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介護の現場にいると、ふと思うことがあります。
「なんでこんなにルールが多いんだろう?」
一見すると、ルールが多い=しっかりしている、安心、安全。そう見えるかもしれません。
でも実際は、ルールが多い現場においても、うまくいっていないケースも多いです。
そもそもルールは、良かれと思って増えていきます。
クレームがあった、事故が起きた、スタッフ間でトラブルがあった。
そのたびに「じゃあルールを作ろう」となる。気づけば増え続けている。
ただこれは、本質的な解決というより、その場しのぎの対応が積み重なっている状態です。
ここで一度立ち返りたいのが、ルールの本質です。
ルールとは本来、人が迷わないためのもの、皆を守る為にあるものです。
全員の判断基準が揃っていれば、極論ですが細かいルールはなくても組織は回ります。
とはいえ、現実はそう簡単ではありません。人が増えると、経験や価値観のズレが必ず出てきます。判断にもバラつきが出る。そのズレを埋めるためにルールが必要になる。これは自然な流れであり、組織が大きくなっている証拠でもあります。
問題は、ここからです。ルールそのものではなく、「ルールの使い方」を間違えたときに、現場は崩れていきます。
ルールに頼りすぎると、人は考えなくなります。「ルールにないのでやりません」という言葉が出始めたら要注意です。また、確認を重ねることが増え、現場のスピードは確実に落ちていきます。さらに、「ルール通りやりました」という言葉が責任を回避するためのものになり、本来の判断がされなくなっていきます。
その結果、一番大事なものが削られていきます。
それは、目の前の利用者様を見る余裕です。ルールを守ることに意識が向きすぎると、本来のケアがおろそかになる。これは本末転倒です。実際にこうなりかけている側面も一部あるかと思っています。
本来、ルールは現場を助けるためのもののはずです。
それがいつの間にか、「守ること自体が目的」になってしまう。手段が目的になってしまう。このズレが、現場を苦しくさせます。
ではどうすればいいのか。
シンプルですが、ルールの前に「考え方」を揃えることです。
何を大事にするのか、どう判断するのか、その軸が共有されていれば、細かいルールに頼らなくても現場は回りますし、むしろ柔軟で強い組織になります。
そこが当社でいう、理念、心得 10
カ条であるし、会社が大切にしているキーワードであると思っています。
実際にうまくいっている現場ほど、驚くほどシンプルです。
ルールはあるけれど少ない。その代わり、判断の軸がしっかり共有されています。
ルールは必要です。
ただし、それはすべてを管理するためのものではなく、ズレを最小限にするための補助です。
理想はルールがなくても回る状態。
現実は人が増えるほどルールが必要になる。
だからこそ大事なのは、ルールに頼りすぎない組織を作ることも大切です。
そこを目指せる様な組織体をどう作っていくか?成熟しきれないとルールはやはり必要です。
本来、人が動くのは、ルールではなく、納得と信頼です。
ここを外さなければ、現場はちゃんと強くなっていきます。
当社も従業員の数も増え、様々な価値観があり、皆で勢いよく利用者様の為にやっていこうぜ!って勢いに任せて事業運営していく所では難しくなってきている側面は重々にあります。
ただ、一方ではルールが増えすぎて感じる事もあります。
終わりのない話かもしれませんが、どちらも一長一短あるかと思いますし、人数が増えればルールも増えるの必須かなとも思っています。
ルールで縛りたい訳ではないです、そうしないで良い様にやはりまず軸として理念、心得、キーワード等を大切にし、意識レベルで皆が同じ方向を向ける努力をし続ける事。ここが大切だと思います。