マンション管理士イダケンが管理をグッと良くする

マンション管理士イダケンが管理をグッと良くする

PR

プロフィール

イダケン2007

イダケン2007

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2021.06.07
XML
カテゴリ: 管理組合
イダケンのブログにお越し頂き有難うございます。

東海地方まで5月に早い梅雨入りをしましたが、関東はニュースで梅雨入りを聞いていません。
梅雨のように雨の天気が多く、すっかり気持ちは梅雨なのですけど。。。

毎年1回は総会が開催されます。

議案によっては、反対意見が議場を賑やかすこともあります。

賛成意見があれば、反対意見もあります。

賛成意見の方は、納得しているから、議決権行使書か委任状で済ませ、当日の総会は出席しない場合が多いと思います。特にコロナ過で総会の出席自粛を要請している状況下では、賛成派は出席が少ないのではないでしょうか?

一方で反対派は総会に出席します。意見を言いたく、議案を廃案に持っていきたいのですから。

こうなると、役員出席者以外の大多数が反対派と言う状況が起き、会場の様子だけをみると、反対の組合員が多いという風に移ります。



イダケンは、重要案件を総会に議案上程する前に、必ずアンケートを取るように組合に進め、マジョリティー(多数意見)は何かを把握するようにしてから進むようにします。

なぜなら、総会に反対派が多数出席し、総会に出席していないサイレントマジョリティーの意見が無視され、議案上程の撤回や再審議と言う方針を理事会が当日中に決めるという状況を何度も見ているからです。

理路整然とサイレントマジョリティーのことを総会で説明すると、
「どうせ、総会に出席しない人は資料をろくろく読んでいないんだ!」
「わからなくて賛成しているんだ!みんな(誰を指してみんなかは言わない)実は嫌がっているんだ」
「少数意見を軽視するのか!」
「無理に通すと、理事の方が住民から嫌われるからおよしなさい」

根拠のない、問題のすり替えや脅しをもって、反対派の意見を通そうとします。

反対派の意見は参考にするものの、決議で過半数の意見を採用するです。

法的に正しい考え方はこうです。

まず、規約に(規約及び総会の決議の遵守義務)の記載があり、「区分所有者は、円滑な共同生活を維持するため、この規約及び総会の決議を誠実に遵守しなければならない。」としています。



たとえば、将来どうしても通したくない議案があった時に、反対する組合員が総会に出てきて、以前理事会で総会決議を覆したことを事例として、総会で過半数の決議を取ったとしても、再審議を強く求めた時に規約に反する行動を行った、時の理事会が責められることになります。

また、理事会の(決議事項)が規約に記載されていると思いますが、「総会から付託された事項」と記載されていますが、総会決議に反することの決議は理事会で決めることができません。

総会は分譲マンションの最高議決機関で、これを覆すことを理事会の権限ではできません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.06.07 00:50:06


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: