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2021.01.02
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カテゴリ: 愛to暁のヨナ
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​暁のヨナ 34巻読了の叫び(姉編)​



33巻中盤から始まった、
スウォン母・ヨンヒ様の手記(過去)編 、完結です。​


1巻の出だしから、 ​親世代が血みどろであったこと​
真っ先に提示されていました。​

時系列的には、
10年前・ジュナム前王逝去
→次男・イル王即位
→王妃(カシ)死亡(賊が殺害?)
→王兄・ユホン将軍死亡(事故?イル王が殺害?)

ということで、 ​まぁ、なんかあったのだろう、​ と。

普通に考えれば、 ​王座をめぐるあれこれで、なんかあったのだろう、​​
と想像がつくところでしたが、
それらのエピソードが、しっかり描かれましたね。


​​ちゃんと、 描いてはありました。 ​​

​ただ、 ​ちゃんと説明してない!!!!​​


33~34巻にかけてやっていたことは、
例えて言うなれば、 こんな感じ↓ だと思ってます。

どんぐりを拾いに 、森に入って、
どんぐりの木の下で、 持って行ったビー玉を巻いて
ビー玉だけ拾って帰ってきた。

…みたいな筋立てになってました。


読者的には、
​なるほど、 ​どんな森なのかも見ることができた ​​ し、​
​どんぐりがたくさん落ちてることもちゃんと確認できた​
​​​ でも結局、 当初の目的だった
どんぐり自体は拾って来なかったけども?!

ってなってる感じですね。


これぞ、『暁のヨナ』だな、 と思ってます。​

流石に、 「草凪先生、ドS過ぎるだろ…。」 と思わんでもないですが、​
なんか今更かなって…。


​ちゃんと、描いてはありました。​
​​ ​​
むしろ、 ​​ 設定のすべてから、
それしか描いてなかった
​​
というか…


​​ありました!!!​​
​絶対に ​「あるはずの感情」​​ が!!!​

過去編… ​​むしろ、 「それ」 しか描かれてなかった!!!​​

説明されてなかった だけで!!!​




​*以下、作品初期からの読者として、
​どうしても言いたいこと​ があって書いてます。​

​全編通して、 マイナスベクトル 方面のめんどくさい感想列記です。

​妹の感想ともかぶってます。
​勝手に決めつけて叫んでるだけ です。​​​​
閲覧はご注意ください。





●過去編について

非常に、ややこしい描かれ方をしていたな、
と認識しています。

本来は…というか、連載開始時に想定していた話筋は、
もっとシンプルなものだったのだろうと思っています。

​​本来描くはずだった 大筋自体は、(おそらく)変えてません。 ​​

ただ、 ​​やりたいことの為、 要素を追加をして まとめてる。​​
だから、すごくややこしく見えました。



​​草凪みずほ先生は、 「動機の神」 です。​​

キャラクターの「動機」を生み出すために、
周囲の人物配置から、キャラクター個々の設定から、
作品内のすべてを構築してくる作家様 だと思っています。

この作家様が、キャラクターの動機に直接関わってくるような、
重要キャラクターたちの過去編をいじって来るというのは、
おそらく通常の作品の作り方では考えられない…
​​ 一番やらないこと だと思っています。​


連載初期からの愛読者としましても、
​​ 「えっっ??よりによって、ここをいじるの!??」 と​
驚く気持ちが大きかったです。


『暁のヨナ』の作品規模が、これほど大きくならなければ、
まずやらなかったこと だと思います。


これに関しては、正直なところ、
私としては ​非常に残念な思い​ があります。​

初期から振ってきた要素を、きちんと
ダイナミック且つエゴイスティックに拾い上げて欲しかった…
​美しくまとめ上げて欲しかった。​


ただ、これほど・・・
草凪先生が、 作品の作り方の(おそらく)タブーの領域にまで踏み込んでまでも、
あえて、作品初期初期からの要素をいじって来た ということは、
そこまでしても、やりたいことがあったのだろう、
と思っています。​​


やりたかったこととしては、
​・過去編を詰める段階での心情づくり​
という面も、もちろんあるとは思いますが、

基本的には、
1、一部読者層の期待する要素を話筋に絡める配慮
2、今後の本編で向かいたい方向への、バランス再編成
の2点だろうな、と思っています。



​​1、一部読者層の期待する要素を話筋に絡める配慮​​

まず、今回の過去編の描き方で大きく変更して来ていた点としては、
●ヨナ姫の母親・カシ様が、神殿の巫女で、
ヨナ姫と四龍の関係を、予言していた  というものがあります。

