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記憶と時間、この陽のまどろむ場所に、 また【日常】が始まる―――。 幾つもの思い出が浮かんでは、 泡沫のように消え―――た・・。 、、 、、、、あなたの紅茶をいれマドレーヌをひたそう、 “失われた時を求めて“ かけはし 天使の昇り降りする雲の梯―――、 不思議な力、抵抗できない糸で引き寄せられ、 今までのことがお芝居のように思える、 (そ れ は 、 置 き 去 り に さ れ た 、) 泣いて怒って笑って、 嘘をついて、人に優しくして、 ―――ただ、そういうもの、 ―――そういう憧れの特異な混沌の展開のはざまで、 ―――「発言」や、「人に対する付き合い方」とか・・。 いずれ流れゆく、影のうつろう場所に、底の石が見えている、 「満たしたかった・・ 「いつか触れた感覚やあの胸の昂ぶりを・・ 「―――ボクラハワスレテユクイキモノ、 ―――何かが働き、何かが苛立ち、 何かが思い悩み、何かが傷む、 ・・・・・・そしてまた、時間の断片を宝石のように、 拾い集めるだろ―――う・・。 、、、、、 、、、、、、、、、、、いつかのプルーストが紅茶とマドレーヌの秘密をしたためる、(人間は冷ややかなその輪郭の線の中に美醜をかかえている、(そして人間はまたその中に善悪の秤をかかえている、 百年前も一千年前も変わらない、 これから百年先、一千年先がやってきても変わらない、 ―――詩は僕等のもう一つの顔なんだろう・・ (所有すること)―――(共有すること) ―――そういうこと、 ―――ただ、そういうこと・・。 ―――生温かいものが、うつぶせになった、 この箱の中に、暗い時間の海がある、ストロベリーの甘やかな香りで、(ほ ん の 少 し 改 ま っ て 、)いまは、唯、この記憶と時間のテーブルに、(し め つ け な が ら 、 は げ し く ゆ さ ぶ る ・・、)言葉のアンカーをいれ、祈り・・・・・・・・・、 “失われた時を求めて“ ろうぎ 星や月が昇る螻蟻の町・・・。 シネマの溶暗のように薄らいで時間をエスケエェプする・・。 幾つもの思い出が浮かんでは、 泡沫のように消え―――た・・。 、、 、、、、あなたの紅茶をいれマドレーヌをひたそう、 「時は、いま―――」
2019年01月06日
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こと、こと、、ことばの火をもった(尖り、凍り (セイケイし、 ほおら 濁ったいろのささくれにも絵をかきましょう 「かきま しょう」 どうでもいいピンセットが銀色に、光る かんじんかなめ、の手前味噌 双眼鏡をつとめて忘れずに、ここからは く」と「ま、の、 区」と「魔、の くまの子こがれて、ころげる ひぃふぅみぃ・・・エクソシスト、とか・・・ ひぃふぅみぃ・・・ツチケ色の肉、とか・・・ とぉ、 の、お出ましかなうまで デンジャラス。 ○ ○ ○ ともすれば十二月は、あわ立つ。 家の端々で街の橋々で、ゆきかう雑事がしゃべくりくりこしごとに蝶番とか、かにやらの人の「手芸の本を借りたんだけどさ、中ひらいたら、エロ本だった」諍いごとに何やらの耳立てすらも口惜しいほどの時すべり。滑り台にのぼっている、いずうさ。それを見て、こらどけ、とばかりに、かもちゃん滑りだして、いずうさ、ムッ。かもちゃんを蹴る! かもちゃんを蹴る。十二月デンジャラス。しきりに呼びかけられる闘争本能。「いやあ、胸おおきいかと思ってたら、もうそれがバストアップブラ」うす紅いろ胡蝶ランのうつらうつらの花影に、ぐりぐり競り合おうとジュラ紀の口蓋がふんぞり堕ちる。破片だ。ジ・エンドのあらゆる意味、痙攣。錠剤を噛み砕くみたいに、何処へだってゆくがよいぞという自由の瞬間。カフェオーレいろから脱落した、冬枯れの庭。ハッシ、ハッシ、氷空にかかえられ、大掃除はスピード勝負だ。やがての「おつかれさま。」(ドンブラコ)手とコトバとを白い吐息にこすりあわせ部屋にもどると、hiroyukiがビギンの「オジー自慢のオリオンビール」を弾いている。歌っている。そしてかもちゃんビールを呑みながら、あり乾杯、とか、オリオンビールと合いの手を入れる。温かな空気に心がしどけた。じゅわじゅわ、した。先程のことは忘れて、一緒に飲んだ。踊った。かもめスタジオの庭ぎわでは、この夏のドラゴン達も氷河のなかに鎮静化したようだ。夜の闇の中に目覚めよう。幾歳も、かえりつかないでいる。幾筋も、ただ銀河をしどけなくコトバが哭いた。十二月はともすれば、想い出もあわ立つ。蝶のように、ゆめを羽ばたいてイノチの蝶番をいきようか。 ともかくも、師走。あわてどこやの兎さん。 デンジャラス。 ○ ○ ○ 風に、ゆらいでるのは、 まわりはじめる引力、はてしない作業、虚無を掬う、 きっと定期便から、外れた、、しろいフォト/ いつからか窓は 、 ゆ き 赤い戦車が、およぐように喘ぐ “居場所もろとも失った個室” “悲惨な写真の刺青” 止まない黒への傾斜をみているだけで、エンドレスな境界 ( 日本海なら、お兄ちゃん、なんつってもカニにゆくでしょ。 ( カニにゆきたい、道楽に行きたい。 ( オレは遊びにゆくわけではないんだ。 ( カニだ、やったあー、カニカマじゃあないのだぞよ、 ( しっかり防護してゆくんだぞ。 ( はい、それはもちろんそうです ( 温泉で雪見酒、いいわね、ママたちもゆこうかしら。 つくられる安全神話がさみしくて 紅い茹でダコと皿に今さらに熱くもられた、夜のうみ」」 ――オジー自慢のオリオンビイール ――オジー自慢のオリオンビール ○ ○ ○ いつから窓は 、・・・という言葉が、・・・・・・という言葉が、 ゆ・・・ゆ・・・・・・ゆ・・・・・・・・・ゆ・・・ き・・・・・・い・・・・・・・・・っ・・・・・・・・・・・・ 「サイバーアタックに貫通される、 白い流血が、社会の動脈をのみこんでゆく。」 (ぐんにゃりした自転車 (溶けて固まった屋根瓦 「幾千年続いてきたさまざまな国や民族、言語、 文化が砕かれてしまうかも知れない戦争。」 (テロリストの脅威 (君の安全保障の嘘 いつから窓は 、・・・という言葉が、・・・・・・という言葉が、 ゆ・・・ゆ・・・・・・ゆ・・・・・・・・・ゆ・・・ き・・・・・・い・・・・・・・・・っ・・・・・・・・・・・・ 恋のおくりものは ね、なに? ――オジー自慢のオリオンビイール ――オジー自慢のオリオンビール ・・・蝋人形みたいな気持ちが、少し、スッとする、 呻きながら息絶えてゆく動物や植物のような気持ち、 サイレント・ナイトが、あふれでて止まらない 言葉が、とくん、とくん、心臓に波うってる ――オジー自慢のオリオンビイール ――オジー自慢のオリオンビール ほら、クリスマスィーな二つの色が、 ツリイィする、めろめろねチョコ、ふらふらなワイン、 カクテル、子供がいて、年寄りもいて、 幼くても編まれて、ケーキを食べて、もう二十世紀は、 二○一四年も終わって、 ゆく、(もどかしくって (でも、セイケイして 背い高のっぽの、毛糸のマフラー ――オジー自慢のオリオンビイール ――オジー自慢のオリオンビール 大人になっても、 (アダルトチルドレンようこそ!) この唇の赤さ、かわらないよ って、いっても、 (めまぐるしい情報に数知れず眼窩をひらいている僕等に、 それがわかるのかさえ随分と疑わしいことですが、) ラップランドのゆめの星と みどりの樅の木 ――オジー自慢のオリオンビイール ――オジー自慢のオリオンビール ・・・うぃっく。 ・・・・・・うぃー。
2014年12月24日
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安田さんの前駆詩「ネリネ」は、嬰児遺棄という難しい題材を取り上げていて、izchanはストーリー作りが精一杯で、社会問題への切り込みにも詩的表現の練りにも到りませんでした。この未熟な状態から、塚元さんは内容だけでなく新しい手法を導入して表現力を高めています。結果、詩表現では‘音韻’と‘自動筆記’が注目される詩に仕上がりました。 安田 勁さん「病める花々」 塚元寛一さん「灯台」 izchan「不思議の泉」 * * * 『ネリネ』 安田 勁、塚元寛一、izchan * ああ、売れのこったケーキの話をしてもいいかい? ほらあの、クリスマスの・・そうそう、クリスマスケエキ。あれ、捨てちゃうんだ。でも、何も出来ないんだよ。次の日になったら、大特価とかいう感じにするかも知れないけど、捨てちゃうんだ。こう、なんか身につまされる感じで切ないよね。煙草をすいたくなるよね。ベートベンとか聴けない感じだよね、ほら、泣いちゃいそうだから。下らないことだけど、僕にとってはすごく重要なんだ。ケーキっていう顔が固有名詞みたいになっててさ、うん、ごめん。こういうのってセクシアルハラスメントとか言うんだよね。さみしいよね。なんだかノイローゼになって機関銃を味方の兵士にドンパチやってしまう可哀想な感じだよね。うまく言えないけど、ガッツ!だよね・・ケーキって好きかと言われたから、「いや、嫌いです」と言っちゃう人の感じだよね。空気読めてないの。でも、正直なことって、外から見たら何もわかってないことで説明できるヨネ。ああ、売れ残ったケーキはゴミ箱にすてられて、ゴミ収集車が持って行くんだ。いや・・まさか、人の顔に不法投棄なんていうパイ投げ的様相はできないだろう。ああ!でも、そんな日にケーキを作るケーキ職人の気持ちって知れないよね。プロじゃないよね。プロだったら予約しか承らないとかいうべきだよね。うん、ただそれ言いたくてこんなに長話してしまった。ごめんね、つまらない話だったろ?・・でも、ぼくはアメリカンフットボール嫌いなんだ。 『売れ残ったケーキ』より * ――――――ネリネ、若草の少女。 ......ネリネ 首の付け根が吊り輪でさ 大きなまっすぐたった回転車で吊り下がっている座席水平に両腕を伸ばして自分自身を支えている『ネリネ』 ......ネリネ 動揺してる赤信号を無視したみたいに 塗り絵で誤魔化そうとしてるでも本当の所・・気持ちいいだけで、情報が伝わってない『ネリネ』 ...ネリネ 花の風を見つけよう、――毒舌にカタルシスを覚える、 隣に座った私服警官みたいに、中吊り広告が、時計をなくして・・る・・・ 4歳のやんちゃな瞳をかがやかせ。 4歳の ほんのぺえじをかぞえて るようさ『ネリネ』 ......ネリネ 蚊取り線香が バブルと円高好景気を忘れてる 野のやさしい歌にスキップする、 “体温計が揺れて た” ――――――ネリネ、陽なたの小説。 (体温計の水銀を振り下げながら、) 春に生まれた子。 いま黄金の光につつまれ、 愛の花をちっちゃな手にかざす。 “確かに三十九度を示している。体温計 ――たとえばすぐに寒暖計は忘れ去られた”いつも、魔法の小箱にはどれか1篇の詩。 ネリネはきっとスプーンですくいとられた アイスクリームみたいだ―― * nerine nerine nerine nerine5年前の、映像。 「日はめまぐるしく変化した。日曜日の商店街のホースが夏の昼下がりの虹になる」 「トンネルに入ったような気持ちになるアーケードは、飛行機になる」 nerine nerine nerine nerineおお! 翳りの呪文は、私の氷砂糖・・。 「電気で犯されたように見えるだろう、スパゲッティーに見えただろう。」 「小綺麗な箱へ入って・・古い細胞が鱗のように落ちて行った。」 ............ネリネ が 浮遊 する 「とけない恋のクリスタルはそれでも甘くて。(あなたがくれるケーキの味は何か?)」春ジョオンの藤いろがやけに切なくて。(・・てのひらの皮が柑橘系の馥りを隠している。)」・・・nerine・・・・・・ネリネ・・・・・・・・・ ――――――ネリネ、若草の少女。幼いシークレットLOVEのさいころ。幼いシークレットLOVEのさいころ。 幼いシークレットLOVEのさいころ。幼いシークレットLOVEのさいころ。振ったのは私だったはずなのに、振ったのは私だったはずなのに、振ったのが彼だったなんて、、、皮肉。 ( 痛まないわけ 粗い石で造られた塀、塀にぶつけた膝が透けてゆく ( 傷まないわけな 「な・・」と言ったのは――何の為だったんだろう。・・ nerine nerine nerine nerine ( 悼まないわけない nerine nerine nerine nerine 「一生、悼むよ・・・」幼いシークレットLOVEのさいころ。(でもほんとうに転がしたのはほんとうに転がしたのは・・・、ネリネだった。 靴下をはいたnerine、まばたきをするnerine、頭の中に各駅停車するnerine、 頭と全体とのバランスがおかしい『ネリネ』 ――「こんな名前をつけようってぼくが言ったんだったっけ?」 * 「名前なんだけどね、ネリ ネ、あ、いや、智花《ともか》 っていうのはどうかな?ん、なんの?って…子どもの名前、お んなのこなら。…いや、気が変わったってことじゃないんだ。た だ仕事で想定外のことが相次いで対処に追われていて余裕がなかっ たというか、取引先に謝って回ってる最中だったしとにかく話をす る時間がなかったんだ。そのうえ、持ち山売却の話で親戚からひっ きりなしでね、うん、それでケイタイ切ってて。ゴメン。君の気 持ちも考えなくて。それがね、今日、仕事中にフシギなことがあ ってね。突然、パソコン画面に『ネリネ』っていう詩が、うん、そ うなんだ、詩が現われてね。はじめはネットの混線かと思ったんだ けど、どの画面にしても現われるんだ。それで仕方なくぼんやりそ の詩を読んでいたら、君のことが想われて胸が熱くなったよ。そ のとたん、『ネリネ』は消えていったんだ。」 「それとさあ・・・」 “体温計が揺れて た” 今日 ネリネを/駅のホームに捨てました/もう二度と 会う事の出来ないあなたに 過ちを犯し/それを許せないまま/言葉は落ちて あらぬ方向に跳ねてゆき 風に散りゆく花弁を/そっと数えながら コンドームに/穴をあけたのは私だった/さよならネリネ もう二度と 会う事の出来ないあなたに * 人生に疲れると、よく公園へ行くんだ。遊具があって、たとえば滑り台とか、ブランコとか、・・まあ、砂場がある公園ね。木々もある。わりと何処にでもあるけど、都会なんかへ行くと木がないマンションの公園なんかを見たりしてさ、恵まれてるっていう気もする。恵まれてる公園とかいう、こうして考えてるとうさんくさいベンチで、僕は道行く車を眺めてる。人を眺めてる。――遠い記憶の切れはしに、在りし日の僕がいて、小さかった僕は何を考えてたんだろうかと思う。いつか考えるのにも飽きて、ぼんやりと空を見てる。仕事で疲れたなあ、と思う。ああまたこれから夢を追いかけるのか、と思う。そしてその挙げ句、人のことを嫌いになってゆくのかと思う。僕はまだ僕を知らない・・多分、人生が長引けば長引くほど、人は思いこみの中で生きるんだろう。でもこの公園は知っている。何一つ変わらず、君は無知だと。何故なら、人の心は眠らない・・五官がたとえ閉ざされても、不安と孤独や、ある単純なイメージのようなものは生涯ずっと消えることがない。そして・・ゆるやかに――そう、ゆるやかに・・力尽きたように蒼ざめて太陽が沈んでゆく。耳を澄ませば消えてゆく鳥の声・・ひた狂うように鳴く蝉の声。逃げ惑わずにはいられない!・・強すぎる風も、同じように目を瞑らせる。永遠に安らかな墓地に埋葬されても魂が昇る!・・そんな、月の光と、僕との間に空がある。小さな浮雲がある。匂う花がある。いつまでもびろうどのようにやわらかい感触がある。ああ、あてどもなく泣きたい人の住む町で――いまは春、蒼い震えが森の奥のようにある、――永遠のアドレッセンス期を追憶させるこの孤独な町で、心は影のように埋もれていた。僕はただ、色褪せた景色に・・蝋燭をまた一本――と・・灯す。 『声』より * “確かに三十九度を示している。体温計 ――たとえばすぐに寒暖計は忘れ去られた”月波よせる草辺、ネリネのぶらんこ。 幼いシークレットLOVEのさいころ。幼いシークレットLOVEのさいころ。ゆめのなか。 振ったのは私だったはずなのに、振ったのは私だったはずなのに、絵本の馬は、虹色のつばさ。 nerine nerine nerine nerine ほしのおはなし。 ストーブの傍で、体温計が走ってる・・・ 「ねえ、シャンプーの最後って安物の電球みたいに淋しいのよ」 nerine nerine nerine nerine ――いつも、魔法の小箱にはどれか1篇の詩。・・
2012年04月16日
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[以降、説明と共に短い詩が入ります] 18年前ここに両親が居を構えたのは裕福だったからではない。むしろその逆だった。蓄えは保険を解約しその積立金を合わせても頭金がやっとこさというところだったし、家のローンを組むことなどかなうはずもなかった。当てたのである。からかい半分で訪れた第1次開発のモデルハウスの1つが破格の値段で売りに出されていた。くじ引きだった。当たるとは夢にも思わなかった。更に幸運だったのは、勤務先がちょうど買収され肩書きだけは老舗中堅企業の社員になったため社会的信用を得られたことと、会社の住宅支援制度を利用することが出来たことだった。 流れるフレーズ 流れるフレーズは音感となって ほうき星になった たったらりー たったらりー なんとなく可愛かったので ヘイトス! 「ドングリの林」まで徒歩7分、小学校・中学校まで各々徒歩10分と15分、コンビニ前のバス停まで徒歩5分、駅までバスで東回り12分・西回り18分。モデルハウス通り、両側歩道付き4メートル道路に接していた。日当たり良好な東南の角地。敷地60坪。建坪36坪の木造平屋建て。築5年。施工は木造建築の大手建設メーカーのS林業。 S林業取締 わしじゃー そんな奴知らんけどわしじゃー ・・・じゃがいもはしわがれておるんですよ ワシ しっとるけ? 知らないよ フフ ・・・肉団子みたいな体型 わしじゃーと電話に出るって炊飯ジャーみたい 彼言ってたけどホントダッタノネー ・・・じゃがいもは ほこほこ ぼけなす老人の 茄子が甘くて好きな ぼくのおじいさん ・・・じゃがいも にくだんご なす 梨はもっと甘い 和紙におちた墨汁は黒い ・・・ぜんぶまぜあわせたら 美味しいかしら でも透きとおる 結婚式の案内、あたらしい身内 ははは、いいよ、いいよおという、 おじいさんのひびき 数寄屋造りで屋根には油瓦がのっていた。クルマ2台分の屋根つきの駐車スペース。アカメガシの生垣。鉄製の片開きの門と門灯と郵便受けとインターホーン。門から玄関までの引き込みの白い石畳が青々とした芝生に美しかった。庭木は若かったがサクラ・ウメ・モミジ・キンモクセイ・サルスベリ・カナメモチ・ヤツデ・ユキヤナギ・ツツジなどが植えられ、奥座敷の前には小さいながらも石庭風の設えがしてあった。外の水道の蛇口は3箇所、駐車スペースと前庭の芝生と裏の勝手口。 マイホーム あたし達ここに住むのね ・・・そうだよ はじめてのお泊りね ・・・そうだよ ずっと幸せに暮らそうね ・・・そうだよ ヨボヨボになるのね ・・・そうだよ ふわあ 実は保険金かけてるのよ ・・・ばさばさ そうだよ 話きいてないでしょ 新聞好きか ・・・そうだよ トイレで新聞読むのはジジイだ ・・・そうだよ あたしの顔は新聞かそれとも怪文書か ・・・後者で 5DK(2間続きの和室と2間の洋間と居間とDK)の家。南向きの玄関、両開きの玄関戸。3畳ほどのスペースに作り付けの下駄箱。つづくホールの正面には中庭を借景する嵌め込みガラス。玄関右手に、1間のクローゼット付きの洋間6畳の続き2間、窓は東と南の2箇所。右手奥に、10畳の食堂のなかに2畳の畳スペース、掃き出し窓は東。更にその奥に、3畳の(北向きの勝手口のある)台所と2畳の食料保管庫、窓は東。中庭の北側には、3畳の脱衣洗面洗濯室と2畳のヒノキ風呂と1畳のトイレ、窓は北。玄関左手に、8畳の洋間とサンルーム代わりの半間幅の縁側、掃き出し窓は南。左奥突き当りには、書院棚と床の間のある8畳には東南の半間幅の曲がり廊下、つづいて2間の押入れのついた6畳には雪見障子、そして北側の3畳の納戸、窓は北、掃き出し窓は南東西。 背伸びのあと いくつもきざまれた柱の線 人工的な年輪 彼の背が高くなっていくにつれて 不意に途切れる 急に天井をこえてしまったあ! 化け物ダア! 購入した当時はモデルハウスらしい意匠を凝らした内装に訪れる人は目を見張ったものだが、今では築23年経った建物そのものにもはや販売価値はなく土地の添え物でしかなかっ 、、、、、、、た。それでもそこに、わたしと、彼は住んでいる たくさんのどうしてがあります どうしてレストランでわたしに声をかけたんですか? どうして興信所で働いているんですか? どうしてそんなに新聞が好きなんですか? どうしてこの家にそんなに愛着があるんですか? どうして墓参りを欠かすことがないんですか? どうして俳句が好きなんですか? ――これから これから たずねたいことが たくさん あります どうしてバッティングセンターに行くんですか? 君だって好きだろ。ほら、人殺し!」 どうしていつも冗談ばかりなんですか? 冗談のない男はマイケール、ズオオオダアーン!」 どうしてウォーキングをしているんですか? そこに道があるから!」 ねえ、教えて、どんな道があるの?」 ――これから これから たずねたいことが たくさん あります
2012年03月26日
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5 夢ヶ原ニュータウンは、推定人口6万人から8万人前後で、都市の人口集中を改善する、田園都市構想、職場近接、地域コミュニティーの活性化を掲げて、古くからある雑木林一帯を開発した都市の名称である。並びに、介護サービス、大型スーパーマーケット、ならびに有名企業による工場の建設を総合したプロジェクトの総称でもある。 鉄道会社が切り開き、・・ざっと数年で南向きのベッドタウンが出来上がりました。と言っても、地域密着型の都市構想(反対者を黙らせるための方法だった、という向きもあるが、)――その名残として、「どんぐりの林」という緑地が夢ヶ原ニュータウンの中央に位置す ぶなるように建設されている。ちなみに、夢ヶ原ニュータウンのシンボルマークは山毛欅と、どんぐりがテニスをするような愛嬌たっぷりのイラストである。 そのどんぐりの林にある、「どんぐりロード」は早朝から夜遅くまでジョギングやサイクリング、マラソンする人で賑わう有名なジョギングロードで、この夢ヶ原ニュータウンの目玉の一つになっている。その火付け役となったのが某有名ボクサーで、夜間照明に加え、交番、また各種防犯グッズ、――さらにはハイテクの証とばかり、この街の者なら、誰しもが知ってるとおり、人工衛星から位置確認し、万一の時には、ニュータウンが依頼した警備会社がすぐ駆けつける。地方防犯の意識も高く、・・この街で出る犯罪者はむしろ刑務所か棺桶くらいだろう、というのがこのニュータウンのジョークだ。 *入居者はいまでも募集しています。お早めに! この「どんぐりの林」から北、駅に到るまで、瀟洒なマンションが立ち並んでいる。こちらは開発ではなく、さしづめ再発見といった所か。元々は第1次開発されたままさびれ、小さな庭付きの住宅が行儀よく区画に納まった街区だったが、バブルの折り、大手ゼネコンが古くなった家並みを買収し、マンションに建て替えていたものに、スポットライトを当て、数多くのIT企業や、個人で仕事をしている人達の応援するという名目で、価格の引き下げサービスを行い、また、都市プランナーがより都会にありがちな喧騒をシャットダウンしようと、ここではレトロなトロッコや、電気で制御されたSLなどがバスがわりに走っている。評判も上々で、それに目をつけた饅頭屋が、トロッコ饅頭、SL大福を売っているそうです。売れ行きも中々よいらしいですよ。 ――「ドングリの林」の南部は高台になっている。ここは第2次開発で売りに出された所謂お屋敷がやや古びて落ち着いた町並みを作っていて、ゆったりとした道路の街路樹フユモモもしっとりと景色に溶け込んでいる。農業や果樹園を残す、またそれを街と一体化させるという無茶苦茶なコンセプトが謎の景色を生んでいる。 小学生、また通行者には、桃をもぎ取ることは原則禁止とされている。ちなみにニュータウンの自治会でも承認され、ポスターとしても配られ、認知度も高い法律の一つである。 、、、、、、 これを破ると、桃の祟りがくるぞお、とヨネさん他、イネさん、オネさん等たくましきおばあさま方が目を光らせている。ただ、鳥の被害がなるほどすさまじく、掃除の問題も含めて、目の上のタンコブになっている。ただ、地域小学校に体験学習させられる強みもあり、また、農業高校に実習もさせられ、農家のおじさんやおばさん達はちょっと嬉しそうだ。 こういうコンセプトが、夢ヶ原ニュータウンのいたるところにある。 [なお、デパート、スーパー、アーケード商店街、映画館、病院、銀行などがある、いわゆる消費者空間は、駅の周辺に集中しています。] 前述したように、この夢ヶ原ニュータウンはドングリの林が中心であり、コンパスでぐるりと円を描く放射状的な図案になっている。ちなみに、市立図書館分館、市役所支所、幼稚園、小学校、中学校、クリニックなどは「どんぐりの林」に隣接していてコンビニが疎らに店舗を開いている。道路網は碁盤の目とはいかないが整備され、駅の北側のロータリーを中心にのびた道路を市バスが走っている。 駅の南側には大きなホームセンターがあるが、これは工場のためである。その前後に、ゴルフ打ちっ放し、ナイター設備のあるテニスコート、いちじくの河井さん家ビニールハウスなどがある。え?・・何か変な描写入りましたか? 夢ヶ原ニュータウン! さて――その西向こうには、高速道路が走っていますが、もちろんニュータウンに住めば、完全無料。都市開発だの、福祉だのといって国家予算だの人気とりだのといって無駄金ばらまくより、こういう所にお金を使うのが、国家のため、しいては本当にみんなのための政治である、と市長さんが言ったからです。 市長さん!・・更にその向こうには工場群がありますね。これうっさくてかなわんのですわ、デリケートな神経にはこりゃこりゃ、たまらんのですわ。 はい、わかりました――実にケッサク、この工場群をドーム状に、すっぽりと覆い、換気設備として風車などを作ることに成功したのです。これには数多くの外国記者がやってきて、たくさん取材していきました。やっぱりアイディアのある人は違いますね、こりゃこりゃ。――このタウンには観光ガイドブックにも載っている名所スポットがある。高台をクルマで登ってゆくと一番奥まったところに薔薇園があるのだが、そこの薔薇の花びらとコラボレートした芸術的な、斬新デザートの数々。 、、、、、 ばらのとげ――え、何だと思います、これ、実はチョコなんです。でもただのチョコじゃありません。特製の機械で細かく刻んだチョコを、冷凍したもの、少し熱したもの、また常温のものとを混ぜ、そこに特製のクリームを注ぎ入れたスイーツです。 これらのメニューが、グルメガイドで紹介されてからというもの、観光客ならぬトンボ帰りのあさましきわたし喰いしんぼう波状攻撃どすこい!が途切れることなくなり、薔薇だけじゃなくて、モモやブドウも使ってよ、というか薔薇いけるなら菊だっていけるだろ、という新しいスイーツの企画持ち込みも後を絶たないようだ。 またカルトクイズではないが、「夢ヶ原ニュータウン」の名前の由来にもなっている元々の雑木林の所有者だった原家には薔薇作りを趣味とする当主がいて、その道楽の薔薇園を当主がなくなったとき遺言より市に寄贈したものだったが、今や市のドル箱になっている。 [ここに、紹介写真が数点ならびます。 次に短い詩が入ります] 蝶の夢 みの虫は蝶の夢を見ている そして蝶はあやとりにならない程度に 繭を信じている 彼の家は、「ドングリの林」を少し下ったところにあります。 [ここに、彼女の生家、病院の写真が数点ならびます。 次に短い詩が入ります] あさがお あさがおは昼になるとうりさね顔になる うりさねって何? うりさね? 毎度おなじみうりさね交換です・・ むっとしていると うりさねの野郎は、売られた 売られたうりさね、売られて泣くな 売られたうりさね、売られて泣くな たねがぶら下がって わたしたちはモンキースパナをもって あたらしい工事を始める
2012年03月26日
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4 ラ・キュイズィーヌ・フランセーズ 店名 レストラン la cuisine francaise 住所 〒○×△-□○×△ ○×県港△□市○×町 △-□○-×△ TEL ○×△-□○×△-□○×△ 定休日 日・祝。また、二か月に一度の火曜日休みをとります。 アクセス 地下鉄○×線△□駅 ○番出口 徒歩×分 地下鉄○×△線□○×△駅 □番出口 徒歩○分 JR○×駅 △□ 徒歩○×分 営業時間 ランチ ○×:△□~○×:△□ ディナー ○×:△□~○×:△□ シェフから「当店は本格派だけれど、肩の凝らない気軽な店です。」 スタッフから「ワインの種類が豊富です。」 [このスペースに料理の写真が数枚入っている。] フランス料理のマナーを気にされる方がおります。 ですが、ここは日本です。日本の流儀は和です。大切なことは、わたし達が、 食のプランを作り、日々よりよい快適さを追求し、 お客様を満足させることが重要です。どんな服装でご来店されても、 ご安心ください。高い敷居で美味しい料理が作れるかがモットーです。 お気軽に、予約のお問い合わせをしてみてください。笑顔の声で応答します。 誕生日、記念日に是非とも、la cuisine francaiseで。 心づくしのサービスをさせていただきます。 では、お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。 オーナーより
