2010年01月24日
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MASTステージ インテリア担当の
丸腰色師です。


毎回、インテリアにまつわる
いろいろな話を
思いつくままにお届けしておりますが、


さわやかな今日、
ぜひお届けしたいと思いついたのは



メキシコの建築家 ルイス・バラガン





メキシコを拠点に活動した建築家ですが、作品がメキシコにしかないので
人生の晩年になってから、広く世界で知られるようになった人です。



建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞が設立された
翌年の1980年に同賞を受賞しています。



何をかくそう、私も3年ほど前までは全く知りませんでした。


友人に 「TV番組でルイス・バラガンをするよ。」 と教えられ、

”ん?”、 ”なに?それ?”て感じで番組を見てようやく知りました。


しかし、番組を観て、彼の比類なき建築の才能、芸術性感覚、
哲学的物考を思い知らされ、たちまち好きな建築家のひとりになりました。


彼の自邸は世界遺産になっています。


いろいろな建築家がそれぞれの思いを託し、自邸を造っていますが、



空間は全体に寺院のようにすがすがしく、明らかに他と違った空気が流れています。



ルイス・バラガンは外と内を完璧には区切りません。
家の中にいつも、水と光と緑を取り入れます。



水と光と緑、そのものがインテリアなのです。



水と光と緑ともう一つ、鮮やかなアクセント色で、


ここでのアクセント色は、建築を補い、完璧なものにするために用いられています。

花であったり、夕日であったりするのでしょう。


人間は自然の中で生かされているんだと実感します。



彼は直感や感覚をとても大切にしました。

設計図という図面は最終までなく、全て手描きのラフ図で進めます。

これはかなり無謀な行為です。
設計図は、現場の大工さん達との共通言語だからです。


そしてたとえラフ図通り仕上がったとしても、
彼の頭の中にある空間と少しでも異なっていると、惜しみなく壊してまたやり直します。



なので予算と期間は、施主には全くわからず、

相当時間もお金も余裕のある人でないと、彼に設計を依頼できなかったようです。



それでも、出来上がった建物をみると、写真で見ていても心地いいですが、

使ってみると、実際バカンスに行きたくなくなるくらい、イイらしいです。


『 う~~~、私もそんなお金持ちになってみたい!! 』



この人の作品自体、日本人にはとても受け入れやすいと思います。

日本の禅やわび・さびの感覚にとても近いんです。


「空」(くう) ――― 宇宙観


そんなものがルイス・バラガンの頭のなかの設計図にはあったように思います。


それは図面には表せないものです。

それで、図面は書かなかったんですね。


納得です。




持って生まれた感性、これは財産ですね。


ルイス・バラガンのような素晴らしい感性は持ち合わせていないですが、
日々美しいものを見、感じ、感性は磨いていたいと思います。



メキシコシティ、
ルイス・バラガン作の大きなオブジェが出迎えてくれる街、


一度は訪れてみたい場所です。





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最終更新日  2010年01月24日 14時23分38秒
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