作品初期からの描かれ方として、まず、
イル王に、「ヨナ姫が四龍を集める」ことを期待している、
信じているというニュアンスは、全くありませんでした。

イル王は、一人娘のヨナ姫に対し、
城からは一切出さず、「蝶よ花よ」の限りを尽くした箱入りっぷり だったわけで、
実務はやらせたくない、実政には出来る限り関わらせたくない、 というニュアンスでした。

端的に言うと、 初期設定では、描写を見る限り、
「イル王は、ヨナ姫が緋龍王の生まれ変わりだとは、
思っていませんでした」 。​


まずもって、
「ヨナ姫が緋龍王の生まれ変わりだった」という事実に関しては、
この物語上において、 ​全く重要事項ではない​ と思っています。

いや、重要事項ではあるとは思いますが、
​「動機」構築においては、まず考える必要はないもの​ だと認識しています。​

ヨナ姫にとっては、 「(よく分からないけど)四龍が従ってくれる」 という設定なだけで、
ヨナ姫は目的のために、それを 「ありがたく利用」 してはいますが、背負ってはいません。
「緋龍王伝説」の為に動く気は、全くありません。

スウォンさんも、ヨナ姫も、まず気にしてない。


これに関しては、おそらくですが、
「この部分が作品の核である」ことを期待する読者層が
一定数存在しており、
その読者層への配慮なのだろうな、 と受け取っています。


今巻では、 前王・ジュナム王に対し、イル王子・カシ様が
自身たちの子どもが緋龍王の生まれ変わりであることをプレゼンしたような
ニュアンス
が含まれていました。

それを受け、ジュナム王が次男・イルを次期国王に指名した…と
受け取れなくない描き方になっていました。

​「ヨナ姫が生まれてきたから、
ジュナム王は次男・イル皇子を次期国王に指名した」​
という解釈ですね。​
↑おそらく、 これを期待している読者層が相当数居て、
その読者層への配慮 だと思っています。


ジュナム王が、次期国王にイル王を指名した理由ですが、
ヨナ姫が緋龍王だなんだという要素は、特に必要はありません。

​もともと作品初期から、 単純明快なもの がしっかりと設定されています。​
​​ 「ユホン皇子が高華国王職に向いていないから」 ​​ です。​

イル王も、 「王に向いていない」 と周囲にさんざん言われ、
本人も 「私は王に向いていない」 と明言していますが、
もし私がジュナム王の立場に居たとしても、
​この場面ではイル皇子を次期後継者に指名します。​

採用情報に記載するような単語を使って説明すると、
​ユホン皇子には、「高華国王」職における 必須条件 が抜けており、​
​イル皇子には、「高華国王」職における 歓迎条件 が抜けている。​

歓迎条件の方は、ユホン皇子を将軍職に配置することで補完可能ですが、
必須条件の方は、明確に国王に求められる資質の為、抜け落ちていると潰しがききません。

よって、 この状態での選択としてのベストは、
​間違いなくこの 「イル皇子→次期王、ユホン皇子→空の将軍」という配置 である​
と思っています。



既に、第1巻で提示されていたエピソード・ニュアンスと、
はっきりとつながらなくなっています。

かなりのリスクを負い、 ​無茶をして行った設定変更​​ だと思います。​

「一定の読者層への配慮」は当然あるとは思いますが、
それだけでは、ここまで思い切った変更という選択はしないと思います。


今巻の過去編では、 上記設定変更に加え、もう1点、
非常に重要なニュアンス変更を加えて来ている と思っています。



​​2、今後の本編で向かいたい方向への、バランス再編成​​

もう1点、加えている重要なニュアンス変更だと思っているのは、
「イル王の非」 というニュアンス​ です。​

もともと、連載初期のイル王というキャラクターには、
「信仰深い」というニュアンスは全く織り込まれていませんでした。

25巻 …かな?
真国編の途中で、突然このキャラクターの「悪い顔」というか、
「信仰深く、排他的な顔」 というものが描写され始めました。​


このニュアンスに関しては、個人的には、
今後の為に、 「イル王の非」という面を強調したい意図 だと受け取っています。


もともとのイル王は、 ​非常に「 現実的なキャラクター 」​ だと思っています。

平和主義の信念と、現実的な思考回路こそが、
このキャラクターのアイデンティティ だとすら思っていました。


完全にキャラ崩壊 です。​
こんなキャラじゃなかった…!!

