2010年10月13日
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今日のまとめ

  1. 最初は金(ゴールド)だけが騰がっていた

  2. 最近になって他の商品価格も上げピッチを速めている

  3. 不況下のインフレ、つまりスタグフレーションが起こるリスクがある

最初に立ち直ったのは金(ゴールド)

リーマン・ショック以降、世界景気が悪化するにつれて原油、銅、穀物などの商品市況も大きく崩れました。

その中で最初に上昇トレンドに入ったのが金(ゴールド)です。

金価格がいち早く出直ったのは「究極の避難先」としての金のメリットが再評価されたからに他なりません。

先進各国がどんどんお金を刷り、わざと自国通貨の価値を下げるような政策を競って採用したことがその背景にあります。

金以外の商品も動き始めた

しかし最近は他の 商品にも上昇相場が拡大する兆候 が見えています。

先進国でのガソリン消費動向に左右されやすい原油価格はさすがに未だモタモタしていますが、それを尻目に新興国での消費比率の高い銅などは殆どリーマン・ショック前の水準まで戻ってきています。

それらの商品の動きの中でもここへきて特に注目を集めているのが穀物価格です。

豊作なのに崩れない価格

10月は米国の穀倉地帯が収穫のピークを迎える季節です。

今年は天候に恵まれ、刈り取り作業の進捗はすこぶる順調です。先週金曜日の時点で全米の大豆の67%の収穫が終わりました。

米国農務省はこの収穫データに基づいて今年の見通しをアップデートしました。それによれば今年の米国の大豆市場は新記録が続出しています。

先ず生産高の34.08億ブッシェルは過去最高です。またイールド(単位当たり収穫高)も1エーカー当たり44.4ブッシェルと過去最高でした。

今年の場合のように豊作の年は往々にして市況が崩れやすいです。しかし大豆価格は崩れるどころか年初来高値圏にあります。

この一因は新興国からの旺盛な引き合いにあると言われています。

実際、今年の輸出は15.2億ブッシェルと試算されており、過去最高です。とりわけ中国、エジプト、韓国などの新興国からの需要が強かったです。

一方、とうもろこしの生産高は127億ブッシェルで去年より-3.4%となっています。とうもろこしのイールドは1エーカー当たり155.8ブッシェルでした。とうもろこしの価格の方もこのところ急騰中です。

スタグフレーションの一歩手前

このように 現在の商品価格の動向は「不況なのにモノの値段が騰がる」スタグフレーション寸前の状態 であると言えます。

このような状況になっている背景をまとめると:

  • 1. 先進国が金融緩和し、じゃぶじゃぶの流動性を提供していること
  • 2. その一方で人口の多い新興国の経済は概ね好景気であること
  • 3. 新興国の人々が豊かになるにつれコモディティの消費量も増えていること

などが影響しています。

まだそうなると決まったわけではありませんが、ひょっとすると「不況下のインフレ」が今後の相場のテーマになる可能性が出てきたのです。

そこで スタグフレーションが相場のテーマになった場合の関連銘柄 を思いつくままに列挙しておこうと思います。なおいずれも上場はニューヨークです。

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最終更新日  2010年10月14日 15時34分35秒


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