2012年03月26日
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4 ラ・キュイズィーヌ・フランセーズ 店名 レストラン la cuisine francaise 住所 〒○×△-□○×△ ○×県港△□市○×町 △-□○-×△ TEL ○×△-□○×△-□○×△ 定休日 日・祝。また、二か月に一度の火曜日休みをとります。 アクセス 地下鉄○×線△□駅 ○番出口 徒歩×分 地下鉄○×△線□○×△駅 □番出口 徒歩○分 JR○×駅 △□ 徒歩○×分 営業時間 ランチ ○×:△□~○×:△□ ディナー ○×:△□~○×:△□ シェフから「当店は本格派だけれど、肩の凝らない気軽な店です。」 スタッフから「ワインの種類が豊富です。」 [このスペースに料理の写真が数枚入っている。] フランス料理のマナーを気にされる方がおります。 ですが、ここは日本です。日本の流儀は和です。大切なことは、わたし達が、 食のプランを作り、日々よりよい快適さを追求し、 お客様を満足させることが重要です。どんな服装でご来店されても、 ご安心ください。高い敷居で美味しい料理が作れるかがモットーです。 お気軽に、予約のお問い合わせをしてみてください。笑顔の声で応答します。 誕生日、記念日に是非とも、la cuisine francaiseで。 心づくしのサービスをさせていただきます。 では、お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。 オーナーより
2012年03月26日
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3 照れ性な父だった定年退職をした夜でさえ (甲高い声をした女の人)と、(ヤクザ紛いの男の人)が織りなす、 「喫茶店」・・車輪よ、轢かないでくれいつもとかわらず駅員に定期券を見せカードをバスの中で翳したのだろう ピッチングマシーンを動かす為にはコインを投入しなければならない。 シューゥ、とのぼって、ビュビュッと球が飛んでくる。 「君には野球のセンスがある。しかもモチベーションがある。 必ずコンセントレーションも産まれてくる」神格化してみせるほどの肩書きも (今度こそ勝ちます、期待に応えます) 草野球準優勝。メダルを飾る父・・ 集会所掲示板の貼り出し。 まさかの初戦敗退――立派な人徳者でもないただ そうして父は死んだ 一球入魂、快打洗心! (雪雲)に(曇り雲) (雨雲)に(あかね雲) そして(くじら雲)に(ソフトクリーム雲)、荷物整理をしている折りに一枚の写真が定期券のなかから出てきた ・・・近所の女の子の台詞 「・・キョンイーントドケーと同じで、 セイネンのショーニン二人以上が ショーメーイ、ナーツインすればOK」 オーケー 何言ってるかわからない早口 オーケー ロリコンとオバコン生活に疲れたような中年女性だった 禁じられた三角関係 ダダダーン! 恋人「あのさ、それ違うくない?」僕はそこに辛辣なリアリティーを感じて ・・・言うてみい、どこらへんが辛辣だ。 ・・・この口か、この口か。 この女の調査を興信所に依頼した ――はあ、いや、構わないんですよ。仕事ですから。 ――はあ。 ――でも、殺人事件の捜査とかしたいなあ、はは、死体なあー。答えは実に明快なものだった ・・病んでいた 興信所の社長さん職場の友人それ以上でもそれ以下でもない ――お父さん亡くなったんですね、ご愁傷様です。 ――あ、この度はどうも・・っていけね、口癖になってる。 ――いちおう、会社規定より少しお安くしときます。 ――いや、まあ、すみません。 ――まあ、それでこれが調査報告書で、こちらが今回の料金の内訳です。 ――あ、割引すごいですね。五万円! ――それで、あの、・・人を殺して下さい! ――嫌です。もちろん 曖昧な部分はある ・・・病んでいた シャッチョーさんもしかしたら 肉体関係はあったかも知れない ――にくたいかんけいですか。 ――ひらがなにすると、やらしいですね。 ・・・じつは、依頼して以来、一緒にランニングしている。でもそれを知ることはつまりその女と会う日だ偶然の再会 ・・「多産性のウサギもいるし、一夫多妻制のある国もある」といっても初対面の僕は ・・・「どうしよう」 ・・・どうしようの国では、どうしようが生まれています。 カーン、とスパーリングが始まるぜ おい!来いよ、――フックフックフック!ふふふ、ははは、 ・・いたい! いたい! ゴメンナサイ正直レストランでも話しかけるのに躊躇った ・・・あれ、どこかで見た顔ですね。 ・・・は? ――わざとらしい感じデシタ。歳月のいたずらによってえもいわれぬ疲労が籠り化粧品さえも ・・・あの一滴一滴見抜くというドモホルンリンクルの感じ。 ・・・野暮だぜ、ドモホルンリンクル。 ・・・あの一滴が、滝の下の岩を侵食する。生活周囲のものもその程度のものだろうと思えた ・・・ドモホル女!この女が父親のネクタイをつけたりする場面がどうしても僕には信じ難かった ――でも一番、信じ難かったのは、 じつは、自分が、彼女の子供であるということ・・ただソファーに寝転がって新聞を読んでいた父足の爪を切りTVのリモコンをいじり牛乳を飲んでいた在りし日の父の姿が ――彼女、つまりお前の母親は、 受刑者だった。子供が生まれた・・ 愛情はなかったと思うよ、当時も今も、 ただ、お前の父親を愛していた・・・僕にある余計なお世話をまた真相追及の姿勢を根刮ぎ奪ったのだろうか ――あの、どうしてランニングしながら言うんですか。 ――人生はこうやって走りながら説明するのに似ている。 ――俺の秘密を暴くなよ、馬鹿社長。 ――なんだと馬鹿野郎、おまえなんか会社辞めて俺のところに就職しちまえ。しかしその女は僕の顔を知っていた会釈をしたかも知れないがすぐに眼を伏せた (愛情はなかった)が聞いて呆れる・・ とんだミステエクもあったもので、 俺の母親が、子供を引き取るのを条件に、 結婚したなんて知りたくもなかった。じつに明瞭だったしかし僕にできることは一つ父の死を告げるだけ ・・・お母さん、ほんとうのお母さん、 いまさらありえないけど、 ぼくを両腕に抱いた時、どんな感じだったんですか?それから半年くらい経ってからうちに手紙がやってきた切手はされておらず住所も書かれていなかった ・・・あれから俺の母親だと思っていた彼女が、 父親と同じ会社で働いていたこと、 父親にいれあげていたことなどを知った。 父親が、母親の形見の日記を隠していて、 それを読んで全部発覚した。 ――啓介さん、あなたが、彼女のこと、 いまでも好きなのを知っています。 でも子供ひとりとあなたで、これから、 何十年も生きていくつもりですか?しかしその名前には聞き覚えがあった ・・・オヤジのやつ、くらっときたんだろうな、 なにせ、実の母親は父親殺しの女で、十年は出てこられない。 子供にとって何が大切なのかを思ったのかも知れない。 いろいろあるよなあ、それで結婚、俺が育てられ、 こうして生きてる。いじめられた記憶も何もない。 本当にオヤジが好きだったんだな、母さん。・・あの女だと気付いた時はもう封をあけていたそこには松葉杖を突く音がきこえるほど秋の色でみちていた ねえ母さん、母さんは俺から名前を呼ばれて嬉しかった? ・・・子供ができにくい身体で、 実際そのとおり、俺しか子供がいなかった、あなただけど、 いま、胸を揺さぶられるほど問いたいのは、 母さん、あなたは本当に幸せでしたか?手紙の内容はじつに陳腐なものだったそれがあの父親とついぞ被さることはなかった ――人生って皮肉だよなあ、死んだら色々知っちまう。 ――葬式の作法も、知っちまう。 ――で、どうだ、おい、会社辞めて俺ん所で働くか? ――なんだか、親父が死んで以来、・・ ――なんだよ、まだ、俺に調査依頼か? ――人の秘密を暴くのがこんなに楽しいなんて知らなかった! ・・・嘘です、母さん、 もっと、親孝行してやればよかった。押さえきれぬほどの怒りが湧き上がることさえ僕にはなかった毎日 ウォーキングに出掛け俳句を詠んで自信の作をメールで送信してきた堂々巡りのように父が浮かんでは消えた 二度と会えないように遠くの町へ行きます、 と、彼女の手紙にはあった。 たぶん、それが人生のシナリオなのだろう。見定めがたい真実にたった一つの結論をくだした浮気はなかった ・・・汚して飲めない水で、さらに水浸しにして、 人生に溺れそうになるほどの海になったら、 今度は自分の手であなたを捜してみたい。 ――その時は、もう死んでいるかも知れないけど、 やっぱり浮気はしてなかったん、 ただプラトニックだった、それだけだと思う。そしてこれ以上知ることはもう二度とない ムッシュウ どうしてあなたは海ばかり眺めているのですか? ・・・興信所へと出掛ける前に どうしても フランスへと行きたくなって、たぶん、両親が、 結婚記念日に出掛けたレストランのせいで、 あるいは実の母親と会った場所も、そこだったせいで、 なんだか、もやもやして、こんな所に来てる。 それで、通りすがりのジェントルメンにこんなことを聞かれる。 ・・・誰にだって気障な台詞がある、 彼は少し、遠くから自分の顔を見た。 はなれてゆく、彼が、僕の海の一部になる日も来る。 ―――「涙が少し足りないんです。」
2012年03月26日
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1 ・・・・・・・・・・・ STORY ・・・・・・・・・・・ 主人公は父親の葬儀、そして火葬を終え、荷物の整理を始めている。空港の格納庫のような、親戚バッカスたち。ガスの炎。日の光を見て狂乱したラザロの気分だ。会社には、少し多くの休暇をもらい、まあ骨休みと思って、と上司に言われていた。母親の死、そして父親の死。息子なら当然、いつか訪れる人生の出来事の一つだ。自分は彼等によって生まれ、望む形かどうかはともかく一応は大事に育てられ、そして成人となり、大人と呼ばれ、社会人となり、彼等を見送った。それは巨大な時計の針が、それでもデジタル時計のように殆ど正確に刻む、そう心臓のように刻む、と不思議な感慨をもたらした。さて標識のような正午は矢印。休暇はあと二日。これからどうするべきかも考えられず、父親の部屋の片づけを始めた。おそらくこの家も売ることになるだろう。兄弟もいないので、いくらかの思い出の品を残して、ここでの記憶は葬り去られる。おそらく、感傷に浸りたかったのだろう、と思う。・・・と、定期券の隙間から女性の写真がポロリ。何だこりゃ、と持ち上げてみると、・・・真実の父とは、本当の父とは、自分の知っている人だったんだろうか?・・ ・・・・・・・・・・・・・ PROFILE ・・・・・・・・・・・・・ ●誕生日 7月10日の快晴 ●住んでいるところ シティオアシス夢ヶ原 *マンション名です ●トレードマーク サングラス *刑事ドラマが好きなのです。 ●好きな言葉 入選 *父親との共通の趣味である俳句から。 ●嫌いな言葉 ノーコメント ●趣味 俳句。ランニング。 *ランニングと熱いシャワーとストレッチ。 健康サンダルあつめ。 *ジジ臭いと言われる。 ●特技 早着替え。*と言いながら、披露する機会は殆どない。 ●好きな食べ物 青汁 *カレーライスと答えるのが恥ずかしいから。 ●将来の夢 いつかヌーディストビーチに行くこと 2 あなたは浮気や、不倫対策をどうしていますか? 追跡・尾行 盗聴・盗 撮防止 指紋・筆跡鑑定 浮気・不倫調査 家出・行方不明の捜索 *秘密厳守です 関連する資料・情報は破棄・消去されます。 個人情報には人一倍気を遣っています。 上手な慰謝料の取り方をご存知ですか? ・・・電磁波測定調査 低周波騒音調査もお任せ下さい。 相談無料 24時間受付 ――即日調査可能 Tel ○×△-□○×-△□○× 「でも料金が百万とか二百万とか・・その・・・お金が――」 安ければいいと思っていませんか! ブッブー! ・・・高ければ安心と思っていませんか! ブッブー! 「安心です。杉山興信所は、弱い人の味方です」 35年の実績が業界屈指の安心を生んでいます! 「正義のヒーローですか!」 「いいえ、それでもやはり張り込み・尾行・撮影機材 また技術料こみこみ、追加料金一切なし、アフターサービス込みで、 一週間二十万で請け負っております」 「あら、安い!」 当社は幽霊相談、他県海外での調査にも応じます! 「でも、――誇張広告になるとあれなので、その言葉には、 ちゃんと、個人の感想です、といれておきます(笑)」 Tel ○×△-□○×-△□○× 尾行、撮影テクニック、安心のお値段の 杉山興信所
2012年03月26日
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今回のコラボ2作品は、詩人塚元寛一さんの散文詩を素に創られています。一つ目の作品はご紹介しました。◆二つ目は、二人の詩人によるコラボ詩で、 「古井戸の底に浮かぶ」 パス入れにしまわれた見知らぬ女性の写真。 遺品から解き明かされる、知られざる父の素顔と母の実像。 家族という古井戸、その底に浮かびあがったのは? 青年の日常の中に、親子の絆を描き出した作品です。作者は、塚元寛一さん と izchan。シナリオは塚元さん、izchanは街と家の舞台づくり、それを大胆なタッチで塚元さんが作品として仕上げました。 「古井戸の底に浮かぶ」長編詩ですのでフリーページにて途切れなくお楽しみいただけます。なお、ケイタイの方のために、この後、日記/記事にもアップします^^
2012年03月23日
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今回は一つの題材に、二つの異なるストーリーという珍しいコラボです♪◆ 先ず一つ目は、散文詩(1)と写真詩(6)を組み合わせたコラボ詩 「井戸の底に沈む」 悪戯心からすり替えた写真の顛末は? 井戸の底に沈んだような生活をおくる中年の離婚女性。 心の機微と、心の埋み火に潜む女の情念。 作者の得意とする、揺れる女心を描いた作品です。作者は今回のゲスト 小説家の 泡沫恋歌(うたかたれんか) さんです。小説だけでなく詩も書かれていて、他マルチな創作活動をされています。泡沫さんの著書は◆ 『雨と彼女と僕と・・・』日本文学館◆ 『奇妙な映画館』文芸社全国店頭販売されていて、ネットでも購入できます。泡沫さんは電子書籍会社e-bookの契約作家をされています。コミュニティー『創作工房 群青』『詩人サークル 群青』を主催、作品を主にnovelistのサイトと楽天ブログで発表されています。尚、今回のコラボにインスパイアされ純文学小説一篇を書き上げられたとのこと。作品はnovelitのサイトに掲載されているそうです。 「黒猫と女」http://novelist.jp/50172.html泡沫恋歌さんの創作活動について、くわしくは ― 詩的恋愛論 ―http://plaza.rakuten.co.jp/renkautakate/ * * * 深い井戸の底で 溺れそうだった 大きな声で叫んだけれど 誰にも聴こえない 私の叫びが聴こえない 暗い水にのみ込まれて 井戸の底に沈んでいく 「井戸の底に沈む」 by 泡沫恋歌結婚して18年目だった子どもはふたり高校生と中学生もう手は掛からないがこれからお金が掛かる生活環境が変るのを嫌がって子どもたちは父親と家に残ることを選んだたとえ継母がきてもお金のない母親と暮らすよりはマシだと考えたようだ結果として私は夫と子どもと両方に捨てられた離婚した直後に勤めだした会社でその人は上司だったとても几帳面な人物だと職場のみんなが噂していた部署替えで 直属の上司になった時には正直 嫌だと思っていたしかし案外と 部下には寛大な一面もあって私の仕事のミスを見つけても決して人前で叱ったりはしなかった温情のある人だと感謝した日曜日の昼下がりホームセンターで買い物をしていたら偶然にその人と出会った何となく挨拶をしている内にお茶でも飲もうということになって会社以外でのプライベートな時間をその人と過ごしたどんな話をしたかもう大方忘れてしまったが家族は妻と息子がいると言っていた定期入れから息子の写真を出して見せてくれたがそんなものは私には興味がないただ 息子の顔が父親とよく似ているなあという印象だけが残ったどこにでもいるような平凡な家庭人だと思った仮にも独身女性の私の前で家族の話ばかりする男に多少の苛立ちを覚えたことは否めない歳月が経ってその人が定年退職になると噂で聴いていたあれから何度か部署替えがあり今では直属の上司ではなかったがホームセンターで偶然会って幾度かお茶を飲んだこともある相変わらず家族と趣味の話を聞かされたがまったく危険な香りのしないこの男に半場 呆れながらもどこか好感を持っていたようだ定年退職の送別会でみんなから贈られた花束に埋もれそうだったこんないっぱい花束を持って電車に乗るのは恥かしいと照れる二次会が終わって帰る時 タクシーを拾って一緒に乗ったしばらく乗っていると気分が悪いと男は口元を押さえた最後だということでたくさんの人にお酒を勧められていたからきっと 飲み過ぎたのだろう私のワンルームマンションが近いので家で休むように言ってタクシーを降りた部屋に上がってソファーに寝転んで休むように勧めたネクタイが苦しそうなので緩めてあげると背広のポケットから定期入れがポトリと落ちて彼の息子の写真が見えた酔いも手伝ったのだろうか幸せそうな家族が妬ましかったのか私は悪戯心で息子の写真の替わりに自分の写真を定期入れに挟んだ気づいた時の男の驚いた顔を想像して ひとりほくそ笑んだ小一時間もすると男はハッと飛び起きて駅まで歩くと慌てて帰って行った送別の花束を残したままで……その人が亡くなったと社内の噂で聴いていたがもう退職した人なので弔問は行かなかった退職した日から 一度も会っていないあんな悪戯をした自分自身にも後悔していたまさか あの男の息子と偶然会うなんて想像もしていなかった私の顔を見た瞬間彼は息を止めて凝視したその時 私の写真を彼が見たのだと分かった軽く会釈をして目を伏せて逃げるようにその場から立ち去ったが背中には若い男の疑念の視線が纏わりつくああ きっと誤解されている!少し時間が経ち過ぎたが彼の家に手紙を届けた本当は会って ちゃんと話をしたかった私は死者にあらぬ汚名をきせてしまったのだからだけど 息子の怒りの眼を思い出すと臆病者の私には その勇気がでない便箋に嘘を書いて行を埋めていく「お父様は立派な上司でした」「尊敬申し上げて折りました」「亡くなられたなんて今でも信じられません」たぶん これを読んだら陳腐な手紙だと あの息子は鼻で笑うだろうそれでいいのだ自分を卑しめて 死者の名誉を回復できればそれで十分なんだ私には家族がいない定期入れから取り出せる幸せもないあの男と家族が羨ましかったのだ井戸の底に沈み込むような孤独の中で暖かな日常に触れたいと藁にもしがみ付く想いで太陽に向かって掌を伸ばそうとしただけただ それだけだった 【熱情】 【秋桜】 【リンク】 【押し花】【茜】 * * *フォト短詩6作品の写真素材:写真フリー素材 FREE PHOTO 1.0(詩&写真加工:泡沫恋歌さん)著作者の許可が無い場合【ダウンロード禁止】1.【井戸の底に沈む】撮影:Eonn2.【熱情】撮影:Bruno. C.3.【秋桜】撮影:earlycj54.【リンク】撮影:emrank5.【押し花】撮影:seanmcgrath6.【茜】撮影:earlycj5
2012年03月18日
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35.アメンボウ・ブルース イメージしてみる、WATER COLOR の雑木林。みずいろの 空。 キラッキラッ ビー玉になったよ。 コロッコロッ 葉っぱのスベリ台。 どこに コロがったの?アメンボウ の 水たまり道は、池のような大きな水たまり。アメンボウ・タクシーは、見上げるほどの巨大さで。若い物書き、銀狼、国王、領主、の順で。アメンボウの背に乗り込んで。キャンドルの妖精は、若い物書きのひざの上で。 紅い唇が誘う むせかえる森のなか Bay Driver 俺はきょうも走る 水上の暮らし 「辛いかって?」 Oh ! Life is so. おまえがいれば、それで My happy life 濡れた唇が誘う むせかえる森のなか Bay Driver 俺はきょうも走る 水上の暮らし 「悲しいかって?」 Oh ! Life is so. おまえがいれば、それで My happy lifeブルースを歌いながら。迷路のような水路を スウーイ スウーイ 抜けて。洞窟の前、タクシーは接岸して。「お客さん、着きやしたぜ。 洞窟の中で、精霊さまたちがお待ちかねですぜ。」 写真:TSさん この作品はizchanのブログ 不思議の泉 に掲載されたものです♪
2012年02月01日
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16.パゴダの花人波に揺られ、行き着くのは。パゴダの花。妖精のつぶやきの詩、、き、こえ。パゴダは、市場の中央、広場の真ん中にありました。美しいガラス張りの温室の中には、様々な珍しい植物が育っていました。なかでも目を引いたのは、多肉植物の多さでした。花をつけているものもあり。キャンドルの妖精、羽ばたいて…。 【 大和錦 】 紅の鈴、わたしの可愛い恋を伝えてください。 ふるふると振るえて、あのひとの心を鳴らしてください。 【 姫秋麗 】 ピアスでつけた花飾り。 あの人の目にとまりますように。 【 白銀の舞 】 舞踏用のドレス、着てみたけれど。 ダンスに誘ってくれるかしら、あの人。 【 ムラリス 】 あの人のくれた、花のブローチ。 つけないで、ずっと見てる私。おかしい? 【 リトルジェム 】 髪を結い上げたわ、私。 花リボンつけて愛らしく微笑むの、あの人に。 写真:☆☆rose☆☆ ☆☆rose☆☆さんのブログ ★☆★霧中☆夢中★☆★ ☆☆rose☆☆さんのアルバム 写真共有サイト「フォト蔵」 この作品はizchanのブログ 不思議の泉 に掲載されたものです♪
2012年01月30日
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信号機と風船の風景 by 塚元寛一&izchan この街の交差点には 水晶の少年(が、)佇んでいる どこまでも透明な 心に 声のないベル波 不気味なほど しいんと しずまりかえった・・・この諦観から、 雑踏が めだかのような息をして泳いでゆく 表情のない 群れの)」 ゆらめ き 「(瞬きをする クリスタルな 瞳‥ ――瞬きをする クリスタルな 瞳‥色が暈けている 信号機 ( 点滅する、物体は陶酔となって・・ 見慣れたポスターのように見えた ため息が 滲んだら 駐車場が背後にあるって気付くんだ /黒塗りのベンツ/2000ccの大型バイク/ワンボックスカー/ つきぎめ 月極! 電信柱 あたり一面そこを歩く 電気で制御される 静電気的に くっついたり はなれたり とびはねたり しゃがんだり 子供、子供たち、 子供、子供たち /黄色いクチバシの学童帽/くれぱす色のランドセル/ しましま模様の横断歩道に 街路樹の影が落ちる ブ、ブー! Klaxon !! 車の通り過ぎた後の排気ガス! 前髪のように額にかかる、冬 ・・・ものうくむせるように ほこりじみて 誰もいない! 誰も来ない! 誰も見つからない! しずまりかえった・・・この水晶体に、 ――待っても 待っ て も 来なかっ た 人工的につくられた草の原で 蛍 ・・・ぎゅっと握りしめた シナリオの中の会話文 「・・その手をどうか離さないで下さい」 放さないで、風船のように(は、) 色のない空に き えた 温もりのパラフィン ・・・たぶん もう うまく(は、)言えない 魂が白けて ざらついてしまう。たとえ 作り笑いが 神秘な糸で、美しい手で錘のように 純粋な波動 しなやかな指先が伸ばされる 幼い言葉 で 映画のように T'en va pas. 行かないで――“哀しみのソネット” や はらかな 感触が ほどけ、 あゝ 冬の 白い音を とかして すぐに おぼろ なスケッチ は 色づかない まゝ 朝の 光の中に きえてゆく い ま 昼がここに 膝を折って なだらか な 傾斜をつくる と したら どうだろ う ゆっくり 歩いて ゆける と したら どうだろ う ほんの少し だけ 白い夢をみて‥ 涙は 欠けた心の 色を捜して 抽けていったのだ 星は 迷える魂 をしろく照らしている ・・(ている、) と 夜は や さしく 頬ずりしている 穢れの な い 愛が 哀しくても この光も この闇も 超え て どうか 私たちの 愛 を 映画のように 火や水に 変わる日が 来ても・・ T'en va pas. 行かないで―― たとえば 空がいまにも落ちてきてしまうという時 写真の中から ぽんとつっかえていたものを押し出す時 やれやれと自分の中にある 認めがたいもの 触れてしまう という時 ぷくりと膨れ(て、)い たもの 何の拍子もなく 破れる という時 自分の中にある 暖かいもの 温いもの ほぐれているものの そこへ 言葉に出来ない そこへ 月の光が 射す―― ・・・煙が しろっぽい スクリーンを うつし出す 水晶体に うつし出される ほんの少しだけ大人になった ほんの少しだけ背伸びをやめたから ほんの少しだけ嘘をついた ほんの少しだけ前を向くため ――しんしんと冷えた空気のなかに ぎちぎち という 機械音が きこえる ・・それを ディジタル と 言う 、、、、、、、、、 眠りにつくやいなや 見てしまう 上昇する夢 くう ただ研ぎ澄まさ れ ただ空を切るだ け (の、)寂しさじゃ 購えない 償えない 夜・・ 「・・・さみしいものですね」 (は、)手 ざらついた 壁を こすってる ‥いつか また あの水晶の少年が 佇む 交差点 また あの日の いやらしく 凍てつく 冬―― 風の中では金の糸、 銀の糸(手、仄かに白けれど、雪に非ず) あなたには この糸が 見えないのですか 深く静まり返って 引き返せず また迷路の中へ(と、) ゆくの――さみし い・・ それでも 出来損いの心臓が 今日は 輝いている 優しいさざめきの中で(失うことを知る、) ――失われたことへの かなしみ が ・・・睫毛が濡れれば 記憶する 身体が覚えている あの信号機と 風船の行方 ――水晶の屈折、選択の不能・・
2011年11月06日
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信号機と風船の風景 by 塚元寛一&izchan 「信号機と風船の風景」の前駆詩 塚元寛一色が暈けている 信号機(が、)見慣れたポスターのように見えた 滲んだら 駐車場が背後にあるって気付くんだ 月極! 電信柱 あたり一面そこを歩く 電気で制御される 静電気的に 子供たち 子供たち 子供たち しましま模様の横断歩道に 街路樹の影が落ちる 車の通り過ぎた後の排気ガス! 前髪のように額にかかる、冬 ――待っても 待っ て も 来なかっ た ・・・ぎゅっと握りしめた シナリオの中の会話文 「・・その手をどうか離さないで下さい」 放さないで、風船のように(は、) 魂が白けて ざらついてしまう。たとえ 作り笑いが 神秘な糸で、美しい手で錘のように 純粋な波動 しなやかな指先が伸ばされる 幼い言葉 たとえば 空がいまにも落ちてきてしまうという時 写真の中から ぽんとつっかえていたものを押し出す時 やれやれと自分の中にある 認めがたいもの触れてしまうという時 ぷくりと膨れ(て、)いたもの 何の拍子もなく破れるという時 自分の中にある暖かいもの 言葉に出来ないそこへ月の光が射す ほんの少しだけ大人になった ほんの少しだけ背伸びをやめたから ほんの少しだけ嘘をついて ほんの少しだけ前を向く為に 眠りにつくやいなや見てしまう 上昇する夢 ただ研ぎ澄まさ れ ただ空を切るだ け (の、)寂しさは 「・・・さみしいものですね」 手はざらついた壁をこすっている 風の中では金の糸、銀の糸(手、仄かに白けれど、雪に非ず) あなたには この糸が 見えないのですか 暗く静まり返って 引き返せず また迷路の中へ(と、) ゆくのですか――さみし い 出来損いの心臓が 今日は輝いているような気がする 優しいさざめきの中では(失うことを知る、) ――失われることがわかるようになる ・・・睫毛が濡れれば 記憶する 身体が覚えている あの信号機と 風船の行方
2011年11月06日
