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阪神ファンなら、やっぱりJOSHINということで、YAMADAデンキで買い物したあと、JOSHINに山田先生が、Eee PC用のポータブルDVDを買いにということで、一緒に行かせていただきました。そこで見つけた阪神タイガース無線APEee PCが無線LANにうまくつながらないとのことでしたので「阪神だけに、打線や投手陣みたいに、つながりよさそうなので、これを買っては」と、おすすめすると「後半ばてそうなので。。。」と断られてしまいました。。。ひ、、、ひどい、、、きっと2009は違いますよ!!corega 【猛虎ワイヤレス】 IEEE802.11g/b対応無線LANルータ 限定版 阪神タイガースモデル [CG-WLBARGPXB-H]!限定版! 【無線】 コレガ 阪神タイガースモデル「猛虎ワイヤレス」 コンパクト無線LANブロードバンドルータ [IEEE802.11g/b] (CG-WLBARGPXB-H)で、山田先生は、I/O DATAのポータブルを、格安&千円割引チケットでむっちゃ安でゲットされておりました。私は、YAMADAで、ずっとなくて困ってたMITSUBISHIの換気扇フィルターと、ちょっとかわった三叉コンセント\170円を二つと、USB ACアダプタで、二つ同時に充電できるやつで、1000mA対応のものをゲットしました。。。USBポートが二つ付いた同時充電が出来るUSB ACアダプターブラックUSBポートが二つ付いた同時充電が出来るUSB ACアダプターブラック PD-2BKUSBポートが二つ付いた同時充電が出来るUSB ACアダプターホワイトUSBポートが二つ付いた同時充電が出来るUSB ACアダプターホワイト PD-2WH
Jan 10, 2009
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よかった。来年も日本。それも大阪ですね。大活躍してほしいなぁ~少なくともJPよりは。。。ボーグルソン、オリックス入り合意 前阪神のライアン・ボーグルソン投手(31)がオリックスと1年契約で基本合意したことが7日、明らかになった。 複数の関係者によると、合意に達したのは6日。契約の保障は09年のみで、2年目の球団オプションはない。年俸は出来高部分を含めても阪神時代の約1億円に及ばない厳しい内容だが、オリックスは先発ローテーションの一角として期待しているという。 阪神では07年20試合に登板し7勝6敗、防御率4・13。昨年は12試合で3勝4敗、防御率3・99と先発ローテに定着できなかった。それだけに今季にかける気持ちは強い。 現在はフィラデルフィアの自宅で新シーズンに備えてトレーニングに励んでいるという。“3年目の正直”へ、新天地でチャンスをものにする。
Jan 9, 2009
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昨年も、一生阪神宣言で、ファンを喜ばせてくれた赤星ですが今年も宣言してくれました!!!現役最後まで!!そして守備走塁コーチに、ヘッドコーチ、監督で日本一!!生涯阪神で頑張ってもらいたいです!!阪神・赤星、地元愛知で「生涯阪神」宣言! 2008.12.30 05:00 虎に全てを捧げる! 阪神・赤星憲広外野手(32)が29日、「生涯阪神」を改めて宣言した。地元愛知・刈谷市内での『赤星憲広選手を励ます会』に出席。来年5月にもフリーエージェント(FA)権を取得となるが、他球団へ移籍するつもりはないと断言した。 虎のレッドスターとして、最後まで輝き続ける―。今年最後のイベントを終えた赤星が、永遠のタテジマ愛を改めて宣言した。 「引退するまで阪神でやりたいという思いは、入団当初からずっと変わらない。FA権を取得しても、他球団がどうこうじゃなくて、球団から『うちのチームにいてくれ』といわれ続ける存在でいたい」 虎党も、この言葉を待っていた。順調にいけば来季中にFAを取得するが、子供のころは大の中日ファン。それだけに、地元・愛知で発した決意の意味は重い。生え抜きとして来季で9年目。選手会長としても4期目。チームへの愛情は誰より強い。 昨年12月のトークショーでも「僕は何があってもずっと阪神タイガース」と宣言していた。今年6月に新制度が施行され、FA取得期間は国内移籍8年(海外は9年のまま)に短縮。赤星の場合、登録日数があと41日で取得となる。昨年は旧制度による2010年の権利取得を見越しての発言だったが、今回はその言葉より現実味を帯びている。 19日には契約更改交渉に臨み、7000万円増の年俸2億5000万円でサイン。今季は全試合に出場し、打率.317と自己最高の成績を残し、「野手で1、2位の評価をしてもらった」と充実した表情を見せていた。それでも、若干の不安がある。 「僕は球団を愛しているけど、球団がどれくらい僕を愛してくれているか、なんですよね。その部分が大事」。より決意を強固にするため、球団から何らかのメッセージがあれば―。未来永劫、虎から愛され続けるために、タテジマを身にまとい走り続ける。
Dec 30, 2008
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う~む、覚えにくいというか、言いにくいというか。。。子供でも、おじいさんでも覚えれるような簡単なのがいいのではないかと思ったり。。。阪神決まった!09年スローガン 阪神は21日、09年の新チームスローガンが「Focus on this play,this moment!!(そのプレー、その一瞬に集中せよ)」に決まり、ロゴマークと併せて発表した。真弓監督は「単純に分かりやすい言葉でいいなと思います。一瞬一瞬に集中するということで、これからチームに一番言いたいことがスローガンに決まりました」と納得の様子。 このスローガンは社内公募し、60程度の案から選ばれた。球団史をひもとけば、『タイガース』という称号も設立当時に社員から公募して決めた。球団に息づく伝統を継承した格好だ。 南球団社長は「球団全体に呼びかける言葉として浸透させたい。よく選手たちにも持っている力を出せば勝てる、そのためには集中することが大切という話をしている。それを端的に表したスローガンになったと思う」と自賛した。 また、ロゴマークに初めてトラッキーが加わった。バットを指すことで優勝を勝ち取る意思を込めた。
Dec 22, 2008
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まあ、そうでしょう。。。できれば、セリーグの球団に入って、阪神戦に登板してくれると助かります。。。阪神・沼沢本部長、門倉獲得「ないですね」 2008.12.10 11:00 巨人を退団した門倉健投手(35)について、阪神・沼沢球団本部長は「個人(の意見)としては(獲得に動くことは)ないですね。真弓監督と話? いま初めて聞いたことだから。今後、話題には出るかもしれませんけど」と語った。巨人・門倉、出番求め自由契約巨人は9日、06年オフにFAで横浜から移籍した門倉健投手(35)を自由契約にしたと発表した。今季0勝2敗(2年通算1勝7敗)に終わった右腕はこの日、東京・大手町の球団本部で清武英利代表(58)に登板機会を求めて自由契約を要望。巨人はこの1カ月間、慰留に努めてきたが、本人の意志が強いことから了承した。マウンドに立てるならどこでもいい。10回以上の交渉の末に、門倉が自由契約選手となった。 「わがままを受け入れてくれた球団に感謝したい。来年どこでプレーするか分かりませんが、新天地でより多くの登板機会を求めていきたい」 門倉は06年オフに横浜からFA宣言し、2年契約で巨人に移籍したが、若手の台頭もあってこの2年間は通算1勝7敗と低迷。今季の登板はわずか11試合(0勝2敗)にとどまり、日本シリーズの40人枠からも外れた。 巨人は年俸7500万円の門倉に対し、11月上旬に減額制限(1億円未満は25%)を越す年俸を提示する一方で、来季の戦力と判断。この1カ月間交渉を続けてきたが門倉の気持ちは変わらず、清武代表は「来年はこの2年間の雪辱を期待していたが、1球でも多く投げたいという気持ちを尊重した。苦渋の決断です」と説明した。 「国内外を問わず、話があれば聞いてみたい。先発へのこだわりもありません」。35歳にしていばらの道を選択した右腕は今後、移籍先を模索していく。
Dec 10, 2008
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本当にヤスが帰ってきて嬉しい!!一昨年、なんどヤスに助けられたか!!故障から復帰して、今度こそローテに!!懐かし鳴尾浜…阪神・中村泰、出戻り始動!中村、虎復帰-。阪神は8日、育成枠で前日本ハムの中村泰広投手(30)と前ロッテの木興(きこう)拓哉投手(22)の獲得を発表した。2年ぶりの古巣復帰となった中村は、さっそく西宮市内の鳴尾浜球場に移動し、約3時間の自主トレを行った。再びタテジマに袖を通すことが決まった直後、車をかっ飛ばした。甲子園からスーツ姿で向かった先は、鳴尾浜球場だった。『阪神・中村』が、はやくも始動した。 「ひじの状態はいい。大丈夫。(今)秋ぐらいから順調にきています。ここに来たのは昨年の12月以来ですかね。慣れている感じも、新鮮でいい。また戻ってこれたので、一軍で勝負できる選手にならないといけない」 意欲の表れだった。2007年オフに金村暁とのトレードで北の大地へ移ったものの、左ひじ痛に悩まされて一軍出場機会なしに終わった。ランニングなど、黙々とこなした約3時間。古巣で育成選手から出直す。 11月。寒風吹きすさぶ横須賀で、合同トライアウトを受験した。終了後には、「地元関西なら一番いいのですが」と祈るような気持ちを明かした。オリックスなど、複数球団から打診があったが、最も熱心に誘ってくれたのが古巣だった。 「自分のやるべきことをやって、いかに試合で結果を出せるかだと思う」。年俸は600万円。自己最高の年俸だった今季の1500万円からは半分以下に減った。新居も決まっておらず、しばらくは1時間以上かけて、奈良の実家から通勤する。それでも野球ができる。この思いをかみしめながら中村が虎戦士として再出発した。中村泰広“中1年”で阪神に育成で復帰 阪神は8日、元日本ハムの中村泰広投手(30)と元ロッテの木興拓哉(22)と西宮市内の球団事務所で育成選手として契約を交わし、入団を発表した。“中1年”での阪神復帰となる中村は「また戻ってこられたので活躍できれば頑張りたい」と抱負を語った。中村は年俸600万円、木興は360万円。 ◇ ◇ 居ても立ってもいられなかった。中村は契約を終えると、その足で懐かしい鳴尾浜のグラウンドへ向かった。 昨年オフ、金村暁とのトレードで日本ハムに移籍。活躍を期待されたが、ヒジ痛に悩まされ本来の力を発揮できないまま戦力外通告を受けた。再起を目指して臨んだトライアウトでは数球団からオファーがあったが、その中からあえて投手陣の強い古巣を選んだ。 「育成であろうと支配下選手であろうとやることは一緒。野球選手ですから野球できなきゃ話になりませんから」 年俸は1500万から600万に大幅に下がった。それでも野球をやりたい。その一心だった。1年ぶりの鳴尾浜。山本寮長やトレーナーへあいさつを済ませるとランニング、ダッシュで汗を流した。練習後「新鮮でした」と笑顔を見せた。 07年には先発で2勝を挙げた左腕。岡田前監督の評価も高かった独特の変化を見せるスライダーで投球回数を上回る三振を奪った。伝家の宝刀さえよみがえれば、手薄な左投手ということもあり、出番はある。 懸案の左ヒジの状態について「今は大丈夫。順調に来てるんで、キャンプからアピールしたい」と話した。北海道からの移籍とあって、当面は実家のある奈良から鳴尾浜に通い、調整を続ける予定だ。 1軍昇格のメドがつけば、シーズン中でも支配下選手に登録され、年俸も上がることになっている。再びタテジマに袖を通す左腕が、育成からはい上がる。
Dec 9, 2008
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良かった!!元阪神の高波と金沢が来期もプロで頑張れそうです!!濱ちゃんたちと大活躍してほしいです!!来年こそ関西同士で日本シリーズを!!オリックス、テスト生の金沢と高波を獲得 オリックスは8日、日本ハムを戦力外になり、秋季キャンプにテスト生として参加していた金沢健人投手(29)と、楽天から戦力外を通告されていた高波文一外野手(33)を獲得すると発表した。
Dec 8, 2008
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中村ヤスが阪神と育成契約!!あのヤスが帰ってきた!!!!!これで、江草、渡辺、橋本、ヤスで最強の中継ぎ陣が復活ですね!!木興もがんばって欲しいですね!!野口の穴は投手陣で埋めるんだ!!!阪神が2選手と育成契約 阪神は8日、前日本ハムの中村泰広投手(30)、前ロッテの木興拓哉投手(22)の両左腕と育成選手契約を結んだ。中村は年俸600万円、木興は年俸360万円。(金額は推定)
Dec 8, 2008
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子供は無邪気ですね。。。って関西の子供は、自分が子供のころからあんまり好きじゃないんですが。。。ダル、来てくれるようなことあればいいですね。。。まだ、先の事ですから。。。メジャー行くのか、日ハム残るのか。。。そのうち、新聞を賑わすのでしょうね阪神に来てくれればなぁ。。。阪神は、昔のボロボロだった頃のようにFAされたり、断られたりするようになってしまったんですよね。。。やっぱり、生え抜きを大事にするチームやファンでないと選手は繋ぎ止めれないかな。。。ダル苦笑い「阪神にはいつ来てくれますか」 日本ハムのダルビッシュ有投手(22)が5日、大阪府羽曳野市の児童養護施設「羽曳野荘」を訪れ、子どもたちにユニホームやグローブをプレゼントした。訪問は非公開だったが、同席した市職員によると、ダルビッシュは子どもから「阪神タイガースにはいつ来てくれますか」と質問され、「まだ先のことなので分かりません」と苦笑いしながら答えたという。 同投手は公式戦で1勝するごとに10万円を生まれ育った羽曳野市の「ダルビッシュ有子ども福祉基金」に寄付。今シーズンは16勝し、160万円が贈られた。
Dec 6, 2008
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まあ、しょうがないでしょう。。。私は、この番長の男気が好きです。来年は、阪神に気を使って、勝たしてください。。。これで、一気に窮地ですね。。。今年の補強が白紙に。。。他は、もう残ってない。。。野口に残って欲しいなぁ。。。三浦残留!最後の1日を前に決意 横浜からFA宣言している三浦大輔投手(34)が残留を発表することが28日、分かった。30日に阪神に断りの連絡を入れ、横浜の球団事務所で残留会見を行う。
Nov 29, 2008
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おめでとう!!各スポーツニュースは、広島時代「粗いさん」と言われた新井が阪神に来て、猛練習でゴールデングラブというのを取り上げてましたね。鳥谷もとってもおかしくないんですけどね。あと、平野、関本、バルディリスも守備位置が固定されてたら。。。来期は阪神で独占!!阪神・新井Gグラブ初受賞!来季は王超えだ 2008.11.27 05:04 新井、“王超え”目指す-。阪神・新井貴浩内野手(31)が26日、都内でゴールデングラブ賞の表彰式に出席した。一塁手としてプロ10年目で初受賞。来季は1980年に王貞治ソフトバンク最高顧問(68)が樹立した一塁手のセ・リーグ記録『シーズン991連続守備機会無失策』の記録更新を目指す。 あの日憧れた『金色のグラブ』を手にした。ステージ上で受け取ると、じっと見つめた。新井が守備の名手たちと肩を並べた。初めてのゴールデングラブ賞。それは“王へ挑戦する資格”でもあった。 「本当にヘタクソだったから、あきらめずにノックを打ってくれたコーチの方々、使ってくれた監督に感謝したいです。自分で(賞を)獲ったとは思っていない」 次は“王超え”を狙う。『991守備機会連続無失策』。1980年シーズンに一塁手として王貞治(当時巨人)が樹立したセ・リーグ記録だ。今季、新井の守備機会は878で唯一失策を犯したのが、7月5日の横浜戦(横浜)だった。 「でも、2カ月いなかったでしょ」。反省まじりに新井が振り返った。昨年の広島在籍時は主に三塁だった。移籍初年度の今季は一塁手としては91試合に出場し、守備率.999はリーグトップ。誇れる数字にも、満足はできなかった。腰の故障と北京五輪でチームを約2カ月間、離れた。もし、1年間をフルに戦えれば、記録更新もおのずと見えてくる。 阪神の一塁手としてのゴールデングラブ賞は近年、シーツやアリアスら外国人選手が受賞してきた。日本人選手としては、81年の藤田平氏(現評論家)以来、27年ぶりの栄誉。「広島のとき、いつも行く散髪屋に山崎隆造さん(現広島二軍監督)の金のグラブが置いてあってね。『すごいなあ』と思ってみていた」。目標にしてきた賞だった。タテジマ2年目を万全の状態で迎えるため、現在は痛めた腰のリハビリと並行して、ウエートトレで鍛える日々を過ごしている。 「(失策が)10個以内ならいいとか、決めているわけじゃない。できることなら、ゼロがいい」。フルイニング出場を「当然のこと」という09年。新井が守りでもチームを支える。
Nov 26, 2008
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毎年、黄色ジャージでしたけど、今年は別のにしてみました。これで、仕事いったろか
Nov 26, 2008
