのはスライダー。この3連戦でいい結果が出ていなかったから、このチャンスでランナーをかえすバッティングができて嬉しいよ。ずっとヒットが出ていなかったから、チームの裏方スタッフにバットを触ってもらって、『打てますように!』とおまじないをかけてもらったんだ。スタッフのみんなに感謝だね! 【鳥谷】 ライト犠牲フライ G0-6T 【西岡】 フォアボール 【岡崎】 レフト線2点タイムリーツーベース G0-8T岡崎選手 5回表 レフト線2点タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。ランディのためにどんなかたちでもいいのでランナーをかえしたいという気持ちで打席に入りました。ランディを援護することができてよかったです。 【メッセンジャー】 空振り三振 ワイルドピッチ G0-9T 【高山】 セカンドゴロ5回裏 【亀井】 センターヒット 【村田】 ライト線ツーベース 【小林誠】 キャッチャーファウルフライ 【代打・堂上】 キャッチャーファウルフライ 【長野】 センターフライ6回表 (投手交代)土田 → 小山 【横田】 セカンドゴロ 【ヘイグ】 サードヒット 【福留】 ファーストゴロ 【ゴメス】 セカンドライナー6回裏 (守備交代)江越 ライト 【立岡】 ライトヒット 【坂本】 ライトヒット (代走)吉川 【ギャレット】 ライトフライ 【クルーズ】 センタータイムリーヒット G1-9T 【亀井】 ライトフライ 【村田】 ショートフライ7回表 (守備交代)大田 ライト 【鳥谷】 ピッチャーゴロ 【西岡】 ライト線ツーベース (代走)北條 【岡崎】 レフトファウルフライ 【メッセンジャー】 見逃し三振7回裏 【小林誠】 空振り三振 【代打・片岡】 セカンドゴロ 【大田】 空振り三振8回表 (投手交代)小山 → 田原誠 【高山】 キャッチャーファウルフライ 【横田】 セカンドゴロ 【ヘイグ】 見逃し三振8回裏 (守備交代)今成 サード 【立岡】 レフトフライ 【吉川】 見逃し三振 【ギャレット】 フォアボール 【クルーズ】 ライトフライ9回表 (投手交代)田原誠 → マシソン (守備交代)中井 セカンド 【江越】 左中間ソロホームラン G1-10T 【ゴメス】 空振り三振 【鳥谷】 フォアボール 【北條】 ショートヒット 【岡崎】 ライトフライ 【代打・狩野】 サードゴロ9回裏 (投手交代)メッセンジャー → 高宮 (守備交代)荒木 ファースト 【亀井】 見逃し三振 (投手交代)高宮 → マテオ 【村田】 ショートフライ 【小林誠】 センターヒット 【中井】 デッドボール 【大田】 見逃し三振巨人1勝2敗0分け◇公式戦◇開始18時01分◇東京ドーム◇観衆42807人阪 神 0 0 0 4 5 0 0 0 1 10巨 人 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1【阪神】 ○メッセンジャー(1勝1敗) 高宮 マテオ【巨人】 ●平良(0勝1敗) 土田 小山 田原誠 マシソン[本塁打] 福留2号(神) 江越2号(神)阪神 メッセンジャー-高宮-マテオ巨人 平良-土田-小山-田原誠-マシソン初物攻略!宿敵に勝越し若い投手を攻略して2度のビッグイニングを作った阪神が、今季最多得点で大勝。敵地での対巨人3連戦を勝ち越した。巨人先発は高卒3年目の右腕・平良がプロ初登板。阪神は初回 高山が中前安打で出塁するが、後続が抑えられる。スリークォーターからテンポ良く繰り出す投球にタイミングが合わず、ヘイグ・福留・ゴメス・鳥谷が4者連続三振を喫するなど序盤は初モノに猛虎打線が上手く対応出来ない。阪神は、開幕から3試合目の登板となるメッセンジャーが先発。いきなり先頭・長野に右中間を破られ無死2塁となるが、落ち着いて後続を退ける。2回にも二死から7番 村田に中越え二塁打を浴びたが、続く小林誠は三ゴロに打ち取った。3回裏は先頭・プロ初打席の平良が右へヒット性の打球を飛ばすが、「常に狙っている」と言う福留の絶妙なポジショニングでライトゴロとなって場内が沸く場面もあった。初顔の投手に「油断は出来ない」と話していた金本知憲監督。 4回表 円陣を組んで臨んだ阪神は一死からヘイグが四球で歩いた直後、4番 福留はファーストストライクを強振すると打球はライトスタンドに飛び込む先制の2号2ランとなる。尚も1安打2四球で二死満塁に9番メッセンジャーがフルカウント後の直球を右前へ2点適時安打を放って追加点を取った。巨人・平良はここで交代。3回2/3(71球)4安打4三振3四球4失点とほろ苦いデビュー登板となった。打たれはしたが、巨人・高橋由伸監督は「良かった部分の方が大きかった」と前向きに捉えている。先制本塁打の福留孝介外野手は、「打ったのはカットボール。初対戦の投手だと言う事はあまり気にしていなかった。ランディが0点で抑えてくれていたし、何とか先に点を取ってあげたいと思っていた。良い一発が打てた」と話す。阪神ベンチは1巡目・平良の投球を観て「変化球の曲がり方が想定(事前の情報)と違い戸惑っていた」(片岡篤史打撃コーチ)らしく、4回表の攻撃前にその辺りを踏まえて攻め方の確認をして臨んだと言う。勢いに乗った阪神は5回表 横田・ヘイグのヒットから無死満塁と巨人2人目・土田を攻め、ゴメス・左前適時安打と鳥谷・右犠飛。更に岡崎の左翼線2点適時二塁打や暴投もあって、この回5点と連続ビッグイニングで9対0と突き放した。「打ったのはスライダー。この3連戦は良い結果が出ていなかったから、チャンスで走者を返す打撃が出来て嬉しい。ずっとヒットが出ていなかったからチームの裏方(スタッフ)にバットを触ってもらい『打てますように!』とおまじないをかけて貰ったんだ。スタッフの皆に感謝だね!」。打率1割台も早くも今季15打点目となったマウロ・ゴメス内野手は、得点シーンを機嫌良く振り返る。また、2点適時二塁打を放った岡崎太一捕手は、「打ったのはストレート。ランディのためにどんなカタチでも良いので走者を返したい!という気持ちで打席に入った。ランディを援護することが出来て良かった」と話した。 メッセンジャーは5回裏 亀井・村田の長短打で無死2・3塁とされるが、大量リードの余裕もあって慌てずに無失点で凌ぐ。6回裏にも立岡・坂本の連打で走者を背負い一死後5番クルーズの中前適時安打を許して遂に得点されたが、その後はギアを上げて8回(118球)7安打4三振1四球の1失点で役目を果たしている。9回表には途中出場・江越が巨人5人目・調整登板となったマシソンから豪快にレフトスタンドへ2号ソロ本塁打を打ち込み、3日のDeNA戦に続く2打席連続アーチをかけている。江越大賀外野手は、「少ない打席で勝負(しなくてはいけない)。良い結果になって良かった。タイミングを早くとる事を意識していた」と話す。その裏 阪神は高宮のワンポイントを経て、最後に3月31日の延長戦(対ヤクルト・神宮)以来マテオを投入して、試合を締め括った。10対1で阪神が大勝して、今季最初の巨人との3連戦を勝ち越しで終えている。3試合目の登板で今季初勝利をあげたランディ・メッセンジャー投手は、「味方がしっかり守ってくれて、これだけ点を取ってくれたので本当に良かった。登板した過去2試合は不運な部分もあったが、3度目の正直だよ。(適時打は)ファールで粘り過ぎてカウントを忘れてしまった(途中、四球と間違える場面もあった)けど、結果的に点が取れて良かった」とヒーローインタビューで振り返っている。「(福留は)本当に良い仕事をしてくれている。頼りになるネ。今はもう頼もしい限り。四球選んだり、チャンスで打ってくれたり、今日のように一発で決めてくれたり、言うコトない」。開口一番 4番への賛辞を連発した金本監督は、次のように感想を述べている。「(江越は)これで2打席連続の本塁打か。マシソンの高め(速球)を打ったのが良かった。キャンプから春先まで、どうしようもなかったけど、良いカタチになって来てた。褒めるしかない。(メッセンジャーが勝った事は)メッセよりベンチの方が嬉しい。(苦手だった東京ドームで藤浪とメッセンジャー)両投手が勝てたコトを前向きに捉えている。『巨人』じゃなくて、首位のチームに2つ勝った。そこが大きい。順位は(まだ、この時期は)関係ないけどね」。今季最初の関東遠征3カードを5勝3敗1分で乗り切った猛虎が、十分な手応えを携えて いよいよ本拠地・甲子園に帰って来る。
Apr 7, 2016
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スポーツ新聞買ってきましたよ!
Apr 6, 2016
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「伝統の一戦」衝撃デビュー!虎D1・高山、ミスター絶賛のG撃4安打驚異のルーキー・高山が4安打の大暴れ。六回には右前へ2点打を放った(撮影・矢島康弘) (セ・リーグ、巨人2-8阪神、1回戦、阪神1勝、5日、東京D)名刺代わりどころではない。名前を忘れられないほどのダメージを与えた。左へ、右へ、快音が止まらない。8得点快勝の立役者はD1位・高山俊外野手(明大)。ヒーローインタビューで声が弾んだ。 「ほんとにうれしいです。思い切って振っていこうと思った結果が、いいところに転がったりいいところに落ちてくれたりして、結果的に4安打でよかったです」 まずは一回。先頭で先発ポレダの外角直球を逆らわずに左前へ。鮮やかに打ち返して福留の先制打を呼び込むと、2本目は三回だ。藤浪の右前打に続いた。たたきつけた打球で一、二塁間を突破。一、三塁と好機を拡大し、3得点を演出した。 斬り込み隊長、つなぎ役とこなした次はとどめの一撃だ。六回。二死満塁からポレダのボークで6-1とした直後の二、三塁で、スライダーをとらえた。右前へ2点タイムリー。試合を決定づけた若虎の勢いは止まらず、九回に遊撃内野安打。3月31日のヤクルト戦(神宮)に続いて、早くも今季2度目の4安打固め打ちだ。 宿敵・巨人のレジェンドもうなった。今季初の伝統の一戦をネット裏で観戦した長嶋茂雄終身名誉監督が大絶賛した。 「バッティングに関しても、1番の高山が打つべきところで、ライト、レフトに打ち分けながら、いいバッティングをしていたと思います」 同じ千葉県出身で、東京六大学のスター選手(長嶋氏は立教大)という共通点のある大先輩にもいきなり認められた。 甲子園でのオープン戦は一度経験したが、公式戦での“TG戦”は幼少時代にも観戦したことがなく、この日がまったくの初めて。「雰囲気も違いました」と話しつつ「雰囲気に飲まれることなく自分のプレーができた」と笑顔。ちょっとのことでは動じない精神力も魅力だが、体も準備万端だった。 試合開始の7時間前。午前11時にはすでに球場にいた。横田、江越、北條の3人と三塁側ブルペンで約1時間の早出特打。ホームである巨人の全体練習の開始よりも早い時間に一度汗を流し、戦いに備えていた。 「あしたも絶対勝ちます!」 カクテル光線を浴び、大声を張り上げた。大歓声を背にしての帰路。すぐに気を引き締めた。「こういう勝ち方をした次の日の入り方をしっかりしたい」。初戦快勝の次は、カード勝ち越しへの突破口を切り開く。 (高瀬悟嗣)データBOX ◎…新人が1試合4安打をシーズン2度は昨年にオリックス・西野真弘(5月19日、対ソフトバンク、同23日、対ロッテ)が記録しているが、ドラフト制(1966年)以降、阪神では初めて。 ◎…阪神の新人が猛打賞(3安打以上)を2度記録するのは、昨季の江越大賀が3度記録して以来となる。最多記録は1998年の坪井智哉が記録した11度金本虎、「伝統の一戦」足攻で快勝!由伸Gたまげさせた超変革走塁や六回、ゴメスが巨体を揺らして二盗に成功。積極走塁が追加点に結びついた(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、巨人2-8阪神、1回戦、阪神1勝、5日、東京D)超変革走塁や! 阪神は足で巨人を翻弄(ほんろう)し、伝統の一戦の今季初戦に快勝した。三回、投手藤浪の激走や重盗などで畳みかけると、六回にはゴメスの2年ぶりの盗塁が効いて追加点。内野安打も3本。走って走って、昨季5敗した苦手ポレダをKOした。3連勝で首位へ0・5ゲーム差に接近や! 今季初の伝統の一戦で見せつけた。これが新生金本虎、これぞ超変革。昨季2勝11敗と負けまくった東京ドームで、1年間で5勝も献上したポレダをKO。金本監督が走塁改革を体現し、首位の高橋巨人を圧倒した。 「カード初戦というのもあったし、去年5敗している投手に勝ったというのがいちばん大きい」 指揮官は会心の表情だ。「(選手の)野球に対する意識は変わってきているかな」と目を細めた。 「走塁に対する意識。本当に(就任後)そこから入ったといっても過言でないくらいだから」 足で攻略した。1-1の三回。無死一塁で高山が右前打を打つと、一走・藤浪が三塁へ激走し、一、三塁。投手の走塁&スライディング練習を強化してきた成果を示すと、横田はたたきつけて投手への適時内野安打だ。 福留の犠飛で追加点を奪い、なお一死一、三塁ではゴメスのフルカウントから仕掛けた。一走・ヘイグがスタート。空振り三振で捕手が二塁送球すると、ヘイグは途中ストップ。その間に三走・横田が本塁へ。結果的に4年ぶりの本盗(重盗)で4点目をもぎとった。藤浪は好スライディングで三塁を陥れる 六回一死では四球のゴメスが「行けたら行け」のサインで二盗。けん制に難のあるポレダに対し「隙は多かった。狙っていこうと」と将。巨漢助っ人の2年ぶり盗塁から一死一、三塁と好機を広げると、西岡は一塁へたたきつけて、再び適時内野安打となった。 「あの状況で、2ストライク後にいちばんやってほしかった打撃」 就任時から「強く振る」を徹底。同時にケースに応じた打撃を求めてきた。この日の試合前ミーティングでも「強くコンパクトに」と指示。それを選手が実践した。 指揮官として初の巨人戦。新監督同士の注目の対決だった。 「俺はスター性がないから」。よく、そう言う。今でこそ謙遜に聞こえるが実際、若い頃は“地味”な存在だった。ONの指揮で盛り上がった2001年の球宴第3戦(札幌D)。セの1番は高橋由伸、6番が広島の金本。一回に高橋がド派手に先頭弾を放つと、あるベテランが冗談を言った。「やっぱりスターは違うわ。金ちゃんだったら入ってたかなあ」。巨人でスター街道を走ってきた高橋監督とは確かに歩みは違う。ただ広島時代から培った機動力、泥臭く1点をもぎとる野球は今、確実に虎に浸透している。金本虎、「伝統の一戦」足攻で快勝!由伸Gたまげさせた超変革走塁や一走・ヘイグは一、二塁間で止まり、巨人の守備をかく乱 3連勝で首位巨人に0・5差に迫る快勝。やりたい野球ができたと思えるが、「そう? そんなことないよ」と返した。金本野球。その神髄を見せるのは、まだまだここからだ。 (堀啓介)三回に本盗に成功した阪神・横田「狙っていました。送球が投手の頭を越えたら、行こうと思っていました。(本盗は)高校生以来です」六回に2年ぶり通算2個目の盗塁を決めた阪神・ゴメス「(行けたら行けの)サイン。チームのプラスになれてうれしいよ」三回の重盗について阪神・高代ヘッドコーチ「投手がカットするところ。ポレダがサインを見落としたんじゃないか。(藤浪の走塁は)長野のチャージも遅かったし。一、三塁を作れたのは大きい」★昨季は広島に3度もやられました 5月10日(甲子園、●2-7)に1-2の五回二死一、三塁で一走・丸、三走・田中に重盗を決められ、9月2日(甲子園、●1-5)では1-0の四回二死一、三塁で一走・鈴木誠へけん制した間に三走・新井に本盗を決められた。さらに同13日(甲子園、●0-3)でも0-1の六回二死一、三塁で一走・エルドレッドがスタートを切ると捕手の送球を投手高宮がカットせず、三走・菊池に生還された(エルドレッドは盗塁死)データBOX ◎…阪神の本盗成功は2012年8月31日の広島戦(甲子園、○3-0)の平野以来。六回一死二、三塁カウント1-2からバリントン-倉のバッテリーから成功した4番の仕事打!虎・福留、先制タイムリー打&犠飛「勝ちにつながれば」福留は一回に先制打を放つなど2打点。4番の仕事を十分に果たした(撮影・吉澤良太) (セ・リーグ、巨人2-8阪神、1回戦、阪神1勝、5日、東京D)2年連続でやられるわけにはいかん! 4番の意地だ。福留が先制打&犠飛で、昨季5敗を喫したポレダを攻略する口火を切った。 「チームとして勝ちにつながれば、それでいい。(自分は)打席の中でやれることをやっただけ」 サラリと振り返ったが、4番の一打なくして今季巨人戦第1ラウンドでの勝利はなかった。一回、高山が左前打で出塁。二死二塁から150キロの直球をとらえると打球は二遊間を抜いた。直後に同点に追いつかれたが、三回だ。 藤浪、高山、横田の3連打で勝ち越し、なおも無死満塁で右犠飛を打ち上げ、3点目をもたらした。「最低限の仕事はできたと思う」と納得の表情。直後の重盗でさらに1点を追加し、憎き左腕を意気消沈させた。3回、犠牲フライを放ちベンチ前で藤浪に出迎えられる阪神・福留=東京ドーム(撮影・森田達也) 多くのヒーローが生まれた試合だったが、金本監督も「孝介(福留)がよく先制パンチとして打ってくれました」と4番の働きを決して忘れることはなかった。 今月26日で39歳になる。奮い立たせているのは、高山&横田の若虎コンビ。彼らがチャンスをおぜん立て。それにきっちりとバットで応える。 「2人に負けるわけにはいかない」が口癖。打つだけでない。守りでも“先生”だ。中村外野守備走塁コーチからは「気がついたことがあったら、なんでも言ってもらっていいから」とお墨付きをもらった。3日のDeNA戦(横浜)では雨の降りしきる試合前練習中で、高山にグラウンドがぬかるんでいる状態のときの捕球の仕方などをアドバイスしていた。 若虎を引っ張るベテランは、ポレダについて、「(昨年と)違いはあるかもしれないが、まだ対戦はあるだろうし…」と話した後、唾を飲み込んだ。攻略法は見つけた。チーム内に苦手意識はもうない-と、と言わんばかりだった。 (三木建次)阪神・西岡、執念たたきつけた適時内野安打 金本監督「彼らしい」8回、安打を放つ阪神・西岡=東京ドーム(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、巨人2-8阪神、1回戦、阪神1勝、5日、東京D)西岡が執念の打撃で大きな追加点を奪った。4-1の六回、ゴメスの二盗などで作った一死一、三塁で打席へ。 「セカンド、ショートがゲッツー態勢だったので、追い込まれるまで思い切り行こうと思った。追い込まれて、とにかく転がそうと」 カウント2-2からポレダの外角147キロをたたきつけた。三塁走者を生還させるには十分な当たり。しかも必死に走って、一塁もセーフだ。 「(内野安打は)狙ってやってはいないけど。監督には『セーフティースクイズのサインなんか出してないぞ』と言われました。ヒットはヒットなんで」 一死で走者が三塁にいる場面。快音を残しても得点を奪えなければ意味はない。金本監督が「彼らしいといえば、彼らしい」と目を細めるしぶとい一打が、ポレダを落胆させ、ボークや藤浪への四球、高山の2点打を誘発した。まさに恐怖の7番打者だった。阪神打線、苦手ポレダを攻略…昨季5勝献上の相手をKO3回、適時打を放つ阪神・横田=東京ドーム(撮影・吉澤良太) (セ・リーグ、巨人2-8阪神、1回、5日、東京D)阪神が昨季8試合の対戦で5勝を献上したポレダを攻略した。重盗を決めるなど、新体制で意識改革に掲げた走塁を絡めて8得点で圧倒し、金本監督は「隙が多かったので狙って行った。選手のプレーする意識が変わって来ている」と大きくうなずいた。 その中心にあったのは新人の高山だ。一回は左前打で突破口を開き、三回も藤浪との連打で好機を演出。六回にも貴重な2点適時打を放つなど4安打をマークしたリードオフマンは「(初の巨人戦に)のまれることなく自分のプレーができて良かった。本当にうれしい」と相好を崩した。
Apr 5, 2016
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虎・藤浪、敵地・東京Dで3年ぶり勝利!金本監督も激走絶賛「素晴らしかった」試合後、笑顔を見せる阪神先発の藤浪(右)と金本監督=東京ドーム(撮影・福島範和) (セ・リーグ、巨人2-8阪神、1回戦、阪神1勝、5日、東京D)阪神先発の藤浪晋太郎投手(21)が、自身3年ぶりとなる東京ドームでの白星を飾った。三回には激走で好機を演出し、勝ち越しとなるホームを踏むと、そこから10奪三振と投打の活躍。8回6安打12奪三振、2失点(自責2)で今季2勝目を手にした。開幕戦であと一死というところで完投勝利を逃した若きエースは、この日も完投こそならなかったが、試合後のベンチ前で笑顔を見せた。 一回に1点をもらった藤浪はその裏、先頭の長野に左前打で出塁を許すと、犠打で二死二塁からギャレットに投じた154キロ直球を叩き返され、すぐさま振り出しに。 三回、自ら先頭打者として打席に立った藤浪は右前打で出塁。高山の右前打で一塁から三塁への激走をみせ、続く横田の内野安打で勝ち越しのホームを踏んだ。 自ら足で好機を演出した若きエースは、その裏、ポレダを見逃し三振、立岡を空振り三振とすると、四回には3者三振。その後も三振ショーで力投した。七回、堂上に右翼へ2号本塁打を浴びながらも、続く村田は空振り三振に斬った。 八回、安打とこの日はじめての四球などで二死一、二塁。坂本は一塁へのゴロも激走で内野安打とされ、満塁。しかし、先制打を献上したギャレットはカットボールで空振り三振にし、無失点で切り抜けた。九回は藤浪に代わって榎田がマウンドへ。きっちりと3人をゴロで打ち取って、藤浪は自身3年ぶりとなる敵地・東京ドームでの白星を手にした。 金本監督は8回2失点のエースについて「試合の流れで言ったら、危なげなかった」と、まずまずの評価をしつつ、三回に見せた走塁には「素晴らしかった。本当にあれは大きかった」と絶賛した。ゴメス(六回に今季初盗塁)「サインが出たので、走塁がうまいわけじゃないけど行った」阪神・高代ヘッドコーチ(走塁を絡めた攻撃が実り)「無理やりこじ開けられるというか、隙間があれば入っていけるのが走塁だから」阪神・香田投手コーチ(藤浪に)「(6連戦の頭に)先発の役目を果たしてくれるのは非常にありがたい」虎・藤浪、“超変革”の激走で好機演出!横田が勝ち越し打「結果はなんでもいい」3回、高山の安打で三塁に進む阪神・藤浪=東京ドーム(撮影・森田達也) (セ・リーグ、巨人-阪神、1回戦、5日、東京D)昨季5敗している左腕攻略だ。阪神は一回に福留孝介外野手(38)の適時打で先制すると、同点で迎えた三回にドラフト1位の高山俊外野手(22)=明大=の右前打で、先発の藤浪晋太郎投手(21)が一塁から三塁へ激走。“超変革”で好機を演出した阪神がこの回、3点を追加し、4-1と勝ち越しに成功した。 一回、先頭の高山が左前打で出塁すると、二死二塁から4番・福留が中前へ適時打を放ち、昨季、5敗(2勝)と苦手としている巨人先発・ポレダから先制点を奪った。しかしその裏、先発した藤浪はギャレットに同点打を浴びた。 三回、先頭で打席に立った藤浪が、右前打で出塁すると、高山も右前打。ここで一走・藤浪が三塁へ激走をみせた。無死一、三塁とチャンスを拡大すると、横田が内野安打で勝ち越しに成功した。ヘイグが四球を選び、無死満塁で先制打を叩きだした福留が右犠飛でさらに追加点。3-1と2点をリードし一、三塁で、続くゴメスが空振り三振の間に一走・ヘイグが二盗成功。巨人・小林が二塁送球する間に、三走・横田が生還。鮮やかな重盗という“超変革”で、この回、3点を奪い4-1とした。 勝ち越しとなる内野安打を放った横田は「きれいなヒットではなかったですけれども、ランナーをかえせたら結果はなんでもいいと思っていたので、点が入ってよかった」と喜ぶと、福留は「最低限の仕事はできた」と短く話した。激投・激走・激打!虎・藤浪、痛快G斬り“激”場で開幕2連勝 (セ・リーグ、巨人2-8阪神、1回戦、阪神1勝、5日、東京D)走攻守すべてで輝いた。阪神・藤浪晋太郎投手(21)は先発8回2失点12奪三振の好投で開幕2連勝。東京ドームで3シーズンぶりの勝利を挙げた。三回には自ら右前打を放ち、後続の連打に激走。六回にも四球から生還し、計2得点をマークした。伝統の一戦勝利のヒーロー。頼もしさは増すばかりだ。歯を食いしばって滑り込む。土ぼこりが舞い、塁審の両手が広がると、藤浪はニヤッと笑みを浮かべた。右腕でねじ伏せるだけじゃない。長い脚で、一塁から三塁へ飛ばした。ルーキーイヤー以来3年ぶりとなる東京ドームでの白星を、自らの走攻守でつかみ取った。 「点の取り方も走塁を絡めてすごくよかったですし、『強いチームの野球だな』とベンチで見ながら感じていました。ゴメスの盗塁も、去年まではなかったですし、いろいろ変わっていると思います」 『超変革』の実感が口をつく。最初に体現したのは、藤浪自身だった。1-1の三回先頭で右前打。バッターとして今季初安打を放つと、次はランナーとして魅せた。続く高山の右前打で一気に三塁へ激走だ。 「正直(三塁ベースコーチに)回されると思っていなくて、ベースの踏み方がおかしかったんですけど。投手の走塁も大事だと意識しているし、投手が走ることで流れも変わってくるので」 キャンプ中の50メートル走の計測では5秒79をマークした韋駄天だ。猛烈なスライディングで間一髪セーフとした。金本監督も「素晴らしかった。本当にあれは大きかった」と振り返る好走。続く横田の投手内野安打ではためらいなく本塁へ突っ込み、勝ち越し点を自らもぎとった。あとは右腕を振るうだけだ。一回にギャレットに同点打を浴びたが、「真っすぐ一本では厳しいかなと。梅野さんもそう思ったと思う。いろんな球種をうまく使えた」と変身。カーブも交え、フォークもカットボールも低めに集めて、2度の3者連続を含む12三振を奪った。114球で8回6安打2失点。2連勝で今季2勝目だ。 「ジャイアンツ戦が見たい」と両親におねだりし、小学6年生のお盆に上京し、東京ドームの一塁側で観戦したこともあった。あこがれの地はいつしか“鬼門”となり、2013年8月4日の初登板で勝った後は6連敗。「巨人は東京ドームでは打ち方もコンパクトにしてくる気がするんです」と、勝利への執念を何度も見せつけられてきた。3年ぶりの白星は、巨人のお株を奪い、藤浪の激走を号砲にナインでがむしゃらにつかんだ会心の白星だ。 「(投球の)内容も悪くなかったですけど、満足することなく次の試合につなげたいです」 手応えのある1勝に、グッと力を込めた。開幕2連勝。歓喜の秋まで虎を引っ張る。 (長友孝輔)藤浪について阪神・梅野「相手は真っすぐ狙いで一回は(直球を)カンカン打たれたので、(二回以降は)緩急をつけていかないと、と思って(リードした)。藤浪は粘っていい投球をしてくれた」データBOX ◎…藤浪が今季最多の12奪三振(3月29日のヤクルト戦は4奪三振)。藤浪の1試合最多は13奪三振で、2014年に2度、15年に1度記録している ◎…藤浪は巨人戦通算14戦4勝7敗、防御率2・71。セ・リーグ相手で唯一負け越している。東京ドーム通算成績では8戦2勝6敗、防御率3・40。クライマックスシリーズ(CS)での巨人戦では2戦1勝0敗、防御率1・38。CSも含めた巨人戦通算成績は16戦5勝7敗、防御率2・56。