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花のふるへ by 塚元寛一&izchan_神々の庭、運命の時計、「わたしの 時計は狂いもなく・・・ 運命カレンダーを遅らせたことは 一度もない」 と 男神Z「わたしの 時計はよく狂う・・・ それに この世に場違いなカードが 2枚混ざっていて」 と 女神D この日の 憂鬱… =俄仕立ての微分式 ) 神々の黙示板は さながら死海の 閾値を超え 鎮めようとして 浮びあがる ナントモ 執拗さ(に) ナントモ 執拗な/ 挨拶を交わす しづけさ (あゝ) なやましさ (あゝ) なやましき… 川、瀑、沼となりてあらはれ ドンブラドンブリ勘定合わない 人間界 曽て語りあつた深藍に渦巻いて 辷つたり 曲つたり 尖つたりして 文字盤が読み取れない「・・食べられたから?」「言い訳、言い訳するかぁ」 と ホロ酔い) 男神Z「その言い草、ぼうぼうよ(ヒック)横暴よ」 と ワル酔い) 女神D 噴火だ! ほざら 月・・・ほら脳内が火皿のようだ――沸騰する 危険を犯してまでリール竿、餌、魚の習性、運動パターン生温かい光りのふるへ、ふるへ、ふるへ、ふるひ花びら ――海へ ( 碧い ――山へ ( 蒼い うとましいものはしとやかだ 壊れたヴイオリ ン,ヴァイオリンにからみついている 「わたしを切って。」 乾けるもの風を起し 影を追ひながら、迷路につゞく「切るより、手っ取り早く。」 motion picture with sound (が)忘れ去られた・・ まぶた 眼瞼のうへに 蛇がいる (それを、)どうすることもできないのだ 死人に蝿がたかる (それを、)咲きたる文字の流れるままに 林檎の花の しろくして 胸のふくらみ はるかに翳む 朝陽かげ 君 きえゆくも 紅い実となり失踪の噂-_神々の庭、女神Dが消えた、 、、、 ・・・さはれ、といふサウンドの破壊力で難聴 この世は‥ 胃液分泌過多と胃酸過多、社会的な反応や他人への興味の不足、 言語障害長い脚、拡大した系譜、減少した時間軸の振れ幅、 ・・・・・・・・・および精神遅滞 では 場違いなカードとは‥ ――這ひなやむ蟲の歩み草むらに落ち 古い花片くれてやる空のにごりよ、気圧の変化、氷りの気配、澄んだ心 ロシアの南にある川にも似た、さみしい気持ちよ 油を差して回る機械よ 岸辺に佇む 影 (失踪の、女神D 疲れのかげのしづかな心うつらうつらと くされた水の赤さ毒をたらす 歩み寄る 影 (迎えの、男神Z かの人につらぬく矢・・暫し聴く うすら冷たい尖塔のかすかな金の閃き 鐘の音 そは金鍍金の蛇! motion picture with sound くづれるなやましさ 横たはつている ポロンポロン‥ ポロンポロン‥ ・・何処からとなくきこえて来る かなしきピアノ (旋律に いつ迄も夕暮がつゞく Scubert's Serenade ――夕暮れは、花をオレンジ色にした 赤い幻のうすれ去る 氾濫 ――歌ふ ――舞ふ 火はひたむきに昂ぶりながら己に浸る この世は‥ 食欲不振と膨満、体重減少、筋肉痛、脂肪便 縞のあるもの、褐色のもの、青黒きもの、 ・・・耳の底にとゞまる 時間喪失者_神々の庭、魂の浄化、「…という次第で、人間界の魂の浄化システムを新たに、」 とは 人間界より戻りし)男女神ZとD の雄弁「もうよい。善処、ともあれ善処。」 とは 神々 の決まり文句 まこと、 場違いな2枚のカードとは‥ この 男女神 ( 輝ける金の塔 そは 神々の栄光の前に 膝を折りし時代の 花よ いまは 色褪せ枯れゆくも せめて 名残りの香を とどめよ ) ――羽搏 く 間だけひらひらひらひらと――思ひ出にうかぶ面影 星、のろはれたる指先 影なき光、沙漠の光 あゝ、つめたく、重く 陽に焼かれ、風に曝され motion picture with sound (は)赤い花の上にとろとろと蟻 血管の瘤、赤黒い痕跡・・ 生温かい光りのふるへ、ふるへ、ふるへ、 張切つた感じで海の広い襞 ・・・知つてる 醒めた月だ (それは体内に飛び込む純粋な狂気だ。) たらねば! ・・肌を荒す日 原始衝動を感づ 脛も怪我する――骨折する 七色の光 ・・今宵は満月 わたしが飛ぶ太陽を額にして 未明の書物が(ひ、)らく――触れ て(は、) 消え る(は、)・・従うための服従、いや地震、自信 血のような赤さが燃え る――ああ 火焔をふらす髪の毛を掻きむし る 生温かい光りのふるへ、ふるへ、・・レノア
2011年10月30日
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花のふるへ by 塚元寛一&izchan 『花のふるへ』の前駆詩 塚元寛一わたしの時計はよく狂う 挨拶を交わす しづけさ なやましさ 川、瀑、沼となりてあらはれ 曽て語りあつた深藍に渦巻いて 辷つたり 曲つたり 尖つたりして 文字盤が読み取れない「・・食べられたから?」 ほざら 月・・・ほら脳内が火皿のようだ――沸騰する 危険を犯してまでリール竿、餌、魚の習性、運動パターン生温かい光りのふるへ、ふるへ、ふるへ、ふるひ花びら ――海へ ――山へ うとましいものはしとやかだ 壊れたヴイオリ ン,ヴァイオリンにからみついている 乾けるもの風を起し 影を追ひながら、迷路につゞく motion picture with sound (が)忘れ去られた・・ まぶた 眼瞼のうへに 蛇がいる (それを、)どうすることもできないのだ 死人に蝿がたかる (それを、)咲きたる文字の流れるままに 、、、 ・・・さはれ、といふサウンドの破壊力で難聴 胃液分泌過多と胃酸過多、社会的な反応や他人への興味の不足、 言語障害長い脚、拡大した系譜、減少した時間軸の振れ幅、 ・・・・・・・・・および精神遅滞 ――這ひなやむ蟲の歩み草むらに落ち 古い花片くれてやる空のにごりよ、気圧の変化、氷りの気配、澄んだ心 ロシアの南にある川にも似た、さみしい気持ちよ 油を差して回る機械よ 疲れのかげのしづかな心うつらうつらと くされた水の赤さ毒をたらす かの人につらぬく矢・・暫し聴く うすら冷たい尖塔のかすかな金の閃き 鐘の音 そは金鍍金の蛇! motion picture with sound くづれるなやましさ 横たはつている ・・何処からとなくきこえて来る かなしきピアノ いつ迄も夕暮がつゞく ――夕暮れは、花をオレンジ色にした 赤い幻のうすれ去る 氾濫 ――歌ふ ――舞ふ 火はひたむきに昂ぶりながら己に浸る 食欲不振と膨満、体重減少、筋肉痛、脂肪便 縞のあるもの、褐色のもの、青黒きもの、 ・・・耳の底にとゞまる 時間喪失者 ――羽搏 く 間だけひらひらひらひらと――思ひ出にうかぶ面影 星、のろはれたる指先 影なき光、沙漠の光 あゝ、つめたく、重く 陽に焼かれ、風に曝され motion picture with sound (は)赤い花の上にとろとろと蟻 血管の瘤、赤黒い痕跡・・ 生温かい光りのふるへ、ふるへ、ふるへ、 張切つた感じで海の広い襞 ・・・知つてる 醒めた月だ (それは体内に飛び込む純粋な狂気だ。) たらねば! ・・肌を荒す日 原始衝動を感づ 脛も怪我する――骨折する 七色の光 ・・今宵は満月 わたしが飛ぶ太陽を額にして 未明の書物が(ひ、)らく――触れ て(は、) 消え る(は、)・・従うための服従、いや地震、自信 血のような赤さが燃え る――ああ 火焔をふらす髪の毛を掻きむし る 生温かい光りのふるへ、ふるへ、・・レノア
2011年10月30日
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アポロンの涙 by たきじ&ぴえーる・ど・はと&シェリーいすちゃん我、白き囚われ人となりてより、 虚夢の華をみつゞけてゐる、 と謂う有様。 アルゴラグニア 疼痛性淫楽/腐ったような舌がわずかに覗かれた・・/ 旋律的回帰/死者の亡霊が現れる時刻/ディオニュソス的陶酔/ ・・・聴き給え! かなしげな、おそろしい、カッサンドラーの美貌。 君はアポロンから去った。棄てられることを知って! ――そして呪いは掛けられた。手に入れた、予知を無効にするがために。 君よ! 胸膜剥離の手術が行われる(孤高のひとよ・・。わたしを捨てたのか。)しんしにいきたかととわれたら、そうではないという。あいをしらないわたしはどこかにおきわすれてきたのだろう。そんなものは。 、、、 、、、、、、、 ――――と或る、昼下がりのこと 愛のない言葉が人を傷つける! (それは、)確かなことのように思えた。碧空を背に、戦慄の余韻を帯びて人びとの囁きが流れる。いつしか面紗のように、彼を呼ぶ、好色な瞳を隠した。浄くかぐわしい乙女。・・ 「(不埒なヌルヌルするところへ・・引きずり込もうとするもの)」 ――しろい腕は、蛇。指は、蚯蚓。幾匹も、おお幾匹も―― 「魅惑の深淵・・爬虫の趣味と欲望――醜い打算と胸中のゆらめき・・・」 日本人の心に昔から根づいていた・・想いが器物にまとわりつくとき―― 君は知る!君は知る!内なる放射光、俄かに、 コンクリートの重蓋を突き破り、 大いなる空窓をひらき、 疾風の天馬をたからかに呼ぶ。 ・・・・・・は ん ぐ ぐ ら い だ ー ば れ り ー な・・・・・・ She is /She is/She is/ 愛はどんな風にしてあったか・・答えはどんな風にしてあるか・・・ (孤高のひとよ・・。水辺を捨てたのか。)かなしいとはいわずちょうしょくをたべるひもまどはあかるい。なぜ、あなたにたどりつけないのか。なぜ、あいはひもじいのか。白き鬣を雲と靡かせ、荒々しく超音を嘶き、まつしぐらに青を翔けぬけてゆく、―――( 軌跡。 其の時、天より降りそゝぐ声ありて、 縛られし魂を、解き放て!」 遊離、遊出、放飼・・・縄をとる、自由にする! 遊離、遊出、放飼・・・取り除く、解放する!夢翼より眼窩をみおろせば、…… きらめくエメラルドの原。 君が信じているもの ・・・Push push 進むべき それとも退くべきかこと・・・ ありもしない言葉から、「やがて気がついた」―― ・・・Push push 人らしい 素裸な 欲望の姿に・・・(孤高のひとよ・・。夜を捨てたのか。)よるをすてていきるひとはうそつきだとおもわないか。すきとぉった、いし。うそだよ、そんなもの。たあいのないあいでもいいというのなら。 は 萌えゐづる草を食まむと、 翼馬はしずやかに地上に降り立ちぬ。 此処に、天空の白き途ひらきて 美しき飛翔の創造、いま生まれむとす。 ・・・「神様! 感謝します、感謝します・・」 ――カッサンドラー(は、)不幸 (・・・彼は知っていただろうか、わたしが、 どんな人生を生きたか、どんな海を渡り、 ーここにこうして在ったか。・・・)(孤高のひとよ・・。ふり返らぬひとよ。)わたしひとりがどこまであゆむことができるというのか。いきて、いきて、いきる。わたしのじんせいはそんなにたんじゅんなのか。 (どこまでが半生なのか?) She is /She is/She is/ 愛はどんな風にしてあったか・・答えはどんな風にしてあるか・・・はんぶんしかてにすることのできないじんせいだとおもわないか。のこり、はんぶんはすててしまうのだ。それでもはんぶんのこる。いや・・、のこるわけでもない。つかいきってしまうのだ。はんぶんいきたらあいはみつかるか? 愛が回帰する時間のなかで、細胞または身体の流体を生み出して、何かを自由にしたり解放する過程がある。カッサンドラ、カッサンドラー、我々には必要だ。[生きてゆくレールの上で、あなたが予知したものを、聴かぬ、心得ぬ、というその心の在り方が] そして.,無数の 沈黙がつづく.,.,炎の舌が 認識される 正午., 止まらない――止まれない!わからないわたしには。まだはんぶんもいきていないから。あしたしぬとわかったらあわててせいさんするだろう。れしーとはもらえないから、しっかりあんざんしなければいけない。おつりももらえないから、もんくがあればいしょをかきなさい。 「こうして・・身体に触れていても――知らないのだね・・・」 ――どうして心からの言葉よりも 肉体に重きが置かれる―― ただ少し・・幼かったの・・・ただ 言葉よりも あなたの 心よりも―― 人は醜くあった・・蛇であった 蛇であった 蛇であった・・・ 君よ! 胸膜剥離の手術が行われる 胸は 打つもの 胸は 寄せては返すもの(ここうのひとよ。わたしのあいをあずけたひとよ。)かえしてください。かえしてください。わたしのあいを。あすからはしんしにいきるとやくそくするから。・・・・・・・・・・・・・・・・ ――人生に やり直しのきかない ものだけに 捧げられる・・言葉が――ある・・・ 人生よ! 孤独よ! 胸は 打つもの 胸は 寄せては返すもの ・・・音よ――すなわち しずくがたれる響きよ・・
2011年10月23日
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アポロンの涙 by たきじ&ぴえーる・ど・はと&シェリーいすちゃん今回は、3人コラボです。 シェリーいすちゃん → たきじさん → ぴえーる・ど・はとさんの順にコラボをしました。『アポロンの涙』という題名は、ぴえーる・ど・はとさんに付けていただきました♪では、たきじさんの感想です☆ コラボは直球勝負ですね。ピッチャーとバッターと野手がひとり。 三人野球です。野手を越えたボールの行方が気になりますが、 それがコラボの醍醐味なのでしょう。 いつもはひとりで三人野球をやっているかもしれないね。 投げたり、打ったり、走ったり、なんと忙しいことです。 コラボは大らかなのがいいですね。 三人の野球チームはなんて名前でしょうか。 そんなことも考えながらいつも楽しいコラボです。 ありがとう。感謝です♪ たきじさん、感想をありがとうございました。、こちらこそ感謝です^^ぴえーる・ど・はとさんには、毎回シェリーいすちゃんの戦力不足を補う奮闘をしていただきましてほんとうにありがとうございます。作品は、この上のコマにアップしまぁす♪尚、下は前駆詩です。 * * * 【シェリーいすちゃん前駆詩(青色)+たきじさんのコラボ詩(赤色)】我、白き囚われ人となりてより、 虚夢の華をみつゞけてゐる、 と謂う有様。(孤高のひとよ・・。わたしを捨てたのか。)しんしにいきたかととわれたら、そうではないという。あいをしらないわたしはどこかにおきわすれてきたのだろう。そんなものは。 ――――と或る、昼下がりのこと内なる放射光、俄かに、 コンクリートの重蓋を突き破り、 大いなる空窓をひらき、 疾風の天馬をたからかに呼ぶ。 (孤高のひとよ・・。水辺を捨てたのか。)かなしいとはいわずちょうしょくをたべるひもまどはあかるい。なぜ、あなたにたどりつけないのか。なぜ、あいはひもじいのか。白き鬣を雲と靡かせ、荒々しく超音を嘶き、まつしぐらに青を翔けぬけてゆく、―――( 軌跡。 其の時、天より降りそゝぐ声ありて、 縛られし魂を、解き放て!」夢翼より眼窩をみおろせば、…… きらめくエメラルドの原。(孤高のひとよ・・。夜を捨てたのか。)よるをすてていきるひとはうそつきだとおもわないか。すきとぉった、いし。うそだよ、そんなもの。たあいのないあいでもいいというのなら。 萌えゐづる草を食まむと、 翼馬はしずやかに地上に降り立ちぬ。 此処に、天空の白き途ひらきて 美しき飛翔の創造、いま生まれむとす。(孤高のひとよ・・。ふり返らぬひとよ。)わたしひとりがどこまであゆむことができるというのか。いきて、いきて、いきる。わたしのじんせいはそんなにたんじゅんなのか。 (どこまでが半生なのか?)はんぶんしかてにすることのできないじんせいだとおもわないか。のこり、はんぶんはすててしまうのだ。それでもはんぶんのこる。いや・・、のこるわけでもない。つかいきってしまうのだ。はんぶんいきたらあいはみつかるか?からないわたしには。まだはんぶんもいきていないから。あしたしぬとわかったらあわててせいさんするだろう。れしーとはもらえないから、しっかりあんざんしなければいけない。おつりももらえないから、もんくがあればいしょをかきなさい。(ここうのひとよ。わたしのあいをあずけたひとよ。)かえしてください。かえしてください。わたしのあいを。あすからはしんしにいきるとやくそくするから。
2011年10月23日
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青いレモン by 塚元寛一&izchan フリーページに『青いレモン』作品はあります。 『青いレモン』の前駆詩はコチラ♪
2011年10月02日
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君へ by 塚元寛一&izchan世界の朝、昨夜の祈り ―――鐘 の音と 明けてゆく時計台 鳩のクッククック 足早に注がれる珈琲 “グ~ッドモーニング 世界の街々!” (次々とニュースを伝える。) /テロップな視覚で /デジタルな聴覚で Every morning 憂うつなニュースはfaceを固くする Every morning 明るいニュースはfaceをやわらかくする “番組の途中ですが” 臨時ニュースです 前日に口座から引き落としにになるクレジットの決済 大手銀行の管理プログラムに欠陥が見つかりました 糞転がしさながらのトンネル交差点の混雑を緩和した カーナビによる道案内が役立っています PICKUPです テレビの視聴率が悪くなっていることを転じてテレビ離れと言います だったらテレビもテレビ局も冬眠してしまえばいいのに世界の朝、昨夜の祈り ―――鐘 の音と 白々と水面の蒸気 チッチチッチ雀の囀り 手元に注がれる茶 “グ~ッドモーニング 世界の街々!” (次々とニュースを伝える。) /テロップな視覚で /デジタルな聴覚で 、、 Every morning くだらないニュースはfaceを白い光のもやに変える Every morning 不安にさせるニュースはfaceを遠くへといざなう “番組の最後は” 三文記事ニュースです 雨のほとんど降らない砂漠が一夜にして緑の楽園・・? オイルマネーは石油の埋蔵量分だけ貯蓄されていることになります。 驚きましたね、そうです存在の輪郭を縁取るものです アラブの石油の生産量はOPECにより統制されています PICKUPです 映画ではどんな猟奇殺人をしてもいい転じて渇きにさえ耐えていれば 誰も死なない嘘でも傷付かない“空想”がデマを生む―― 暗いトンネルに入った途端、私たちに世界の朝、昨夜の祈り ―――鐘 の音と 航海計器 航海日誌 7つの海の航海 は何も見えなかった。ヘミングウェイのようだ、世界が彼と釣り合っている世界の朝、昨夜の祈り ―――鐘 の音と start a journey みな、その道の先へ、暗闇から遠くに見える世界の朝、昨夜の祈り ―――鐘 の音と ナイルの大河を渡る 黄河を渡る ムーン・リヴァーを渡る 楕円形の光の切り取りへと向かってけなげに歯を食いしばって世界の朝、昨夜の祈り ―――鐘 の音と イバラの冠のような苦悩 ・・・・・・(無欲恬淡) ・・・・・・・・・わたしが最も愛すべき言葉の一つとして ・・・・・・今年の十月に鬼籍に入ってしまった彼に厳かな気持ちで捧げたい。 read back ミシシッピーの泥の河岸に立つ冒険少年トム・ソーヤ その憧れを無邪気に share 分かち合うことができたわたしと 彼・・・? ・・・・・・・・・いきなり不躾に、あるいは投げ遣りに ・・・・・・過去形にしたのはまずかった。一応、訂正を試みよう。 ・・・彼というのは、わたしがただ一人だけ立派に証明できる ・・・・・・あるいは記憶ではなく文章として実証できる唯一無二の親友。 read back 無味乾燥な世界を心躍るものにかえたトム・ソーヤ そして our own 新たな冒険の道を一緒に刻んだわたしと 親友・・・? ・・・・・・・・・説明不足の感はより深まる。 ・・・語弊のないように順序立ててみる。 ・・・・・・・・・彼というのはわたしの親友だった。 ............deplore the death of a close friend ・・・人の一生を影響する人間と何人出逢えるか? ・・・・・・真実 ・・・・・・・・・真実は。 ・・・人の一生を影響する人間は片手以上に少ない。 彼は、昔も今も、そしてこれからもわたしの親友だ。 ピリオド! ・・・・・・そこで文章は止まっていた。 ・・・二度と動き出すことはない。 ・・・・・・そして彼はわたしの机のとある引き出しの中で ・・・保管されて深い眠りに就いている。 そこに時を止めて 君はいる 刻々と動き続ける日時計の社会では 誰も振り返ることもない 泥の河に浮ぶ筏 そこにランプを灯し 君はいまもいる もう目覚めることはない、君へ ・・・灼けるくらい熱い物を手に入れたい ・・・・・・思い出が躊躇するだろう、君よ ・・・・・・そのランプでわたしを照らしてくれ。 ・・・君からあまりにも、遠く離れてしまった、わたしへ 新しい別れの予感と、さよなら * * * 『君へ』の前駆詩 塚元寛一世界の朝、昨夜の祈り (次々とニュースを伝える。) 憂うつなニュースはfaceを固くする 明るいニュースはfaceをやわらかくする 臨時ニュースです 前日に口座から引き落としにになるクレジットの決済 糞転がしさながらのトンネル交差点の混雑を緩和した PICKUPです テレビの視聴率が悪くなっていることを転じてテレビ離れと言います だったらテレビもテレビ局も冬眠してしまえばいいのに世界の朝、昨夜の祈り (次々とニュースを伝える。) 、、 くだらないニュースはfaceを白い光のもやに変える 不安にさせるニュースはfaceを遠くへといざなう 三文記事ニュースです 雨のほとんど降らない砂漠が一夜にして緑の楽園・・? 驚きましたね、そうです存在の輪郭を縁取るものです PICKUPです 映画ではどんな猟奇殺人をしてもいい転じて渇きにさえ耐えていれば 誰も死なない嘘でも傷付かない“空想”がデマを生む―― 暗いトンネルに入った途端、私たちに世界の朝、昨夜の祈り 航海計器 航海日誌 7つの海の航海 は何も見えなかった。ヘミングウェイのようだ、世界が彼と釣り合っている世界の朝、昨夜の祈り start a journey みな、その道の先へ、暗闇から遠くに見える世界の朝、昨夜の祈り ナイルの大河を渡る 黄河を渡る ムーン・リヴァーを渡る 楕円形の光の切り取りへと向かってけなげに歯を食いしばって世界の朝、昨夜の祈り イバラの冠のような苦悩 ・・・・・・(無欲恬淡) ・・・・・・・・・わたしが最も愛すべき言葉の一つとして ・・・・・・今年の十月に鬼籍に入ってしまった彼に厳かな気持ちで捧げたい。 彼・・・? ・・・・・・・・・いきなり不躾に、あるいは投げ遣りに ・・・・・・過去形にしたのはまずかった。一応、訂正を試みよう。 ・・・彼というのは、わたしがただ一人だけ立派に証明できる ・・・・・・あるいは記憶ではなく文章として実証できる唯一無二の親友。 親友・・・? ・・・・・・・・・説明不足の感はより深まる。 ・・・語弊のないように順序立ててみる。 ・・・・・・・・・彼というのはわたしの親友だった。 ............deplore the death of a close friend ・・・人の一生を影響する人間と何人出逢えるか? ・・・・・・真実 ・・・・・・・・・真実は。 ・・・人の一生を影響する人間は片手以上に少ない。 彼は、昔も今も、そしてこれからもわたしの親友だ。 ・・・・・・そこで文章は止まっていた。 ・・・二度と動き出すことはない。 ・・・・・・そして彼はわたしの机のとある引き出しの中で ・・・保管されて深い眠りに就いている。 もう目覚めることはない、君へ ・・・灼けるくらい熱い物を手に入れたい ・・・・・・思い出が躊躇するだろう、君よ ・・・・・・そのランプでわたしを照らしてくれ。 ・・・君からあまりにも、遠く離れてしまった、わたしへ 新しい別れの予感と、さよなら
2011年09月24日
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愛の波よせて by 塚元寛一&izchanおまたせしましたぁ! 2011.8-12コラボ詩の2作品目をご紹介しまぁす♪今回はすーーーっごく難しかったです(ー_ー;)塚元さんの前駆詩はとても美しい抒情詩で、ウットリしちゃって踏み込めませんでした。それと(いずちゃんの内なる声は「音を聴いて。」と繰り返し言っていたのですが、)どんな風に聴き取ったその音にコラボすればよいかがわかりませんでした。うーーーん、ギブアップだぁ!\(>_<)/ということで、少しだけ加筆した詩を塚元さんに見ていただいたところ、塚元さんは仮想いずちゃんになって導きとなるコラボ詩を書いてくださいました。そっかー!(☆。☆)その詩と塚元さんからのアドバイスで道筋が見えたいずちゃん、再挑戦してやっと今回の作品が出来上がりました。塚元さん、本当にありがとうございました。では作品です。作品の下に塚元さんの最初の前駆詩を載せました。 * * * 『愛の波よせて』 塚元寛一&izchan ある日 ある瞬間 あの匂いがする せつなくて… あどけなくて幼かった爪 あまくて… ――いまも夏の砂浜の小石のようにあるか 砂利道の音はきこえるか せつなく て・・. 夏の夕立ちは・・・? あまく て・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・声は 鞄の底からは (嗚呼 あの鈴) あの鈴が鳴る みどりなす 風よ かがやく 原よ ひろい草原を掻き分けている時 いきおいよく 光の葉が捲れる (わたしの身体が わたしの精神が) 野暮なくらい 濡れる ・・ せつなく ・・ あまく ま ど し き う あ っ こ ろ み ま お す ま い を に あ ぐ で み の ま お も ち せ た と ! が し り た・・・いたいけな微笑をうんだものが固くなる Calculation リアリティーという計算 コンペティションという規準 But for what? 求め乾いてゆく ・・ 実用社会のなれの果てかも知れない 私がまだ無垢で 無関心や無感覚の時代に 染まらずに 持ちこたえていたもの ・・・深い孤独の歌を聴く One day I surely listened to my soul music. どうしてそれは傷も残さずに星空へ導いたのか Then, it’s…. 湿気にあらわれ したたる汗に赤く肌をほてらせ 息を切らせ 月の化石のようになっていったのか・・ /くもりガラス せつなくて… あどけなくて幼かった爪 あまくて…をドットするメモリー/ いつかは はっきりとわからない 私は夢の中で雑木林を歩いていた うつくしく恵み深い光がこもれ 遠慮がちに 保証書付きの悲しみを見た ( あの日 慎み深くしまわれた ピアニッシモ・・ ピアニッシモ・・ ・・あの光はいま まぶしくhalationとなり 眼を射る 強い光となり フォルティッシモ・・ フォルティッシモ・・ まだ終わらない 子供たちの遊び きゃはは… トロイメライの誘い ) 藁のにおいがする 涙を引き寄せた 星空 太陽のにおいのこしたる ――紅き林檎の実 ・・・アダムとイヴの昔から “I love you."?“You're putting me on." “How much do you love her?"?“I love her very much." つぎつぎと受け継がれてゆく ――まだあげ初めし前髪の・・ “愛してる”-“何言ってるのよ?” “・・・どのくらい彼女を愛してるの?”-“・・・とても” 藤村は“初恋”を歌い 私はそれを抒情と想い ――ういういしく爪の形でのぼってくる朝陽を (始まるバラード) ・・・齧られた林檎かと思う 愛の波~ よせて Love Sound ある日 ある瞬間 あの匂いがする せつなくて… あどけなくて幼かった爪 あまくて… ――いまも夏の砂浜の小石のようにあるか 砂利道の音はきこえるか せつな く ・・. 夏の夕立ちは・・・? あま く ・・ ・・・いまも 恋? My love was so and still is. * * * 『愛の波よせて』の前駆詩 塚元寛一 ある日 ある瞬間 あの匂いがする あどけなくて幼かった爪 ――いまも夏の砂浜の小石のようにあるか 砂利道の音はきこえるか 夏の夕立ちは・・・? 鞄の底からは 鈴が鳴る ひろい草原を掻き分けている時 いきおいよく 光の葉が捲れる 野暮なくらい 濡れる・・・いたいけな微笑をうんだものが固くなる実用社会のなれの果てかも知れない 私がまだ無垢で 無関心や無感覚の時代に 染まらずに 持ちこたえていたもの ・・・深い孤独の歌を聴く どうしてそれは傷も残さずに星空へ導いたのか 湿気にあらわれ したたる汗に赤く肌をほてらせ 息を切らせ 月の化石のようになっていったのか・・ いつかは はっきりとわからない 私は夢の中で雑木林を歩いていた うつくしく恵み深い光がこもれ 遠慮がちに 保証書付きの悲しみを見た ・・あの光はいま まぶしくhalationとなり 眼を射る 強い光となり まだ終わらない 子供たちの遊び 藁のにおいがする 涙を引き寄せた 星空 太陽のにおいのこしたる ――紅き林檎の実 ・・・アダムとイヴの昔から つぎつぎと受け継がれてゆく ――まだあげ初めし前髪の・・ 藤村は“初恋”を歌い 私はそれを抒情と想い ――ういういしく爪の形でのぼってくる朝陽を ・・・齧られた林檎かと思う ある日 ある瞬間 あの匂いがする あどけなくて幼かった爪 ――いまも夏の砂浜の小石のようにあるか ・・・いまも 恋をしているか?