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FA宣言したハマの番長、奈良出身トラキチ三浦が、関西テレビ50周年記念番組に出演関西アイドル表彰のプレゼンターとして、出演後、ごくじんにイケメン学生として出演FAについては、メジャーからは、申し入れがないと横浜残留か、阪神かで、ほんとうに悩んでいると関西のおばちゃんの評価は、やはり関西への貢献度が低くおばちゃんのコメントとして奈良の子やろ、来年は阪神きてやでした阪神来たら、もっといっしょに呑めるぞと、たかじんに言われてましたね。そして、奥様からの内申書で、とにかくリーゼントにこだわりすぎて、缶スプレーを使いすぎて、洗面所が真っ白になって、近寄れないあと、子供が触ろうとすると、真剣に怒るなどでした叶姉妹から優秀賞として、商品にキスを。。。で、このあと、阪神と交渉するみたいですね。。。まだ、特番に出演してコメントしてますが、このあとなんでしょうね。阪神 中1日で三浦と交渉…合意目指す 22日に再度阪神と交渉する三浦 阪神が、横浜からFA宣言した三浦大輔投手(34)と、22日に超異例の“中1日”での2度目交渉を行うことが決まった。21日朝の段階では全く予定になかったが、翌日に三浦がテレビ出演のため来阪することを知った球団が、ダメモトで再会を申し入れたところOK!これが恋人同士なら“もう決まり”、めちゃくちゃ、ええ感じとちゃいますか!?合意を目指してきょうの交渉には、南信男球団社長(53)も出席する。 ◇ ◇ ホンマに会ってくれるの!?正直、阪神側も半ばチャレンジ精神で申し込んだ“中1日”での再交渉だったが、ラブコールを受けた三浦も快くOK! これは、もしかして!?東京でプロ野球コンベンションに参加していた球団首脳陣も沸き上がり、速攻で翌日交渉に備えて帰阪した。 沼沢球団本部長、黒田編成部長とともに、22日の交渉に出席することになった南球団社長は「どうなるか分かりませんが、そりゃ行くからには、もうね!」と、ニヤリとしながら指を鳴らしまくった。 まさかの展開で、三浦との再会は決まった。 この日午前。球団は、さすがに交渉解禁の20日に即日交渉を終えただけに、2度目は1週間後をメドとしていたのだが…。三浦が翌22日に、テレビ出演のため大阪を訪れることを伝え聞いた、交渉役の沼沢球団本部長も「えっ!?ほんまに?新大阪まで迎えに行こかな」と、いったんは冗談で返したが、時間を追うごとにマジモードになっていった。「せっかく関西に来るねんから」。 午後には、三浦に電話を入れる前に、先に大阪市内のホテルを押さえてしまう勢い。そして…同じく交渉役の黒田編成部長が、三浦に電話して交渉を持ちかけたところ、三浦も快諾に近い形で応じたという。 テレビ出演後に、午後2時をメドに大阪市内のホテルで、2度目のFA交渉を行うことが決まった。三浦が、横浜のファン感謝イベント参加に備えて同日中に帰京する必要があるため「時間的にはアフタヌーンティーやけどね」と沼沢本部長。ただ、阪神側も終電ギリギリまでの“宴席突入”も視野に入れている。幸運にも得たチャンスを逃すつもりはない。 いきなりの条件上積みなど激しくやるつもりはなく、まずは、前日の初交渉後に三浦が麻由子夫人と話し合った結果なども聞く。そして合意を目指して阪神としての誠意を再び訴えていく。 超異例の“中1日交渉”について、報道陣から「普通、気がなければこんなに早くは会わないのでは」と問われた沼沢本部長は「そうやんなあ」と満面の笑みで返した。 とにもかくにもハマの番長への連続アタックの好機を得た。一気にキメるなら今しかない。清原氏、“虎に行け”FA三浦にエール 2008.11.22 05:05 三浦よ、虎で花道を飾れ! 今季限りで現役を引退した元オリックス・清原和博氏(41)が21日、東京都内で開催されたプロ野球コンベンションに出席。横浜をフリーエージェント(FA)宣言した三浦大輔投手(34)に阪神入りの勧めだ。元祖番長からハマの番長へ。熱いメッセージで背中を押した。他人事とは思えない。ともに関西に生まれ育ち、『番長』の愛称で親しまれた。しかもFA宣言して悩んでいる。だからこそ、熱いメッセージを送った。 「僕もFAのときは悩んだけど、『やっぱり関西で、地元でやりたい』と、そういう気持ちになるんとちゃうかな。親戚も多いだろうし、最後は地元でね。彼、学校はどこ? 高田商か。ああ、それで阪神なんか」 パ・リーグ功労賞の表彰式に出席した清原氏が現役引退以来、久々に公の場に姿を現した。遠い目で、自身の現役時代を重ねた。そして勧めた。三浦よ、故郷で燃え尽きるのが一番や! と…。 自身も1996年オフにFA宣言。少年時代からファンだった巨人に行くか、故郷を地元とする阪神に行くかで悩んだ。吉田義男監督(当時)から、「縦じまを横じまに変えてでも」と口説かれたが、夢を追って巨人へ移籍した。 苦難の時期を過ごし、大阪・岸和田市出身の清原氏が最後に骨を埋める場所に選んだのは、やはり地元関西のオリックスだった。左ひざの故障で成績は残せなかったが、ファンの温かい拍手に送られて現役を終えた。波乱の野球人生をおくった男のひと言ひと言が重かった。 「『(FAは)残るも険し、行くも険し。答えは1つ』。横浜に残っても、タイガースに行っても、成績を残さないと。プロの世界なのでね」 移籍、残留。どちらを選んでも待っているのは結果を出すのみ、というイバラの道。実際、巨人時代には清原氏も激しいバッシングを受けた。熱烈ラブコールを受けながら迷いに迷う三浦の心中は、察することができる。宣言した選手が背負う宿命は理解している。 奈良・橿原市出身の三浦も12月25日には35歳。今回、選択するチームが確実に最後となる。骨をうずめる場所ならなおさら…。故郷の関西、そして、チーム構成上も働きやすい環境の阪神を選んでほしい。これが清原の考えだ。 「(横浜では)年の近い選手が少なかったと思うけど、(阪神は)金本ちゃんもいるし下柳、矢野もおるしね。あと、泣いたら格好悪いね。『広島カープが好きだから』とかいって。番長らしく、いい決断をしてくれればと思う」 昨オフに広島を去る際、涙の会見をした新井を引き合いに出してハマの番長“らしい”移籍会見まで期待した。元祖番長の魂のこもった金言、ハマの番長にもきっとズシリと響くはずだ。
Nov 22, 2008
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今年の鳥谷は、文句なしですね!!金本は指定席ですね!!久保田も、調子悪いことが多かったですが、よく頑張りました。来年からは先発で最多勝目指して欲しいです!!平野!!今年の快進撃は平野なくしてはなかったでしょう!!阪神に新しい「熱」をふきいれてくれました!!鶴!!来年は、1軍でのローテ期待してます!!岩田おしかったですね。でも、もう新人ではなくエースの座を確定するためにがんばって欲しいです!!鳥谷 虎遊撃手34年ぶりベストナイン プロ野球の表彰選手が21日、東京都内で開催されたコンベンションで発表され、ベストナインの遊撃手部門で阪神・鳥谷敬内野手(27)が受賞した。阪神の遊撃手では1974年、藤田平氏(デイリースポーツ評論家)以来34年ぶりの快挙。打率・281、チーム2位の80打点に加えて、全試合フルイニング出場が評価された。外野手部門では金本知憲外野手(40)が7度目の受賞。また久保田智之投手(27)は、2年連続2度目の最優秀中継ぎ投手となった。 ◇ ◇ 今季の球界を代表する選手たちの中に、堂々と名を連ねた。驚きであり、チームへの感謝を思った初のベストナイン受賞。スポットライトを浴びた晴れ舞台で、新たな目標が定まった。絶えぬ向上心とともに掲げたのは、来季のベストナインとゴールデングラブのダブル受賞だ。 「使い続けてくれた岡田(前)監督に感謝しています。実感は全然ない。来年もしっかり取って、ゴールデングラブと両方取れれば一番良い」 今季は優勝争いを演じたチームの中で、全試合フルイニング出場をした上で残した成績が評価された。打率・281、そしてチーム2位の80打点を記録。もちろん、これで満足する気はない。優勝を逃した悔しさを晴らす来季、ダブル受賞を狙う上での数字をしっかりと設定している。 「打率はきっちり3割で、エラーも1ケタにしないと」と鳥谷。05年から連続試合出場を継続中だが、今季を含めた4年間、いずれも失策は2ケタとなっている。今季も15失策。秋季キャンプでも精力的に特守を行い、来季への土台作りに励んでいた。 阪神の遊撃手としてのベストナインは、1974年の藤田平氏(本紙評論家)以来の快挙だ。「良い時も悪い時も岡田監督やコーチが使ってくれて、岡田監督の時に取れたうれしさはある」。来季、まず目指すのはチームの優勝。そこに貢献する活躍ができれば、この日固めた目標も近づいてくる。阪神・金本、2年ぶり7度目ベストナイン 2008.11.22 05:01プロ野球コンベンションが21日、都内で開催され表彰選手が発表された。阪神・金本が21日、2年ぶり7度目のベストナインを受賞。「非常に名誉で、ありがたいと思っています。来年も、再来年も続けて獲りたいと思います」とコメントした。オフに左ひざ半月板の部分切除の手術に踏みきり、迎えた今季は、通算2000安打と400号本塁打を達成。連続フルイニング出場を継続し「1330」としていた。今オフも左ひざにメスを入れたが、この賞を励みに来季も頑張る。久保田“最後の?”ホールド王 中継ぎとしてのタイトルは、これで最後か?37ホールドポイントで2年連続2度目となる最優秀中継ぎ投手となった阪神・久保田は来季転向を目指している、先発としてのタイトル獲得への思いを口にした。 「(今回は)たまたまです。この場にあんまり来たくなかったです、成績が良くないし。(来年は)どのポジションでも、目指すはタイトル。来年は納得いく成績で、この場にいたいですね」 今季は、中継ぎとして69試合に登板。昨年の90試合に続くフル回転での活躍となったが、久保田自身、納得のいく結果ではなかった。キャンプから先発転向に向けて着々と準備を進めており、来季への思いは強い。「(中継ぎでも先発でも)防御率2点台を最低ラインにしたい」と久保田。気持ちを新たに、09年の戦いに挑んでいく。阪神・平野、「カムバック賞」 2008.11.22 05:00 プロ野球コンベンションが21日、都内で開催され表彰選手が発表された。阪神・平野がけがなどを克服して成績を残した選手が表彰される『カムバック賞』を受賞した。「オリックス、阪神のトレーナーやコーチがいてくれて今の自分がある。たくさんの声援に感謝したいです」。 2006年には飛球を追いダイビングキャッチを試み、フェンスに激突し全身打撲。選手生命を脅かす重傷を負った。「絶対にまた、グラウンドに戻ろうと思った」。そしてトレードでタテジマに袖を通した今季、輝きを取り戻した。これからもガッツマンは、体を張り続ける。阪神・鶴、サンケイスポーツ選定優秀投手賞 2008.11.22 05:00ウエスタン、イースタン・リーグの表彰式が21日、プロ野球コンベンションの前に都内のホテルで行われ、阪神からは鶴、若竹、坂、玉置の4選手が出席、表彰を受けた。 最多勝(7勝)、勝率第1位(勝率.636)投手賞に輝いた鶴直人投手(21)は、ヤクルト・由規投手(18)とともに、サンケイスポーツ選定優秀投手賞も受賞した。佐藤博芳・東京サンケイスポーツ編集局長から記念のトロフィーを手渡されると「来年は一軍を勝ち取るため、まずはキャンプにベストコンディションに持っていきたいです」。鶴はプロ4年目となる来季の飛躍を誓った。
Nov 22, 2008
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矢野、新井の辞退はしょうがないですね。中日のメンバーは。。。まあ、これで、原監督と因縁でも残してくれれば。。。星野JAPANで、かなり痛い目にあっている虎ファンは、原JAPANということもあって、あまり気が乗りません。。。阪神は、WBCどころじゃないってのが本音でしょうね。。。鳥谷と岩田には自信つけてもらうために、出て欲しいですが球児はでないほうがいい気がします。。。新井がWBC代表を辞退 腰痛が完治せず 阪神の新井貴浩内野手が来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を辞退したことが21日、分かった。同選手は代表候補にリストアップされていることが濃厚で、この日行われたWBCのスタッフ会議でも、確認された。 シーズン中から抱える腰痛が完治していないという新井は「仮に選出してもらっても、代表にも阪神にも両方に迷惑をかけてしまう可能性がある。光栄だが、中途半端な状態で受けられるものじゃない」と話した。 新井は腰痛をおして出場した北京五輪で4番を務めたが、帰国後に「第5腰椎(ようつい)の疲労骨折」と判明。シーズン終盤に戦列に復帰したものの、万全な状態には遠かった。原ジャパン構想崩壊!中日勢WBC出ない2008.11.22 05:02来年3月に開催される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の第2回スタッフ会議が21日、都内で開かれ、12日に選出した48人の代表候補から辞退者が続出していることが明らかになった。北京五輪代表の中日・岩瀬仁紀投手(33)、森野将彦内野手(30)ら投打の主力も含まれ、原辰徳監督(50)率いる「サムライジャパン」は厳しい船出となった。 約4時間半におよぶ会議を終えた原監督は、厳しい表情だった。 「辞退者が何人かいる。1球団においては、誰ひとりも協力できないということだった。再度要請したが『NO』だった。さみしいが、新たな選手を少し加えて12月15日に45人を発表する。前回より、かなり若返る」 12日の会議でリストアップした48選手に出場の意思確認をしたところ、腰の治療を要する新井、今オフに右ひじ手術を受ける矢野(いずれも阪神)ら北京五輪代表組からも辞退者が出た。中日は岩瀬、高橋、浅尾、森野の候補4人全員が代表入りを拒否。岩瀬は左の抑え、森野は内外野をこなせる強打者として期待されていた。山田投手コーチは「理由を言わないで辞退した人もいた。投手陣では当てにしていた一人が辞退。構想が崩され、われわれもがく然とした」と憤激した。 原監督は「メジャーリーガーに『NO』と言った人はいない」と強調したが、今季故障者リスト入りが長かった松井秀(ヤンキース)、松井稼(アストロズ)は出場に所属球団の許可が必要とあって、招集は微妙な状況であることも報告された。そのため、松井秀の出場の不可など多くの場面を想定し、本戦でのベンチ入り28人を何通りも選ぶ作業が行われた。 「世界に散らばっている野球人のほとんどが協力してくれると信じている」。原監督は熱い言葉でサムライたちに参集を呼びかけたが、前途は波高し。連覇へ、多難の船出となった。
Nov 22, 2008
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クリスマスパーティよりはよさそう皆さん、参加されませんか???阪神タイガース激励パーティー参加者募集 2009年こそV奪還、日本一だ! デイリースポーツは恒例の読者イベント「阪神タイガース激励パーティー」を12月7日、東京都内で開催します。真弓明信新監督が就任した新生・猛虎軍団の始動を前に、高橋光信内野手と平野恵一外野手がゲストとして来場し、熱血トークを繰り広げます。 ◆と き 12月7日(日)午後1時~(12時30分開場) ◆ところ 東京・浅草ビューホテル(台東区西浅草、つくばエキスプレス「浅草」駅直結・地下鉄銀座線「田原町」駅下車 ◆内 容 立食パーティーとゲストトーク、プレゼント抽選会(全員におみやげ付き) ◆会 費 1万5000円(募集定員300人) ◆申し込み デイリースポーツ企画事業担当に電話またはメール(tora-081207@daily.co.jp)で予約の上、会費を7日以内の送金。入金確認後、12月1日ごろに入場券を郵送します。 ▼振込先=三井住友銀行深川支店(普)3803292/デイリースポーツ東京本社事業部 ▼同伴の小中学生券(5000円)は当日、会場でお求めください。 【問い合わせ】デイリースポーツ企画事業担当(電話050・3383・2531)※月~金の午前10時~午後5時) 主催 デイリースポーツ社 協力 阪神タイガース
Nov 11, 2008
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予想していなかっただけに、びっくりリハビリしっかりして、今年以上に活躍して欲しいものです。。。大丈夫かな。。。心配です。。。阪神・下柳が右ひざクリーニング手術 2008.11.6 19:44阪神は6日、下柳剛投手が5日に兵庫県内の病院で内視鏡による右ひざのクリーニング手術を行ったと発表した。勤続疲労が原因とみられる。6日に退院した。また、4日に左ひざの同様の手術を行った金本知憲外野手は、5日に退院。両選手とも、近日中にリハビリテーションを開始する。 真弓監督は「金本は(昨季手術を)経験して分かっている。下柳は初めてだろうし、金本にアドバイスを聞きながらうまくやってくれるんじゃないか」と話した。
Nov 6, 2008
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今年は、徹底的に治して、不安なくシーズンインして欲しいですね。金本だけでなく、全員シーズンフルで戦えるよう鍛えなおして欲しい!!V奪還へ!金本 左ひざの手術成功 左ひざの手術が成功した金本。来季も全力疾走で次の塁を狙う 阪神・金本知憲外野手(40)が4日、大阪府内の病院で左ひざの手術を受けた。昨オフの10月19日に左ひざ半月板の部分切除手術を受け、今季は完全復活を遂げる活躍を見せた。しかし、シーズン終盤に痛めた同個所に再び痛みが発症したため、今回の手術を受けることを決断していた。 ◇ ◇ 09年シーズンのために決断した-。 この日午後、関係者とともに大阪府内の病院に入った金本は、シーズン中に痛めた左ひざにメスを入れ、内視鏡によるクリーニング手術を受けた。手術は無事成功し、近日中にも退院予定。その後は球団施設などでリハビリを開始する。 金本は、昨年10月19日に昨季交流戦中に損傷した左ひざ半月板の部分切除手術を受けた。その後、石原チーフトレーナー補佐と二人三脚でリハビリに励んだ。周囲も金本本人も不安を抱えたままシーズンに突入したが、開幕試合でいきなり同点三塁打を放つなど全快をアピール。4月12日に2000本安打、5月13日に400号本塁打を達成するなど節目の偉業も早々とクリアし、主砲として前半戦のチームの快進撃を支えた。 「手術したのが信じられない」。金本がそう明かしたように、シーズン中盤までは、患部が悪化する兆候はほとんど見られなかった。今回再手術のきっかけとなったのは、9月9日のヤクルト戦(甲子園)。本塁突入の際に、左ひざを地面に強打したプレーで負傷した。その後は、患部に違和感を覚えながら試合出場を続けたが、シーズン終了後に精密検査を受け、損傷が発覚。担当医師、球団トレーナーらと相談を重ね、さまざまな選択肢を視野に熟考した結果、最終的には、10月終わりに手術が決まった。 2日、日本シリーズのゲスト解説で東京ドームの放送席に座った金本は「もう来季へ切り替えている。巨人どうこうより、自分の準備を考えて、どうするか。もちろん来季はこの舞台に立つつもりでいるよ」と13差逆転負けの雪辱を誓った。 真弓新監督は就任会見で「金本より守備力が勝っているとか、走塁させても上とか、そういう選手が出てきませんから。金本にはまだまだ頑張ってもらわないと」と話した。打順についても既に「4番」を明言しており、金本が新生『真弓阪神』でも主役を務めることは間違いない。 咋オフには上半身のウエート数値が過去最高を記録するなど、肉体的にはいまだ進化を遂げる鉄人。来年4月で41歳を迎えるが、まだまだ老け込むつもりはない。今季逃した栄冠奪還へ、再び金本の復活ロードが始まる。
Nov 5, 2008
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最後まで、たくさん夢をみさせてもらいました。そして、岩田ナイスピッチング!!球児も、残念だったけど、1年良く頑張ってくれました。選手、スタッフの皆様、そして、一年間、がんばったファンの皆様本当にお疲れ様でした!!そして感動をたくさんありがとうございました!!あとは、にっくき虚塵を叩き潰してくれるよう、中日を応援しましょう!!それでは、また来年!!
