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外壁がタイルを使用しているマンションでは・・・
1.足場を掛ける
2.打診(壁を叩いて音で接着不良部である浮きを確認)及び目視で補修箇所を確認
3.劣化箇所を図面に落とし込み、数量を算出する
4.実数精算項目であるタイル補修箇所及び数量について管理組合様から承諾を得る。
5.下地補修
このような手順で補修が進みます。
タイルの調査をするのは誰か?というと、施工会社(正確には施工会社の下請の下地を補修する業者)です。
上の写真の青テープはタイル浮きの補修予定箇所のマーキング
上の写真の緑テープはひび割れを示しています。
曲がった見方をすれば、競争で薄利で工事を契約した施工会社にとって、実数精算ができる外壁補修箇所を多く提示すれば、工事費用を水増し計算ができ、利益を増えるチャンスでもあるのです。
ここでイダケンの出番です。
マークした場所が本当に補修が必要なのか打診、目視でチェックしてきました。
イダケンの手に持っているのは打診棒といって、タイルが浮いている部分は中に隙間があくので、きちんと接着している面と比較して音で判断する器具です。
管理組合様の検査までに後2回検査を行う予定です。
また、施工方法についても検討します。
通常タイルの浮きは1平米あたり25穴以上の樹脂注入を推奨としていますが、25穴という数字は妥当なのか?
また広い範囲の浮きは張替えが必要なのか?
予算の兼ね合いもありますが、次回の大規模修繕まで安全を維持できる方法を主眼にプランニングします。
外壁の下地補修が実数精算の当初予算内であればOKだろうと、管理組合の承諾を待たずに補修を始めようとする業者もいます。
実際の補修数が当初予定していた推定金額を下回ったから良いのではないのです。チェックをしっかりすれば、施工業者が提示する数量よりも、もっと金額が減る可能性はあるのです。
お金の掛かることは施主側である管理組合様の承認。絶対原則です。
管理組合様の知識・経験不足を補うのがコンサルタントの役目です。
業者の都合だけで工事を進めていくと、コストが割高になるとともに、施工品質を確保できない危険性がありますので気を付けましょう。
手抜き工事を抑止する。管理組合様の利益を守る。
イダケンの使命です。
大規模修繕のローコスト化、品質の確保を考えている管理組合様。
リーズナブルな小規模マンション 用プランから、安心のフルコンサルタントまで複数のサポートを準備しています。
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