これは、 作品のために、 ​イル王に犠牲になってもらった結果​ だと思っています。​


これほどのリスクを負ってまで、このニュアンスを強調した理由は、
​おそらく 「スウォン様の為」 …なのだろうと受け取っています。​

元のあらすじのままだと、スウォン様の非が大き過ぎるんですよ。

いや違うか。
スウォン様には「非」があるけど、 ​イル王に「非」がなかった。​​

だからわざわざ、
​「イル王にも悪い面があったんだよ」
思って欲しいような描写を無理やり入れて、​
​更には、イル王が
​​「スウォン様に殺されることを知っていた (カシ様の予言) 」​​
とか、 もろめっちゃ不自然なこと 言い出して…。​



​​私は、 元のままの筋立てでも
よかった と思ってるんです。​​

初期からの草凪みずほ作品を読んでいれば、
草凪先生のキャラクターの動機というのは、
ほぼほぼ ​超エゴイスティックなものばかりなのは当然​ であり、​​

いや、「エゴイスティック」という形容も生ぬるい、
​​ 行き過ぎた身勝手な「Agape」 こそがその真髄であり、​
草凪先生の生み出すキャラクターの、
​他にない アイデンティティ・魅力・パワーを生み出している源泉 だと思っています。​


スウォンさん自身は、 自身の起こす行動に関して、
当然、すべて自責で行うつもり でしたし、
それならそれで、私は良かったと思ってるんです。

​大丈夫だよ、 このキャラクターはちゃんと、
一人で責任とれたよ!  と。​​
​​ それこそが、 草凪キャラクターの 生命力だよ! と。​​



ただこれも、 ​拡大した読者層の目線を配慮した結果​ なんだろうな…と。​

おそらく、元の筋立てのままで突っ切ろうとした際に、
スウォン様を救ってあげることに関して、
​一定数の読者からの ​拒絶反応​ が予想されたのではないか​ と思います。

​「因果応報」を正だとする考える方​ は、
世界的に見ても一般的なんじゃないかな、と。​


元の大筋上、 ​イル王には「 譲れないもの 」はありましたが、​
​それが彼自身の「 」だったかというと、​
そこまでは言い切れないもの だった​ と想像しています。


私たちのような、 花とゆめイズムが染みついた、
少女漫画至上主義読者だけの規模の作品 であれば、​
元のままの筋立てで問題なかった と思うんです。

どれほどの不条理でも、 ​描かれているのが「 」であれば、​
納得できるように調教されてます ので。

私は、元のままの筋立ての上で、スウォン様が救われても、全然納得して読みます。



​​ただ、やりたかったことは分かる。​​

「暁のヨナ」を読んでいる読者は、 少女漫画脳の読者だけではなく、
現状ではそうでない読者の方が、圧倒的に数が多いのだろう、
と思います。

​​ 海外の方が大勢居らっしゃること も承知しています。​

​やりたかったことは分かる。​

これほどの規模の作品になった以上、
作品を追いかけてくれる読者への配慮として、
そこに気を使ったんだな… と。


理解はしています。

​​ …ただ、 ​残念だった!!!​

元の筋立て&バランスで、描き切って欲しかった!!!

そっちの方が、キャラクターにパワーがあった!!!

少女漫画作品として、キレイだった!!!
伏線回収が、芸術品のように美しくできた!!!!

​​残念だった!!!!!​​




●ヨンヒ様

第1巻より、名前が示唆されていた 超重要キャラクター だと思っています。

ずっと登場を心待ちにしていましたが、
本当にしっかり、素晴らしい描写がなされていたと思います。

想像をはるかに上回る作り込み で、どのセリフや行動にも説得力がありました。

今回、彼女視点で過去編が語られましたが、
​​ そのすべては『真実』 だったのだと思っています。

ユホン様の言うように、「信頼できる女」だと思っています。



●ユホン様

彼に関しては、以前196話の個別感想でも書いているのですが、
描写が素晴らしかった です。

私は、このキャラクターがとにかく好きです。

様々な設定変更により、元のあらすじとは違う条件の中でも、
一切キャラクター軸をぶらさず、自身を貫いたキャラクターだったな、 と思います。

極端な設定変更が多すぎた(ように思われた)今回の過去編、
​初期からの読者としては、 ​ハートブレイクしまくりながら​ の鑑賞でした。

そんな中、 ユホン様が強い意志で元の筋立てを力強く踏みしめて くれており、
​​​もはや ​過去編の光…​
​救世主(メシア)か​ と、
​オアシスか​ と思って読んでおりました。
​​​
強いキャラクターでした。非常に安心感がありました。



●大神官

今回の過去編の話筋において、これまた 複雑な描かれ方をした のが、
神殿・神官たちの描写だったと思っています。

連載当初の設定においては、おそらくですが…

ユホン様が神官弾圧を行った原因 としては、
​「神官たちが、ユホン・ヨンヒ夫妻の結婚に反対したから」 ​​
もしくは、
​「神官たちが、ヨンヒ様たち緋龍王の子孫一族を攻撃したから」​​
だったのではないか、と思っています。

