管理人から
趙治勲先生の達人囲碁指南 第5巻 『終盤の達人』。
この本の、「はじめに」の文章が印象深い。
>アマの皆さんは、終盤で勝負が二転三転するケースがよくあるのでは。>「何だ、結局運のいい方が勝ったんだな」...。
>運ばかりに頼るのではなく、しっかりと自分の力で終盤を乗り切りましょう。>「しっかりしましょう」は、五段であっても初段であっても同じこと。
>終盤は石が混雑しているので、ポカ、見落としなど、
>何でもないうっかりミスが出やすい。>それをまずなくします、少なくします。
>多分にそのときの気分や心理状態とも関係があるでしょうが。
「その棋力なりに、しっかりしましょう」
というのは納得できるし、やる気も出るというものだ。
そして、当時大三冠だった趙治勲先生は、
終盤を乗り切る力を三つあげていらっしゃる。
・どちらが有利かを判断する力
・手の大きさ、地の大小を比較判断する力
・ヨミの力と戦闘力
そして、最も重要なのは、ヨミの力と戦闘力だとおっしゃっている。
明らかに碁の力が違う上手がアノ手コノ手で追い込んでくるのだから、
置碁の終盤はスリリングだ。
予定調和のように抜かれてしまうのか、それとも反発心をもって逃げ切れるか。
記念碁では、タイゼム2段なりにしっかりヨンで、納得のいく収束をしたい。
そのためには、終盤に時間を残しておくこと、根気良くヨムこと、
そして、心を冷静に保つことが必要だ。
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