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管理組合の責任者となる理事長にはどのような人材が適任でしょうか?
理事長=リーダーという観念があることから、理事長とは組合員や他の理事をグイグイと引っぱって導いていく人材を考えてしまいます。
確かに管理組合の運営を行なうにあたって、時には前述のような「強いリーダー」が必要な時もあるでしょうが、理事長の役割とはそれだけでしょうか?
標準管理規約を読むと、理事長は管理組合の調整・まとめ役を担うことになり、むしろ強いリーダーよりも、中立なスタンスで行動できる冷静・沈着なタイプが向いていることがわかります。
理事会も総会も決め事は多数決の手続きを取ります。理事長が目立つ管理組合は指導者が確立していて、一見運営がうまく言っているように見えますが、理事長個人の主張が強くなれば我を押し通すことになり、その結果管理組合を私物化してしまう恐れがあります。また、その反対に人の意見に流されすぎる優柔不断や揉め事を避ける事なかれ主義では全てがどっちつかずになり、何も決めることができなくなります。
合議で運営される管理組合にはワンマンプレーがまかり通ることは正常な姿ではないでしょう。「縁の下の力持ち」目立ちすぎることはないが存在感のある理事長が求められます。理事長は、しっかりとした意見を持つと同時に、組合員や他の理事の意見によく耳を傾け、方向性をまとめることができる人材が望ましいと思います。
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