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今日 (8 月 1 日 ) は、前回 (7 月 25 日 ) からちょうど1週間が過ぎました。
今週の主な動きは、やはり新党「新党( Yemi Parti )」に関するものでした。
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前回のブログで 「党規則に基づく2つの申立をクルチダルオール CHP 任命党首が無視していることに対して行った提訴に対して第一審裁判所が何の手続きも行わずに夏休みに入ったことを受け、オゼル選出党首とその同志は、準備を進めていた新党立ち上げを実施に移しました。7月23日に91人の CHP 所属国会議員が離党し、7月24日に新党を正式に立げました」と紹介しました。
今週は、まず、党の運営資金を確保するため、「新党」への寄付募集が始まりました。政党への寄付金は一人当たり年間約 61 万リラ(インフレに合わせて毎年改定されているそうです)が上限ですが、募集開始 48 時間で約 1.8 億リラの募金が集まったそうです。今週は党員募集は開始されませんでしたが、来週早々にも開始されることが予想されて、こちらも短期間で 100 万人を超え、 200 万人近くになるのではないかと指摘されています。これまでいかなる政党の党員になったことがない人も、相当の数の人が「新党」党員になるのではないかと言われています。「支持者の中には最低賃金労働者や年金生活者が相当含まれる」と考えらえているため、募金はそれほど伸びない可能性は残りますが、一方で、「党員の中には最低賃金労働者や年金生活者が相当含まれる」が事実であれば、 100 万人は簡単に超え、 200 万人も超えることも十分考えられます。一方で、 2023 年の大統領・国会議員選挙及び 2024 年の統一地方選挙の頃から、「選挙人登録の電子データがおかしい」、「自分は AKP の党員になったことがないのに、自分が AKP の党員の登録されていた」という話はずいぶんと出ましたので、 AKP 党員数は水増しされている可能性が高い状況でした(証拠は当然出てきませんが、国民(住民)登録システムに入ることが出来る役人が関与していることが強く推定される事件でした)ので、本当に 200 万人が「新党」」党員に登録すれば、 AKP と「新党」の支持率は、その時点では逆転していること ( 「新党」> AKP) がかなり強く推定されることになります。
CHP の崩壊は続いています。 CHP 所属元国会議員 278 人も一斉に CHP を離党するという宣言を出しました。市・区・町長が逮捕されても、首長が AKP に奪われないことが明らかなほど地方議員が多い市・区・町(内務大臣により管理人(代理人)が指名されない場合は、議会の選挙で首長代行が選ばれます)を中心に、 200 人以上の市・区・町長が「新党」に移籍したそうです。一方で、エルドーアン大統領による野党締め付けも続いています。 2024 年の選挙の結果、イスタンブル市の 39 区の中の 26 区長が CHP 所属、 13 区長が AKP 所属でしたが、現時点では、逮捕や AKP への移籍の結果、 CHP 所属区長は 13 人(+イマムオール前大イスタンブル市長はじめ、 13 人が収監中)で、 AKP 所属の区長・区長代行は19人になっています。例えば、先週、トゥズラ区長とチェキメジェキョイ区長、そしてシレ区長代行の3人も CHP を離党し、 AKP に移籍しました。脅迫 ( 本人に対する無実の罪・有実(?)の罪で、あるいは配偶者や子供などの親族の逮捕・収監を匂わせたり ) や買収などにより、「 CHP( 及びそこから生まれた「新党」 ) は、選挙で示された国民の意志や信託を守らない、守れない」というイメージを国民に与えるための作戦だという指摘もあります(もう一つは、自治体(市・区・町)が持ている予算を AKP が略奪する(自由に使うことが出来るようにする)ことが目的と指摘されています。大イスタンブル市の人口は 1600 万人とも 2000 万人とも言われており、 EU 27か国の中でも、6,7位のルーマニア、オランダとほぼ並んでおり、相当な予算を持っています)。