Apr 5, 2016
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花見から帰って来て見てました!ものすごくおもしろい試合でしたね!!横浜とのホームラン連発もいいですが、走ってひっかきまわしまわっての勝利!!昨年やられまくったポレダをおちょくって、ボロボロにしての8点!藤浪のヒットからの高山ライト前で三塁に!!横田のピッチャーゴロでホームに!!横田は、一塁セーフ!!その後、ヘイグが二盗する間に横田がホームイン!6回にはゴメスが盗塁!!さらに、西岡が内野安打!!もう、みんなが走って、ひっかきまわりました!!!藤浪も12三振で2勝目!!この調子で、岩田の時もうちまくってやれ!!!1回表 【高山】 レフトヒット 【横田】 ショートゴロ 【ヘイグ】 セカンドゴロ 【福留】 センタータイムリーヒット G0-1T 【ゴメス】 サードゴロ1回裏 【長野】 レフトヒット 【立岡】 サード犠打 【坂本】 ライトフライ 【ギャレット】 センタータイムリーヒット G1-1T 【クルーズ】 ショートゴロ2回表 【鳥谷】 見逃し三振 【西岡】 ショートゴロ 【梅野】 セカンドフライ2回裏 【堂上】 ファーストゴロ 【村田】 空振り三振 【小林誠】 空振り三振3回表 【藤浪】 ライトヒット 【高山】 ライトヒット 【横田】 ピッチャータイムリーヒット G1-2T横田選手 3回表 ピッチャー勝ち越しタイムリー内野安打打ったのはストレート。きれいなヒットではなかったですけれども、ランナーをかえせたら結果はなんでもいいと思っていたので、点が入ってよかったです。 【ヘイグ】 フォアボール 【福留】 ライト犠牲フライ G1-3T福留選手 3回表 ライト犠牲フライ打ったのはスライダー。最低限の仕事はできたと思います。 【ゴメス】 空振り三振 ランナー横田が本盗(ダブルスチール) ランナーヘイグが二盗(ダブルスチール) G1-4T 【鳥谷】 レフトフライ3回裏 【ポレダ】 見逃し三振 【長野】 セカンドヒット 【立岡】 空振り三振 【坂本】 センターフライ4回表 【西岡】 見逃し三振 【梅野】 ライトフライ 【藤浪】 空振り三振4回裏 【ギャレット】 空振り三振 【クルーズ】 空振り三振 【堂上】 空振り三振5回表 【高山】 空振り三振 【横田】 サードゴロ 【ヘイグ】 サードゴロ5回裏 【村田】 ショートゴロ 【小林誠】 見逃し三振 【ポレダ】 空振り三振6回表 【福留】 ファーストゴロ 【ゴメス】 フォアボール ランナーゴメスが二盗 【鳥谷】 レフトヒット 【西岡】 ファーストタイムリーヒット G1-5T 【梅野】 ファーストゴロ 【藤浪】 フォアボール ボーク 【高山】 ライト2点タイムリーヒット G1-8T 【横田】 ショートゴロ6回裏 【長野】 ショートゴロ 【立岡】 センターフライ 【坂本】 セカンドゴロ7回表 (投手交代)ポレダ → 土田 【ヘイグ】 ファーストファウルフライ 【福留】 センターフライ 【ゴメス】 センターフライ7回裏 (守備交代)今成 サード 【ギャレット】 ライトフライ 【クルーズ】 見逃し三振 【堂上】 ライトソロホームラン G2-8T 【村田】 空振り三振8回表 (守備交代)片岡 セカンド 【鳥谷】 セカンドゴロ 【西岡】 センターヒット (代走)大和 【梅野】 セカンド併殺打8回裏 【代打・吉川】 センターフライ 【代打・中井】 レフトヒット 【長野】 ライトフライ 【立岡】 フォアボール 【坂本】 ファーストヒット 【ギャレット】 空振り三振9回表 (投手交代)土田 → 小山 (守備交代)加藤 キャッチャー 【代打・北條】 空振り三振 【高山】 ショートヒット 【横田】 レフトファウルフライ 【今成】 サードゴロ9回裏 (投手交代)藤浪 → 榎田 【片岡】 セカンドゴロ 【堂上】 セカンドゴロ 【村田】 セカンドゴロ【試合終了】 ◇開始18時00分◇東京ドーム◇観衆44532人阪 神 1 0 3 0 0 4 0 0 0 8巨 人 1 0 0 0 0 0 1 0 0 2【阪神】 ○藤浪(2勝0敗) 榎田【巨人】 ●ポレダ(1勝1敗) 土田 小山[本塁打] 堂上1号(巨)阪神 藤浪-榎田巨人 ポレダ-土田-小山『足攻』鮮やか!巨人に快勝『超変革』を絵に描いたようなイケイケの機動力野球を展開して、金本阪神が敵地 東京ドームでの今季初戦を鮮やかな勝利で飾った。開幕ダッシュに成功した高橋由伸監督率いる巨人との今季初対決。開始から両雄がパンチを繰り出し合う。昨季巨人先発・ポレダに5敗を喫している阪神は初回 高山のヒットを足掛かりにニ死2塁として、4番 福留の中前適時安打で先制した。その裏 阪神先発・藤浪は、二死3塁から巨人4番ギャレットに内角直球を返され中前適時安打。あっさり同点とされる。3回表 阪神が鮮やかな攻撃を見せる。無死1塁から高山の右前安打で走者・藤浪が一気に3塁を奪うと2番 横田が打った高いバウンドの投ゴロ(記録は適時内野安打)に迷うことなく本塁を陥れる。「きれいなヒットではなかったけど走者を返せたら結果は何でもイイと思っていた」横田慎太郎外野手の気持ちが貴重な勝ち越し点を呼んだ。更に無死満塁となって4番 福留はスライダーを運ぶ「最低限の仕事」と言う右犠飛。ゴメスは三振に倒れるが、その際ダブルスチールの仕掛けが決まって この回阪神は一気に3点を勝ち越した。追加点が欲しい阪神は6回表 一死から出塁したゴメスが、無警戒の隙を突く盗塁に成功。鳥谷・ヒットで1・3塁となり、西岡は叩きつけたファーストゴロを全力疾走で適時内野安打とする。すっかりリズムを崩したポレダはこの後 藤浪に四球を与えた二死満塁からボークと高山の右前2点適時安打で大量失点を許し、天を仰いだ。自らの積極的な走塁(2得点)も含め大量援護をもらった藤浪は 7回裏 堂上に変化球をライトへ運ばれソロ本塁打を浴びるが、全体的には危なげない内容だった。全力疾走の疲れも出たのか? 8回には球威も落ちて二死満塁のピンチを招くが、ギャレットを変化球で三振に仕留めて事なきを得ている。最後は榎田が締めて8対2と阪神が、今季初・伝統の一戦に快勝を飾る。最速154km/hで8回(114球)を6安打12三振1四球 2失点。堂々の内容で2勝目をゲットした藤浪晋太郎投手は、「(カットボールやフォークも多かったが)真っ直ぐ一本では厳しいと思った。配球にしっかりついていけた。大量得点してもらっていたけど、長いイニングを投げる事が出来て良かった。(好走塁も生きたが)走塁は大事だし、意識してやって行く」と話した。開幕10試合目で早くも2度目の4安打を記録したスーパールーキー高山 俊外野手が振り返る。「思い切って振って行こうと思った結果がイイところに転がったり落ちたりして、結果的に4安打で良かった。(2度目の4安打は)嬉しい事だが、こういう日もあれば、打てない日もあると思うので、こういう日の次の日・明日を大事にやりたいな!と思う」と、ヒーローインタビューでも終始冷静な受け答えだった。「最後まで気を抜けなかったけど、カードの初戦と言う事もあったし、去年5敗してるポレダ。その投手に勝った事が一番大きい」。金本知憲監督が笑顔を見せる。「藤浪なりにいろいろ工夫しながら、考えながらの中で8回2失点。試合の流れで行けば、一応危なげはなかったな!と・・・。それより走塁が素晴らしかった。アレが一番大きかった。(チーム変革へ)まず、そこから入ったと言っても過言ではない程の走塁に対する意識だったけど、ゴメスも行ける!と思ったんでしょうね。(6回の盗塁も)勝手に行ってくれた」。「今日の選手の動き。いろんな判断を観てると、野球に対する意識が変わって来てるかな?と思う。明日も全力で目の前にあるプレーと言うか、全集中力を出して勝ちに行く!それだけです」。指揮官の胸に大きな手応えが残る大きな1勝となった。
Apr 5, 2016
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雨もやんだので、スポーツ新聞を!アニキの誕生日のお祭り大勝利!こいつも、まだ買ってなかったので。。。超変革!
Apr 4, 2016
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球児のために!! 虎の4番・福留が3打点『まずは球児に1点を』8回、適時打を放つ阪神・福留=横浜スタジアム(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)球児が投げれば4番は必ず打つ。新たな虎の伝説が誕生だ。福留が先制犠飛を含む3打点の大暴れ。藤川の虎復帰初勝利を援護した。 「どんな形でもいいので『まずは球児に1点を』という気持ちでした。(一回は)最低限だったけど、ランナーをかえせてよかったです」 一回一死一、三塁。石田の直球を中堅へ高々と打ち上げ、高山を先制のホームへと迎え入れた。直後にゴメスの2ランで主導権を握ると、六回一死二塁では、中押しの適時二塁打を左翼線へ。さらに八回一死二塁でダメ押しの右前適時打だ。6回、適時2塁打を放つ阪神・福留=横浜スタジアム(撮影・松永渉平) この日、48回目の誕生日だった金本監督はゴメスの一発とともに「孝介(福留)の(六回の)左翼へのタイムリーね。あれはゴメスの次に、も~のすごい頼りがいのあるヒット」と絶賛。だが、誰よりも感謝したのは、藤川だったに違いない。 というのも、藤川の初先発だった3月27日の中日戦(京セラD)でも、福留は先制打に今季1号を放っている。この時は藤川に勝ち星をつけられなかったが、自分と同じようにメジャーを経験して日本球界に復帰した男をサポートしていた。 この日は、その試合以来6試合ぶりの打点。今季5打点は、いずれも藤川が先発したときだ。 「1つの勝ちがつくということは、球児にとっても、チームにとっても大きい。また(これで弾みをつけて)大きく勝っていくだろうからね」 福留が手助けしたのはもちろん藤川だけではないが、この1勝がただの1勝ではないこともまた事実。頼れる主砲が、大きな白星を演出した。 (三木建次)データBOX福留の3打点は昨年8月16日のヤクルト戦(神宮、○6-1)の4打点以来。ちなみに自身の1試合最多打点は6で2013年4月19日のヤクルト戦(甲子園、○7x-3)などで記録阪神・ゴメス、金本監督に感謝カ~ン激4号「監督にいいプレゼント」1回、本塁打を放つ阪神・ゴメス=横浜スタジアム(撮影・森田達也) (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)雨上がりの港町に、乾いた打球音が響いた。まさに会心の一撃。白球が左翼席へ消えるのを確認すると、ゴメスは悠々とダイヤモンドを回った。 「早いイニングで点がとれて、よかった。どんな展開であろうと、チームにとって大きな勝利になったと思うよ」 一回、福留の犠飛で先制し、なお二死一塁。フルカウントから左腕・石田のチェンジアップをとらえた。4試合ぶり、リーグトップタイの4号2ラン。打点をリーグ独走の14に伸ばした一発を、金本監督も「きょうはゴメスの2ラン。流れを作ったのは。こっちにグッと流れを引き寄せたのはね」と大絶賛だ。尊敬する指揮官への祝砲にもなった。試合中の広報コメントも「きょうはカネモトサンのバースデーだから、勝利というプレゼントにつながればいいね」-。 連日の直接指導に、バットで応えた。キャンプから常に言われているのが『軸回転』だ。打ち気にはやり、頭が前に流れて肩の開きが早くなるのが悪癖。これを意識すべく、ことあるごとにチェックを受けてきた。さらに前日には「スイングの時に左足を大きく上げすぎている。もう少し低くしたらどうか」とアドバイスを受けた。 この日の一撃は、追い込まれてから抜いた球に泳がされそうになりながら、しっかり我慢して軸で回った。まさに“金本打法”を体現するようなスイングだった。 打率こそ・212も、今季7安打のうち、4本が本塁打という大砲っぷり。まだ9試合だが、シーズン143試合に換算すれば63・5本のペースだ。指揮官の自己最多40発超えの41本塁打という“ノルマ”どころか、日本記録(ヤクルト・バレンティンの60)級のハイペースで快音を続けることになる。 頼れる助っ人は「監督にいいプレゼントができたね」という問いかけに右手の親指を立てて、こう力強く言い放った。 「グッド!」 17本塁打、72打点と、1年目を大きく下回った昨季からの進化。アニキの指導のもと、充実の3年目を爆走中だ。(堀啓介)データBOXゴメスが一回に2ランを放ち、今季14打点目。ギャレット(巨人)の9を引き離して首位に立っている。109打点でタイトルを獲得した2014年は開幕3カード終了時点で11打点。今季はこのペースでいけば143試合で222打点。シーズン最多は小鶴誠(松竹など)の161打点(130試合)虎のドラ1高山、2試合連続安打! 先制点を演出1回 阪神・高山が安打で出塁=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)D1位・高山俊外野手(明大)は一回先頭で左腕・石田から三遊間を破り、2試合連続安打。チャンスメークに成功し、福留の犠飛で先制のホームを踏んだ。 「大振りすることなく、(バットの)芯に当てることができていると思います」。開幕から1番を務めることについては「それはあまり考えていないです」とした。5日からは自身初の伝統の一戦だ。阪神・横田、プロ初長打となる二塁打「しっかりと振ることだけ」6回、二塁打を放つ阪神・横田=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)ようやく本来の持ち味を発揮した。阪神・横田の10本目のヒットは、プロ初長打となる二塁打だった。 「1、2打席目で凡退していたので、しっかりと振ることだけを考えていました」 一、三回と三振で迎えた六回先頭。石田の甘い直球をフルスイングでとらえた。打球はライナーで右中間を真っ二つ。未来の大砲候補として期待されていたが、前日2日までの9安打はすべて単打。うち3本は俊足を生かした内野安打だった。この強烈な当たりこそ、横田の真の姿だ。 八回先頭では中前打。すかさず二盗も決めた。「2番・中堅」に起用してくれた金本監督に、高山とともに“孝行息子”として結果でプレゼントした。 「とにかく結果だけを考えていきたい」と力を込める。次は豪快な一発。指揮官への恩返しはまだまだこれからだ。阪神・北條、初ヒットが初ホームラン…母の言葉に「当たって砕けろ」7回、プロ初本塁打を放つ阪神・北條=横浜スタジアム(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)阪神・北條史也内野手(21)が3日、DeNA戦(横浜)で七回に代打で出場し、4年目でのプロ初安打を本塁打で飾った。阪神で初安打が初アーチだった例は、2011年7月26日の中日戦(甲子園)での森田一成以来5年ぶり。ポスト鳥谷敬内野手(34)として期待される若虎が、1軍生き残りへ必死の一発を放った。 スタンドから大歓声が降り注いでも、北條は無我夢中でダイヤモンドを駆け抜けた。高卒4年目で藤浪と同期入団(D2位)。プロ通算5打席目での初安打は、なんと本塁打となった。 「入るとは思わなかったので、一生懸命走りました。ホームランはたまたまです。早くヒットを打ちたいと思っていたので、打ててよかった」 4-0の七回。二死走者なしで先発・藤川の代打で打席に立った。カウント2-1からの4球目。DeNA・石田の甘く入ったスライダーを振り抜くと、打球は左翼席へ一直線。阪神では2011年7月26日の中日戦(甲子園)で森田一成が記録して以来の、初安打が初本塁打となった。 ポスト鳥谷として、春季キャンプから1軍に参加。頭の中には常に2軍落ちの危機感があった。自身初の開幕ベンチ入りも、ここまで2試合で3打数無安打。「打たんと(1軍帯同が)終わるのかな」と毎日、おびえるように過ごしてきた。 前日2日。先発の岩貞を登録するため、誰かが降格になる日だった。自身はもちろん、家族も覚悟していたが、上本が2軍降格となった。驚いた母・ゆかりさん(50)から、電話がかかってきた。 「何か監督が思ってくれているところがあるんやから、あした(3日)くらい試されるんじゃない?」。前向きにさせてくれた母の言葉に「当たって砕けろでいいかな」と、心が軽くなった。 一夜明け、母の予言通りにチャンスは訪れた。そして、見事にモノにした。連日のように紙面を飾り、家族が喜んで新聞を手にした入団から4年目。初アーチの報告は、何よりの親孝行だった。 「これからもっと打っていきたい。打たないと(1軍に)残れないので。まだまだこれからです」 両手に残る感触に浸っている時間はない。一歩目を踏み出したばかり。初アーチを自信にして、北條は必死で次へと歩み出す。 (高瀬悟嗣)データBOX阪神のプロ初安打初本塁打は2011年7月26日の中日戦(甲子園)で初打席初本塁打を記録した森田一成以来5年ぶり。他球団では昨年、フェルナンド、伊東亮大(ともに楽天)、岡本和真(巨人)が記録した例がある北條 史也(ほうじょう・ふみや)内野手。1994(平成6)年7月29日生まれ、21歳。大阪・堺市出身。光星学院高(現八戸学院光星)時は3年夏の甲子園で4本塁打を放つなど3季連続の準優勝に貢献。2013年D2位で阪神入団。昨年5月28日の楽天戦(甲子園)でプロ初出場。今季3試合で打率・250、1本塁打、1打点。プロ通算4試合で打率・200、1本塁打、1打点。1メートル77、76キロ。右投げ右打ち。年俸730万円。背番号「2」阪神・江越、1軍生き残りへダメ押し2ラン「横田に負けないように」9回、本塁打を放つ阪神・江越=横浜スタジアム(撮影・森田達也) (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)江越がダメ押しの2点本塁打を放った。八回の守備から出場。九回一死二塁で左翼席へライナーで突きさした。今季1号に「変化球への対応をずっと課題にしていたので、抜けた変化球(チェンジアップ)を打てたことはよかった」。北條と同じく1軍生き残りをかける2年目。「しっかりアピールして、横田に負けないように頑張りたい」と意気込んだ。
Apr 3, 2016
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虎・球児、4580日ぶり先発星!金本監督誕生日に最高プレゼン投勝利が決まり、藤川(右)は金本監督(左)と握手する(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)阪神・藤川球児投手(35)が3日、DeNA戦(横浜)に先発し、今季2戦目で復帰初勝利をあげた。立ち上がりは制球に苦しんだが、ベテランらしく修正。虎での先発白星は2003年9月19日の巨人戦(東京D)以来、実に4580日ぶり。金本知憲監督(48)の誕生日にお祝いの粘投をプレゼントして「ホッとしています」と、胸をなでおろした。藤川はウイニングボールを手に、左翼席の阪神ファンに向かって手を振る 黄色に染まった左翼席に向かって、藤川はウイニングボールを掲げてほほえんだ。13年ぶりの先発勝利に、横浜に球児コールが鳴り響く。ファンに喜んでもらったことが何よりうれしかった。 「これだけの歓声と、これだけのお客さんが入るということを忘れていました。思い出させてもらって、本当に心強く思っています。監督も誕生日なので、ファンの皆さんと一緒に監督に勝利をプレゼントできたので、ホッとしています」 四苦八苦の立ち上がりだった。3点の援護をもらったが、制球に苦しみ一回は2四死球。二回も先頭から2四球で、早くもベンチから香田投手コーチが飛び出し、西岡らに声をかけられた。 「上体で投げていた。下(半身)に力が入らないというのはあった」 だが、ここからがメジャーも経験した35歳の真骨頂。修正して直球を低めに集めると、フォークを効果的に織り交ぜて、終わってみれば6回を2安打で91球無失点。試合後、金本監督に「四球が多くてスミマセン」と頭を下げると「ヒヤヒヤさせるな」と笑われた。 「結果がすべてなので。20歳そこそこの選手じゃないから」 昨秋、指揮官に口説かれて、4年ぶりに古巣に復帰した。家族は米国に残してきた。中学生になる長女は、英語がかなり話せるようになった。中国語も友達から教わっている。2020年東京五輪に向けて「ボランティアで通訳みたいな仕事をやりたい」と夢を伝えてきた。まな娘の言葉に「オリンピックのころまで(現役で)頑張ろうかな」と奮起した。阪神先発・藤川球児=横浜スタジアム(撮影・松永渉平) 150キロ台の剛速球で圧倒した守護神時代の姿はない。この日は最速144キロ。新たな変化球を習得し、先発のスタイルを確立しつつある。本来左打ちにもかかわらず、右打席に立った。「球が速いから危ないでしょ。(相手先発は左腕で)左対左は(右腕に当たるから)」と笑ったが、楽しんで変化に挑む力は、家族からもらっている。 「子供が一瞬、(日本に)帰ってくるんです。春休みで、4日間だけ。会えるかどうか、ギリギリになると思いますが」 ウイニングボールはパパの横浜土産。「(米国に戻る)荷物になるからいらないと思うけど…。嫁さんに見せられたら」。2003年9月19日の巨人戦(東京D)以来4580日ぶりとなる先発星。喜びを家族と分かち合う日を思い描いた。 「いつも、人生はこれから先が大事というふうに考えている。早く本拠地に帰りたい」 次回登板予定は10日の広島戦(甲子園)。公式戦では12年9月13日(ヤクルト戦)以来1298日ぶりの本拠地登板だ。ファンと家族への思いを胸に、聖地のマウンドに立つ。 (阿部祐亮)先発の阪神・藤川=横浜スタジアム(撮影・松永渉平)阪神・藤川についてDeNA・ラミレス監督「ベストの投球ではなかったと思うが、試合を作られた。先制点を取られて乗せてしまった」藤川について阪神・香田投手コーチ「ブルペンの土とマウンドが少し違って、最初はタイミングが合っていなかった。それでも途中から合いだしたし、緩急も使って、さすがだね」データBOX ◎…藤川が3日のDeNA戦(横浜)で、日本のプロ野球に復帰後初勝利。国内プロ野球で白星が付くのは2012年7月14日のヤクルト戦(甲子園)以来1359日ぶり。先発白星は03年9月19日の巨人戦(東京D)以来4580日ぶり ◎…藤川が横浜(DeNA戦)で登板するのは12年8月29日以来1313日ぶり。この時は1回を1安打無失点でセーブを記録。横浜で白星をあげたのは中継ぎで登板した06年5月7日の横浜戦以来3619日ぶり藤川の前回先発勝利VTR 星野監督のもと、18年ぶりの優勝を決めた2003年9月15日から4日後の19日に、巨人戦(東京D)にシーズン2度目の先発。三回までは無安打とリズムのいい投球で、5回を3安打3奪三振で無失点に抑えた。そのままチームが6-0で勝ち、勝利投手となった。阪神・梅野、球児から称賛「こんなにいいキャッチャーなんだと分かりました」 (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)先発マスクで藤川をリードした阪神・梅野は、苦しんだ序盤を「走者が出てもゴロで打たせる配球は変えませんでした」と振り返った。 その後は「尻上がりによくなってきたので緩急が使えるようになりました」。イニングの合間も積極的にコミュニケーションをとり、藤川にもヒーローインタビューで「こんなにいいキャッチャーなんだと分かりました」とほめられた。阪神・榎田、5試合連続無失点リリーフ「先頭打者を出さなかったのでよかった」7回に登板の阪神・榎田=横浜スタジアム(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)阪神・榎田が5試合連続の無失点リリーフだ。 先発・藤川の後を受け、5点リードの七回に登板。一死から高城に左前打を浴びたが、後続を二ゴロ、遊飛に仕留めた。 打者4人で1回を0封し「先頭打者を出さなかったので、よかった」と笑顔。存在感を示した。阪神・金本監督48歳バースデー星「現役のときより全然うれしいね」1回 福留の中犠飛で生還の高山を迎える阪神・金本監督=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) (セ・リーグ、DeNA3-8阪神、3回戦、阪神2勝1敗、3日、横浜)うれしかった-。金本監督の言葉に、表情に、その思いがあふれ出た。自分の誕生日が…ではない。“孝行息子”“孝行弟”たちの姿が…だ。 「(試合を)やっているときは、いちいち(選手の)頭にないと思うよ。俺も(誕生日を)忘れとったし。まあ、でも現役のときより、うれしいね。満塁ホームランよりも。あと開幕ホームランか。でも、それよりも全然うれしいね」 平田チーフから「ハッピー・バースデー!」と声をかけられて始まった会見で、目を細めた。 4月3日。48歳となった。ケーキの前で笑顔…という歴代監督の“恒例行事”は事前に辞退。球場到着後は報道陣からの祝福に「AKB(48)やな」と照れ笑いした。 「この年になったら、もう何もないよ。(現役時代は)2本くらい打ったかなあ。神宮の満塁と、京セラかな」 選手での「4・3」は42打数9安打(打率・214)、3発、10打点。優勝した2005年は大阪D(現京セラD)で一発、07年の神宮はグランドスラム、09年はヤクルトとの開幕戦(京セラD)でアーチをかけ、3試合すべて勝利した(通算7勝4敗)。自ら放った祝砲より、選手からもらった勝利のプレゼントの味は、格別だった。 「孝行息子というか…まあ高山、横田は息子の年齢だけど、あとはもう弟やからね。孝行弟」 高山、横田は計3得点。北條や江越ら“息子”が一発を放てば、ゴメス、福留に藤川ら“弟”も活躍。文句のつけようのない快勝だった。 「まあでも、誕生日じゃなくてもね。毎日、勝ちたいんだから!」 笑顔で話すと「勝ち越しが目標なのでね。目指すのは当然3つ(3連勝)だけど、結果2勝1敗というのは大きいよ」とうなずいた。6番手の岩貞の起用や、先の神宮で酷使した守護神マテオが使いづらい中で迎えた敵地3連戦で、勝ち越した。最高のバースデーを終え、5日、1・5ゲーム差で巨人との今季初の伝統の一戦へ-。東京ドームへ乗り込む。