2011年09月07日
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KISS by 塚元寛一&izchanAVENUEでは、塚元さんとizchanによるコラボが、今週から12月までの4ヶ月間、毎週2篇ずつ行われることになりました!皆さんには1作品ずつお届けして楽しんでいただこうと思っています♪塚元さん、どうかヨロシクお願い致します (12月にはインディゴ地平線見えるといいなぁ?では作品です。塚元さんの前駆詩(下に掲載)を読んで、「ウヒョ~!これはハートを熱くする歌だぁ♪」と興奮^^のいずちゃんはノリノリでいっしょに歌っちゃうことにしましたぁ。そして、塚元さんからは「ポエムであり詩である」という手引きをいただいていましたので、解説書を少し挿入してみました。 * * * 『KISS』 塚元寛一&izchan魔法界医学典書メディペディアp.LDM123【KISS薬】_・_・__・_・__・_・__・_・__・_・__・_・_“眠れる森の美女“症候群患者に処方される特効薬である。服用後の作用は以下の“プリンス型”を示し、即効性である。_・_・__・_・__・_・__・_・__・_・__・_・_ワタシノ アツイ クチヅケヲ ( I love you. ( こゐのたまゆら価値ナル語ノ曖昧サヲ。ソレニ関スル、ワタシノ誤謬ヲ。稀少性ヲ。生産性ヲ。効用ノ必然的存在感覚ヲ。不変的価値標準ヲ。 ( I love you. ( あゐのたまふり ブチュ♪ オヨヨ ちゅっちゅっち 唇はとろけるソフトクリーム ブチュ♪ オヨヨ ちゅっちゅっち ――KISS!KISS!KISS! ドキトキ ドッキントッキン 投げキスでシャツなどについた口紅の跡を においがするキス湿り気をおびたそれに対し地代をキスありえない情熱を 最も有利なそれの下において費された労働量をキス需要の減少によって 改良をキスのみこんでくれ HELLO,hello,hello, (オヨヨ オヨヨ ブチュ♪ 唇はとろけるソフトクリーム 唇はとろける愛すクリーム オヨヨ オヨヨ ブチュ♪)いくつかの一口大のキャンディー。破壊力。愛情表現、挨拶、愛撫することの行為。simpleなメロディーライン。大きな音のキス。情熱の置換キス。 ワタシノ アツイ クチヅケヲ ( I love you. ( こゐのたまゆら ――KISS!KISS!KISS! ドキトキ ドッキントッキン ドラマなんていらないし・・ 微妙なニャアンスも いらない・・ キス浮かびあがったり沈んだり憂鬱な好悪を、スタニャンダードなポップの死を キス!ダイナミズムでいこう舌ノイズ・ギターの炸裂! 自然価格以上ニ騰貴スル利潤ト悪用ニ HELLO,hello,hello, ( I love you. ( あゐのたまふり ――KISS! * * * 『KISS』の前駆詩 塚元寛一ワタシノ アツイ クチヅケヲ価値ナル語ノ曖昧サヲ。ソレニ関スル、ワタシノ誤謬ヲ。稀少性ヲ。生産性ヲ。効用ノ必然的存在感覚ヲ。不変的価値標準ヲ。 ブチュ♪ オヨヨ ちゅっちゅっち ブチュ♪ オヨヨ ちゅっちゅっち ――KISS!KISS!KISS! 投げキスでシャツなどについた口紅の跡を においがするキス湿り気をおびたそれに対し地代をキスありえない情熱を 最も有利なそれの下において費された労働量をキス需要の減少によって 改良をキスのみこんでくれ HELLO,hello,hello, (オヨヨ オヨヨ ブチュ♪ オヨヨ オヨヨ ブチュ♪)いくつかの一口大のキャンディー。破壊力。愛情表現、挨拶、愛撫することの行為。simpleなメロディーライン。大きな音のキス。情熱の置換キス。 ワタシノ アツイ クチヅケヲ ――KISS!KISS!KISS! ドラマなんていらないし・・ 微妙なニャアンスも いらない・・ キス浮かびあがったり沈んだり憂鬱な好悪を、スタニャンダードなポップの死を キス!ダイナミズムでいこう舌ノイズ・ギターの炸裂! 自然価格以上ニ騰貴スル利潤ト悪用ニ HELLO,hello,hello,
2011年08月27日
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寄宿舎にて by 塚元寛一&izchanGW強化合宿のコラボ詩に戻って、5作品目の「寄宿舎にて」をお届けします♪このコラボで、いずちゃんは音韻の勉強をしました。塚元さんの前駆詩に散文詩をコラボさせたのですが、うまく調和がとれませんでした。塚元さんから「音韻の問題」と教えていただき手直ししていただいて初めて(そういうやり方があるんだぁ!)と知りました。 ・・・いずちゃん、勉強不足だよ (ー_ー;) あっ、塚元さん (;・_・;)最初の段階でうまく調和が取れなかったことと、せっかくの塚元さんの前駆詩の持つ普遍性をTPOの導入して限定化してしまったことがいずちゃん自身気になって、同じ前駆詩に違うスタイルのコラボ詩も書きました。そちらについては、次回ご紹介しますね。では作品です^^ * * * 【寄宿舎にて】 塚元寛一&izchan寄宿舎の、中庭には大きな桜の樹があって、この学校の創立当初からある麗樹の樹齢はゆうに百年をかぞえ。新入生を迎えるおりおりには初々しい花びらが真新しい制服にあわい紋様をのこし、風雅の季節ののちには青葉繁れるアメリカシロヒトリの洗礼。降りしきる蝉時雨は、夏休暇でガランとした寄宿舎の主だった。そして、気だるい暑さが旅支度をし始めた頃・・・。さしたる面積もない中庭、がらんとした広場に十字架が落ちている恐れずうまず、近づけば学校行事のポスター貼りの仕事のことで、誰かが渡り廊下から声をかける。ドクトクとした耳の中の熱い血流に打ち消され。手にした新見南吉の詩集が汗ばんで不釣合いに掌に粘着していた。それは蝉の亡骸――絶望の穴へ突き落されるそして 名前でなく感光度の強い存在として僕は一日中を過ごした・・・・・・その日、黒板横の掲示板には、夏の休暇明けの試験日程が貼り出され、あちこちからブルーグレイのため息がサイコロとなって転がっていた。寄宿舎の学習室兼図書室は連日満席が続き、一人メルヘンの扉を開けるスペースは、書架の隅っこに押しやられ(アレが)心を去らないまま幾日かが過ぎたそれは校舎の屋根の上にも食堂の天井にもそしていつか(それは)混み合う寄宿舎の図書室を避け、ルームメイトたち(寄宿舎は四人部屋だった)の勉強会の誘いも断って、とある屋根付きの休憩施設へと赴いた時頭上でばたつかせている(ものが)蛇のように蛍光灯まわりで (( ものが )) ― 蝶 ―― 蜘蛛の巣 ―感光質のフレームのなかであやしく明滅チカッチカッしている夕暮れそしてそれは誰に(僕自身の生のように)見向きもされずいぎたなく眠り続けるのだ 蝶はこえをだして啾くだろうか 蜘蛛はこえをあげて哂うだろうか 否、である。 ((( ものが ))) メルヘンの水晶体 昨日みたシャボン玉のように儚い――それはこの世の中で何処にでもある姿しかし手でつかまえるということはおそらく一生できないに違いない目を半分に閉じたまま僕は海草のようにゆらゆらした(校則違反煙草の吸殻がおちている自販機の翳)ジュースの空き缶――怒った表情でもよいその忿怒や懊悩は(プールに張り巡らされた有刺鉄線刺すような視線として返ってくる ピピッピー、ピッ! 体育館のボールゲーム 審判の笛に十字架は身体のなかにまったく同じ形としてあるただ見慣れずただ分けては考えられぬ曖昧な姿をしてぞっとする悪夢の目に見えない敵よ You keep the secret to happiness. You keep the secret to happiness. You keep the secret to happiness. You keep the secret to happiness. You keep the secret to happiness.誰も心の内を明かさないほかの誰もあえて口にはしない聞くのがつらいことには耳を傾けないでも蝉は十字架!たったそれだけのことかも知れないがうなずいてくれ屋根の上にとまった雀も天井にいたゴキブリも蜘蛛の巣にかかった蝶も試験前の無口な裸たちは、ゆらゆらとシルエットを描いて。入浴後の踊り場では、スピーカーから流れるドビュッシーは和らげに、窓から見上げる月、どこまでも青く・・・。 見えない蝶が羽ばたき キラキラ 月の光で贈り物のリボンを結ぶ限りなく生まれ限りなく死んでゆくということが繰り返され関わり合うことのできないものがあまりにも多すぎる―― あまた この世界の絵の具といっしょに 女神がわたしのパレットに のせくる 生まれくる、贈りもの。 * * *下は、塚元さんの前駆詩です。 * * *がらんとした広場に十字架が落ちていると思った恐れることもせず、近づけばそれは蝉の亡骸――絶望の穴へ突き落されたような気がしたそして 名前でなく感光度の強い存在として僕は一日中過ごした心を去らないまま幾日かが過ぎ屋根の上にも天井にもそれはあったそしていつかそれは僕の所へやってきたとある屋根付の休憩施設へと赴いた時頭上でばたつかせているものがあった蛇のように蛍光灯まわりでうごめいていた蝶蜘蛛の巣そのフレームのなかであやしく明滅している夕暮れそしてそれは誰に見向きもされずいぎたなく眠り続けるそれはこの世の中で何処にでもある姿だしかし手でつかまえるということはおそらく一生できないに違いない目を半分に閉じたまま僕は海草のようにゆらゆらした煙草の吸殻ジュースの空き缶――怒った表情でもよいその忿怒や懊悩は刺すような視線として返ってくる十字架は身体のなかにまったく同じ形としてあるただ見慣れずただ分けては考えられぬ曖昧な姿をしてぞっとする悪夢の目に見えない敵よ誰も心の内を明かさないほかの誰もあえて口にはしない聞くのがつらいことには耳を傾けないでも蝉は十字架!たったそれだけのことかも知れないがうなずいてくれ屋根の上にとまった雀も天井にいたゴキブリも蜘蛛の巣にかかった蝶も限りなく生まれ死んでゆくということが繰り返され関わり合うことのできないものがあまりにも多すぎるのだと―― * * * 次回もお楽しみに♪
2011年07月19日
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【十一次元の詩人たちへ】 たきじ&ぴえーる・ど・はと&シェリーいすちゃん 風が 吹く 風が 吹く 風が 吹く 見慣れた風景にたくさんの傷がついている それはシミなのか キズなのか 灼熱のリズムはシザーで 葉ずれの音はキャンドルライト 薫ろうか 太陽を見上げると―― 永遠に化石のようにいるのではないか。 十月の誕生石、 オパール 琥珀、 けいかぼく 珪化木よ どうして眠りは泡のように、「石炭になり損なった木」 いやいや・・・ アンモナイトの化石になり損なった自分よ エドガー・アラン・ポーの“ユーラリー”を読みながら な オリーブ色の蛙の卵に孵ろうとする ――眼に映るね 地球を剥く手 水に沈んだ緑色が地平線の色に 変わる時 僕は深海の中に椅子 があると とても静かな孤独を 覚えた あしおと 血が流れる音は見えない跫音の ように 新しい関節へ あたら しいインクをつくる わたしは戦地で風の声を聞いている 身体はすでに地雷に砕け散り肉片 思い出す 想い出す 故郷の空に欅の大木を見上げた 少年のあの日 魚釣りのエサに蚯蚓とり 回帰してゆくのは一編の詩 詩人という憧憬の座標 じっと聴くと 水飴を垂らすような風の音もあって まるで壁の中にしみついた啜り泣きではないか あんなに高いところに蜘蛛の巣がある 氷山でのワイヤアを思うようなささやきが 一枚の絵のようにある 風が 吹く 風が 吹く 風が 吹く * * * しけ かいよせ 十一次元の詩人たちへ(ねえ、)風波が、貝寄風であるような、うろこ雲であるような マスト ひのき酔いが続いているんだ。それが帆柱の属性の正午の影で、檜の天井の扉で、卵がとどまる空想のイルカのjumpだった。果物の熟れすぎないところの宝石のたそがれでモーパッサンのうつくしい花の群れだった。デペイズマンの磁石も、いつか、美老年の子午線上の劇中歌になったみたいにpoetryどこかのレーダーで。ハッチを水平に少しだけ開けた状態で蛍光灯博物館行きのticketはとれるかな難解の楽園でこの淡彩を捧げるよ(ねえ、)大きな欅の木のしたで乾いた蚯蚓が八の字を描いて死んでいる無から生まれた宇宙の話しを聴きながら乾いた蚯蚓が八の字を描いて死んでいる無から生まれた宇宙の話しを聴きながら音はなく一条の金の鎖が Jya-ra ずうっと“不均衡で繊細な建築”カンシューウ 慣習 - 欲求や欲望をあらわす Jyaーra ジャンテーギョーテエ 暫定協定 波羅蜜 ー願望は ねがいとのぞみとかき むきゃあ それは昔 “接続確定条件”の土のわすれられない雨音 Jya-ra Jya-ra Jya-ra 大森林でふすまをあける Jya-ra Jya-ra Jya-ra 巨大な濾過器とポンプを感じる フラッシュバック フラッシュバック フラッシュバック 婦ら 酢羅 ば津句 風が 吹く 風が 吹く 風が 吹く 切り取られた『時間のフォト』から、宇宙のうねりを感じ。 1次元のミミズ線は、8を作り2次元へ。始点が終点、という完結性。 けれど、ケヤキ目は3次元の開放系。そこは、瞬間のフォト。 フラッシュバック フラッシュバック フラッシュバック Jya-ra Jya-ra Jya-ra 農務だ! 管制塔のまったく抵抗できない Jya-ra Jya-ra Jya-ra 袋小路! 油が撥ねるように威勢よく 2011年ジャパンのY教授の言葉* は Xの樹林 Zで麒麟になりました ホーホケキョ)」 (「-ABCはツアー参加申し込み *「技術は,ここが壊れたからこう直すといった試行錯誤で進歩するんだ。 しかし,」 個を超え)遺伝子にプログラムされたかのような、soreへの志向性。 描き出す4次元の映像。 しかし,ココは アーン しかし,コレは アーン!アン しかし,コアは アーン!! しかし,coreは アーン!!! Jya-ra Jya-ra Jya-ra ハイデガーの弁証はウイスキが頭を刺す Jya-ra Jya-ra Jya-ra 宮沢賢治の一冊 歯をあてられた林檎の白い肉 風が 吹く 風が 吹く 風が 吹く乾いた蚯蚓が八の字を描いて死んでいる無から生まれた宇宙の話しを聴きながら 宇宙は無限次元の 連環。宇宙はカメレ オンのようにame色の 思想ーモルタルを流 しこみながら針をのむ ような悲しみに変わっ たのでした。夏の日の 蜘蛛はハチミツほど甘 い希求。 きみはもう死んでしまったから 一滴の水も飲まずに駱駝の瘤を 食べる 蠍の毒を食らう わたし達はそ れが正しいと知っているテーブルの塵は散るチグハグな笑いは散テーブルの塵は散る好意のほほえみは散こんな話しはおもしろくないかもしれないけど う つ ろ う / か げ るきみに残された記憶の最後のひとコマが が / か / 十のマイナス三十四乗秒だったとしても 万力の、ヨウコ ウィスキーをのむ、ようこそれがきみの生きたすべてだったと言えるかもしれない もちろんきみが苦労して生き延びたことは知っているよ 吸 い 込 ま れ る ぼくらの時代はそうだった、入口の方へ行った! それで気まぐれな速度であった。拍手は花びらのように変わるように思えたメトロノオムのように正確にぼくは齢をとった 切れては 切って また切られて そ れでもまだ切って 一つが二つに切れ て 三つに切れ -言ってやったよ どんな時代をプロデュースする -それで 次はどうやって魅了する 尾を振る犬なら 切れない ロー プならつなげな ければ機能的じ ゃない 切れな い まるで泥濘 のように切れな い
2011年07月02日
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宇宙が無から生まれたように生物として生きたきみは死んで無に還ることになる かんしゃく 玉のカシオ ペーヤ ボウフラな一等星きみの霊がまだここにあるとしたらそれは十のマイナス三十四乗秒という最小単位の物質にすぎないから すぎないの ではないか すぎないの ではないか すぎないのではないかすぎないのではないかすぎないのではないかすぎないのではないかすぎないのではないかすぎないのではないかすぎないのではないかすぎないのではないかはじめから見ることも触れることもできない存在なんだけどだからといって否定はできない確かに今、ここにある物質にはちがいないのだからわたしはこうしてきみの霊に話しかけているのだよ 頭脳は 頭脳は 頭脳は ふいごであり ふいごであり ふいごであり リボンであり リボンであり リボンであり ネクタイ ネクタイ ネクタイ * * * ・・・・・・音 それは太古の神殿の安らかな曲 ねむりながら たゆたいながら 古い自分を脱ぎ棄てる、波 打ち寄せる 感情は ぼくをさらってゆく 深い深い森のなかで、宇宙を感じた日 ・・・・・・音 退屈かもしれないね (そうでもないぜ、ぼくは狂ってる。死後の無の世界は聴きたくない話しかもしれないけど (君は知りたいのか? そうだ、七色の虹退屈しのぎにはなると思うこうして大地に根をはって空に向かって枝をひろげていると様々な霊が宇宙めがけて飛んでいくのがわかる ――霊 感 * * * ああ、神様、長い夢を見ていたような気がします いつのまに、あなたから離れてしまったんだろう 幾千もの月日がこの胸にわきあがります ぼく――わたし は 何者でもない。もはや、存在でもない やさしくて、そのあわい、花の内側まではいってゆくと ・・・・・・わたしは蜜になれる まちがっていたと しずかな、時間が ほんの少し の ズレ が わたしの宇宙 あれは、外部への おり ふかい、瞑想の はて とおいとおい わたしの なみをかく どうさ うでをふりましながら、さかなを とるような しぐさででもね (そうでもないぜ死後の無の世界はこの宇宙には存在しない (存在するだろう、この宇宙を支える十一次元は (たとえばそれは、数秘術では、達人という命を生み出す仕組みであって死後の世界には関与しないわずかに最小単位の物質として霊を残すことがあってもねつまり宇宙は戻ることのできない一方通行の世界なんだよ (宇宙の仕組みは、痴漢の衝動何もない無から宇宙は生まれたけどその無が存在した世界はわからない話はややこしくなるけど (ひじょうにやさしい、おだやかな水の流れわからないままの無があとふたつあることになるつまり、きみが生まれる前の無と死後の無はおなじでないということ時間の最小単位、イコール物質の最小単位であることはわかったけど (それは草の葉がなびくようにわいてくる命の最小単位はわからない (命の最小単位は、生まれた時に死ぬたぶん、生まれて死ぬまでの全時間が (それは全時間ではない。命の単位なのであってそれを細分化することはできないのだと思う命って単純なんだ氷の山も、/雪解けも、/記憶も、/永久凍土も、/われわれには/同じ/ものである。ああ、うるさい雨が降ってきたよ (降ってきたな、ああ、降ってきた (降ってきますか? (降ってきます! 降ってきます!この雨に打たれて死んでしまったきみの細胞は大地に還るだろうそろそろお別れだねわたしはここに根をはって hiru-no-zanzou 五十九年間生きてきたけど (ぼくも五千年ほど死んできたいつか、死ぬ時がくる (案外死ぬマニア、妊娠と一緒かもなそうしてきみとおなじ大きさになるんだよ 原子の時代/ぼくらは/はるかに/賢かった霊の大きさはみな同じなんだから (光の輝きは違う平等なんだね上も、下も右も、左もないんだ (上へは行けない、下には夜ばかりがある人であっても、蚯蚓であっても (比類なく小さい虫は、 わたしの名前を知らないおなじなんだねぇ、きみもそう思わないか 鉄 格 子 へ よ う こ そ ん・・。なんだ、もういないのか (そしていやな沈黙がつづく凋む寸前の 風船の ように 海のにおい (降ってきたな、ああ、降ってきた (降ってきますか? (降ってきます! 降ってきます!大きな欅の欅の木のしたで濡れた蚯蚓が蚯蚓が八の字を描いて死んでいる無から生まれた宇宙の宇宙の話しを聴きながら またふりだしだ… いや、ちがう! 次元が、 次元が、1桁繰り上がってる・・・ 風が 吹く 風が 吹く 風が 吹く 涙の雨をふらせる 魂の言葉たちよ どこへ どこへ行こう… 風が 吹く 風が 吹く 風が 吹く * * * ないてしまう わたしは ないてしまう 神よ これは わたしの 歴史 わたしはどこでうまれ どこで し に どこでうまれかわり あの歌をうたったのか ・・・・・・このせかいのどこで またちがうせかいで いのりのなかに、自我とも深淵とも影ともちがうものを見た わたしは船 わたしは、雨 わたしは、あ め ひかりのなかにふかいやみをみ ふかいやみのなかにおびただしいひかりをみた ・・・風のような くずおれそうな わたしのげんしのきおく ・・・・・・音見慣れた風景にたくさんの傷がついているそれはシミなのかキズなのか灼熱のリズムはシザーで葉ずれの音はキャンドルライト薫ろうかじっと聴くと 水飴を垂らすような風の音もあってまるで壁の中にしみついた啜り泣きではないかあんなに高いところに蜘蛛の巣がある氷山でのワイヤアを思うようなささやきが一枚の絵のようにある
2011年07月02日
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十一次元の詩人たちへ by たきじ&ぴえーる・ど・はと&シェリーいすちゃん(今回もGWコラボ作品の予定を変更して)三人の詩人によるコラボ作品をお届けします♪コラボしたのは、 たきじさん たきじさん ぴえーる・ど・はと(塚元寛一)さん 灯台 シェリーいすちゃん(izchan) 不思議の泉 の三人の詩人です。たきじさんは以前 『「メシエの箱庭」~天の羊飼いたちの詩~」で登場していただきました。今回の作品は、たきじさんの書かれた「十一次元の詩人たちへ」を前駆詩として、 たきじさん → 塚元さん → いずちゃん → 塚元さんの流れで創り上げたコラボ詩です。◆ぴえーる・ど・はと(塚元寛一)さんのコメントです。「スピリチュアル・ヒーリングという試みの中で原始的な記憶を辿る意識の流れと、 写真詩による構成を文章に転換して配置するという試み。」◆たきじさんのコメントです。「塚元さん、いずちゃん、お疲れさまでした。 宇宙は十一個の次元によって成立しているという。 そんな話しを元にこの前駆詩は誕生したのですが、 おふたりの力を得て完成したコラボ詩には ぼくの描ききれなかった次元が存在します。 それはぼくがおふたりに求めたものをはるかに越えて、 コラボ詩の新しい次元を切り開いた気がしますよ。 では、では。また遊んでね♪」 (以下は雑感です。 長くなりましたがよくまとまっていると思います。 前駆詩はあまり隙間がなくて(コラボをまったく意識せずに書いたので)、 作品の後半は塚元さんの苦労が読めます。前駆詩が長すぎたかもね。 いずちゃんの描く空間と生命の次元が全体をやさしく包みますね。 このタイトルはコラボすることで生きてきました。)◆シェリーいすちゃん(izchan)のコメントです。「たきじさんの元の詩は、個の命の瞬間性と平等性を静かに語る哲学詩で 読み応えがある詩だと思いました。 塚元さんの1回目のコラボで、ダイナミックな命へと移行したように感じました。 そこで、いずちゃんは3つの要素を加えさせていただきました。 1)生命の連続性という意識。2)次元の把握。3)風景の存在の認識。 塚元さんの1回目と仕上げのコラボで、様々な詩的試みが行われ とてもスケールの大きな作品に出来上がったと思います。 こんな素晴らしいコラボの機会をいただきましたこと、お二人に感謝しています。 また詩中で「2011年ジャパンのY教授の言葉*」として *「技術は,ここが壊れたからこう直すといった試行錯誤で進歩するんだ。 しかし,」 という言葉の引用を快く許可してくださいましたY教授にお礼申し上げます。作品はとても長いものなので、1頁で読んでいただけるようフリーページに入れました。 十一次元の詩人たちへなお、ケイタイからフリーページに入れないという方のために、記事の上2コマに作品をアップしまぁす。たきじさんの書かれた元の詩「十一次元の詩人たちへ」を下記にアップしました。あわせてお楽しみください。 * * *「十一次元の詩人たちへ」 たきじ大きな欅の木のしたで乾いた蚯蚓が八の字を描いて死んでいる無から生まれた宇宙の話しを聴きながらきみはもう死んでしまったからこんな話しはおもしろくないかもしれないけどきみに残された記憶の最後のひとコマが十のマイナス三十四乗秒だったとしてもそれがきみの生きたすべてだったと言えるかもしれない もちろんきみが苦労して生き延びたことは知っているよ宇宙が無から生まれたように生物として生きたきみは死んで無に還ることになるきみの霊がまだここにあるとしたらそれは十のマイナス三十四乗秒という最小単位の物質にすぎないから見ることも触れることもできない存在なんだけどだからといって否定はできない確かに今、ここにある物質にはちがいないのだからわたしはこうしてきみの霊に話しかけているのだよ退屈かもしれないね死後の無の世界は聴きたくない話しかもしれないけど退屈しのぎにはなると思うこうして大地に根をはって空に向かって枝をひろげていると様々な霊が宇宙めがけて飛んでいくのがわかるでもね死後の無の世界はこの宇宙には存在しないこの宇宙を支える十一次元は命を生み出す仕組みであって死後の世界には関与しないわずかに最小単位の物質として霊を残すことがあってもねつまり宇宙は戻ることのできない一方通行の世界なんだよ何もない無から宇宙は生まれたけどその無が存在した世界はわからない話はややこしくなるけどわからないままの無があとふたつあることになるつまり、きみが生まれる前の無と死後の無はおなじでないということ時間の最小単位、イコール物質の最小単位であることはわかったけど命の最小単位はわからないたぶん、生まれて死ぬまでの全時間が命の単位なのであってそれを細分化することはできないのだと思う命って単純なんだああ、うるさい雨が降ってきたよこの雨に打たれて死んでしまったきみの細胞は大地に還るだろうそろそろお別れだねわたしはここに根をはって五十九年間生きてきたけどいつか、死ぬ時がくるそうしてきみとおなじ大きさになるんだよ霊の大きさはみな同じなんだから平等なんだね上も、下も右も、左もないんだ人であっても、蚯蚓であってもおなじなんだねぇ、きみもそう思わないかん・・。なんだ、もういないのか * * * たきじさん、ぴえーる・ど・はとさん、ありがとうございました! またヨロシクお願いします^^ みなさん、次回もお楽しみに♪
2011年07月02日
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写真詩+詩 by 塚元寛一&H・ひろやす&パー子!今回はGWコラボ作品の予定を変更して、写真詩と詩のコラボ作品をお届けします♪塚元さんがご自身のブログ『灯台』にアップした写真詩(写真はH・ひろやすさん)を見たパー子!さんが素敵なコラボ詩を書かれました。ご紹介するのは、その作品です。パー子!さんのコメントや(塚元さんとの写真詩+詩という)コラボ作品はこれまでもアヴェニューでご紹介してきましたので、パー子!さんのお名前に見憶えのある方もおられるかもしれませんね^^では作品です☆ だけど、言葉を重ねるたび 同じものを探していたような 風はどこから吹くのだろう そして、どこに行くのだろう * * *パー子!さんからとても素敵なコメントを頂きました。ありがとうございました^^ご紹介いただいた曲、ほんと作品とピッタリですね♪パー子!さんのコメントの下に曲のYouTube動画を貼りましたので、みなさん、作品と共にお楽しみくださぁい^^ 塚元さん、いずちゃん ありがとう!^^ パー子!とっても嬉しいです。 押尾コータローの「風の詩」と一緒に聴いてもらえれば さらさらと吹く風がイメージできるように想います。 風を感じて下さい。^^ http://www.youtube.com/watch?v=pKmOrgrICW8 宏康さん、素敵な写真ありがとう。 * * * 次回もお楽しみに♪
2011年06月13日
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「その後―ある少女の日記より」 by 塚元寛一&izchan今日は、GW強化合宿の4作品目をご紹介しまぁす♪1日目 「レトリックの白鳥壜」2日目 「ハンカチ狂詩曲」4日目 「中国の友よ【燃燒了我的夢想的歌】」で合宿3日目に取り組んだコラボで作品です。作品のテーマが「少女の自殺」というシリアスなもので、いずちゃんの苦手な領域。「(前駆)詩をメチャメチャに壊すつもりで。」という塚元さんの言葉で踏み込めたコラボです。では、作品です♪下が、塚元さんの前駆詩です。 * * * 【その後―ある少女の日記より】 塚元寛一 izchan蜃気楼…、ゆらめいて誘う ど こ へ 少女の右の膝にくっついている砂は 弾けない譜面 ぱらぱらと /フラッシュ・バックする ヴァイオリンに初めて、ふれた ときめき ときめいて どうきめいて どうきめまい たとえば白いケースの中に入れられた 〈 血ぬられたナイフ グルバンテュンギュトの沙漠 ( オアシスの水 の み た い あまりに もっと蒼褪め / あまりに もっと悲しく蜃気楼…、ゆらめいて誘う ど こ へ 二重否定の(ほんとに黒かったよ…)黒い光を浴びながら ゴ メ ン ネ 生きてて 樹海から彷徨うように溺れるように――窓を開け放ち、 霧の輪、霧の影、きえる声 紫色のしみをたたえる、その時間、その時間の街にあふれる人びとは 日暮れどき、沈黙の(((鈍痛)))奥深く、 ・・・低くにおしとどめられた浅い眠りを感ずる花ちる水面 浪飛沫ちって 泡雪ゆききえて かえらぬ青に 春をのこして ああその水車小屋のような音も止んで、 浅い眠りから目覚めた時。――マタダワ、コトシニナッテナンニンメカシラ? 目の前に吊りだされたのは千本の注射だった 同じような夕方、大洋もなく、 幼年の憂鬱に、きよらかな茂みに こらえていた小さなしぶきがあたる延命への助言マダワカイノニネェ、カワイソウニ。。。 「――何が残るか?」 ぐっとプラットフォームへ押しつける、予定時刻、 憔悴して目覚めれば、この街の光は黒い鋸で切り刻まれている。 砂嵐を引き起こしている山犬――セトヤクソクニチコクシチャウワ、ハタメイワクネ。 「・・・もうわたしの姿は見えないのだ」 四月は桜かチューリッぷ、花暦めくってずーっと向こう、、、 を見つめる。目が滑稽なほどに、 運命は、もはやきみの青い顔を照らしてはくれない 解剖学的所見:・・・ 蛋白質に波打つ血の重み、その流滴、その捨象・・・ 人間にくっついて(スキップ)離れぬものは、もう駅の彼方へと行った でも(スキップ)それに君の魂はない、 はやく向こうにと運ばれて行った(スキップ)、病院、警察署――火葬場にある・・ スキップ スキップ ステップ アウト ホームから スキップ スキップ ステップ イン ホームへ ただいま~ (たまに、死者復活のピラミッドについて考える いったい、その人は、それについて、どう思うのか、と・・ わたしは誰にも聞かれずに階段をおり始めたことを知っている それが奇妙に果てしない一本の道だとは思わない ゴ い メ き な ン いで ね 翌日、新聞をぐいと屑籠に押しこんだ人を見る すべての紙は巨大な手で引き裂かれ、熱い眩暈が見る間に膨らみ ――でもいつのまにか、汗のひびきが遅い、またわたしは、 聞きそびれてしまう、空気も風景も 流砂のうねりとなって・・あのとき、 太古のうみに螺旋をほどき、 溜め込まれたRNAの解釈をゆるゆると洗い流せば、 ta ka i ta う A み/∥ > ● ) ・─∥ A み\∥ ta う ta ka i 屈託なく笑えたのだろうか さかなのゆめ、をみて。 細いトンネルのように、・・・いつか汗ばむ額の海を見た わたしの骨があたたかいように、ばらばらにちぎられたそれも、 無数に生まれた嘘のようにあたたかい ――何が残るか? と、わたしが、きくと・・。蜃気楼…、ゆらめいて誘う ど こ へ * * * 【「その後―ある少女の日記より」の前駆詩】 塚元寛一少女の右の膝にくっついている砂は弾けない譜面たとえば白いケースの中に入れられたグルバンテュンギュトの沙漠 あまりにも蒼褪め/あまりにも悲しい 二重否定の黒い光を浴びながら 森から彷徨うように溢れだす――窓を開け放ち、 紫色のしみをたたえる、その時間、その時間の街にあふれる人びとは 日暮れどき、沈黙の奥深く、 ・・・低くにおしとどめられた浅い眠りを感ずる ああその水車小屋のような音も止んで、 浅い眠りから目覚めた時。――目の前に吊りだされたのは千本の注射だった同じような夕方、大洋もなく、幼年の憂鬱に、きよらかな茂みにこらえていた小さなしぶきがあたる延命への助言 「――何が残るか?」 ぐっとプラットフォームへ押しつける、予定時刻、 憔悴して目覚めれば、この街の光は黒い鋸で切り刻まれている。 砂嵐を引き起こしている山犬――セト 「・・・もうわたしの姿は見えないのだ」 四月のずっと向こうを見つめる目が滑稽なほどに、 運命は、もはやきみの青い顔を照らしてはくれない 蛋白質に波打つ血の重み、その流滴、その捨象・・・ 人間にくっついて離れぬものは、もう駅の彼方へと行った でもそれに君の魂はない、 はやく向こうにと運ばれて行った、病院、警察署――火葬場にある・・ (たまに、死者復活のピラミッドについて考える いったい、その人は、それについて、どう思うのか、と・・ わたしは誰にも聞かれずに階段をおり始めたことを知っている それが奇妙に果てしない一本の道だとは思わない 翌日、新聞をぐいと屑籠に押しこんだ人を見る すべての紙は巨大な手で引き裂かれ、熱い眩暈が見る間に膨らみ ――でもいつのまにか、汗のひびきが遅い、またわたしは、 聞きそびれてしまう、空気も風景も 細いトンネルのように、・・・いつか汗ばむ額の海を見た わたしの骨があたたかいように、ばらばらにちぎられたそれも、 無数に生まれた嘘のようにあたたかい ――何が残るか? と、わたしが、きくと・・。 * * * 次回もお楽しみに♪
