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2013年02月04日
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カテゴリ: 映画
年が明け、正月の浮かれた気分もいつの間にか薄れていく中で、職が決まらないいらだちから少々過食気味…。もう諦めかけていたところ、拾ってくれるところがあった。捨てる神あれば拾う神あり。ありがたいことだ。もう自虐的な気分に押しつぶされそうになることもひとまずはなくなった。遅れてきたクリスマスプレゼント、いやお年玉か。神様感謝します。

しかし、これまで経験したことのない全くの異業種。雇ってもらっておいて何だが、雇用側も思い切ったものだ。四十路を迎えて思いもしなかった初めて体験。知恵熱が出ないよう願う。

日本中に覆い被さる不況の波と就職難。ハローワークの検索ブースは待ち時間30分。あふれる失業者の中には怠惰な者もいれば、人事担当者が泣いて喜ぶ優秀な者もいる。適材適所に人材をと考慮すれば、どこにも配置されない者は必ず出てくる。今は雇う側が強い買い手市場。職に就けない場合はどうすればいい?どうやって食い扶持を稼ぐ?


フル・モンティ




不名誉なことに、不況で空っ風が吹きすさぶ状況が定着しているかのようなイギリス労働者階級。あの雰囲気は今の日本に住む人間なら痛いほど理解できるだろう。職業安定所のシーンの空気感や失業者たちの会話、家庭での居心地の悪さ。本当に痛いほど分かる。分からないのは、金儲けのためにストリップショーをやろうという発想だ。まあ、そこへ突っ込みを入れるのは無粋というものだし、そういう安易な方法を思い付き実行してしまうことこそが、主人公の人となりを表しているとも言える。
羞恥心さえクリアしてしまえば安易な方法に間違いないストリップ。しかし開催が近づくにつれそれはただの金儲けの手段ではなくなる。夫婦のあり方、子供への思い、失業して底辺にいる自分への思い。ショーは一日限り。この沈んで色合いさえもくすんでしまった街が一日限りで輝く。だが彼らの「素」の姿は、いつまでも観客や家族の目の中で輝き続けるだろう。









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最終更新日  2013年02月04日 23時24分17秒
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