Apr 3, 2016
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金本監督の誕生日!いままで、金本選手が大活躍してきた、その日に、かつての戦友球児が国内復帰後初勝利!それも、1,2回の制球難から立ち治っての6回無失点!金本監督の超改革の筆頭高山、横田も得点と大活躍!元ライバルの福留が、大当たり!四番の仕事!3打点!調子が少しおちてたか、オマリーコーチと、金本監督がコーチしてたゴメスもツーラン!そして、金本監督抜擢の代打、北条!江越!二人のバースデー花火の二発!!最高の誕生日プレゼントでなかったでしょうか!!この勢いで行きましょう!!!!!1回表 【高山】 レフトヒット ボーク 【横田】 空振り三振 【ヘイグ】 レフトヒット 【福留】 センター犠牲フライ DB0-1T福留選手 1回表 センター先制犠牲フライ打ったのはストレート。先制のチャンスでしたし、どんなかたちでもいいので『まずは球児に1点を』という気持ちでした。最低限でしたけれども、ランナーをかえすバッティングができてよかったです。 【ゴメス】 レフト2ランホームラン DB0-3Tゴメス選手 1回表 レフト第4号ツーランホームラン打ったのはチェンジアップ。カウント3-2になったから、ストライクゾーンに来たボールだけを叩こうと考えていたんだ。今日はカネモトサンのバースデーだから、勝利というプレゼントにつながればいいね! 【鳥谷】 センターフライ1回裏 【山下幸】 サードファウルフライ 【荒波】 フォアボール 【ロペス】 センターフライ 【筒香】 デッドボール 【松本】 セカンドゴロ2回表 【西岡】 ライトフライ 【梅野】 空振り三振 【藤川】 セカンドゴロ2回裏 【倉本】 フォアボール ランナー倉本が二盗 【柴田】 フォアボール 【高城】 空振り三振 【石田】 空振り三振 【山下幸】 ピッチャーフライ3回表 【高山】 ファーストゴロ 【横田】 見逃し三振 【ヘイグ】 空振り三振3回裏 【荒波】 見逃し三振 【ロペス】 ショートゴロ 【筒香】 ライトヒット 【松本】 セカンドゴロ4回表 【福留】 ライトフライ 【ゴメス】 空振り三振 【鳥谷】 レフトヒット 【西岡】 セカンドゴロ4回裏 【倉本】 レフトヒット 【柴田】 ライトフライ 【高城】 サードゴロ 【石田】 空振り三振5回表 【梅野】 レフトフライ 【藤川】 空振り三振 【高山】 セカンドゴロ5回裏 【山下幸】 セカンドゴロ 【荒波】 ショートライナー 【ロペス】 ライトフライ6回表 【横田】 右中間ツーベース 【ヘイグ】 センターフライ 【福留】 レフトオーバータイムリーツーベース DB0-4T福留選手 6回表 レフトオーバータイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。初回に3点を取って以降、点が取れていない中でしたし、チームとして次の1点が欲しい場面でしたので打ててよかったです。球児が一生懸命抑えてくれていましたし、援護できてよかったです。 【ゴメス】 ライトフライ 【鳥谷】 ショートゴロ6回裏 【筒香】 サードファウルフライ 【松本】 レフトフライ 【倉本】 セカンドゴロ先発藤川投手 6回 無失点野手が初回に3点も取ってくれて、そのあとビシッといかないといけないところで、あのような序盤のピッチングになってしまい、申し訳なかったです。途中からは修正できて、いいかたちで投げることができました。梅野のリードにも助けられました。すべて委ねてますし、任せっきりです。僕の代打北條が初ヒット初ホームランを打ってくれて、僕も嬉しいです。7回表 【西岡】 サードゴロ 【梅野】 センターフライ 【代打・北條】 レフトソロホームラン DB0-5T北條選手 7回表 レフト第1号ソロホームラン打ったのはスライダー。当たりはよかったのですが、ライナーだったのでまさかスタンドに入るとは思いませんでした。(ホームランという結果については)自分でもびっくりです。 【高山】 センターフライ7回裏 (投手交代)藤川 → 榎田 (守備交代)大和 セカンド 【柴田】 空振り三振 【高城】 レフトヒット 【代打・柳田】 セカンドゴロ 【代打・白崎】 ショートフライ8回表 (投手交代)石田 → 長田 【横田】 センターヒット ランナー横田が二盗 【ヘイグ】 見逃し三振 【福留】 ライトタイムリーヒット DB0-6T 【ゴメス】 セカンドゴロ(エラー) 【鳥谷】 セカンド併殺打8回裏 (代走)荒木 (投手交代)榎田 → 高橋 (守備交代)今成 サード (守備交代)江越 ライト 【荒波】 ライトフライ 【ロペス】 空振り三振 【筒香】 センターフライ9回表 (投手交代)長田 → 福地 【大和】 左中間ツーベース 【梅野】 センターフライ 【江越】 レフト2ランホームラン DB0-8T 【高山】 空振り三振 【横田】 フォアボール 【今成】 サードファウルフライ9回裏 【桑原】 レフトオーバーツーベース (投手交代)高橋 → 金田 ワイルドピッチ 【倉本】 ライトタイムリーヒット DB1-8T 【柴田】 フォアボール 【代打・下園】 ライトタイムリーヒット DB2-8T 【代打・宮崎】 セカンドゴロ DB3-8T 【白崎】 キャッチャーファウルフライ 【荒波】 セカンドゴロDeNA 対 阪神【試合終了】 DeNA1勝2敗0分け◇公式戦◇開始13時00分◇横浜◇観衆28412人阪 神 3 0 0 0 0 1 1 1 2 8DeNA 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3阪神 藤川-榎田-高橋-金田DeNA 石田-長田-福地最高のバースデー開始早々に主導権を掴んだ猛虎が、その後も藤川の巧みな投球と効率の良い攻撃(11安打8点)で若き指揮官にバースデー白星をプレゼントした。横浜DeNA先発左腕・石田に阪神が速攻を仕掛ける。高山・ヘイグのヒットにボークが絡んだ一死1・3塁から4番 福留はフルカウントから中犠飛を打ち上げて、阪神が先取点を入れた。更に続くゴメスが、やはりフルカウントからレフトスタンドへ運ぶ4号2点本塁打を放って、初回に3点をリードする。「打ったのはストレート。どんなカタチでもイイので『まずは球児に1点を』という気持ちだった。最低限だったけど、走者を返す打撃が出来て良かった」と福留孝介外野手が振り返れば、追い打ちの一発をかっ飛ばしたマウロ・ゴメス内野手も「打ったのはチェンジアップ。カウント3-2になったからストライクゾーンに来たボールだけを叩こうと考えていたんだ。今日は金本サンのバースデーだから、勝利というプレゼントにつながればいいね!」と声を弾ませる。最初から大きな援護を貰った阪神先発・藤川は、立ち上がりから4番 筒香に死球をぶつけて二死1・2塁のピンチを招くなど毎回のように走者を背負って球数を費やすが、何とか要所を締めて序盤は無失点で切り抜ける。当初は直球のコントロールに苦しんで 決して調子は良くなかったが、5回6回は3人ずつで片付けるなど経験に基づいた修正能力を発揮して徐々にペースを掴んで行った。初回3点の後はしばらく鳴りを潜めていた猛虎打線だが、6回表に追加点が入る。先頭2番 横田が右中間二塁打でチャンスを作り、一死後4番 福留が直球を捉えてレフト筒香の左へ適時二塁打を運んで横田を本塁へ迎え入れた。「初回に3点を取って以降 点が取れていない中、チームとして次の1点が欲しい場面だったから打てて良かった。球児が一生懸命抑えてくれていたし、援護出来て良かった」と福留は話している。7回表には藤川の代打・北條が石田の入ってくる変化球を強振すると、一軍初安打がレフトスタンドへ飛び込む嬉しいプロ初本塁打となった。「打ったのはスライダー。当たりはよかったけど、ライナーだったのでまさかスタンドに入るとは思わなかった。(本塁打という結果は)自分でもビックリです」 。指揮官のバースデーに花を添える記念アーチにプロ4年目の北條史也内野手が目を丸くしている。「一生懸命走った。早くヒットを打ちたかったので・・・打っていかないと一軍に残れない、終わると思っていた」そんな必死な気持ちが実を結んだ瞬間だった。「野手が初回に3点も取ってくれた後、ビシッといかないといけないところで(不甲斐ない内容となり)申し訳なかった。途中からは修正出来て良い形で投げることが出来た。梅野のリードにも助けられた。すべて委ねているし、任せっ切り。ボクの代打・北條が初ヒット・初本塁打を打ってくれて、ボクも嬉しい!」。6回(91球)安打 三振 四死球 無失点で降板した藤川球児投手も比較的ゆったりとした気持ちでその後の経過を見つめる。8回は、DeNA2人目・長田を攻め横田のヒット・盗塁から、またも福留が右前適時安打を放って阪神が大差をつける。9回には左中間二塁打の途中出場・大和を置いて代打・江越がDeNAサウスポー福地の変化球を左翼ポール際へ打ち込む豪快な今季1号2ランで、8対0と一方的なスコアとなった。7回以降 榎田〜高橋と繋いだ阪神だが、最後は今季初登板の金田が投げる余裕のリレー。DeNAは倉本、代打・下園の適時打などで反撃するが、結局8対3で阪神が押し切っている。「(序盤は)ストライクが入らなかったなぁーと言うのが・・・。(それでも、梅野の配球もあって監督の誕生日に)ファンの皆さんと一緒に勝利をプレゼント出来たのでホッとしている」。先発としては2003年9月19日(対巨人・東京ドーム)以来実に13年ぶり、日本球界復帰後 久しぶりの白星となった藤川球児投手はヒーローインタビューで感謝の言葉を連ねた。「久しぶりに戻って来て、これだけの歓声とお客さんが入ってるのを忘れていたが、思い出させてもらって心強く思っている。タイガースの選手は恵まれていると思うので、感謝しながら本当に精一杯頑張っていきたい」。「AKBや!AKB!」。48歳の誕生日に試合前は少し照れ気味だった金本知憲監督も、試合後はナインに贈られた勝利に嬉しそうな表情を見せる。「立ち上がりは四球ばっかりだったけど(結局 藤川は)6回を無失点なので、今日はやっぱり これが一番だな。(初回に)ゴメスの2ランで流れを引き寄せた。その次に(6回表 福留)コウスケのタイムリーは物凄く頼りがいがある。(そして本塁打の)北條と江越。オレと片岡・濱中がキャンプからずっと観てた。裏付けのある打ち方になって来て(指導している)3人が嬉しかった」と目を細めた。「(バースデー白星をくれたナインは)孝行息子と言うか、・・・ 高山・横田は息子やな。あとは『孝行弟』や。誕生日のコトはオレも忘れてた。現役時代の(バースデー)満塁本塁打とか開幕戦の本塁打より(今日の勝利が)嬉しい!」。指揮官として初のバースデーは、心から笑える一日となったようだ。
Apr 3, 2016
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Apr 3, 2016
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虎・鳥谷、自己最長26打席ぶりHがV撃!目の前でゴメス歩かされ燃えたトンネル抜けた!! 六回、先制の2点タイムリーを放った鳥谷(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)意地のひと振りだ。六回二死一、三塁から目の前で5番・ゴメスが3ボールから最後は敬遠の四球。DeNAが選択した満塁策に、クールな男が燃えた。自己ワーストの打撃不振に陥っていた鳥谷が千金の先制2点打を放った。 「チャンスだったんで、そういうこと(25打席連続無安打)は考えず、思い切っていこうと思った」 カウント2-2から5球目。直球143キロをとらえた。低く鋭い打球が二遊間を抜ける。先制の2点打に黄色く染まった左翼席は大歓声。背番号1はりりしい表情のまま久々の感触を味わった。 1球目を投げる前に久保康が2度プレートを外していた。球界一のクイック投法の使い手が独特の間合いで幻惑してきたが「相手のサインのことだと思うし、どうとかはない」と意に介さなかった。勝負に集中し、2点打で自己最長の“トンネル”を抜けた。 Hランプを灯したのは3月26日の中日戦(京セラD)以来6試合26打席ぶり。2012年に記録した24打席連続無安打の自己ワーストを更新した直後に先制打。金本監督は「やっとね。やっと、鳥谷。6番はクリーンアップが作ったチャンスでまわってくるからね。1、2番が作ったチャンスをクリーンアップがという風に。6番というのがすごく重要だと思っている」と胸をなで下ろした。 今年にかける思いを、新年のあいさつに込めていた。チーム関係者への年賀状に添えた直筆のメッセージに「優勝」の2文字を何枚も書き入れた。金本新体制で迎える1年へ気持ちを新たにすれば、開幕も仲間との絆を強めて迎えた。西宮市内の焼き肉店で行われた開幕直前の決起集会。午後5時半頃に始まった宴は約3時間後に中締めとなったが、鳥谷はそのまま残った。十数人で1時間以上残り談笑し、結束を固めた。チームに乗り遅れるわけにはいかない。 「またあした勝てるように頑張りたい」 五回には倉本の三遊間を襲ったライナーを好捕。美技で先発岩貞を盛り立てた。26打席ぶりの快音から巻き返していく。(高瀬悟嗣)鳥谷について阪神・片岡打撃コーチ「もうちょっとのところというか、球が見えていないという状態ではなかった。6番に打順が変わって、ポイントゲッターとして得点を求められるけど、きょうは打線の狙い通りに回ってきて、そこで打ってくれた。チャンスで一本出たことをいいキッカケにして、上がっていってもらいたい」データBOX ◎…阪神がDeNA・久保康に黒星を付けたのは久保がロッテに所属していた2006年の5月11日(甲子園)以来10年ぶり。阪神はこれまで久保に対して12試合で2勝4敗、防御率2・23だった ◎…2014年に阪神からDeNAにFA移籍した久保康に対し、阪神は5試合対戦、打率・259。久保康はこの2年間、阪神戦は1勝0敗、防御率2・19だった高山、九回ダメ押し2点打でマテオ休ませた!虎将「あれで勝利確信」まさに千金のダメ押し2点打を放った高山(右)を出迎える金本監督。48歳の誕生日の前祝い星となった(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)トドメを刺した。D1位・高山俊外野手(明大)が引導を渡すだけでなく、チームの懸案までも吹っ飛ばした。 「きょうの1本はよかったです。初球はボール球を振ってしまいましたが、ストライクゾーンだけを意識しました。(チームとして)連敗しないということが、すごくいいことだと思います」 2-0の九回一死一、二塁。DeNAは2年目の25歳左腕・福地をぶつけてきた。福地は昨季、13試合に登板。キレのある速球が武器である一方で15回2/3で与四球「12」と制球面に課題があった。ボールカウントは3-1。高山は140キロの外角直球を左中間に弾き返し、2人を生還させる二塁打を放った。リードを4点に広げた一打に誰よりも驚いたのが金本監督だった。 「大したものや、高山は。コントロール悪い投手でも打ちにいくんやからね」 思案した。セオリーならばサインは待て。「正直、ちょっと待ってほしかった。でも、あそこで(ベンチから新人に)『待て』はないからね」。打席のルーキーに任せると勝負を決める長打。「あれで勝利を確信した」とうなった。九回、左中間を破る2点二塁打を放った高山。不敗神話も誕生だ とにかく助かった。2点リードのままなら、3月31日のヤクルト戦(神宮)で3回61球を投げさせたマテオを中1日で「いっただろうね」と舞台裏を明かした。本来ならば2日間休養させる予定だったが、リードは2点。守護神はブルペンで投球練習を行っていた。 金本監督は「全然違う。そこが大きいね。めちゃくちゃ大きい。そこが一番大きい。ほんと、そこ」とセーフティーリードに持ち込んだ高山を持ち上げた。高山は1番ながら早くも今季5打点目。打点を挙げた4試合負けなしだ。 不敗神話に高山は「今、初めて知りました。チャンスで打てるようにしたい」と力を込めた。 3日は金本監督の48歳の誕生日。強心臓を生かし、高山はアクセルをドンドン踏む。最高の前祝いとなった。 (阿部祐亮)阪神・横田、しぶく先制口火打!今季4度目マルチ「とにかく転がす」六回に右前打を放った横田。先制の突破口を開いた (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)2番・横田が実にしぶい。20歳、1メートル86の体には似合わず、安打をコツコツと量産させている。 「とにかく、きょうも転がしてヒットで出られればと思っていました」 六回の先制劇の口火を切ったのはこの男だ。一死走者なしで久保康から詰まりながらも右前に落とし、出塁。ヘイグの三ゴロで二塁封殺されたが、打線の流れを作った。さらに七回二死一塁では外角フォークをうまく拾って中前へ。今季4度目となるマルチ安打を記録し「2本打ててよかったです」と素直に喜んだ。 打席では「ただ転がそうと思ってやっている」という。2番打者でありながら、犠打は0。それどころか、四球もない(死球は1)。抜群の身体能力で大砲候補として入団したが、俊足をいかそうと、とにかく必死。相手守備陣に冷や汗をかかせるのが楽しくて仕方がない。常に全力疾走全力プレーの背番号24は目を細めて、帰りのバスへと乗り込んだ。阪神・福留、先制機を拡大「自分の打席でできることをやる」2回、安打を放つ阪神・福留=横浜(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)福留が先制機を拡大した。六回二死一塁で久保康の内角高め直球を右前に運び、一、三塁を演出した。「自分の打席でできることをやる。つないで、つないで。ああやって点が入ることもある。打順が何番とかではないよ」。昨季は首脳陣がコンディションを優先させる形で開幕8戦目が初の休養日となったが、今季は人工芝でも出場が続く。鳥谷の中前打で二塁から激走、生還した。頼もしい38歳は「勝つことがどれだけ大きいか。勝ってよかったんじゃないですか」と話した。
Apr 2, 2016
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虎先発6本柱完成や!岩貞、毎回の12K圧巻7回0封で今季初勝利四回二死満塁で戸柱を3球三振に仕留めた岩貞はマウンド上で思わず絶叫(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)プロ3年目の阪神・岩貞祐太投手(24)が自己最多の12三振を奪う7回4安打無失点の力投で、今季初勝利。チームの連敗を2で止めて、勝ち取った先発6番手の座を守った。金本知憲監督(48)は「期待通り」と納得顔。勝てなかったこの3試合の嫌な流れを断ち切り、貯金を1とした。 「ヨッシャー!!」と雄叫びをあげた。マウンドの上で渾身のガッツポーズ。0-0の四回二死満塁。追い込まれていた岩貞が攻めた。D4位・戸柱恭孝捕手(NTT西日本)に2ストライクから外角へ3球勝負。133キロ直球で空振り三振に斬った。 「絶対に抑えようと思った。腕を振ることを心掛けた」 連打と四球で招いた一死満塁では宮崎に初球から3連続ボール。追い込まれて開き直り、ドラフト同期の梅野のサインに思い切って腕を振った。1ストライク後、二飛。先制点を与えず粘った。スライダーを効果的に使い、プロ初の2桁三振となる毎回の12三振を奪った。昨季のシーズン11奪三振を1試合で超えた。 自己最速にあと1キロに迫る148キロの直球に110キロ台のチェンジアアップが冴えた。7回も108球もプロ3年目でキャリアハイ。プロ初勝利(2014年8月17日)を挙げた思い出の横浜で今季1勝目だ。 キャンプ初のシート打撃で「急浮上したね」と金本監督に期待されたが、終盤左肩を痛めて先発ローテ争いから一時脱落。左肩の筋疲労だった。痛みはないが、30-40球投げると「へばる感じ」。昨年末は台湾ウインターリーグで投手部門のMVPに輝くなど、オフもフル回転。肩周りの強化からやり直した。 「焦りはなかった。万全で勝負したかった」。最後のオープン戦だった3月21日のオリックス戦で5回1失点の好投。6番目の座に滑り込み、結果を出した。 2014年にドラフト1位で入団しながら、2年間で2勝。今年の投げ始めは原点回帰を誓って、母校の横浜商大を選んだ。グラウンドを走った後にはブルペンに立ち寄った。後輩が投げる姿をみて「毎日のように200球ぐらい投げていた」という過去の自分を重ね合わせた。 「昔はずっと練習していました。授業の前とか後に毎日。途中でやめたらダメという気持ちでしたね。僕は野球しかやってこなかったから…」 左肩を痛めた際には横浜商大の佐々木正雄監督から「がんばるんじゃないぞ。踏ん張るんだぞ」と言葉をかけてもらった。打たれれば、2軍降格と背中合わせのマウンドでまさに踏みとどまった。 3月31日のヤクルト戦(神宮)では守護神マテオが3イニングを投げ、ドロー。前夜は終盤の投手起用が暗転して逆転サヨナラ負けした。悪い流れを払拭する第6の男の快投に金本監督は「勢いあって腕も振れていた。ダイナミックにね。彼らしく。期待している通りを出してくれた。次が楽しみだね」と話した。 岩貞は「シーズンの最初に勝ったことはうれしい」と胸を張った。1勝で満足できるはずがない。さらなる高みを目指す。 (柏村翔)岩貞について阪神・香田投手コーチ「立ち上がりに力んだところがあったけど、六、七回は素晴らしかった。いいところで代えたのは、いい感じのまま次回にスッと入れるように」阪神・梅野、同期の岩貞を好リード「最高にうれしい」1回、DeNA・ロマックの打席で二塁に送球する阪神・梅野=横浜(撮影・森田達也) (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)岩貞を好リードしたのはドラフト同期の梅野だ。「最高にうれしいです。右打者のインサイドにも粘って球を入れてくれていたので、後々、チェンジアップとかもいかすことができました。(四回の)満塁のところも踏ん張ってくれて、そこが勝因かなと思います」。バットでも九回無死一塁でキッチリと犠打を決め、ダメ押しに貢献。存在感が光ってきた。燃えた虎・福原、今季初0封リレーつないだ「岩貞が頑張っていたので」八回から登板、打者3人を9球で料理した福原。どんどん投げますよ!!(撮影・松永渉平)】 (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)百戦錬磨の福原が燃えていた。18年目の円熟右腕が燃える理由があった。 「岩貞が頑張っていたのでね」 今季初登板で7回無失点の岩貞に代わって2-0の八回に登板。若手の勝ち投手の権利を消してはいけない、という思いもあった。先頭の代打山下幸をカーブで二ゴロ、続く代打松本もカーブで詰まらせて一ゴロに。最後は、白崎に高めのボール球を振らせて二ゴロに。リズムよくわずか9球で3人を料理したことで、九回の追加点を呼びこんだ。 チームに漂っていたモヤモヤを快投で消し去った。「きのう、ああいう形で負けていたのでね」。前日は悪夢のサヨナラ逆転負け。九回、能見が筒香に被弾して同点に追いつかれ、歳内も踏ん張れなかった。指導者の経験が少ないコーチ陣が、継投の難しさを改めて知る一夜となった。リリーフで2014、15年と2年連続で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した39歳が、先発とリリーフ、野手と首脳陣との絆を再びつなぎあわせた。福原-高宮とつないで今季初の完封リレー完成だ。 金本監督から投手キャプテンに指名された右腕は今季4試合に登板し、3ホールド目。失点はなく、防御率は0・00だ。 福原は「チームに勝ちがついてよかったよ」と胸を張った。いつでも投げる準備と覚悟はできている。マテオにつなぐセットアッパーの地位を、まだまだ若手に譲るつもりはない。 (三木建次)阪神・高宮、ピシャリ3人締め!守護神マテオを温存 (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)高宮が完封リレーを締めた。九回に味方打線が3点を奪い、5点リードとなったことで守護神・マテオを温存。最終回のマウンドを託された左腕は、荒波を二ゴロ、ロペスを三ゴロに仕留めると、4番・筒香は中飛に打ち取り、3人でピシャリ。2度の登板機会でいずれも失点していた左腕にとっても、今後に向けて弾みのつくマウンドとなった。【金本監督アニトーク】マテオ温存「めちゃくちゃ大きい…一番大きい」 (セ・リーグ、DeNA0-5阪神、2回戦、1勝1敗、2日、横浜)--岩貞が好投。四回一死満塁から抑えたのが大きい 金本監督 「一番そこがピンチだったのかな、結局は。大きいといえば大きいよね」 --岩貞は左肩の故障もあった 「期待している通りを出してくれた。次が楽しみだね。同じように思いきって。打たれてもいいからダイナミックにね。直球もチェンジアップも」 --腕の振りが持ち味 「どの投手も共通すると思うんだけど、打者からすれば腕を振られたら嫌だからね。それが一番」 --先制打の鳥谷はそれまで25打席連続無安打。心配していたか 「いやぁ、いずれ打つでしょう。そりゃ何年もレギュラーでやってますからね。それが早いか遅いかというぐらいで。昨日も神宮でもよくなっていたので、そろそろかなと思った」 --アドバイスもしていた 「たいしたアドバイスはしてないよ」 --九回の攻撃について。2点差とそれ以外では 「全然違う。大したものや、高山は。コントロール悪い投手でも打ちにいくんやからね。正直、ちょっと待ってほしかったけどね。でもあそこで待てはないからね(笑)。あれで勝利を確信した」 --マテオを温存できた 「そこが大きいね。めちゃくちゃ大きい。そこが一番大きい。ほんと、そこ」
Apr 2, 2016