2011年06月05日
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「ハンカチ狂詩曲」 by 塚本寛一&izchan今日は、GW強化合宿の3作品目をご紹介しまぁす♪前回の『レトリックの白鳥壜』の次に合宿2日目に取り組んだコラボで作品です。塚元さんの前駆詩がとても面白くて、izchanなかなかコラボの勇気が出なかったのです。でも、塚元さんに「これはセンスが試されます。」そして、壊す勇気がないといい詩は書けるようにはならないって言われて、頑張ってみました(汗)。この作品も読み聞かせのプロフェッショナルな方々から大好評で、実際の(大人用の)読み聞かせに提供させていただきました^^では作品『ハンカチ狂詩曲』です。下は、塚元さんの前駆詩です。 * * * 【ハンカチ狂詩曲】 塚元寛一 izchanある満月の晩退屈で死にそうになったハンカチがしわしわの紙でもいいから使われたいと言ったそれはティッシュのことかい?と、棚のなかをあけてきくといや、蓮の葉でもいいのだ、という ( 注文が多いな、とおもいながらわかった、蓮の葉のように浮かばせてやるぼくは浴槽のなかにハンカチを放ったすると川や海の方がいい、というちょっと待てよきみは笹舟になりたいのかそれともクラゲになりたいのか、ときくと ( そのうち、雲になりたいとか言いそうな ハンカチであるハンカチだって浴槽のなかにいたいわけじゃないハンカチだって、広くありたい、というじゃあ、それは美しい絵のようにか、ときくと醜い絵でもいい、というじゃあ赤くてもかまわないのか、ときくと、もちろん青くてもかまわない、とおうじるしぶきをあびていたい? と、きくと、でも噴水じゃなく・・ ( いい場所がある、とぼくは笑ったハンカチは棚のなかにいる頭にきた! 本末転倒と、ハンカチはいわないいつでもぼくは使う、これから川へ、これから海へまた公園へ行く時につれてってやる ( でもある日、ハンカチは川に流され ついにぼくのところへ帰ってこなかった棚には「海」と書いた一枚の紙をいれてるまるでご機嫌だった思い出ハンカチ自身がそうでありたいと願った姿で・・ ( でもいつか壊したくなると思う僕の衝動は ため息まじりに句を詠んだ 『しはらくは棚の上の海日かな』「 藤棚を壊してどうするんだえっ、誰だ?見回すと ハンカチが洗濯バサミにつかまってニ~、と哂っていた妹のいつものお節介だったしかたなく僕は句を詠みかえた 『しはらくは棚の下の干し日かな』「 季語はなんだハンカチを書棚に置いたのは失敗だったいつのまにか俳句集なぞ読み耽っていたのだ川柳だというと「 芭蕉がいいうるさいので 二階の物干し場につれていった 『しはらくは棚の上の干し日かな』ホッとしたとたん 妹がやってきて乾いたわ、といってハンカチを棚にしまったハンカチは妹の香水によわかった そとは満月だった 『しはらくは棚の香の月夜かな』 ( だけど事実は僕は一人暮らしで妹がこの部屋を訪ねたことはなかった病室からみえる藤棚がキレイだと妹は藤色のハンカチを 芭蕉の句をそえておくってきたことがあった 『しはらくは花の上の月夜かな』その、しわしわの紙はハンカチじゃないたとえ柩のなかが明るかろうとしじまのひびく昼はくろぐろとうつむき加減のぼくを映し出すぼくは握りつぶしたいでも、ぼくは握りつぶせないばら撒かれたきみを探しにゆく勇気がないから…ここまで書いたところで月のウサギがいったいい詩を書いてるのに売れないね薄命の少女という設定だったんだが・・・テレビをねころんでみながら妹がバリボリとポテトチップをたべていた僕は餅がすきなんだ、といったが月のウサギにきこえたかどうかなにはともあれ 今夜は満月。。。 * * * 【『ハンカチ狂詩曲』前駆詩】 塚元寛一ある日退屈で死にそうになったハンカチがしわしわの紙でもいいから使われたいと言ったそれはティッシュのことかい?と、棚のなかをあけてきくといや、蓮の葉でもいいのだ、という ( 注文が多いな、とおもいながらわかった、蓮の葉のように浮かばせてやるぼくは浴槽のなかにハンカチを放ったすると川や海の方がいい、というちょっと待てよきみは笹舟になりたいのかそれともクラゲになりたいのか、ときくと ( そのうち、雲になりたいとか言いそうな ハンカチであるハンカチだって浴槽のなかにいたいわけじゃないハンカチだって、広くありたい、というじゃあ、それは美しい絵のようにか、ときくと醜い絵でもいい、というじゃあ赤くてもかまわないのか、ときくと、もちろん青くてもかまわない、とおうじるしぶきをあびていたい? と、きくと、でも噴水じゃなく・・ ( いい場所がある、とぼくは笑ったハンカチは棚のなかにいる頭にきた! 本末転倒と、ハンカチはいわないいつでもぼくは使う、これから川へ、これから海へまた公園へ行く時につれてってやる ( でもある日、ハンカチは川に流され ついにぼくのところへ帰ってこなかった棚には「海」と書いた一枚の紙をいれてるまるでご機嫌だった思い出ハンカチ自身がそうでありたいと願った姿で・・ ( でもいつか壊したくなると思うその、しわしわの紙はハンカチじゃないたとえ柩のなかが明るかろうとしじまのひびく昼はくろぐろとうつむき加減のぼくを映し出すぼくは握りつぶしたいでも、ぼくは握りつぶせないばら撒かれたきみを探しにゆく勇気がないから * * * 次回もお楽しみに♪
2011年05月29日
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「レトリックの白鳥壜」 by 塚本寛一&izchan前回に引き続きGW強化合宿で生まれたコラボ詩をご紹介しまぁす♪今日は、合宿初日に取り組んだ‘レトリック’という詩〈難しかったぁ〉のコラボ作品です。では、作品です^^初めがコラボ作品で、次が元になった塚元さんの詩です。最後は、塚元さんによる‘レトリック’の解説です♪ * * 【レトリックの白鳥壜】 塚元寛一 izchan水溜まりにこぼれおちた なみだ途惑うばかりで…さくらんぼのような頬にふりつもった現在という雪がなだれる 水溜まりの底に一枚のガラス時間座標が映しだす水と氷が互いにからみついている はくちょう心で見てみたいはるかな旅空をイメージするいつの日か もうろうとした雲におおわれ理性の飛翔ではその雲はねずみと数をきそう(削りだせないクリエーションその雲は雨いろとも雪いろとも泥いろともおもえ蔓そうして きづくつるははくちょう おなじ白そして ちがう白プロセスは たとえば・・・、白は鍵盤 十本指で叩くすると 「ド」を重く沈ませる記録キー! 親指をスピード違反の折りに捺印「レ」の軽く弾ける癖は暇な時は人差し指でお辞儀する人形あそび「ミ」として生まれる音は どこか似てる記憶中指は五本の中心として気障に言ってみる「子は鎹」こうしてレトリック ようやくにして(跳躍して、(翻訳して、(要約して、ふちまで たどりついたとき見えてきたのは「それはひとつの壜だった 壜には胡粉がついている 」という事典胡粉は壜をとびたち はくちょうが羽をひろげる + + + 【「レトリックの白鳥壜」前駆詩】 塚元寛一水溜まりにこぼれおちた なみださくらんぼのような頬に雪がなだれる 水溜まりの底に一枚のガラス水と氷が互いにからみついている はくちょういつの日か もうろうとした雲におおわれその雲はねずみと数をきそうその雲は雨いろとも雪いろとも泥いろともおもえ蔓つるははくちょう おなじ白白は鍵盤 十本指で叩くキー! 親指をスピード違反の折りに捺印暇な時は人差し指でお辞儀する人形あそび中指は五本の中心として気障に言ってみる「子は鎹」レトリック ようやくにしてふちまで たどりついたときそれはひとつの壜だった壜には胡粉がついている * *レトリックというのはみんな大方習ったものだと思うので、ぼくもあえては触れない。(というか、正確に言うと、ぼくそんなことをほとんど知らない。)ただ、少しだけ残念なのは、ぼくが年をとってから勉強したということで、レトリックということについて、まあ、少し知っているということだ。こういうのは本当に、みんなも、またぼくも、ひとつひとつ学んでいったらいいのだけれど、いわばこれは文章を書く者にとっての聖書みたいなものだから。ただ、聖書は読めないマンガにしてくれを地で行ったのが、引用集とか、用例辞典とかいうもの。つまり(実践学ーフィールドワーク)みたいにぼくは、あくまでも、ある特定のものを指す用語としてしか、この言葉を使っていない。じゃあ、ぼくのいうところのレトリックとは何かというと、(これは本当に簡単な意味、)文章を巧く表現するための技法、としてぼくは使う。そしてこのレトリックの意味をさらに定義したいなら、巧い詩の書き方をする、という意味でぼくは使う。――ぜんぜんむずかしくないでしょ?世の中には、それをあたかも大罪であるかのように叱責する人もいるけれど、(たぶん、傲慢なんだろうね。自分中心に世界がまわっている、と思っている人。おまえがいなくても世界はまわります)よって、別にこんなの知らなくたって詩人やれます。また多く触れてはいけないのが、このレトリックの問題でもあります。というか、巧い詩を書けば、誰でもレトリックの使い手みたいなものです。そうなのだ、ぼくらは別にゼリー状化させたり、化石化させたり、はたまた肉球化させるような、――意味の混乱をしなくていい。使う人によって、意味が異なるけれど、あくまでも純粋に何かを探ろうとするなら、特別な意味合いをもたせなくていい。たまに詩で思い違いをしている人が、言葉以上の働きを、ある言葉に課そうとする失敗はおうおうにしてあり、それはこのレトリックという言葉ひとつとってみても同じなのだ。(また、混乱させる輩は多くが煽動家で、ふつうの日本語が使えない宇宙人なのだ。彼等はぼくらに“Telepathy=横文字つかって粋がる”などのトリックプレーをする。ああ、学歴あるんだなあ、教養あるんだなあがごとき刷り込みをする。が、普遍性、あるいはつかみの部分もないので、まず、そういう人は、詩人として失格の場合が多いです。本当に巧い人は、どんなにむずかしい言葉を使っても、ぐいぐい引き込む魅力があります。(本当は、レトリックよりそちらの説明をしたいのだけれど。・・)ともあれ、典型的な詐欺師、あるいは常識から外れた意味不明な詩人(ときどき、ぼくもそう思われるので、困ったものだけれど、ぼくは時々自覚する。またそれに対して逃避はしないので、しょうがないよね、が、口癖になる)――だが、これも広い意味では、レトリックであるということを、ぼくは指摘します。ある職業を想起させるような書き方ができる、というレトリックだ。これはレトリックそのものの意味から離れたレトリックだけれど、そういう風に使っていい。(学問と実践の差違は埋めがたいものである、ということだ。)たとえば、「水溜まりにこぼれおちた なみださくらんぼのような頬に」というのは、レトリックである。いちいち、説明するようなことじゃない。(だんだん、ノリがダダイズムの宣言みたいになってきたが)「雪がなだれる 水溜まりの底に一枚のガラス水と氷が互いにからみついている はくちょう」というのもレトリックである。ああ、レトリックなんだあ、というのはわかる。そしてこのレトリックの説明をするなら、“水溜まり”というものが、“さくらんぼのような頬”というものとの、関係をむすんでおり、いわばデキちゃってるのだ。このデキちゃっている関係でこどもうまれちゃったよ、というのが、じっさい、レトリックなのである。そしてこの符号が意図するところを説明するなら、換喩とかいう言葉になる。(詩人の必殺技のひとつ。ああ、それ、換喩だよ。わかるでしょ?)ぼくがよく言うのは、類推、だの、連想。・・・使い方はほとんど、一緒である。でも別にそれはいちいちそうですね、と肯いたりするようなことじゃない。(これはダダイズムのようなものなのだ。)ぼくはそういうのを感覚で捉えていて、たぶん、多くの人もそういう風に感覚でひろく捉えている。改めて説明しなおすようなやり方はしない。これをするのは批評家の仕事だ。(つまり、ぼくはいま、批評家というレトリックを使っている。)では、何故ぼくが延々レトリックという言葉を使ったのかというと、これが学問用語みたいになってしまっている現実をひっくり返すためだ。(こういうのを、逆転的発想。というが、これも使い古された方法だ)これは頭がいいとかいうことじゃなくて、文章を練習すれば、誰でもこういう風になる。ぼけ、つっこみ、のようなものだ。ぼく、――高校の時に、数学がとても苦手でね、先生から言われたんだけど、わからなかったら、手でも、なんでもいいから、考えなさいよ、ということを言われた。先生じゃなかったら、しばいていたけれど、(あの頃みんなはツッパリハイスクールロッケンロール男の勲章だった)てなわけで、みんなも少しは学んでみよう。これの応用編として、後もうちょっとだけ説明するけれど、これが現代詩の最先端、西脇順三郎的かつ、現代詩ぐにゃぐにゃ化、を産んでいる一つの要因であります。この西脇順三郎はすばらしい人で、ひたすらに意味がつかめない、という“見えない水をつかもうとした人=よくわからない人”です。これをシュールという言葉で説明するのは非常に妥当です。馬鹿と言ってはいけないのが、現代詩なのです。そして次に現代詩ぐにゃぐにゃ化だけれど、これは粘着質の詩、ライトヴァースとか、そうだな、いろんなことがいえるのだけれど、ひと言でいうなら、同じ足で踏み出せないくらい百花繚乱の言葉の世界、と言ってもいいかも知れません。お化け。これひじょうに、的をついているので、みんな使いましょう。お化け。他の人はもっと意味不明なことを言うと思うけれど、(意味不明ではないということを知っているけれど、面白おかしく書かないことには、意味不明さって拭いきれないのだ。ぼくは辞書を引くけれど、・・・知ってるからね、言葉を新しくするために、そういう言葉を無理やり出すようなやり方、とかね。この話は、詩人の専門的話題になるので、もうあんまり話せない。――最終的に、やり方を知っているか否か、という話題になるから)ともあれ、頭が悪すぎるぼくなぞには、(もうそういうことにしておこうぜ、)日本語には聞こえないので、その人と話す時は、ぼくもものすごい、むずかしい用語を使って、え? だって、頭いいんですよね? ・・・という嫌がらせをします。はい。ぼくはそういうのを、アカデミックと称し、嫌っています。本来はとてもいい人だったのだけれど、権威に対抗するあまり、(権威に染まるということは、こういうことなのです。)自分本来の魅力をわすれてしまった可哀想な人で、まともな日本語が使えない人。こういうのを、詩の世界では、つっぱり、と思われ、口の悪い人には、顔の青い奴とか、いわれるわけです。もちろん、彼等はまともな日本語が話せないわけではありません。それはある種の病気なのです。(と、告白してしまうのだけれど、――いち番取り返しつかないのが、その人が文学熱をもっていて、ある日、才能がないと挫折してしまった人などが、どうしようもなく厄介なのです。)また、ぐにゃぐにゃ化の人達も相当厄介ではあります。これも一種の現代詩の病気です。彼等はじっさい、文法を乱し、意図的に混乱をつくりだすところの芸術、たとえば自動筆記だの、シュールレアリスムだの、それはもうわけのわからない言葉を並べてきます。まじめに詩をやった人に顕著で、それがわからないということを知りつつ、専門家の顔をし、プロという顔をしなければいけないという仮面なのです。でもひとつだけ訂正を!どんな作品であれ、どういう詩人であれ、よいか悪いかは、その人の中の伝統と、センスによって理解できます。そこにはいかなるむずかしい言葉もいらないのです。詩を知らない人は、あるいは(高度な連想とか、ある想像によって詩が生まれる)ということを知らないと紐解けない世界があります。これをレトリック、と詩の世界では多く使います。(最低、ぼくはそのように理解している。)――そういうのは全部レトリックなんだよで説明できなくなって、言葉狩りがうまれ、粗製乱造する言語の現場、というような表現になっているのです。・・・わかりましたか? * * 次回もお楽しみに♪
2011年05月24日
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「中国の友よ【燃燒了我的夢想的歌】」 by 塚元寛一&izchanこんにちは♪実は、塚元さんといずちゃんはGWにコラボ詩の強化合宿を組みまして、いずちゃん見事に(?)塚元さんから「GWスキルアップ免許」をいただきましたぁ!塚元さん、本当にありがとうございました。 パンダーイ! \( ^ o ^ )/ (あれ、パー子さん?)その強化合宿で素晴らしい(自画自賛!)コラボ詩が6作品生まれましたので、今週から順次ご紹介してゆきますね♪今回ご紹介する「中国の友よ【燃燒了我的夢想的歌】」は、強化合宿4日目に生まれた作品で、中国の友人との友情をユーモラスにうたっています♪(いずちゃんお気に入りの一作品です^^)この作品の後ろに塚元さんの前駆詩もアップしましたので、どんな風に2つの異なる色合いの個性がコラボしたかもお楽しみください^^なお、この作品を含め強化合宿で生まれたコラボ作品のうち数編を(アヴェニュー発表前から)読み聞かせをお仕事にされている方からぜひ読み聞かせに使わせてほしいとの嬉しいお話を頂いています。異なる色合いが離れたり溶け合ったりして共鳴しあい読み聞かせにもとてもよいのだとか。コラボ詩の新たな可能性の1つを感じているところです。では作品です☆ * * * 「中国の友よ【燃燒了我的夢想的歌】」 塚元寛一 izchan「調理器具 取り扱い注意!」 ―― 中国からのエアメール 小包?中国は青海省の奥地に悠々自適、青海仙人からの・・「受け取ってくれた?リーベンちゃん。」「ひぇー、青海仙人! …テレポートで現れるんなら、なにもエアメールで送らなくても。」「テレポートだと経済効果ないでしょ、ネ。」「仙人が経済効果考えるんですか。で、調理器具ってなんですか?」「ははは、これで夢を調理して、ネ。」枕元で三人の名を聞く張、王、李(ちょう、おう、り、…ちょおうり、…ちょうり、…調理器具? 考えすぎだよな、あはは、それにコレ夢だし。)中国にうようよとしている名前だ(わかっている「砂を浸す執拗な波」・・ゴビ沙漠にきえる川)――蒼霧のような気配運河の水、(いや黄河の濁水)わたしはちょうどヒクリ自分の肉がゼリーのようにやわらかくぷにぷにとしている⌒+。+⌒ヤギの乳茶をのみほして(めぇめぇ、チガッタ、ねぇねぇ)夜が迷宮にかわっている(紫禁城なんて行ったことないし…)その時ふっと、書斎の一隅に永久に眠ることになる写真(ちょと待て、青海仙人とのツーショットなんて撮ったことないぞ。)カチリいらいらする時計の2:00浮き城のように巍然として輝く輪郭楽山大仏その凸っぱりや凹みが当時の声を思い起こさせA「おれいやだよ」B「おまえやれよ」いやだよいやだよしたいならおまえがしろよ・・・まるでラジオドラマみたいだ ?マッコォリ マッコォリ ウーリナラ スル サンチョンリ カンサネ ウーリナラ スール耳をすましていると、兵馬俑のことを思い出す不自然情報のために仮定条件があらわれたるや!寝室、・・明晰夢告白すれば――昨日、中国人から不思議な器をもらった(「ほかでもなく」)やあ、これはいい器だ前世代記憶的産物――調理器具ソンナニイイカアイイヨオイイヨ(「お安い御用さ。」)なんだかんだで、・・・ぐだぐだで、ついさっきまで土の匂いだなあ、ぷーんとくわい匂いだうっすらとコチュジャンや紹興酒のにおいでもするぞもがな――縁側に置きっぱなしさて中国の友よ!このしまつどうつけてくれようぞ 無人のボートが水の化石のように浮かぶ そういう単調な ヒョイヒョイヒョイ ヒクリ・・・!呼ばれているのか、・・・それとも話しているのか念いというもの湿り気をおびた血残留思念ひゅる、る、る、る一瞬、ひと肌の温もりがよぎったが、鮫のようにすぐに渇いてなくなる。フカ鰭スープは高級だし(「チル桜チルチル桜」モチル桜モチ)ああああああああん、なまぐさい血腥い得体の知れない「生まれる」ピイータンぷるぷるそれからたくさんの小卵それからたくさんの浜それからたくさんの「出てくる」タイピイーエンは美味いしくりかえし ピイ生ゴミ用ポリ袋 ピイエヘイヨ エヘイヨヌンゲンヌンゲン南無阿弥陀仏 カサ、コソ。カサ、コソ。カサ、コソ。 ――静かであればあるほど、 しんしんと迫ってくるので眠れない いや、眠った (「俺は神経が太いのだ」) ヒクリ・・。朝、アイスダンス「白鳥の湖」がすべってこわれていた(「器が割れていた」)とふつうに言えよ三つに割れている張、王、李――張、王、李!――調理器具!うああああああ熟れて落ちた無果木ニンニクトマトの青臭さオママゴトと、やるせないシャボン玉遊びの記憶名前だけが(「水死体のように浮く」 わすれないで)いまやもう名前だけがヒッソリ雪のように静まり返っているヒクリ夢から覚めて、青海仙人の調理器具の箱をあけてみた。なかには、紙切れ1枚だけが鎮座。李白の秋浦歌 其十五を意訳 白髪三千丈 わたしの白髪はボウボウボウボウ 縁愁似箇長 かなしさのあまりボウボウボウ 不知明鏡裏 おおきな痛みをしらない水の窓 何處得秋霜 でも秋の霜はその痛みを嘲笑う青海仙人とは、かくの如しである。「君と酒酌み交わして美味いもん食って四方山話に興じたら 楽しく憂さ晴らしができるだろう」その誘いに、こんなにゆたらかな夢を届けてくる。青海仙人とは実に愛すべき大陸の詩人なのである。 * * * 【燃燒了我的夢想的歌】 塚元寛一枕元で三人の名を聞く張、王、李中国にうようよとしている名前だ(わかっている「砂を浸す執拗な波」)――蒼霧のような気配運河の水わたしはちょうどヒクリ自分の肉がゼリーのようにやわらかくぷにぷにとしている(ねぇねぇ)夜が迷宮にかわっているその時ふっと、書斎の一隅に永久に眠ることになる写真カチリいらいらする時計の2:00浮き城のように巍然として輝く輪郭楽山大仏その凸っぱりや凹みが当時の声を思い起こさせA「おれいやだよ」B「おまえやれよ」いやだよいやだよしたいならおまえがしろよ・・・まるでラジオドラマみたいだ ?マッコォリ マッコォリ ウーリナラ スル サンチョンリ カンサネ ウーリナラ スール耳をすましていると、兵馬俑のことを思い出す不自然情報のために仮定条件があらわれたるや!寝室、・・明晰夢告白すれば――昨日、中国人から不思議な器をもらった(「ほかでもなく」)やあ、これはいい器だ前世代記憶的産物ソンナニイイカアイイヨオイイヨ(「お安い御用さ。」)なんだかんだで、・・・ぐだぐだで、ついさっきまで土の匂いだなあ、ぷーんとくわい匂いだうっすらとキムチやコチュジャンのにおいでもするぞもがな――縁側に置きっぱなしさて中国の友よ!このしまつどうつけてくれようぞ 無人のボートが水の化石のように浮かぶ そういう単調な ヒョイヒョイヒョイ ヒクリ・・・!呼ばれているのか、・・・それとも話しているのか念いというもの湿り気をおびた血残留思念ひゅる、る、る、る一瞬、ひと肌の温もりがよぎったが、鮫のようにすぐに渇いてなくなる。(「チル桜チルチル桜」)ああああああああん、なまぐさい血腥い得体の知れない「生まれる」それからたくさんの小卵それからたくさんの浜それからたくさんの「出てくる」くりかえし ピイ生ゴミ用ポリ袋 ピイエヘイヨ エヘイヨヌンゲンヌンゲン南無阿弥陀仏 カサ、コソ。カサ、コソ。カサ、コソ。 ――静かであればあるほど、 しんしんと迫ってくるので眠れない いや、眠った (「俺は神経が太いのだ」) ヒクリ・・。朝、バレエ「白鳥の湖」がこわれていた(「器が割れていた」)とふつうに言えよ三つに割れている張、王、李――張、王、李!うああああああ熟れて落ちた無果木ニンニクトマトの青臭さやるせないシャボン玉遊びの記憶名前だけが(「水死体のように浮く」)いまやもう名前だけがヒッソリ雪のように静まり返っているヒクリ李白の秋浦歌 其十五を意訳 白髪三千丈 わたしの白髪はボウボウボウボウ 縁愁似箇長 かなしさのあまりボウボウボウ 不知明鏡裏 おおきな痛みをしらない水の窓 何處得秋霜 でも秋の霜はその痛みを嘲笑う * * * 次回もお楽しみに♪
2011年05月14日
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「ブログでコラボ3♪」 写真詩とのコラボ作品 パー子!&wa!ひろ&塚元寛一 <4の3>日曜振りです^^「えっ、お休みだったんじゃ?」はい、ぼちぽち再開です^^よろしくお願いします♪というわけでホームの【今日の写真詩】も更新しました。3作品をお楽しみくださぁい★さて、コラボ作品です。塚本のブログ『灯台』にお住まいで、アヴェニューのコメントもお願いしているパー子!さんが今回も素敵なコラボ詩を寄せてくださいました。今回コラボしてくださったのは、作品4 「ブログでコラボ3♪」写真詩 wa!ひろ&塚元寛一<4の1>です。ご紹介しますね♪ * * * Dear フロイト叔父様 ご機嫌如何ですか? 叔父様から頂戴した、主観ルーペで私の故郷、アルプスを眺めました。 イヤだわ!叔父様たら、アルプスの標高が低くなちゃてる! アルペン踊りは、一万尺ないと踊れないですのよ! 空の色もターコイズブルーでしたのに、私、叔父様がシュカン! 間違えました、好かないわ。 もっと好かない理由は、 「生きることの意味と価値について問いかけると我々は狂ってしまう。 何しろ、意味も価値も客観的に実在するものではないのだから。」 と患者には言っていたのに。 診察が終わると、もやもやして、耐え切れなくなってスーパーバイザーに 相談していたじゃありませんか? 本当にいい加減ですこと。 私は、狂っても考え続けることにしますわ。 狂った時は、私の面倒みてくださいね。 あら、フロイト叔父様は、もうお星様になったのでしたわね。 オッホッホッホッ! byトロ未来 * * *この作品は、wa!ひろさん&塚本の写真詩にパー子!さんが寄せてくださったコメントのなかに書かれていたものですので、併せてコメントもご紹介しますね♪ Waひろさんとの写真詩、どの作品にコメントしようとパー子!迷ちゃいましたが、 ポストカード仕立てになっている、作品4に目が留まりました。 魚の目が痛い(?) パー子!の右足が・・・。 魚の目コロリに塗ってコメントと参ります。 窓際から、空を描写しようとした。辛い思いで描写した為、 窓に飾られた新緑色のカーテンが、ほのぐらい翡翠の色に変わった。 「描写の多くは飛躍ですよ。」=多くの詩や絵画、音楽が作り手の願望によって、 ディスプレイされ、現実離れしている。 そう思いながら、プールに写し出された、風景を見る。 色盲の子宮に思えた。=カラフルに化粧され、オブラートに包まれた壜のなかに 魚がいる。命がある。 しかし、風景が静止画のように、止まって見える。 現実には風が雲を動かしていたのに風の色は、見えない。 現実は蛙を解剖した時のようにグロテスクだけれど、 嘗ては熱い心で新しい土地=理想の世界が見つかるのではないかと、 あらゆるものを凝視しつづけた。 木漏れ日の美しさに捉えられ、沙漠をみのりゆたかな緑の肥沃な土地に してくれるのではないか、その世界に入りたいと望んだ。 フロイトの拡大枠の情念に偏った本能=人間の志向に対して考え続けた精神学者の 偏った思いが、はたして人間の本能であったのか?敬意を払いつつも困惑している。 現実と理想のギャップをに、作者自身が困惑しているようです。 パー子!の勝手解釈でした。 続きがあります。 *ネタ*を書きますよ! * コラボ作品 * ポストカードに、詩ではなくネタをかいてみました。 Waひろさん、コメント楽しみに待っていて下さったのに、 遅くなってごめんなさい。 今はブログをお休みされているんですね。 パー子!寂しいですが、」またブログの再開をお待ちしています。 * * *パー子!さん、素敵な作品と楽しいコメントをありがとうございました^^wa!ひろさん&塚本の写真詩へのパー子!さんの個性的なアプローチから面白いコラボ作品が生まれました^^楽しい時間をありがとうございました! 皆様、これからもアヴェニューをどうかよろしくお願いしまぁす^^
2011年04月17日
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「ブログでコラボ3♪」 写真詩+詩 パー子!&H・ひろやす&塚元寛一 <5の1>塚本のブログ『灯台』にお住まいで、アヴェニューのコメントもお願いしているパー子!さんが素敵なコラボ詩を寄せてくださいました。コラボしてくださったのは、作品4 「ブログでコラボ3♪」写真詩 H・ひろやす&塚元寛一<3の1>です。ご紹介しますね♪ * * * 四千万年前、太古の昔、築き上げた 都市国家 ポリス ! 秩序を基とした 六角形の城 玉座は六角形の中央 弦を弾く者、ソフィア/笛吹きたち、ゾーエー 木琴を奏でるもの、スロウポス/歌うもの、ピスティス 踊るもの、ミメーシス/歓声をあげる会衆、コスーモ 玉座に座るものが、魂の息吹を書き上げ 自らタクトを振る なんと甘美な芸術、永遠への調べ 彷徨い歩く者に、吹き出よ! 流れ滴れ! * * *この作品は、H・ひろやすさん&塚本の写真詩にパー子!さんが寄せてくださったコメントのなかに書かれていたものですので、併せてコメントもご紹介しますね♪ 作品4の写真をみて、食いしん坊のパー子!は一目で選らんじゃいました。 いつもの様に、勝手に解釈させて頂きます。 靴がサラダボールになるとは、奇想天外ですね! スミッソン「螺旋状の突堤」は、よくある突堤ではなく アートしていて、突堤とは思えないものです。 靴の写真を加工して、アートし、サラダボールにみたてたのでしょうか? わたしの靴はサラダしてる。たまにカボチャのにおいがする。 そんなアボガド!=そんなバカな! 大根してしまう。言うつもりはないのだ ピーマン!=素人ぽくなってしまう。 言うつもりはないのだけれど、頭がからっぽね! サラダ=シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」 シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」は21詩を三部構成された歌曲で、 一部が、愛、性、宗教。 二部が、暴力、罪、?神。 三部が、ピエロが過去にとりつかれてきたベルガモへの里帰りを歌っている。 (wikipedia参照) がミックスされている。 聴覚が刺激されて、ブラボーと言いたいところだけれど、 サラダに譬えたので、デリィーシャス!味が忘れられないと 表現したのでしょうか? パー子!も宏泰さんの写真に詩を書きたくなりました。 パー子!靴に、蜂蜜かけちゃいました。 では、パー子!の詩です。 * 詩 * 宏泰さんの靴に蜂蜜かけてごめんなさい。 パー子!、久し振りにホットケーキ食べたくなりました。 * * *パー子!さん、素敵な作品と楽しいコメントをありがとうございました^^ひろやすさんの写真作品から塚本さん、そしてパー子!さんのイマジネーションが展開されて面白いコラボ作品が生まれました^^楽しい時間をありがとうございました!
