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2020.08.15
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カテゴリ: 投資

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長期投資のススメvol25 〜金が高値更新する背景〜

〜金は何故買われるの?〜 

金については過去のブログ(投資資産クラスの理解6 コモディティ)で紹介した通りです。債券の利息や株式の配当と違い、金は持っているだけでは利益を生み出しません。金は主に宝飾品としての需要があり、それ以外では準備通貨(ドルの代わりに国家が用意しておく)等のニーズがあります。 

最近、金価格が連日市場最高値を更新しています。金製品の需要は新型コロナの影響で大きく減ったのに、何故こんなに上昇するのでしょうか。 

〜背景には金融緩和策で増えたドル(現金)の代替〜 

日経新聞によると背景の1つとして考えられるのが投資マネーなのだそうです。金の上場投資信託(ETF)への1月から7月までの資金流入量は5.1兆円と過去最高になりました。個人投資家、機関投資家が金の保有を増やしている可能性があります。 

米国の中央銀行である米連邦準備理事会(FRB)は、コロナによって倒産する企業や個人が連鎖的に拡大しないよう、十分なドル資金の供給を行っています。アメリカ政府は失業者に手当を出したり、税金納付を遅らせたり、事業者向けに資金提供を行ったりしています。その際、アメリカ政府はお金をどうやって集めるかというと、米国債を発行します。これをFRBが無制限で買うわけです。もちろん、ドルでやり取りしますので、FRBが無制限に買うと、ドルがジャブジャブに世の中に増えることになります。 

この結果、FRBが米国内に供給する資金量を示す「マネタリーベース」は5月に5兆ドル強と2月末比で約5割も増えました。当然お金に困っている人はそのドルを使って支払いに充てることができます。しかし、当面のお金にさほど心配がいらない人までも簡単にドルを手にすることができている状況なため、現金が余ってるのだから何か運用に回そうと思いつくわけです。1番安全なのは米国債です。しかし、これはみんな持っているんですね。じゃあ、それ以外では何か。投資適格の社債はどうか。株はどうか。いやいや、みんな買っちゃったよ。じゃあ、金買っておく?実際にこのような流れかは定かではありませんが、資産分散の一環として買われていることは間違いなさそうです。 

〜金はここから買いなの?〜 

金価格は2010〜2011に一度ピークをつけしばらく上昇が一服していました。金融危機があったのがちょうど2008—2009年ですから、その年から米国は金融緩和を強く推し進め、ドルが余り、金上昇につながった可能性があります。そして、2015—2016年頃は米国経済が回復し、長く続いた金融緩和をどうやっておしまいにするかという議論が活発化していきました。その頃には金価格は低迷したわけです。 

現在、再び勢いよく上昇している金ですが、米国の金融緩和がやるとこまでやり終えたとすると、この先は上昇しにくくなっていくのではないでしょうか。ただし、金融緩和はすぐには止められないと思いますので、金価格は高止まりする(高値圏で横ばい)のではないかと考えています。






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最終更新日  2020.08.15 06:13:04 コメントを書く


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