Oct 20, 2008
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鳥谷2発!岡田監督の愛弟子が救った このままでは終われない。岡田阪神が鳥谷敬内野手(27)の2発で、ポストシーズン初勝利を飾った。早大の大先輩でもある岡田彰布監督(50)の最後の花道を飾るべく放った3ラン&ソロ。これで対戦成績は1勝1敗となった。きょうも勝ってCS第2ステージへ。落合竜覚悟!!待ってろ巨人!! ◇ ◇ 夢を紡いだ白球が、右翼席で高く弾んだ。「ヨシッ!、ヨシッ!」。クールな男が、着弾を確認すると力強く両手をたたき、喜びを全身で表現した。鳥谷がセ・リーグCS史上初の1試合2本塁打で、チームに流れを呼び、勝利を呼んだ。 初回。ミーティングで確認した通り、チェンの甘く入る直球に狙いを定めた。早いカウントからの積極的バッティングを徹底した。関本からの3連打で1点を奪うと、なおも一、二塁の得点機。打席には鳥谷が立った。 1ボールからの2球目。真ん中に入った失投を見逃さず、135キロの直球は孤を描いて右翼スタンドへ。ナインの、指揮官の強い思いが白球へと乗り移り、いきなり4点を先制した。 「きょう負けたら終わり。何とかしたかった」 さらに六回。この回からリリーフ登板した中田の2球目を狙った。内に迫る147キロを、バット一閃(せん)。振り抜いた打球はまたも、虎党の待つ右翼席へと着弾した。この日2本目の本塁打。動揺した中田はその後、制球が定まらず安打と暴投、四球で計3失点。勝負は決した。 「いい時も、悪い時も使ってくれたから…」 特別な思いを胸に秘め、この日の決戦に臨んだ。03年ドラフトの自由枠で阪神に入団。早大の大先輩でもある岡田監督は04年シーズンから監督に就任し、ルーキーの鳥谷に開幕ショートを託した。この年は三塁に回ることもあったが、翌05年からは遊撃に固定。どんなに守備ミスがあっても、打撃スランプに陥っても指揮官は鳥谷を信じ、かたくなに起用を続けた。 「辞めるどうこうより、(監督と)1試合でも多く試合がしたい。そのために、負けられなかった。勝てて良かった」 07年9月25日。鳥谷は横浜戦で右脇腹に死球を受けた。後に骨折していたことを明かすが、このときは症状を隠してチームに帯同。痛みで眠れない夜を過ごしても、グラウンドでは、そぶりすら見せなかった。「痛いところは1つもない。今年は全力で戦える」。ケガを押して出場した昨季のCS中日戦は、何もできぬまま2連敗で終戦。昨年の悔しさを自らのバットで晴らしてみせた。 「(巨人には)シーズン終盤で逆転されて、悔しい思いをしましたから。あしたはなんとか勝って、東京ドームで借りを返したい」。3万3881人の観客の前で鳥谷は宣言した。08年の終わりは、ここではない。勝って東京へ-。『岡田阪神』は、まだ終わらない。岡田監督、執念さい配や!そらそうよ 京セラドームに虎ファンの大歓声がこだました。ベテラン下柳が奮投し、4番・金本が先制打、そして鳥谷が2発で勝利へ導いた。最高の勝利について岡田監督はこう言った。 「負けたら終わりいうのはみんな分かってる。強い気持ちがあるからこういうゲーム展開ができた」 岡田阪神としてポストシーズンゲーム初勝利。会見場では努めて冷静に、それでいていつも以上に冗舌になった。何度も口にした「久しぶり」のフレーズ。先制点、打線の爆発、先発投手のスムーズな立ち上がり。シーズン中盤までは当たり前だった。先発が踏ん張り、つなぎの打線が先制、ダメ押しと加点していく。そんな姿が帰ってきた。 すでに辞任が決定。負ければ背番号80にとってラストゲームとなるこの試合で鳥谷が打ちまくった。この5年間、手塩にかけて育てた“最愛の息子”。その出会いは衝撃だった。03年のオフ、初めて対面した青年に目を奪われた。 「こいつはなんか持ってる。雰囲気が違うわ」。プレーはまだ見ていない。それでもスターにしか分からない、鳥谷という選手が持つただ者ではない雰囲気にほれ込んだ。あれから5年。今やタイガースの遊撃を守り続け、リーグを代表する選手の1人にまで成長した。指揮官の目に狂いはなかった。 その男が指揮官にとって絶体絶命のこの試合でやってくれた。「3ランがほんま大きかった」。短い言葉に思いを込めた。 これで終わりではない。第3戦に勝たねば、巨人への挑戦権は生まれない。 「明日で決着つくわけやから。みんなでもう1試合やりたい」。 05年の優勝時、本紙の紙面を飾った『みんなで優勝、みんなの優勝』の言葉がある。選手だけじゃない、コーチ、裏方、そして全国のタイガースファン、みんなでもう1試合、戦い抜いてみせる。金本ノロシ!さすが4番や!そらそうよ いけ。阪神・鳥谷が描いた放物線が右翼席に達すると、一塁走者の金本は、両こぶしを突き上げた。 初回。関本、新井が築いた一死一、二塁の先制機で金本がチェンの外角低め速球を鋭く中前へはじき返した。前日9個並べた「0」の連鎖を断ち切る貴重な先制適時打。昨季中日とのCS第2戦で適時二塁打を放って以来、ポストシーズンの6打点目。幸先良い4番の仕事で、5番・鳥谷を楽に打席に迎え入れた。 第1戦で川上から2三振を喫し、3番新井とともに沈黙した。試合後、京セラドームのミラールームには金本のスイング音が遅くまで響いていた。この日は初回適時打のあと四球を挟み、残り2打席は結果アウトだったが、中堅と右翼へ内容の伴う打球を飛ばした。 負ければその時点で岡田監督最後の試合になる。04年、監督就任後から「4番金本」を不動にした指揮官への感謝の念。惜別の美辞麗句は並べないが、金本には胸に期するものがある。03年、ダイエーとの日本シリーズ第3戦で藤本がサヨナラ犠飛を放つと、当時三塁コーチだった岡田監督が目にうっすらと涙を浮かべていた。金本はいまだにあのシーンが忘れられない。「本当に純粋に勝利を喜んでる姿がうれしかった」。続く4戦目でサヨナラ弾を放った金本は、岡田コーチを見ながら、ベースを1周した。 「岡田監督じゃなかったら、オレの今の成績はなかったと思う」。甲子園で4番を打つ意味をかみしめ、迷わず打撃フォームを改造。05年、40本塁打で岡田阪神V1のMVP男になった。 指揮官へ最後の恩返しをする。金本には、東京へ行く使命がある。下柳粘投!ベテランの味!そらそうよ 普段はめったに見せることのない、安どの笑みだった。くぐった修羅場は数知れず。しかし、そんなベテラン左腕をもってしても、この夜のマウンドには独特の空気があった。 「重圧?いつもと一緒ですわ…」 試合後の駐車場。通路を舞う生暖かい風でほおを冷やしながら、思わず笑みを浮かべた。絶体絶命の危機にあったチームを救った魂の熱投。愛車に向かう阪神・下柳の背中いっぱいに、充実感がにじんだ。 全神経を注ぎ込んだ立ち上がり。李、荒木、森野をねじ伏せて瞬く間に3人斬りだ。昨季のCSから4戦目にして初めて、中日の初回の攻撃を無失点に封じ込んだ。「矢野が苦心してリードしてくれたからね」。そして直後の攻撃で4点先制。左腕の作ったリズムが打線の爆発を呼び込んだ。 時折制球が乱れるものの、要所では急所を射抜く。六回途中までを5安打2失点。気迫の投球でリードを守りきった。 V逸が決定した10日の横浜戦に先発。覇権奪回の夢が消え去った瞬間から、宿敵へのリベンジにすべてをかけていた。20日の第3戦に勝てば、第2S進出。消えかけた階段が、再び視界に浮かび上がった。 「そやね。しっかり準備しときますわ…」 普段は決して見せない安どの笑顔だった。それほどに下柳は、この一戦にかけていた。このままでは終われない。片時も忘れぬあの悔しさ。宿敵が待っている。東京ドームで、巨人が待っている。守護神・球児が締めた!そらそうよ 戦いは、まだ終わらせない。背水の状況から力強く前に出た一戦を、静かに締めくくった。2三振を含む3人斬りで、ようやくつかんだ勝利。ベンチ前のハイタッチの列で、笑顔が咲いた。阪神・藤川はしっかりと岡田監督と手を合わせていた。 「負けたら終わりやからね。矢野さんと(試合が)終わってから話してたんですけど、あと何回ハイタッチできるかなと。まず1回、できましたからね」 点差は関係なかった。九回からマウンドに上がると、先頭の立浪は空振り三振に仕留めた。続く李を左飛に打ち取ると、最後は荒木を直球で見逃し三振に封じた。前夜は劣勢の中での登板で、この日は4点リードの状況でのマウンドとなった。気持ちは、いつもと変わりなかった。 「(集中力は)投げても減るもんじゃない。とにかく、いずれ終わるから」 20日に3戦目が用意されたことを考えれば、中日打線に勢いを与えることなく、帰路に就かせた意味は大きい。負ければ「終戦」となったが、次につながった。ブレーク前の2軍時代には2軍監督として、共に戦ってきた岡田監督との歩み。簡単に止めるわけにはいかない。 「できる限り、監督とハイタッチをしたい。かみしめながらやっていきたいですね」 まだ終わらない。戦い続けたい。この空気に、いつまでも身をゆだねていたい。指揮官との結束。共に抱く虎の意地。ファンの夢を右腕に乗せ、次の勝利に思いをはせて投げ続ける。球児が奏でていくハイタッチの数え歌。静かに、熱く、幕を開けた。浅井魅せたスーパーキャッチ! 背水の猛虎には、恐れるものなど何もない。7番・右翼で先発した阪神・浅井が、フェンスに激突しながらのスーパーキャッチでそれを示した。 初回に4点先制するも、直後の二回の守備。竜の逆襲を告げるようなウッズの強烈なライナーが右翼フェンスへと襲ってきた。だが、これを浅井が背走し、振り返ってジャンプ。フェンスにぶつかりながら、白球をグラブに収めた。「怖がってる場合じゃないですからね。捕れると思ったのでいきました」。 四回は無死二塁から右前打で好機を広げた。5-2の六回無死一塁からは、送りバントを決め、その後のダメ押し2点につなげた。 「勝ったのが一番。またあした試合ができます」。控え野手兼3番手捕手としてチームを支えてきた男が、窮地の虎に風を呼んだ。
Oct 19, 2008
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やりました!!さすが、下さん!!アニキも矢野も、同級生トリオが頑張った!!!AJKFも良かったし、バルディリスも浅井も、すごく、いい守りだった!!!そして、何と言っても、鳥谷!!!スリーランに、取られた後の、もう一発!!!岡田監督に育てられた鳥谷が日本一に連れていきます!!1回表 下柳三人でしとめます!1回裏 赤星倒れたあと関本!レフト前!新井の三遊間の当たりは、中村、井端のファンブルをさそい内野安打!!金本センター前!!関本スタートは遅れますが、セカンドへ送球したためホームイン!!阪神先制です!!!続いて鳥谷!!入った!!!スリーラン!!!阪神4点目!!!下柳も激励です!!2回表ウッズの特大のあたり!!浅井が下がって、フェンス際!!捕りました!!!大ファインプレー!!!その後1点取られましたが、谷繁をゲッツー!!6回表、森野に打たれて、下柳交代です。アッチソン和田に打たれましたが、中村、井端を高い外野フライ!!見事に抑えました!!!6回裏 今年は虎にやられっぱなしの中田鳥谷がいきなりいきました!!!ポール際!!!入った!!!そして、今日の阪神打線は続きます!!!矢野がライト前!!浅井が送ります!!代打林!!センター前!!代打桧山!!中田暴投!!阪神6点目!!代走平野も三塁に!!桧山は粘ってフォアボールで歩きます!!代走は藤本そして、赤星1-3からフォアボールが暴投に!!平野帰って7点目!!アッチソンのあと、ジェフ、久保田そして9回は球児!!代打・立浪 空振り三振!!李炳圭 レフトフライ荒木 見逃し三振 阪神ポストシーズンの連敗ストップ!!!逆王手です!!岡田を男にしたらんかい!!■2008/10/19 試合結果クライマックス・シリーズ第1ステージ対中日 2回戦 京セラドーム中|010 001 010|3神|400 003 00x|7勝:下柳1勝0敗0S敗:チェン0勝1敗0SHR:鳥谷スリーラン1号、ソロ2号、森野ソロ2号、T・ウッズ ソロ1号中:チェン-清水昭-中田-齊藤-長峰神:下柳-アッチソン-ウィリアムス-久保田-藤川ヒーローインタビューは、もちろん2ホーマーの鳥谷!!
Oct 19, 2008
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ペナントは、最多勝と最多打点と最多救援を他のチームから金でうばいとったとこに阪神SDの星野JAPANに協力いただくために譲りましたが日本一を信じてます!!同級生トリオを扱えるのは、あそこまで選手に信頼されるのは岡田監督しかいないのです!!!■2008/10/12 試合結果対中日 24回戦 スカイマーク中|000 100 000|1神|000 003 01x|4勝:岩田10勝10敗0SS:藤川8勝1敗38S敗:山本昌11勝7敗0S中:チェン-川上-山本昌-齊藤-吉見-浅尾-高橋神:岩田-アッチソン-ウィリアムス-藤川
Oct 12, 2008
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デッドボールで負傷退場した赤星が先頭打者ヒット関本が送って、パスボールで三塁なかなか打てなかった新井がタイムリーヒット!!見事に先取点を取って、1回表終了雨で中断雨が弱くなってきたとたんの中止発表。。。両チームが何故!!!!やりたかった両チームですが明日は、そのまま岩田が行くか??ここまで温存していただけに、虚塵にリベンジなるか??横浜戦は11日決まったようです連戦だったので、抑え陣には、いい休養となるでしょうかまったくのイーブンでの、明日の決戦がんばって欲しいです点がとれなかった阪神打線には、いい流れでの水入りとなったと思うしかないですが明日が勝負みなさん必死で応援しましょう明日は、打ち上げで宴会ですが、試合のみれるところで応援しながら暴れます!!!
