2006.03.19
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カテゴリ: 絲綢之路
1991年9月8日

今日は、シルクロードをさらに西へ、パキスタンの国境近くにあるカラクリ湖を見学しに行く。カラクリ湖は、カシュガルから約200キロ。パミール高原の麓にあり、標高が3400メートルのところにある。

朝、バスは、カシュガルを西に向かって走り始める。今までとはまったく異なる景色。相変わらず道は荒涼とした顔を見せている。しかし、その岩の色がさらに冷たい。その代わり、草原が所々に広がる。

車窓の景色

バスは、一生懸命急な勾配を登っていく。エンジンの音が、いつもよりも2オクターブぐらい高い。一緒になって、ガンバレといいたくなるような音だ。車窓の両側から平地が消え、道がそそり立つ山の間を縫うように走る。

ふと視界が広がったかと思うと、巨大な山が姿を現した。標高7000メートルを超える山々。ヒマラヤ山脈につながるパミール高原に入ったのだ。

カシュガルよりもさらに濃い空の紺。その紺色に挑戦するように、鋭くとがった山の頂が突き刺さっている。雪の白と紺色のコントラストが、俺の目を覚まさせる。山と山の間には、もう何千年も地肌を見せたことがないであろう、氷河が険しい姿をさらしている。目をおろすと、谷間にわずかに広がる草原に、ヤクが放牧されている。

パミールの山々

左右に広がる立派な角。寒冷な季節を生き抜くためのぼさぼさに伸びた毛。明らかに普通の牛とは違う。教科書や写真集でしか見たことがない。さらに、らくだが見えた。中央アジアのらくだはフタコブラクダだ。エジプトなど中東にいるのはヒトコブラクダ。フタコブラクダは、数が少なく見れることも少ないというシノダさんの説明を聞き、また喜ぶ。まさに秘境の光景。


ヤクヤク
駱駝フタコブラクダ



キルギス人のパオキルギス人のパオ

昨年登った剣岳の比ではない。何もかもが、もう何千年も変っていない景色に出会えた。





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Last updated  2006.03.20 00:09:48
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