照千一隅(保守の精神)

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「照千一隅(しょうせんいちぐう)」(一隅を守り、千里を照らす)は伝教大師・最澄の言葉。本を読み、考えたことをこのブログに書いて参ります。ご意見、ご感想など御座いましたら是非お寄せください。

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2026.07.29
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カテゴリ: 時事問題
《国連の女性差別撤廃委員会は2024年、男系男子の皇位継承を定めた皇室典範の改正を勧告した。象徴天皇制が国民の総意に基づく以上、男女平等を否定し女性を排除する制度づくりは望ましくない。多くの人が怒りや不信感を抱くのは当然だ。欧州では、男女の区別なく長子優先に改めた国も少なくない》(2026年7月18日付朝日新聞社説)
 国連とは戦後日本的な呼称で、 the United Nations とは第2次大戦の「連合国」のことだ。UN憲章では、日本は未だ敵国扱いである。だから、連合国が日本に対し横柄な態度をとるのは当然のことだ。にもかかわらず、日本には「国連信仰」が強く、国連を「お上」のように敬っているのは情けない限りだ。
 決して公正中立ではない女性差別撤廃委員会の勧告など無視すればいいのだ。にもかかわらず、社説子がこの勧告を持ち上げるのは、社説子も国連同様に日本を貶めたいからに他ならないからだろう。
 日本には日本の伝統文化があり、国際機関といえども、これを否定することは許されない。言うまでもなく、日本を快く思わない人達がこのようなことを言っているだけであることを明るみにするために、しっかり反論すべきである。否、時間と労力の無駄ということなら、国連など脱退し、中露抜きの新たな団体を模索することも将来的に必要なのではないか。
 また、権威の象徴たる日本の皇室と権力の象徴たる欧州の王室を区別せず論じるのもやめるべきだ。皇室は日本独自のものであるから欧州と比べても意味がない。
《伝統とは「必ずしも不変のものではなく、各時代において選択されたものが伝統として残り、またそのような選択の積み重ねにより新たな伝統が生まれるという面がある」と、皇室典範に関する有識者会議の05年報告書は言う》(同)
 伝統とは、『大学』に言うところの日々新たにすべきものなのであって、その意味で決して不変のものではない。
《誠に日に新にして、其の身体の垢を除き去る如く、其の心をも洗らひ清めて旧来の悪習を除きて自ら新にし、一度のみならず、日々に之を新にし、なほも又日に新にせねばならぬ》(宇野哲人『四書講義「大学」』(大同館蔵版)、 pp. 45-46
 今を生きている者たちが過去から受け継いだ伝統に新たな息吹を注ぎ込むことによって未来へと引き渡すことが出来るのだ。生者は、伝統をただ過去から未来へ送り届けるのではなく、日々これを新たにせねばならないということだ。が、このことを曲解してはならない。日々新たにするからといっても、伝統の流れは変わらない。生者が伝統に楯突いたところで「大河の一滴」でしかないということだ。【続】





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Last updated  2026.07.29 10:00:05
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