Oct 7, 2008
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あっ晴れ石川!雨の神宮で2勝目や 若虎の絶叫が、雨の神宮を熱くさせた。「残り5試合。本当に負けられないので、またご声援お願いします!」。2個目のウイニングボールを手に、仲間と勝利の握手を交わす。首位攻防のカギを握る一戦で、阪神・石川が6回2失点の快投を披露した。 「チームのことを一番に考え、気持ちを出して投げるだけでした」 強心臓がウリのルーキーに、ピンチなど存在しない。二回だ。雨の影響から微妙に制球を乱し、2者連続四球。送りバントが決まり、一死二、三塁となった。だが「ピンチの時の方が『見せ場を作ったな』って力が出る」と強気な男は、言葉通りに打者を料理する。 梶本を外の直球で遊ゴロに料理すると、続く川本に対しても強気の投球。2-3から外角低めに制球されたスライダーで、空振り三振に斬った。初回無死満塁を0点でしのいだ前回登板に続いての快投に、岡田監督も「そういうところ(ピンチ)で落ち着いて投げてる。こないだもな」と、最大級の賛辞でたたえた。 この日の舞台は大学野球の聖地、神宮球場。4年間の汗と涙が染みこんだグラウンドは、忘れることのできない苦い記憶が残る場所でもあった。 「ここは打たれた記憶しかない。僕のせいで負けましたからね…」 昨年6月14日。全日本大学野球選手権の準々決勝で、上武大は東日本国際大と対戦した。3点リードの六回。石川は一死満塁で救援登板した。だが1-0からの2球目、簡単にストライクを取りに行った1球を、左翼スタンドに運ばれた。エースの乱調でチームはまさかの敗戦。1球の失投に涙し、1球の怖さを胸に刻んだ試合だった。 「気合は一番入ってた。(ボールが)抜けてもいいから、思い切り腕を振ることだけ考えてました」。あの日からすべては始まった。後悔だけの1球を成長への糧とし、1年の歳月を経て猛虎の窮地を救った。六回二死まで無安打投球。ルーキーがまたも大仕事をやってのけた。鳥谷から5点!暗雲吹っ飛ばしたぁ~ 一直線に伸びた鋭い打球が、雨粒のカーテンを真っ二つに切り裂いた。漂いかけていた重い空気を打ち破った。沸き上がった三塁ベンチ。先制点を叩き出し、阪神に流れを呼び込んだのは鳥谷のバットだ。価値ある一打が勝利への足がかりとなった。 「前の打席でやられてたんで、何とかしたいと思ってました」 四回だった。一死満塁の好機で打席に立つと、迷うことなく初球に襲いかかった。真ん中高めの直球に反応すると、力強くはじき返した打球は、ライナーで中堅・青木の頭上を越えた。一気に2者が生還した先制の2点適時二塁打。二回一死三塁の好機で空振り三振に倒れた悔しさを、一振りで晴らした。 新井のスタメン復帰に伴い、6番に戻ってからは4試合連続で打点を記録。「チャンスで回ってくる機会が多いんで。でも、たまたまです」。謙そんして振り返ったが、チームにとって頼もしい存在だ。守備でも、雨でコンディションの悪い中、無難に乗り切った。 敗れれば、首位陥落となった一戦で発揮した勝負強さ。「自分たちは、目の前の試合に勝つことを考えてます。(巨人の)結果は気にしないと言うとウソになりますけど、でも、そんなにプレッシャーになることはない。自分のプレーをしっかりすることです」と鳥谷。足元を見失うことはない。栄光のゴールを目指して、一歩一歩、確実に前進を続けていく。いいぞバルディリス!ダメ押し3ラン よっしゃ。両手には心地よい感触が残っている。雨粒を切り裂く白球を目で追いながら、阪神・バルディリスは確信していた。「打った瞬間、入ると思ったよ」。びしょぬれになりながら、声援を送ってくれた虎党の声援が心地よかった。そして何より、勝利の味が最高だった。 2点リードの九回だ。二死三塁から金本の敬遠で一、三塁。その直後に敬遠策が失敗だったと、マウンドの林昌勇に思い知らせることになる。カウント1-1からの3球目、128キロの外角スライダーを腕をのばしてとらえた。打球は黄色く染まった左翼席へ飛び込んだ。今季第3号の3ランで、勝利を決定づけた。 「チャンスをもらったから何とか生かしたかった。林はいい投手。新井の打席から配球を観察していた。しっかり準備ができていたから、積極的にいけた」。八回に今岡の代走で途中出場し、この試合初の打席で結果を出した。今岡の復帰で打席に立つ機会は減ったが、しっかり心の準備はできていた。 「今年は必死で頑張って、来年も阪神でプレーできたらベネズエラから家族を日本に呼び寄せたいんだ」。育成枠からはい上がった25歳は、そんじょそこらの若手とは根性が違う。 ニックネームの「ひろし」の声に見送られての帰り道、バルディリスは改めて誓った。「こんなに応援してもらって気持ちいい。勝って優勝したいんだ」。ゴールまで気を抜くつもりは毛頭ない。鉄腕で堅首!9連投も球児はつぶれない 勝利のマウンドには、この男の笑顔がよく似合う。阪神・藤川球児投手(28)が9試合連続登板。八回からマウンドへ上がり、2回を無安打無失点4奪三振と完ぺきに締めくくった。3年ぶりの2日連続2イニング登板で37セーブ目。守護神の炎の連投で、単独首位をがっちりキープした。 ◇ ◇ 最後はこん身の内角速球で見逃し三振。魂の熱投を支えたロジンをポケットから取り出すと、球児は笑顔でスタンドに投げ込んだ。 「もう、いらんもん」 もはや無用となった命綱。しかし虎党の手に渡った瞬間、それは一生の宝物となる。雨の中で声を限りの声援を送ってくれた虎党に、球児は何かの恩返しがしたかった。 「言葉に表せないぐらい感謝してます。本人はまったく意識してないだろうけど、タイトルも獲らせてあげたい…」 帰り道でつぶやいた久保チーフ投手コーチの言葉が、チームの総意を代弁していた。七回を終わって2点リード。敵の不気味な反撃が、宝物のような1勝をのみ込もうとしていた。そんなラスト2イニングのマウンドに、守護神・球児が仁王立ちだ。 切れ味抜群の速球が、降りしきる雨粒を砕く。先頭・畠山を外角速球で空振り三振に仕留めると、続く福地も高め速球で連続三振。中軸から始まった難所をまたたく間に3人斬りだ。 雨中の熱投。何度もポケットの中のロジンに指先をなじませた。 「雨の中ではそれなりの投げ方があるからね。バッターも足もとが悪いから、タイミングを外したりできる」 直後にバルディリスの3ランで一気に5点差。すべての重圧、緊張を飼い慣らす守護神の降臨が、負の流れを一掃した。そして2イニング目となった九回も2三振を奪う快投で楽々3人斬り。05年5月21、22日のソフトバンク戦以来、3年ぶりとなる2日連続の2イニング登板を、圧巻の内容で締めた。 「楽な試合になったら休ませられたけど…」。岡田監督がつぶやく。この日で秋山登氏(大洋)以来、プロ野球史上2人目となる4年連続の60試合登板。チームが頂点に近づけば近づくほど、守護神に掛かる負担は大きくなる。 フェンス伝いに続く勝者の列。グラウンドへの一礼を終えると、満面の笑みを浮かべた。 「あと何試合?5試合?すぐ終わるやん。大丈夫」 一進一退のマッチレース。敵は手ごわい。それでも背中に、風を感じる。この男がいるのだ。最後にはこの男、球児がいるのだ。赤星 快足止まらん2盗塁でトップと1差 ゲームセットでマウンドに駆け寄った阪神・赤星は、殊勲のバルディリスのお尻をポンとたたいた。2点リードの九回先頭。林昌勇から四球を選び、今季38個目の盗塁。敵失で果敢に三塁を奪い、バルディリスの3ランで生還、巨人・小笠原を1差で追走するリーグ2位の91得点目を挙げた。 試合後、降りしきる雨の中、三塁席前の芝を歩く表情に一切の緩みはない。四回に足でもぎとった貴重な5点目の適時内野安打を問われると「何でもよかった。昨日、今日とずっと自分のところで(攻撃が)切れてたから、何でもよかった」と、形や内容より得点に絡めた「結果」に価値を見いだした。 2点を返され迎えた七回には、一死から右前安打を放ち二盗。この日2盗塁はタイトル争いで39盗塁の福地に1差と迫った。「2つ走ったということ。それだけです」。今、赤星にとって個人記録は三の次。勝利のみを追求し、残り5試合に「結果」で応えるだけだ。アッチはセ・リーグタイ10戦連続登板 降雨の中、足場がグシャグシャのマウンドに、阪神・アッチソンは半分キレていたが…何とか最少失点に抑え、セ・リーグタイ記録の10試合連続登板(4人目)をマークした。 七回に2番手で登板し、簡単に二死をとったが、ここから連打と四球で満塁のピンチ。スパイクにまとわりつく泥を払いながら投球を続けるも制球に苦しみ、川島慶には押し出し死球を与え、1点を失った。ただ、続く飯原を遊ゴロにとり、これで9月21日・巨人戦から10試合連続登板。チーム状況的にも、6日に11試合連続登板を達成するのは間違いなさそうだ。 試合後は、ご機嫌も戻り「次も場面がきたらいつでもいくよ」。バスに乗り込む際、岡田監督から「大丈夫か?」と肩を叩かれたが「ダイジョウブ!」だ。機嫌も、さらなる連投もダイジョウブだ。
Oct 5, 2008
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--今日のヒーローはすばらしいピッチングを見せてくれました--石川俊介投手ですありがとうございます--本当にナイスピッチングでした。今の気持ちいかがですか?いえ、ナイスピッチングというより矢野さんのリードにしたがって、全力で投げただけなので。。。まぁ、ありがとうございます--今日のデーゲームで虚塵が勝ちました--そんななか、今日の先発マウンド--いつもよりさらに気合が入ったのではないでしょうかそうっすね。気合は、やっぱり一番入っていました。ハイ--そして6回ツーアウトまで、ノーヒットピッチング--ご自身で振り返っていかがでしょうかやっぱり、矢野さんのリードのおかげなんで僕は何もしてないです。--さあ、残り五試合--負けられない戦いが続くわけですが--この雨の中、本当にたくさんのファンが応援してくれました--そのファンの皆さんに、最後に今後の抱負をお願いしますえーあと五試合すか、ほんとに負けられないんでまた御声援のほう、よろしくお願いします順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神13981553.596-5655058059.2693.282巨 人14081563.5910.561852017172.2663.433中 日14271665.51810.553353514051.2543.454広 島14369695.5001353659210069.2713.795ヤクルト13862724.4631855255777140.2653.836横 浜13844922.3243752968613936.2674.80
Oct 5, 2008
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今日もしんどかったです石川はヒットはないものの、フォアボール多いし、チャンス作るのに点が取れず。。。四回に関本がセンター前ででると、金本の二打席連続の二塁打!!今岡が選んで、、、鳥谷が初球センターオーバー二点タイムリーツーベース!!林も選んで矢野の三塁ゴロをまさかの大暴投!!二点追加に赤星タイムリー内野安打!!一挙五点!!そのあと追い上げられましたが、バルディリスの三号スリーランで試合を決めました1回裏青木 ライトフライ川島慶 ショートゴロ S0-0T 飯原 空振り三振 2回裏畠山 フォアボール福地 フォアボール田中 ピッチャー犠打梶本 ショートゴロ川本 空振り三振3回裏 川島亮 サードゴロ青木 空振り三振川島慶 空振り三振4回表 関本 センター前ヒット金本 ライト線ツーベース今岡 フォアボール 良く選びました!!満塁です!!鳥谷 センターオーバー2点タイムリーツーベース!!!林 フォアボール 矢野 サードゴロ梶本大暴投!!!!二点追加!!4-0!!!赤星 ファーストゴロ!!川島カバーに。。。赤星の足が速い!!!タイムリー内野安打!!!4回裏 飯原 ショートゴロ畠山 セカンドゴロ福地 セカンドゴロ5回裏 田中 空振り三振 梶本 フォアボール川本 ショートゴロゲッツー!!5回を無安打0点に抑えています!!しかし、6回二死を取ったところでつかまりました。。。福地をセカンドゴロに打ちとって、5-2です7回表赤星がライト前二打席連続安打そして37個目の盗塁らくらく成功です!!関本フォアボールでチャンスを作りましたが、無得点7回裏、雨の中のアッチソン。。。心配をよそに二死を取りましたしかし、ここから連打とフォアボールで満塁。。。デッドボールで押出し。。。2点差しかし、今日は踏ん張りました!!飯原をショートゴロ!!鳥谷、関本もいいプレーで最小失点に抑えました!!8回から球児です畠山 空振り三振福地 空振り三振田中 レフトフライ9回表木田に代わって林昌勇赤星 フォアボール赤星またもや盗塁!!盗塁成功!!悪送球が重なります!!泥だらけです!!これで福地に一つと迫る38個目の盗塁!!無死三塁ですが、関本、新井倒れて二死三塁。。。ここで金本は歩かせました途中代走に入ったバルディリスと勝負です速球にはタイミングがあっていませんが甘く入った変化球をすくった!!!!雨の中虎ファンでいっぱいのレフトスタンドに入った!!!第三号スリーランホームラン!!!!これで試合が決まりました!!!!ホームインして、いつもの天にキスのポーズです!!関本、葛城、藤本にぼろくそに祝福されてます!!!!一昨日のイメージがあるだけに、本当に大きい追加点です!!球児は本当に楽になりました!!!!!9回裏 武内 空振り三振川本 センターフライ川端 見逃し三振阪神またもや首位を守りました!!!!!■2008/10/5 試合結果対ヤクルト 23回戦 神宮神|000 500 003|8ヤ|000 002 100|3勝:石川2勝0敗0SS:藤川8勝1敗37S敗:川島亮7勝8敗0SHR:バルディリス スリーラン3号神:石川-アッチソン-藤川ヤ:川島亮-吉川-木田-林昌勇
Oct 5, 2008
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最後渡辺はヒヤヒヤでしたが、ほんとうにみんな踏ん張りましたきっと明日は爆発してくれることでしょう赤星がちょっと深刻かな。。。それと林。。。金本も元気がないなぁ。。。明日こそ!!!!!
Oct 4, 2008
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いやな予感はしたのです。。。録画予約しようとしてもどこにもない。。。。。。はっ!!ヤクルト戦!!ということは!!!そうなんです。。。四連戦とも、フジテレビ739でしか放送がないのです。。。見れない!!!!なんてこと。。。この四連戦では決まりませんが。。。これはないですよね。。。あれ、虚塵戦、放送ないの??10月3日 18:10- 試合終了まで フジテレビ739 東京ヤクルト VS 阪神 生中継 詳細 10月4日 18:10- 試合終了まで フジテレビ739 東京ヤクルト VS 阪神 生中継 詳細 10月5日 18:10- 試合終了まで フジテレビ739 東京ヤクルト VS 阪神 生中継 詳細 10月6日 18:10- 試合終了まで フジテレビ739 東京ヤクルト VS 阪神 生中継 詳細 10月6日 18:15- 試合終了まで サンテレビ 東京ヤクルト VS 阪神 生中継 詳細 10月12日 18:00- 試合終了まで サンテレビ 阪神 VS 中日 生中継
Oct 3, 2008
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正田樹投手、山田真介外野手、伊代野貴照投手が戦力外通知を受けました。あまり活躍できなかった最近ですが、まだまだ若いので、これからもがんばってもらいたいです。出さなきゃ良かったって思われるくらい、活躍してください!!2008年10月02日 来季の選手契約について 阪神タイガースは、山田真介選手(29)、伊代野貴照選手(27)、正田樹選手(26)、に対して、来季の契約を結ばないことを伝えましたのでお知らせします。 阪神 正田ら3選手が戦力外 阪神は2日、正田樹投手、山田真介外野手、伊代野貴照投手と来季の契約を結ばないと発表した。 正田は群馬・桐生一高のエースとして1999年夏の甲子園大会で優勝し、日本ハムに2000年に入団。9勝11敗の02年に新人王に輝いたが、その後は伸び悩み、07年3月にトレードで阪神に移籍した。06年以降は1軍での登板がなかった。正田 樹阪神タイガース No.20 基本情報 国籍 日本 出身地 群馬県太田市 生年月日 1981年11月3日(26歳) 身長 188cm体重 85kg 選手情報 投球・打席 左投左打 守備位置 投手 プロ入り 1999年 1位 初出場 2000年8月6日 年俸 1,800万円 1999年夏の甲子園で桐生第一高校のエースとして、3完封の活躍をして群馬県代表としては初の優勝を飾る。同年のドラフト会議で日本ハムファイターズから1位指名を受けて入団。当時は日本ハムの商品「ナポリピザ」のCMにも起用されていた。一学年上のエースは小林正人、一学年下には一場靖弘、大廣翔治がおり、3年連続でチームメイトがプロ入りしている(小林と一場がエースの年も夏の甲子園に出場しているが、ともに初戦で敗れている)。1年目の2000年から一軍で登板機会を与えられ、同年のフレッシュオールスターゲームに出場。2002年には課題だった制球難を克服し、9勝11敗、防御率3.45の成績を残し、パ・リーグの新人王に輝いた。2003年は春季キャンプで発症した左肩痛の影響もあり5勝15敗に終わった。この年以降、再び制球難がぶり返し、一軍では四死球数が多くなった。2004年は8勝5敗と健闘したものの、翌2005年は2勝6敗と再び精彩を欠いた。2006年はダルビッシュ有、八木智哉の台頭もあって一軍登板なしに終わり、イースタン・リーグでも防御率5点台と結果を出せなかった。2007年シーズン開幕直前の3月20日、金澤健人との交換トレードで阪神に移籍したが、同年も一軍登板は無く、ウエスタン・リーグでは投球回数を上回る被安打を浴びて防御率6.00に終わった。直球と変わらないフォームから繰り出す落差の大きいカーブが最大の武器。しかし、立ち上がりが不安定なことが多く、2005年シーズンまでは主に先発投手として起用されてきた。山田 真介(やまだ しんすけ、1979年6月15日 - )俊足強肩がセールスポイント。妻はかつての読売ジャイアンツのマスコットガール(チームジャビッツ21)。阪神タイガース No.43 基本情報 国籍 日本 出身地 大阪府堺市 生年月日 1979年6月15日(29歳) 身長 178cm体重 70kg 選手情報 投球・打席 右投右打 守備位置 外野手 プロ入り 1997年 3位 初出場 2002年8月20日 年俸 900万円 経歴 上宮高等学校 読売ジャイアンツ(1998 - 2006) 広島東洋カープ(2006 - 2007年途) 阪神タイガース(2007年途 - 2008) 上宮高校で1997年の第69回選抜高等学校野球大会に投手として出場。同年のプロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツから3位指名を受け内野手として入団。プロ4年目の2001年から外野手にコンバートされ、2002年・2003年には貴重な右の控えとして活躍した。外野3ポジションを高いレベルで守り、広い守備範囲は巨人で1・2を争うものだったが、打力不足がネックとなり一軍には定着できなかった。2006年6月5日に木村拓也とのトレードにより広島に移籍。中堅手として出場、6月16日の日本ハム戦で移籍後初安打を記録。10月11日のヤクルト戦では自身初の1試合4安打をマークした。2007年5月18日に喜田剛とのトレードにより阪神に移籍。伊代野 貴照伊代野 貴照阪神タイガース No.67 基本情報 国籍 日本 出身地 静岡県伊東市 生年月日 1980年10月29日(27歳) 身長 180cm体重 82kg 選手情報 投球・打席 右投右打 守備位置 投手 プロ入り 2002年 ドラフト10巡目 年俸 630万円 経歴 沼津学園高等学校 ローソン 阪神タイガース(2003 - 2008) 静岡県伊東市出身。沼津学園高校(現:飛龍高等学校)から社会人野球のローソンに就職するも、2002年に所属していたローソン野球部が廃部になり、同年のプロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから10巡目指名を受け入団。なお、同僚の新井智、萱島大介も9巡目、11巡目でそれぞれ指名され入団している。2003年4月26日の対広島戦で敗戦処理で登板するも、その後味方打線が爆発し逆転勝利。幸運なプロ初勝利をマークした。この勝利以降、阪神は1度も首位の座を渡さず独走し、18年ぶりに優勝した。