2011年04月03日
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「ブログでコラボ3♪」 写真詩 wa!ひろ&塚元寛一 <4の2> 詩 : 塚元寛一 灯台写真 : wa!ひろさん 明日を信じて!!Wonderful Life写真作者のwa!ひろさんからコメントをいただいていますのでご紹介しますね♪「ブログでコラボ3♪」 写真詩 wa!ひろ&塚元寛一 <4の1>の4作品へのコメントです。 * * * izchan2010ちゃん カモメ7440さん ご多忙の中何時もありがとう御座います。 作品1:こんな風に面と向って云えたらどんなにスカッとすることだろう、 とつくづく思う。あっぱれな詩 作品2:写真の色にあった詩になっていてとても好きです。 こんな事を感じたことが過去にはあったな・・・ 作品3:写真の色(風景)と詩がとてもしっくりと溶け合っている。 お見事カモメ7440さん!! 作品4:絵葉書にこのような詩が書かれていたら、 同じ風景でも額に入れても何時までも想い出に残る一枚になりそう。 パー子さんのコメント 楽しみにしています。(*^0^*)/ * * *wa!ひろさん、塚本さん、素敵な作品をアリガトウございました^^そして、コメントをありがとうございました、wa!ひろさん。大震災、原発と大変な状況が続いていますが、こうしてコメントをいただけると元気が湧きます。wa!ひろさん、感謝です^^
2011年04月01日
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「ブログでコラボ3♪」 写真詩 wa!ひろ&塚元寛一 <4の1> 詩 : 塚元寛一 灯台写真 : wa!ひろさん 明日を信じて!!Wonderful Life今日は、wa!ひろさん&塚元寛一の写真詩をお届けします。コメンテーターのパー子!さんには、引き続き気に入った作品にコメントをいただければハッピーです♪(いつも楽しく読ませていただいてまぁす^^)では、4作品です。 * * *作品1やりすぎいやだから誰がどれくらいやったかなんて、みんな興味ないわけなんだ。何年この仕事やってるんだ。お前がどれくらい頑張ったかで、みんな評価するなら、俺は今頃、社長だ。弛んでるんじゃないか、ぴちーん、ぱちーんうひーっ、―――言われたことだけやってても駄目だからさ・・・いや、嫌なら嫌でいいんだよ、―――べつにね、と眼鏡をくいくい、わざとはずして、ぷはーあうっと、曇らせ、眼鏡ふきで拭くものすげー横柄なたいど君の代わりなんていくらでもいるんだからさ。―――愛や夢で腹が膨れるか! おらおら黙ってぺこぺこ頭を下げてりゃいいんだよ。一日一杯のコーヒーでいいか、毎日蕎麦か、ええーっこらどうなんだ、と胸倉をつかむ、すねを蹴る、さいしゅう的には髪をつかんで獅子舞をする結果がすべてだからさ、・・・わかる? 仕事って言うのはさ、自分で見つけるもんなんだよ、おら、もういっていいぞ! って、オイその前におれになんか言うことあるんじゃないかご指導ご鞭撻ありがとうございますだろ、おら! とボディブローおれはよお、おまえと自給が違うんだ? えーこら、わかってんのか、オイ作品2衣装はうつらない、その弱点が花をいじめている。花が好きな人なら、よく知っているだろう。つかんだひかりが、つかめないというのはあやまりだてのひらをあければ消えてしまうのだ、空っぽだったと、 それはクウコクの跫音だったと、 オリだった、と・・・。風見の矢のように北にふるえ、艶のない鉄骨のように冷やりとし、頭のさきから足の裏まで、 ギラギラと、ギラギラと歯を剥き出し むんむんとしたいきれ、一日の幸福がこの花の中にとどまっている。「――おかえりなさい。」室内の光線を吸い込み、一日、二日、三日まだ、まだ、・・・望みは捨てられない バスの歌がきこえてくる、遠い空にきえてゆきたい 主人にじっと寒い身をすくめて・・。作品3痙き攣った一瞬 裂けた絶対無の彼方へ銃弾が北極圏でも南国へでも弾道はゆく、蝙蝠のアーチへもつれていた夜の蔓を切るためいざや! 目にもの見せて ・・・もしも、ねむたい 時に、 魚が、鉛筆 が、あるいはかんばんが 蛙が、車が あなたの屋根へ、 落ちてきたらにおうて来た証だ大いなる問いのなかにあなたが沈むデモーニッシュな情念硝子という、つかめないけれど立体的な、、、その姿 は ・・・いしきのうえに、ゆきを 降らせる、 しづかで青い 真珠 に、なるだろう ―――なると思う、夕暮れ、 朝の始まり、いやわたしは ぷっくりとした帆立のような蠢動しない静物画的な肉 あの、銀色の月のようにしづもりが好きだ 笑え、弾め、超自然的な不思議!作品4蒼白い顔でわたしは空を描写する。カーテンというディスプレイはほのぐらい翡翠の色に変わった。「描写の多くは飛躍ですよ。」と思いながら。硝子を何枚もかさねたような化粧、被膜のなかで、小一時間、暗紫色のプールを見つめた。風は雲を動かしていたが、それは殆んど、香水がはいっている、透き通った壜のように、ただ透明な液、・・・たとえば、釣りざおを水面に垂らして、その真下に糸がおちていく、そしてそこに魚の眼がある、と思うようなものでした。・・・色盲の子宮、と浮かんだ。新しい土地を探す、と嘗ては熱い心で希ったものだ。遠方の尾根と広大な青空に到着する。ああ、なんていう襟巻きだろう。空を見ていると、鮮やかなモスグリンの空想に浸った。というより、耽った。蝋で固められた人形のようなくどさで、近眼の人がよくそうするように、わたしはすうっと猫のように眼を細くした。―――長い睫毛が、波紋のように金いろに染まっていく。「・・・木漏れ日だ。」あの源泉にしずかに茂った苔。沙漠をみのりゆたかな緑の肥沃な土地にしたいとねがわせる、そのみずみずしい、幼虫の思念。そこへ、張り裂けそうに膨らんだ魚が溶け入っていく。それは、精なる液であったのだろうか。フロイトのあの拡大枠の情念に偏った本能への、異常な、しかし特別の敬意だったのであろうか。・・・風が剃刀を持っている、瀝青のむらなく塗られた世界に、炎のあおいゆらめきが寂しくただよい、理科の実験で、蛙を解剖して、ああ、はじめてみる、紫いろの、インク。映画でよく見る、血のりじゃない、―――と、深く息を吸って吐きだすおびただしい血の迸り。* * *
2011年03月30日
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「ブログでコラボ3♪」 写真詩 H・やすひろ&塚元寛一 <3の1> 詩 : 塚元寛一 灯台写真 : H・ひろやすさん 北條宏泰の音楽レビュー大興奮!!これからこの週末まで毎日のように作品を記事にアップしてゆこうと思っています。コメンテーターのパー子!さんには気に入った作品にコメントをいただければハッピーです♪(いつも楽しく読ませていただいてまぁす^^)では、H・ひろやすさん&塚元寛一の写真詩の4作品をお届けします。 * * *作品1新らしい世界を探していたちょうど蝸牛がにゅうッと背のびをしたように、 僕の指がゆびが、ぴりぴりって空を破いて 裂いてめくって、血管が、ヌルリとすべる脂肪が肉が、赤、黒・・・、白―――ラプンツェル! ラプンツェル! お前の髪を下げてくれ さまざまな困難な出来事がつぎつぎとふりかかってくる というのに、と い う のに、ティングリーのキネティック・アートは終わらない まわる機械( まわ る/視界作品2手でふれると黄金になるという話は才能をあらわしていて、あれは金の卵をうむニワトリのようなもので、その瞬間に、弊害、・・・生活ができないということは念頭におかれるのだけれど、それを管理する側にとっては、ひとつの秩序にすぎないのだ。行って帰ってこれなくなる話というのは、、純粹な藝術である。後ろ手にしばり上げられ、目隠しをして、声とてこだまのような、衛星放送のおくれてくる声のような、そんなふしぎは夜空にざっとばらまいた金貨が知っている ぼくは夏の光の中で走っている少年や少女が あのきらめきが・・・、青春の蒸発というものなのだと知っているが、 首尾よく生還したら、それは宝物を見付けたということなのだ。 それは不純でも何でもない、自分の眼に間違いない、 と信じるに値した、不可避の、闘争の結果なのだ。 そして時はばら撒くだろう、砂金を。 掠め奪わるる、生命という黄金を騙くらかすために、娯楽は蔓延し、 しかし蹈みとどまろうとする人においては商品化された、 時は金なりのフレーズさえもがなにか胡散臭いのだ。 自分は旅に出た、はた迷惑になるため、謎をさぐるため、 そしてくらくらと目がくらむ、金いろの街を血みどろにするため作品3 燃える街、燃える葛藤 ・・・火葬場で死者の声を聞く 。私のもろもろの感情は噴火のように天を衝く! ジャコメッティ「道をわたる人」のような、ほそながい、扁平な人間たち うすいせんべいの型からぬいたような人間たち、 灼熱の原子炉に一日、二日、三日まだキリコの「詩人の不安」 眼玉も掻きむしる、木の根草の実を食べる―――幸福な様な悲しい様な 空想の地獄・・・。パルミジャニーノ「長い首の聖母」みている様な かなしい母を求める幻の様な、可憐な命の常夜燈デルフォイの御者像は焦げた人のように思えます。アアれは墨れす・・、でなけりゃ闇の国の人です地獄の最下層でじぶんは魔術を知った。「何んだか声がしたので、又誰だれか来やがツたと思ッたんだが、空耳・・・」でも憑いていました、見出されぬ出口が、憎しみが、帝国崩壊後まもなく、強い者に巻かれる、支配されるということが起こったわけなのですけれど、ビルマ・ニューギニアの魂はどこへ帰ったのでしょうね・・・。 きょう、腐った死体をみました。生命保険のかけられた死体を。 証人喚問中のFの××でした。一般傍聴席でそのしらせをきいた、 情報提供者の提供者が小便をもらすほどの事態でした。 その時、Fの秘書はほくそ笑みました。そのあと、 新聞記者が姿をくらましました。作品4わたしの靴はサラダしてるたまにカボチャのにおいがするそんな アポガド!いけないいけない、つい野菜の名前が大根してしまう言うつもりはないのだ ピーマン!わたしの靴はサラダしている。してるボウルみたいにドレッシングでまぜられるスミッソン「螺旋状の突堤」みたいに、シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」みたいにけれどもそのサラダの味あじが、どうしても忘わす、れられな い* * *
2011年03月30日
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「ブログでコラボ3♪」 写真+詩 wa!ひろ&塚元寛一 <2の2>編集長のパソコントラブルでアップが遅くなりましたが〈汗〉、写真作者のwa!ひろさんとコメンテーターのパー子!さんからwa!ひろさんと塚元の写真+詩 作品1「エスパーな娘」作品2「じゆうちょう」作品3「むかしの人みたいに」 作品4「動悸」にコメントをいただいていましたので、ご紹介しますね♪* * *wa!ひろさんのコメントです^^ いずちゃん、カモメ7440さん お疲れ様です。 1作品の写真は好きな写真なのですネ~!! 私の少女時代を垣間見ているようで・・・ 2作品の空の写真は 彩雲と言って、忘れもしません父が無くなった翌2010/7/16に見た雲です。 本当は七色に見えていたのですが携帯だったから旨く色が出てなくて残念です。 カモメさんの詩は思いがけない内容で 一作品のほうは旨く写真を使っているなと思う ドチラも写真にマッチしていて好きですネ~^^ 作品3・4は 私の住むごく近所の景色です。 こうして詩がつくと写真の見方の幅が広がって楽しいです。* * *パー子!さんのコメントです^^ 皆さん、お久ぶりです! 地震の映像をみて、パー子!気持ちが沈んでいました。 被害に遭われた方々のことを思うと、心が痛いです。 あるニュースを聞いて、沈んだ気持ちが怒りと変わりました。 人の弱みに付け込み、お金儲けを企む、投機筋や義援金振り込め詐欺。 アッパーパンチをおみまいだ! ダメ、ダメだわ。。。パー子!のへな猪口パンチじゃ。(-_-;) こんな時は、やっぱり「カモメさん、出番ですよ!」 えっ! 居ないの? 「海外逃亡しました!」ボク、偽はとだよ(^◇^)"チュンチュン" * * * * * * 皆さん、塚元さん失礼しました。それでは、コメントと参ります。 作品1 エスパーな娘 ある日、科学のテストが36点だった彼女。 「世の中はカネだ。だから、勉強しろ!」と普段にから口うるさい 父親に見せれば、言われる言葉や、 それに対して、自分の気持ちはこうなるだろうと予測した、エスパーな娘。 けれど、葉山嘉樹の作品「セメント樽の手紙」を持ち出すところから、 酷い言葉に隠された彼女の父親に対する思いが・・・。 「セメント樽の手紙」は 恋人がセメントを加工している途中の事故でクラッシャーに巻き込まれ、 そのまま粉砕されてセメントに混ざりこんでしまったという内容。 彼女は、恋人が溶け込んだセメントが何に使われたのかを知りたくて 書いた手紙でした。 エスパーな娘は、 大嫌いな父親だけど、世の中おカネじゃない事に気づいて欲しい、 彼女の父親への願望が、酷い言葉とは裏腹に隠されていたのでは、 ないでしょうか? 作品2 じゆうちょう 青空に流れる雲、素敵な写真に、 パー子!いずちゃんに、メッセージ書きたくなちゃった。 「なんて書くの?」 (^◇^)”ホーホケキョウ" でたぁ~!!!偽バト ( ̄△ ̄;) 教えてあげな~い。。。イヤ( ̄ω ̄= ̄ω ̄)イヤ なぞと、遊びたくなる”じゆうちょう” 塚元さん、パー子!自由にコメしちゃいますよ。。。 ほっぺがマーブルチョコレートみたいな女の子 (@⌒ο⌒@) 自分を可愛がってくれたお姉ちゃんが嫁に行く。 あまりの寂しさに、お頭に、血が上ったり、下がったりして とうとうお姉ちゃんを絞殺してしまった。 「殺してにゃいよ!」 (=^・^=)”神風さん家の福にゃん” そうだったわね!殺したくなるほど、お姉ちゃんが好きだってことね。 ハートのエースが出て来なーい♪ハートのエースが出て来なーい♪ 「はあとだよ、はとだよ!」(^◇^)”本物だよ" はとさん、来てくれたのね。 パー子! 「;;;;;;のこと;;;;なの!」 ドッカーン・・・・ゞ(_△_ )ゞ ヒクッヒクッ 「にゃんで倒れてるの?」 ヾ(=゚・゚=)ノニャン ミステリーでしょ!うふっふっ。。。 「象どれば、彩ることもあらん。」 像の象をとれば 像の字ではなくなり、姿がなくなるということ。 「お姉ちゃんの姿が、なかったら楽しく無くなるわ。」 とマーブルチョコみたいな、女の子は言いたかったのでしょう。 じゆうじゆうじゆうだから、何でもアリ? モハメット・アリ?! ヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)ノ 作品3 むかしの人みたいに ロマンチックな作品に、パー子の胸は、”キュンキュン”しています。 サイコメトリーして、千万の杭、薔薇いろの靄、千万の光に 麗しいと思える人の残像を見つけた。 でも会ったことのない人。 会ったとしたら、「・・・声や言葉が邪魔なくらい喋るんだ。」 ⇒1つ目の胸キュン! 「怖いのかい? 人の心に触れるのが・・・。」 ⇒2つ目の胸キュン! 「空をつきぬけて、海の色を思い出すような感傷、そうかもね、そうかもね・・・、 いたずらに言葉ばかり僕は重ねた。」 ⇒表現の上手さに、 星が ☆ ☆ ☆ !!! 「心の壁というべきかな、このまま死ぬこともできるし、 このまま生きることもできる・・・。」 ⇒メッセージ!!! (* ̄。 ̄*)ウットリ やっぱり、騙されないわよ! イヤo((>ω<o))((o>ω<))oイヤ 作品4 動悸 秋の紅葉と落ち葉の公園から、連想できない詩ですね。 でも、塚元さんの言いたかった事は? 浪費に過ぎ過多に走るものの様に見える、何かの沈黙に・・・ 景色は、ゆったりしていて居る様にみえるのに、浪費に走り、 命を無駄使いにしている、営みに憂いを感じ、動悸がしている。 多くの人は、浪費して命を無駄にしている姿が 置時計みたいです、椅子に凭れて眠っているみたいです。 欲が 膨らみ、あらゆるものが壊れている (親子関係、夫婦関係、この世界に存在する関係)事に気づかない。 ジュースの瓶が割る音がきこえたのに、まだー。雑誌を読んでいる、大人・・。 気づいて欲しい思いから 『・・・何か悲しみのある、 前兆はないかしら』 と言わしめたのでは、ないでしょうか? パー子は、思うのです。 自然は、美しい景色や、地の産物で、人に備わった五感を楽しませた。 でも、人は満足できなかった。あらゆるものを作り、時にはいらないものまでも。 自然を無視し、思いあがってしまった。 震えて、動悸を起こしていたのは、人ではなく、自然のなのかもしれないと。 いずちゃん、どう思いますか?、皆さんは? 本当に、塚元さんの作品は、皆に、感じて欲しい、考えて欲しいと訴えている様です! wa!ひろさん、思い出の写真をありがとう。 今は、震災に遭われた方を思い、節電中でブログをお休みして おられます。被災者のみなさん、失ったものの大きさに、パー子は なんと、言葉をかけたらいいか、わかりません。 ただ、落ち着いたら、考えてみてください。生とは?* * *wa!ひろさん、パー子!さん、コメントありがとうございました♪wa!ひろさん、思い出の写真をアリガトウございました。パー子!さん、メッセージありがとうございます。塚本の詩の意味はなかなか読み解きにくいのですが、パー子!さんのコメントはとても助けになります^^いずちゃんからも感謝です☆
2011年03月26日
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「ブログでコラボ3♪」 写真+詩 H・やすひろ&塚元寛一 <1の2>コメンテーターのパー子!さんからH・ひろやすさんと塚元の写真+詩 作品1「蛇と花」と作品2「アキノ カゼ フライ」に読み応えあるコメントをいただいていますので、ご紹介しますね♪実は、塚元からは、 パー子!さんは詩人として大きく羽ばたける人だから、あまり手をとっちゃイケナイ。って言われていたのです(汗)。だから、今回のコメはパー子!さん自身も作品鑑賞を楽しまれたのが伝わってきて、いずちゃん嬉しかったです。お忙しいところ、本当にありがとうございました!* * * 三月に入りましたが、皆さんお元気ですか? ひな祭りも済んだいうのに、この寒さ! 桃の花も「いい加減、暖かくなってよ!」と 桃色吐息?! 高橋真理子の曲じゃん。。。^^ 面白くない前振りはこのぐらいにして、コメントと参ります。 作品1 夜にともる街灯が、闇と光をあらわし 街灯の周りの枝が、渦巻いていて 蛇に見えますね。 闇は怪しい香りを漂わせ、猛毒をもった蛇を、美しい花に変えてしまう。 鳥は誘惑だと分かっていても、女の妖艶さに引き込まれていく。 毒を持つ妖艶な女=メドゥサ (ギリシャ神話に出てくる怪物で 髪の毛が蛇なのです。) 透明な光の朝=アベマリヤ やがて朝が来て、いろんな万物に目をむける冷静な自分に かえり、過ちを犯してしまったものの、妖艶な女の余韻に耽ている。 という私の解釈ですが、いずちゃんどうなのかしら? パー子が前に見た映画、トムクルーズ主演「マイノリティーレポート」で、 夫が会社に行った後、自宅のベットルームで男の人と事を 起こしている最中、忘れ物を取りに戻った夫が目撃し、妻を鋏で 刺そうとする。そこに、犯罪を犯すまえに逮捕する組織のトムクルーズが現れ、 夫を捕まえ連行するシーンをがあったの。 その時、パー子は思ったの、心の中で殺意を持つと、逮捕される現実があるなら、 今頃、監獄は罪人でいっぱい。不倫も契約違反。 沢山の監獄建設に費用がかかちゃうね。パー子も今頃、獄中生活。 塚本さんの写真詩を読みながら、考えさせられました。 作品2 隣との境界の狭い写真が、所狭しと暮らしている都会を思わせますね。 初めて訪れた歳の瀬の東京。 石鹸玉になった気分で、ふわりふわりと飛びながら、観光。 東京にそびえ立つビル、眩ゆいネオン、空気。 日々、生活に追われ、我慢して生きなければと張りつめていた糸が 東京に来て緩んだ。 思いもよらない衝動に、涙。。。 ふわりふわり飛びながら、道行くカップルを観察する。 カップルの会話に耳がダンボになる。 彼が転職を考えていることを彼女に話したものの、 彼女はお正月休みどこに行く?初日の出はどこで見ると、彼の話に興味なし。 そんな彼女に惹かれたのは、自業自得と思いながら、あっけにとられる。お気の毒! 決して流行を求めず、歯が浮くような言葉はいえない自分。今の風潮に乗れない。 そう思いながら、一人の少年に出会った。 彼の周りには、タクシーの運転手、夜のお仕事の人が集まり、打ち解けていた。 意外な光景に驚き、石鹸玉に羽が生え、虫に変身! 気分が高揚し、お祭り気分。意外に人生もなるようになるさと ちょぴり思えた瞬間だった。 上野と言えば、東京バナナ?違った、パンダだぁ! 目の周りが黒いのは、シャブやってるからなんて。このカバ! アメ横では、手錠をかけれらた人を目の当りにし。恐怖体験! コンビニでは、変にニコニコした客に、店員に間違われ、 「正露丸は何処にありますか?」と聞かれ、脳内暴走! バンビーな君の気分は低空を彷徨う。 でも上空も味わえた、東京の旅でした。めでたし。めでたし。 塚本さん、パー子!想像力が湧いちゃった。楽しかったです。 宏泰さん、素敵な写真ありがとう! いずちゃん、宜しくね!^^* * *作品1も2も、パー子!さんの解釈、いずちゃんとっても楽しんじゃいました♪流石!パー子!さんのコメだけでも充分楽しかったりして(笑)。塚元とひろやすさんの作品の相性の良さが今回も光っていて、詩がのひのびと読者を迎え入れている感じがしました。イマジネーションが広がる作品だと思いました。塚元からコメントが届きましたので、ご紹介しますね♪* * * 泣きたくなるねえ(*^。^*)ン いまぼくは小説を書いてて、おお、詩だ!詩だ! 羊朶植物という勢いです。 いいなあ、詩は(-_-メ) ・・・もう泣きはいっちゃってるよ、ぼく(p_-) 僕は実を言うと、二つ目の詩で、 ・・・いや、パー子!さんよりずっと、 ひどいことを思っていたんだけどね、 いや本当に、東京って、特に上野って、 不気味な街だなあと思っていたの。 上野駅の二階に行くとね、アーティストの、 さまざまな作品を飾っていて なんだか、美術館みたいで。洗練されてて、 ああ、いいなあって^^ でも、駅を出て歩道橋にのぼって、 なんかすごくトイレ行きたくなって、 地下に潜って、すごい探したんだ。 あちら動物園です、こちら駅に戻りますって、 でも、見つからなくて、 駅員にいったら、なかにはいらなきゃないって、 それで、コンビニに行ってね^^ そのあと、駅の影みたいにみえる、 デパートと歩道橋がみえる所に行ってね、 じいっと、世界を見ていたら、 ・・・こんなに悲しい所はないな、 そしてきっとこういう寂しさがずっと、 続いていく街なんだろうなって。 すごい象徴的だった。 街は華やかなのに、 寂しさがずっとはなれない。 アメ横で手錠をかけられたシーンは 見たわけじゃないけど、大阪の西成だったか、 梅田だったか、 そこで、本当にヤク売ってる人を 見つけてね(;一_一) その光景がオーバーラップしたの。 人ごみのおしくらまんじゅうで、気持ち悪くて、 葛原さんが道案内してくれて、 近道だってずんずん進むんだけど、 なんだかもうずっと迷路みたいだった^^ さびしさはいつも秋だね。 パー子!さん、悪いね^^ いずちゃんも、悪いね(*^。^*)* * *皆さんはどんな感想をもたれましたか?次回は、wa!ひろさんと塚元の写真+詩へのコメをご紹介しますね♪
2011年03月07日