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岩貞が12奪三振の力投!!!今期初登板の岩貞が6番目の先発投手確定の好投!6番目と言わず、4番目くらいに使っても大丈夫と、解説陣は、大絶賛でしたね下柳氏は成長点として次のように言ってましたキャンプの時から、一勝しかしていない投手と思えない球を投げていたそれが、ストレートを内、外と投げわれけるようになった。筒香を内角のストレートで、打ってもファールにしかならない球で追い込み外角のストレートで見送り三振に取った場面を挙げていましたそして、鳥谷!下柳氏は、まったく心配が要らない。出塁率は3割近いし、その前の二打席も良い当たりを打っている。ファインプレーに阻まれたものの、前日からヒット制の当たりは出ていたし、守備も、いつもの鳥谷に戻っていました。この日も、抜けそうなライナーをグラブの先っぽで補る大ファインプレー!そして、運が付いていないだけと思われていた鳥谷勝負!ゴメスを歩かせて満塁!やっと出ました!キャプテンの意地!岩貞を助ける2点タイムリー!ショートの横を抜けていきました!!!!そしてルーキー高山のレフトーバー2点タイムリーツーベース!!!最後は、バッテリーエラーで、もう1点いただき、勝負を決めました!!1回表 【高山】 セカンドゴロ 【横田】 キャッチャーファウルフライ 【ヘイグ】 ライトフライ1回裏 【白崎】 センターヒット 【荒波】 空振り三振 【ロペス】 センターフライ 【筒香】 センターヒット ランナー筒香が二盗アウト 【ロマック】 途中終了2回表 【福留】 センターヒット 【ゴメス】 空振り三振 【鳥谷】 ライトフライ 【西岡】 ピッチャーゴロ2回裏 【ロマック】 レフトフライ 【宮崎】 空振り三振 【戸柱】 見逃し三振3回表 【梅野】 見逃し三振 【岩貞】 ショートゴロ 【高山】 ライト線ツーベース 【横田】 セカンドライナー3回裏 【倉本】 セカンドゴロ 【久保康】 空振り三振 【白崎】 セカンドゴロ4回表 【ヘイグ】 ショートゴロ 【福留】 センターフライ 【ゴメス】 フォアボール 【鳥谷】 センターフライ4回裏 【荒波】 見逃し三振 【ロペス】 レフトヒット 【筒香】 左中間ツーベース 【ロマック】 フォアボール 【宮崎】 セカンドフライ 【戸柱】 空振り三振5回表 【西岡】 ショートゴロ 【梅野】 ピッチャーゴロ 【岩貞】 サードゴロ5回裏 【倉本】 ショートライナー 【久保康】 空振り三振 【白崎】 空振り三振6回表 【高山】 ショートゴロ 【横田】 ライトヒット 【ヘイグ】 サードゴロ 【福留】 ライトヒット 【ゴメス】 敬遠 【鳥谷】 センター2点タイムリーヒット DB0-2T鳥谷選手 6回表 センター先制2点タイムリーヒット久々のヒットがいい場面で出てよかったです。 【西岡】 ファーストライナー6回裏 【荒波】 空振り三振 【ロペス】 ファーストファウルフライ 【筒香】 見逃し三振7回表 【梅野】 ショートゴロ 【岩貞】 センターヒット 【高山】 センターフライ 【横田】 センターヒット 【ヘイグ】 ファーストファウルフライ7回裏 【ロマック】 空振り三振 【宮崎】 センターフライ 【戸柱】 空振り三振8回表 【福留】 セカンドゴロ 【ゴメス】 ライトフライ 【鳥谷】 サードゴロ8回裏 (投手交代)岩貞 → 福原 【代打・山下幸】 セカンドゴロ 【代打・松本】 ファーストゴロ 【白崎】 セカンドゴロ9回表 (投手交代)久保康 → 平田 【西岡】 レフトヒット (代走)大和 【梅野】 ピッチャー犠打 【代打・狩野】 デッドボール (投手交代)平田 → 福地 【高山】 レフトオーバー2点タイムリーツーベース DB0-4T 【横田】 ショートゴロ ワイルドピッチ 【ヘイグ】 センターヒット DB0-5T (代走)今成 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 空振り三振9回裏 (投手交代)福原 → 高宮 (守備交代)荒木 ファースト 【代打・桑原】 セカンドゴロ 【ロペス】 サードゴロ 【筒香】 センターフライDeNA1勝1敗0分け◇公式戦◇開始14時00分◇横浜◇観衆28916人阪 神 0 0 0 0 0 2 0 0 3 5DeNA 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0阪神 岩貞-福原-高宮DeNA 久保康-平田-福地◇盗塁死 筒香(1回) ◇暴投 福地(9回)◇試合時間 3時間23分 ◇球審 原 ◇塁審 山本貴 橘高 福家岩貞12奪三振の熱投若きサウスポーが、活きの良い投球でベテラン右腕との守り合いを制した。阪神先発は、開幕ローテーション争い最後の椅子に滑り込んだカタチの3年目左腕・岩貞。緊張の立ち上がりは先頭・白崎と4番 筒香にヒットを許し二死1・3塁と走者を背負うが、1塁走者をスタートさせて重盗での得点を狙った横浜DeNAの作戦が(3塁走者が上手く反応出来ず)不発に終わり初回をゼロで切り抜ける。横浜DeNA先発・久保康は、相変わらず巧みな投球で古巣を翻弄する。開幕2戦目にマルチヒットを記録して以来、不振が続く6番 鳥谷は4回表の捉えた打球がセンター荒波の超美技に阻まれ 25打席連続無安打と自己ワーストを更新するなど阪神打線はなかなか捕まえる事が出来ない。 DeNAはショート倉本らの好守も光った。2回・3回は3人ずつで片づけていた岩貞だが、4回裏 ロペス・筒香の3・4番に長短打を浴びるなど一死満塁の大ピンチを招く。6番 宮崎にカウント3-0となって、開き直ったのか? そこから岩貞は思い切り腕を振って真っ直ぐを続け 宮崎を二飛、戸柱は3球三振に斬って脱出した。この日はストレートが走り、チェンジアップなども効いて堂々2桁奪三振を記録している。阪神は6回表 横田・福留のヒット、ゴメス敬遠で二死満塁の絶好機を作る。ここで打席は鳥谷。カウント2-2から外角球(シュート系)を仕留めて中前へ2点適時安打を放った。実に6試合ぶりのヒットが今季初の貴重な先制タイムリーとなって、阪神が待望のリードを奪う。「久々のヒットがイイ場面で出て良かった」。守備でも岩貞を盛り立てたキャプテンだが、26打席ぶりの一撃に鳥谷 敬内野手は短くクールな一言で喜びを控え目に表現した。岩貞は6・7回も見事な投球で筒香から外角直球で見逃し三振を奪うなど波に乗った。結局 7回(108球)まで投げて4安打12三振1四球 無失点で交代する。8回裏を福原がピシャリ9球で3者凡退に抑えた後、阪神は9回 西岡のヒットをキッカケに一死1・2塁として 平田に代わったDeNA3人目・サウスポー福地から1番 高山がカウント3-1後の真っ直ぐを左中間へ狙い打つ2点適時二塁打を放ち勝負を決めた。福地の暴投で更に1点を加えた阪神が、守護神マテオを温存。最後は高宮が締めて5対0で前夜逆転サヨナラ負けの雪辱を果たしている。「勝てて良かったな!と思う」。今季初登板で7回を毎回の12奪三振無失点と言う見事な内容でプロ通算3勝目をマークした岩貞祐太投手は、ヒーローインタビューではスタンドの歓声にはにかみながら答えていた。「梅野のサインをしっかり理解し納得して、思い切って投げて行けた。自分の投球をやってここまで来れたので、色気づく事なく今まで通り投げようと思っていた。(毎回の12奪三振も)本当に配球のおかげだと思う」。大学時代の地元でプロ初勝利の地でもある横浜スタジアムは、岩貞にとって最高のパワースポットである。「(岩貞は)勢いのあるピッチングだった。腕を振って思い切りダイナミックに投げていた。(次の登板も楽しみだけど)打たれてもイイから腕を振って活きのイイ投球をして欲しい」。金本知憲監督も若武者の姿勢を讃える。神宮の試合で大飛球を見て兆しを感じていたと言う鳥谷については「いずれは打つと思っていた」と心配していなかった様子。何より嬉しそうだったのはマテオを温存出来た事で「これが大きい!(高山の適時打などで追加点が取れた事は)意味がある!」と話し、指揮官はご機嫌な様子でスタジアムをあとにした。
Apr 2, 2016
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帰りに、アンスリーでスポーツ新聞を。。。昨夜は、京橋の街頭テレビで見てました!
Mar 30, 2016
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ミスター3ランや!虎・ゴメス、リーグトップ4打点で難敵館山“KO”またまた出ました。五回、ゴメスが2号3ラン。今季も頼りになります(撮影・森田達也) (セ・リーグ、ヤクルト2-6阪神、1回戦、阪神1勝、29日、神宮)神宮の夜空に白球が舞い上がる。長距離砲らしい力強い放物線がカクテル光線に映えた。1点差に迫られた直後の五回一死一、二塁。ゴメスがひと振りで試合を決めた。 「いい形で前に走者がたまっていたから、甘い球が来たら積極的にいこうと思ったんだ」 館山の初球フォークを振り抜いた。2号3ラン。七回には中犠飛を放ち、計4打点だ。リーグトップに浮上する今季7打点目。「まだ139試合も残っている。全力でプレーするだけだよ」と謙虚に話したが、昨季は7打点までに17試合を要したことを考えれば、4試合目での到達は頼もしい限りだ。 “伏線”はあった。26日の中日戦(京セラD)で1号3ランを放ったが、開幕3試合で計2安打。強引に引っ張る打撃が目立った。そこで、この日のフリー打撃では徹底的に右方向を意識。肩の開きを抑え、コンパクトに逆方向へ。それでも3本ほど右中間席にほうり込んだ。 強引に振らなくても飛ぶ感覚-。「三塁、遊撃へのゴロが多かったからセンター方向へ打つ意識で調整した。見事に結果が出たね」と片岡打撃コーチ。二回無死一塁では外角球を右前に運んで先制のおぜん立て。この一打が4打点につながったといってもいい。 精神面の成長もある。27日の中日戦で、きわどい変化球に2打席連続見逃し三振。一瞬、顔をこわばらせて文句を言いたげだったが…。グッとこらえてベンチへ。球団関係者も「あっと思ったけど。我慢して切り替えていたね」と目を細めた。 一発長打の脅威-。金本監督は、昨季17本塁打に終わったG砲に対し、今季は自身の最多40超えの“41発指令”を出している。「接戦は一発で決まるケースが多い」が持論。「だからホームランを打てる外国人は怖いんよ」。そんな指揮官の思いに応えるような、千金弾だった。 「どんな試合でも一生懸命プレーするだけ。チームの勝利に貢献できるよう心がけているよ」 虎党の大声援に応えながら、頼もしい言葉を続けた。これぞ助っ人。5番・ゴメスのパワーが、打線の強い軸となる。 (堀啓介)データBOX ◎…ゴメスが1試合で4打点を記録。2014年4月20日の同戦(甲子園)で5打点を記録して以来の量産だった ◎…阪神がヤクルト・館山に黒星を付けたのは、2011年10月5日(京セラD)以来。この後、7連敗していた。通算では7勝17敗虎・梅ちゃん、V撃2点タイムリーで藤浪援護「投手のために」梅野は二回に先制の2点タイムリー。藤浪を強力援護した(撮影・大橋純人) (セ・リーグ、ヤクルト2-6阪神、1回戦、阪神1勝、29日、神宮)若きエースを強力アシストしたのは、3つ年上の“女房”だ。梅野が今季初登板の藤浪をバットで勇気づけ、初勝利をプレゼントした。 「ストライクゾーンにきたら思い切って行くつもりでした。(藤浪)晋太郎にとってきょうが開幕戦ですし、なんとか援護したいと思っていた」 二回一死満塁。館山の145キロの直球を右前へはじき返した。詰まってはいたが、執念で運ぶタイムリー。右翼手・雄平の三塁への悪送球もあり、三走・福留に続き、二走・鳥谷も生還した(記録は2点打)。 金本監督も「大きい、大きい」と、チームにとっても開幕戦から4試合連続となる先制点をもたらした打撃をほめたたえたが、梅野は自身の話題よりも藤浪の粘りの投球をねぎらい続けた。 「終盤はうまく緩急を使えていたし、オープン戦での悪いところを修正できていたと思う。直球もよかったと思います」 25日の中日との開幕戦のスタメンマスクは岡崎に譲った。2戦目は出場機会さえもなく金本虎の初勝利をベンチで見届けた。3戦目で初めてスタメンマスクをかぶってチームは勝ったが、先発の藤川(5回4失点)に勝ち星をプレゼントできず、素直に喜べなかった。 「自分は打撃力を生かしていきたい」と言い続けるが、正捕手の座をつかむためにはリード面のレベルアップが不可欠。投手から信頼される捕手にならなければ…という思いだ。岡崎との正捕手争いについても「自分がどうこういうよりも投手のためにがんばっていくだけ」と繰り返す。藤浪を攻守で支えたのは事実。正捕手奪取へ、梅ちゃんの逆襲が始まった。 (三木建次)虎に新たな歴史!高山、思い出の地・神宮で虎新人最長開幕4戦連続H八回、高山は三塁内野安打。全力疾走で4戦連続安打をもぎ取った(撮影・大橋純人) (セ・リーグ、ヤクルト2-6阪神、1回戦、阪神1勝、29日、神宮)スタンドはポカーンとしていたが、電光掲示板には「H」マークが灯っていた。D1位・高山俊外野手(明大)が東京六大学の舞台である神宮に凱旋。最終打席でヒットを放って虎の新たな歴史を作った。 「どうですかね。結果的によかったです」 4打数無安打で迎えた6-1の八回一死で5打席目が回ってきた。ヤクルトの4番手・オンドルセクの変化球を振り抜くと、バウンドした打球は三塁線にコロコロ…。三塁手・川端が捕球をあきらめたが、フェアゾーンに残った。前日28日に金本監督が横田と比べて「プレーはもっと泥んこになってやっていかないと」と話していたが、泥臭い安打で応えた。 これでルーキーによる開幕からの連続試合安打記録を「4」に更新。2001年の沖原佳典を抜き、球団新記録だ。昨秋に東京六大学の最多安打記録(131安打)を塗り替えた場所も神宮。申し子ぶりをみせつけたが、「どこの球場も同じです。自分は一生懸命プレーするだけです」と謙虚に話す。 昨秋のドラフト会議ではヤクルト・真中監督が外れのクジを当たりと勘違いしてガッツポーズ。一度はツバメ伝統の赤のストライプのユニホームを想像した。そんな“因縁”があっての開幕直前のファンミーティング(14日)。同じリーグのライバルである真中監督から「個人的に高山君にはがんばってもらいたい」と異例のエールを受け取っていた。開幕からの活躍に燕の指揮官は逃した獲物の大きさを実感したに違いない。 打率・263とはいえ、毎試合安打が出ていることについては「気分がいいですね。少しでも勝ちに貢献できるようにやっていきたい」とキッパリ。虎のドライチはさらなる高みを目指す。 (柏村翔)データBOX 阪神・高山が4試合連続安打を記録し、阪神のドラフト制度(1966年)以降の新人で開幕スタメン出場した選手の連続試合安打の記録を更新した。従来の記録は2001年に沖原佳典が記録した3試合連続(3月30日から4月1日の巨人戦=東京D)阪神・横田、積極姿勢貫いた 最初の3打席はすべて初球打ち (セ・リーグ、ヤクルト2-6阪神、1回戦、阪神1勝、29日、神宮)売り出し中の2番・横田は5打数無安打。25日の開幕戦以来のノーヒットに終わった。それでもベテランの館山に対し、最初の3打席はすべて初球打ちと、ファーストストライクを逃さない積極的な姿勢は貫いた。「あしたも試合があるので、しっかりやります」。結果が出ても出なくても、とにかく全力プレー。ガムシャラに戦っていく。さすが福留!守&打マルチに虎将絶賛「大きい。あの2つは」福留が美技連発。五回、畠山の大飛球をジャンプして好捕 (セ・リーグ、ヤクルト2-6阪神、1回戦、阪神1勝、29日、神宮)福留が守備で2つ魅せた。まず4点リードの五回二死二塁。畠山の飛球をフェンスに当たりながらキャッチ。5点リードの八回一死一塁からは上田のライナー性の打球を前進してダイビングキャッチし、藤浪を守りでアシストした。 金本監督は「孝介(福留)のプレーは大きいよ。あの2つは。正直、休ませてあげたいけど、外野手で一番うまい選手を引っ込めるわけにはいかないから」と脱帽だ。 この発言を伝え聞いた福留は「冗談でしょう」と照れつつ、「普通のプレーだと思いますよ。晋太郎(藤浪)も頑張っていたし、そこで守ってやるのが自分の仕事」とキッパリ言い切った。 七回一死一塁からは右前打を放ち、続くゴメスの中犠飛を演出した。開幕から4試合連続安打とバットも好調。4月26日で39歳になるベテランは攻守に元気いっぱいだ。
Mar 29, 2016
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金本虎3連勝導いた熱投149球!藤浪、完投あと1人で無念の降板粘投149球。完投したかった。交代を告げられた藤浪は顔をしかめた(撮影・森田達也) (セ・リーグ、ヤクルト2-6阪神、1回戦、阪神1勝、29日、神宮)ちょっと悔しい? いや、よくがんばった。今季初登板の阪神・藤浪晋太郎投手(21)は149球の熱投で昨季覇者ヤクルトを2失点に抑えこんだ。九回二死でマウンドを降りて完投こそ逃したが、チームを3連勝に導いた。最後まで投げきろうとした若きエースの心意気に感謝! 今季初勝利の瞬間をベンチで迎え、藤浪はフーッと大きく息をついた。悔しい。期待され、自身も期待して目指した27個目のアウトは取れなかったが、初登板から全開149球だ。 「完投したかったので悔しいです。チームが連勝してきたので、勢いに乗っかれるようにと思っていました」 ナインや首脳陣にねぎらわれ、ヒーローインタビューへ。虎党が熱狂する中、口を開けば悔しさがつのった。 昨季終盤の右肩炎症からの調整遅れも自覚していた。開幕前最後の調整登板(23日)も3回1安打無失点ながら3四死球と不調だった。「不安と期待と両方あって、浮足立たないように、大胆かつ慎重に行こうと思いました」と、4年目のマウンドへ。最速151キロの直球を軸に、援護にも押されて粘投した。 中盤からは緩急も駆使し八回まで127球。「もちろん、行きますと言いました」と九回に臨んだが…。2四球と畠山の中前打で4点差に迫られ、無念の降板。マテオの救援を仰いだ。思わず顔をしかめたシーンが、完投できなかった悔しさを表していた。 開幕マウンドはメッセンジャーに譲ったが、火曜日を託されたことは指揮官からの「(週の)アタマにいかせたいから。中継ぎが(月曜日と)2連休になれば大きい」というメッセージだった。「長い回を投げてほしいということで火曜日を任されているので。あと1人だったので投げたかった」と唇をかんだ藤浪だったが、昨季覇者のヤクルトを2点に抑えた。 金本監督にとっても難しい判断だった。「そこ(藤浪の心意気)はやっぱり大事にしてあげたかった。中継ぎのために完投したいというね。でもさすがに…149球? 肩が心配になってくる。気持ちより、藤浪の体優先」と胸の内を明かした。孝行息子に導かれ、チームは開幕戦黒星のち3連勝だ。 右肩の炎症で投げられないオフを過ごした分、体と向き合い続けた。四六時中、体のことを考え続け、「鳴尾浜が開いていなくてもジムへ行っていましたよ」と動き続けた。年始早々。そのジムがまだ営業を再開しておらず、白い息を吐き立ち尽くしたこともあった。時間を正確に決めて、プロテインとサプリメントを必死で摂った。体にまつわる意識も知識も、年々強くなる。復調は必然だった。 「最低15勝というところだと思っています。3連勝でチームもすごくいい雰囲気で、いい流れで来ていると思います!」 今季の目標を堂々と宣言した。Vしか見ていない藤浪が、4年目を力強く踏み出した。 (長友孝輔)藤浪に5打数1安打のヤクルト・川端「内角のカット、スライダーがコントロールされていた。曲がりは小さく、速かった。あれが邪魔だった」データBOX ◎…藤浪が29日のヤクルト戦(神宮)で149球を投げた。2015年7月24日のDeNA戦(甲子園)で9回完封した際の152球に次ぐ自身2番目の球数テレビ観戦の藤浪母・明美さん「もっと調子上げて」 (セ・リーグ、ヤクルト2-6阪神、1回戦、阪神1勝、29日、神宮)今季初登板の阪神・藤浪晋太郎投手(21)は149球の熱投で昨季覇者ヤクルトを2失点に抑えこんだ。 藤浪の両親は、大阪の実家でテレビ観戦し、4年目の好発進を見守った。母・明美さんは「あともう1球というところでしたね。みなさんに守ってもらって1勝できたので、これからもっと調子を上げていってほしいです」と声を弾ませる。「1試合1試合ずっとドキドキして見ています。これは変わりませんね」という親心は4年目も続くようだ。2戦連続2S!虎守護神・マテオ、緊急登板ヒヤリ締めヒヤヒヤさせながらもゲームセット。マテオはガッツポーズを繰り出した (セ・リーグ、ヤクルト2-6阪神、1回戦、阪神1勝、29日、神宮)一発が出たら、たちまち同点…。最後は冷や汗ものだったが、そこは守護神だ。6-2となった九回。なお二死一、三塁で藤浪の後を受け、緊急登板したマテオが、2戦連続の2セーブ目だ。 「準備はしっかりしていたんで。問題はなかったよ」 頼もしく話したが、これまでの2試合の登板に比べて、ボールは抜けていた。雄平には四球を与えて満塁。今浪にも粘られて、フルカウントに。虎党も固唾をのんで見守ったが、最後は141キロのスライダーで遊ゴロ。打者2人、アウト1つをとるのに15球を要したが、それでも抑えるのだから、さすがだ。 金本監督も「きょうはちょっと(球が)抜けとったよね。本人も(試合後)ニヤッと笑っとったけどね。あのニヤッとした顔に救われたよ」と、強面(?)なストッパーの笑顔に安堵の表情だ。 「これが野球の怖さよ、最終回のね。ホンマに時間制じゃないから。時間制のスポーツにはない、怖さよ」 最後の1アウトをとるまではわからない。その重責を背負い、これからもヒゲの守護神がゲームを締めていく。
Mar 29, 2016
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梅ちゃんの2点タイムリーから、ゴメスのスリーランで5点差!ゴメスの犠牲フライで、試合を決めました粘り強く好投していた藤浪が、最後につかまり、あと一人というところで降板しましたがマテオが抑えて阪神三連勝!1回表 【高山】 サードゴロ 【横田】 セカンドゴロ 【ヘイグ】 ショートゴロ1回裏 【坂口】 ライトヒット 【川端】 セカンドゴロ ワイルドピッチ 【山田】 フォアボール 【畠山】 ショート併殺打2回表 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 ライトヒット 【鳥谷】 ピッチャーゴロ 【西岡】 フォアボール 【梅野】 ライト2点タイムリーヒット S0-2T梅野選手 2回表 ライト先制2点タイムリーヒット打ったのはストレート。満塁でしたし、ストライクゾーンに来たら思い切っていくつもりでした。初球のスライダーを見送れたことで、より思いきれるカウントを作れたことが、このいい結果につながったと思います。晋太郎(藤浪投手)にとっては今日が開幕戦ですし、なんとか援護したいと思っていたので、点が取れてよかったです 【藤浪】 サード犠打 【高山】 セカンドゴロ2回裏 【雄平】 空振り三振 【今浪】 センターフライ 【上田】 セカンドフライ3回表 【横田】 サードファウルフライ 【ヘイグ】 サードゴロ 【福留】 ショートフライ(エラー) 【ゴメス】 空振り三振3回裏 【中村】 フォアボール 【館山】 ファースト犠打 【坂口】 デッドボール 【川端】 ライトフライ 【山田】 セカンドゴロ4回表 【鳥谷】 フォアボール 【西岡】 サードファウルフライ 【梅野】 空振り三振 【藤浪】 フォアボール 【高山】 空振り三振4回裏 【畠山】 サードフライ(エラー) 【雄平】 センターヒット 【今浪】 ショートゴロ 【上田】 ショートゴロ S1-2T 【中村】 ライトヒット 【館山】 空振り三振5回表 【横田】 レフトフライ 【ヘイグ】 レフトヒット 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 左中間3ランホームラン S1-5Tゴメス選手 5回表 左中間第2号スリーランホームラン浮いたフォークをしっかりととらえられたね。いつも『打てるボールが来たら、いいスイングで打ち返す』ということを意識しているんだけれども、それができた打席だったね! 【鳥谷】 空振り三振 【西岡】 センターフライ5回裏 【坂口】 セカンドゴロ 【川端】 レフトフライ 【山田】 レフトヒット ワイルドピッチ 【畠山】 ライトフライ6回表 (投手交代)館山 → 村中 【梅野】 空振り三振 【藤浪】 センターフライ 【高山】 ショートゴロ6回裏 【雄平】 空振り三振 【今浪】 ショートゴロ 【上田】 ショートゴロ(エラー) ランナー上田が二盗 【中村】 ショートゴロ7回表 【横田】 ファーストゴロ 【ヘイグ】 フォアボール (代走)緒方 【福留】 ライトヒット 【ゴメス】 センター犠牲フライ S1-6T 【鳥谷】 フォアボール (投手交代)村中 → 秋吉 【西岡】 デッドボール (代走)大和 【梅野】 サードゴロ7回裏 (守備交代)今成 サード 【代打・田中浩】 ショートゴロ 【坂口】 ライトヒット 【川端】 ライトヒット 【山田】 センターフライ 【畠山】 ショートライナー8回表 (投手交代)秋吉 → オンドルセク 【藤浪】 見逃し三振 【高山】 サードヒット 【横田】 レフトゴロ 【今成】 空振り三振8回裏 【雄平】 セカンドゴロ 【今浪】 センターヒット 【上田】 ライトフライ 【中村】 センターフライ9回表 (投手交代)オンドルセク → 久古 【福留】 レフトヒット 【ゴメス】 ファーストフライ 【鳥谷】 空振り三振 (投手交代)久古 → 古野 【大和】 ショートゴロ9回裏 (守備交代)荒木 ファースト (守備交代)江越 レフト 【代打・森岡】 空振り三振 【坂口】 フォアボール 【川端】 センターフライ 【山田】 フォアボール 【畠山】 センタータイムリーヒット S2-6T (投手交代)藤浪 → マテオ 【雄平】 フォアボール S2-6T 【今浪】 ショートゴロヤクルト VS 阪神 神宮 試合終了開始時間 2016年3月29日 (火)18:00阪 神 0 2 0 0 3 0 1 0 0 |6 H7 E1ヤクルト 0 0 0 1 0 0 0 0 1 |2 H9 E1阪神 藤浪-マテオヤクルト 館山-村中-秋吉-オンドルセク-久古-古野ゴメス一発!藤浪149球の白星序盤・中盤・終盤と効果的な得点を重ねた阪神が、理想に近い試合運びで東都初戦に快勝をおさめた。阪神先発・藤浪は初回1番に入った坂口の右前安打と四球で一死1・2塁のピンチを背負うが、4番 畠山は外角速球で遊ゴロ併殺に打ち取る。3連敗スタートとなった東京ヤクルトは、本拠地・神宮開幕に館山を立てて必勝を期していた。立ち上がりは全て内野ゴロで3者凡退で滑り出した館山だが、2回表 阪神は1安打2四球で一死満塁の好機を掴み、8番 梅野が詰まりながらも高め直球をライト前に運ぶ適時安打を放つ。中継の乱れもあって3塁に止まりかけていた走者・鳥谷まで還り、阪神が2点を先制した。「ストライクゾーンに来たら思い切っていくつもりだった。(初球スライダーを見送る事が出来て)より思い切れるカウントを作れた事がイイ結果につながったと思う。晋太郎にとっては今日が開幕戦だし、何とか援護したいと思っていた」。女房役として先制打を決めた梅野隆太郎捕手は、ホッと胸を撫で下ろす。早々とリードをもらった藤浪も序盤はまだまだ不安定。3回は2四死球で走者を背負うも川端・山田を辛うじて抑えるが、4回裏にヘイグが平凡な内野フライを落球した失策から一死1・3塁となって内野ゴロの間に1点を失った。阪神は嫌な失点の直後、5回表 ヘイグのヒットと福留・四球で一死1・2塁として5番ゴメスが初球の甘い変化球を逃さず、左中間スタンドへ運ぶ2号3ランを打って突き放す。「浮いたフォークをしっかりと捉えられたね。いつも『打てるボールが来たら、いいスイングで打ち返す』ということを意識しているんだけど、それが出来た打席だったね!」。京セラドームに続く効果的な一発にマウロ・ゴメス内野手は、ご機嫌な表情を浮かべる。ゴメスは7回にもヘイグ・福留がお膳立てした一死1・3塁にヤクルト2人目、村中からきっちり中犠飛を打ち上げて、この日4打点目をマーク。阪神がヤクルトに5点差をつけている。「イイ形で走者が出て、甘い球を積極的に狙っていた」ゴメスの正に真骨頂である。味方の強力援護を受けた藤浪は、本来の圧倒的な投球とは行かないまでも、7回裏一死1・2塁で山田・畠山の中軸を直球勝負で凡打に取るなど要所を締めて行く。8回まで127球を投げていた藤浪だが、完投勝利寸前の9回裏二死1・2塁から149球目を4番 畠山に中前適時安打を許し2点目を取られたところで、守護神マテオに救援を仰いだ。マテオは雄平を歩かせ二死満塁。一発出れば同点だったが、粘る6番 今浪を遊ゴロに仕留めて、6対2で阪神が開幕2戦目から3連勝を飾る。最後に見せ場は作ったものの、3者凡退が僅か一度と再三塁上を賑わせたヤクルトは、残塁13の拙攻が祟り開幕4連敗を喫した。「正直なところ、完投出来なくて悔しい!と言うのが一番です」 。ヒーローインタビューに呼ばれた藤浪晋太郎投手は、苦笑いを浮かべた。8回2/3(149球)8安打4三振5四死球2失点(自責1)。「イイ球もあったけど、捉えられた打球が正面を突いたり、ファインプレーもあって、本当に野手の方に助けられた。去年14勝してるし(今季は)最低15勝がノルマだと思う」と、最後はエースらしいコメントで決意を示している。「これが野球の怖さよ。時間制ではないね」。3連勝の金本知憲監督も最後は肝を冷やしていた。「(藤浪は)さすがに149球。気持ちより身体を優先させて(代えた)。(貢献度は藤浪もゴメスも両方高いけど)あと、孝介のプレー(2度の好守)あれも大きい。点取った後も引っ込められない」。5回裏 畠山の大飛球を好捕するなどディフェンス面でも貢献している福留や先制打の梅野を讃える事も忘れていなかった指揮官。昨季のセリーグ王者を沈めたこの夜の1勝も手応え十分だ。