Oct 2, 2008
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「4番」金本V弾!M7神風吹いた 阪神は同点の八回、スタメン3番の新井貴浩内野手(31)が右前打。続く金本知憲外野手(40)が右翼席へ決勝2ランを放って勝利した。優勝マジックは「7」。お立ち台で「さすが僕のアニキです」と笑う弟分にアニキは苦笑い。最後は葛城と一緒に観客全員で「ウォ~」。最後は阪神が勝つ。 ◇ ◇ 痛む軸足に魂を込めた。左ひざに体重を乗せた軸回転。金本の真髄(しんずい)を証した打球が、右翼高く舞い上がった。珍しくバットを放り投げた金本は、打球の行方を追い、願った。いけ。 今季ここまで幾度となく4番の打球を阻んできた浜風が、ほんの少し味方してくれた。夢を乗せた白球が降りやまぬ雨を切り裂き、右翼フェンスを越えた。その瞬間、一塁を回った打球の主から、白い歯がこぼれた。 「1カ月ぶりに仕事をしたような気がします。その前に、横にいらっしゃる新井さんが、ヒット、ヒットで回してくれたので、ヒットでつなごうと思っていた。ホームランはまぐれです」 七回に同点に追いつかれ、球場に充満した不穏な空気を金本がぬぐい去った。八回、一塁に猛打賞の新井を置き、放った決勝2ラン。前回優勝の05年、リーグ制覇を決めた記念日9月29日に架けた4番のアーチは、値千金という言葉では言い尽くせぬ価値ある一撃となった。 21日の天王山巨人戦で放った2打席連発から一転、翌日の横浜4連戦で主砲から快音が消えた。17打席無安打。岡田監督も「カネはあまり体調がよくない」と、4番不振の原因をほのめかした。 恐れていた有事が、現実になっていた。昨年10月に手術した左ひざが悲鳴を上げている。9日のヤクルト戦で本塁突入の際に捕手と激突し、両ひざを強打した。その2日後に下半身強化で130キロのスクワットを上げた金本は、みけんにシワを寄せた。「ん…」。嫌な感じがした。それから約10日間、何事もなかったようにプレーを続けたが、22日横浜戦から軸足に微調整を加えたフォームを試すと、患部にさらに違和感を覚えた。 「手術したことが信じられない」。術後の経過は順調過ぎたが、実は夏前にも1度、危機があった。7月6日の横浜戦。劣勢九回二死から起死回生逆転2ランを放ちガッツポーズをつくった試合。このとき、金本の左ひざは一過性の痛みに襲われていた。術後リハビリを担当した石原チーフトレーナー補佐から「めったなことで電話するな」と命じられていたが、このときばかりは禁を破り相談を入れた。 「僕はまだまだ迷惑をかけていたので、もう少しの間、新井さんに期待しましょう」。四回に鳥谷の適時打で本塁へ滑った左ひざは、泥だらけだった。絶対に痛いと言わない男。金本が、きしむ軸足を踏ん張り、猛虎にM7を運んだ。「3番」新井猛打賞!アニキ復活させた 北京の屈辱と苦難の日々を経て、強く鮮やかな花が聖地に咲いた。阪神・金本と並んだ雨のお立ち台に、新井の笑顔が映えた。「さすが僕のアニキです」。64日ぶりのスタメン。「復活」の1日。猛打賞の活躍が刻まれた。帰ってきた3番のバットが、熱く燃えた。 「ファンのみなさんとチームに迷惑をかけて、申し訳ないと思ってます。(腰は)大丈夫も何も、やるしかないです」 責任と覚悟。1打席目から示した。初回にライナーで二遊間を破って出塁すると、先頭の四回には左前打。そして、八回の一振りだ。先頭で打席に立つと、右前打を放って金本の勝ち越し弾を導いた。7月1日の中日戦以来となる猛打賞だ。 執念が、不安を打ち消す。「準備期間が、とか、そんなこと言ってられない」。屋外での打撃練習も再開していない中、代打で復帰したのが27日の巨人戦のこと。そしてこの日、7月27日以来のスタメン復帰で、結果を出して見せた。 「声援とかは支えになりますし、手紙とかもたくさんもらってね」 第5腰椎(ようつい)の疲労骨折でのリハビリ中も、ファンからの思いは届いていた。温かい励ましの声は、北京で固めた覚悟にも響いた。 4番に座った北京五輪では、ケガを抱えてのプレーも報われずに4位。日本の惨敗。4番として重く責任を感じた。3位決定戦に敗れ、日本代表解散の夜、新井は、迷わず田淵ヘッド兼打撃コーチに頭を下げに行った。 「申し訳ないです」 「この分、阪神でがんばったらいい」 その言葉にうなずき、自分に新たな責任を課した。あの屈辱を、すべて晴らせるとは思わない。ただ、残された期待には応えぬくしかない。 「何でもいいから勝てばいい。気持ちを出してね。ファンを喜ばせたいと言ったら変ですけど、一緒に喜びたい」 阪神ファンの夢までは、裏切れない。汚れたユニホームにウソはない。泥にまみれても、優勝のその日まで、強い気持ちで戦い抜く。「5番」今岡 先制弾&好守 みんなに勇気を与えた。二回無死。広島・青木高の外寄り139キロ速球をはじき返すと、打球は降りしきる雨を切り裂いて、一直線にバックスクリーンに飛び込んだ。主導権を奪った7号先制アーチ。「チームが勝ったからね」。柔らかな表情で今岡は、こう言葉を弾ませた。 守備でもルーキー石川の立ち上がりを救った。初回無死満塁。栗原の球足が速いゴロを処理するとまず三塁ベースを踏み、続いて三塁走者・東出を挟殺プレーでアウトにする好判断だ。光った序盤の攻守-。これがなければゲームがどう転がったか分からない。 新井の先発復帰に伴い、打順が3番から5番に変わった。「打順?そんなんどうでもいいよ」。優勝できればそれでいい。残り8試合も必ずや、背番号「7」がナインの、虎党の心を奮わせる。石川“光投”0封!虎打線復活させた 動じない心が、白球にも乗り移った。絶体絶命のピンチをしのぎ、チームを白星へと導く快投を披露。初先発初勝利を挙げた前回登板の勢いそのままに、阪神・石川が広島打線を5回無失点に封じた。 勝利に沸くナインとともに、胸を張って歩く帰り道。「ちょっと考えすぎましたね」と照れ笑いで振り返ったのは、初回のマウンドだ。先頭東出にいきなり中前打を浴びると、力みで微妙に制球を乱す。続く天谷に四球を与えると、アレックスに左前打を許して無死満塁のピンチを迎えた。 だがここからが石川の真骨頂。栗原の痛烈な打球が三塁線を襲ったが、今岡がベースを踏んでホームへ送球。挟殺プレーで併殺を完成させると、最後は嶋を左飛に斬って0点に封じた。「初回大事だと思ってたら、慎重になりすぎた。開き直っていきました」。若虎の勢いが、ツキまでをも味方に付けた。 高校3年の秋。石川は進学先に迷っていた。息子に夢を託した野球好きの父と、幼少期からキャッチボールに付き合ってくれた亡き母・淳子さん(享年44)は「お前の人生だから、思うようにしなさい」。2人の言葉に背中を押され、自らの意思で上武大進学を決断。4年間で実力が開花した。スタンドから父は「あの子は母親っ子でしたから。度胸は母親似ですね」と成長に目を細めた。 激戦が続く終盤戦で、2試合続けてチームに若さで力を与えた。白星は付かなかった。5回でリリーフ陣にマウンドを譲った。だが「大事な試合なので状況を考えたら仕方ない。チームが勝てばそれ以上ない。言うことなしです!」と石川。勝利の陰に『シンデレラボーイ』の好投が光った。球児貫禄締め!2イニング!Vモード! 前倒し…ではない。ペナント争いの最終盤。それはベンチにとって当然の策だった。同点の八回のマウンドに阪神の守護神・球児降臨。この一瞬を境に、重苦しいムードが一変した。 「何回でも投げられる準備をしてきてるからね」 八回先頭のシーボルを見逃し三振に葬ると、石原をフォークで連続三振。小窪には右前打を許したものの、最後は赤松をこん身の153キロで三振斬り。小走りでベンチに持ち帰った試合の流れが、アニキのバットに乗り移った。最後も貫禄の3人斬りでフィニッシュ。球児の存在感がもたらした勝利だ。 ここにきて一段と切れ味を増した速球。「前回から真っすぐもスピードガンが反応してくれるようになった」と独特の言い回しで手応えを口にする。複数イニングの登板にも「2回の方がバッターの反応とか立ち方が分かる」と胸を張った。 「五輪で考え方が変わったからね。数多い打ち取り方で抑えられるようになった。だからそんなにしんどくない」。北京で握り締めた拳の中に、かけがえのない財産が詰まっていた。残り8試合。あの日の悔しさを解き放つ時が、ついに来た。
Sep 29, 2008
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雨の中、石川の好投!!今岡のホームランに鳥谷、矢野のタイムリー!!完全に阪神ペースでしたが、雨のアッチソン、ジェフが誤算。。。同点でくいとめ、さらに八回からの球児が流れを阪神に!!!そして三番スタメンに復活の新井が猛打賞のライト前!!そして新井の復活を祝う、アニキの高ーい!!打ち上げ花火!!!最後も球児がしめてマジック7!!!■2008/9/29 試合結果対広島 24回戦 甲子園広|000 002 100|3神|010 200 02x|5勝:藤川8勝1敗36S敗:上野2勝2敗0SHR:今岡ソロ7号、金本ツーラン25号広:青木高-広池-上野神:石川-アッチソン-ウィリアムス-藤川順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神13680542.597M75504937956.2703.292巨 人13779553.590160951616570.2673.483中 日13767655.5081251352213150.2543.484広 島13867665.50412.55205559667.2723.665ヤクルト13259703.45718.551953874134.2653.936横 浜13243872.3313550665513435.2664.78
Sep 29, 2008
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今岡トドメの満塁一掃で連夜のお立ち台 強く振った。 気持ちの乗った鋭い打球が、低空で遊撃横を抜けていった。塁上を埋めた全走者が、生還を確信する弾道。二塁へ達した殊勲の阪神・今岡は、ポンと手をたたき、自軍ベンチに向かい雄叫びを上げた。 「皆がつないでつないできたんで、勢いで打たせてもらった」 0-0の四回。鳥谷、関本でつくった無死一、二塁の先制機を葛城、矢野で返せない…マンモスの深いため息を、安藤の適時打が歓声に変えると、ここから一気呵成(かせい)だ。 続く赤星、平野の連打で2点目を奪い取り、二死から3連打でクリーンアップまでつないだ。さあいけ今岡!スタンドが期待を膨らませる間(ま)は、1秒となかった。初球。低めの140キロ速球を、ナンバー7がまばたきの速さで仕留めてみせた。一塁走者平野が、5点目の本塁を陥れる走者一掃のビッグイニングを完成させた。 前日逆転2ランを放った今岡が、2夜連続のお立ち台。プロ通算100セーブの球児の左横に並ぶと「今日は(自分は)おまけ。球児の記録に花を添えられて良かった」と終始控えめな言葉だったが、1軍復帰後の14試合で13打点と、無類の勝負強さが、球児にも頼もしく映った。 胸に刻む言葉がある。昨オフ。2年間結果の出ないふがいなさで苦悩していた今岡は、尊敬するチームの先輩に胸中を打ち明け、指導を仰いだ。「金本さん、僕はどうすればいいんでしょうか?」。約4時間。2人きりで、話し込んだ。金本の言葉は厳しかった。厳しさが、うれしかった。「練習から、もっとバットを強く振れ。30を超えると、スイングのスピードはガタッと落ちるんだ」。今岡は金言に、ただうなずいた。 この日、4打席で3度、今岡はフルスイングで打球を外野へ運んだ。強く振る。金本の言葉が、今岡の心から離れることはない。4番から4試合快音が聞こえない今、自らがやるべきことは1つしかない。「明日は休みなんですけど、明日から気合を入れて、あさっての試合に臨みたい」。今岡が、フルスイングで巨人を迎え撃つ。球児100S!巨人戦も「絶対勝つ」 阪神が3連勝!最後を締めたのはもちろんこの男だ。虎の守護神・藤川球児投手(28)。4連投の疲れも感じさせない。九回から登板して3人で仕留め、プロ入り通算100セーブを挙げた。巨人が広島に負け、チームは5試合ぶりに単独首位返り咲き。さあ、27日は巨人との大一番だ。 ◇ ◇ 流れ落ちる汗がまぶしく光り、圧倒的な存在感を際立たせた。天王山を前にした記念の100セーブ。今岡と並んだお立ち台から、守護神の宣誓が響いた。持ち味のストレートのような、一直線な思いが、熱く燃える甲子園を一つにした。 「あさっても、絶対に勝てるようにがんばります」。5試合ぶりに単独首位に返り咲き、最高に高まるムード。27日の巨人との大一番での必勝を誓い、「最後まで、食らい付いて絶対に勝ちます」と優勝を約束した。 2点差の九回だった。「見てましたよ。僕はギリギリまで見られるし」。ブルペンでは、広島が巨人をリードしていることをチェックしながら万全の準備を整えていた。最速で154キロを記録した直球でスタンドを沸かせ、3者凡退できれいに締めくくった。 「タイガースは強いから、誰でもできると思います。『役得』と言うのかな?僕じゃなくても、できると思います」 節目であり、通過点でもある100セーブ。「阪神に入って、良かったと思います」。史上21人目の記録を前に並べたのは、偽らざる本音だ。積み重なる数字に甘えない。言葉だけでなく、マウンドでも示している。今季序盤、北京五輪をにらんでフォークを多投する藤川がいた。メダルを取れなかった帰国後、さらに上を目指す姿がある。前夜、九回二死無走者で相川を迎えた場面だった。 「だって練習してるもん。(今季)2回目や」 初球、サイドハンド気味に腕を下げた。スムーズに投じられた1球は、145キロのストライク。「あれは(キューバの)ラソ。外国のいいピッチャーは、色々な角度で投げてるからね」。口にしたのは、北京で対戦したキューバの守護神の名前。次の目標を探し、自分を磨き抜く。今のように脚光を浴びる前から、そうやってここまで来た。 「楽しんでね。それが自分のやり方で、それでできてるんで。甲子園は良いですよね」 記念の100セーブが、試行錯誤を繰り返してきた球児の歩みときれいに重なる。まだ、旅の途中。笑顔の奥に飽くなき向上心を抱き、進化を求める日々の先には、優勝の2文字が待っている。安藤がV打!重圧に耐えて13勝目 勝者の列に揺られてもなお、厳しい表情を崩さなかった。汗ばむ無精ひげ。うつむき、自身に何かを言い聞かせるように、阪神・安藤はロッカールームへと向かった。 「チームが勝ったんでね。それが一番です」 苦しい投球だった。初回は一死一塁で中軸を迎えたが、内川を併殺に仕留めて無失点。二回には吉村の三塁打で一死三塁、三回にも安打と野選などで無死一、二塁とピンチを背負ったが、いずれも粘り強くピンチを脱し、敵の先制を阻止した。 そして四回の攻撃では二死一、三塁から阿斗里の速球に気迫で食らい付き、中前に運んだ。「うまく反応できた」と振り返ったこの先制適時打が、5点猛爆の引き金となった。 「行けるところまで行けと言っていた。よくまかなってくれた」と久保チーフ投手コーチ。五、六回に3点を失ったが、重圧の中で十二分に先発の役割を果たした。 自身の最多記録をさらに更新する13勝目。しかし、敗戦の許されない状況下でつかんだこの1勝には、これまでの1勝とは異質の価値がある。 「重圧がないと言えばウソになる」。帰り道で口にした本音。しかし即座に、こう続けた。 「でも、こういう展開で投げられることは幸せなことなんでね…」。安どはなかった。表情を引き締めたまま、右腕は最後まで笑顔を見せなかった。宿敵とのマッチレースはここからが正念場。まだ続く。し烈な魂の削り合いは、まだ続く。
Sep 25, 2008
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四回、五連打で五得点!!安藤にも勝利がつきました!!ジェフ!アッチソン!球児!!チーム一丸!!!■2008/9/25 試合結果対横浜 22回戦 甲子園横|000 012 000|3神|000 500 00x|5勝:安藤13勝8敗0SS:藤川7勝1敗36S敗:阿斗里0勝1敗0S横:阿斗里-高宮-真田-山口神:安藤-ウィリアムス-アッチソン-藤川
Sep 25, 2008