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「ブログでコラボ3♪」 写真+詩 wa!ひろ&塚元寛一 <2の1>現在シリーズで、「プログでコラボ♪」をテーマにコラボ作品をご紹介しています。塚元は、自身のブログ『灯台』で、ブログ友達であるH・ひろやすさんとwa!ひろさんとのコラボ作品を発表しています。その作品を「ブログでコラボ3♪」では下記のようにご紹介します。 1.写真+詩 (写真:H・ひろやす 詩:塚元寛一) 2.写真+詩 (写真:wa!ひろ 詩:塚元寛一) 3.写真詩 (写真:H・ひろやす 詩:塚元寛一) 4.写真詩 (写真:wa!ひろ 詩:塚元寛一)尚、コメンテーターには、これまで同様、パー子!さんをお迎えしています。 塚元寛一さんのブログ 灯台 H・ひろやすさんのブログ 北條宏泰の音楽レビュー大興奮!! wa!ひろさんのブログ 明日を信じて!!Wonderful Lifeでは、wa!ひろさん&塚元寛一の写真+詩の4作品をお届けします。 * * *作品1エスパーな娘お父さんはうめき声を立てながらからだを右へ左へ、 びゅる・・びゅるる・・うう・・ん 口数が多かったお父さん、 粘液質の、執念深い、お金にきたない、 倹約をケチと言わない、金の亡者みたいな おとうさん ―――堪忍袋の緒が切れましたおばあちゃんの知恵袋やカンガルーのやさしさのポケットサンタクロースの・・。 うるさい、ええーいうるさい、 ともかく、とにかく、 あなたという人の顔を金輪際見たくありません 泣いて土下座するチャンスさえ与えません おらおら・・・、娘に振り回される気分はどうだ葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」みたいになりなさい、・・・なっておしまいなさい! 立派なセメントはプロレタリアが可哀想だから せめて立派な墓石におなりさようなら、おとうさん骨も、肉も、魂も、粉々になるでしょう、それはもうなります! なるって言ってんだろ、ファザー・・・ちっぽけな神経に犯されているあなたなんかに わたしの将来を邪魔されたくはありません-死刑です!( なにが心配ですか、 よけいな御世話様!) ・・・これは粛清です! おとうさん、わたしがこわい?あはは、みっともない豚め、 ケーキ買ってきたら許すからテストの点数が36点くらいで叱るな キャン玉袋も小さい大人め作品2じゆうちょう 象どれば、彩ることもあらん。 乾いてくる、とほひ異国の花の種のやふに ささへる樹、―――懸命に伸び上って じゆうちょう、 じゆう な ちょうわたしのハートによろこびが炸裂する!見て、そっと触れたなら、あなたの輪郭が薄れてゆく。これはマアブル、あまくて濃い匂いをさせて どこに・・・、おちてゆくのだろう? 絵本のペエジ、閉じられた絵本 しろい鏡たち、あおじろい顔の女の子たち つつつ、とろ とろ 水は流れていた、高い堤防、麦藁帽子 水は流れていた、わたくしの少女時代 まっしろいじゆうを侮っている でもひっくりかえっている 真っ赤な夕日、闇の空うつした水面 夜は低声の目隠し草――― だれもいな い アブなッかしい階段走り去る猫の背、アルパ きゃべツ臭い道ゆらす風「顔を見たなら何と言えばいい?」恋をした女の子!と!でも・・ ささやかな夢を見ていた、わたしは茨木のり子ほど立派ではないけれど “わたしが一番きれいだったとき”――― だれもいな い 赤いほっぺ 頬紅の子とよばれ、マアブルチョコレート 。どっかーン いつも いつも わたくしは人の話し声や、足音、 ・・・を 聞いていた どんぐり を 育てながら転がって、聡明なまなざし軽快なユーモア、粒子の羽ばたきやすものの蟻は、わたしのシスター、 したたる露や、光や、――― だれもいな い 、だれもいな いだアれもいない、 笑っていない、幸せに見えない わたしは、花壇で花ばかり触っているような子だった。 わたしは、体育の時間に、見学ばかりしている子だった。 でも、漂ってくるよ 蛇のちいさな卵うとりとした ことり、おとした ・・・川辺に焼き付けられた残像は マアブル ・チョ コ のにおいがするレイトレイト レイトで、レインコオトわたしは傘をささないような子だった。わたしはうらやましかった、おなじフォルム、おなじフィルム、おなじ寸法、おなじ性格 ハーモニカを吹いてくれたギタリストは、だれ? トラックに乗っていたあのひげづらは、だれ? ワタシ、オツキサン、ミタイニ、 タイヨウニ、カクレタイ ゴショウダワ、オツキサン、でもひびわれる、―――ひびわれてくるムカシムカシノお伽噺からあおぞらに打ち明けた心の中の夜のことなど、手はあつくなり、瞼まで腫れたあの日のことなど おそれているような・・・、うたがっているような―――話すというのはどういうこと?姉のメール、コトバ、うまく出てこないいつも優しくしてくれた、病気がちのわたしの、あたまを撫でてくれたあの人が嫁にいく・・・。いかりのあかるさがきらきらと闇を照らしにわかにムラムラと気持ちが昂ぶってきて 象どれば、彩ることもあらん。 乾いてくる、とほひ異国の花の種のやふに ささへる樹、―――懸命に伸び上ってくるりん くるりん 泣きじゃくりくるりん くるりん 燻し銀の色 ・・・これからわたしの詩を読み返す奴は糞くらえ土の匂いが奥を刺す。湿っぽいくさむらのなか、雨降りにこどもたち、傘をまわして駆けてゆく身をかくせば、わたくし、歌だって唄えるおおきくうねって、えいきゅうに、えい きゅう しとろけてゆく夏の八時の風景「ああ、イヤだ!」なにが、オいやか?わたしがオオ!いや沈想める―――沈澱める、 あの人は弁慶の仁王立ち。 わたしはシャボン吹き、 わたしは、―――うねうねくねくね乱れるばかり 母のない子は不憫じゃのう、と神様いったなら 姉のない妹も不憫です・・・、不憫です・・、抱かれるとはどういうこと? ・・・キスされるの、やだ、けがらわしい、・・・おお、けがらわしや!「あなたはいつも、芝居好き!」芝居なら、終わればいい、・・・エッセンス でもあまりにも夕陽はおおきく、次第に色まさり行く闇のなかわたくしは立ち上がる、枕もとのぬいぐるみ、水彩鉛筆画と画用紙、棄ててきた「無視はやめて」虫? 虫なら、蝶になりたい、ひらひらひらひら、あなたといた幼い頃まで戻りたいいまも、・・・嫁にいくまで ( わたしは、ゴム手袋の匂いが好きだった ツチいじりをして、絞殺―――じゃなかった、 おおおそろしい妹なるかな! コウサツ じゆうちょう、 じゆう な ちょうわたしのハートによろこびが炸裂する!見て、そっと触れたなら、あなたの輪郭が薄れてゆく。これはマアブル、あまくて濃い匂いをさせて作品3むかしの人みたいに閲歴を語れ・・・。千万の杭よ 無辺際へとかそかなる 愁い、ひびかせろ 気のつかぬくらい、-ひょろひょろとして しずかにうごいている風にやられて いきり立つ薔薇いろの靄 ・・・モザイクもほとばしっている! ー歌はいいね、そう感じないか? 誰だってこぼれては汲み上げた。・・・いのちのあらはれを 胸いっぱいに感じながら、 サイコメトリーする 流れるー。雲も、陽も、時間も、 いまこの瞬間も、千万の光の前で クラッシュ・・・、この明るさが おどろく顔でいる からんと透いてみえる景色だ・・。 叩けども叩けども、あはれわが心 朝の風が野をわけ草をわけ、そっと尋ねる。 でもかえってくる。-君を知らない者なんていないさ でも、サイコメトリーしたみたいじゃないかそうだね、・・・旅のことや、夜遊びのこと時間があったらね、ぶらぶら散歩して声や言葉が邪魔なくらい喋るんだ やあ、僕を待っててくれたのかい? そして叫んでいるじゃないか 結果として、呼んでいたじゃないか 怖いのかい? 人の心に触れるのが それでもう終わりにするのかい・・・?うっとりとはるかを眺めながら、話すがいいさ誰もがもっている、隔たり、・・・ 心の壁というべきかな、このまま死ぬこともできるし、 このまま生きることもできる・・・。 抱きしめるほどに思いつめて、 自然と涙が奥底からこぼれる 空をつきぬけて、海の色を思い出すような感傷、 そうかもね、そうかもね・・・、 いたずらに言葉ばかり僕は重ねた * * * (作品4は下に掲載しています。) ↓
2011年03月02日
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作品4動悸心にかなしい澄んだ音だ (強く、誇りやかに ・・・測っていたとるにも足らぬ 日当たりのいい午後 遐く邃《ひろ》き始元の森を夢みて空――雲――水――!・・・・・・されど、のろまな時をひと打ち置時計みたいです、椅子に凭れて眠っているみたいですでい・いい・んん美しい力にくだかれ カツタン、コツトン、 これから降りてゆく・・。 『・・・何か悲しみのある、 前兆はないかしら』僕等は忘れてしまうだろう、過ぎ去って後ろを・・、ー振り返ることさえしないだろうでも、微笑だけは奪わないで・・・まだ、ひるがえる風の鎌に途方に暮れている 浪費に過ぎ過多に走るものの様に見える 何かの沈黙にーしゅわ・・わー。 ジュースの瓶が割る音がきこえたのに、 まだー。雑誌を読んでいる、大人・・。 『・・・ねえ君、僕は夏の夕暮れが、 好きだったーー』 ウィスキーの瓶が割られるだろう 遊びじゃないー。生・・・、そして力・・。僕は簾がずりおちている窓辺に佇って、簾の隙き間に・・、蝉が赤い腹を見せているのを、ぢゆういいんー。すさまじい金切り声で、よく風が通るものだな、ああ、風鈴を下げなくてもいいんだな、と呟いた―――。 見つけたのだ、蝉は蝉の地図を、 ぼくは・・・。ぼくの地図をー。 秋、づんづんと歩いてくる、 若葉が萌え出すように―――日の暮れがたのうすら寒さに、亀のように首を衣服にうずめ赭く朽ちながら、目まぐるしく秋の風に揺れ今日もこの魂の加速度 -イルミネーションの尾をひいて -ガードレールの錆び絵もかかず、本も読まず、ろくな仕事もせず―― 『・・・もう声をかけてはいけない、』 (でも、心配するな、ちょっと、悲しいだけ ―――ちょっと、苦しいだけ・・。見知らぬ所を歩きまわりたくても、金網だらけだから、電線や、高層ビルに遮蔽されて、生きた眼にしみ透るほどのブラインドをも、れ、る ―――静かな秋雨の音 さて帰るかというー。その時に・・ 脱げたガラスの靴ひとつ。弱虫! -なんと気の小さい!叱られて、おお・・・叱られて窓の向こうにぽっかりと黄色い月がそして―――お風呂のにほひが・・ 『大きくなっても・・、小さい子供のままさ、 懐かしいね、あの動悸ー。』心にかなしい澄んだ音は ・・・なんの為にそんなに明るいの (強く、誇りやかに ・・・測っていた の に、 充ちあふれる我等の余儀ない命である にわかめくらの、ぼろきれの夢 カツタン、コツトン、 これから降りてゆく・・。埃にまみれ 色も褪せたる凋れた夢がチラとよぎる夢のお城へいそいそとー。 なにもかも鮮かすぎる夏の日の ほんに悲しいー。影芝居・・。閑静な住宅街に車のクラクションが止まらないよせてはかへすギツチラコツコ・・。 ―――ギツチラコツコ よせてはかへす ・・・陽光がやはらかにさして来る さして来る、頬、翅のように光ってうまれてゆく、刻まれて ゆく、セルロイドのような自分をつつんでいる、蒼い静かなところでうぶ毛のつたわった、まだ・・、まだー熱い涙が * * *「塚元さん、H・ひろやすさん、wa!ひろさん、素晴らしい作品をありがとうございました。」パー子!さん、コメントよろしくお願いしまぁす♪(いずちゃん、軽過ぎチャラ子で、ごめんなさぁい!)
2011年03月02日
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「ブログでコラボ3♪」 写真+詩 H・やすひろ&塚元寛一 <1の1>現在シリーズで、「プログでコラボ♪」をテーマにコラボ作品をご紹介しています。塚元は、自身のブログ『灯台』で、ブログ友達であるH・ひろやすさんとwa!ひろさんとのコラボ作品を発表しています。その作品を「ブログでコラボ3♪」では下記のようにご紹介します。 1.写真+詩 (写真:H・ひろやす 詩:塚元寛一) 2.写真+詩 (写真:wa!ひろ 詩:塚元寛一) 3.写真詩 (写真:H・ひろやす 詩:塚元寛一) 4.写真詩 (写真:wa!ひろ 詩:塚元寛一)尚、コメンテーターには、これまで同様、詩人の水月りらさんとパー子!さんをお迎えしています。 塚元寛一さんのブログ 灯台 H・ひろやすさんのブログ 北條宏泰の音楽レビュー大興奮!! wa!ひろさんのブログ 明日を信じて!!Wonderful Life 水月りらさんのブログ つれづれ なるままにでは、H・ひろやすさん&塚元寛一の写真+詩の2作品をお届けします。 * * *作品1蛇と花夜は花に似て・・・くゆらす煙草のけむりが眼に沁み、あいまいな夜明けー。・・巻き貝のなかを、うろうろさまよっていた風が瘤の丘をつくり 綺麗なソプラノ、-憂鬱が 眼から脳へ・・・、版画こそばゆくあなたの頬の先で揺れるー。舌なめずりして、血を葡萄酒ようにまき散らして、ほそい肩を掩う・・・、埋めるー。群青は鮮やかに黒土をうつしてしろい絵のごとき膚え、・・・よく澄んだみなづこに光明をおそれている わたしは、震えている・・、 ( なんとも性急しい鳥のはばたき あなたは蛇/わたしは鳥情熱はうすれてゆくだろう小さな声でいること、手をつないで離した瞬間から たぷたぷと思い思いの波をかき分けて かきわけて、ちらつく燐光に ( 屋根の上までとどく水、雲の上まで届く水うねうねとつづく屋根、屋根、屋根星も魚/わざと苦しげな水の牢獄 ・・・く ろずんで行く影 蹌踉めく あせりあせる心ー。―――沈思のはてに見る複眼を構成する女よ、 ーふるえて、ふるえて、ふるえ て、 言葉をなくし て、 い つか眼をなくして・・、その毒に溺れ て、たとえあなたが冷たく・・、またどこか違う穴のなかへ潜っていっ て も、 わたしはボタンをはずしていく、空であったころ、 まだ、“かがやき”であったころ ふたりは一枚の絵・・、たとえそれが 不在の底の底まで、濡れ て いたとしても、女は暖かみを帯びけれど、棺桶をおろしていく穴をうがったその眸に・・、わたしの顔はうつらなく て 暮れてゆくのを惜しむ花ばかりが、身の奥底まで 掘り崩してゆく、-掘り進めてゆく、 井戸をつくるため、埋めるため・・、 その軋み・・・、軋み・・、むごい重荷 ―――に、時だけが過ぎてゆくこ の終わりがない、肉体に蔓が這いまわり蔑むべき夫の代わり、どうかしっかり抱いておくれ、暫しの間、冠の女王よぼんやりとあらわれては消えてゆく眼が退化したメドゥサよ・・、 身をうねらせながら それ自身で狂想の楽をかなで消えていく痛みをなぞりながら、破滅の予感に、あなたの唇を吸う。・・ 夜は花に似て、・・・透明なひかりが 、めざめ息づきそめる万物 に あべまりあ・・・、あべまりあ・・、それでも朝がくるので、・・・まだ、雨が降るので、色とりどりの小石みたいに、波みたいに打ち寄せてゆく、・・打ち上げられてゆく 躍動感、重量・・・、ふかい層の貌 に 触れたときの感触が・・・・・・たえまなくしたたる、散り行く花の、 香の強い誘惑・・・。作品2アキノ カゼ フライアキノ カゼ フライ /飛ぶ MOON テイルランプやがて頬に流れた BLUEウイスキイーの量をウンと多くして、それに少量のタンサンを割ってのむ妄想狂の素晴らしい宣言! 自分に悲しくなるでっちあげた都会がこなごなになった日( ふかいうえの、 ゆびからてのひらへ かわいているくさむらが すこしずつしめってくる 然り七面鳥だクリスマスカードだ樅の木だ ( 然り悲しみは、別れの悲しみ月が誘ったんだ。男のオーヴァー・コートに、ビルディングの窓、お歳暮、正月の準備、広告と流行音楽。柿の木のようなクリスマス・ツリー。去り行く季節の光彩は鎖骨にあてたぼくの指先、から手の甲の静脈アキノ カゼ フライ /飛ぶ ムウン・・・、ひそけくも歳の暮れまぢか BLUE MOON 枯れ葉に等しい生活、 スカートが捲れる ゆがいているかにか? かにならばさりながら すこしずつあわをふくなんと情けない能力、それは伊勢海老ああ! 除夜の鐘が聴きたい「・・・でも風俗画は、だんだん美しくなった。ヘイ、マッチガール?ヘイ、ステッキガール?」だんだん美しくなった。自分のまだ一度も踏まなかった東京大きな屋根の樹の下で、太陽の、影が溶けてしまうような錯覚ネオン・サインは色とりどり眩ゆいばかりに輝いてる。空気に触れている―――ぼくは一個の石鹸玉アキノ カゼ フライ /飛ぶ MOON 遠い地平でパッと七彩に BLUE 自動車、電車のひびき? 鈴の音、携帯電話、話し声 ・・・ぼくは場所を捜した 然り七面鳥だクリスマスカードだ樅の木だ ( 然り悲しみは、別れの悲しみでも、死ぬまで地獄があると思っていたんです、忍耐です、だから勇気です!―――餅槝きの音が起こっているわけでもなく、祭日のようなパレードです。生は思わぬ方向に流れてゆくだから、あなたはふッくらと柔らかで新らしいそこへ潜り込んで了う「アキノ ヨルノ カゼ」まるで黒子、・・・まるで釦・・・意識の作り出した現象であったのやら、そうではなかったのやらしかし、よんどころない事情で、ポロリポロリと頬をつたったある日、突然、ヒトになったみたいに・・アnンアキノ カゼ フライ /飛ぶ ムウン・・・、おとこがゆれる 、おんながゆれる BLUE MOON 悲劇はその無思慮に由来する自業自得 、やっぱりあてはないわ それでいて、あっけないわ? あじけないわ あたまからつまッさきまでトランス的な宇宙、コマーシャル的宇宙、ピーナッツ的宇宙しょうがないから、都会がぼくを背負って走り出す―――ぼくは想像するだけで、乗ることができないという想像するだけで、走ることができないという遺物だった「やぁっ、まるで星空のようだね、・・・や、虫歯が痛い、や、や、口内炎が痛い―――」少年の瞳に音もなく、吸い込まれていく夜の鳥極めてスマートで、あとはタクシーの酔っ払い達が見るあたう限りまっさら・・・ああ、その人たちでさえここまで何もかもあけっぴろげに、他人にさらけだすことはなかったろう執着から解き放たれて、・・・ぼくは夜の虫アキノ カゼ フライ /飛ぶ MOON こぼれたる、月のしたたる BLUE ぶう、ぶう、ぶ け・せら・せら! ( せら・せら・せ ・・・限りなくやさしい都会への参加! ゆびさしてそらごとを云ふ 然り七面鳥だクリスマスカードだ樅の木だ ( 埋もれた時間 、 新しい名前 /うみにかえるつき上野界隈ではパンダのことを考えているぼくがいて、、あいつ、シャブやってんじゃねえか、とおどおどするぼくがいて、・・・でも、わりとパンピーなぼくは、後から来た人達にほんとうのことを教えてやるのだ、アメ横は、犯罪者であふれていた!うそじゃないよ、カジノあるよ、うしろ手錠だよ、―――そったらとこ行くもんじゃなかツ!しかし、ぼくに、だれかが、ニコニコしながら尋ねた、今まさにアイスキャンデエな、コンビニエンス・ストアおー、まったくもって、都会らしい、シティらしいぼくに!「・・・青い星は何処ですか?」もうすでにいかれちゃってんだけど、そこが人生さね、―――ひゅー、あんたの眼ん玉にあるぜアキノ カゼ フライ /飛ぶ ざばーん おっとせいがじょせいをだきかかえてる BLUE ・・・都会への接触!で冬になるー。 真ッ暗になる! ( あれがぼくの街さ ・・・だれも確かなものを欲しがっちゃいない、 そして、だれもぼくを信じちゃいない 然り七面鳥だクリスマスカードだ樅の木だ ( ましろきそらを あへぐなり /とうきょうは あおすぎる* * *りらさん、パー子!さん、コメント宜しくお願い致します。
2011年03月01日
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「ブログでコラボ2♪」 中学生の友利さんと「詩を贈ろう」現在シリーズで、「プログでコラボ♪」をテーマにコラボ詩をご紹介しています。ブログを通じて交流が始まる…それがコラボ詩へと発展する…実にクリエイティブですね☆ご紹介しているのも、そんなコラボです。塚元は、自身のブログ『灯台』で、ブログ友達であるH・ひろやすさんとwa!ひろさんとのコラボ作品を発表しています。その作品を下記のようにご紹介してきました。 1.写真詩 (写真:H・ひろやす 詩:塚元寛一) 2.写真詩 (写真:wa!ひろ 詩:塚元寛一) 3.書詩 (書:wa!ひろ 詩:塚元寛一)尚、コメンテーターには、詩人の水月りらさんとパー子!さんをお迎えして。次回からは、塚元の詩とH・ひろやすさんそしてwa!ひろさんの写真とのコラボ作品第2弾をお届けします。お楽しみに♪* * *今回は、いずちゃんとブログ友だち友利さんとのコラボ詩「詩を贈ろう」のご紹介です♪友利さんは漫画化志望の中学生で、詩や小説も書かれています。ラッキーマンの大ファンなんですよ。応援してあげてね♪(アヴェニューには3回目の登場です。) 友利さんのブログ ラッキー☆マンでは作品です。いずちゃんがブログ『不思議の泉』に発表した「詩を贈ろう」に友利さんがコラボ詩を書いてコメントに入れてくれました。トッテモ素敵でした!で、いずちゃんの詩と友利さんの詩を「キャンドル」という言葉で結ぶことにしました。前半がizchanの詩、後半が友利さんの詩です。* * *「詩を贈ろう」 izchan 友利白い指先で包み込んだ、温かな想い出。灯代わりに、そーっとともそう。やさしく挨拶する、小さな言葉たち。出会った数だけ 形をかえ色をかえて。揺らめきのなかに、浮びあがる時のカケラ。気づかずにいた、繊細な柔らかな眼差し。「ありがとう」の心で、貴方に詩を贈ろう。〈〈 キャンドル・・・心の中から出てくる沢山の"想い出"全てが全て温かく灯のかわりの贈り物心の中で溢れてくる優しい気持ちその気持ちの中から生まれる言葉色が七色に変わっていく君の"心"が贈られてくるどんな言葉よりも伝わる君の「ありがとう」心に響く-* * *ゆりちゃん、ありがとう☆いずちゃん、ハッピーです^^みなさん、次回をお楽しみに♪
2011年02月27日
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「ブログでコラボ♪」 書+詩 wa!ひろ&塚元寛一 <4の4>シリーズで、「プログでコラボ♪」をテーマに塚元寛一の写真詩・書詩をご紹介しています。ブログを通じて交流が始まる…それがコラボ詩へと発展する…実にクリエイティブですね☆ご紹介しているのも、そんなコラボです。塚元は、自身のブログ『灯台』で、ブログ友達であるH・ひろやすさんとwa!ひろさんとのコラボ作品を発表しています。その作品を下記のようにご紹介しています。 1.写真詩 (写真:H・ひろやす 詩:塚元寛一) 2.写真詩 (写真:wa!ひろ 詩:塚元寛一) 3.書+詩 (書:wa!ひろ 詩:塚元寛一)尚、コメンテーターには、詩人の水月りらさんとパー子!さんをお迎えしています。 塚元寛一さんのブログ 灯台 H・ひろやすさんのブログ 北條宏泰の音楽レビュー大興奮!! wa!ひろさんのブログ 明日を信じて!!Wonderful Life 水月りらさんのブログ つれづれ なるままに今回は、wa!ひろさんの「書」&塚元寛一の詩の4作品のうち4作品目をお届けします。では、作品です♪* * *作品4 天わたしたちはねむっている少なくとも短い光のように 光は 。眠らない消えることが。 ない つぎつぎとオートメーション化している時代の朝焼け 日々が文化的ダイナミズムでリゾーム( 洞窟の比喩か・・。 のぼり始めた太陽、青い色彩、 草原は緑いろ、 それを翻訳するアスキーアート。あるいは処理できない情報を また、森や、泉や、光にかえ て ・・・この世界はつながっている、眠っていても、 たとえ眠らずに、いるとして も わたしは空の澄んだ高い声を聴く以外にない うたた寝に優雅に焦がれる間も 鳥は強い風をうけて、心をめくっている めくってい る、 スライドして ―――ジャンプして、空の向こうへ わたしは。眼鏡をはずし、あわよくば、眼球をもはずし、 はずし。 世界も 。世界 と 。 そしてこの国と共に わたしは死にたい。ーもう嫌なのだ、玩具売り場 で 手足を縛られ、・・・動けずにいるのはー。生涯眠ることのなかった、アルバート・ヘルピン 蟻が這いずりまわっているという麻薬 痒い!痒い!と・・ ―――想像している、脳のふしぎな世界だけが正しい わたしたちの魂が目覚めた時、ペットボトルの腹部に瞼毛が触れ それが。ーしつこく飽きるまで眺めた泡 たしかにー。泡と呼ぶには種類のわからない花だ。けれど・・、モーケン族の水晶体の厚さを調節する力! わたしはねむらない ねむっていても、恋をしている 詩はわたしの恋人だから、愛撫する手は 止まらな い ―――何度、絶頂をむかえても、愛しているの囁きは忘れな い たとえエリア51で射殺されたって/富士の樹海で怨霊に首を吊らされたって 風が、目に触れる。 風が光をやさしく誘導する そして。 風が 色づく スペースシャトルにのって地球をみる体験をしたって/ 宇宙の果てまでいくと壁があると知ったって ―――うつくしい、という言葉は終わらない そして。 それ はトゥルルーン と鳴く雀さえも わたしは愛。-ふかい悲しみ を 知っている 知識をもたな い 人の姿をし て そこにはどんな足もともなくでも、そこにはどんな音も圧縮され ―――想像してみよう。 想像してみようか 光は 。眠らない消えることが。 ない ちぎれるとしても。 ひるがえるということがない 跳ねかえされても。 まっすぐに ―――まっすぐ に 涙をながして目覚めた それは光が変化した、ただ一つの証拠だ現象はものみなすべて、入れ替わ る わたしは知っている。 ここに生まれた新しい空白 と。 ・・・すでに意味をもたない人生 を ―――わたし は 忘れない どこかで 風鈴の音がす る。夕暮れ に 蝉の鳴き声 が 降っていたこと を ・・・わたし は すべて と 契りをむすぶ 胸の奥 が ざわつ く 風がきこえないほど/雲がうごかないほど に いま 水分をふくんだ ぼくのからだ から からっぽ の。 鳥 が 飛ぶ―――飛ぶ! 天のための二行詩 ○天に唾を吐けば、 落ちてくるというふしぎ ○天国までドライブ! イェイヤアー、天国までドライブイン! ○てん てん てん はちがとぶ/替え歌こわいよ だれかがおこるよ/ てん てん てん ぷはあツ ちょ・さく・けん♪* * *りらさん、パー子!さん、お忙しいとは思うのですが(汗)、コメントよろしくお願い致しまぁす♪
2011年02月20日
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「ブログでコラボ♪」 書+詩 wa!ひろ&塚元寛一 <4の2>パー子!さんと塚元さんからコメントが届いていますので、ご紹介しますね♪ wa!ひろさん、ごめんなさぁい! ハプニングがあって(汗)、この記事一度削除になっちゃったのです。 だからwa!ひろさんのコメも消えちゃったのです。うぁぁぁぁぁぁ!!!!! というわけで。。。 パー子!さん、塚元さん、 お礼のコメがwa!ひろさんからあったことをお伝えします(汗)。* * *パー子!さんのコメントです 雪やこんこん、パー子もコンコン。。。 エッヘン!皆さん、お寒い中 如何お過ごしですか? ちょっと、風邪気味のパー子です。 Wa!ひろさん、いけてルー! 塚元さん、よく遊ぶわねぇ。^^ では、コメントです。 作品1 南の現代書ですね。南の¥の部分が蛇が巻きつい ている様に見えますね。社会から切り離されないでいようと 必死で頑張っているのに、理不尽な扱いを受けた人の怒りを 表わしてますね。大家さん、流石です!^^ 一行詩 パー子も遊んでみよっと!^^ ○南の国には夜がないと信じるわれもおり おやおやナイト困ります。 by サタデーナイトフィーバーさん♪└( ̄◇ ̄)┐♪ ○南褪せゆく は~るばる~来たぜ函館ぇ~o(*^▽^*)o~♪ byお暑いのが嫌いさん ○北でもなく、東でもなく、西でもなく。 そのまんまじゃねえかぁ!) ̄ε ̄( ブー by宮崎県知事 作品2 動の力の部分が向きを変えての勢い良く伸びてますね。 失望しながらも、荒んだ世の中に抵抗し続ける姿を描いた詩が、動の書とマッチしてますね。^^ 動のための顔文字詩 part 1 by 「それからドウしたの?」さん ~~フラフラ\(▽ ̄\ヾ☆\( ̄ ̄*)バシッ!シャキットしろ!<死ガミ>えッ!◆\( ̄0 ̄)赤ガミ来ました! part2 by 臭いにおいはシャットダウン・キムコさん ナメンじゃネェー!! (*`Д´*)ノ ======○))))))(/*ω*)ヤスイのんイヤヤ~!part3 byもっと刺激が欲しいさん (* ̄▽ ̄*)ノ"カモ~ン! *~● ))))o(・.・;)ノドン (* ̄▽ ̄*)ノ"カモ~ン! *~● ))))o(・.・;)テポドン (* ̄▽ ̄*)ノ"カモ~ン!∋━━━━∝ ドラゴン w(( ̄ ̄0 ̄ ̄))wワオッ!《《《《《`ー´》》ドン・カモメ-----* * * 塚元さんのコメントです。>がんばれがんばれパー子!\(^o^)/>>がんばれがんばれパー子!\(^o^)/>>・・・風邪にはお気をつけ下さい>>いいよお^^ -----* * *パー子!さん、塚元さん、ありがとうございました。少し前、どこぞの現代詩の若い投稿サイトで塚元さんの顔文字についてネガティブなコメをしている人がいましたが、パー子!さんのような屈託ない顔文字詩人が澱みを流れに変えてくれるのでは、っていずちゃんは期待しています^^wa!ひろさん、ありがとうございます。wa!ひろさんの書は、リズムに溢れていて、詩情をそそるんだと思います。塚元さんの詩と響き合ってますね♪(コメのこと、ほんとうにごめんなさい。)