先週も、{現時点での予測は、「『オゼル選出党首及びその側近の逮捕・収監』 ⇒ 『ヤヴァシュ大アンカラ市長など、オゼル選出党首の遺志(?)を継ぐ、次の CHP リーダーの排除 ( =逮捕・収監 ) 』と続く」から特に変わっていません。」と再紹介しました}と紹介しましたが、それ以外の妨害工作も指摘されています。1つは、先週紹介できなかった「 Ahbap (仲間たち)という NGO を舞台とする巨額の資金不正使用(流用)問題」です。一言で言えば、「創設者の中心となっているハルク・レベントという歌手が個人的に賭博などに莫大な額を流用していた」という問題ですが、検察(=エルドーアン大統領)は、「“ Ahbap 財団に寄付をするようにと呼びかけた有名人”と“ Ahbap 財団に寄付をした有名人”に対する取り調べを行い、“政府の管理下にない、あるいは反政府の団体(=野党)に寄付をしたり、寄付を呼びかけた人は、逮捕・収監の危険がある”と脅した」という解説も行われています(もう一つの目的は、「イマムオール前大イスタンブル市長に対するスカスカの逮捕容疑を強化するため、“ Ahbap 財団の巨額詐欺(資金流用)事件にも前市長が絡んでいた、責任があった”というシナリオだ」という指摘もあります)。
先週、最後の最後に、「今回は紹介することはできませんが、いずれも『ポスト・エルドーアン(時代)』と濃厚に関係していると思われます。」と紹介しましたが、「新党への攻撃・妨害は全て、長男のビラール・エルドーアン氏を後継者 ( =次期大統領 ) にするため」とあらためて指摘する解説者(ベテラン記者)がいました。「新党」関係者への直接の攻撃 ( 及び信託を維持できないことから生まれる国民からの信頼の低下誘発 ) や「新党」の寄付集めの妨害だけではなく、破壊分子の「新党」潜入についても指摘されています。これはこのブログでも紹介したあまりにも有名な話ですが、トゥンジャイ・オズカンという AA( アナドル・アジャンス、アナトリア通信 ) と並ぶ通信社と言われていた ANKA 通信社の所有者でもあった、各種選挙・国民投票における投票集計・投票箱の「防衛」に係る責任者を何度も務めた人ですが、故意か重大過失かは立証されていませんが(立証されていないこと自体が、 CHP の中に強力な協力者がいることを示しています)、 2023 年の大統領選挙の敗北、 2017 年のトルコ型大統領制の導入を決めた国民投票などにける不正を食い止めることが出来なかった直接的な責任者とも言われています。つまり、重大な投票で何度も重大な失敗を繰り返している人物として知られています。が、この人物は同時にクルチダルオール任命党首の熱心な支持者として知られていましたが、新党を結成した 91 人の国会議員に含まれています。現時点では「新党」役員は、 10 月ころに行われる第1回党大会までは最低の人数で行われることになっていますが、第1回党大会後の本格的始動時に、オズカン氏などの「疑惑の人物」が役員など、重要な役割を果たす場合には、「新党」の前途は相当な多難が予想されます。特に、 2024 年3月の統一地方選挙から現在までに CHP を離党して AKP に移籍した人物の中には、これまでにも「深刻な問題が指摘されてきた人物が相当多く含まれていた」と複数の解説者が指摘しています(=いわゆる「身体検査」が全く不十分、機能不全。大イズミル市長も、現在、 CHP を離党して無所属ですが、 AKP に移籍するのは時間の問題と言われています)。問題のある相当多くの人物を首長候補にしたのは、 2023 年 11 月の党大会を乗り切るための取引だったのかもしれませんが、「疑わしきは罰せず」という「刑事裁判方式?」ではなく、反対に、「李下に冠を正さず(、スイカ畑で靴ひもを結ばず)」という自己規制が求められる ( =内部対立を恐れず、スパイを徹底的に排除する必要がある ) と指摘されています。
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