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今岡絶叫!天敵・三浦から逆転弾で堅首 阪神は1点差の三回、今岡誠内野手(34)が天敵の横浜・三浦からバックスクリーンへ逆転2ランを放った。「応援してくれるみなさんのおかげで打てました」。お立ち台でヒーローの声が弾む。巨人も負けないが、がっちりと同率首位を死守。最後にVゴールのテープを切るのは阪神だ。 ◇ ◇ 夢を、希望を乗せた白球が、バックスクスクリーンで高く弾んだ。宿敵三浦から放った起死回生の逆転2ラン。ヒーローは悠然とダイヤモンドを一周した。巨人が勝つなら虎は負けない。今岡がファンの、ナインの気持ちをバットで代弁した。 「結果は後から付いてくるもの。思いっ切りバットを振ることだけ考えて、打席に立ちました」 1点ビハインドで迎えた三回だった。一回、二回と得点圏に走者を進めながら、猛虎打線はこの日もあと1本が出なかった。先発三浦には、この試合の前まで今季4戦4敗。対戦打率・168と完全に封じられていた。また虎キラーの前にひれ伏すのか…。聖地に漂い始めた重い空気を、今岡が払しょくした。 一死一塁で打席に立つと、1ボールからの2球目。直球を強振した打球はレフトポールのわずかに左をかすめる大飛球となった。天才打者と呼ばれた男が微妙なズレを修正し、ボールを挟んで迎えた4球目。真ん中低めの直球を逆らわずにセンターへ。打球は聖地の浜風にも押され、バックスクリーンへと着弾した。 5月24日。ソフトバンク戦を終えた今岡は、2軍行きを通告された。「『今岡誠』という人間を応援してくれる人がいる限り、頑張るのが僕の使命だから」と話して臨んだ鳴尾浜での再調整は、自分自身を取り戻すための戦いでもあった。 「ホームランにこだわるのか、(打点王に輝いた)05年のような打撃を再び目指すのか」-。立石2軍総合兼打撃コーチにそう問われた今岡は、迷わず後者を選択した。今季は本塁打量産を目標に掲げ、ウエートトレで筋力アップを図って臨んだが、すべてをリセットしての復活を決意した。 全盛期の打撃を取り戻すため、フォームの改造にも着手。タイミングの取り方の修正や、ダウンスイングにも挑戦した。試行錯誤を繰り返し、自らの手で復活への道をこじ開けた。鳴尾浜で泥まみれになった日々も、キャンプでウエートに励んだ日々も、決して無駄ではなかったことを1本のアーチで証明した。「もう忘れました」-。109日にも及んだ苦しい2軍生活にこの日、今岡流の表現で別れを告げた。 復帰後は13試合の出場で49打数10安打。打率は・204と決して高くはない。だが10打点という数字が示す通り『ここぞ』の場面での活躍が光る。「どうなるか分からないけど、終わったときに一番上にいることができれば、それでいい」。残り11試合。チームの悲願を達成するため、空白の時間を取り戻すために、今岡の戦いは続いていく。満身創痍の赤星 ここぞの3安打2打点 いい笑顔です。緊迫の優勝争いの中、阪神・赤星もなかなかお見せできなかった笑顔ですが。最近、ハラハラ続きの虎ファンの皆様にも、きょうぐらいは、ちょっと安心して、思う存分、盛り上がってもらいましょう!! もう1点。聖地がホッとするためにあと1点が欲しい場面で、心地いい快音が聖地に響いた。 三回に今岡の2ランで2-1と逆転した後、四回も連続四球で調子が乱れる三浦に対し、野選で1点を奪い、なおも一死一、三塁の場面。ここで打席に赤星が入った。 相手はバリバリの虎キラー。立ち直る前に、一押し必要だった。 「後で後悔しないような打撃をしようと思ってました」 3球目、真ん中にきたカットボールを流した一打が、ライナーで遊撃頭上を超え、左中間で跳ね、4点目を叩き出した。重たい空気に包まれっぱなしだった甲子園も、久々に気分爽快の祭りモードとなった。 そして4-2で迎えた八回一死満塁で、もう一丁!前進守備の相手は、内野が三遊間を詰め、左翼手も前よりに構え、ヒットコースを封じてきた。ならば、どうだ!高宮の低め140キロを引っ張り、右前に落とす適時打。実は、8月31日以来、今月初の右前への安打。打とうと思えば、どこにでも打てる。赤星が、一塁で手を叩いてはしゃげば、勝利を確信した聖地も、九回の勝利の瞬間に備え、ジェット風船を思う存分膨らませた。 引き分けに終わった前夜は、試合中からスタンドからのヤジに悩まされ、試合後にはベンチ前でファンと言い争うシーンもあったが、複雑な感情はバットに込めて解消した。首痛に苦しみ、この日は試合前練習に姿をみせなかったが、一回の左前打と合わせ、今季12度目の猛打賞も決めた。 優勝を争う巨人も勝利したが、赤星は言った。「巨人は(27日に)甲子園でやるまでは負けないと思う。直接やるまで、僕らも負けられない」。表情を引き締め、また戦おう。球児 ここぞの3連投で100セーブに王手 4人の手で回されてきた勝利のバトンを、しっかりと握りしめ、危なげなくゴールテープを切った。付け入るスキを与えない。反撃の糸口すらつかませない。簡単に見せてしまうほど、淡々とやり遂げた3人斬り。通算99セーブ目となる今季35セーブ目に、阪神・藤川の凄みがつまっていた。 「(セーブ数は)どうでもいいことです」 区切りの100セーブに王手をかけたことを問われても、表情は崩さなかった。今、自分がこだわる数字は、そこではない。一つ一つの白星を重ねていく中で、与えられた場所でいかに貢献できるのか。3連投となったこの日の出番は、3点リードの九回だった。 先頭の6番・金城を2球で遊ゴロに打ち取ると、続く下園には、粘られながらも7球目の外角直球で空振り三振を奪った。簡単に二死を奪って、最後は相川を2球で投ゴロに打ち取って、ゲームセットだ。打者3人を相手に投じた11球は、ファンの期待を裏切らなかった。目の前の1勝に燃える闘志。今はそこしか見えていない。 失意の北京五輪から帰国して、1カ月になる。気持ちは、チームの優勝へと切り替わっている。試合の序盤、ブルペンに向かう前に、ベンチから戦況を見守り、声を出すことが増えた。矢野は「球児がやっていることは、チームにとって大きい」と話す。守護神が示す行動の意味。チーム一丸の文字が、そこに重なってくる。 「良かったですよ。あと11試合、がんばっていきたいです」と藤川。どっしりと構える存在感が、チームに勇気をもたらす。まだまだ続く巨人とのマッチレース。球児がいれば怖くない。岡田監督 執念さい配&関本 気迫の好走塁 阪神・岡田監督の“必死のパッチさい配”でゲームの主導権を握った。1点リードの四回だった。関本、葛城に連続四球に暴投と珍しく制球を乱した相手エースの一瞬のスキを逃さなかった。 矢野が三振に倒れるとすかさず先発リーソップに代打・林を送った。この時点で1点リード。勝利投手の権利目前の助っ人への代打。非情にも見えるが、何せ相手は今季もここまで0勝4敗と完ぺきに抑えられている天敵。なりふり構っていられなかった。 「今年は三浦を右も左も打ってなかったから。(打率)・160くらいかな。チャンスがあったらどんどん(代打を)いかそう思ってた」 指揮官の勝利にかける執念に選手が応える。林の二ゴロで三走・関本が果敢にスタート。相川のブロックをかいくぐる絶妙のスライディングで野選を誘い、追加点をもぎ取った。 関本は「足で貢献したね」と笑顔で振り返る。お世辞にも俊足とはいえない。しかも22日の守備で走者と激突、足は万全ではない。それでも「試合中は忘れてやってます」と気丈に話す。満身創痍(そうい)の体を奮い立たせてまさに必死のパッチで勝利へ向かっているのだ。 岡田監督は会見の締めで「今日なんかものすごい点入った気分よ。すごいことよ」と笑顔を見せた。 並走する巨人に落ちる気配がないなら死にものぐるいで走り続けるだけ。指揮官も選手も気持ちは一つだ。
Sep 24, 2008
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リーソップが先取点を取られ、しかも今年はまったく打てない三浦。。。虚塵が先取点。。。一二回のチャンスもだめで、今日もいやな感じ平野の番長強襲ヒットの後、今岡特大ファール。。。やっぱりダメか。。。そんな思いを吹き飛ばすバックスクリーンへ逆転ツーラン!!!感動しました!!涙がでました!!好投リーソップに代打林で関本がホームに突っ込んで三点目、昨夜悔しい思いをした赤星が猛打賞二打点!!!福原、アッチソン、ジェフ、球児がしめて阪神首位を守りました!!!本当にチーム一丸です!!!!!■2008/9/24 試合結果対横浜 21回戦 甲子園横|100 001 000|2神|002 200 01x|5勝:福原3勝2敗0SS:藤川7勝1敗35S敗:三浦7勝9敗0SHR:今岡ツーラン6号、内川ソロ11号横:三浦-牛田-高宮神:リーソップ-福原-アッチソン-ウィリアムス-藤川
Sep 24, 2008
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なんとか首位は死守しました試合終了後、ファーストベンチ裏のファンの野次があったのか赤星がスタンドに向かって切れてました抑えられて、他の選手も、いやな顔をしている姿が映っていました最後、誰もが去った、ベンチで、ベンチ前のフェンスにバットを打ち下ろしてました。。。赤星は、今までも何度もスタンドに向かって、いろいろと言ったことがありますが今岡の守備、赤星の守備での1点かもしれません鳥谷のホームラン以降、ヒットもなく、投手陣と守りでの延長12回での引き分けでした今日は、横浜投手陣も良かったです。こんなときこそ、応援しましょうよあれだけの投手を並べられて、チャンスすら作れなかった試合を毎回のように得点圏、久保田になってからは、毎回3塁までピンチばかりのなかで、引き分けて全員一丸で首位を死守したのですみんな、疲れがたまっています金で他のチームのエースと四番を集めて勢いだけで勝っていけるチームと違うのです開幕から、チーム一丸で、集中力を切らすことが許されない勝負が続いているなかで踏ん張っているのです。調子が悪いとかって、二軍で遊んでてオリンピックで調子が出てから勢いがついた、疲れがたまっていないチームと違うのですまだ首位なのです諦めない!!決して諦めない!!諦めるという言葉がふさわしくないのです首位にいるのです一番優勝に近いチームなのです!!勢いは違いますが、首位なのです!!赤星!!金本!!野次なんて気にしないで、奮起してくれ!!今は焦りを捨てること!!開き直って、開幕したと思って楽しむこと!!球児が言っていたことは、色々な意味に受け止められそうだけど奮起してくれ!!今日の試合、勝てなかったけど、踏ん張った全員のプレーに感動しましたアッチソン、ジェフ、球児全員が本調子ではないかもしれないそして久保田のピンチを全員で守りきった!!藤本が飛びついて、関本がこぼれる球を必死に抑えたフェンスを恐れない平野のダイビングキャッチ全員の集中力を感じました!!絶対大丈夫!!信じましょう!!赤星!!明日のヒーローインタビュー!!ボイコットしないで訴えてくれ!!!!!信じてるぞ!!!!!
Sep 23, 2008
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よし!!!よく投げた!!!!よく守った!!!!!ほんとうに感動した!!!!!!!!!首位死守!!!!!!!!!!!!!!頼む!!!!1点!!!!!!!!!!!
Sep 23, 2008
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首位死守…虎の新人石川 初先発で大仕事 孝子出現!阪神が1点差試合を制し、巨人3連戦3連敗の悪夢を振り払った。上武大から3巡目入団の新人・石川俊介投手(23)が5回を2点に抑え、プロ初先発で初勝利をマーク。八回から守護神の藤川を投入した岡田さい配もさえた。巨人と並走で首位を死守。この一騎打ち、絶対に勝つ。 ◇ ◇ 真っ赤に腫らした目でスタンドを見渡し、涙をこらえて天を見上げた。連敗脱出を渇望していたチームに、彗星(すいせい)のごとく登場したルーキー右腕。石川がプロ初先発で、初勝利を挙げた。見てるか、母さん。やったよ、母さん-。 負けられない一戦で巡った先発のマウンド。指揮官は救世主としての役割を石川に託し、登板4試合目で初先発を託されたルーキーは、必死に期待に応えて見せた。 最大のピンチは、1点リードで迎えた五回。力みから制球を乱し、二死満塁のピンチを迎えた。ここで打席にはハマの4番村田。1ボールからの2球目、セットで投げる石川に矢野がワインドアップで投げるように指示した。そこから矢野は、3球連続で直球を要求。 「矢野さんの気持ちが伝わった。それに応えようと思って投げました」2球目で自己最速の147キロを計時すると、2-1からの4球目。その打撃像にあこがれ「プロで一番対戦してみたいバッター」と話していた男を、こん身の直球で見逃し三振に斬って取った。 スタンドには最愛の家族が駆け付け、亡き母の淳子さん(享年44)は空から石川の勇姿を見守った。大学1年の夏。プロを夢みた青年は右ひじに炎症を起こし、打者への転向を勧められた。だが石川は投手の道を選び、手術を拒否してリハビリでの回復を心に誓った。 投球再開までは2年の歳月を要した。そんな日々に、悲劇は重なる。同年秋に母が病に倒れて緊急入院。練習を休み、付きっきりで看病を続けたが、最愛の母は1カ月後に帰らぬ人となった。 「あの時からですね。緊張しなくなったのは。この先の人生でも、あれ以上につらいことはないでしょうから。対戦するのはバッター。殺されることはないですから…」 だが悲しみを乗り越えた先に、どんな苦境でも動じない心を手に入れた。八回の攻撃。九回のマウンドに備え、肩慣らしに向かう藤川から「ヒーローにしてやる」と声を掛けられ、必死に止めた涙腺が少しだけ緩んだ。 病床の母に誓った。涙を流しながら、プロで活躍すると心に誓った。「ウイニングボールは、亡き母にささげます」。始まりの1勝は、終盤戦でもがくチームにとっても大きな1勝。ドラフト3巡目右腕・石川俊介-。猛虎に新たな救世主が誕生した。岡田監督の執念…球児が八回から登板 今まで黒子に徹し続けてきたのはこのためだ。今まで努めて全力投球を封印してきたのもこのためだ。今まで決して多くを語ろうとしなかったのも、このためだ。 1点リードの八回。突然流れ始めた“球児のテーマ”に、マンモスの山肌が揺れ渡る。開幕からこの日まで、阪神・藤川はただひたすら、この時に備えていた。 「いつでも行くつもりやったから。ポジションを(抑えから)変えてもらってでもね」 しびれる終盤に仁王立ち。勝者の通路で、球児の声が弾んだ。 07年9月24日の横浜戦以来、今季初となる八回からの前倒し登板。3番・内川から始まる中軸を無難に0封。そして最終回のマウンドに向かう直前、プロ初勝利のかかる石川に声を掛けた。 「お前をヒーローにしてやるよ」 感涙にむせぶルーキーをベンチに残してマウンドへ。二死からの失策などで一、二塁とされたが、最後は貫禄たっぷりに後続をねじ伏せ、石川との約束を果たした。 昨季はフル回転でチームを首位に押し上げたが、ペナント最終盤で右腕の疲労が限界を超えた。そしてチームも失速、V逸…。その経験を糧に、昨オフから年間を通じて同じパフォーマンスを発揮するための体力づくりに徹してきた。 「ブルペンから(複数イニングを)『行けます』と言っていたので…」。岡田監督が舞台裏を明かす。志願の複数イニング登板でチームを勝利に導いた球児は「(去年の同時期に比べて)全然楽です。必要と言ってくれるならどこでも投げる。3イニングぐらいなら行けると思う」とラストスパートに意欲を見せた。 「最後に上にいる方がチャンピオン。ここからやっていきたいと思います」。守護神の“決意表明”に、マンモスが再び揺れ渡る。まだまだ続く宿敵とのマッチレース。今こそ右腕にため込んだ力を爆発させる時だ。今こそ覇権への扉を開け放つ時だ。3安打2盗塁の赤星 ノーアーチ記録更新 日本記録達成をかみしめてる場合じゃないです!!「どんな形でも、勝てばいいんですよ」。窮地の虎に、もう一度、風を巻き起こすため-。打った、速攻走った、動き回った。阪神・赤星も必死のパッチ。故郷・愛知では「デラ、えれぇがや!!」というらしい。 東京で巨人に首位に並ばれたが、帰ってきた聖地で再進撃。「とにかく流れを作るために動いた」。 一回、先頭で吉見の内角直球を左前に流す一打で出塁すると、続く関本の打席で、今季34個目盗塁となる二盗。この回の先制点を呼んだ。 初回が1得点止まりに終われば、二回は二死二塁から四球を選び、関本の左翼二塁打で、快足をぶっ飛ばし一塁から一気にホームへ滑り込んだ。 この序盤3得点を守り切って、ギリギリ勝利。赤星の好走なしでは、結果はどうだったか。 「巨人は楽な勝ち方ができてるけど、僕らはできていない」。だから最後まで攻め続けた。 六回の打席では、吉見の2球目が、頭部付近にきた。間一髪でのけぞって逃れ、球は目の前をかすめた。首痛の赤星にはたまらない衝撃が走ったが、続く3球目を意地の左前打。八回にも左前打し、今季11度目の猛打賞も決め、ここでも二盗に成功した。 第1打席で、日下隆(近鉄)の2088打席連続本塁打なしの日本記録を超え、それを2093打席まで更新した。「そのうち(本塁打)打ちますよ。来年ぐらい(笑)」。ただ、今は勝つためデラ走る!!今岡 3連敗ショック速攻で消した! 鮮やかな速攻だった。3連敗の重苦しいムードを払しょくする一打。阪神・今岡が、プロ入り初先発のルーキー・石川を援護する貴重な先制打で、ゲームの幕を開けた。甲子園に戻っての仕切り直しの4連戦、初戦の勝利を演出したのは3番打者のバットだった。 一回、無死一、二塁で巡ってきた第1打席だ。最初のチャンスを積極的にものにした。吉見の投じた初球、内角低めの直球を力強く振り抜くと打球は鋭く左前へ抜けていった。「打つだけの場面。思い切り振りにいきました」。二走の赤星を迎え入れる先制適時打で、石川に初回からの1点をプレゼントした。 11日に1軍復帰してから11戦に出場し8打点の活躍。「何回も同じことの繰り返しになりますけど、僕は1打席、1打席に集中していくだけですから」。シーズン開始から不調に悩み、9月に入るまで出番を与えられなかった。もう、恐れるものは何もない。がむしゃらな姿勢が好結果を生んでいる。 この日の安打は初回の1本のみだった。二、四回はいずれも二死二塁、六回は二死一、二塁の場面で凡退してしまった。追加点を挙げ投手を楽にしたかったが、それはかなわなかった。本来の勝負強さを取り戻し、チームをリーグ優勝に導くことができる。今岡の打棒への期待は高まる。傷だらけの関本 フェンス直撃2点打 二回に左翼フェンス直撃の殊勲2点打を放った阪神・関本は、試合後、表情をゆがめ、右足を引きずりながらクラブハウスへ消えた。 最終回の守り。石川の二塁ゴロを処理した平野の一塁送球がわずかに外野側にそれた。一塁に駆け込んだ石川のひざが右足を伸ばして捕球を試みた関本の右太もも裏に直撃。ナインを出迎えた岡田監督も、心配そうに関本の顔をのぞきこんだ。 傷だらけの背番号3は、貴重な2点適時打の質問に「それどころじゃない…。気持ちで打った?そんな感じ」と話すのが精一杯だった。10日のヤクルト戦でセ・リーグ記録となる1試合3死球。17日にもチーム最多、今季6個目の死球を右腕に受けた。満身創いの関本が、また傷を負った。リーグ2位の得点圏打率・414を誇る勝負強さが、ここまでチームを支えてきた。巨人との一騎打ちで、関本抜きの戦いは考えられないだけに、右足の状態が案じられる。
Sep 22, 2008
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家族の前で踏ん張りました!!五回満塁のピンチ、村田を見逃し三振!!そして、アッチソンも変化球が切れ、球児は最後危なかったですが二回ずつ見事に抑えて、首位と石川のプロ初勝利を、がっちり守りました!!!■2008/9/22 試合結果対横浜 19回戦 甲子園横|000 200 000|2神|120 000 00x|3勝:石川1勝0敗0SS:藤川7勝1敗34S敗:吉見3勝5敗0SHR:吉村ツーラン32号横:吉見-横山-石井裕-山口神:石川-アッチソン-藤川
Sep 22, 2008
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上原からぶっこんだ!!!!蘇った金本!!!!!岩田も好投してます!!!1回三人2回もラミレス三振谷をピッチャーゴロゲッツー!!今日は球が切れてます!!!!!なんと金本!!!!一人気を吐く二打席連続ホームラン!!!!!!