2011年02月20日
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「ブログでコラボ♪」 書+詩 wa!ひろ&塚元寛一 <4の3> * * * wa!ひろさんの「書」の展示は今日の15時まで。 art school 銀座 gallery くわしくは wa!ひろさんのブログ * * *作品3は2千字を超えているため記事2枠にわたって掲載されています。続けてお読みくださいね♪作品3 池水ことごとく墨 わたしの名前は柱時計である。人物の映像がぼやけていて、お腹が空いてる。ジュルツと唾がでてくる、胃液がじわじわとこみあげてくる。シャワーはどうする? ・・・トレーやボウルをわたしてゆく、食器に、コップに。その間、ひとしきり、わたしは(シリアル)のうっとうしい数字を目撃して以来、一番目にこだわりつづけた男がビルディングを作った話のことを考えていた。「失敗したぜ yeah,I`m sorry!」だってそんな奴、・・わたしの脳味噌のなかにしかいない。シャンプーのかわりに洗剤をわたされた。でてくる。「・・・なんで?」鼻血でそうだ、―――ちなみにわたしは、Let`s Goなファイヤー・バードで、過去にしがみつこうとするもの、景気の悪いもの、面倒くさいもの、次から次に燃やしてしまう(燃やす)ことは激しい衝動だ。大腸のなわとび。なアんだこリャ、ガムみたいなものが。でてくる。噛ませてあげて、と尖ったわたしの舌をちゃぶ台にしていた、そいつが、か細い声でいう。「(嬉しい)ってセンターラインに対向車がくるようなものだ。」青い空にロミオをはやして唾が孵る。詩人が言う、「試練で寄生虫を産む。」乾杯。とうもろこし一粒サイズの歯がいう。もしかしたら咽喉が切られても、歌い過ぎで血を吐いても、乾杯。でてくる。ナイチンゲール、うたいつづけろ、目がでてくる。手や足がでてくる。背柱骨がのびる。高速道路ができる。カー・チェイスができる。でてくる。ぜんぶで、二十四になった。ここはわたしの部屋だった。夜だった。もし、そうでなかったら世界の終わりだ、跳び上がったり、泣き叫んだり、狂ったりしなければいけなかった。しかしぜんぶ、瀬戸物づくりで、こわれやすい世界のことだった。こわれやすいということは、こわれていないということですね。いつのまにか、小びとのようになっていた、ひとりがいう。なにか、袋にぱんぱんにつめられた脱脂綿を、想像させた。わたしがもうひとりいるというのはふしぎな光景だった。 けれど多くのあり得る応答の中 ちがうこと。ちがうことをしよう しゃべりだすととまらない 。ふさぎだすと とまらない うごきだした。動き出す時は夜と決まっていた。弧を描いて(らせんに、)静かに水面に舞い降りて行った。ゴウ! ゴオッ! 落ち葉からみるメロドラマ。病気。新聞の切り抜き―――世界は愛情に飢えている、結婚式に着ていく服が決まらない、と嘆くウェディングドレス姿の女が独身であるみたいに・・・クッキーモンスターみたいだ。刺青まちがって頬っぺたにしたみたいだ、乾杯。でてくる。ロビンソンみたいに独りで。でてくる。でも最終的に二十四でてくる。佇み拝むのは狂いか? GREEN GRAY それで BLUE。キャラクターがある。でてくる。きっと巧みなストーリーがある。チャーミングな人物が高圧的で沈着、我慢できずにわたしはくすくす笑い出してしまう、ひっきりなしに、人が缶詰のなかからでてくる。ツナに、サバに、おでん。Mじめな顔。J虐的な顔。T息な顔。―――読書が趣味の近眼の女がじつは伊達で、眼鏡ショップで見た瞬間にこれだと思って買ってしまったが、思ったより似合っていると自画自賛。(すごい。人生を教えてくれるのは偶然・・。)と知的な役を演じているが―――じっさいは、痴的、乾杯。でてくる。甲高い声のもの。蚊の鳴くような小声のもの。バリトン。ハスキー・ボイス。みな、わたしの口から出てきた。にぎやかね、売りましょ、といいたくなった。みな、ぎょっとして、わたしの方を見ていた。どれを売ればいい値がつくかそればかり考えて数日を過ごした。でてくる遠い未来、ちいさな貝殻をひろいあつめるように星をひろいたい。30年後、I LOVE YOU を言えたらロッカーだ。でもそんなこと、わたしには一言も関係ない。でてくる。関係のないカジノで1000万円すってきたらジュリエットが死ぬ。獣 舎 / 世界の終わりを見つめる謎。乾杯。やがて。やがて。あいつにしよう、ふふふ、白雪姫、おいしい毒りんごはいらんかね、とつぶやいたとき、二十四の瞳じゃない、四十八の瞳が、いつのまにか九十六の瞳になっていた。クラインやメビウスのように、わたしのあたまのなかにある認識の結び目がわからなくなっていた。まるでウィルスにおかされたように、頭が釜茹でのようにぐらぐらともえ、分裂・あるいは増殖をつづけていったらどうなるか。でてくる。わたしは次第に別に可笑しいこともないのにいやにゲラゲラと笑ってばかりいる不思議な自分に気付く。そうなのだ わたしはルパン3世に盗まれたのだ。 一切はそのときどきの感情と条件 。しらない。しらないといってみよう やがて目的を達せられてのち 。引き返す時が 生きてても 死んでても やがてわたしの家はパンクする。パンク? でてくる。人には言えないクッキーがある( 植物や、本棚まで食べられる人ならわかるが、)がまがえるクッキーを食べさせてくれる専門店の登場! 烈しい憎悪、悲しみと恐怖が雨に濡れる。でてくる。お前等は狂ってる! はいはい、うるさいよ、いいから黙って食えよ・・・電話がうるさく鳴っているからわたしは太陽と溶け合う。空からは5000匹のカエルたちが隕石みたいに降ってくる。何故だろう、(ダンスシューズ、ダンスシューズ、、)航空機の墜落事故です。いくつかの火災、100ドル札が10000枚燃えたような騒ぎ。でてくる。至急現場へ向かってください「はっきりと言います―――嫌です」オー ノ ー -。ぷつーン! キレた、乾杯。でてくる、亀の甲羅からへびがでてくる。まるでなかが丸見えの、ガラス・ウィンドウのように、わたしの家はこなごなに砕け散る。砕け散るというのは、いい響きだ。砕け散るというのは、ふしだらでもあるし、悲劇的でもあってつうンとする。ぱりん。それはなにか酒に酔えなくても、酔っ払った気持ちにはさせてくれる麻薬みたいなものだった。LOVEミー みどり色の脳味噌(ちくたくちくたく)てぃKK おん。てぃKKおん―――毎晩ショック! 毎日ショック! でてくる。いい人よね、あの人、いつも親切だわ、チェーンソーで死体を切ってくれる、脳味噌にアロマオイル! テニスレッスン的イチョウのお茶。DENKIショック 錠剤ぜんぶのんだか? 宇宙ガスがなくなってゆく、LがRにみえてくるクスリ、乾杯。でもある朝めざめると、わたしの口から歯がごっそりいなくなっていた。幻術のしわざのように、わたしの口からしゃぶっていたキャンディーが。でてくる。唾や痰。息がしにくかった。**モヒカンラッパーがドブネズミの話をしている。羊のようにもこもこして、クレイジイだという、フランス料理くったのか。「・・・そういう使い方もある。ショック!」クレイジー BANG!BANG! CATスーツを着よう、わたしたち。あれ、脈絡がない? でもわかってる、つぎにでてくるのは、髯をつけようわたしたち! ふぁっく・・・火のついていない導火線じゃあ満足できない。太ももの先にあるものに哀願するショック。スモッグはふしぎな花のにおいがする―――車窓、助手席。そしてあなたはもう場所を知っている、海岸線。「ラジオから音楽が流れているわ、ああ! この歌好きなの、ほんとよ、カーネーション株式ブーム(みんな)知ってる? ショック、遅れてるわね! 流行を知らないで、よくもヌケヌケと生きていられるわね、それでジューダイ? ジッサイのjituzai? あはは、ぼってり肥った薬物中毒たち。三十年後、四十年後までhalleluiah」・・・遠い未来 助手席の扁平な顔をした女は学費というものを知らない、30年後、面接も知らない、性差別も知らない。でてくる。でもわたしは知っている―――きれいってことは不細工ってことだ。獣 舎 / 世界の終わりを見つめる謎。悲しみのない世界で、ロープウエイが切り落とされる、乾杯。けれど、それはわたしのなかの話だ。ここは壁に囲まれた部屋だ。天井がある四角形。窓も四角。サイコロみたいなわたし。でてくる。しろい壁のせいで、清潔さと、きれいな空気というのがなにかキリスト教的に信じられた。そこは見知らぬ部屋だった、ぎい、と扉がひらくまでにいったいどれくらいの時間がかかったのだろうか、わたしはもうすっかりくたびれてしまっていた。そのあいだの、意識の流れはこんなもの。でてくる。コーンフレークを食べながら、ホット・チョコレートをいれたかった、という話を女の子にしてみたかったんだ。安っぽい回転木馬、(藍?)ちがう、EYE。笑われた すこし、・・・危ない人に思われた。でも俺はー、という男になったわたしで。あっちへ行け、牙をむき、開襟シャツのボタンを千切って、ピルをのんでいない女をコインロッカーにいれたいと言い直そうか、と言う。考えをもってみろよ、・・・腐ってゆく、小さな匣のなかに、怨念が流産する―――バスタブの中に毛布をいれる、櫛は長い髪のように、ミニトマトへ近付く、乾杯。でてくる。60年後、わたしはくたばってる MADE IN CHINAが隆起してる。でも。でも。でも。そこまで繁栄していたらボウリングのピンが日本人でもいい。比喩的人生に、ブルウ・バタフライナイフ。目覚めたくない/でも、風になったつもり。虹が出ればいいのに、虹が出ればいいのに、、乾杯。そして。でてくる、現実が。わたしの顔を見るなり、目覚めたの? と見知らぬ人がいった。でも見知らぬといいながら、いま見知ったのだから、見知らぬわたしなどここにはいないのだが いうなれば、聞きに沈む。 夕陽のなかの優がしずむ。ユウがしずむ。 ユウは悪い子だった 。ユウ それはあなたのことだ
2011年02月20日
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わたしは、はあ、といいながらやけに低い、しわがれた、まるで老人のような渇いた響きを身につけていたが、頭はまだだいじょうぶだったので、はあ、と溜息をついた。でてくる。それは思春期の少年みたいだ。とても素晴らしいから、いつのまにか夢中 VS カンガルー おーすとらりあ。歴史が生まれる前の世界(医療費?)過剰請求! ジョーク・・・、サングラスをつけた若者が歩いてゆく、喧嘩腰で自己憐憫傾向。ナルシストだ・・・、サランラップされるブラックペッパー。干しブドウサイズの脳味噌・・・・・・殺してくれ細く美しいワイヤーで、吊り下げてくれ。できるなら、つめたいコーラの見える、あの日抱いたハートにヒビがはいる夢、乾杯。でてくる。そしてそれはまるでいたずらみたいな会話だった。ナンセンスとユーモアがあったが、さいしゅうてきにはシュールだった。泥酔した! わたしはストローを舐めて、いつか、DNAレベルのモンタージュを見た蛆的ホワイトルーム干からびる速度でうとうとして思い出せない、でも、手ぶらと言うわけにはいかない。でてくる。少なすぎる気がします、ゴウ! ゴオッ! ・・・でも忘れられない気がします。ショック! 見たりない夢に さくらんぼとひとかけのチョコレートが欲しい。ポラロイド写真は太陽の直射でふしぎな模様をつくりはじめた。なんて悲しい、骨の在り処なの、マイナスドライバーでネジをまわせない女の子みたい!乾杯。でてくる。世界は二つ以上あるということがわたしにはほとんど無条件で信じられた。げらげら大きな口をあけて笑っている人を笑うふしぎな瞬間だった。やがて見知らぬ男や、女たちが耳慣れない単語をつぶやきながら、わたしのまわりにあつまって、がやがやしはじめた。フェロモンなのだろうか、とわたしはすっかり得意げになった。なんだかまるで他の世界から飛び込んできた異人のような気持ちがした。ここは酒場 (的確に言えば)盛っている場、ハツジョウキのびーだまちゃんぴょん! でてくる。ぱあてえ。・・・リバーシブル・ギターを彼女は弾く三本指で。弾く、跳ねる、弾く、跳ねる、濡れる、血で、濡れる、あそこも、弾く、濡れる、撥ねる、爪弾き! ―――君が天国へ行けるエレクトリックな試み。一番弱いところを狙っている。ゴウ! ゴオッ!ショック! あおい静脈がとびだした世界。乾杯。でてくる、わたしのなかのわたし。でも、でてくる。悪戯の心を突然白けさせられた。みな、どことなく、わたしの顔に似ているのだ。ずん。そこへ一匹のカエルみたいに間抜けな顔を突き出して、さあ俺を売ってくれ、という。なぜ、というよりも前に、ぼーんぼーんぼーん、と鳴って、時間が逆流し始める。時計はいつまでたっても逆回転しているが、も の す ご く 遅 い の だ ああ、それが五十年後の一月二十日のわたし わたしが。わたし が いまようやく一日前 。ああ、二日前 は い つ 来 る 。でてくる。 池水ことごとく墨のための川柳 影うつる わたしの頭が 黒かった by顔は皺だらけ 池は黒い。池は青い。池はうす緑い。 byそれで? よっこらせ うわあへびだあ ぽっちゃん byんなことあるわけもなく
2011年02月12日
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「ブログでコラボ♪」 書+詩 wa!ひろ&塚元寛一 <4の1>前回からシリーズで、「プログでコラボ♪」をテーマに塚元寛一の写真詩・書詩をご紹介しています。担当は、(いずちゃん休暇のため)カグヤ編集長です。ブログを通じて交流が始まる…それがコラボ詩へと発展する…実にクリエイティブですね☆ご紹介しているのも、そんなコラボです。塚元は、自身のブログ『灯台』で、ブログ友達であるH・ひろやすさんとwa!ひろさんとのコラボ作品を発表しています。その作品を下記のようにご紹介しています。 1.写真詩 (写真:H・ひろやす 詩:塚元寛一) 2.写真詩 (写真:wa!ひろ 詩:塚元寛一) 3.書+詩 (書:wa!ひろ 詩:塚元寛一)尚、コメンテーターには、前回同様、詩人の水月りらさんとパー子!さんをお迎えしています。 塚元寛一さんのブログ 灯台 H・ひろやすさんのブログ 北條宏泰の音楽レビュー大興奮!! wa!ひろさんのブログ 明日を信じて!!Wonderful Life 水月りらさんのブログ つれづれ なるままに * * * wa!ひろさんの「書」の展示が下記で行われます。 2011年2月14日(月)~20日(日) art school 銀座 gallery 「アートスクール2010年度生徒の作品展」 くわしくは wa!ひろさんのブログ * * *今回は、wa!ひろさんの「書」&塚元寛一の詩の4作品のうち、2作品をお届けします。では、作品です♪* * *作品1 南夢も理屈もない――街の灯、ハーッと熱い息を吐き出し、暫く眼を瞑って頭を冷そうとした。が、駄目だ、どうしても疳癪の虫は収まりそうもない人間を信用したまえ!・・・などと、-叱咤してみるが、消えぬ、消えない、すぐにほら、畜生どもの顔を思い出す思い余って、酒の自動販売機で、コップ酒を購うと、積み木をくずすように、がちゃん、と俺は地面に叩きつけて割った。てらてらと光る道路に、大小さまざまの破片黒い建物と建物に挟まれた細い空が、まるで蛍光灯のように望まれた、そして、日本酒の蒸んとするにおい、それで朝、ピンセットでつまむような住民たちの嫌悪よけれど、ーおまえは知らない!・・・その昔、ああ。-その昔・・、痛みだけが罪の精と思ったことがあるが、急性アルコール中毒で病院へと運ばれたあの若者は、上司からの酒を断れなかったのだ。・・・ニートをだらしないと言う者たちが加害者になって虐めている社会よ!悲劇の芝居・・・、仮面の外れた醜い男よ俺の憤激の血潮よ、これから醜い家鴨の子が通るぞ!よいか、通るぞ・・・!そいつに向かって、おまえは石を投げつけろ、投げつけろ、ーおまえがそうしてきたことを恥じぬ限り見えない手錠がおまえにはめられる天使だと悪魔だと! ・・・理想を貫けだとー!徳を讃えろだと・・・!俺は嫌だ、拳を固めてわが胸を叩きながら、卵が一つ割れて、また一つ割れて、燐寸売りの少女のように、雪がひらひらおちて、街燈を過ぎるたびに、またひとつ燃えてぱりん・・、ーごおうツ。ぱりん・・、-ごおうツ卵がまた一つ割れて・・・、また一つ、また一つ割れて 南のための一行詩 ○南の国には夜がないと信じるわれもおり ○南褪せゆく ○北でもなく、東でもなく、西でもなく。作品2 動夢も理屈もない――街の灯、言いたいことをいつからか言わないでおくことを覚えた怒りを買ったから犠牲を最小限にしたいから―――でもそれが生活の権利を奪われた沈黙におもえる・・きょう、この頃です。 とおい夢を見ているとわたしは、厭世家ですか、 それとも、塵埃にまみれた生活の泡ですか生活へと入りこんでゆく、うやうやしくたてまつる知恵がなにか、わたしの心を遠くする、遠くする・・。・・解体されてゆくシルエット、 幽冥の花、前世の俤、飛行機を無視している 、紙飛行機の消極的な愉快さ・・を、飛びます + 冷タイ風ニ晒サレテ 猶モ、はかないながらも、淡いながらも、わたしは越えてゆこうと思う水の中でのみ泳ぎを覚えることができるように + 気配ガツヨク浸ミコンデ 羽搏イテイルノカ、墜落テイルノカふっと・・・、ふっと、みずからに問い掛けているんです あなたが考えていた革命とはどのようなものだったのか ドコカラモ離レテ! ダレカラモ言葉ヲ カケラレナクテ 愛を語り、しかしその愛を騙り、 、わたしは苦痛、わたしは不快見えますか、ほら、見えるでしょ・・・凍てついた紙飛行機が、ちょうちょのように、 その生命を終えたのが いやそれすらも幻覚であったろうか、 心や体の変調に陥り、寂しさから浮気に走り抗い続けたいつまでも切り裂き続けたそして強い志しというのをわたしは見た + その崇高さ、 その浄らかさ アゥアウ、まるであざらし 人の言葉を話せないような、なべて百合にこもる 、可憐さのような、鳴き声ー。泣 き声で、ほんとうのところ明日の夢さえもなく半年後の目標さえもなく冷えし血汐に無盡の燈に―――大いなるいのちに ・・あなたの顔ばかり浮かぶここで野ざらし 枯野をめぐる 動のための顔文字詩 Part 1 フラフラ \(▽ ̄\)~~~~~ のびてますのびてます、 。。。。。。((( ^ ∀^) ♪♪♪ しょうとつ、しょうとつ フラフラ \(▽ ̄\)~~~~~ のびてますのびてます、 。。。。。。((( ^ ∀^) ♪♪♪ しにがみ、しにがみ Part 2 o(@^‐ ^@ )O ワク ワク が 止まらない屋 ( ̄▽ ̄)”\(^-^ )イイコイイコ、ドックフードちゃんと食べるんやで "((_- )( -_))" ちょっと、飼い犬的に、待ってくれますか、考え事したいので イカナイデェェェェ (((/TT)/ (((メーー) いやや、安いもん Part 3 ゞ(+ヘ+)ノ コナイデエ バズーッ ゞ(+ヘ+)ノ コナイデエ バズーッ ゞ(+ヘ+)ノ コナイデエ バズーッ ゞ(+ヘ+)ノ コナイデエ バズーカー砲ッ* * *りらさん、パー子!さん、コメントよろしくお願い致します♪(いずちゃんもかしらね^^)
2011年02月12日
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「ブログでコラボ♪」 写真詩 wa!ひろ&塚元寛一 <3の3>水月りらさんからコメントが届きましたので、ご紹介しますね♪* * * 作品1 素敵なイラストですね^^☆わたしは蝶が大好きなのです。 可憐さを感じました。詩は渇いた感じがしました。 小切手の上の頑丈な壁、よく分からなかったのですが、金銭的なものを感じました。 このイラストに合うのか? 作品2 素敵な作品ですね^^☆ あなたの香りから種がこぼれる、なんて世界が広がりました☆☆☆ 作品3 かわいいイラストです☆大好きですね♪ 詩、ですが、全思想は下剤、の比喩は イラストには不釣合いのような。。。 全思想はまやかしの緩和剤、ぐらいは どうでしょうか? 作品4 おもしろい発想です。らくだと水筒を 結ぶものは何でしょうか? 作品5 かわいいイラストで、ほんわりとした雰囲気を 感じるのですが、タイトル「持論」は硬くないですか? 作品6 面白かったです。良いアイデアでしたね^^☆ 作品7 うーん、よく分からないですが。30万では、納得できない額かな^^ 作品8 二行目が良かったですね☆ 風景はいつも正しい、この論は、さまざまな取り方が ありますね^^ 作品9 イラスト、素敵です☆このようなイラストに詩は難解だと 思いますね。イラストが詩になっていますね。 短い言葉で、すっきりまとめられたと思いました☆♪ 以上、遅くなって、ほんとうに申し訳なかったです(--) りら拝* * *りらさん、お忙しいところ、丁寧な感想を本当にアリガトウございました。次回もヨロシクお願い致します♪
2011年02月06日
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「ブログでコラボ♪」 写真詩 wa!ひろ&塚元寛一 <3の2>いずちゃん 「今回はマドンナの登場ということで、塚元さんも詩の言葉を バーボンから花束に持ち替えちゃったみたいですね~(笑)♪」カグヤ編集長 「華やかな舞踏会への招待みたいな作品だわ~。 いずちゃんもカウガールの真似は止めて、パー子!さんと 舞踏会の裏表までも楽しんでらっしゃい♪」いずちゃん 「舞踏会の裏表?いずちゃんにわかるかなぁ? パー子!さんに教えてもらちゃっお~♪」* * *では、パー子!さんのコメントです♪ ピューン!北風に乗ってやって来ましたパー子です!^^ 皆様お元気ですか?今回は、H.ひろやすさんと大家さん(塚元)さんの マドンナことWa!ひろさんの登場です! パー子も憧れている素敵な女性とのコラボにコメントさせて もらえるなんて嬉しいです! Wa!ひろさん 写真ありがとう。^^ 大家さん たまには、お説教してね! では、コメントです。 作品1 さぁ!みんなで、ちょうちょの曲を歌いましょ! 「ちょうちょ。ちょうちょ。海辺なんぞに集まらん!」 蜜を吸おうと花畑を探したけれど、見つからずあったのは 汚染された空気に素直に反応し干からびた土地だった。 蜜を吸えない蝶は、病んでしまい蛇口の水を飲みに来るようになった。 汚染された土地は、命を与えることが出来ない 壁のようになってしまったと、詩人は言いたかったのかなぁ? ねぇ、パー子!さん、コレが舞踏会の裏っていうこと?詩人は、舞踏会の裏をも言葉で描くということ?(たった1箇所の句読点使い、塚元さん、お見事です~☆ そういえば、つい最近どこぞの現代詩の若いサイトで、 塚元さんの句読点使いの妙技がわからない人がコメントしていましたが、 いずちゃんは、どうしてわからないのかなぁと思うことしきりです。。。) 作品2 Wa!ひろさん綺麗! パー子の好きなアプリコット色の薔薇。 大好きな人を薔薇に譬えたのね。ロマンチックー☆ フォトも詩もね。大人の匂いだね。どんな人なのかな、「大好きな人」って。えっ、妄想じゃないよ~美しい詩的イマジネーション☆ね、パー子!さん♪ 作品3 コラボ詩が、キュビズムしてる!色んなボールを 投げられ痛い目にあったのね。 へへん!^^ バレーボールがない。ぶつけてあげるぅ~。 フォトの力が効いてルッ!避け切れないのは何故? ふ・し・ぎ(笑)(きゃっ、ぶつけないで~パー子!さぁん。。。) 作品4 大家さん、背中に油汗かきかきポエム書き続けたら、 とうとうラクダになちゃった! 東京の街が大変です! みんな、餌あげないでね。 きゃわわ、パー子!さんのイマジネーション、おもしろーい!!!あっ、塚元さん…あの、塚元さんのポエム、面白いです(汗)あっ、wa!ひろさん…あの、wa!ひろさんのフォト、面白いです(汗)というわけで作品の面白味はトリプル効果によるものと知った、いずちゃんでした。 作品5 こら!酔っ払いのサンタクロース! でも、サンタクロースさん流石だね! 酔ってても、ちゃんとお仕事して。 「何か欲しいものはないかね?」と聞くのが、サンタクロースの持論だものね。そうだ、そのとおりだ!あれっ?でも、これって…サンタさんの持論?それとも私達の?(「るんるくるんるん」、流石の擬音です、塚元さん♪) 作品6 あら!シカさん、可愛そう! 奈良公園で寛いでいたのに、東京に運ばれ、毎日、人参を食べさせられ すっかり馬気分に! ツノがついていること忘れちゃったの? ここに連れてきたのは、誰だ? ツラだせ!ハトだせ、カモメだせ!^^ ここのお庭には馬になったシカがいるって聞いてたけど、コレがそうなのね。 作品7 それぞれの立場で好き勝手に言動する者に 棕櫚の木が悲しんでいるみたい! レポーターのガラは???柄 画家は描くまま!(笑) ガラガラポンみたい~面白い技法だね。舞踏会の裏は、悲しき人間模様ってことかなぁ。…うぁぁ、ドレスで木登りするんじゃなかったぁ!!! パー子!さん、助けて~ 作品8 額に収められた風景は変ることは無いが 人の感情は時間が経てば、変ってしまうと言ってるのかな? 切ないね! いずちゃん、どう思う? う~ん、確かに切ないね。。。作品6~8では、塚元さんは色々な技法を試したんだね。マドンナのフォトだけに塚元さん丁寧なのがわかるね。そのせいなのかな、詩がやや抑えられちゃった感じがするかな。あ、マズイ!これを(^◇^)ハトさんに聞かれたら…大福とりあげられちゃうよ~ 作品9 この写真、カッコいいね!Tシャツにプリント したいなぁ~! ポエムがシャウトしてる! ハードロックが聴こえる^^うんうん、文句なしの♪♪♪コラボ!!!この作品ね、wa!ひろさんのコラボ作品フォトアルバムの表紙に、いずちゃん選んだんだよね。H・ひろやすさんの方のフォトアルバムの表紙は、「夜のふしぎ」。(ホームの頁の右上にあるフォトアルバムをクリックして見てね♪)* * *パー子!さん、軽快なコメントありがとうございました!次回もヨロシクお願い致します。
2011年02月01日
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