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2020.04.27
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カテゴリ: 投資

〜分散投資は万能か〜 

分散投資という言葉はみなさん聞いたことがあると思います。分散投資にはいろいろあって、株や債券など資産の種類によって分ける「資産分散」、株式の個別銘柄を組み合わせる「銘柄分散」、日本や米国など地域や通貨を分ける「地域分散」、「通貨分散」、そして購入タイミングをずらす「時間分散」などがあります。 

多くの投資本や運用専門サイトでは、必ずと言っていいほど「分散投資のすすめ」が書かれています。投資信託協会ですらおすすめしている状態ですから、分散投資は鉄板と思ってる人も多いのではないでしょうか。いまさら疑問に思う方はいないのかもしれません。それくらい信者がいます。 

今回は敢えてこの「当たり前」に触れてみたいと思います。分散投資をしていれば本当に安全なのでしょうか?リスクを抑えて利益を得ることが出来るのでしょうか? 

私の主張は、「安全な、万能な投資手法は存在しません。」ということです。前にも一度書きましたが、安全な投資はほとんど儲からない投資のことを指します。利益が期待できる投資は、それ相応のリスクを背負っている投資です。従って、分散したから安心して利益が期待できると考えないでください。もし分散投資が利益を出せるというのなら、それだけのリスクを別の形で取っていると考えるべきです。要するに正しく理解しましょうということです。 

〜大人気の分散投資商品〜 

セールスの方とお話をすると、個人投資家、機関投資家問わず、「分散投資商品」、「マルチアセット運用」が人気のようです。 

比較サイトはいろいろあるのですが、たまたま見つけた下記のサイトで、個人の人気商品ランキングが見れます。
https://info.monex.co.jp/news/2020/20200403_02.html
この中で、ファンドタイプが複合型となっている商品は、様々な資産に分散投資をするもので、例えば2位にランクインしている「グローバル3倍3分法ファンド」は、世界の株式、債券、REITに分散投資をしています。 

これ、どんな運用結果になるかパッと想像できますか?出来ない方は、出来るようになってから投資されることをおすすめします。 

この投資信託の目論見書を読んでみましょう。 

(抜粋) 

一般に、値動きの異なる複数の資産に分散投資を行うことで、運用効率(リスクあたりのリターン)が上昇し、価格変動リスクの低減とリターンの安定化が期待できます。 

これが、分散投資を行う一番の目的です。株式だけに投資をしていると、株式相場が大暴落した際に大損してしまいます。債券を保有していると株式相場が下落している時に債券価格が上昇することによって、株式の損失を一部相殺してくれますよ、ということです。この様に、値動きが異なる資産を複数持つことで、お互いに値動きを消し合い、全体の価格変動リスクが下がるというわけです。じゃあ、分散投資がいいじゃねぇか。ちょっと待ってください。 

ここで、注意なのは、「値動きが異なる複数の資産」です。逆に言えば、「値動きが一緒になっちゃったら、もう価格変動リスクは抑えられないよ。」ということです。株式、債券、REITが全部売りになると、当たり前ですが、値動き(この場合は値下がり)は抑えることができなくなります。 

さらに、このファンドは「分散投資だから安定感がある」と信じて投資した人も多くいるかもしれませんが、名前に3倍とついていますね。よって、値動きが3倍になっている商品なのです。つまり、全部売りの状態で3倍の値動きをされると、普通に株式投資だけでやっているよりもはるかに損失が大きくなりますよということです。この商品、結構リスクが高い商品なのです。よく売れてるな。 

〜今回は中怪我で済んだ〜 

コロナショック相場でこの商品はどれくらい価格が変動したでしょうか? 
https://fund.monex.co.jp/detail/0231118A
同じサイトの商品説明ページに価格推移が出ています。2月21日の基準価額が13,604で、3月19日が8,559ですから、実にマイナス37%!を記録したことになります。その後価格は回復していますが、値動きが安定的と思っていた人にとっては衝撃的だったのではないでしょうか? 

今回のコロナショックでは、株式とREITがそれぞれ大暴落しました。反対に、債券は安全資産と呼ばれるだけあって、価格は大きく上昇しました。よって、中怪我で済んだということになります。もし、債券価格が上昇してくれなかったら、と思うと分散投資に対する意識が少し変わるのではないでしょうか。債券投資は株式が下落する局面で必ずサポートしてくれるとは限りません。両方同時に売られることだってもちろんありうるのです。 

〜分散投資の正しい理解〜 

以上、見てきた様に分散投資でもリスクが高まることは十分あります。安定的と思われがちな分散投資ですが、正しくは「分散投資している資産がそれぞれ異なる値動きをしている時のみ、全体のリスクを低減させ、安定的にリターンが得られる」と理解すべきだと思います。分散投資のリスクは、資産の値動きが同じ方向になってしまうことであり、それがある日突然やってくるため対応が難しいということです。 

ここからは私の意見ですが、分散投資の前提条件である「異なる値動き」が今後ますます難しくなってくるのではないかと考えています。 

債券価格は短期的には上下するものの、超長期的には一貫して価格が上昇してきました。これは、ずっと持っていればリターンが得られていた時代が続いていたということを意味します。そういう時代に株式投資混ぜて行えば、ポートフォリオ全体のリスクを抑えることが出来た。それは紛れもない事実です。 

しかし、債券価格は行き着くところまで行き着いたのだとすると、ここからは横ばいか下落が長く続くことになります。その時に、株式投資と混ぜることはこれまでの分散投資の概念とは異なる結果になるのではないでしょうか。 

結論として、投資する資産を決める時は、一つ一つ吟味して、失敗しても自分が納得いくものに納得がいく金額だけ預けるというのが正解なのではないかと思っています。その結果、分散投資になろうが集中投資になろうが構わない時代に入ってきているのだと思います。 

債券価格が行き着くところまで行ってしまったのかについては、意見はいろいろありますが、私はバブル状態だと思います。問題はいつはじけるか、かなと。分散投資を今一度考えてみてください。

とのことでした。
ゆーごパパのポートフォリオにある、債券の投信をこのタイミングで売っちゃおうかなとも思ったのですが、国内債券と外国債券を減額して、今後も試験的に値動きを追ってみようと思います。減額した分は外国株式に振り分けようかなと。。。






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最終更新日  2020.04.27 15:20:09
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