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ある曇った、初夏の夜である。
私は久里浜発上り客車の隅に腰を下ろしてぼんやり発車のの笛を待っていた。
とうに電灯の点いた客車の中では、珍しくもなく私のほかに一人も乗客はいなかった。
イダケンの顧問先会合からの帰りの光景を芥川先生の名作をもじって書いてみました。
このマンションはかの有名マンション管理士M氏が管理会社リプレイスを行ったマンションで、いろいろな経緯があり、今はイダケン事務所がお世話になっています。
この管理組合のシステムは、非常に時間をかけて理想的な体制を取るよう構築されており、イダケンも顧問先マンションにおいて、模範としてそのやり方を紹介しています。
難しいのは、係わる人です。
構築された方がワンマンで運営すればうまくいくのでしょうが、この方も仕事が多忙でそういうわけにいきませんし、また、ワンマンの弊害を強く認識しています。
マンション管理士の役割は、縁の下の力持ち。組合がやりたいことがあるけれど、欠けている部分を積極的にサポートすることだと思っています。
イダケンはいろんな仕事を依頼を請けますが、一番難しいのは、やはり理事会顧問だと感じています。
仕様書をしっかり作れば、リプレイス後も安心なんてうそぶくコンサルタントもいますが、とんでもありません。
管理会社を変えれば確かに金額は安くなります。
でも、理事会が業務の役割分担を理解し、評価基準をしっかりもち管理会社等の発注先をコントロールできなければ、効率の良いマンション管理は実現しないでしょう。
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