Mar 29, 2016
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Mar 28, 2016
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阪神・マテオ、ガッチリ初S!竜・ビシエドをビシッとK斬り三者凡退、2者連続三振で締めくくり、ガッツポーズでマウンドを降りるマテオ(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)ハイテンションで襲いかかった。恐ろしく切れるスライダーが打者の視界から消える。ハーフスイング。ゲームセットと思い込み、マテオもマウンド上から消えた。仕切り直してもう1球。空振り三振で今度こそ幕引き。ド派手なガッツポーズで初セーブを挙げた。 「自信を持って投げられている。初セーブはオマケみたいなものだ。ああいう状況(1点差)だったけど、マウンドに上がるときは点差を考えない。3点差だから簡単というわけじゃない」 前日26日は4点差を締めくくって金本監督に初勝利球をプレゼント。この日は1点差の九回、初のセーブ機会で2連投に臨んだ。先頭・遠藤は1球で二ゴロ。次が開幕3戦連発の“危険人物”ビシエドだ。打撃好調のビシエドも空振り三振に斬った 「好調な打者だけど、1人の打者。特に意識はしなかったよ」と外角の厳しいコースに、2球直球を決め2ストライク。さらに最速151キロの直球を見せつつ、5球目のナイフのように切れるスライダーで空振り三振だ。最後の打者・平田もスライダーでなで斬りにした。2日連続パーフェクト締め。奪った6アウトのうち4つが三振。圧巻の初セーブだ。 ブルペンから試合終了まで、最高にハイな気分を保ったまま猛突進するのがマテオ流。10球足らずで肩をつくる生粋のクローザーは、登板直前までペチャクチャとしゃべっている。目撃者の1人、金村投手コーチは「会話というより奇声かな(笑)。ドリスは投げる直前はもの静かになるんだけど、マテオはずっと。肝っ玉がすごいよ」と証言。マウンドではダンスするように投げてゲームを締め、その後のシャワー上がりにボディクリーム、化粧水を体に塗り込み、専用のブラシで自慢のヒゲをブラッシングするところまでが一連の流れ。金本監督は「(相手打者が)慣れてきたところでどういう工夫をしてくれるか。実際、これから課題になるとは思う」と慎重に見つめるが、この男は多少の揺さぶりではビクともしない。 「野球は難しいものだから、自信を持って投げるだけだよ」 初セーブのボールをもらい“コワモテ”もフッと緩んだ。虎の歓喜の中心に、君臨していく。 (長友孝輔)マルコス・マテオ(Marcos Mateo) 投手。1984年4月18日生まれ、31歳。ドミニカ共和国出身。2004年にレッズと契約。07年にカブスへ移籍。昨季はパドレスの3Aで25試合に登板、3勝0敗9S、防御率1・69。6月下旬にメジャーに昇格し、26試合に登板して1勝1敗0S、防御率4・00。メジャー通算70試合で2勝4敗0S、防御率4・65。1メートル88、107キロ。右投げ右打ち。年俸7500万円。背番号「38」阪神・福原、今季初ホールド!1点リードの八回さすがゼロ封8回から登板の阪神・福原=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)2連投となった福原が1点リードの八回をさすがのゼロ封だ。「なんとか3人で終わたらいいんですけど、頑張ってなんとか後ろにつなげるようにしました」。二死から大島に遊撃内野安打を許し、二盗で得点圏に進まれたが、最後はエルナンデスを気迫の直球で空振り三振に斬った。昨季まで2年連続で最優秀中継ぎに輝いた頼れるベテランが今季初ホールドを記録した。リード守ったぞ!阪神・歳内、今季初登板で上々のつなぎ7回に登板の阪神・歳内=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)3番手で今季初登板した歳内が、上々のつなぎ。1点リードの七回にマウンドに上がり、先頭の遠藤を左飛に仕留め、4番・ビシエドには全球フォーク勝負。左前に運ばれたが、続く平田を中飛に打ち取って、高橋にタスキをつないだ。「1点リードの状況での登板は去年はなかった」と期待を感じつつ、「ゼロで終われたのはよかったけど、ああいうところで1イニング任せてもらえるようになりたい」と高みを見据えた。阪神・榎田、2年ぶり白星も先頭に打たれ反省「勝ちはたまたま」6回、投球する阪神・榎田=京セラドーム大阪(撮影・永田直也) (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)2番手・榎田は2年ぶり白星にも、気持ちを引き締めた。「勝ちはたまたまついただけです。先頭を出さないようにしていかないといけない」。球児のあとを受け、同点の六回に登板。高橋に左翼線二塁打を浴びるなど一死三塁のピンチを背負ったが、後続を断った。2014年8月1日のDeNA戦(甲子園)以来の勝ち星をつかんだが、反省して次戦に臨む。
Mar 27, 2016
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超変革打線オモロいわ~!虎・ヘイグ、助っ人初の開幕3戦連続打点3戦連続タイムリーを放ったヘイグ。虎の助っ人初のロケットスタートだ(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)最高発進や!! 阪神のマット・ヘイグ内野手(30)=前ブルージェイズ=が、六回に右前へ勝ち越し打を放ち、試合を決めた。開幕から3戦連続打点&適時打は球団の新外国人では初。オープン戦低調も、3番に据えた金本知憲監督(47)も「勝負強い」と絶賛。昨季3AでMVPに輝いた男が本領発揮で、開幕カード勝ち越しや!!お立ち台でヘイグは「コンパ~イ」と覚えたばかりの日本語を披露 その瞬間、ヘイグが『虎史上初の助っ人』となった。大きな大きな開幕カード勝ち越しを決めたのは、数日前まで“未知数”だった3番打者の3試合連続適時打だ。 「前の打者がいい形で一、三塁を作ってくれたんでね。自分も、出来ることをしっかりやろうと思ったんだ」 2日連続のお立ち台。前日に言えなかった公約の「カンパイ!」を叫んだが…。何度も「コンパイ」と噛みまくり。「ちゃんと言うつもりだったのに。まだ緊張している。頭の中がフリーズしたよ」。頭をかいたが、バットは雄弁だった。 4点差を追いつかれ、迎えた六回二死一、三塁。田島の2球目、外角145キロのストライクコールに首を傾げたが「最初の2球は外角。一、二塁間も空いていたし、狙っていたよ」。3球目。外角速球を狙い澄まして右前へ弾き返した。6回、タイムリーを放つ阪神・ヘイグ=京セラドーム大阪(撮影・森田達也) 「(右打ちは)自分の特徴のひとつだよ」 開幕3戦連続打点。虎の長い歴史の中で新外国人が成し遂げるのは初だ。「知らなかった。うれしいね」と笑顔だが、誰よりも目尻を下げたのは金本監督だろう。 「勝負強いね」 開幕直前まで、オープン戦打率1割台の助っ人の打順に悩んだ。3番か7番か。そして攻めた。抜てきは吉と出た。 「(2球目を見て)相手バッテリーが『じゃあ広いところ(外角)に投げよう』というのを感じ取ってね。僕も結構そういうところがあった。ちょっとあの場面は同じ匂いがしたね」。頭脳戦を得意とした指揮官と“同じ匂い”-。最大級の褒め言葉といっていい。 ここまでは「独特な打ち方、タイミングの取り方。彼なりの世界があるだろうから、あまり足を踏み込んでもね」と、ほぼノータッチ。「外国人は開幕してみないとわからない」。現役時代からの経験値だ。実際マートンも「最初はダメかなと思った」という。独特なリズム、感性。本人の力を信じた。そして片りんを確かに感じ取った。6回、適時打を放ち一塁ベース上で手を叩く阪神・ヘイグ=京セラドーム大阪(撮影・森田達也) ヘイグも自ら修正を行っている。元々、左足を踏み込んでいくタイプ。オープン戦では内角を攻められ、こするような邪飛が目立った。真っすぐに左足を踏み出すよう意識し、開幕から快音。もちろん得意な外角球は、この日の通り。頭の中は非常にクレバーだ。 ベンチでは平田チーフが「ヘイ、グー!」と連日の絶叫。新戦力の快打でムードは最高潮だ。開幕から●○○はVイヤーの1985、2003、05年と同じ吉兆発進だ。 「勝ち越せたのはチームとして大きい。シーズンは長いから、しっかりやっていきたいね」とH砲。リュックからはヒーロー賞のトラッキー人形が顔をのぞかせた。これも2日連続の光景。その背中が頼もしかった。(堀啓介)データBOX ◎…1960年以降の阪神の新外国人で、開幕から3試合連続での打点&適時打はともに史上初。ちなみに新外国人で初出場から3試合連続でのタイムリーは、97年のグリーンウェルで5月3日からの広島3連戦(甲子園)。若い子には負けん!阪神・福留、4番1号&先制タイムリー!若手に負けてられん! 福留が今季1号を右翼にたたき込んだ (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)4番としての意地とプライドがにじんだ。3-0の三回。ネイラーの初球の内角直球を福留が完ぺきに捕らえると、打球は放物線を描いて右翼スタンドへと吸い込まれた。 「うまく打てた。開幕してから2日間、高山選手、横田選手に後れをとっていたので、なんとかしたいという気持ちだった」 今季10打席目での1号ソロ。勝ち越し打のヘイグとともに勝利のお立ち台に上がった4番は、後輩に負けるわけにはいかん! とばかりに絶叫。ファンの拍手喝采を受けた。1回、適時打を放つ阪神・福留=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平) 打線に自ら火をつけた。一回二死二塁からは今季初打点となる先制の中前打。一塁ベース上で、ガッツポーズをするほどの喜びように、金本監督も「タイムリーと(ホームラン)。きょう2打点かね。先制パンチとしてはよかったね、本当に」と4番の活躍を勝因にあげた。 開幕から2試合とも、ヒットを1本放ったが、得点圏で走者をかえせなかった。そんな中、高山&横田の1、2番コンビが打って走って、打線を引っ張っている。 「まだ2試合だけど、ベンチの雰囲気もすごくいいんです」 その中心にいるのは自分ではなかった。オープン戦からベンチ内で打撃だけでなく、同じ外野手として守備のアドバイスを送り続ける若虎たちだった。開幕して3試合目。“師匠”として、お手本を示さなければ…という思いは強かった。 「彼らは(いま)野球をやっていて楽しいだろう。そんな2人を、のびのびとプレーできる環境をつくるのが僕らの仕事です」と力を込めた。そして、最後にこう付け加えた。 「僕らも、彼らに負けないつもりでがんばりたい」-。若手とともにベテランも打線を引っ張って、チームを勝利へと導いていく。 (三木建次)恐るべしドラ1!阪神・高山、カーブ即返り撃ち適時三塁打適時三塁打を放った高山。ネイラー(手前)の決め球カーブを仕留めた(撮影・森田達也) (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)やられたら、やり返す。一回先頭でバットが空を切ったカーブに、2度目の対戦でリベンジだ。D1位・高山俊外野手(明大)が、驚異的な粘りから貴重な追加点をたたき出した。 「1打席目は三振したんですけど、カーブに腰が引けたというか、手が出なかった。ただ、追い込んでからカーブがあるというのが分かって、頭の中にあったのがよかった。ファウルで食らいついて、粘った中でうまく対応できた」 修正能力の高さを見せつけた。藤川が送りバントに失敗した直後の二回一死一塁。プロ初適時打を放った前日26日と同様の状況で、再び嫌なムードを打ち消した。 カウント2-2から6球連続でファウルで粘った11球目。先発・ネイラーの108キロの浮いたカーブを見事にとらえた。右翼線へ痛烈なライナーを弾き返すと一気に三塁へ。2戦連続タイムリーとなる適時三塁打で、2得点目をたたき出した。 虎の新人野手では2001年の沖原佳典以来となる開幕から3試合連続安打を決めると、八回先頭では外角直球をとらえて左前へ。プロ初マルチもマークし、「2試合ヒットを打ってはいましたけど(試合の)最後の方は打てていなかったので、もう1本出てよかった」と笑った。 前日26日は母校・明大の卒業式だった。1番打者を任されている男が出られる訳もなく、試合前は「そうでしたね。忘れていました」とハッとした表情。式のことは頭になかったが、試合後には仲間の顔が並んでいた。 晴れの日を迎えた野球部の同級生が、集合写真を撮影。その画像が高山の携帯電話にも送られてきた。当然、自分の姿は映っていないが、それこそ活躍の証。無言のエールに背中を押され、グラウンドで躍動した。 開幕3連戦で4安打2打点。次は、東京六大学リーグ最多の通算131安打を記録した神宮でのヤクルト3連戦が待つ。 「大学のときともオープン戦のときとも雰囲気が違うと思うので、1日1日向上心を持って、慣れ親しんだというイメージや感覚はなく臨みたい」 いまだに“底”を見せない。頼もし過ぎるルーキーが、虎を勝利に近づける。 (高瀬悟嗣)阪神・横田、プロ初打点!高山に負けじ2戦連続快音マルチ二回にプロ初タイムリーを放った横田。全力で一塁を駆け抜けた(撮影・森田達也) (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)阪神・横田慎太郎外野手(20)が「2番・中堅」で先発出場し、二回に左前適時打を放った。鹿児島から駆けつけた家族が見守る中、プロ3年目で初タイムリーをマークし、2戦連続のマルチ安打。攻撃的2番を務める若虎の勢いが、開幕してさらに加速した。 スタンドからの熱い視線が背中を押した。打球をみずに一塁に向かって、全力で駆けだした。高卒3年目の横田がプロ初タイムリー。満員御礼となった京セラドームが沸いた。 「『高山さんに負けたくない』という気持ちだけでした。必死でした」 1番・高山の適時打で2-0とし、なお二回一死三塁。追い込まれてから先発・ネイラーの外角球をたたきつけた。大きくバウンドした打球は前進守備の三塁・高橋の頭上を越えて左前へ。両手をたたいて、感情をあらわにした。 「追い込まれていたので、三振だけはしないように必死で食らいつきました」 4-4に追いつかれた六回二死一塁では左腕・岡田の直球を初球撃ち。一、三塁と好機を広げ、ヘイグの勝ち越し打をおぜん立て。盗塁失敗はあったが、攻撃的な2番としてダイヤモンドを駆け回った。 2試合連続のマルチ安打だったが、この日は特別だった。一塁側の席ではロッテなどで外野手として活躍した父・真之さん(53)、母・まなみさん(53)と姉・真子さん(21)が見守っていた。鹿児島から飛行機で駆けつけた家族の前で成長した姿をみせ「よかったです」と、照れくさそうに笑った。試合前には2日連続の早出でフリー打撃に臨むなど、疲れた体にムチを打って晴れ姿をみせた。 お守りのように持ち歩いているものがある。それはバット。移動するときには多くの選手がケースにしまうが、両手で握って気持ちを落ち着かせている。もちろん、いつでもバットを振れるように。寮に帰り、気づいたことがあればすぐにスイングしている。本格的に野球を始めた中学のころにはユニホームを脱いでいた父から「常に振っとけよ」と言われ、今でも実践。セールスポイントの全力プレーも、偉大な背中から受け継いだ。 試合でも練習でもひたむきな20歳に、金本監督は「ひたすら一直線にまっしぐらというスタイルですが。いまはあれでうまくいっているし、それが彼らしさ。少々暴走気味でもね」と目を細めた。開幕カードを終えても「手応えはまったくないです」と若虎。全力でどこまでもひた走る。 (柏村翔)★ロッテなどで活躍 横田の父、真之(まさし)さんは高知出身で明徳(現明徳義塾)高から駒大を経て、1985年D4位でロッテに入団。1年目から2年連続で打率3割をマークし、2年連続でベストナインを獲得。右投げ左打ちで、俊足巧打の外野手として活躍した。中日、西武を経て95年に現役引退。通算成績は、917試合に出場、打率・279、727安打、38本塁打、239打点。阪神・西岡、1日1日必死ヘッド出た!「結果出なければ終わり」ヘッドスライディングをみせた西岡。若虎に負けじと必死だ (セ・リーグ、阪神5-4中日、3回戦、阪神2勝1敗、27日、京セラD)西岡が“自然発生”のヘッドスライディングを見せた。1点リードの七回一死から、二塁前へボテボテの当たりを放つと、一塁へ倒れ込むように飛び込んでセーフにし「気がついたらやっていた。僕も横田や高山と一緒で、結果が出なければ終わりなんで。1日1日必死でやってます」。今季初マルチで開幕から3試合連続安打。執念みなぎるプレーで二塁を争う上本、大和を寄せつけない。
Mar 27, 2016
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しかし、ビジエドすごいな。。。3試合連続本塁打に、6割越え。。。今年は、中日、かなり行きそうな気がする。でも、その中日に勝ち越し!!ヘイグもビジエドに負けていない!2試合連続のお立ち台!!!高山、横田、ヘイグの超変革トリオは、ほんと素晴らしい!!3人とも、3試合連続の大活躍でした!そして、高山、横田が活躍してて、と言っていた福留!!!今日は、しっかり4番の仕事!タイムリーにホームラン!!!球児は次がんばってもらうとして、その後が良かった!!強力中日打線相手に、0点に抑えました!!!榎田-歳内-高橋-福原-マテオ!榎田の切れもよくなったし、歳内のフォークは、有効でした!高橋もちょっと古巣を意識しすぎかと思ったけど抑えたし福原のストレートは今年も健在!マテオの高速スライダービシエドにも通用しました!!!東京でも、連勝続けてくれ!!!!!!!1回表 【大島】 レフトフライ 【エルナンデス】 空振り三振 【遠藤】 ピッチャーゴロ1回裏 【高山】 空振り三振 【横田】 デッドボール 【ヘイグ】 セカンドゴロ 【福留】 センタータイムリーヒット T1-0D福留選手 1回裏 センタータイムリーヒット打ったのはチェンジアップ。オープン戦で投げているとはいえ、球児(藤川投手)は今日が初登板ですし、緊張もしているでしょうから、まずは先制点を取って少しでも楽な状況にしてあげたいという思いでした。 【ゴメス】 レフト線ツーベース 【鳥谷】 フォアボール 【西岡】 セカンドゴロ2回表 【ビシエド】 デッドボール 【平田】 センターフライ 【藤井】 レフトフライ 【高橋】 セカンドゴロ2回裏 【梅野】 レフトヒット 【藤川】 見逃し三振 【高山】 ライト線タイムリースリーベース T2-0D高山選手 2回裏 ライト線タイムリースリーベースヒット打ったのはカーブ。1打席目にカーブに対応できず三振しましたけれども、それがほんの少しですが頭に残っていたので、タイミングは崩されてしまってもなんとか対応できたのかなと思います。 【横田】 レフトタイムリーヒット T3-0D横田選手 2回裏 レフト前タイムリーヒット打ったのはストレート。高山さんが自分の目の前で打ってるんで、『高山さんには負けたくない!』という気持ちだけでした。必死です。 ランナー横田が二盗アウト 【ヘイグ】 ショートゴロ3回表 【桂】 センターヒット 【ネイラー】 ピッチャー犠打 【大島】 空振り三振 【エルナンデス】 セカンドライナー3回裏 【福留】 ライトソロホームラン T4-0D福留選手 3回裏 ライト第1号ソロホームラン打ったのはストレート。いい感触でした。先頭バッターだったので細かいことを考えるというよりも、自分のスイングを仕掛けていこうと思っていました。若い子らが頑張ってるので、自分も負けないように頑張ります。 【ゴメス】 見逃し三振 【鳥谷】 見逃し三振 【西岡】 センターヒット 【梅野】 見逃し三振4回表 【遠藤】 ピッチャーゴロ 【ビシエド】 センターソロホームラン T4-1D 【平田】 センターヒット 【藤井】 空振り三振 【高橋】 ライトヒット 【桂】 レフトタイムリーヒット T4-2D 【ネイラー】 ファーストファウルフライ4回裏 【藤川】 空振り三振 【高山】 空振り三振 【横田】 空振り三振5回表 【大島】 ライトオーバーツーベース 【エルナンデス】 フォアボール 【遠藤】 ファースト犠打 【ビシエド】 ライト2点タイムリーヒット T4-4D 【平田】 ライトフライ 【藤井】 セカンドゴロ先発藤川投手 5回 4失点チームが先制してくれた中でしたが、うまくいきませんでした。ただ、まだゲームは生きていますから、ここからチームが勝つように祈っています。5回裏 【ヘイグ】 フォアボール 【福留】 ショートライナー 【ゴメス】 見逃し三振 【鳥谷】 フォアボール 【西岡】 レフトフライ6回表 (投手交代)藤川 → 榎田 【高橋】 レフト線ツーベース 【桂】 ファースト犠打 【代打・赤坂】 セカンドゴロ 【大島】 フォアボール 【エルナンデス】 ライトフライ6回裏 (投手交代)ネイラー → 岡田 【梅野】 フォアボール 【代打・北條】 サードゴロ 【高山】 空振り三振 【横田】 センターヒット (投手交代)岡田 → 田島 【ヘイグ】 ライトタイムリーヒット T5-4Dヘイグ選手 6回裏 ライト勝ち越しタイムリーヒット打ったのはストレート。1・2塁間がやや広く空いていたことと、外角への投球が続いていたので、右方向への意識がありました。上手く打てました。 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 空振り三振7回表 (投手交代)榎田 → 歳内 【遠藤】 レフトフライ 【ビシエド】 レフトヒット 【平田】 センターフライ (投手交代)歳内 → 高橋 【藤井】 フォアボール 【高橋】 空振り三振7回裏 【鳥谷】 センターフライ 【西岡】 セカンドヒット (代走)荒木 【梅野】 ピッチャー犠打 【代打・狩野】 サードゴロ8回表 (投手交代)高橋 → 福原 (守備交代)大和 セカンド 【代打・ナニータ】 空振り三振 【代打・井領】 セカンドゴロ 【大島】 ショートヒット ランナー大島が二盗 【エルナンデス】 空振り三振8回裏 (投手交代)田島 → 福谷 (守備交代)武山 キャッチャー 【高山】 レフトヒット 【横田】 ショートゴロ 【ヘイグ】 見逃し三振 【福留】 ファーストゴロ9回表 (投手交代)福原 → マテオ (守備交代)今成 サード 【遠藤】 セカンドゴロ 【ビシエド】 空振り三振 【平田】 空振り三振【試合終了】 阪神2勝1敗0分け◇公式戦◇開始14時01分◇京セラドーム大阪◇観衆35344人中 日 0 0 0 2 2 0 0 0 0 4阪 神 1 2 1 0 0 1 0 0 X 5中日 ネイラー-岡田-田島-福谷阪神 藤川-榎田-歳内-高橋-福原-マテオ◇本塁打 福留1号(ソロ120m=ネイラー) ビシエド3号(ソロ130m=藤川)◇盗塁 大島(8回) ◇盗塁死 横田(2回)◇試合時間 3時間33分 ◇球審 山村達 ◇塁審 橘高 飯塚 山本貴
Mar 27, 2016
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金本阪神初勝利!!
