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20戸未満の小規模マンションにおけるお話です。
管理会社お任せで、こんな状況でした。
・積立金の残高は約2000万円・・大規模修繕は借り入れを約2000万円して工事を行う計画を総会承認
・見積は管理会社を介して、管理会社を含む三社から相見積を取得。管理会社が最も見積金額が安く、管理会社を工事業者として総会で選任
・長期修繕計画は15年間計画で、項目が歯抜けに関わらず、15年後の積立金2000万円しか残らない。
管理組合と協議の結果、総会決議を白紙に戻し、 イダケンをコンサルタントして大規模修繕を準備し直すことになりました。
修繕積立金の改訂が遅れ、資金が不足していることから、築17年目にして初めての大規模修繕。
新築時の施工品質が良くないため、イダケンが提案した修繕の基本方針(設計)は、所謂フルスペックと広範囲に及び、また外壁の補修数量(実数精算)は平均よりも多めに計算しました。
結果は・・・
・透明性のある競争を働かせた結果、工事費は半分とまでいきませんでしたが、3分の2以下に圧縮できる見通しがつきました。
・借り入れも最小限に抑えることができ、返済も短期、少額で収まる予定です。
・長期修繕計画は国土交通省標準様式に基づく30年計画を提示。毎月の積立金を若干値上げすることで、将来生じる資金不足の可能性が最小限に抑えられる見込みです。
なぜ、こんなに費用を軽減できたか・・
一つだけはっきり言えることは・・
管理会社お任せだと、ちょっとだけ高くなるのではなく、かなり高くなるということです。
これは一時的な工事費だけではなく、修繕積立金の設定根拠である長期修繕計画においても同様です。
費用の健全化のからくりについては、2015年9月23日(秋分の日)に新宿で開催するイダケン主催のマンション管理セミナーにて詳しくご説明させて頂きます。
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