Sep 21, 2008
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グラ打ったしテーマものこったでしょ明日につながりますよなんてったって一勝したらいいのでぐらだったら、圧倒的になるかと思ってたのでね
Sep 19, 2008
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鳥谷、プロ初満塁弾!3安打5打点 阪神が23試合ぶりの二ケタ得点で息を吹き返した。鳥谷敬内野手(27)はプロ初の満塁本塁打を含む3安打、5打点の大暴れ。あす19日からは敵地で3ゲーム差の2位巨人との3連戦に挑み、雌雄を決する。猛威を振るう巨人にキバを突き立て、もう胃がキリキリ痛んでいた虎党を安心させる。 ◇ ◇ 一発、一振りで流れを変えられる人間がいる。誰もがそんなことをできるわけではない。選ばれしプロの中でも一握りの男だけが、強く輝く星を持っている。阪神にあって、そういう存在こそが鳥谷敬。この状況、この場面、追い詰められたところでのベストパフォーマンスが、すべての流れを変えた。 初回一死満塁。開始直後に得たビッグチャンスを、鳥谷が最高の形でものにした。打ったのはカウント0-1からの2球目、山本昌の投じた127キロのスライダー。射程内に入ってきたファーストストライクを、鋭いスイングで一撃のもとに仕留めた。 「1アウト満塁という楽な場面で回してもらった。犠牲フライでもよかったし1点、2点でも欲しかった場面でしたから。思い切って振ることだけを考えていました」。雑念を捨てたシンプル思考が、打球をアーチの軌道に乗せた。中日の出ばなをくじく先制12号満塁弾は、虎党の希望を乗せて右翼席に飛び込んだ。 巨人の猛追を受ける中、前夜は敗戦を喫した。自身は2ランを放ち一矢報いたが、他の打席でのチャンスに凡退したことを嘆いた。「何とか勝たないと。とりあえず。ここを2勝1敗でいかないと」。自分に言い聞かせるように、ナゴヤドームでの勝ち越しを誓い試合に臨んだ。その初回、これ以上ない結果を残したところが、この上なく男前だった。 鳥谷のグランドスラムに触発され、打線が目を覚ました。四回までに毎回得点で9点をゲット。最終的には11得点の大勝となった。その中で四回に二塁打、六回に三塁打を記録しサイクル安打に王手。八回の最終打席で二ゴロに倒れ快挙を逃したが「あと1本打ちたかったけど、今度に取っておきます」と笑った。 プロ入り初の満塁弾、1試合5打点という猛爆をここでそろえてきた。鳥谷の持つ星の強さがチームの雰囲気を変えた。 「チームとして負けられなかったのでうれしい。やっぱり勝って(東京ドームに)行けるというのは大きい。大事な1戦になる。1点でも多く取って勝ちたい」 19日からは巨人との直接対決。もう、どこからでもかかってくればいい。アッチ“ゼロ神話”!G3連倒へお任せ 黄色いタオルを肩に掛け、勝利の余韻に酔いしれた。結果で見れば、11-6の大勝。だがこの男がいなければ、展開は分からなかった。2回を打者6人で完全封じ。阪神・アッチソンが、久々に爆発した打線に劣らぬ、勝利の立役者だった。 「とにかく嫌な流れを止めたいと思って、マウンドに上がった。いい投球ができて良かったよ」 興奮冷めやらぬ笑顔で振り返ったのは、六回のマウンドだった。四回までに9点を奪いながら、先発リーソップが突如、乱れて4失点。五回に救援した阿部も小池に2ランを浴び、序盤の大量リードも3点差に縮まっていた。ここは敵地ナゴヤドーム。リードはあっても、流れは完全に中日へと向きかけていた。 ここで流れを止められる投手は、今や1人しかいない。指揮官がその男の名を告げると、巨体を揺らしてマウンドへ。先頭の谷繁の打球は、右中間へ鋭いライナーとなったが、赤星が俊足を飛ばして好捕。バックの好守にも助けられ、続く代打・英智は自慢のカーブで見逃し三振。森野は外角をきっちり突いた直球で空振り三振を奪い、3者凡退で相手の追い上げムードを粉砕した。 「アッチソンが流れを止めてくれた」。矢野も、助っ人右腕の好投に最大級の賛辞を示す。これで中継ぎに回ってから17試合に登板、27回1/3連続無失点。被安打はわずか12と、抜群の安定感を誇る。球団記録は06年に藤川が樹立した47回2/3連続無失点。まだまだそれには遠いものの、優勝争いが佳境を迎えた終盤戦で記録を伸ばし続けているところに大きな意味があり、また価値がある。 3ゲーム差で迎える巨人との首位攻防戦は総力戦が予想される。「自分自身もチームも、順調に準備ができている。向かっていく」とアッチソン。かわす投球など考えていない。攻めて攻めて、勝利をもぎ取る。助っ人右腕がGT決戦でもチームを救う。ホッ…やっと出た~金本弾 試合を決した。午後9時ジャスト。主砲の一撃が右翼席に消えると、ドームを埋めた一塁側の竜党は、波が引くように次々と席を立った。敵に傾きかけた流れを、阪神・金本が一振りでくい止めた。 3点リードの八回。落合監督が主砲封じに送った変則左腕を撃った。小林の投じたカウント2-2からの5球目、内角カーブにタイミングを合わせた。8月28日、チェンから放った逆転3ラン以来、17戦ぶりの22号2ラン。三回までに7点差をつけた楽勝ムードが、五回に一変。暗雲漂うドーム左半分のスタンドに再び歓喜をもたらした。 試合後、ベンチ裏通路をバスへ向かう金本は、報道陣の質問を首を振って遮った。14日の広島戦後に発した自身のコメントが、意図しない形で報じられたことに対する抗議姿勢。決してファンへ言葉を発しないスタンスではない。15日朝に更新した公式HPに、混じり気のない真意を綴(つづ)っている。 無言でも、表情は穏やかだった。だが、心からの笑顔はない。前日3三振を喫し、最後の打者で敗戦を迎えた。打席でしばらく動かなかった。迫り来るGの足音…。責務を果たせなかった前夜のもどかしさを、ほんの少し晴らしただけだ。 打点を2つ積み上げ今季99打点。前回Vの05年以来3年ぶりの100打点まであと1とした。バスへ乗り込むその目は、2日後の天王山を見据えていた。いよいよ雌雄を決するときがくる。金本は「覚悟」を決めて、東京ドームへ乗り込む。
Sep 17, 2008
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今日は打ちまくりました。鳥谷大暴れ!!満塁ホームランに始まり、あとヒットだけでしたが、サイクル安打を逃しました。中盤いやな感じでしたが金本の一発とアッチソンの好投!赤星の好守でしまりましたね阪神は、こうやってひとつずつ勝つだけです。週末の東京ドーム!絶対に勝ち越す!!■2008/9/17 試合結果対中日 23回戦 ナゴヤドーム神|421 200 020|11中|001 320 000|6勝:アッチソン7勝4敗0S敗:山本昌11勝6敗0SHR:鳥谷満塁12号、金本ツーラン22号、谷繁スリーラン1号、小池ツーラン4号神:リーソップ-江草-阿部-アッチソン-ウィリアムス-藤川中:山本昌-長峰-清水昭-齊藤-小林-平井
Sep 17, 2008
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今岡4号!モヤモヤ吹っ飛ん“だ~ん” 虎にとっての“鬼門”も今は昔。阪神は序盤から得点を重ね、四回に今岡誠内野手(34)が4号2ランを放って勝負の流れを決定付けた。二回には高橋光信内野手(33)が4号先制ソロ。ナゴヤドームでは開場以来初めてとなる2年連続中日戦勝ち越しを決め、2位・巨人との4差をキープした。 ◇ ◇ すっきりした。こんな勝ち方がしたかった。先制点を奪い、攻撃の手を緩めずに効果的に加点。先発投手を楽にして、得意の継投に持ち込んだ。気持ちのいい勝利を明確にした、張本人は今岡誠。帰ってきたスラッガーが一振りで、打線の追い詰められた雰囲気をかき消して見せた。 四回、2点リードとなってさらに二死二塁の場面だ。カウント2-2からの5球目だった。小笠原の外角高め、見逃せばボールの139キロ直球に迷わず手を出していった。「2アウトだったし、追い込まれてましたから、思い切り振りにいくだけだった」。荒々しく左翼席へ引っ張り込んだ打球は、貴重な追加点となる4号2ラン。5点目を奪い、流れをグイッと引き込んだ。 連日、貧打を嘆く日々が続いていた。しかし、今岡の一発がチームの雰囲気を変えた。「僕自身は1打席、1打席、1球、1球に集中するだけ。それを最後までやっていく。それ以上でも以下でもないです」と控えめだが、今岡が打つということに意味がある。岡田監督も「あの2ランは大きかった」とたたえた。 三回の第2打席では無死一塁から、右前打でエンドランを決めて一、三塁にチャンスを拡大。続く金本の適時内野安打をおぜん立てした。これも本塁打と同じく、小笠原の外角へのボール球に対応しての安打だった。どんな球でも安打にしてしまう得意の“悪球打ち”。これに関しては「それは見る人がどう感じるか」と受け流したが、本来の姿に戻る兆候と考えて問題ないだろう。 9月11日、34歳の誕生日に1軍復帰して5試合で2本塁打。いずれのアーチも勝利につながっている。97年の開場以来初となるナゴヤドームでの2年連続中日戦勝ち越しが決定。かつては鬼門といわれた場所での苦い記憶も薄れつつある。 開幕直後から不振に見舞われ、5月下旬から始まった2軍暮らしは3カ月以上に渡った。それでもあきらめなかった。立石2軍野手総合兼打撃コーチが「バッティングが抜けていた。つまり体が早く開きすぎて手打ちになっとった。それを本来の形に戻すためにやってきた」と証言するように、地道に努力を続けた。 今季のスタート、2月の沖縄・宜野座キャンプで誓った。「今岡誠の存在意義を示す」と。少し遅れてしまったが、遅すぎることはない。チームが苦しむ今こそ、自身の存在意義を示してやればいい。効いたぁ~!高橋光の一発で先制パンチ ハートで打った。 優しい笑顔に似合わない強烈な弾道が、ドラゴンズブルーのバックスクリーンへ突き刺さった。古巣への恩返し。そしてタテジマで栄冠を勝ち取るために、阪神・高橋光がバットに魂を込めた。 0-0の二回。先頭で打席に入ると、中日先発小笠原の2球目、低めのカーブを迷いなく振り抜いた。完ぺき。インパクトとともに、打球の行方が決する4号先制弾。「打った瞬間、いったと思った。(球種は)正直何も考えていなかった。とにかく必死。(本塁打は)本当にたまたまだけど、何がうれしいって、チームが勝ったことが一番うれしい」。額に滴る大量の汗をぬぐい、ナゴヤドームの通路を歩いた。 五回にも右翼フェンスの上部を直撃する二塁打を放ち、野口の適時二塁打で6点目の生還。七回にも左前打を放ち、中日時代の02年9月16日以来、プロ入り2度目、阪神移籍後初となる猛打賞で勝利に花を添えた。 1週間前、「技術よりハート」の大切さを再確認した。6日の広島戦。代打で右飛に倒れた高橋は試合後、宿舎から一歩も出ず、自室の窓ガラスにフォームを映しながら、何度もバットを振った。「形は何も悪くない…」。打てない理由は何なのか。ひと晩悩み、答えは出た。高橋は自身に言い聞かせるように「ここの問題だ」と左胸を指さした。翌日、4点差劣勢の七回に代打指名を受け、左翼席へ意地の一発をたたき込んだ。 三塁打が出ればサイクル安打だったが「僕が、3ベースなんて出ないよ」と苦笑い。4本塁打、15打点は自身のシーズン最多記録だが、「そんなことは関係ない。チームが勝てば、それでいい」ときっぱり。強い気持ちで運んだ弾道。あの夜、1人で出した答えは間違っていなかった。アニキの“叫び”で痛快ヒットパレード 阪神・金本が三回、二塁へ適時内野安打を放って貴重な追加点をもぎ取った。勝利に貢献する一打となったものの、試合後はコメントを避け、バスへ乗り込んだ。 黙る理由があった。この日朝、自宅で新聞各紙を広げると、一部報道の中に、前夜広島戦後に取材で答えた内容、意図とは相反する見出しが躍っていた。自分がペナントをあきらめたともとれる扱いに、愕然(がくぜん)とした。チーム一丸となって優勝を目指す最終局面で、そんなことを思うはずがない…と。 朝、名古屋へ向かう新幹線車中、金本はファンへ真意を伝えるため、携帯メールを使って自身の公式HPを約3カ月ぶりに更新。デイリースポーツ紙面へもHPの内容掲載を託した。 新井の故障などでベスト布陣が整わない中、“代役”たちがそれを補う活躍を見せ、巨大戦力を誇る巨人を抑えている現状を、金本は誇りにさえ思う。「なんとしてでもいまの、このチームメートたちと優勝して一緒に喜びたい」-。一丸、優勝を目指す最終章。自らの発言が誤った方向へ一人歩きし、水を差されたくない気持ちが、金本の口を閉ざした。初出動で盤石0封!JAFなら大丈夫 これが阪神の誇る“JAF”の実力だ!先発・岩田の後を受けた、アッチソン(A)、ウィリアムス(J)、藤川(F)が盤石リレーでチームの白星をたぐり寄せた。 まずはアッチソンだ。六回無死一、三塁から登板し、対するはウッズ。初球のスライダーでバットをへし折り「理想だった」と、6-4-3の併殺を完成させた。その間に1点(岩田の失点)は与えたものの、試合の流れが変わってもおかしくない場面で踏ん張った。これで25回1/3連続無失点。「3人で0点に抑えられて、自分たちにもチームにも良かった」とトリオでの活躍を喜んだ。 続いてはウィリアムス。内野ゴロ3つで復帰から3試合連続の無失点に抑えた。「どんな場面でもいくよ」と、話していた左腕が、完全復活へまた一歩近づいた。 最後を締めるのはやはりこの男だ。北京五輪から帰国後、初めてセーブのつく場面で登板した藤川。ウッズに中前へ運ばれたが、最後は併殺で締め、7月26日以来の33セーブを記録した。 「(セーブは)関係ないですよ」とはいえ、救援王争いでは巨人・クルーン(35S)、広島・永川(34S)をピッタリ追走。通算100セーブまでもあと3つと迫った。 残り20試合にして完成した“JAF”リレー。さらにその真価を発揮したとき、優勝への道筋がはっきりと照らし出される。先発に白星!岩田9勝目で新人王グイッ 結果で振り返れば、決して満足のいく投球ではなかった。だが負けなかったことが、何よりもの収穫。リードだけは守りきり、阪神・岩田が9勝目を手にした。チームの連敗を阻止し、激しさを増す新人王争いでも、存在感を存分にアピールした。 「力が入り過ぎました。力み過ぎましたね」。立ち上がりから自慢のスライダーで粘っていたが、五回だった。二死一塁で打席には代打小池。1-2からど真ん中の直球を左翼席に運ばれ、2点を失った。続く六回には先頭の藤井、森野に連打を浴び、アッチソンにバトンを譲った。 だが巨人に4差と迫られた中で、宿敵中日とのカード初戦。プレッシャーをはねのけ、勝ち試合を作ったことに意味がある。先発投手として8月29日の下柳以来、実に14試合ぶりの白星だった。 最終コーナーに差し掛かった新人王レースは、激しさを増している。山口、坂本(いずれも巨人)らの活躍も光る。だが開幕からローテーションを守り、チームの勝利に貢献し続ける岩田にも、その権利は十分にある。 「チームに勝ちが付いたのが大きい。この勝ちは大きいです」 次回登板で2ケタ勝利をつかめば、新人王へも大きく前進する。栄冠が現実のものとして近づくほどに、チームは悲願達成へと近づくはずだ。赤星 今季10度目猛打賞&32個目盗塁 阪神・赤星が貴重な追加点をたたき出した。四回一死三塁の場面。うまく左前へ流し打って3点目を挙げた。 「ストライクゾーンに来たらいこうと思っていた。前の打席は打てない球ばかりきた。積極的な気持ちがヒットにつながった」。8月29日・巨人戦以来、14試合ぶりの打点となった。 調子の上がらない打線の中で赤星のバットは際だっている。初回には二塁内野安打を放った。今季第1打席は打率・430で19四球。出塁率・521と驚異の数字をたたき出す。出れば走る。今岡の場面で二盗。トップのヤクルト福地に3差と迫る今季32個目の盗塁を決めた。 五回にも左前打で2試合連続、今季10度目となる猛打賞。2ケタ猛打賞は3年ぶり4度目。背番号53がバットで力強く打線引っ張っている。
Sep 15, 2008
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粘りの虎は帰って来ていましたが、点が取れずに苦しい戦いでした。。。やっと、つなぎの打線と完璧な抑えの野球が帰って来ました!!高橋!!今岡!!金本、野口、赤星!!明日からも、突っ走れ!!!■2008/9/15 試合結果対中日 21回戦 ナゴヤドーム神|011 320 000|7中|001 021 000|4勝:岩田9勝8敗0SS:藤川7勝1敗33S敗:小笠原8勝10敗0SHR:高橋光ソロ4号、今岡ツーラン4号、小池ツーラン3号神:岩田-アッチソン-ウィリアムス-藤川中:小笠原-長峰-小林
Sep 15, 2008