Mar 27, 2016
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“超変革”結実!金本監督、祝初勝利 虎党満足見どころ満載の快勝劇や金本監督はウイニングボールを手に「1勝目」と指を立てる(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)金本虎、初白星! 阪神は26日、中日戦(京セラD)に7-3で快勝。金本知憲監督(47)は就任後、公式戦初勝利となった。「1番・左翼」に起用したドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大=が初打点をあげるなど、“超変革”を掲げて着手したチーム改革が結実。マウロ・ゴメス内野手(31)には今季1号が飛び出すなど、痛快な初Vとなった。白球が岡崎のミットに収まった瞬間、両手をポンと叩いた。コーチ陣と握手を交わし、笑顔で選手を出迎えた。ウイニングボールはそっと右ポケットへ。金本監督が勝った。3月26日、新生タイガースが記念すべき1勝目を刻んだ。 「まあ、それなりにうれしいですね」 照れくさそうに話したが“それなり”は本音だろう。「(最後も)マテオに集中していて。あまり初勝利という感覚はなかったですね」。 1番のD1位・高山俊外野手(明大)が先制打、3番の新助っ人ヘイグも続いた。2番の横田もプロ初の2安打。超変革の象徴というべき1~3番に「よう考えたら、(昨年の)実績がゼロだ。いま気づいたわ」と驚いた顔を見せた。 虎が変わるため、勝つため、どうすべきか。頭の中はそれだけ。前日25日の開幕戦は敗れたが、「きのうの敗戦なんて、何とも思ってない」。1つの負けを引きずっている暇など、なかった。 「岡田監督より星野監督が就任したときの方が近いかな」。就任直後の言葉だ。暗黒時代の脱却を託された2002年の星野監督と、Vチームを04年に引き継いだ岡田監督。3年連続Aクラスとはいえ、心境はゼロからの再建だった。まずは戦う集団へ。気持ち、雰囲気作りから着手した。 そんな監督金本の礎となった、2人の師-。 「あした早いから、ちょっと先に帰るわ」 昨年12月5日。仙台市内で行われた東北福祉大OB会。3次、4次会へ繰り出す旧友に笑顔で告げた。6日の帰阪前。多忙の合間を縫い、02年に亡くなった伊藤義博監督の墓前に手を合わせた。 多くのプロを輩出した母校。しかし、エリートを集めたわけではない。長所を伸ばす。人をつくる。そんな伊藤監督の指導のたまものだった。 とにかくオンオフが絶妙。グラウンドでは厳しかったが、練習後に選手を愛称で呼ぶとき、「金本」から「かねもっちゃん」となった瞬間がスイッチだった。「きょう、メシどうする?」。箸を手に語り合った。「サウナでも入って、汗かいてから帰れよ」。やさしく声をかけられ、翌日グラウンドで会うと別人のような鬼がいた。誰もが「監督を男にしよう!」と思える将だった。厳しく、明るく。メリハリを大事にする金本監督へ、確実に受け継がれた。 7年前に亡くなった三村敏之監督には広島時代、プロとしての心得、厳しさを叩き込まれた。昨年11月初旬、命日の集まりに広島市内へ駆けつけて洋子夫人らと会食し、就任を報告した。「がんばってくださいね、監督」。優しく背中を押された。身も心も引き締まった。受け継がれる名将の魂-。試合後のインタビューで「超変革がスタート」と声をかけられると「きのう(25日)から動いてますけど」。勝って一歩ではない。負けても一歩。それが改革の道。強い覚悟を胸に、金本監督は着実に歩を進める。 (堀啓介)★三村監督夫人「感慨深い」 三村監督夫人の洋子さんは、広島市内でサンケイスポーツの電話取材に応じた。「よかったですね。記念すべき1勝ですね。わたしは野球はあまり詳しくないのですが、感慨深いというか。(金本監督も)うれしいでしょう。本当におめでとうございます。主人も喜んでいると思います」と声を弾ませた。「カープと阪神で優勝争いしてくれたら、うれしいですね」。温かくエールを送っていた。“超早出”実った!虎・横田、プロ初ヒット&マルチ「うれしいです」五回、横田は遊撃内野安打。プロ初ヒットは自慢の足でもぎ取った(撮影・森田達也) (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)突っ走って、突き抜けた。一塁ベースを大きく走り抜けると、陸上選手がタイムを確認するかのようにチラッと電光掲示板を見た。「H」の文字が点滅。横田らしくどこまでもがむしゃらに、内野安打でプロ初安打だ。 「うれしいです。前の2打席が凡退だったので、あれ(内野安打)しかないかなと。(記念球は)わからないです。どこかへいきました」 プロ7打席目だった。2-0の五回一死。山井の112キロ変化球にバットを合わせ、振り終わらないうちに一塁へ疾走。慌てた遊撃手のグラブから一瞬だけボールが飛び出し、勝負ありだ。塁審の両手が広がった。金本監督は「エラーっぽいけどね。でも横田の足、全力疾走。そこですね、一番大きいのは」と苦笑いしたが、その後のゴメスの3ランなど4得点は、横田からだった。 前夜の開幕戦後、鳴尾浜の虎風荘へ帰ったのが午後10時半。そこから夕食をとり、床に就けたのは午前0時だったが「6時半に起きました」と、ケロッと“超早出”練習に現れた。北條、江越とともに午前9時09分から約30分間、香田投手コーチらが投げてくれた球を気持ちよく打ち返した。 六回の第4打席には三遊間を華麗に破って左前打。ひたむきさで、一気にマルチ安打とした。直後に無死一、三塁からのヘイグの左犠飛で、一走として二塁にタッチアップ。暴走気味に憤死し周囲を仰天させた。だが指揮官は、そんな横田だからこそ使っていく。 「前向きな失敗というのは正直、怒れないよね。失敗して覚えていくというのはこのことであって。もう一回くらいやらかしそうだね」 金本監督が背中を押し、横田はますます加速する。「チャンスで打てなかったので、チャンスで打てるようにしたいです!」。一歩目を刻んだ感慨に浸ることもなく、突き進む。 (長友孝輔)阪神・鳥谷、初盗塁&初安打マークで存在感「しっかりやるだけ」7回、安打を放つ阪神・鳥谷=京セラドーム大阪(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)鳥谷が今季初盗塁と初安打をマークした。四回一死から四球を選んで出塁。西岡が遊飛に倒れた二死から岡崎への2球目に二盗を決めると、五回の第3打席で右前打。七回も内野安打で出塁し、「しっかりやるだけ。次の塁を狙うということは、ずっとやっている」と話した。六回二死一、三塁の守りで一塁へ悪送球する適時失策もあったが、存在感を示した。試合結果へ
Mar 26, 2016
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虎・能見、バント失敗カバーの高山に感謝「並のルーキーじゃない」能見は6回7安打2失点。金本監督に初勝利をもたらした (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)今季初勝利の能見が、高山に感謝だ。自身がスリーバント失敗に倒れた直後の三回一死一塁で先制打を放った新人に「僕の失敗をカバーしてくれた。並のルーキーじゃないですね」とたたえた。 本業では直球と変化球を低めに集めて6回7安打2失点。安定した投球で金本監督に初勝利をプレゼントした。指揮官は「(能見は)『完投するつもりでいっていた』と(話していた)。非常に頼もしいことを聞いた。能見の1勝というより、その言葉の方がうれしかった」と36歳ベテランの心意気を喜んでいた。虎の新守護神・マテオ、155キロ3人ピシャリ「緊張はしなかった」公式戦初登板!!新守護神マテオが公式戦初登板。九回を3人でピシャリと締めた (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)新守護神マテオが開幕2試合目で初登板。セーブのつかない、4点リードの九回だった。 「全然、緊張はしなかったよ。(公式戦で)早く投げるのを楽しみにしていたんだ」 先頭の亀沢をスライダーで空振り三振、続く大島もスライダーで二ゴロに仕留める。代打・井領には初球にこの日最速の155キロ直球で圧倒すると、最後もスライダーで空振り三振に切った。 「実はスタンドに投げ入れるか、もらおうか、考えていたんだ」 勝利のハイタッチのあと、女房役の岡崎からウイニングボールを受け取った。ユニホームのポケットにそっとしまいこんで考えていたが…。 驚いたのは球団スタッフだ。それは金本監督の記念すべき初勝利のウイニングボール。指揮官に断りもなくスタンドに投げ込まれてしまっては…。自分のものと思い込んでいたマテオを“ちょっと待てお”と制止して“回収”。無事に将の手元へと届けられた。 ひげを蓄えた新守護神は「俺の仕事はチームを助けることだよ」とキッパリ。ウイニングボールは、初セーブを挙げたときに受け取る。 (三木建次)祝7年ぶり打点!“超苦労人”虎・岡崎、金本監督&家族に恩返し岡崎は五回、しぶとく三遊間を抜く適時打。7年ぶりに打点を記録した(撮影・森田達也) (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)岡崎が笑った。目尻のシワの数が苦労の証しだ。打って、守って、走って…。再び表舞台に立たせてくれた金本監督、そして家族に恩返しをした。 「ホッとしました。何とか勝ててよかったです。また、次ですね」 難しい言葉はつむがない。プロ12年目、正妻としての初勝利の味をかみしめた。 開幕2戦目。「捕手は勝たないと意味がない。投手を不安な気持ちにさせてしまう」と臨んだ。 先発・能見には「いい球をどんどん使っていこうと思った」と変化球を中心に配球。七回に高宮のシンカーをそらせる(記録は暴投)シーンこそあったが、ワンバウンドを体を張って止めた。 打撃では5-0の五回二死一、三塁でしぶとく三遊間を破り、7年ぶりの打点。「打つのは二の次ですが、1点でも多い方がいい」と喜んだ。 昨年6月末、第3子となる次女が誕生した。「赤ちゃんってこんなにかわいかったんだと思い出させてくれます」。自宅玄関には家族5人、契りを交わすように手形をとった紙を飾っている。岡崎は体を張ってワンバウンドを止める。投手陣をもり立てた 小学2年生になる長男からは25日夜、「かっこよかったよ」とほめられた。子どもの成長は早い。ついこの間、赤ちゃんだったのに、もう父親の仕事のことが分かるようになった。「パパは頑張らないといけないんです」。登場曲は「HOME MADE 家族」の「サンキュー!!」。家族への感謝の思いを胸に、打席に向かう。 金本監督も「本当によくワンバウンドを止めてね。1球そらしはしましたが、ホントによく止めてくれている。矢野コーチが推薦するだけある」と必死さをほめた。 このチャンスを離さない。“超変革”の象徴ともいえる背番号「57」はさらにチームに貢献すべく、かぶとの緒を締め直した。 (阿部祐亮)岡崎について阪神・矢野作戦兼バッテリーコーチ「きょうも緊張していたと思うが、勝ったというのがね。これでまたいい影響を及ぼしてくれる。梅野にも刺激になるでしょう。太一にとっても第一歩になった」★阪神・岡崎の2009年初打点VTR 2009年4月7日の広島戦(甲子園)に「8番・捕手」で初スタメン出場。七回二死二塁で3番手・林から中前打を放ち、二走の関本が生還。初打点を記録した。この日は3打数3安打1打点。試合は九回に金本がサヨナラ打を放ち11-10で勝利した。
Mar 26, 2016
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D1高山、虎新人最速打点!プロ初タイムリーで金本監督初白星呼んだ高山は三回、先制二塁打。プロ初長打で初打点をあげた(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)阪神のドラフト1位・高山俊外野手(22)が26日、中日戦(京セラD)に「1番・左翼」で先発出場。三回一死一塁でプロ初長打となる右中間二塁打を放ち、初打点をマークした。開幕スタメン出場した新人野手のなかでは、虎史上最速での初打点。お立ち台ではヤジられる“初洗礼”も受けたが、それもファンに愛されるがゆえ。高山クン、期待してまっせ!金本虎の初お立ち台はフレッシュな顔ぶれ。高山(左)はヘイグ(右)とガッツポーズ 三回。先頭の岡崎が四球で出塁も、続く能見がスリーバント失敗。ムードがしぼみかけた、そのときだった。高山がやってくれた。振り切った打球は深々と右中間へ。プロ初二塁打で初打点をたたき出し、金本虎初白星への道を切り開いた。 「うれしいのひとことです。(監督初勝利の)特別な日に打点を挙げられて、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」 初のお立ち台ではプロの洗礼も。緊張気味に小声で話していると「声が小さ~い」とヤジられて苦笑い。声を張り上げて「もっと応援してください!」。初々しい姿で、大きな拍手を浴びた。 「芯でとらえられた。窮屈でしたが、しっかり振り抜けました」と三回の打席を振り返る。山井の内角直球をとらえ、右中間へ。東京六大学リーグで歴代最多となる通算131安打をマークしたバットさばきを披露し、これで一走・岡崎が一気に生還。プロ初長打初打点で、能見の犠打失敗を帳消しにした。 前日25日の開幕から6打席目。開幕から先発出場した阪神の野手では、2001年に沖原佳典が記録した開幕3戦目、10打席目より早い。25日の虎史上初の新人野手の開幕戦初打席初安打に続く記録となった。ラッキー7でジェット風船が乱れ飛ぶ。金本虎初勝利にファンも大喜びだ 高山にヘイグも続き、この回2点を先制。金本監督は「高山がうまいこと右方向を意識してね。それがたまたま長打になったんですが。ヘイグも続いてよかったです」と目を細めた。 西宮市内の虎風荘から大阪市内の京セラドームまで車で約30分。1学年下の北條が運転する車中で必ず流れる曲がある。高山の登場曲「Ki.mi.ni.mu.chu」(EXILE)だ。高山は「アイツがふざけてやっているんですよ」と笑う。後輩にイジられながら球場入り。ちょっとしたリフレッシュが、結果につながっている。 「きのう(25日)、初ヒットが出たけど、負けて悔しさを知りました。きょうは勝つといいもんだというのが分かって、いい1日になりました。チームに貢献できるように頑張りたい」 初ヒットの次は初タイムリー。勢いあふれるルーキーが、金本阪神を加速させる。 (高瀬悟嗣)高山について阪神・片岡打撃コーチ「(能見が)バントをミスして、嫌な流れを高山が長打で変えてくれた。ボールを振るところはあるけど、積極的なところは多少は目をつぶっているよ」データBOX ◎…高山が開幕から6打席目で初打点を記録。これは阪神の新人選手で開幕戦から先発出場した中では最速。これまでの最速は2001年の沖原佳典の10打席目が最速だった。 ◎…開幕先発以外で、阪神の新人がデビュー6打席目以内に打点を挙げたのは2013年の藤浪晋太郎(4打席目、犠打)以来。野手では09年の柴田講平(5打席目、犠飛)以来。高山のように6打席目以内に適時打で初打点を挙げたのは1997年の今岡誠(4打席目、二塁打)以来19年ぶりいけるぞ!虎・ヘイグ、開幕前の低評価覆す初マルチ&2打点ヘイグは一回、二塁打で来日初長打をマーク (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)開幕前の低評価を覆して、今季初のお立ち台に呼ばれた。ヘイグは隣の高山よりもガッチガチに緊張していた。インタビュアーから知っている日本語でメッセージを-とリクエストされて…。 「ゴ、ゴンバッテ!」 ファンの頭に「?」が並び、微妙な沈黙が流れた。すぐに「ガンバッテ」と言い直し。「緊張したよ」と汗をふいた。 「(オープン戦打率・194は)ストライクゾーンを広げていた。自分の打てる球を打とうと心がけたことで、いい結果になっていると思う」 高山の先制打が飛び出した直後の三回二死二塁だ。山井のスライダーを左中間にかっ飛ばし、開幕から2試合連続打点。六回にも左犠飛を放ち、2安打2打点。この日は一回にも二塁打を放ち、初マルチとなった。ヘイグは三回には適時二塁打。この日は2打点の活躍だった 3番か7番か開幕日まで熟考した金本監督は「外国人選手は開幕してみないとわからない」と目を細め「7番を打たせるために獲った選手じゃない」と力を込めた。 神戸市内の自宅ではエリカ夫人(33)が夕食を作って待っている。「メキシコ系の料理で、チキンが入ったスープが好き。ちょっと辛いけどすごくおいしい」。タクシーに乗り込むと、新妻のもとへと駆け戻った。 (阿部祐亮)ヘイグについて阪神・片岡打撃コーチ「開幕で1本出て、気持ち的に楽に入れたと思う。鳥谷や横田、みんなにヒットが出たので、これで開幕のスタートが切れる」マット・ヘイグ(Matt Hague) 内野手。1985年8月20日生まれ、30歳。米ワシントン州出身。ケントウッド高、ワシントン州立大、オクラホマ州立大を経て2008年D9巡目でパイレーツ入団。12年4月7日のフィリーズ戦でメジャー初出場。14年8月にブルージェイズに移籍。メジャー通算43試合で打率・226、0本塁打、7打点。1メートル91、102キロ。右投げ右打ち。年俸8000万円。背番号「36」ボスへ祝砲!ゴメス、トドメの特大3ランは金本虎1号「興奮した」ゴメスは五回、今季初本塁打となる3ラン。5階席まで届く特大弾だった(撮影・永田直也) (セ・リーグ、阪神7-3中日、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD)打球のゆくえを確認すると、バットをほうり投げて着弾を待たずに両手をパチンとたたいた。ゴメスが試合を決定づける推定130メートルの3ラン。今季初安打は、金本虎第1号となった。 「しっかりたたけたから、入ると思ったよ。初ヒットがホームランだったから興奮したね。チームの勝利に貢献できてよかったよ」 2-0の五回二死一、三塁。先発・山井の甘く入ったフォークをジャストミートすると、左翼5階席にまで届く特大弾となった。虎党で埋め尽くされたスタンドは、狂喜乱舞の大騒ぎだ。 「山井投手とは過去2年で何度か対戦した経験があった。だから、ポジティブに打席に入ることができたよ」 2014年に最多勝(13勝)&最高勝率(・722)をマークした右腕とは同年に打率・563、昨季も同・300、苦手意識はなく、むしろ好相性。開幕戦では4タコに終わったが、お得意様相手に燃えた。5回、3点本塁打を放つ阪神・ゴメス=京セラドーム大阪(撮影・安部光翁) 「1本出るまでは不安だったからね」 開幕を待たずして体はキレキレだった。昨秋の125キロから来日時は6キロ減だったが、2月の春季キャンプでは食べ過ぎで増量。再び120キロをオーバーして金本監督からチェックが入った。そこから有酸素運動を取り入れてダイエット。キャンプ後には昨季と同等の110キロ前後の戦闘ボディーに絞りこんでいた。 決起集会では英気を養った。23日夜に、選手らは兵庫・西宮市内の焼肉店に集合。選手会長・上本の音頭で一斉に「カンパーイ!」。新助っ人マテオやヘイグら、新しい仲間とともに健闘を誓い合った。当然、気持ちは高ぶっていたはずだ。 オープン戦では0本塁打だったが、来日最速となる開幕2戦目で一発。金本監督は「出ましたね、やっとね。やきもきさせていただきました」とG砲をたたえた。 今季から5番を任されるゴメスは「打順は関係ないよ。ベストを尽くしたい」と全力を誓う。目指すは来日1年目の2014年(109打点)以来となる自身2度目の打点王。ポイントゲッターの存在は頼もしい。 (柏村翔)データBOX ◎…阪神・ゴメスが開幕から2試合目、7打席目で今季初本塁打。これは来日3年目で最速となった。1年目は開幕から18試合目の78打席目、2年目は開幕戦から3試合目の11打席目だった
Mar 26, 2016
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超変革金本阪神初勝利!!!昨日に続き、高山がいい!ヘイグがいい!!横田も走った!鳥谷も走った!岡崎もタイムリー!!先発野手全員安打!そして、ゴメスの特大スリーラン!!!能見のピッチングも良かったです!!エラーなどで失点はあったものの6回5三振中日の打者は、今年はすごい。。。かなり痛い目に遭いそう。。。でも、押さえ陣は、なかなか磐石さあ、開幕ダッシュ行きますよ!!1回表 【大島】 センターフライ 【荒木】 空振り三振 【遠藤】 レフトヒット 【ビシエド】 センターヒット 【平田】 ショートフライ1回裏 【高山】 ファーストゴロ 【横田】 ショートフライ 【ヘイグ】 レフトオーバーツーベース 【福留】 セカンドゴロ2回表 【藤井】 空振り三振 【高橋】 空振り三振 【杉山】 見逃し三振2回裏 【ゴメス】 サードゴロ 【鳥谷】 見逃し三振 【西岡】 ショートゴロ3回表 【山井】 ピッチャーゴロ 【大島】 ショートライナー 【荒木】 セカンドゴロ3回裏 【岡崎】 フォアボール 【能見】 スリーバント失敗 【高山】 右中間タイムリーツーベース T1-0D高山選手 3回裏 右中間先制タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。ランナー1塁の場面だったので、引っ張れるボールがくれば引っ張って強い打球を打とうと考えていました。結果的には自分のイメージしていたようなバッティングができたと思います。 【横田】 センターフライ 【ヘイグ】 左中間タイムリーツーベース T2-0Dヘイグ選手 3回裏 左中間タイムリーツーベースヒット打ったのはスライダー。自分の打つべきボールをしっかりと打ち返せたね。昨日の第3、第4打席では甘いボールを打ち損じてしまって悔しい思いをしたので、その昨日の反省を活かすことができたと思います。 【福留】 セカンドゴロ4回表 【遠藤】 ピッチャーゴロ 【ビシエド】 レフトヒット 【平田】 レフトフライ 【藤井】 空振り三振4回裏 【ゴメス】 ショートゴロ 【鳥谷】 フォアボール 【西岡】 ショートフライ ランナー鳥谷が二盗 【岡崎】 フォアボール 【能見】 ショートライナー5回表 【高橋】 ファーストゴロ 【杉山】 レフト線ツーベース 【山井】 フォアボール 【大島】 レフトフライ 【荒木】 セカンドライナー5回裏 【高山】 空振り三振 【横田】 ショートヒット 【ヘイグ】 デッドボール 【福留】 ライトフライ 【ゴメス】 レフト3ランホームラン T5-0Dゴメス選手 5回裏 レフト第1号スリーランホームラン打ったのはフォーク。甘いボールを逃すことなく打てたね。正直なところ、1本出るまでは不安だったしイライラしたりする部分もあったんだけれども、今はほんの少しだけ、ホッとしていている気持ちです。山井投手とは過去2年間で何度か対戦した経験があったし、いいイメージを持っていたからポジティブに打席に向かうことができたよ。いいバッティングができたと思うけれども、この1本で満足はしていないので、このあともベストを尽くしていくよ。 【鳥谷】 ライトヒット 【西岡】 レフトヒット 【岡崎】 レフトタイムリーヒット T6-0D 【能見】 ショートゴロ6回表 【遠藤】 センターフライ 【ビシエド】 左中間ソロホームラン T6-1D 【平田】 ファーストゴロ 【藤井】 センターヒット 【高橋】 ライトヒット 【杉山】 ショートゴロ(エラー) T6-2D 【代打・エルナンデス】 ショートライナー先発能見投手 6回 2失点(自責点1)丁寧に投げることを心掛けていました。打線がたくさん援護点を取ってくれたことが大きかったです。6回裏 (投手交代)山井 → ジョーダン 【高山】 サードゴロ(エラー) 【横田】 レフトヒット 【ヘイグ】 レフト犠牲フライ T7-2Dヘイグ選手 6回裏 レフト犠牲フライ打ったのはストレート。外野フライでも1点が入る場面だったので、力を入れすぎずリラックスして打席に入れました。最低限でしたけれども、仕事は果たせたと思います。 【福留】 ライトヒット 【ゴメス】 空振り三振7回表 (投手交代)能見 → 高宮 (守備交代)今成 サード 【大島】 ショートヒット ワイルドピッチ 【荒木】 ショートゴロ 【遠藤】 ショートゴロ T7-3D 【ビシエド】 センターフライ7回裏 (投手交代)ジョーダン → 田島 (守備交代)亀澤 セカンド 【鳥谷】 セカンドヒット 【西岡】 レフトフライ 【岡崎】 ピッチャー犠打 【代打・緒方】 センターフライ8回表 (投手交代)高宮 → 福原 (守備交代)大和 セカンド 【平田】 ライトヒット 【藤井】 レフトフライ 【高橋】 空振り三振 【代打・ナニータ】 空振り三振8回裏 (投手交代)田島 → 小川 (守備交代)武山 キャッチャー 【高山】 セカンドゴロ 【横田】 サードゴロ (投手交代)小川 → 福 【今成】 レフトフライ9回表 (投手交代)福原 → マテオ (守備交代)荒木 ファースト (守備交代)江越 ライト 【亀澤】 空振り三振 【大島】 セカンドゴロ 【代打・井領】 空振り三振中 日 0 0 0 0 0 2 1 0 0 3阪 神 0 0 2 0 4 1 0 0 X 7中日 山井-ジョーダン-田島-小川-福阪神 能見-高宮-福原-マテオ◇本塁打 ゴメス1号(3ラン125m=山井) ビシエド2号(ソロ125m=能見)◇盗塁 鳥谷(4回) ◇失策 鳥谷(6回) 高橋(6回) ◇走塁死 横田(6回) ◇暴投 高宮(7回)◇試合時間 3時間04分 ◇球審 真鍋 ◇塁審 山村達 橘高 飯塚金本阪神、初勝利!投げては先発・能見が6回2失点(自責1)と試合を作り、福原、マテオの「勝利の方程式」も好投。打線も先発野手全員安打で7点を奪い、金本監督に初勝利をプレゼントした。勝利に大きく貢献したのはヘイグとゴメスの外国人選手2人だ。オープン戦不調で心配されたヘイグは、2本の二塁打と犠飛できのうに続いて打点をマーク。「やっぱり外国人は開幕しないと分からない」と金本監督は苦笑したが、公式戦で打ってくれれば、それまでのことは全部、帳消しだ。「(オープン戦では)自分の中でストライクゾーンを広げてしまって、ボール球に手を出していた。打てる球(ストライクゾーンの球)を打とうという意識を持ったことが、開幕から結果につながっていると思う」初めてのお立ち台には相当、緊張したようで、入団会見で約束していた「カンパイ!」のフレーズは言い忘れたが、それは次回のお楽しみ。一方のゴメスは5回二死一、三塁からチーム初本塁打となる3ランを放った。オープン戦では主砲に一発が出ず、首脳陣をやきもきさせたが、心配無用とばかりに、開幕2戦目できっちり答えを出した。「自分にとっての(今季)初安打、初ホームラン、初打点だったので興奮したよ。勝利に貢献できたしね。あしたからまたベストを尽くして試合に臨みたい」頼もしい助っ人たちが、これからもたくさんの白星を運んできてくれるに違いない。
Mar 26, 2016
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打倒名古屋!!台湾ラーメンに辛いもの入れまくって、あと、味噌ハムカツに、車海老!スープまで、全部飲んだ!鷹の爪スライスに、唐辛子パウダー、デスソース入り!超変革!金本阪神のスタメン紹介!TMR西川くんの国歌斉唱!!西川くんの始球式から、とうとう開幕です!!
