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「ネット販売」と呼ばれるようになっても、通信販売という昔ながらのビジネスである実態は変わりません。 この特徴は「見なきゃ(触らなきゃ)わからない」点です。 通信販売で買った怪しげな商品にだまされた、というのは昭和の経験者であれば誰もが味わうもの。 しかし一方で「でも通販だし」というあきらめも同時に学んでいた時代です。
この昭和の感覚である「あきらめ」こそ、実はネット社会で、ますますその重要性を増す「リテラシー」なのです。 この値段でこれはおかしい、安すぎる、何か売ってる人・作ってる人・薦めてる人が怪しい・・・こんなところにその匂いを嗅ぎつけ、その上で自己責任で判断する能力、これこそグルーポン事件のような被害に合わないための重要な能力だと言えるでしょう。
グルーポンのメール登録はとっくにしてましたが、一度も買ったことはありませんでした。それは「怪しい」と思ったからです。 グルーポンにはCMに出てくる「97%OFF!」をはじめ、ほとんどのクーポンが50%、つまり半額程度で提供とうたわれています。 しかしよくよく読んでみると、インチキおせちの元値(定価)が2万円だったように、そもそも定価がインチキくさいのでした。
またまたリテラシーです。
主婦ならスーパーで「牛肉全品5割引セール」に行ったことがあるでしょう。 私は特売大好きなので、しょっちゅう行きます。 しかしこの「全品5割引セール」にはほとんど興味ありません。 なぜならいんちき臭いからです。
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