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必死のパッチ打!また矢野でサヨナラ勝利 岡田阪神がまたもサヨナラ勝ちだ。0-0で迎えた延長十回、一死一塁から矢野輝弘捕手(39)が、左越え適時二塁打を放ち勝負を決めた。一塁走者の関本賢太郎内野手(30)が激走で本塁生還。最近5試合で4度目のサヨナラ。みんな必死のパッチだからドラマが生まれる。そして優勝マジックは「16」となった。 ◇ ◇ 狩人に追われる獲物のように、二塁ベース付近から三塁ベース周辺まで逃げ回った。しかし、顔には満面の笑みをたたえ、右腕をグルグル回して走り回るおかしな光景が展開された。今年で40歳を迎えるベテランが、子供のようにはしゃいだサヨナラ劇。逃げまどってはいたが、矢野はこの試合のヒーローだ。 両チーム無得点で迎えた延長十回一死一塁。カウント1-0からの2球目、梅津の投じた143キロの直球をフルスイングではじき返した。打球は左翼・嶋の頭上を越えフェンスに直撃。打球処理をもたつく間に一走の関本が一気にホームインした。矢野は二塁ベースを回り、ナインの手荒い祝福を覚悟して一塁ベンチに戻ろうとしたが、反射的に踵(きびす)を返してしまった。 「戻ろうとしたら、シモと目が合ってな。めちゃくちゃ笑顔で向かってくるから、ついつい逃げてしもたわ。ラガー(下柳の愛犬)の気持ちが分かったわ」。周囲を笑いの渦に巻いた。しかし、笑えるのも勝ったからこそ。「ほんまに疲れた。でも、勝ったらなんでもええねん」というのは紛れもない本音だろう。 一塁からサヨナラのホームを踏んだ関本は今季、「必死のパッチ」というキーワードを使用し合う同志。無死一塁から代打出場し、バント失敗して一塁に残っていた。「あれでかえられへんかったらやばいやろ。必死のパッチも言わせへんで」とジョーク交じりに激走をたたえた。結果的にミスを帳消しにするサヨナラ打で、チームも関本も救ってみせた。 前夜は完封負け。試合開始直前には、デーゲームで巨人が勝利した。無形の重圧がかかる中、試合に勝ったことが大きい。これで矢野が適時打を打った試合は31連勝と神話も継続。阪神通算10度目のサヨナラ安打は、田淵と並ぶ球団記録となった。チームとしては01年の球団記録12に迫る、11度目サヨナラ勝利と記録ずくめだ。 今週だけで3度目となったお立ち台では「やりましたーっ」のフレーズで虎党の心をキャッチ。さらに、「必死のパッチはセキに譲ってましたけど、これからは2人で使います。残り試合も必死のパッチでいきます」と抜群の締めで、劇的勝利にオチまでつけてみせた。関本激走Vホーム!コンビで魅せた! 傷だらけ、泥だらけの男が陰のヒーローだった。死球の影響で右ひじを痛めていた阪神・関本が、延長十回に代打で出場。送りバントは失敗したが、戦う姿勢と激走で劇的勝利のホームに滑り込んだ。 10日のヤクルト戦で3死球を受け、以降は別メニュー調整が続いた。この日ようやく室内で軽めの打撃練習を再開したが、右ひじはまだ万全ではない。岡田監督も本格的な復帰については「まだもうちょっとなあ」と慎重な姿勢を崩さない。だが将はこの男の闘志に託し、託された男は懸命の走塁で応えた。 「それ(チームの勝利)が一番良かったよ。右ひじ?それは内緒」。守備でも打撃でも、ここまでマルチにこなしてきた。やはり勝利には欠かせない男。3試合ぶりの出場は、関本の存在感を再認識させる一戦となった。下柳激投!必死のピッチで7回0封 勢いよくベンチを飛び出した。そのまま、三塁付近で仁王立ちのヒーローの元に猛ダッシュで駆け寄り、思い切り抱きついた。一仕事を終えた阪神・下柳が、最後に流した汗は祝福のため。自分の勝ち星はどうでもいい。チームの勝利が、うれしかった。矢野とともにバッテリーを組み、ゼロを並べられたことが誇らしかった。 「(価値ある勝利に)それ以外に、何があんねん。何もないよ。お疲れさん」 多くを語らなかったが、下柳の力投は、スコアボードにしっかりと刻まれていた。7回を投げて3安打無失点。年齢差が20歳という前田健との投げ合いとなった中、ベテラン左腕が燃えた。ゼロ行進を続け、打線の援護を信じて投じた92球は、勝利に結びつく形となって報われた。 最大のピンチは、初回にやってきた。先頭の赤松に左前に運ばれるなど、二死二塁となると、栗原と嶋に連続四球を与えた。二死満塁となったが、ここで粘りを見せた。石原を一塁へのライナーに打ち取って、無失点で切り抜けた。 二回から四回までは毎回走者を出したが、持ち味の粘りを発揮した。1番から始まった五回を3者凡退で切り抜けると、同じように六回と七回も3人でピシャリ。前夜に続いて連敗はできない。そして、リベンジへの強い思いもあった。 前回、5日の対戦では、4回5失点で降板。4連敗していた悪い流れを、止めることができなかった。「体が縮こまっていたから、上体を起こすようにと言った」と、久保チーフ投手コーチ。中7日の練習期間での修正が、吉と出た。 岡田監督も「三、四回から低めに集まってて、シモの時に1点でも取って、勝ち投手の権利を渡したらんと」と、左腕の粘りをねぎらった。夏を思わせる湿気を、吹き飛ばした快投。負ければマジック消滅の一戦で、ベテランの意地が光り、猛虎を再加速させた。金本激守!執念ダイブで必死のキャッチ 必死に打球を追った。懸命にグラブを差し出した。絶対に譲れなかった、勝負の分岐点。打てずに敗れたのが前夜なら、今宵(こよい)は執念で白球をつかみ取った「守り勝ち」だ。阪神・金本の大ファインプレーが、チームを救った。流れを引き寄せた活躍に、スタンドが熱く沸き上がった。 九回、無死一塁からの守備だった。嶋の打ち上げた左中間方向への浅い飛球に、猛然と食らいついた。左前方へとダッシュをかけ、落下点を見極めると、全身をいっぱいに伸ばした。悲鳴に包まれた白球をグラブに収めると、大歓声が巻き起こった。 金本は「まぐれ」と一言で振り返ったが、打球が落ちていれば、大ピンチにつながっていた価値あるプレー。アッチソンも「すごいプレーだった。(すぐに)ハイタッチしたくなったよ。彼のプレーに助けられた」と、感謝していた。 四回には中前打も記録。九回の二直も、東出の好捕に阻まれた鋭い打球だった。前夜、好機で打てずに敗れて「オレが悪い」と、一身で背負った責任。一夜明けて示した執念の守備に、「男気」がつまっていた。0神話止まらん!アッチソンまた無失点 働き場所ひとつで、ここまで変わるものなのか-。乱調続きで先発失格のらく印を押されたのは2カ月前のこと。それが…今はどうだ。 「調子自体はよくなかった。ベストを尽くしたよ」 劇勝に沸く試合後の通路。阪神・アッチソンが気持ちよさそうに額の汗をぬぐった。 いつもの快投ではなかったが、この日は無類の粘り強さを見せつけた。0-0の八回からのマウンド。一死一塁を盗塁阻止などでしのぐと、九回は味方の失策、エンドランなどで一死一、三塁の大ピンチを背負う。 それでも助っ人右腕は動じない。小窪を浅い右飛に仕留めて二死とすると、前日3ランを放った代打・喜田剛も右飛にねじ伏せてピンチ脱出。試合の流れを自軍に引き寄せ、守護神・球児にバトンタッチだ。 前日にJFKの一角・久保田が右肩の張りのため登録抹消。鉄壁を誇り続けた中継ぎ陣も、今季は決して万全の状態とは言えない。そんなブルペンに突如誕生した無敵のセットアッパー。8月の中継ぎ転向以来、これで23回1/3を連続無失点。接戦をことごとく勝ちにつなげる猛虎の近況を、この男の存在抜きには語れない。 「これからも点を取られないように投げるだけ。勝利を作り上げていきたい」。接戦の終盤に不可欠な“サヨナラ請負人”。この男の右腕ひと振りに、歓喜のテープがなびく。
Sep 13, 2008
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一点も取れずに延長戦また矢野が決めました!!!フェンス直撃で、必死のパッチコンビの関本が一塁からホームイン!!今週四度目のサヨナラ勝ち!!矢野は二度目のサヨナラ打!!三度目のヒーローインタビュー!!そして下柳、アッチソン、球児がよく投げました!!金本のファインプレーもアッチソンを助けました!!!これでM16です!!■2008/9/13 試合結果対広島 22回戦 甲子園広|000 000 000 0|0神|000 000 000 1x|1勝:藤川7勝1敗32S敗:梅津0勝2敗1S広:前田健-シュルツ-梅津神:下柳-アッチソン-藤川順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神12273481.603M164954346747.2713.192巨 人12368532.562551847213660.2643.553中 日12460595.5041245746311948.2543.414広 島12359604.496134635058563.2713.805ヤクルト12055623.4701647748570116.2673.876横 浜12042771.3533047558812433.2714.79
Sep 13, 2008
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復帰の今岡がサヨナラ勝ちの主役だ! 阪神が3戦連続のサヨナラ勝ち!主役は復活の今岡誠内野手(34)だ。2点を追う初回には一死一塁から左中間席へ同点2ラン。4-4の九回一死満塁では、劇的逆転勝利を締めるサヨナラ押し出し四球を選んだ。1軍復帰即スタメンで結果を出した背番号7。虎に頼もしい男が帰ってきた。 ◇ ◇ 夜空の月にぶら下がって、甲子園で大騒ぎの中心になっている自分を見下ろしている。そんな感覚だったのだろうか。大歓声のサラウンドの中でのお立ち台。「ついさっきまで鳴尾浜にいたんで、夢をみてるみたい」。こんなこと、想像だにしてなかった。今岡に始まり今岡に終わった筋書きのない3試合連続サヨナラ劇が、34歳の誕生日に天から降ってきた。 2点ビハインドの九回、マウンドにはヤクルトの守護神・林がいた。黒星はもうそこにみえていた。だが、先頭の代打桧山から3連続長打で一気に同点。さらに安打と四球などで一死満塁となり今岡に打席が回ってきた。カウント0-3からの4球目、外角へのボールを見送った。勝利が確定すると、バットを放り出し両手で万歳。一塁ベースに到達した瞬間、ナインからもみくちゃにされた。 もう忘れかけていた。心の底からの笑顔も、体を熱い血が駆けめぐる感覚も。5月25日に不調のため登録抹消され、すでに3カ月以上が経過した。当然、心穏やかにファーム暮らしをしてきたわけではない。背中を痛めるアクシデントにも見舞われた。その当時、指導にあたっていた加藤育成コーチは「自分の思うような打撃ができず、体も動かんようになって落ちこんどった」と証言したほどだ。しかし、それでも野球の神様は今岡を見捨てることはなかった。 この日はいつものように鳴尾浜での2軍練習に参加。若手に交じって汗をかいていると、昼ごろ携帯に着信が入った。発信の主は岡田監督。「お前、誕生日やろ」というお祝いとともに1軍昇格を命じられた。「急きょ、今から来いということで1日が始まった」。急いで身支度を整え、甲子園に到着した。V争いを展開しているナインは、長期離脱していた自分を温かく迎え入れてくれた。 「これだけチームを離れると、独特の雰囲気があった。そんな中で金本さんや矢野さん、下柳さんにあいさつにいった時、気さくに迎えてくれた。それで気持ちが楽になった」 チームメートの思いやりに心が熱くなった。3番・三塁スタメンに燃えないはずがない。2点ビハインドの一回一死一塁、最初の打席で仲間への感謝を結果で示した。カウント2-2からの8球目だ。4本のファウルでタイミングをつかみ石川の131キロ、スライダーをジャストミート。あいさつ代わりの3号同点2ランを左中間にぶちかました。 本当は試合が始まる午後6時から、家族と誕生会をする予定だった。しかし「いい意味で予定が変わってね。家族も喜んでくれてると思う」と最高の誕生日をかみしめた。夢みたいだが、夢なんかじゃない。これから日本一という本当の夢をつかみとるため、今岡はチームに戻ってきた。矢野「必死」の同点打に喜び爆発!! よっしゃ!阪神・矢野が二塁ベース上で握り拳を固め、珍しいくらい喜びをあらわにした。3戦連続のサヨナラ勝ちを呼び込む同点打。お立ち台では「めっちゃうれしかったです!」。4万超の大観衆に向かって、歓喜の雄たけびを上げた。 「必死でした!」。お立ち台での第一声には、お決まりの言葉が1つ足りなかった。「ここ(のど)まで出かかってたけどね。使いすぎたらアカンと思って」。元祖を自称する「必死のパッチ」の“封印”理由を、ちゃめっ気たっぷりの笑顔で語った。 9日の第1戦でのサヨナラ本塁打に続き、敗色濃厚の中でも、無類の勝負強さを発揮した。「向こう(ヤクルト)にとっては完全な勝ちゲーム。3連勝と2勝1敗では全然違うからね」。最終回、桧山、葛城の連続長打で1点差に迫り、なおも無死三塁。外角の直球を逆らわずに右へ。右翼線ギリギリに落ちるこの日3本目の安打は、試合を振り出しに戻す価値ある一撃となった。 この3連戦、初回に得点してからなかなか追加点を奪えない展開が続いた。それでも、強さが戻ってきたことを肌で感じている。「3試合とも重くて、しんどくて、苦しい試合だった。今日も誰か1人が頑張っても勝てない試合。どんな形でも勝ちたい、と、みんな思ってる」。一戦必勝。1つの目標に向かい、チームが1つになっている。 矢野自身も本来の姿が戻ってきた。北京五輪代表としてチームを離れ、その間チームは低迷。悲願の金メダルも逃した。「オリンピックで使命を果たすことができず、すぐ切り替えろ、って思うんだけど、なかなか切り替えられない部分もあった」と、苦しかった胸の内を明かしたが、勝利という薬が体を癒やした。 「勝つことですべてがいい方向に向かうから」。優勝へのビッグウエーブに乗りきれない、そんな時間はもう終わった。さあここからだ。「必死のパッチ」で突き進む。リーソップ 5回2失点上々の来日初先発 快刀乱麻とは言えない。だが勝利への道筋をつけたのだから、十分に合格点を与えられる。「ベストじゃなかったが、チームが勝てたのが一番よかった」。来日初先発を5回を5安打2失点でしのいだ阪神・リーソップは、穏やかな口調の中に込み上げる充実感をにじませた。 スタートは苦しんだ。先頭の福地は空振り三振に仕留めたが、宮本、青木の連続長短打などでいきなり2失点だ。それでも緊張が解け始めた二回以降はMAX154キロ速球に、カーブ、チェンジアップを要所で交えて、確実にゲームを作った。 「初回は早く投げたいという気持ちからああいう形になったが、徐々に自分の投球ができた」 リリーフ一筋の男だ。当初はチームも、北京五輪で離脱する藤川の「代役」として期待を寄せた。だが計4試合で結果を出せず、8月15日の横浜戦を最後に2軍降格。そして再調整の間に「先発転向」を指示された。 米国時代の先発経験はマイナーで今年の2試合のみだ。2軍で2試合、計7回を無安打無失点の試運転をこなしたが、「試合前は期待と不安の両方があった」と背番号69。見切り発車ではあったが、岡田監督は「次への先発のメドが立った」と、ローテ入りを明言だ。 スタンドで見守るカーラ夫人にも、新たな「魅力」を見せつけた。「もっと長いイニングを投げれるように体作りもしたい」。V奪回への最終段階。頼もしき助っ人右腕が、必ずやラストスパートを加速させる。ジェフ復活0封!上から投げた 完全復調を印象づける3人斬りが、奇跡を呼んだ。1軍復帰後いきなり訪れたマウンド。阪神・ウィリアムスが鉄壁の快投で、劇勝のお膳立てを整えた。 「負けてる試合だったから、何とか3人で終わらせて攻撃につなげようと思ったんだ」 流れを手繰り寄せる熱投だった。2点劣勢の九回。1番・福地から始まる好打順を、熱のこもった投球で寄せ付けない。最後の青木にはカウント2-2から、これまでより腕の位置を上げたスリークオーターからの124キロスライダー一閃(いっせん)。鳴尾浜仕込み?の新兵器で空振り三振を奪い取った。 「スライダー?あれはシークレットだよ」。周囲をけむに巻く表情に、満面の笑みがにじむ。「優勝に向けて大きな1勝になるよ。巨人が見て『もうダメだ』と思わせる試合になったね」。鉄壁左腕に輝きが戻った。歓喜のカウントダウンへ、役者はそろった。
Sep 11, 2008
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これでやっと、背番号7着て応援できます!!!!阪神今岡が110日ぶりの1軍昇格 阪神今岡誠内野手(34)が11日、110日ぶりの1軍再昇格を果たした。兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で2軍練習に参加したあと、急きょヤクルト20回戦(甲子園)の試合前練習に合流。キャッチボールやフリー打撃などで汗を流した。「時期が時期だから、1戦必勝というか全打席に集中するしかない。とにかく頑張るだけです」と意気込んだ。 今季は開幕から不振に陥り5月25日に1軍選手登録を抹消されていた。この日は34歳の誕生日。それでも「そんなこと言ってられない」と気合を込めていた。 [2008年9月11日21時29分]【阪神】今岡110日ぶり1軍で復活弾 阪神今岡誠内野手(34)が3号2ランで試合を振り出しに戻した。この日、110日ぶりに1軍復帰を果たしたばかり。その第1打席に、いきなり真価を発揮した。1回1死一塁。ヤクルト先発石川に粘り、9球目のスライダーをジャストミート。低空ライナーで左中間席に突き刺した。「久しぶりの打席で緊張しましたけど、いい結果が出て良かったです。ここからも緩めずに、いい緊張感を持ってプレーしていきたい」と声を弾ませた。阪神5-4ヤクルト/試合終了ヤクルトは1回、来日初先発の阪神リーソップを攻め、2本の適時打で2点を先制。その裏、阪神は今岡の2ランで追いついた。 ヤクルトは6回1死満塁で川島慶が左犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。阪神打線は相変わらず、中盤以降、凡打を繰り返した。 2点を追う阪神は9回に4安打で2点を入れ同点。1死満塁から今岡が押し出し四球を選び、3試合連続のサヨナラ勝ち。優勝へのマジックを17とした。 [2008年9月11日21時26分]
Sep 11, 2008
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すごい!!!さすがに今日は諦めたけど、最終回の長短打連発!!一昨日、あわや同点、逆転劇の立役者!神様桧山の代打二塁打!!昨夜のヒーロー葛城タイムリー三塁打!!一昨日のヒーロー矢野の同点タイムリー二塁打!!昨夜サヨナラのホームベースを踏んだ赤星のレフト前ヒット!!平野敬遠!!そして!!!!今日、いきなり復活弾!!誠の救世主!!!!!今岡が二夜連続でのサヨナラ押出しフォアボール!!!!!阪神!!!三夜連続サヨナラ勝ち!!!!!!バックスクリーン三連発以上の伝説が、ここに生まれました!!!!!もう行くしかない!!!!!!■2008/9/11 試合結果対ヤクルト 20回戦 甲子園ヤ|200 001 100|4神|200 000 003x|5勝:ウィリアムス5勝4敗5S敗:林昌勇1勝5敗30SHR:今岡ツーラン3号ヤ:石川-五十嵐-林昌勇神:リーソップ-渡辺-能見-江草-ウィリアムス順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神12173471.608M174954306747.2723.192巨 人12267532.558650746513259.2633.523中 日12360585.5081245645611948.2543.384広 島12258604.492144595058463.2723.835ヤクルト11955613.4741647047469116.2673.816横 浜11941771.3473146858712033.2704.83
Sep 11, 2008
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