Mar 25, 2016
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金本阪神オープン戦優勝!!!今年は、違うぞ!!!!でも、梅ちゃんの一発だけか。。。成績残してるのも、高山と横田だけだなあ。。。。まあ、負けないことが大事!とにかく負けない!勝利に拘る阪神で行こう!!阪神・金本監督、OP戦1位にも「80点…あとは本番」6回、選手交代を告げる阪神・金本監督=京セラドーム大阪(撮影・中島信生) オープン戦(オリックス2-2阪神=九回規定により引き分け、21日、京セラD)阪神はオープン戦を7勝3敗5分けの“首位”で終えた。キャンプからここまでを総括した金本監督は「自分の中では80点ぐらい。気を抜くことなく、プレーは緊張感をもってやってくれた。あとは本番を待つのみ」と充実感をにじませた。 新人の高山(明大)、横田の台頭には「予想以上」と目を見張るものがあった。1、2番のコンビを組むことが濃厚で「2人が先陣を切ってやってくれて(チームは)いい印象になった」とうれしそうに話した。横田(2安打。オープン戦を終え)「自分のやれることはできたと思う。絶対に打ちたいという気持ちしかなかった。その気持ちを忘れずにやっていきたい」高山(オープン戦を終え)「ただただ必死。その必死さで、チームにいい影響が出ているのならうれしい。収穫は試合に出続けられたことが一番」阪神・香田投手コーチ(岩貞に)「先発6番目を争う中、非常にいいアピールになった。躍動感のあるマウンドさばきを見せてくれた」阪神が高山、横田の1&2番コンビ起点に勝ち越し6回、安打を放つ阪神・高山=京セラドーム(撮影・森田達也) オープン戦(オリックス-阪神、21日、京セラD)阪神は、ドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大、3年目の横田慎太郎外野手(20)による1&2番が勝ち越しの起点となった。 1-1の六回、先頭の高山はオリックス・西から左翼へライナー性の当たりを放った。これでオープン戦先発出場で13試合連続安打とした。 続く横田も左翼へ二塁打。西岡が左飛に倒れるも、福留は敬遠気味の四球で一死満塁。5番ゴメスのゴロの間に三走・高山が生還し2-1と勝ち越しに成功した。やっと出た!阪神・梅野がOP戦チーム第1号に金本監督も「OK」3回、ソロ本塁打を放つ阪神・梅野=京セラドーム大阪(撮影・中島信生) オープン戦(オリックス-阪神、21日、京セラD)阪神・梅野隆太郎捕手(24)がオープン戦チーム第1号となる先制の本塁打を放った。 三回、先頭打者の梅野はオリックス・西の2球目直球を左翼席に運んだ。阪神は、前日20日まででオープン戦14試合を消化し、チーム打率・279(2位)ながら、本塁打ゼロという異例の珍事。オープン戦最終戦で飛び出した梅野の一発に、金本監督はベンチから出て「OK」ポーズで喜んだ。 梅野は「自分のスイングをして、強い打球を打つということを心がけていました。それがいい結果につながったと思う」と一発を喜んだ。
Mar 21, 2016
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阪神・球児、復帰後最多106球&最長6回!3・27先発へ万全復帰後最多の106球を投げた球児。苦手京セラドームで最終調整は万全だ(撮影・松永渉平) オープン戦(阪神4-2オリックス、20日、京セラD)支度はすべて終えた。最後にニコッと笑みがこぼれる。探り、試しながら臨んだオープン戦で、球児の安定感がさえわたった。6回も100球も“鬼門”もOKだ。長い長い勝負に突入する1週間後へ、舞台を整えた。 「本番になれば少し違ってくると思うけど、京セラドームのマウンドの感触を確かめられたことも収穫です。『さぁ、これからシーズンが始まるんだ!』という気持ちが高まってきました」 3月27日の中日戦。同じマウンドから、虎での4年ぶりシーズンへ踏み出す。守護神だった2010-12年の3年間は毎年1敗ずつを喫した地。その期間は15試合で0勝3敗7セーブ、防御率3・07と数字上も苦手にした球場だが、リハーサルから結果を出した。 ツーシーム系のボールを動かしながら、凡打の山を築いた。2-0の三回一死、オリックスのD1位・吉田正尚外野手(青学大)に復帰後初被弾を浴びたが、自責点はこれだけ。初めて3巡目と向かい合っても投球術で寄せつけず、計4三振を奪った。 六回一死一塁で98球まで達したところで香田投手コーチがマウンドへ向かった。投げ切るか、めどだった100球で降りるか判断を委ねられたが、選んだのは続投だった。 「リリーフをやっていたので回の途中で代わる習慣がない。後ろの(投手の)ことも考えながら。降りると癖がつくので、できるだけその回はやりたかった」 復帰後最多の106球、同じく最長の6回を3安打2失点(自責1)で投げきった。金本監督も「次はもうちょっといけるということも彼は言っていた。真っすぐがよかったね」と安堵した。 必勝リレーへバトンをつなぎ、球児もホッとしたような笑顔。「きょうの試合は(勝ちという)そういうところも必要だった。開幕するのでやるべきことをしっかりやっていく」と、本番そのものだった。 オープン戦3戦2勝、防御率1・20という結果で周囲をうならせ、先発ローテに頼もしく座った。だれより球児自身が胸を躍らせながら、スタートラインに着いた。 (長友孝輔)虎・安藤、まずまず3K「球児に勝ちがつくように投げていました」7回、投球する阪神・安藤=京セラドーム大阪(撮影・永田直也) オープン戦(阪神4-2オリックス、20日、京セラD)2番手の安藤が、球児から受けたバトンをつないだ。「オープン戦とはいえ、先発の勝ちが懸かっている。球児に勝ちがつくように投げていました」。4-2の七回に登板。二死から西野、糸井に安打を浴び一、二塁とされたが、最後はモレルを空振り三振に斬った。3つのアウトすべてを三振を奪い「悪くはないです。特別にいいわけでもないですけど」とまずまずの手応えだ。初連投OKや!阪神・マテオ、6戦連続ゼロ封で初セーブ虎初セーブをあげたマテオ。シーズンでの連投にも意欲十分だ(撮影・松永渉平) オープン戦(阪神4-2オリックス、20日、京セラD)勝利の方程式の最後を締めたのは、マテオ(前パドレス)だ。オープン戦6試合目の登板で初セーブ。初の連投テストも無事クリアすると、豪快にひげを蓄えたカリビアンが高らかに笑った。 「連投は、全然問題ないよ。言われれば、俺は4連投でも5連投でもいけるぜ!」 2点リードの九回。藤川から一発を放ったD1位・吉田正尚外野手(青学大)を左飛に。続く西野には四球を与えるも、主砲の糸井を直球で中飛、最後は、モレルを外角に逃げるスライダーでバットの空を切らせた。 前日の同戦は八回に登板。二死二、三塁のピンチを招いたが、失点は許さず。この日は直球は最速153キロ。相手を幻惑させる2種類のスライダーもさえ渡り、「オープン戦で連投を試したかったので、実際に投げられたことはよかったよ」とニンマリだ。 実戦をイメージしてブルペンで調整ができたことも収穫だった。七回は安藤、八回は福原がマウンドへ。ブルペンのモニターを見つめながら入念に準備した。 「安藤さん、福原さん。2人のベテランの方もピンチを背負っても、きっちりと抑えた。その勢いに乗りたかったんだよ」 昨季まで2年間抑えを務めた呉昇桓(現カージナルス)に代わるストッパー候補として入団。イニングまたき、そして連投テストもOK。オープン戦6試合で防御率0・00の助っ人右腕に、香田投手コーチも「みなさんが見て、感じた通りじゃないですか」と、ストッパー合格通知だ。 「(この日の形が)勝利の方程式になるのなら、シーズンに入っても、これを続けていきたいね」とマテオ。マウンドに仁王立ちする新守護神の姿が頼もしい。 (三木建次)
Mar 20, 2016
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今年の超変革金本阪神は、開幕ダッシュ行っちゃいますよ!!!もちろん、まだオープン戦なので、安心できませんけど高山、横田の二人が、ほんとすごい!!これは、作年のヤクルト打線は超えますね!!横田は、エース級が出てくると、どれだけ打てるかって感じですが高山は、ほんと金本見てるみたい。低めをひっぱたいたり、流したり、いろんな打ち方ができますね。福留、ゴメスも、なかなか。鳥谷が6番なんて、さらに、梅ちゃんまで続くし。。。。投手陣も、球児に新外人二人心配なのは、ヘイグの守備かな。。。「超変革」阪神がOP戦V王手!金本監督、高山の開幕スタメン明言オープン戦で単独首位に立った金本監督。シーズンへの吉兆Vで最終戦を締めくくる(撮影・松永渉平) オープン戦(阪神4-2オリックス、20日、京セラD)優勝王手や! 阪神は20日、オリックス戦(京セラD)に4-2で勝ち、オープン戦単独首位に浮上した。金本知憲監督(47)は、「超変革」の象徴で2安打1打点のドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大=の開幕スタメンを明言。残り1戦で、いまだ本塁打0という珍事だが、吉兆Vで最終戦を締めくくる。二回に左前へ技ありの適時打を放った高山 積み上げてきた「超変革」の証しだ。虎がついに単独首位に立った。まだオープン戦。鬼が笑うかもしれないが、シーズン開幕よ、早くこい! 新生虎のラインアップがほぼ固まり、最高の形で球春到来だ。 「(単独首位は)どうでもいい。首位だったの!?」 金本監督がびっくりしたような顔をした。引き分けをはさんで4連勝。開幕戦の舞台で、5年ぶりの頂点に王手をかけた。過去3年はオープン戦優勝チームがリーグV。「そりゃ、いいこと聞いた」と目尻を下げた。 「超変革」を旗印に、キャンプから激しい競争をあおってきた。阪神は若手が育たない-。これまでは補強で穴を埋め、若手を起用できない悪循環がそこにあった。 しかし、金本監督は違った。オープン戦も「競争の場」とし、レギュラーについては主力を除き明言せず。結果を出し続ける若虎は積極的に試し、ベンチで唇を噛む選手に何度もチャンスを与えた。打順すら固定しない日替わり打線で、ベンチには常に緊張感が漂う。若き闘争心のぶつかり合いが、虎を強くした。1回、安打を放つ阪神・高山=京セラドーム(撮影・森田達也) 残り1戦。ついに禁を解いた。超変革の申し子ともいえるルーキーの開幕スタメンを初めて明言した。 「そうよね。ま、(スタメン)でしょうね。もし明日4タコだからって外したら…、そういう監督いないでしょ」 自らドラフトで引き当て「完成形に近い」と見守ってきた高山だ。これまで打撃指導をしなかったが、ここ2試合は珍しくアドバイスを送った。「しっかり上からたたけよ」。最後の総仕上げの言葉を投げかけ、オーダーにも思いを込めた。2戦連続で「1番・左翼」を託し、一回に先発12試合連続安打となる左前打、二回には三遊間を破る技ありの左前適時打。期待を確信に変えるには十分だった。 阪神の新人野手が「1番」で開幕スタメン出場すれば、1972年の中村勝広以来、44年ぶり。打率・385と好調キープする高卒3年目・横田の開幕中堅についても「まぁ、そうねぇ」と示唆。高山&横田のコンビに当確ランプを灯すと、6番・鳥谷に据える打線の輪郭も見えてきた。1回、タイムリーを放つ阪神・福留=京セラドーム(撮影・森田達也) オープン戦14試合を消化し、チーム打率・279(2位)ながら、本塁打ゼロでの快進撃。異例の珍事にも、豪快に笑い飛ばした。 「いいねぇ、いいねぇ。逆にいいことかもしれんよ。たまりにたまって、その後にはねぇ。そうなってくれたらいいけどね」と、シーズンの大噴火を予言した。手応え十分に有終の美を飾り、さぁ出陣だ。 (阿部祐亮)高山について、中日・佐藤スコアラー「これまでにも『すごい』と言い続けてきたけど、改めてすごいね」金本イズム ★ウエート強化 春季キャンプで特打、特守などと同様に特ウエートを導入。全選手にウエートトレーニングを課した。また、その特ウエートに対応できるようオフの間の準備も指示した ★運動会 春季キャンプのテーマに「厳しく明るく」を掲げ、休前日には選手によるチーム対抗リレーを実施。ゴメスやマテオら助っ人に、福原や藤川らベテランも参加しておこなった ★競争意識 キャンプ中からメンバーの入れ替えを示唆し、競争意識をあおり、3月上旬は1、2軍間で頻繁にメンバーを入れ替えた。結果を出し続けた横田は起用し続けているが、他の選手のモチベーションも考え、開幕スタメンなどはギリギリまで明言せず阪神・福留、開幕4番濃厚!勝負強さ見せつける先制タイムリー先制タイムリーを放った福留。開幕4番へ順調な仕上がりだ オープン戦(阪神4-2オリックス、20日、京セラD)開幕4番へ、視界良好だ。3戦連続で主砲の座についた福留が、勝負強さを見せつけた。 「今は自分の打席での状態を確認しながらやっている」という最終確認に、不安は見当たらない。4番起用に「関係ないでしょう」とそっけなかったが、4番でも5番でも問題ないことを結果で示した。 一回一死一、二塁の好機で、3ボールからの4球目、141キロの直球をたたいた。地をはうような当たりで一、二塁間を突破。先制打を放ち、3戦連続安打だ。 頼れるベテランは若虎を温かく見守っている。横田、高山らのアピールを「楽しく見ている。その中で失敗もあると思うけど、少しずつ覚えてやっていけばいい」と話し、手助けも忘れない。 浜中打撃コーチは、この日1軍に合流した江越に「練習では重いバットを振れ」と話すと、約1キロと重いマスコットバットを使用する福留に“お願い”。背番号8は、それに快く応えた。グラウンドの内外で、その存在感が光っている。 「大きなけがなく来られたことが一番のプラス要素。あと1試合へんなけがをしないよう細心の注意を払ってやれたら」 4番が濃厚な開幕へ。心技体のすべてにおいて福留は隙を見せない。 (高瀬悟嗣)阪神・横田、OP戦初四球「つなごうと思って打席に入っていた」 オープン戦(阪神4-2オリックス、20日、京セラD)9試合連続安打が途切れた横田だったが、内容で魅せた。一回無死一塁で四球をもぎとり、チャンスを拡大。前日は同じケースで空振り三振に倒れていただけに「つなごうと思って打席に入っていたので、塁に出られてよかった」と振り返った。積極的に振ってきただけにオープン戦は初四球だったが「知らなかったです」と頭をかいた。3打数無安打でオープン戦打率・385(52打数20安打)となったが、まだまだ猛アピールを止めない。阪神・鳥谷、6番対応マルチ「いつ開幕してもOK」3回、適時打を放つ阪神・鳥谷=京セラドーム(撮影・森田達也) オープン戦(阪神4-2オリックス、20日、京セラD)鳥谷が2試合連続の6番起用で、チャンスメークに勝ち越し打と躍動した。二回先頭で中前打を放ち、2点目のホームを踏むと、同点に追いつかれた直後の三回一死一、三塁では、左前へ流し打つ技ありのタイムリー。2安打1四球と3打席すべてで出塁した。「もう普通に。いつ開幕してもOKというか、もう開幕するので」と、準備完了を強調した。阪神・梅野、猛アピール打!「内角に反応できたのはよかった」3回、適時打を放つ阪神・梅野=京セラドーム(撮影・森田達也) オープン戦(阪神4-2オリックス、20日、京セラD)梅野もバットとリードで猛アピールだ。三回二死一、二塁から左前適時打を放ち「内角に反応できたのはよかった。投手の前を打つことになるので、走者がいるときは長打を、いないときは少々ボール球でも打ちに行こうと思っています」と汗をぬぐった。3月8日の西武戦(甲子園)以来のマルチ安打で、3打数2安打1打点。守備でも球児を必死にリードした。
Mar 20, 2016
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昨夜、たこ焼き居酒屋 楓さんで、呑んでたときの、お客さんと、この話してたなあ同級生トリオ揃って、ベンチに入って欲しかったけど、臨時コーチとして、下柳魂をたたきこんでほしい!阪神・金本監督、下柳コーチ撃ちの右前打…グラブ投げつけ激怒シーンも再現 阪神は11日、キャンプ初の紅白戦に先立ち、沖縄県の宜野座村野球場で金本知憲監督(47)が打席に立ち、下柳剛臨時投手コーチ(47)と矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(47)のバッテリーと3打席限定対決を行った。 金本監督は第1打席は下柳の119キロに三飛に倒れたが、第2打席、カウント2-2からの5球目、内角高めの122キロをうまく引っ張って、右前打を放った。第3打席は右直。1安打以上放てば打者の勝ちという取り決めだったため、金本監督の勝利。野手陣の紅白戦後の練習が免除された。 また対決前には田中秀太スカウト(38)が遊撃の位置に入った。金本監督が放った遊撃へのゴロの処理を誤った上、一塁に悪送球。マウンドの下柳臨時コーチは2008年の横浜戦(横浜)の再現とばかりにグラブを投げつけて激怒。ベンチに下がれとパフォーマンスをすると、田中スカウトはベンチ裏に一直線に駆け込み、球場の笑いを誘った。
Feb 11, 2016
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微妙な感じもしますが、まあ、そんなカッコ悪くもないし、いいかな。。。ウル虎の夏のユニフォーム、へんなのにしなければいいなあ。。。85年の復刻出してくんないかな~阪神が新ビジターユニ発表 03&05年リーグV時を基調に新ユニフォーム発表での(左から)阪神・福留、能見=沖縄(撮影・安部光翁) 阪神は31日、ビジター用のグレーを基調にした新ユニホームを発表した。2度リーグ優勝した2002年から05年のものをベースに、肩口と袖に黒色をあしらった。金本監督の意向も踏まえたという。 試着した福留は「ビジターで相手が嫌がるようになれば」と言い、能見は「(自分も)いろんな意味でモデルチェンジしたい」と話した。(共同)
Jan 31, 2016
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さあ、マテオとドリス、どっちが使い物になるか。。。二人とも、ばっちり0点台の防御率決めてくれればなあ。。。でも、一人しか使えないだろうから、だれを使うかって贅沢な悩みを言えるくらいだといいけど。。。この二人のおかげで、ゴメスが、えらいやるきになってる。毎年、キャンプ後半とか、終わってからの合流だし、あんまり元気なさそうだし。。。今年は、えらいやる気!ドミニカ仲間の二人が増えて、先輩としてひっぱっていこうってのもあるんだろうなあ。。。もしかして、マートンと仲悪かったのかなあ。。。マートンとコーチ陣の確執がいやだったのかも。。。新守護神候補・マテオ、ドリスが意欲…呉昇桓の穴を埋められるか会見でポーズを取る阪神の新外国人、マテオ(左)とドリス(右)=球団事務所(撮影・甘利慈) 退団した呉昇桓に代わって抑え候補となる阪神の新外国人投手、マテオとドリスが28日、兵庫県西宮市の球団事務所で入団記者会見し、マテオは「期待に応えたい」と意欲十分に話した。ドリスは「八回でもいけるし、九回でもいける。言われたところで投げてチームの勝利に貢献したい」と意気込んだ。(共同)160キロ出る!虎の新守護神マテオ、豪速球&必殺スライダーで三振ビシバシマテオは入団会見でポーズを取る。最速160キロ出すよ!(撮影・甘利慈) 虎最速、160キロ守護神だ! 阪神の新外国人、マルコス・マテオ投手(31)=前パドレス=が28日、ラファエル・ドリス投手(28)=前タイガース=とともに西宮市内の球団事務所で会見。自己最速を「160キロ」と話した。剛速球に金本知憲監督(47)がほれた自慢のスライダーがかみ合えば、まさに鬼に金棒だ。立派なひげにドレッドヘア。見た目はいかついけど投球は繊細だぜ 入団前の触れ込みであるMAX156キロを自ら否定した。自己申告とはいえ、その圧倒的数字には驚かされる。新生金本阪神、浮沈の鍵を握る新守護神候補のマテオは自己最速を問われると、はっきりと言い切った。 「(ドリスと)一緒で、160キロだ」 1メートル88、107キロの巨体で、同席したドリスに負けじと宣言した。球団最速は昨年、藤浪が叩き出した158キロ。新助っ人は虎前人未到の数字を、いとも簡単に口にした。ただ、単に剛速球投手ではないところに、彼の魅力がある。 「いつも160キロ出るわけじゃないよ。常時153~155キロくらい。(一番、自信のある球は)スライダーだ」 金本監督が「球が速いし、スライダーで左打者から三振をとれるから獲りたいと思った」と話すように、最大の武器は切れ味鋭いスライダー。パワーピッチャーという呼ばれ方は少し違うとばかりに「自分はとても強いボールを投げられるわけではないし、すごい変化球を投げられるわけじゃない。とにかく1球1球自信をもって投げてきた。それを継続していきたい」と謙虚に続けた。 最速160キロに必殺スライダー。それを駆使することでメジャー通算70試合(防御率4・65)に投げてきた。それを裏付けるのが、このオフのドミニカ共和国でのウインターリーグ成績だ。阪神の入団記者会見でポーズをとる新外国人投手のマテオ(左)とドリス=兵庫県西宮市の球団事務所 16試合に登板し、1勝0敗11セーブ。16回1/3を自責点0(1失点)で、防御率は0・00だ。そして、ついたニックネームは「バルブセ」。 母国の公用語スペイン語では、ひげは「barba(バルバ)」。俗語として、ひげを生やした人を「バルブー」、もっと濃いひげ面の持ち主を「バルブーン」というそうだ。「バルブセ」もそこから派生。「ひげが生えているこの選手たちが出てきたら、もうこのチームからは打てない」という意味だ。所属したエストレラス・オリエンタレスでは、セットアッパーのドリスともう1人、そして守護神のマテオの3人がひげ面だったため、トリオの総称としてこう呼ばれていた。 日本でいえば2005年優勝の立役者となったJFK(ウィリアムス、藤川、久保田)のようなもの。母国で受けた最強ストッパーの称号。もちろん、日本でも誇示してみせる。 「去年の抑え投手(呉昇桓)がいなくなったと聞いている。その代わりに声をかけてもらった。期待に応えられるように頑張りたい。ファンの力も合わせて、みんなで戦っていきたいね」 たくましいひげと、ビシッと決めたドレッドヘアで力強く誓った160キロ右腕。その力に偽りがなければ、虎の未来は間違いなく明るい。 (堀啓介)会見でポーズを取る阪神の新外国人、マテオ(左)とドリス(右)=球団事務所(撮影・甘利慈)会見に同席した阪神・高野球団本部長「呉昇桓投手の退団に伴い、主に抑え、後ろの方を固めたいというテーマから、両投手にきていただいた。向こうでの実績もあるので、活躍してくれると大いに期待しています」★子供は5人! 31歳のマテオには5人の子供がいる。10歳の長男、7歳の次男、4歳の三男に、2歳の長女、1歳の次女。体の大きさだけでなく、まさにビッグダディだ。また、セットアッパーの福原には、27日午前に西宮市内の病院で第4子(四男)が誕生(3192グラム。母子ともに健康)。同じく中継ぎの安藤は2児の父。3人合わせて11人という頼もしいパパたちの“子だくさんリレー”が、虎の勝利の方程式となる。マルコス・マテオ(Marcos Mateo) 投手。1984年4月18日生まれ、31歳。ドミニカ共和国出身。2004年にレッズと契約。07年にカブスへ移籍。昨季はパドレスとマイナー契約し、3Aで25試合に登板、3勝0敗9S、防御率1・69。6月下旬にメジャー昇格し、26試合に登板して1勝1敗0S、防御率4・00。メジャー通算70試合で2勝4敗0S、防御率4・65。1メートル88、107キロ。右投げ右打ち。年俸7500万円。背番号「38」虎・ドリス、憧れ球児さんに弟子入り「またいろいろな話聞けたら」 球児に“弟子入り”だ。阪神の新外国人、ラファエル・ドリス投手(28)=前タイガース=が28日、西宮市内の球団事務所でマルコス・マテオ投手(31)=前パドレス=と会見。