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行き先は 象彦 。私はたぶんこの30年弱の間、そのお店を訪ねたことはなかったと思います。
小さかったころや学生時代は、よく大ママとお出かけしては彼女のお気に入りのお店に冷やかしに入ったもので、象彦もそのお店の一つ。
音楽会のために京都会館に訪れるたびに、すぐそばにある象彦本店に立ち寄って漆器のお椀やお盆を目にしていました。
子ども心にも漆が施された塗りのお椀の奥から輝いているような不思議な光や艶やかさ、まろやかな表面が、何とも心地よいものに感じられたのを覚えています。
今日、うるし塗りずくめのひと時を過ごしてみれば、黒塗りに金の蒔絵の対比(コントラスト)にはっと息を呑み、文様のリズミカルな動きを新たにみつけ、古典に由来する図柄に教養と歴史を感じる作品たちが今でも生き生きとしていることに力強さを感じました。
漆もさまざまな色を用いるようになってるし、洋風のものや柄も軽いタッチの楽しげなものも出ています。
それでもやっぱり漆黒と金、そして深めの朱が群を抜いて美しい。
とてもそばにおけるような気安い値段のものではないけれど、 中国のチャイナ(陶器)日本のジャパン(漆器)
と マリー・アントワネット
が愛したのも全くうなずける話です。
今日はこの象彦でも特別の展示で
老舗モール逸品展
というのをやっていました。
京都の工芸の老舗で作られたすぐれた作品を同時に見ることができます。お雛様、人形、能面、仏像、版画、弓、織物、香、和傘、金属細工・・・
題材、素材、色、形、バランス、精神性・・・ ひとつずつを整え決めていくこと、技術面での挑戦。素人には分からない苦悩があるかもしれないけれど、それらを実行するときの手ごたえや喜びはいかばかりか、と思わずにはおれません。
参 マリー・アントワネット絶賛!
「 japan 蒔絵-宮廷を飾る 東洋の燦めき-
」
京都国立博物館 ~12.7
スペシャルミニ真名 2017.10.12
アンサンブル・クレール 華なりコンサート… 2017.05.31
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