単行本3巻のユンくんの解説によると、
ヨンヒ様たちの一族(緋龍王の直系子孫)を、王座から引きずりおろし、
城から廃したのは、神官たちであったこと が見て取れます。

神官たちが、王族にマウントを取る立ち位置として確立したのも、
このタイミングだったのではないでしょうか。

本来玉座に居るべき「緋龍王の末裔たち」の存在は、
​​神官制度に対し
「自身たちの存在意義への矛盾を突き付けてくるもの」​​
だったのではないか、と考えています。

こちらの方が、連載初期から振ってきた要素に対し、
話回しとして断然スムーズ だと思います。


カシ様を神殿の巫女・「予言キャラ」に再構築 し、
ユホン×イルの対立図式に、 非「神の力」×「神の力」  の要素を盛り込む過程で、
弾圧時の神官様を明確に「本物」にする必要性があり、
こういった話筋になったのかな…と解釈しています。



●カシ様

なんか変な女だったな…
超デンパキャラだったな…

元々は、特に 神官関係者でもなんでもなかったんじゃないか と思っていますが、
謎の予言 を複数残して逝きました。

基本的に、彼女の残した「予言」に関しては、
連載初期から設定されていたものではない ので、
各キャラクターの「動機」に関係するものとは考えていません。

関係するように、滑り込ませてはありますが、
​​ その「根幹」にはなりえないもの だと考えています。​
作り方的に。


謎設定を背負い、終始悲劇を背負う、難しい立ち位置での登場でしたが、
自分に自信がなく、甘え下手・コミュニケーション下手である 点は、​
ヨナ姫の母親だという説得力が非常にありました。

​ハク様には、ヨナ姫にどんどん ​「愛してる」アピール​ をして、​
基本的には甘えたいだけの生物であるヨナ姫を、安心させてあげて欲しいです。
(最近その重要性に気づいて、かなり頑張ってやり始めてるけど。)



●イル王

上述参照。

くどいので… 最後に一言だけ。

イルパパは…
イルパパはっ…
​​ こんな変なキャラじゃなかった!





​理解はしています。

ただ、やはり初期からの読者としては…
どうしてもどうしても ​​ 残念で仕方がない感情 ​​ があります。

​過去編の伏線回収 は、振ってきた要素に対して、​​
​​ もっともっと スマートで、
美しかったはず なのにっ…!!​




​​イル王に、 これほどの犠牲を払わせた …​​
ちぐはぐなキャラクター像を押し付けてしまった 代償として、​

​また、 作品としてのスマートさ、美しさを手放した 代償として、
​​​スウォン様のことは、 絶対に絶対に
幸せにしてあげて欲しいです!!!


​​​​​​


ここまで、私自身の個人的な決めつけの見解のもと、
「残念だった」 といった、マイナスの心境も書き記してきてしまいましたが、

​​今巻・34巻のコミック中、 草凪先生が下記のようなメッセージ を記されており、
非常に心に残りました。

​​​「自分の選択が、皆さまに楽しんでもらえる事を願いつつ」​​​
​​
わざわざ、この書き方をしているということは、
草凪先生は、今の「暁のヨナ」という作品の規模を踏まえたうえで、
様々な読み方をしている読者各々の期待に対し、譲歩する部分をどこにすべきなのか、
何年にも渡って、様々な選択肢を模索し、熟考に熟考を重ねたうえで、
「決断」 して、31巻以降の緋龍城編に突入している​ ことが窺えます。


草凪先生は、当然ながら、私たちのような読み方をしている読者から、
今巻の展開に対して、この記事上のような反応があることも分かっているはずです。
それも当然想定したうえで、あえてこのように描き出してる。

今巻を読む限り、 「イル王像」には明らかな設定変更を加えて来ていました。

ただ、おそらくですが、
この先は、おおよそ初期からの大筋通りに描き切ることも、
同時に選択しているのだろう
と今のところは感じています。

「スウォン様像に関しては、
読者の期待や意見に譲歩せず、描き出すつもりなんだろうな」 と。
​​

これまでにも何度もこの書き方をして来ていますが、 ​​​
「暁のヨナ」…この作品は、まだ、
その「正体」を読者にちゃんと説明していません。

草凪先生が、 何を選択し、この作品をどう位置付けていくのか
そういった目線からも、 ​​ この 妖怪のような作品の生き様 ​​
今後とも追いかけていきたいと思います。


by姉​​​​​
​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​​ ​​





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最終更新日  2021.01.02 23:05:02
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