米大リーグ・カブスで同僚だった藤川球児投手(35)への尊敬の念が、日本行きのきっかけになったことを明かした。会見でポーズを取る新外国人の阪神・ドリス=球団事務所(撮影・甘利慈) 虎入団の陰に、球児あり。ドリスは「球児さんと一緒にプレーして、話をして、こんなに素晴らしい投手がいる国で、ぜひやってみたいと思ったんだ」と目を輝かせた。 2013年、カブスで藤川とチームメートになった。3Aでも一緒にプレーし、その人柄にひかれた。「(日本が)どういう国か、どういう人か、どういう野球か、質問した。真摯(しんし)に答えてくれた。話せば話すほど、良さがわかって、日本でプレーしたい気持ちになったよ」。 まだ藤川に連絡していないというが、「彼は手術して、大変な道を歩んできたけど、またいろいろな話を聞けたら」と、再会を心待ちにした。会見で抱負を語る新外国人の阪神・ドリス=球団事務所(撮影・甘利慈) ただ、1軍外国人枠は4。球団はマテオが守護神というスタンスで、現時点ではペレスと2軍の可能性が高い。「大事なのはチームが優勝すること。4人とか考えず、自分のできることをしっかりやって、チームに貢献したい」ときっぱりだ。 「八回でもいける。言われたところでいく」 自己最速はマテオと同じ160キロと宣言。オフのウインターリーグ後も練習を続けてきた28歳が、ジャパニーズドリームをつかみにいく。ラファエル・ドリス(Rafael Dolis) 投手。1988年1月10日生まれ、28歳。ドミニカ共和国出身。2004年にカブスと契約。11年9月26日のパドレス戦でメジャー初登板。14年にタイガースとマイナー契約。昨季はメジャー登板がなく、タイガース傘下3Aトレドで43試合に登板して7勝5敗1S、防御率4・61。メジャー通算40試合で2勝4敗4S、防御率5・48。1メートル95、109キロ。右投げ右打ち。年俸5000万円。背番号「98」阪神・金村C、マテオとドリス特別扱いしない! 阪神・金村投手コーチが28日、鳴尾浜を視察に訪れ、マテオとドリスについて「フルメニューを(キャンプ)初日からさせたい。同じスタートラインでさせたいと、香田(投手)コーチとも話しています」と横一線を強調した。異国での早期順応に「密にコミュニケーションをとって、早く慣れさせたい。やりやすい環境を整えることが大事」と対話重視で臨む考えも明かした。虎・金本監督、ゴメス抜き打ちチェックでひと安心「クリアじゃないかな」 阪神・金本知憲監督(47)が28日、甲子園クラブハウスを訪れ、前日27日に来日したマウロ・ゴメス内野手(31)と3カ月ぶりに再会し、オフにダイエットをしていたか抜き打ちチェックした。約束を守って、体重を6キロ減の119キロに落としていたと報告を受けた。主砲が第1関門を突破だ。バッチリ絞れましたよ!とゴメスは自信の報告 ゴメスは、本当にスリムになって日本に戻ってきた。帰国前に与えた宿題をこなしたことを確認して、金本監督は満足げな笑顔を見せた。 「きょうはゴメスのチェックをしにきただけ。(体重を)6キロ落としたって。ちょっとだけど、(体も)すっきりしたね。(合否判定は)クリアじゃないかな」 甲子園クラブハウスを突然来訪。ゴメスにヘイグ、ペレスが来るという情報を入手したためだ。 昨年10月下旬、G砲が帰国するときに面談し、体重を計測。球団発表よりも21キロも多い125キロに「これ以上増えたら知らんぞ」と、減量を命じた。ゴメスは「6キロはやせます」と約束。この日のサンケイスポーツに前日、伊丹空港に到着した写真が掲載されたが、自分の目で「本当にスリムになったのか」を確かめたかった。 昨季は打率・271、17本塁打、72打点と、すべて1年目を下回った。評論家としてみていた指揮官も、109打点でタイトルを獲得した2014年の姿を知るだけに、物足りなかった。もっとやれる。主砲として期待するから、駆けつけた。 早速、マシン打撃で汗を流したあとのG砲をつかまえて自主トレの成果を聞き、「6キロ減らしました」と報告を受けた。「マシンで打っていたみたいだね。今まで(過去2年)よりも(体は)できあがっているんじゃないかな」。男の約束を果たし、スッキリとしたゴメスが頼もしかった。 球団事務所で入団会見を終えたマテオとドリスとも初対面。「速い球を投げてくれそうだなという印象だね。オーバーワークにならないようにといったよ」。キャンプインを前に、新戦力にも胸をふくらませた。 ゴメスには改めて「ウチの4番ですから」。助っ人への信頼は厚い。
Jan 28, 2016
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読売テレビ、tenで、金本新監督が生出演されてました。レギュラーの赤星氏と共演いろんな阪神ファンからの質問に答える中、なぜ、赤星をコーチにしなかったかその質問に、金本新監督は、いやあ、いそがしくしてるから、来てくれないでしょう~と赤星氏は、正直言って、金本監督から話はあった とただ、身体が心配なので、選手と真正面からやってくれるコーチが必要ということで、迷惑をかけると。。。身体に問題があると、何度も言われてましたが、まだ首がやばいのですかね??実現してくれるといいなあ。。。走塁の特別コーチとしてでも。。。そして、弟分の新井さんも。。。今年の開幕オーダーは金本四番と。。。すべりまくって、金本監督には相手にされず。。。増田&赤星の予想オーダーは、相手が中日の大野として予想。レフト良太は、ホームラン打ってるからと。。。ヘイグはサードで。これは金本監督は守備を見てみないと分からないと。。。ヘイグかゴメスか一人しか使わない可能性はあると、赤星は、開幕高山間に合うと!良太は、数字を残さないと。。。と二割行ってなのはだめ。。。でもホームラン打てる選手は少ないから、そこは魅力と。。投手によって、右左使い分けるかとの質問は、それはあると力をつけてどっちも関係なく使えるようにはなってほしいと鳥谷の理想の打順は、という質問には2番がおもしろいとでも、一人の意見では決められない、コーチの話も聞かないと1年目ですが、何ができるかわからないけど、闘う集団を作っていくので、そこをまず見てくださいおもしろい野球、選手達の生き生きしたアグレッシブな姿を見てください!
Jan 27, 2016
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マートンと呉昇桓が抜けた穴は大きいけど、きっと埋めてくれるでしょう!!!とにかく明るいのが一番かな!阪神・ヘイグがラブラブ来日「早く野球がしたい」妻のエリカさんを伴って来日した阪神の新外国人、マット・ヘイグ=関西国際空港(撮影・中島信生) 阪神がブルージェイズから獲得したマット・ヘイグ内野手(30)が26日、来日した。 関西国際空港に到着した新助っ人は「(長旅で)ちょっと疲れているけど、非常に興奮しているよ。早く野球がしたい」と笑顔をみせた。 写真撮影の際には昨年11月に結婚したエリカ夫人とラブラブモード全開。 昨季、マイナーで打率・338の首位打者に輝いた男に対し、四藤球団社長は「打率3割、20本ぐらいぐらい打ってほしい」と期待を込めた。虎・マテオ&ドリス、頼もしゴメスと同便来日で理解深める 阪神のマウロ・ゴメス内野手(31)、マルコス・マテオ投手(31)=前パドレス、ラファエル・ドリス投手(27)=前タイガース=のドミニカントリオが近日中に同じ飛行機で来日することが25日、明らかになった。機上ミーティングで、日本に降り立つころには新外国人2人も猛虎通!? ゴメスが来日3年目にして初めて「2・1」に間に合った。それだけでもうれしいが、マテオ&ドリスも同じ飛行機で連れてくるというのだ。 「一緒にくると聞いている」と、球団幹部が明かした。 呉昇桓が抜けた守護神筆頭候補のマテオ、ドリスは日本のチームでプレーするのは初めて。情報を集めているとはいえ、新生活に向けて不安がないわけではない。 それを同郷のゴメスがほぐす。同幹部も「(マテオとドリスは)日本の土を踏むまでは(新天地がどういう状況か)わからないだろうから」と主砲の2016年初仕事に期待。ドミニカ共和国から日本へは最短でも約21時間。ゴメスがチーム事情などの質問に答えつつ、互いの理解を深め合ういい機会になる。ちなみにペレスは別便での来日となる予定だ。 ドミニカントリオは住むマンションも同じ。3本の矢の方向性さえ正しければ、これほどリラックスできることはない。日本の文化、言葉、交通事情などなど…。機上ミーティングで結束を強めて、日本に上陸する。ムネリン太鼓判!阪神新助っ人・ヘイグ、すでに日本語マスター 数々のプレーヤーと心を通わせてきた男の証言だから間違いない。福岡で自主トレを行っている川崎が虎の新助っ人をほめちぎった。 「マットね。阪神に決まって、自分のことのようにうれしい。阪神の選手も彼から吸収することは多いと思う。いい選手を獲ったと思います」 ヘイグは昨季のブルージェイズでの同僚だ。 「おすしを食べたり、プライベートでも仲良くした」。友人の日本球界挑戦を喜ぶと同時に、活躍を確信した。「技術は阪神のスカウトが獲ったくらいだから当然」。3Aで最多安打(177安打)に輝いた野球の実力は問答無用。これだけ“おすすめ”の理由はその性格だ。 「人間的にもすばらしい。明るいです。すごく明るくて真面目で」 川崎によると、ヘイグは昨季中から日本に興味を持っていた。「日本はどう? っていう話をいつもしていました」。情報収集だけでなく、2人の会話から多少の日本語も修得済みだという。 「教えていますよ。教えたっていうか、俺が日本語しゃべりますから。聞いてて自然と言うと思うよ、マットも」 成功の鍵は環境になじめるかどうか。場合によっては、能力以上に重要だ。ダンスや明るいキャラで米国の選手やファンの心をつかんだ先生から、どんな言葉を覚えたのか気になるところ。「このやろう、とか」。ムネ流ジョークで隠したが「何を覚えていったか楽しみですね」と、ニヤリ。成果はお楽しみ。それだけ“生徒”に自信があるというわけだ。 「でも汚い言葉を使ったら『川崎に教わった』って言うなよ。田中って言え、ダルビッシュとか青木って。きれいな言葉だけ川崎って言え」 最後は珍指令をエールにかえた。自身は所属先が未定のままだが、打撃や守備、スライディング練習も実施するなど「体調がすごくいい。いままでで一番」と、充実している。元気いっぱいのムネリンがさらにテンションを上げて紹介する親友は、間違いなくナイスガイだ。 (安藤理)マット・ヘイグ(Matt Hague) 内野手。1985年8月20日生まれ、30歳。米ワシントン州ベルビュー出身。ケントウッド高、ワシントン州立大、オクラホマ州立大を経て、2008年D9巡目でパイレーツと契約。12年4月7日のフィリーズ戦でメジャー初出場。14年8月にブルージェイズに移籍。メジャー通算43試合で打率・226、0本塁打、7打点。マイナー通算は937試合で打率・301、79本塁打、534打点。1メートル91、102キロ。右投げ右打ち。背番号「36」。1年契約で年俸8000万円。
Jan 26, 2016
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結婚して、良くなる選手と、だめになる選手、両方いるけど隼太には、がんばってもらいたいなあ。。。隼太が外野のスタメンで出て、チャンスに強い中軸って感じになったら、間違いなく優勝だな。。。おめでとう隼太!!!伊藤隼太選手の結婚について2016年01月18日 更新 伊藤隼太選手が、神奈川県出身の一般女性と結婚しましたのでお知らせいたします。伊藤隼太選手コメント「守るべき存在ができたので、今シーズンは絶対にレギュラーを奪い、これまで以上の成績が残せるように精進したいと思います。」隼太結婚!慶大同級生元チアリーダーと2016年1月17日 慶大時代の同級生と結婚した伊藤隼 阪神・伊藤隼太外野手(26)が結婚したことが16日、分かった。お相手は横浜市出身の一般女性(26)=会社員。慶大時代の同級生で、チアリーディング部で活躍した「笑顔が特徴的な癒やし系美女」だ。昨年末に入籍し、すでに関西で新生活をスタートさせている。生涯の伴侶を得た隼太が、今季こそ外野のレギュラーをつかみ獲る。 街はクリスマス一色に染まっていた。昨年末の12月23日。伊藤隼が、1年前に交わした約束を果たした。慶大時代に同級生だった一般女性と入籍。チアリーダーとして活躍した彼女の「応援」を独り占めにし、外野のレギュラー獲りへ、誓いを新たにした。 「守るべきものができたので、今まで以上に頑張っていきたい。もう1人ではないので夫婦二人三脚で歩んでいきたいと思います」勝負の年を前に決意を固めた。振り返ると、いつも彼女がそばで支えてくれた。苦しいときは、隼太の背中を押してくれていた。 出会いは2009年12月23日。知人から紹介され、慶大チアリーディング部で活躍する彼女と知り合った。 「“笑ってるな”という印象でした。人生楽しそうだな~と」 隼太は彼女の天真らんまんな人柄にすぐに魅了された。2人はその場で意気投合。翌日のクリスマスイブは2人でディズニーランドへ。互いの絆を深め、出会った次の日から交際をスタートさせた。毎年12月24日は必ず、ディズニーランドを訪れる。「夢の国」は、2人の大切な場所だ。 慶大時代、春秋のリーグ戦にはスタンドで躍動する彼女の姿があった。とびきりの笑顔で応援してくれたチアリーディングに、どれだけ勇気をもらったことだろう。 「気をつかわず、自然体でいられる。一歩、下がったところで支えてくれる」 プロ入り後は関西、関東の遠距離恋愛が続いたが、彼女への一途な思いは変わらない。結婚は自然の流れだった。14年12月23日。2人の記念日に、仕事で関西を訪れていた彼女を自宅に招いた。 「結婚しましょう」 「はい。うれしいです」 テーブルで向かい合い、夕食をとりながら、自然体でプロポーズした。学生時代のころから変わらない、2人の空間が心地良い。 プロ5年目の今季は隼太にとってチャンスの年だ。昨季は自己最多63試合に出場し打率・252、2本塁打、12打点。相手先発の左右で併用が続き、レギュラーをつかみきれなかった。外野2枠が空いている今季こそ-。もう、1人じゃない。最愛の人のため、必ず定位置を奪い取る。
Jan 18, 2016
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う~む、成績だけをみるとパッとしないけど。。。まだ、若いので、日本の野球を吸収して、大化けしてくれればいいんだけど。。。なんとか、一人でも使える人がいれば。。。今年は、絶対優勝します!!!!!阪神がドリスとの契約を正式発表…新たな守護神候補 阪神は18日、獲得を目指していたラファエル・ドリス投手(28)=前タイガース=と契約合意に達したことを発表した。背番号「98」。 最速156キロの直球を軸にツーシームやカーブ、スライダーを混ぜるというスタイルの右腕は球団を通じて「有名な阪神タイガースでプレーできることに、とても興奮しています。素晴らしい監督、コーチ、スタッフの皆様から多くのことを学べると思っており、楽しみにしています。チームに貢献できるように頑張ります」とコメント。 すでに獲得を発表しているマルコス・マテオ投手(31)=前パドレス=と守護神の座を争うことになる。外国人選手との契約締結について2016年01月18日 更新 ラファエル・ドリス選手(28)と今季の選手契約に合意いたしましたのでお知らせします。ドリス選手のコメント「有名な阪神タイガースでプレーできることに、とても興奮しています。素晴らしい監督、コーチ、スタッフの皆様から多くの事を学べると思っており、楽しみにしています。チームに貢献できるように頑張ります。」ラファエル・ドリス選手プロフィール選手名 ラファエル・ドリス(Rafael Dolis)生年月日 1988年1月10日年齢 28才出身地 ドミニカ共和国守備位置 投手投打 右投右打身長/体重 195cm/109kg出身校 ディビナ プロビデンシア高校前所属 デトロイト タイガース
Jan 18, 2016
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今年こそ!!明るい話題提供したい!阪神大震災から21年…藤浪ら鳴尾浜で黙とう阪神大震災から21年。鳴尾浜で藤浪(手前)や新人選手らが黙とうを捧げた 阪神は、阪神大震災から21年となる17日、西宮市内の鳴尾浜球場で、約40人の選手、コーチ、球団職員らが集まり、犠牲者への黙とうを捧げた。午前9時45分、バックスクリーン上には球団旗の半旗が掲げられ、練習前の藤浪をはじめ、D1位・高山俊外野手(明大)ら新人6選手らが整列し、哀悼の意を表した。高野栄一球団本部長(52)は「鳴尾浜も当時は液状化現象になりました。21年前のことは風化させてはいけない、と改めて感じます」と神妙に語った。 藤浪は、阪神大震災の犠牲者への黙とうを捧げたあとランニングやキャッチボール、ウエートトレなど6時間、みっちりとからだを動かした。遠投の距離も70メートルまで伸ばすなど、順調な仕上がりをアピール。「阪神大震災もそうですし、3・11(東日本大震災)もありました。(野球人として明るい話題を提供できるように)しっかりやりたい」と話した。キャンプ中、数多くの実戦登板を熱望していることについては、「それは、むこう(沖縄)に行って調整してから」と話すにとどめた。
Jan 17, 2016
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まだ41歳。。。肝臓が悪かったのですか。。。プロでは、なかなか活躍できませんでしたが、第2の人生で、頑張っておられたのに。。。御冥福をお祈り致します。元阪神・安達智次郎氏が急死 92年ドラフトで松井氏の外れ1位41歳の若さで亡くなった安達氏。プロでは大成できなかったが、人柄のよさで誰からも愛された 元阪神投手の安達智次郎氏が7日午前1時49分、内臓疾患のため神戸市の病院で死去した。41歳。1992年のドラフト会議で巨人が抽選を引き当てた松井秀喜(元米大リーグ、ヤンキース)の外れ1位として阪神に入団。大型左腕として期待されたが、1軍登板はなかった。ここ数年は体調を崩し、入退院を繰り返していた。葬儀・告別式は遺族の意向で近親者と知人のみで行う。92年12月18日、阪神入団会見での安達氏(左前)。松井秀喜をクジで外した中村監督(中)だが、安達氏を1位指名した あまりに早すぎる別れだ。悲運の大型サウスポー、安達氏が内臓疾患のため、41歳の若さでこの世を去った。 引退後、2002年まで阪神の打撃投手を務めていたドラフト1位左腕は、退団後、神戸・三宮で焼酎バーを経営するかたわら、少年野球チームで指導を行うなど精力的に活動してきた。だが、ここ数年体調が思わしくなく、昨年は入退院を繰り返していた。 昨年末には体調が回復し、周囲に一時閉店していた焼酎バーを再開することなどを伝えていた。体調は快方に向かっていると思われていたが、年が明けてから急変し、5日の夕方に救急搬送。阪神時代の同僚、DeNA・坪井智哉打撃コーチ(41)らがお見舞いにかけつけた。前日6日は朝から会話ができるまでに回復していたが、状態が悪化した7日未明、帰らぬ人となった。 兄の伸一郎さん(43)は「見舞いには直前まで行っていました。(今の心境は)難しいです。覚悟はしていましたが、直面すると辛いですね」と話した。 安達氏は村野工高で91年夏、92年春の2度甲子園に出場。同年のドラフト会議で、巨人が抽選を引き当てた松井秀喜(元米大リーグ、ヤンキース)の外れ1位として93年に阪神に入団した。元阪神・D1の安達氏、41歳で死去死去した安達智次郎氏 元阪神投手の安達智次郎氏が7日午前1時49分、内臓疾患のため神戸市の病院で死去した。41歳だった。 1992年のドラフト会議で巨人が抽選を引き当てた松井秀喜(元米大リーグ、ヤンキース)の外れ1位として阪神に入団。大型左腕として期待されたが、1軍登板はなかった。ここ数年体調を崩し、入退院を繰り返していた。年末には回復していたが、5日救急搬送され、7日未明、神戸市内の病院で息を引き取った。 安達氏は村野工高では91年夏、92年春の2度甲子園に出場。93年D1位で阪神入団。同年2軍で4勝を挙げたが、故障などに苦しみ98年に外野手に転向。99年に再び投手になるが1軍登板機会のないまま、同年に現役引退していた。2軍通算74試合7勝14敗1S、防御率5・02。 引退後は阪神の打撃投手を務めた後、退団し、兵庫県神戸市内で飲食店を開業。少年野球チームの指導者も務めていた。葬儀・告別式は遺族の意向で近親者と知人のみで行う。2007年10月経営していた神戸・三宮市内で焼酎バー「Rocket Ball」で取材に応じた際の安達氏 肩関節の柔らかさに加えて、長い手足が武器で、独特の腕のしなりをいかした大型左腕として期待された。だが、同年2軍で4勝を挙げるも、故障などに苦しみ、98年に外野手に転向。99年に野村克也監督の勧めで再び投手に戻り、横手投げなど試行錯誤を重ねた。だが、プロ7年間で1軍登板は最後までかなわず、同年に現役引退した。2軍では通算74試合7勝14敗1S、防御率5・02だった。 大きな期待を背負い入団し、重圧にさらされたが、人当たりや面倒見がよく、選手、球団関係者、報道陣から愛されていた。葬儀・告別式は近親者と知人のみで行う。これからは、空の上から猛虎の行く末を見守っていく。村野工高で同級生の西武・黒田哲史2軍内野守備走塁コーチ「早すぎる。今はまだ信じられない気持ちです。高校3年間同じクラスで野球界に入って、一緒に切磋琢磨しました。級友なので、とても悲しいですが、お互い野球人だったので、彼の分までこれからも頑張ります」安達 智次郎(あだち・ともじろう) 元投手。1974(昭和49)年8月21日生まれ。享年41。神戸市出身。小学3年時に野球を始め、村野工高では91年夏、92年春の2度甲子園に出場。93年D1位で阪神入団。同年2軍で4勝を挙げる。その後、故障などに苦しみ98年に外野手に転向。99年に再び投手になるが1軍登板機会のないまま、同年に現役引退。95~96年の登録名は安達克哉。引退後は阪神の打撃投手を務めた。2軍通算74試合7勝14敗1S、防御率5・02。元プロレスラーの「ミスター・ヒト」は叔父にあたる。1メートル87。左投げ左打ち。村野工高の恩師、元虎・安達氏との別れ惜しむ「ゆっくり休め」 元阪神投手の安達智次郎氏が7日午前1時49分、内臓疾患のため神戸市の病院で死去した。41歳。村野工高1、2年時に野球部部長、3年時に監督を務めた田中英樹氏(56、現興国高野球部監督)が遺体が安置されている神戸市内の斎場を訪れ「こんなに早く逝ってしまうとは…。ショックですね」と別れを惜しんだ。学生時代、安達は3年連続で委員長を務め、学業はクラストップだったという。「ゆっくり休めと声をかけてきました」と静かに話した。元阪神・安達氏の告別式がしめやかに…上田氏、関本氏らが悼む 肝不全のため7日に死去した元阪神投手・安達智次郎氏(享年41)の葬儀・告別式が9日、神戸市長田区の「シティホール高速長田」で営まれた。阪神・高野栄一球団本部長(52)、山田勝彦バッテリーコーチ(46)、本紙専属評論家の上田二朗氏(68)、昨季限りで引退した関本賢太郎氏(37)=野球評論家=ら約300人が参列し、故人をしのんだ。 山田コーチは「(1993年に)ドラフト1位で入団し、いきなり、すごい球を投げていたのが印象に残っている。打撃投手としてもよく投げてくれた。まだ若い。早いですよ」と言葉を詰まらせた。 斎場内には、安達氏が村野工高のエースとして甲子園に出場した92年の選抜大会の堀越戦のVTRが流され、阪神時代につけていた背番号「12」のユニホームなどが飾られた。
Jan 7, 2016
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