今、話題になっている神奈川県立神田高校。平塚市にある。新聞の報道にもあるように、課題校とか、底辺校とか言われている高校である。
私は以前、平塚に住んでいたし、今も神田高校からは比較的近くに住んでいるので、しょっちゅう神田高校は見ている。来年度からは湘風高校と名前を変えて新しく生まれ変わる。今、校舎を改築しているところである。校舎を一新して、名前を変えてイメージを良くしようということだと思う。
いつもグラウンドの前を通るとまじめそうな生徒たちが部活動を熱心にやっているし、それほど悪いイメージは、私個人としては持っていない。しかし、たしかに評判はよくない。
今回の問題は校長先生が事前に知らせていない独自の基準で勝手に受験者の合否を決めた、というところなのだろう。教育委員会に寄せられた1150件の意見のうち9割は校長擁護だったという。まじめな生徒を取りたいという学校側の意向には皆賛成しているようだ。
私もその通りだと思う。新聞には教育評論家の意見も出ていたが、村田栄一氏の言う、「これではどこにも入学できない生徒が出てきてしまう」という意見には与しない。
やる気のない、不真面目な生徒が行く高校とは一体どんな高校なのだろう。国が定めた義務教育でもない高校になぜ全員が行かなくてはならないのだろう。村田氏の真意を測りかねる。
今回の騒動に関して言えば、校長は辞めるべきだろう。ルール違反をしたわけだから。しかし、今後は生徒の態度、素行、服装などもきちんと選考基準に加えたらいいと思う。
今、私が危惧しているのは教育委員会の態度だ。9割が校長擁護の意見だからといって、更迭の処分を撤回する、といった朝令暮改はやめてほしい。それこそルール違反になってしまう。校長の処分は処分、受験者の選考基準は選考基準で分けて考えて欲しい。今までの例として、一般の意見に左右されて処分を取り消すということがおうおうにしてみられたので。
洟をたらした神 2009年07月31日
ハード・ディスクが… 2009年07月22日
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